鳥貴族とライフスタイルマーケティング。

1月22日 晴れ 

 

最強寒波襲来の余波

週末に最強の寒波が襲来するとのことで、楽しみにしていた日曜日のツーリングイベントが中止されるとの一報がありました。
寒いのは得意じゃないけど、寒い中でのスポーツは好きな方な私としては、非常に微妙なところ、寒いのは嫌やなー、と思いつつも逆に燃えてたりなんかして。(笑)
残念なようなほっとしたような。。。
ま、来月には今シーズン唯一のフルマラソン出場の北九州マラソンが近づいていることもあり、日曜日の自転車は諦めてコツコツと自分の足で走ってトレーニングを積みたいと思います。

 

鳥貴族の快進撃のニュース

話は変わって、、昨日、ネットのニュースで株式公開後、破竹の勢いで出店を重ねられている鳥貴族の大倉社長のインタビュー記事を見かけました。
飲食店の工事を非常に多く手がけている上に、自社でも飲食店を経営している私としては飲食店業界の動向にも非常に興味があります。
全品280円、客単価3,000円以下という低価格帯で営業をされているにもかかわらず、業績を伸ばし続ける同社には以前から興味があり、知り合いの成内さんの結婚式で大倉社長とお会いしたときには直接、挨拶をさせていただきました。焼き鳥屋の社長と言うよりは、学者のような佇まいの上場企業の社長というのがその時の印象です。

 

 

鳥貴族のライバルはコンビニエンスストア

上場されているのですから当然だと思いますが、しっかりした経営戦略や将来の展望をお持ちなんだろうと思いましたが、ご挨拶をさせて頂いた際はもちろんそんなお話を聞く時間もなく、娘が関ジャニの大ファンなんです、と言った程度でした。(笑)
いつか機会があれば伺ってみたいと思っていたところ、偶然そんな記事を見つけて喜んで読みこんでしまいました。
大倉社長曰く、単価が低ければ低いほど顧客層は大きくなる、そのボトムのマーケットでの勝負に勝てば成長戦略が見えてくるとのことです。国内1000店舗の展開を標榜する同社が、社内競合する事無く成り立つ筈と例としてあげられたのは、飽和状態になったと言われてから久しいにもかかわらず、まだ増殖を続けているコンビニエンスストアです。一般的に考えられているよりもずっと大きなマーケットがそこ(ボトム)にあるとの論拠でした。
売上=顧客数×単価×購買頻度の方程式から鑑みると、顧客数と購買頻度に焦点を当て、そこに注力するという非常にわかりやすくシンプルな経営計画、展望だと思いました。
また、ボトムでの争いは飲食店との競合ではなく、コンビニエンスストアや持ち帰り弁当との勝負であるとして、低価格ながらも満足感を感じられるようなサービスや商品の開発に現在も余念がないとのことでした。

 

 

必要なのはライフスタイルマーケティング

ライフスタイルマーケティングの考え方からすると、ハーレーダビッドソンの競合相手はスズキやホンダなどのバイクメーカーではなく、ブランド品の服であったり、高級腕時計であったり、ミシュランの星を取ったレストランであったり、注文住宅であったりする。と聞いたことがありますが、まさにその逆バリのボトムラインでのライフスタイルマーケティングなのだと理解した次第です。なるほどなぁと妙に納得して自らのビジネスを振り返ってみて、私たちの競合相手はいったい何か?と考えを巡らしてみました。

果たして同じ住宅業界の中の小さな枠の中での争いに巻き込まれていないか、顧客のライフスタイルに焦点を合わせたの価値を提供できているか、を考えて見たところ、例えば新築住宅の商談の際に、私が比べてくださいとクライアントに行っているのは、銀行の金利であったり、光熱費であったり、医療にかかる費用であったりと競合として認知しているのは確かに暮らしの中のコストです。

 

 

提供すべきは、モノからコトへ。

10年前に富士山麓の研修所で故水口健二先生に叩き込まれた「モノからコトへ」「プロダクツからソリューションへ」とライフスタイルに焦点を合わせたマーケティングを構築しなさいという理論が10年という長い年月を経て血となり肉となり徐々に私たちのビジネスにも身に付いてきているのかな、なんて思いました。鳥貴族の大倉社長の記事を読んでライフスタイルマーケティングの考え方を再考する機会を頂けました。
それは付加価値の高い、高額な商品を扱う業態だけではなく、あらゆる業態、商圏でも顧客へ渡すバリューをしっかりと見つめる事で価値を認めてもらうコトが出来る可能性を示唆してくれるものだと。

良い機会を頂けましたし、すみれ飲食部の店長と一緒によーく考えてみたいと思います。(笑)

日常の中にある未来へ続く細長いトンネル。

10月1日 晴れ

お朔日。

新しい月の始まりにのっけからすみれ事務所は定休日と言う事で少しリズムが狂いましたが、今日も一応、いつものように近所の総社にお参りだけは行きました。

 

気付けばもう10月、今年もあと四半期を残すのみ。

本当に月日が過ぎ去るのは早いものです。

昨日と今日はたいして変わらないのに、ふと振り返るとあっという間に1年が過ぎ去り、その繰り返しを少し重ねると3年5年という年月も矢のごとく過ぎて行きます。

 

昨日開催した職人企業塾の補講のセミナーでもその時間の流れに関連する話もしていました。

 

昨日行なったセミナーのテーマは、『在り方がマーケティングの出発点』というもので、

1.まず自分の人生を自分でコントロールする意識を持つこと、その意識を行動に結びつけること。

2.自分の人生をどこに持っていきたいかという着地点をしっかりと見定めること。

3.目的地に向かって、緊急ではない重要なことに行動を習慣に落とし込んで継続する事。

の3つのステップを踏まえてその説明をしました。

職人の為のマーケティング基礎講座第 一回目
職人の為のマーケティング基礎講座第 一回目

忙しい日常を過ごしながらも、この先の自分の人生をよりよくコントロールするには、今、できる範囲の事で(何十年も先の)自分の人生の着地点(目的)を目指して精一杯やるしかないわけで、小さなことからコツコツと地道に積み上げていくしかありません。

自分が出来る範囲、(思考を現実化出来る範囲)の影響の輪を広げて行く事で、目的に近づいて行けるのですが、実は、そこ(手に入れたい未来)に行ける直通トンネルが意外に身近なところにあるのです。

そのトンネルの入口とは、

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