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株式会社四方継

【つむぎ建築舎　アシスタント大募集！】

新会社への事業移行に伴い、業務の精度を高めるべく建築設計業務のアシスタントを2名募集しております。業務内容はjwCAD、Walk in homeを使っての建築設計補助、データ入力作業、プレゼンテーションの作成などです。ご質問、問い合わせはこちら
＃神戸市求人　＃工務店　＃設計士　＃インテリアコーディネーター　＃人材募集

【勤務地】　　神戸市西区池上３丁目６ー７　つむぎ建築舎オフィス
【勤務時間】　出勤日数と共に自由。あなたが決めてください。自宅等でのテレワークも可。
【給与・待遇】時給1000円〜1500円、経験スキル等勘案の上優遇します。
【応募資格】　1級、2級建築士もしくはインテリアコーディネーターの資格要。
【その他】　　社員登用制度あり、木の香りに包まれたオフィスです。

VISONではなく「盡人事而待天命」

令和2年4月15日　晴れ

今日の神戸はようやく天気が回復し、春らしい暖かい日差しが戻ってきました。毎日コロナ、コロナと、底も出口も見えない暗い話題ばかりですが、季節は本格的に春、気候もだんだん良くなってきたし、せめて気持ちだけは明るく持っていようと思えるような天気でした。

VUCA化は予測不能

今日は月に1度お願いしているビジネスコーチとのコーチングのセッションをしてもらいました。コーチ、またはコーチングと言うのは、馬車を操る御者のロゴでわかる通り、基本的に未来の目標に向かって導き連れて行くための対話だと言われますが、全く先行きが見えず、未来の予想が立たない時代に本格的に突入したのを実感している昨今、コーチとのやりとりもこれまでとは少し違う雰囲気になってきました。平成から令和に改元される前に、これからはVUCA化(不安定、不透明、曖昧、複雑)がメガトレンドになると言われておりましたし、私自身もセミナーや研修で繰り返し口にしておりましたが、まさかここまで世界を巻き込む未曾有の大災害が起こり、先の見通しが見えなくなるとは思いませんでした。そんな中、未来を予測して計画を立てることに非常に違和感を感じています。

選択基準の根幹が揺らぐ

世界中を巻き込んでの大災害となったこのたびの新型コロナウィルスの感染蔓延により、今までの価値観が真逆にひっくり返るような変化にさらされています。私たちは日々、平時ではあまり行うことのない様な厳しい選択を迫られることが増えました。起業してからこれまでの20数年間、常々私が意識してきたのは、何らかの選択をする際に、それは未来につながる選択であるか、未来を叩き潰す行動にならないかを自分自身に問いかけて、目先の損得だけに囚われる選択を排除することでしたが、1年先がどうなっているのかさえわからない不安定で不透明な今の時代、選択基準の根幹が揺らいでしまっているように感じています。

経済成長至上主義の崩壊

最近とみによく引用される言葉に、ダーウィンの進化論に書かれていた内容を紐解いた「生物の進化の過程において、生き残ってきたのは強者でもなく、賢いものでもなく変化に適応し順応した者が生き残ってきた」がというものがあります。コロナウィルスだけではなく、気候変動や日本における人口減少、圧倒的なAIやITテクノロジーの進化など、これまで人類が経験したことがない変化が次々と(既に)起こっていることを考えると、いかに変化に順応しやすい体制を整えるかに、この先の生き残りはかかっていると思います。そう考えると、これまで経済成長率を指標とし、資本主義経済の原理で成長し続けることが是とされてきたフロンティア・スピリットから脈々と続いてきた欧米的価値観は、巨大化しすぎて絶滅した恐竜への道と同じ様にも感じられます。今後はネズミのように小さな体で厳しい環境に耐えられる事業モデルこそがメガトレンドに合っているのではないかと思うのです。

出所：National Centers for Environmental Information(NOAA)

成長拡大ではなく自立循環

仮に、世界の経済成長を支えてきたこれまでの資本主義自体がこれからの世の中に適していないとするならば、私たちはこれまで培ってきた考え方や知識、価値観の全てを大きく転換する必要があります。経済活動が悪だと罵られる昨今、今までと反対の選択、逆の行動を取るべきなのかもしれません。しかし、だからといって今日から突然大きな転換をしたところで、世の中にすんなり受け入れられるわけもなく、その塩梅が非常に難しいことになっています。ただ、私たちは昨年1年間かけて今までの建築請負業と言うビジネスモデルを刷新し、地域サービスの事業所として生まれ変わるなど、時代の大きな変化を迎える準備をしてきました。成長拡大志向をやめて社員大工による自社施工に舵を切り、自立循環型のビジネスモデルを目指し始めてからかれこれ15年が経とうとする今、確固たるロジックがあったわけではなく、なんとなくの感覚で進んできた道が間違っていなかったのでないかと思い始めています。

VISONではなく在り方

全く先の見通しがつかない今の世の中、闇雲に未来を予測して計画を立てたところであまり意味があるとは思えません。だからといって先のことに目を伏せて刹那に生きれば良いかというともちろんそんな事はないと思います。では、この混迷の時代に私たちはどのようにすればいいかと考えたとき、唯一残された方法は中国の儒家、胡寅が「人事を尽くして天命を待つ」と言われたように、あらゆる変化に対応できるように現在の状態を整えておくことしかないと思うのです。今まで通りの考え方や価値観のままでは乗り切れないことが明らかで、だからといって急にこれまでを全否定して真逆の選択をするには無理があります。結局、どちらでも無い、どちらにも振りすぎない、神の道と言われる中道、中庸精神を学び、絶妙のバランス感覚を持って新しい時代に向き合わなければならないのではと考えています。古代から2000年を超えて受け継がれている孔子の教えでは中道・中庸こそが神の道と言われています。歴史は繰り返す。今一度真剣に古典を学び直す事がVISONでは無く在り方を整える最も有効な手段では無いかと思うのです。実は今年になってから毎日私は論語の素読を続けてきておりまして、今、大学、中庸へと進めようと思っています。一緒に学ぼうと思われる方、ZOOM素読会を企画しますので、気軽に門を叩いてください。

