10月26日 晴れ時々曇り
チャリティーコンペと書道
海外出張から帰って来た翌日、水曜日にてすみれ事務所は定休日。私はというと朝から理事の末席に席を置いているNPO法人、ひょうご安心リフォーム推進委員会主催のチャリティーコンペに主宰者側として参加、夕方からはこのところなかなか時間が取れなかった書道のお稽古に励みました。
チャリティーコンペは大勢の方にご参加頂き、親睦を深めつつ和気藹々とラウンドすると共に、本来の目的のチャリティーもほぼ予定額?を達成することが出来ました。市民向けへのあんしんしてリフォームに取り組んで頂ける様な啓蒙活動と、加盟企業間でのセミナーや勉強会の開催を通して地域に信頼感のあるマーケットの創造に活用させて頂きます。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
身体を動かした後の久しぶりのお習字、精神統一の時間を持てたのはとても良かったですが、ゴルフも書道も絶え間ない練習を積重ねることが上達への道だと改めて痛感、このところ、出張が重なり、お稽古が出来ていなかったツケは少なく無かったです。。
ま、大山真理先生のお陰で、終わり間際にはなんとかカタチになって来たのでヨシとしますが、自習さえもしていなかった自分自身に反省することしきりです。。
一向に上達しないお稽古事。
大山先生にすみれ本社で書道教室を初めて頂き始めたのは確か2010年からですから、もうすぐ6年が経とうとしています。ちなみに、茶道を習い出したのはそのもう少し前、どちらも結構な期間を継続して学ばせて頂いているにしてはあまりの上達の遅さに我ながら、情けないというか腹立たしいというか、やるせない気分になることも少なく無いのですが、私には残念ながら『へうげもの』の古田織部の様に数寄の世界にのめり込める程の情熱も無ければ時間も無く、出来る範囲でボチボチと、やらない、やめてしまいよりは続けた方が良い、程度の心構えなだけに致し方無いのだと思います。
やるならやる!ともう少し精進したいのはヤマヤマですが、まだまだ現役で実業をバリバリこなさなければならない立場でもありますし、やっぱり当分の間はオシゴト優先、お稽古ボチボチで出来る範囲で頑張りたいと思います。。
役割と優先順位。
一日24時間、一年365日は誰もが平等に持っている時間であり、その時間をどのように割り振って使うかでどんな人生になるかが決まります。そしてその配分は自分が背負う役割によって割り振られ、緊急度が高い順番に使わなければなりません。また、緊急度は低くても重要度が高いものは、今、大きく時間を割くことは出来ないとしても地道に継続していくしか無いと思っています。
そんな風に考えると、自分はいくつもの役割を持っており、それぞれに時間配分が違うだけではなく人格も違えば、人への接し方も違う、教える側と教えられる側の様に真反対の性格や立場になったりもします。人は様々な側面を持っているもの(=多重人格)ですが、子供の頃から自分が多重人格の自分に対して、漠然とした負い目の様なものを感じていました。
子供の頃の夢と現実。
ちなみに、私の子供の頃の夢は動物園の飼育係だったらしく、近年になって愛犬チャックに愛猫ニャロ、そして事務所のテラスには名前は付けていませんが鳩の家族と仲良くしているのを見た母が、「そう言えば子供の頃動物園で働くって言うとったなー」と教えてくれました。私はすっかり忘れておりましたが、、
実際に動物付きの心の優しい子供だったことは憶えていますし、それは今も尚変わっていないと思っています。しかし、中学生の頃からはいわゆる不良というレッテルを貼られる少年でしたし、大工から起業した頃は強面の職人経営者であり、どこから見てもそんな優しい人に見られることは在りませんでした。(苦笑)
しかし、自分の中ではその両方が並立していましたし、どっちの自分が本当の自分かと考えたとき、どちらも違和感無く自分自身だったのです。なので、「私は多重人格です。」とよくカミングアウトしましたし、その度にジキルとハイドやビリー・ミリガンの様な得体の知れないヤツ?と訝しがられることも少なく在りませんでした。
分人主義のススメ。
先日、TEDxKyotoに参加した際、会場で販売していた一冊の本が目に止まりました。
表題を見て、なにかピン!と来るものがあり、中身を見もせずに即購入、出張のフライト中に一気に読了したところ、上述の私の多重人格者である原体験を「そんなもん」と論理的にかつ分かりやすく解説してくれておりました。小説家のエッセイは殆ど読むことが無いのですが、この書籍は非常にいい本でした。
そこに書かれていたのは、個人は多面性を持っており、対人関係によってそれぞれの性格が現れ、もっと細分化することが出来る。その人格ごとに小割りにした単位を『分人』とし、個人とは分人の集合体である。とのことでした。大いに共感するというか、その通り!と思わずつぶやいてしまうくらい。(笑)
その一部を引用すると、
個人 individual は、他者との関係においては、分割可能 dividual である。逆説的に聞こえるかもしれないが、それが、論理学より発展した、この単語の意味である。
そして、分人 dividual は、他者との関係においては、むしろ分割不可能 individual である。もっと強い言葉で言い換えよう。個人は、人間を個々に分断する単位であり、個人主義はその思想である。分人は、人間を個々に分断させない単位であり、分人主義はその思想である。それは、個人を人種や国籍といった、より大きな単位によって粗雑に統合するのとは逆に、単位を小さくすることによって、きめ細やかな繋がりを発見させる思想である。(p164~165)
根本的問題解決の糸口。
私にしてみれば多重人格肯定論というか、人間社会のコミュニケーションの問題を解き明かすヒントになる思想であり、これまでぼんやりと理解していたことが鮮明になる解説書でした。
アドラーは『人間の抱える全ての問題は対人関係にある。』と断じましたが、その対人関係の問題を解決するにはアタリマエですが、それぞれの人に対して全く違うアプローチが必要になります。
なんとなく〜の風潮で一人の個人が持つ人格は1つであるべき論がこの世には蔓延している様に思っていた私としては、アドラーの命題に対する解決策はその風潮というか常識を消し去り、人の人格の多面性、多様性を肯定することから始めるべきだと思っていましたし、これまでも自分の中ではハッキリと意識して多重の人格を使い分けてきました。
ただ、「多重人格になりな、」とはなかなか人に勧めにくく、これまでの私の経験則から言うとそんな事をススメてもおかしな顔をされるのがオチかな、と感じておりました。
しかし、この本を読めば、子供の頃から持ち続けて来た私の感覚が結構ふつーだったと納得してもらえる様に思えます。
そんなこんなで、是非ご一読を強くおススメします!
アドラー本を読んで、「じゃ、実際どうすんねん!」という疑問をお持ちの方は特に、ご一読下さいませ。(笑)
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■神戸ハーバーランドモザイクにある『ひょうご木づかい王国学校』は兵庫県と県木連、地域の工務店が集まって森の活性化、住まいづくりに関する情報発信の拠点となって活動を行っています。
10月22日は住まい・暮らしをもっと楽しく♪住まいの基礎知識①です。
住宅の健康維持費用は、建築やリフォームの計画段階から
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