真っ白な河川敷を(愛犬)チャックと走り回ったあと、そのままの勢いで事務所を飛び出しました。
今日も良く走り回りました。
まずは新規事業をお考えのクライアントと出店計画のコンセプトとマーケティング戦略のご相談。
店舗の内外装工事の費用の話はそっちのけで、これからのビジョンや事業展開の目的について話は盛り上がりました。
ま、私たちにとってはお店のハコを作る事に価値は無く、そこでクライアントが如何に実現したいご商売を出来るようになるかが重要と思っているので、具体的な話よりもこの前段階のお話がとても重要だと思っています。
そして、(所詮建築屋のオヤジである)私にこんな事までご相談頂ける事を本当に嬉しく思います。
昼からは電車に飛び乗り着工の計画も煮詰まって来たお店の設備計画の最終のチェック。
店舗の計画において、お店の工事はデザインや雰囲気も大変重要ですが、実際のサービスの根幹であるオペレーションに問題が無いかが実はもっと重要だと思っています。
飲食店は厨房が命ということで、怪しいところはキッチリと調査をして着工の前にはっきりとさせておくのが私たちの仕事です。
あくまで、お店を作るのではなく繁盛するお店を作るのがミッションですので、(笑)
その後は少し前からご相談頂いているメンテナンスの調査に行ったり、梅田の近くで着工中の現場にて打ち合わせをしたりと、まるっきり店舗工事屋さんな一日となりました。
かたまるときはかたまるものですねー。
ま、自分の中で切り替えをせずに同じモードで仕事ができるので良かったのですが、、
夕方からは毎月の習慣としてすっかり定着した月に一度の勉強会、『理念と経営』を考える勉強会に参加とうことで、今日もまるっきり事務所に居ない一日となりました。
(住宅ローンの借り換えのシュミレーションなど、)私の作る書類をお待ちの皆様、申し訳ありませんがもう少しだけお待ちくださいませ、、(汗、)
お題目は夕方から参加したその勉強会での設問について。
勉強会の冠が『理念と経営の会』ということで、そこの設問として問われる内容はなかなか鋭く厳しいものが多く、毎回心の奥底に刃物を突きつけられる様な思いをします。(苦笑)
今日の内容で一番ドキッとさせられたのは、
「結果を残すチームづくりの ために、あなたが心掛けているリーダーシップの要諦は何ですか?」
という質問でした。
私は現場叩き上げの大工上がりですので、リーダーシップの要諦なんか簡単な事で、起業してからの15年くらい、常にブレずに一つの事に拘って来ました。
それは、
『率先垂範』
です。
(超)乱暴に言うと、自分がスタッフの誰よりも(仕事を)やっていることを見てもらう事で、スタッフに無理難題をきけ、という事です。
そこには、(自分もこれくらいやってるねんから、)スタッフは私が指示した事くらい出来てアタリマエという驕った考え方が根底にあるのだと思います。
客観的に見ると、ずいぶん偏ったおかしな考え方ではあるのですが、長い間なんの疑問もなくそのおかしな価値観を固持したままやってきました。
で、今日改めてそんな問いを向けられて、ん、と考え込んでしまいました。
冷静に考えるとずいぶんおかしなリーダーシップ論です。
『要諦』という事ですから、もう一度良く考えてみようと最近の自分を振り返ったところ、心がけている事として思いついたのは、スタッフに対して素直に『ありがとう』と言おうと(努力している)事でした。
少し前からスタッフに対して、そもそも、仕事なんだからやってもらわないと困るし、指示した事をやってくれてアタリマエ、出来なければあかんやろ、と怒るような態度で接して来た事に対して反省して、最近になって『ありがとう』という感謝の心を持ち、それを言葉(や文章で)を伝えるように(今更ながら)気をつけている事を思い出しました。
人は人、機械でもなければ家畜でもない、自分が頼んだ事に対して応えてくれたら『ありがとう』と言ってアタリマエですが、そんな事さえ長い間ロクに出来ていない自分がいたのです。
決して感謝していない訳ではなく、いつも真面目に、一生懸命働いてくれるスタッフに対してあり難い、と思っているのにも拘らず、それを伝える事をずいぶん長い間怠って来ましたし、出来ませんでした。
(恥ずかしながら)少し前にそんな事に気付き、これはまずい、と考え直して、やっとこさ重たい腰を上げてというか重たい口を開いて『ありがとう』と伝えるように心がけ(るようにし)ていたのです。
ずいぶん長い間、申し訳ない事をして来たと反省しておりましたが、でもそんな事は気恥ずかしくて今更言えなくて、最近にになって機会があるごとに、そーっと『ありがとう』を伝えるようになっていたという訳です。