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迫り来る脅威と今、取るべき行動。

令和2年4月13日雨

花冷え。

昨日の日曜日、1日中降り続いた雨は今日も止むことなく鉛色の雲が頭上に低く立ち込める暗く寒い1日になりました、いわゆる花冷えと言うのでしょう。今日はしばらく入院してお休みしていたスタッフが復帰してくることになり、回復してよかったねとスタッフ全員がお祝いムードになりつつも、新型コロナへの感染リスクが高まる中、術後で体調が万全じゃない彼女にコロナウィルスがもし感染するようなことがあればまずいので、最新の注意を払わなければ。と言う意識が言下に働いていたように感じました。それは私も同じで、せっかく久しぶりに出社できるようになったスタッフと極力接触を避けると言うおかしなことになっています。

身近に迫る脅威。

日本ではいまだに新型コロナの感染拡大が続いており、メディアから流される情報を見ていると日々刻々と状況がひどくなっていくように感じられます。神戸では人口比に対する感染者数はまだまだ少ないと認識してはおりますが、私たちの事業所の所轄である神戸西警察署の所長と副所長の感染が公表されたり、神戸西地区の基幹病院である西市民病院で院内感染が見つかったり、すぐ近所にある免許書更新センターが閉鎖されたりと、今まで他人事だったこの新型コロナウィルスの感染症は随分と身近な脅威になってきました。術後上がりのスタッフが出社してきて私が思ったのは、もし自分が保菌者であったとしても、接点を持った人に感染させない位十分に注意を払う事が必要だということです。

目に見えない恐怖。

感染症の最もヤバイところは、感染してから発症するまで潜伏期間があり、自分では自覚がないまま周りの人にうつしてしまう可能性を誰もが持っているという事です。今日、とある人とやりとりをしている中で、先日コロナでお亡くなりになった某お笑いタレントがコロナ発症前に自粛ムードでみんな大変だろうと、全国の馴染みの店を応援に行脚して派手にお金を使って回っていたという話を聞きました。熊本では馬刺し店の夫婦がコロナに感染、以前から可愛がっていた風俗嬢も感染してしまった、という話を聞いてゾッとしました。私としては営業自粛を求められていない業種のお店は閉めるに閉められず、細々と営業せざるを得ない訳で、そこには出来るだけ行ってあげた方がいいと思うのですが、もし自分が発症していないだけで、感染していたらかえって迷惑になってしまいます。

パンデミックの本当の怖さ。

自分の事はさておき、自分の軽率な行動で周りに感染を広げる様なことがあってはならない、だから家でじっとしておこう、というのがStay Homeを多くの人が口にされ、行動されている基本的な考え方だと思いますが、PCR検査で計測している感染者数が減少に転じるくらいで感染リスクがなくなる訳ではありませんし、きっとコロナウイルスはこれから地球上にずっと存在し続けるでしょう。今の感染拡大が続く中、家でじっとしていることはきっと正しい事だと思いますが、日本国民全員が引きこもり、思考停止してしまうのはもっと危うさを感じます。この様な感染症に対して過敏になってしまう事、そして疑心暗鬼に陥ることこそがパンデミックの本当の恐ろしさではないかと思うのです。ちなみに、インフルエンザの一種であるスペイン風邪は5000万〜1億人が感染したらしいですが、今はもうインフルエンザはパンデミックと言われる事はありません。パンデミックという言葉自体が感染による命のリスクとは別の恐怖を内包している様に感じます。

感染していると仮定した行動。

そんなことを思いながら、今日はスタッフと協力業者さん全員が参加している現場管理のクラウドシステムのお知らせ欄に改めて緊急事態宣言下の行動について注意喚起とお願いを発信しました。私が一番伝えたいのは、もし自分が２週間後に感染が確認されたとしても、誰にも伝染していないと言い切れる行動を取ってもらいたいということです。とても難しいことだとは思いますが、それくらいの意識を持って行動してもらいたいと思うし、自分自身への自戒とした次第です。以下に転載しておきます。

新型コロナウィルス感染症拡大防止対策　

2020.4.13

神戸市ではまだ（表面的には）感染者は少ないとはいえ、新型コロナウイルスの感染がかなり身近に迫ってきています。今は通常に近い形で業務を続けておりますが、一人でも感染者が出ると、全員が自宅待機になり業務停止になりかねません。厄介なのは感染症には潜伏期間があり、発症した時にはすでに周りの多くの人に感染させている可能性がある事です。現時点で、もし感染していたとしても、周囲の人にうつすことは無いと言えるくらいの予防、対策を講じて頂くようにお願いします。
・出勤時・外出から戻った際の手洗い・消毒を徹底すること。

・37.5度以上の発熱のある場合は出社しないこと。体調に不安がある場合は療養を優先すること。
・お客様に対し、弊社へのご来社の際のマスクの着用(ご用意が可能な限り)および手先の消毒にご協力いただくこと。また、37.5度以上の発熱の症状・咳の症状のある方はご来社を控えてもらってください。

・お客様との、お打ち合わせ時および接見時は必ずマスクを着用する。

・お客様・お取引先様との打ち合わせは、実物やサンプルを見る等の必要がない打合せの場合は、可能な限りご来社いただかずにお電話やオンラインでの打合せに切り替える。現場確認打合せは除きます。

・自分が罹患者かもしれない(他人にうつすおそれがある)という意識をもって行動すること。

・定期点検等でお客様のお宅へ訪問するときもマスクを着用・手指の消毒・手袋着用の上、通常業務として行う。

以上に十分留意して日々の業務に励んでいただきます様お願い致します。

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逆転の時代と、オレの鎖国論。〜Are you global? Or are you local?〜

令和2年4月11日晴れ時々曇り

ギャップ。

非常事態宣言が発出されて初めての週末、神戸の西の果てに拠点を構える私たち株式会社四方継の本社近く、伊川河川敷の千本桜は満開の峠を越して風が吹くたびひらひらと桜吹雪を舞わせています。春爛漫のウキウキしてしまう風景と裏腹のコロナの不安に重たく沈んだ今の世相はそのギャップの大きさゆえに何かを指し示しているように感じてなりません。この世はすべからく表裏一体、禍福糾える縄のごとく。良いことと悪いことが混在しているのが習わしで、降り止まない雨もなければ、朝日が登ってこない夜もない、腐らず恐れず、前を向けと教えてくれているのでしょうか。

逆転の時代。

世界を恐怖のるつぼに叩き込んだこのたびの新型コロナウィルスによる感染症の拡大によって、ここ最近、強く感じさせられるのはこれまでの価値観がガラッとひっくり返ったと言うことです。今まで良きこととして推奨されてきたことが悪になり、忌み嫌われていたことが良き事として推奨されている世の中になりました。誰しもが価値観の転換を迫られ、違和感を覚えながらも必死に適応しようと努力しているように思います。もちろん、私自身も旧態以前の意識のままでは世の中の流れから取り残される、情報を集め、変化に適応せねばと大いに危機感を持っています。

おきはい。

衝撃的なニュースは数々ありますが、私が1番大きな転換だと感じたのは「おきはい」の推奨と受容です。置き配とは宅配業者が受け主と対面して荷物を届けずに玄関先に置きっぱなしで配達をすることで、これをすると不在時の再配達の手間がなくなり、運送業者は無駄なく予定通りに業務を進めることができます。実は昔からこの手法はあったのですが、荷物がなくなるトラブルが発生するリスクもあり、運送業界ではタブーとされてきました。それでも繁忙期になって集配が追いつかなくなるとつい置き配をするドライバーが後を立たず、厳しく罰せられたのが今では消費者側がむしろそれを望んでおり、宅配業者でも推奨していると言うニュースは本当に驚きです。そして、この価値転換はコロナが収まった後も定着することになると思うのです。

コミュニケーションを回避

2つ目は対面コミニケーションに対する認識です。人と人とがつながって世の中が成り立っているのは従前でありますが、この数十年間、コミニケーションほど重要視されてきたものはないと思います。心理学者のアドラーが「人が抱えるあらゆる問題は人間関係にある」と人間社会の真理をシンプルに言い切り、明らかにしたのはつとに有名ですが、近年、ビジネスもプライベートも含めてあらゆる問題解決の起点にコミニケーションが据え置かれ、しかもできるだけ丁寧で濃密なコミニケーションをとることが是とされ、推奨されてきたにもかかわらず、感染症蔓延を防ぐ非常事態とはいえ、人と人の接触を極力止める事が美徳とされる今の時代の転換は衝撃的と言わざるをえません。

大航海時代以来の大転換。

その他にも、組織の団結を体現してきた団体行動は悪になったり、少子化の煽りであらゆる企業が人材確保に血道をあげていたにもかかわらず、採用内定した学生を邪魔者扱いして内定を取りやめる企業が続出したり、成長産業だと認識されて、国策にもなっていたインバウンドに特化したビジネスモデルの脆弱性が明らかになったり、人が集まり、商売に向いていると思われていた街中は閑散となり、郊外の方が非常時に商売への影響が少ない事が明らかになったりと、ありとあらゆるところで逆転現象が起こっています。そんな中でも最も大きなパラダイムシフトが起こっているのはグローバル化への拒絶ではないでしょうか。日本だけではなく実質世界中が鎖国状態になっている現実はイギリス、スペインが植民地を求めて世界の海に乗り出した大航海時代以来の大転換です。

鎖国時代。

これまで世界中の国境が開かれ、安全にどこにでも行けるようになったのは人類の進化であり、グローバル化が国際社会の発展の辿り着くべき先だと信じられてきました。EUがヨーロッパを統合して貨幣を統一し、国境をなくしたのは人類の理想を体現する大きな1歩だと言われてきました。私も二度と戦争が起こらない世の中にするには国境を無くすことが最も有効な手段であり、それこそが国際社会における成熟だと信じていました。しかし、それが果たして本当に良いことだったのかと今まさに問われているのだと思います。そもそも、感染症と言うのは風土病であり、今回のウイルス感染も元は中国の武漢だけに限定された問題でした。それが世界がカップリングして情報も人の往来も自由になっていたからこそ、瞬く間に世界中に感染が拡大したしまったのです。100年前なら起こり得なかった脅威が現実のものとなりました。

アフターコロナと鎖国政策。

新型コロナウイルスによる感染拡大が収束した後、何事も無かったかの様に世界がコロナ以前の価値観、考え方に戻るのは考えにくいし、SARSやMARS、スペイン風邪、古くはペスト等、人類がこれまで絶え間なくウイルスによる感染症と戦ってきた歴史を鑑みると、今回、世界中で多くの死者を出し、各国で経済破綻の憂き目に遭っている事実を繰り返さないように方策を講じるべきは絶対です。そう考えれば、行き過ぎたグローバル化を引き締めてかつての状態に引き戻すべき、ヒト、モノ、カネの移動を制限すべきとなります。それは、一言で言うと明治維新まで日本が長年行ってきた鎖国政策で、国内の人々の暮らし、ひいては産業を守りつつ、一定の制限を課しながらも必要な物資や情報については諸外国と交流し輸出入を行ってきた国策を今こそ見直すべきだと思うのです。