この歳(40代後半、涙、)になるまでそんな事に気付かないなんて我ながらずいぶん情けない話ではありますが、、
勉強会でそんな話をしていましたら、メンバーのお一人に
「そんな事に気付いたきっかけは何があったの?」
と聞かれ、改めて思い返してみれば(きっかけはいろいろありますが、)一番は毎朝振り返る13の徳目のチェックではないかと思いました。
13個のチェック項目の一番最後にあるのが『感謝』のチェックで、その後に今日のありがとうという欄に毎日感謝する事を書き続けている効果ではないのかと、
やはり、習慣化の力は凄いのだ、と改めて『習慣が人生を変える』と言われる所以なのだと実感した次第です。
なんのカミングアウトやねん、というツッコミも聞こえて来そうですが、これからも素直に『ありがとう』と口にする事を心がけていきますので、スタッフの皆様宜しくお願いします。(笑)
と、言いつつもイマイチなところもまだまだ沢山ありますが、元来コミニケーションべたなモノですので、その辺り鑑みてご容赦下さいませ、、(汗)
深謝。
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投稿者 高橋 剛志投稿日: カテゴリー 未分類
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今日は大寒。
暦の上では寒さが一番厳しくなる頃、となってますが太陽が顔を出してくれていたお陰もあり、そんなに寒い一日ではありませんでした。
年明けから週末はセミナーイベントがあったり、上棟祭があったり、風邪を引いてしまっていたりと、すっかりいつものリズムを崩してしまい、週に一度の刃を研ぐ習慣であるランニングうおーきんぐに行けておりませんでしたが、今日はやっといつものリズムに戻れたという事で午前中はお休みを頂き12km程のランニングにいつもの国宝太山寺まで出掛けました。
大寒を七十二候に分けると、
初候:款冬華(ふきのはな さく)
次候:水沢腹堅(さわみず こおりつめる)
末候:鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく)
となり、寒いながらも蕗の薹の花がさく、となっており小さな春の息吹を見つける季節に差しかかったのかもしれません。
(Wikipediaより拝借、)
考えてみれば大寒の後は立春!
実際の寒さはこれから本番を迎えますが、寒いながらも命の芽生えを感じる事の出来るいい季節に向かいます。
川沿いの街路樹の辛夷はそろそろと冬芽を膨らましておりました。
辛いように思う寒い中を走るのもこんな季節の移り変わりにすこし目をやるだけで結構楽しく走れたりします。
豊かな自然の中に暮らしているのだと、感謝することしきりです。
この恵まれた環境の大きな要因に街の真ん中を川が流れているというコトがあります。
河川敷があるお陰で、鷺や鴨、雲雀やセキレイなどの鳥達が集まり、鯉が悠々と泳ぎ天気のいい日はハヤが水面を光らせながら踊ります。
春は桜が咲き誇り、夏はケヤキが木陰を作り涼ませてくれます。
毎日ワンコと散歩する事もあり、毎日その表情の移り変わりを楽しませてもらっているといったところです。
本当に川があるって素晴らしい、と思いながら今日も河川敷を調子良く走っていた訳ですが、
途中から風景はガラッと変わってこんなことに、
伊川を愛する会の『伊川を美しく』という看板の真ん前でなんと川は無くなっておりました。
見慣れたはずの毎年恒例の護岸工事ではありますが、ここまで徹底的に川を堰き止めているのは珍しく、完全に川は途切れてしまっておりました。
それを見て、なにかしらやるせない気分になりました。
ちなみに、2009年にも同じようなブログを書いているのですが、その時の記事はこれ、
*****ここから以前の記事の転載です*****
明石川は昭和20年の阿久根台風の時に決壊して、3万人の被災者を出したことがあり、
その後の昭和28年から中小河川改修事業に、そして昭和51年からは「工事基本実施計画」を策定し、築堤と、河道の拡幅などの整備に本格的に進めてきた。 とのこと、、
そんなこんなで伊川は昭和28年から今現在の工事まで、継続して行なわれてきた模様です。気が遠くなるような長い計画で、こんな小さな川の相手をしているのだな、とも思いましたが、まてよ、と、気付いたのは、、伊川の工事の趣旨はこの計画書によると、上流の流量不足による河道の拡幅が目的となっています。それならば、前にも、一回やってます。一度は護岸工事はやってます、というのは、今掘り返しているところは、すでに法面がコンクリートの堤防になっていたのです。