既に表面化していたグローバリゼーションへのアンチテーゼ。

実は、この度のコロナウイルスの蔓延でグローバル化の問題点が明らかになる以前に、既に鎖国政策への支持と傾倒が表面化していました。一つは”American First！”と、あからさまな保護主義を掲げたトランプ大統領が世界一の軍事、経済を誇る国のリーダーとして選ばれたこと。もう一つはヨーロッパの盟主を自他共に認じてきたイギリスがEUからの離脱を正式に決定したこと。世界に多大な影響を与えたこの２つの事象は程度の違いこそあれ、明らかに鎖国論と基本的な考え方を同じくします。それは、人類の理想と思われていた世界が一つになること自体が幻想であり、人類が求めてきた本質的な幸福とグローバリゼーションは直接的な関係にないことを示しているように思えてなりません。私自身、日本人が太平の世を満喫した鎖国政策をとっていた江戸時代を不幸な時代だったと認識しておらず、ペリーの黒船来航をきっかけに近代化の道を歩みながらも結局アメリカの植民地となった方がよっぽど不幸だったと思っています。できることなら、鎖国を続け、小さな島国でもそこに住まう人が幸せに暮らせる自立循環型社会を構築した方が良かったのではないかと思っています。

地球は有限、際限なき経済成長は破綻への道。

また、どちらにしても地球の面積も資源も有限であり、人間だけが加速度的に増え続け、その全員が先進国と同じ豊かな暮らしをするようになれば、一瞬にして地球の資源は枯渇します。グローバリゼーションの根本は先進国が自国の需要の限界を超えて経済成長する必要に駆られて生み出されたものであり、植民地時代のフロンティアスピリットにその端を発していると思っています。そして、良く考えれば、地域に特化したサービスを提供する業種や業態によってはグローバル化は全く価値が無いものであり、地域内で貨幣を使いあい、経済を回し、自然と共生し、自立循環型の社会を作る事こそが、幸せな暮らしに結びつくのではないかと思うのです。「今こそ鎖国論を！」というとビックリされるかもですが、この度のコロナ禍を価値観を今一度見直す機会だと捉え直し、今までふつーに是とされてきたものに対して疑問を持ち、根本的、本質的な価値を考え直すキッカケにするべきではないか？と思うのです。

Are you global? Or are you local?

そして、神戸の片田舎で建築会社を営んでいる私は、地域に根を張り地域の人の暮らしのインフラを支えている仕事についており、日経株価平均が高くなることよりも、為替が円安に振れることよりも、近所のお店が繁盛して、儲けてくれる方が嬉しいし興味があります。もちろん、本は近所の書店で購入して、一切Amazonは使いませんし、食事はできるだけ大手チェーン店ではなく、お客さんの満足にこだわって、一生懸命サービスをされる小さな個人店に行くようにしています。そこの高い安いの評価軸はなく、信頼できる、応援したいと言った、日本人が長年培ってきた共生の精神が別段意識することなく宿っている気がします。なので、当然、私たちが創る家はできる限り国産材の木材を使うようにしていますし、地元で育つ安心な野菜を食するのと同じ感覚でお客様にオススメしています。もちろん、価値観、趣味趣向は人それぞれですし、仕事上の立場もあると思います。しかし、今こそ、自分の基本スタンスはグローバリゼーションなのかローカリゼーションなのかを考え、それに沿った行動を選択する時ではないか、と思うのです。あなたはどっちですか？

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コロナとキングダムと因果応報。

令和2年2月10日　晴れ

世の中はすべからず表裏一体。

今日は西高東低の冬型の気圧配置になったらしく、青空のいい天気が続いている割に朝からヒンヤリとした空気感の清々しい気持ちの良い朝でした。いつもより念入りに朝の掃除をした後は、夕方まで事務所を一歩も出ることなく、オフィスにこもり切ってデスクワークに勤しみました。ま、やるべきことは幾らでもあるし、できない事にくよくよするより、目の前の出来る事に集中した方がいいに決まっています。事務所の電話が鳴るもの気持ち少ない様で、集中して仕事出来る環境にありがたいなー、なんて思ったり。いい事と悪いことは常に表裏一体ですね。

新型コロナの一番の影響

新型コロナウイルス蔓延リスクの高まり、そして非常事態宣言が発出されて私の生活で最も変わったのは何と言っても夜の過ごし方です。ほぼ毎日の様に入っていた会合や打ち合わせ、それに伴う懇親会や食事会は殆ど中止、延期となり、起業してから今までの20数年間、かつてないくらい連続して自宅で夕食を摂っている気がします。そしてそれは普段夜遅くまでアルバイトと遊び？で家に寄り付かない大学生の娘も同じで、最近やたらよく顔を合わして、一緒に遅めの夕食で食卓を囲むことも珍しくなくなってきました。

キングダムseason３スタート！

娘とは普段殆ど（会うこと自体が少ないし、）会話らしい会話をしないし、共通の話題も皆無なので、今更これと言って話すこともないのですが、そこは一応、親子。お互い沈黙し続けるわけでもなく、たわいも無い言葉を交わしています。その中で、TV番組がくだらなさすぎて見る番組が無いという話題から、娘から新しく「キングダムseason３」のアニメ放送が始まったと教えてもらい、撮っていた録画を再生してくれました。ビジネスにも通じる示唆が溢れる名作漫画の復習ということで、初めて見るアニメを喜んで見ていたのですが、気になるのは、season１、season２はどうなった？ということです。娘に聞いて見ると「Netflixで全部見れるで。」とのことで、ついでに私のiPhoneで見れる様に設定してもらいました。当分、充実した、というより寝不足のナイトライフになりそうです。（笑）
テレビアニメ『キングダム』第3期が2020年4月放送開始。

キングダムオフィシャルページより拝借

オススメするし、ススメられる本。

さて、この度、コロナの影響もあって、そんな感じで娘との共通の話題で盛り上がることが出来たのは、3年ほど前に私がキングダムの漫画を大人買いしていた事に起因します。そしてそれは、職人起業塾の第１期生の塾生さんに私が熱心に読むべき本を進めていたのに対し、「塾長も本ばっかりじゃなしに漫画も読んだ方がいいですよ」と薦め返されたのがきっかけで、そのひと曰く、「毎月、単行本の続編が発売される度に直ぐに買って帰り息子と盛り上がるんです」と言われてたのを覚えています。私には息子もいないしあまり関係ないと思っていましたが、キングダムは確かに読み応えがあり、素直に塾生さんに薦められた本（漫画）を読んでみる事の良さを実感した次第で、それ以後、年齢や立場に関係なく、誰彼なく薦めてくれる本は全て購入する様にしています。娘がキングダムにハマるとは夢にも思いませんでした。素直な心は福を呼ぶ、いいものを薦めたら、良きものを薦めてもらえる、この世は全て因果応報の理に沿って運ばれるとご縁に感謝するばかりです、赤木さんありがとうございました。（笑）

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脱amazon運動の課題を解決する「e-hon」

令和2年4月9日快晴

春爛漫。

一昨日の安倍総理による非常事態宣言発出から一夜明けた昨日は水曜日で、つむぎ建築舎、つない堂共に定休日でした。緊急の案件を抱えているスタッフが出勤していたりもありましたが、早速テレワークを試してみるスタッフもいたりして事務所内は静まり返っており、非常事態宣言っぽい雰囲気を醸しておりました。しかし、今朝出社してみると、(マイカー通勤の人が多いのもあり)ほとんどのスタッフが勢ぞろいしており、やたら賑やかな感じ。。緊急事態宣言前と全く何にも変わっていない通常営業の雰囲気でしたが、天気が良かったこともあり、窓を開け放ち換気をしていたり、全員がマスクを着用していたりとそれなりの緊張感（と言う程でもないけど、雰囲気程度）も若干漂っておりました。と言いながらも、外を見るとすっかり春のポカポカ陽気、伊川の川沿いの千本桜は今まさに散り始める満開を迎えて見るだけで心がウキウキしてしまう風景が広がっており、どうも気持ちは緩みがち、自転車に乗ってサイクリングに行きたくてしょうがありません。（笑）

内向き時間の使い方。

少し前のこのブログで外出自粛中の過ごし方として内面に目を向けて、今出来る事に注力すべきだと言うことを書きました。その時は非常事態宣言の区域が兵庫県にまで及ぶとは全く思っておりませんでしたが、指定された今は単なる自粛ムードだけではなく、本格的に内向きの業務に腰を据えて取り組む時期に来たように感じています。事業所にはそもそも、内部ガバナンスの統制や人事制度や教育制度の刷新、改革と普段なかなかできない重要だけれども緊急性の低い仕事が山ほどあり、それらに取り込むには絶好の機会だと感じています。また、各種団体の定例会や会合、ミーティング、そして飲み会等が取りやめになったことで夜の時間が大幅に空くようになりました。この機会に読書に勤しもうと思われてる方も多いと思いますが、そんな方にとても良いお知らせがあります。

脱amazon運動の低迷。

私は以前からGAFA(Google、amazon、Facebook、Apple)のようなグローバルIT企業による世界市場の独占に大きな危惧を抱いており、アメリカのトイザらスやスポーツ用品チェーン店が絶滅した様に、日本の小売店も駆逐されるのではないか、地域経済が破綻するのでは？と心配しています。なので、すっかり普及したインターネットを介しての消費活動の蔓延で地域のお店が廃れてしまわないように「脱アマゾン運動」を強く推奨しており、せめて書籍を購入するのは地域の書店で買いましょうよ、と周りの人に呼びかけております。しかし、実際小さな書店に行くと買いたい本は置いてないし、取り寄せても時間がかかるし、インターネットで購入するに比べると不便極まりないのも現実で、私の考え方はに賛同するけれども、正直、面倒で不便は嫌だと言われることも少なくありません。

地元応援サイト！

私にしてみたら、本屋に行って書棚を眺めてお目当ての本以外を見つける、書店の従業員さんのオススメ本を手に取ってみるのも書店の価値であり、楽しみ方だと思うのですが、忙しく時間に追われる毎日を過ごしている現代人にはそのような楽しみ方はあまり価値を感じられないのかもしれません。脱amazon活動が一向に盛り上がりを見せない現状にやるせなさを感じていましたが、SNSを覗いているとローカル志向の同志である大塚社長が素晴らしいサイトを紹介してくれていました。それが「e-hon」で、書籍の問屋さんが運営されており、このサイトを通して書籍を購入すると、街の本屋さんで買った体になり、地元の本屋さんの売り上げに寄与できる仕組みになっているのです。私はまさにこの様なサービスがあればいいのになーとずっと待っていました。（笑）