まさか!半世紀以上前の計画を継承して、計画ありきの事業を進めているのではないでしょうな、
*****転載ここまで*****
なーんて書いてました。
要するに、延々と護岸工事はやり続けられ、その為に市民の税金が使われ続けていることにどうなのか?と疑問を呈している訳ですが、今日はそんな事よりこの川に住まう動植物達のスミカをここまで徹底的に殲滅することに非常に違和感を覚えた次第です。
3年程前にこの河川工事を見て感じていた事は、(建築屋としての目線から)理由や計画、リスク評価など工事に対する内容の是非に焦点がいっていましたが、今思うのは、そもそも川を堰き止め、底を掘り返して一切の動植物を居場所を奪ってしまう事への怒りです。
川に慣れ親しみ、四季を過ごして行く中ですっかり川の住人と同じ目線になってしまったようなのです。
思い出したのは映画『アバター』のラストシーン。
何年も前に映画館で見たときよりも、先日TVの再放映で見た方が感情移入が激しかった訳が判ったような気がしました。
自然と共に生きる。
そんな価値観に移っていくのは歳のせいなのか、それとも本質的なものの見方に成長しているのか、良く分かりませんが、明日もそう言えばそんな勉強に丹波の里まで行くことになっています。
本当に大事な事、沢山あると思いますが一つずつ見極めて行きたいと思います。
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全ての人に快適な住環境を提供したい! 私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念に掲げ、
3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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すっかり遅くなってしまった昨夜の余韻も若干引きずりながら、今日も一日神戸の街中を駆け回りました。
夜は幼馴染みの経営者と、最近起業して勢い良く事業をされている後輩的知り合いの社長とで(珍しく)仕事が絡まない飲みということで少し早めに切り上げようと急いでおりました。
最後の訪問先は長田の町工場。
あの菅原市場の近くです。
長田のクライアント先での仕事を終えて空を見上げると、ちょうど陽が沈みかけておりました。
そう言えば、と思い出したのが以前ボランティアでご一緒した方から今朝fbで来たメッセージ。
「夕方5時半くらいに長田の追悼集会に行くのですが、一緒にどうですか?」
と、誘って下さっていたのでした。
少し時間が遅れたので、ご一緒は出来ませんでしたが、何とか黙祷の時間には間に合うことが出来ました。
新長田の駅前では沢山の人がろうそくに灯をともし、手を合わせておられました。
今朝もいつもと何ら変わらない朝が来て、いつも通りに一日が過ぎていきました。
毎年感じていた胸騒ぎのような感覚もいつしか感じる事も無くなって、1.17はただの365日の中の一日にすっかり溶け込んでしまってます。
しかし、この平和で安穏な日常はいつ急に無くなっても不思議な事ではなく、世界がひっくり返るような事が起こったりするのです。
18年前の今日に教わった事はそんな事だったと思います。
心配していてもしょうがない。
私たちは常に今出来ることを一生懸命するだけしか出来ないから。
1通のメールが下さったご縁は、アタリマエの日常をアタリマエに享受出来るだけで幸せだという事に感謝する心を忘れてはならないと思い返す時間となりました。
ご縁に心から感謝します。
深謝。
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投稿者 高橋 剛志投稿日: カテゴリー 未分類
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どんよりと曇った空。
そして激しい雨が明け方から降り続きました。
世間様では3連休の最終日にして成人の日。
先週1週間まるまる続いた晴天のお陰で乾燥し切った空気を潤してくれる恵みの雨には間違いないのですが、それにしても晴れ着を来た成人の人たちは大変だったと思います。
しかし、人生の晴れ舞台に天の恵みが降り注いだということで前向きに捉え、これから始まる新しいステージで活躍される糧にしてもらえればと思います。