コロナウイルスが問いかけるもの。

サイトのアイコンを見ると、まさに「仕方なく本をネットで買う」人向けに、「2000年から14年間で1/3が閉店に追い込まれている本屋さんを救う」意図を明確に持って運営されており、私が提唱してきた脱amazon運動の問題、課題ををインターネット上で解決してくれるスグレモノです。嬉しくなって早速、購入予定だった本を数冊カートに入れて決済しました。使い勝手もAmazonに大きくは引けを取ることなく、大きな問題はありませんが、Amazonと比べると、やっぱり圧倒的に品数は少ない様で、購入できず、保留になってしまった本も数冊あります。ただ、買いたいと思って直ぐに手に入らなければ気に入らない、という時間に追い回された価値観を捨てて、楽しみに待っておく、という牧歌的な心持ちを持つだけで少々の不便は気にならなくなるものです。そんなことよりも、地域が活性化して皆が安心して暮らせる世界に少しでも寄与できる方がずっと価値があると思うのです。新型コロナの蔓延は私たちに今一度、大切にすべき価値を問いかけているのかも知れません。

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世界に誇る日本の感染ルート追跡能力とコロナマップ。

令和2年4月8日快晴

教育は日本の未来を握る。

日本全国に激震を走らせた日本政府による非常事態宣言の発出から一夜明けた今日、8日はもともと全国で新学期が始まる日でした。この度の安倍総理の宣言を受けて、多くの学校で非常事態宣言の期間とされる5月6日まで春休みが継続されたようです。私の子供の頃なら狂喜乱舞して喜んでいたと思いますが、今の子供たちはどうなのでしょう。研修事業を行っている今の立場から見れば、大幅に授業を止めると計画していたカリキュラムが進まなくなり、請け負った責任が果たせないことに大きな不安を感じますが、学校関係者も同じような思いなのかもしれません。日本の未来を背負う子供たちの教育が滞ったツケが5年後10年後日本の国力低下となって現れないことを祈ります。

0.003%のパンデミック。

毎日、メディアから流される報道を見ていると先行きに対する不安をあおられるばかりで、楽観的な意見はタブー視されているように感じます。しかし、（私見ですが）パンデミックはウィルス感染の蔓延による命の危険よりも、人々が集団で精神的に追い込まれてパニック状態になることの方が危険だと思っていて、あくまでも冷静に事実に向き合いながら適切な対応をすることが重要だと思っています。私の場合、毎日チェックしているのは神戸市が発表しているPCR検査済と感染者の数の推移で、150万人都市の神戸市での現在の感染者数は50名ほど、その半数が既に治療を終えて退院している状況を見ると、およそパンデミックに陥っているとは考えられません。だからといって何の予防も対策もしないわけではありませんが、過敏と思えるような過度な自粛や行動制限をする必要はないと思い、事業所も希望者にはテレワークを奨めていますが、基本的には平常営業を続けています。

コロナマップ。https://coromap.info/index.html

もう一つチェックしているのは、アマゾンのクラウドサービスが提供しているコロナマップです。今までの全国の感染者の発生とそのルートの追跡が地図にマッピングされてあり、非常にわかりやすく現在の感染拡大の状況を確認することができます。ちなみに今日、知人からリアルな体験の一次情報として聞かせてもらったのですが、世界でも類を見ないと言われる日本の感染ルート追跡の緻密さは本当にすごいらしく、広島のゴルフ場でプレイをしていた人に感染者が出たときは、同じ日にプレイしていた全員をすぐさま特定し、ラウンドの時間帯や食事の際に感染者がテーブルで座っていた席の角度等から濃厚接触者を特定し、感染発覚の翌日には感染の疑いがある全員に保健所から連絡が来て自宅待機の要請がなされたとの事でした。そのすごさが体感できるマッピンググラフです。

普通の感覚を忘れない。

東京では感染経路が不明の感染者が半数近くになってきたと問題視されていますが、逆に考えれば100人を超える感染者の半分以上の感染ルートが追跡、特定できることの方が凄いことで、それだけ緻密な調査と対策を受けている時点で、イタリアやニューヨークのようなパンデミックにはならないのではないかなんて思ってしまいます。とにかく、マスコミの情報は今も昔も煽り気味なのは織り込んだ上で、冷静で普通の感覚を失わない、おびえすぎず騒ぎ立てず、粛々と今目の前のできる事に注力する姿勢が何より重要ではないかと思うのです。私としては、地道にひそやかに地域貢献活動をコツコツ継続していこうと思っています。

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株式会社四方継の緊急事態宣言を受けての営業方針。

令和2年4月7日快晴

緊急事態宣言発出

先月末、東京に出張に行った際、とある経営者にランチに誘われ、その際に「小池都知事は本気でロックダウンをするつもりらしい。」と聞かせてもらいました。その根拠として、通信会社大手にリモートワークや在宅勤務が一気に増えた際、インターネットのインフラがどの程度対応できるのかを打診されているとの情報を聞いたとのことで、ちょうどYouTubeが世界中の配信の画質を落とした時期でもあり、非常にリアリティーがあったので、なるほどなと妙に納得して、4月の第二週目ぐらいに緊急事態宣言が発出されるんだろうと覚悟を決めておりました。

まさかの兵庫県も特定地区。

ただ、私の想定外だったのはまさか兵庫県が新型コロナウィルス感染拡大防止の特定地区に選ばれると思っていなかったことで、東京に次ぐ日本2番目の経済圏の大阪に隣接している県であり、いち早くクラスタ感染が確認されたことを思えば致し方ないのですが、自分の危機感の薄さと世間の認識とのギャップの大きさに少し驚いてしまいました。先月末に緊急事態宣言の発出が確定的にだと耳にした時、どこか他人事のように思っていた自分を少し恥ずかしく思います。とにもかくにも、今までとは少し意識を変えてこれ以上人の命を危険にさらすことがないよう、同時に経済への打撃を軽減できるようによく考えた行動とらねばならないと自戒しています。

罰則なしの非常事態宣言の効力。

このたびの異常事態宣言は間違いなく、戦後最大の危機がわが国にも訪れていることを広く国民に知らしめる決断だったと思います。結局、小池都知事が言われるような交通網を分断して首都封鎖をするロックタウンにはならず、外出制限や商業施設の閉鎖も指示の域を出ない緩やかなもので、イタリアやスペインを始めとする諸外国からすると随分と生ぬるい施策の様に感じられ、賛否両論もあるようですが、元来真面目な日本人の気質を考えると十分に効果があると思います。自粛要請を守らずにお店や施設の営業を続けたり、外出を控えなくても一切何の罰則もない以上、無秩序な非常事態宣言になっても良さそうですし、その様な諸外国からの批判を浴びるかもしれませんが、そうはならないのが日本人独特の文化であり、国民性なのだと思います。

行うべきことを粛々と。

兵庫県も非常事態宣言の特定地区に選定されたことで、いよいよ私たちも、これから1ヵ月間どのように過ごすかを考え、判断しなければない状況になりました。安倍首相が発布された内容をよく確認して、ガイドラインに沿った行動を送ることが国民としての責任を全うすることになるだろうと思いますが、建築業界については営業自粛等について別段何も言及されなかったこともあり、基本的にはいつもと変わらない平常営業を続ける予定です。従業員の出勤に関しても、以前から希望者にはリモートワークの承認を出しており、本人の意思に委ねます。また、公共交通機関を使って出勤している者についてはマイカー通勤に切り替えてもらう、時差出勤するなどできる限り感染リスクを低減する方向で模索しようと思っていますが、それもこれまでと大して大きな変化もなく、結局のところ、粛々と業務を進めるだけです。

外出自粛の定義。

非常事態宣言下に置かれて、通常と変わらないままで営業続けることに対して危機管理がなってないとか、感染リスクがわかってないなどの批判を受けるかもしませんが、私自身、自分たちが暮らす神戸の街がパンデミックに陥っているとは思っておらず、感染症はそもそも風土病であり、地域に蔓延していない状態で警戒して経済活動をストップさせるのはやはり過剰だと思わずにはいられません。新型コロナウィルスの蔓延を広げるのと同時に従業員の暮らしを守ると言う大きな責任を私達は負っているわけで、ナーバスに、脊髄反射的に家に引きこもり、経済活動を止めるわけにはいきません。150万人を超える神戸市の人口の中で感染者は現在50人程度、感染者の割合は0.003％程度に止まっています。この状態で不特定多数の人が集まり、密集する様な場ではない職場への外出を禁止するなんてやはりやり過ぎです。外出自粛は感染リスクの高い三密の場への外出であると定義して、以下に現時点での営業方針をまとめておきますのでご確認いただければと思います。

株式会社四方継の緊急事態宣言を受けての営業方針。

建設現場の工事は通常通り進めますが、手洗い、うがいの励行、対面時のマスクの着用を義務付けます。
設計部による事務所業務も基本的に通常通りの営業とします。高齢者や基礎疾患を持たれている方と同居している、もしくは自分自身が感染時のリスクが高いと思われる者についてはテレワークを推奨
家族を含め少しでも体調に少しでも異変を感じた場合は報告の上、出勤を控える
公共交通機関を利用して通勤するものはマイカー通勤、もしくは時差出勤で人ごみを避ける措置を行うこと。
お客様との打ち合わせは可能であればオンラインで行うことを推奨、対面での場合はマスクの着用、面談直前の手と携帯電話の消毒を義務化する。
定期的な会議、勉強会等についても上記のルールを準用し平常通りに開催。
不特定多数が集まる集会、会合への参加は禁止。

以上が非常事態宣言の特定地域となった兵庫県神戸市で私達が取り組む内容です。感染拡大防止と経済活動維持のの両方を大事にしながら活動を続けて参りたいと思いますので、ご理解の程、よろしくお願い致します。

株式会社四方継（つむぎ建築舎、つない堂）のHPリニューアルしました！

株式会社四方継

【つむぎ建築舎　アシスタント大募集！】

四月の風と共にリニューアル！

令和2年4月4日快晴

4月の風

昔、私がまだ長かれし頃、「4月の風」と言う歌が流行ったことがあります。音楽は記憶の中にその当時の風景や感情と一緒に張り付くと言われますが、50台もも半ばにさしかかろうと言う今でさえ、4月に風が吹くとその歌が思い出され、詳細は覚えていませんが、なんとなくウキウキワクワクしたフレッシュな予感が湧き上がる気分にさせられます。今日はずっと頭の中ではエレファントカシマシが歌う♪オオーイエーーー♪と言うフレーズが繰り返しこだましています。(笑)

清明

このところパンデミック関連のネガティブなニュースばかりがピックアップされますが、4月と言えば新しい年の始まりでもあり、気候も一気に良くなって爽やかな風が吹き渡り、桜も満開。ちなみに今日は二十四節気での清明、清らかで明るい兆しを見つけられる季節となっています。そんなわけで、たまにはコロナのことは脇に置いておいて重たい気分を押しのける新しくて明るい記事を書いてみることにします。

建築だけじゃない、その先に。

実は、昨年から長い時間をかけて取り組んできた私たちのリブランディングの取り組みは、今年1月の社名変更を皮切りにボチボチと進めており、実は4月1日から（遅ればせながら）本格的にホームページをリニューアルしています。私たちが創業以来守り続けてきたもの、そして２０周年を機に新たなチャレンジを始めたもの、新旧の取り組みを織り交ぜながら今一度並び直して私たちが提供している価値を整理して発信しておりますので、是非一度、覗いてみてもらえればと思います。