以前、家族で映画を見に行っていたく感動した『アバター』が昨夜TVで放映されていました。
見るのは2度目であるにも拘らず相変わらず、涙があふれて止まらない名作で世界興行収入歴代1位というのも納得でした。
そのラストシーンで主人公が、
「命は二度生まれるという、そしてオレも今日二度目の誕生日を迎えるんだ。」
という台詞がありましたが、成人式というのも本来は、二度目の誕生日というような意味を含んでいるよなー、なんて思いながらニュースで流れる各地の成人式の様子を見ていました。
私が中学生の頃にオヤジに、
「昔は15歳で元服を迎え、完全に大人への仲間入りをしたもんだ、お前ももう大人の歳になったんやから、全て自分で責任とって思うように生きていけ。」
と、言われた事を思い出しながら・・・。
私は15歳で大人の自覚を持つには至りませんでしたが、新成人の皆さんにはこの国の将来を担っていく最も若くエネルギーのある大人として自覚を持って自分に、そして社会に向き合ってもらいたいと思います。
3連休とは関係ありませんが、昼からはお休みを頂いていました。
アクティブ・ブレイン・セミナーのナカジュン講師が開催しておられる記憶術系のセミナーへの参加です。
~人の名前を覚えたい!そんなあなたに~『名前覚えセミナー』
というもので、以前に記憶術の技術を学んだ事がある私としては記憶する為の基本的な方法論は知っていたのですが、実際に実践して使うには訓練が足らないという事で参加してみました。
記憶術というのは普段使わない脳をフルに使って覚えることでして、長時間集中してやってみると脳みそが痛くなる程です。
実際の生活の中でそこまで脳みそを使う事はないので、単なる名前を覚えるというスキルの習得よりも、脳のリアルトレーニングという一面もあり楽しく参加させて頂きました。
冒頭、講師のナカジュン女史が黒板に書いてくれたのは
記憶力を飛躍的に上げる六つのコツ。
その5番目に書いてあったのが、
『反復が記憶の母』
ということで、久しぶりにセミナーに参加して改めてその通りだと思った次第です。
今日をきっかけにして、明日から脳を鍛える習慣も取り入れてみようと思います。
人間は環境の生き物、と言われますが、このように定期的にセミナーの受講を奨めてもらえる環境にあることに感謝しつつ、学んだ事を実践して習慣にまで昇華させたいと思いました。
講師のナカジュンには本当にお世話になりっぱなしです。
ありがとうございました。
深謝。
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私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念に掲げ、
3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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今朝も神戸の空はきれいに晴れ渡りました。
しかも、いつもよりも少し暖かく、霜も降りていないということで、病み上がりには優しいお散歩になりました。
散歩を終えて朝礼を済ませたら今日も弾丸の様に出て行きました。
名古屋で2件、大阪で2件の物件調査と1件のメンテナンスのご相談。
新幹線のお陰で時空を超えて走り回りましたよ。(笑)
明日は福山の現場で上棟祭に参加ということで、何処にもいる様で何処にも居ない日が続きます。。
さて、お題目は本日あっちこっちの物件を見て回った中で感じた事。
最近の飲食店の出店計画のトレンドは居抜き物件の再利用です。
歯に衣着せぬ物言いで有名なロードサイドハイエナさんなどはその最たる例ですが、スケルトンから作り上げるよりも既存の店舗をなんとかうまく利用して営業出来ないか?ということで、初期投資を圧縮して出店をかけていこうというのが全体的な流れです。
それについては私も大賛成です。
ただ、既存の内装などをそのまま使うのは微妙やなー、とおもうこともありまして、それは細部の納まりがキッチリと納まっていない素人さんがやったな、と分かる物件です。
気にしなければ気にならないようなことですが、どうも全体が雑多に感じてしまうとでも言うのでしょうか、、
逆に考えるとプロだからこそ、細部に神が宿る仕事を私たちは求められているのかも知れません。
そんな事を感じた物件調査祭りでした。
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