運営会社株式会社四方継コーポレートサイト

信頼の輪を広げ、検索不要の安心安全な地域社会を作る

新しいホームページの目玉は、なんといってもこの度新たに立ち上げた「つない堂」と言う新規事業部です。今日も打ち合わせの中でお客様に「つない堂ってなんですか?」と質問をされましたが、ホームページを見ていただくと私たちが目指している地域の人達を相互につなぎ合わせることでインターネットに頼らずに安心して暮らせる世界観がご理解いただけるのではないかと思っています。事業としてはまだまだスタートを切ったばかりでご紹介する事業者のアーカイブも数件しか掲載されていませんが、担当のおにょうえ氏が絶賛インタビューと精力的な取材をスタートしておりますので、これからに大いにご期待ください。

木と暮らしをデザイン、実現する技術者集団。

本業である建築事業は「つむぎ建築舎」として以前からの流れを引き継いでおりますが、当然、リブランディングした訳ですからその事業内容は変わっております。大きくは以前から抱えていたそこはかとない違和感を解消すべく進めてきた設計プロセスの刷新と、建築請負業からの脱却を取り組みであるDIY支援事業が新たに追加されています。特に、設計プロセスの刷新は建築業界では希少な新たな取り組みで、昨年末から、新築や大型のリノベーションのお客様については女性設計士によるヒアリングではなく、お客様を交えたグループで、カスタマージャーニーMAP等のワークショップを行い、現在の暮らし方の詳細な部分を調査することによって、新たに家づくりをするにあたってのインサイトを抽出する取り組みを始めており、とても好評を頂いています。そのあたりの雰囲気を新しくなったHPでお伝えできればと思っています。

つむぎ建築舎
 DIY支援

鏡の法則を地でいく事業

そんなこんなで、生命が芽吹く新しい季節に合わせて、私達の取り組みを紹介できる新しいサイトが立ち上がったという、非常に手前味噌なめでたいニュースではありましたが、長年私が掲げてきた理念をそのままストレートに事業に落とし込める体制が整ってきた様に感じていて、本当に嬉しく感じると共に、スタッフと共に地域の皆様に貢献し、善きことを為せば期せずして善きことが返ってくるという鏡の法則をリアルなビジネスの場で実現できるのか、大きな期待と少しの不安が混在していますが、きっと、この世の中は原理原則に従って動いているのだと信じて気張って参りたいと気合を入れています。良かったら覗いてみてください。^ ^

【つむぎ建築舎　アシスタント大募集！】

【悲報】コロナビール生産中止に考える。

令和2年4月3日快晴

満開の桜に水を差す四月のかぜ。

今日の神戸も昨日に引き続き、爽やかな四月の風が吹く、最高の青空が広がりました。珍しく朝から大阪〜神戸の北区の現場を車で走り回りましたが、どこに行っても満開の桜が咲き誇っていて、自然と気持ちが華やぎますが、メディアやSNSに目を向ければコロナコロナとパンデミックの恐怖を煽られるニュースばかり。せっかくの春の気分が台無しですが、第二次世界大戦クラスの世界を巻き込んだ大事件ですから致し方ないのかもしれません。

神戸市の実態。

昨日のブログにも、会合やイベント、事業所の運営までどこまで自粛するべきかを悩んでしまうと書きましたが、そもそも感染症は国や地域、生活習慣によってその影響は大きく変わります。東京とNYが似ているという話がありますが、神戸の片田舎でも同じ様に爆発的な感染拡大が起こるかというとそんなことは無いと思っています。ちなみに、今日現在までの累計で神戸市でPCR検査を受けた人の数は465件、陽性患者数は34人、そのうち治療を終えて退院した人は19人、感染ルートもほぼ把握できており、市中に保菌者がうようよいて、出歩くだけで感染する様な状況では無いのは明らかです。この事実も直視すべきだと思うのです。

悲報。

そんな世界全体がナーバスになってしまっている中、悲報が飛び込んできました。以前から言われの無い風評被害の代表選手として同情を集めていたコロナビールが生産中止に追い込まれたとのニュースです。海外ではコロナウイルスのことをコロナビールスと呼ぶ事もあるとかで、名称が似ているだけで一切関係が無いのにも関わらず、世界中の人から忌み嫌われてしまって、主要市場の米国での世論調査では、コロナビールを「絶対に買わない」とした消費者は３８％、「公共の場では頼まない」としたのは１４％に上った。との事、かわいそう過ぎるし、若かりし頃、トムクルーズ主演の映画、カクテルでライムをさしたコロナビールを見て憧れて長い間愛飲してきた私としてはやりきれない気持ちになってしまいました。
「コロナビール」生産停止へ　新型ウイルスで規制、風評被害も―メキシコ

バカバカしい被害を出さない。

このメキシコ最大のビール会社が迎えている大きな危機の記事を見て、誰しもがこんなバカバカしい話があるのだと少し呆れる気分になると思います。しかし、全く根拠の無い風評被害が大勢の人を苦しめているのはコロナビールやコロナホテル、設備機器メーカーのコロナだけではなく、東京や大阪の様に感染拡大が本格化しつつある大都市以外の地方都市の市中の飲食店や宿泊施設も程度の差はあれども、確実に風評被害で苦しんでいます。自粛して家に籠らないと人様に迷惑をかけるかもしれないという考えが悪いとは言いませんが、リスクの大きさの程度を見極めなければ、スーパーに野菜を買いに行く事さえもできなくなります。せめて、自分たちの周りに第二のコロナビールを出さない様にしたいものだと強く感じるニュースでした。。

株式会社四方継（つむぎ建築舎、つない堂）のHPリニューアルしました！