ひょうご木づかい王国学校でやってること。

2月4日晴れ

 

地鎮の儀

春分も過ぎて、春の足音が聞こえてくるかと思いきや、やっぱり朝は冷え込んでおりました。

今日は朝早くから事務所を飛び出して大阪、北摂へ。長い時間をかけて打ち合わせを行い、先日めでたくご契約を頂いた新築工事の地鎮祭に参列です。

お日柄が良かったのか、近くの神社さんがどこも忙しく、「行ける時間は朝一番しかない」とのことで、いつもより少し早めのスタートでした。最近は建築地の近所の神社をGoogleで検索すると、銀座の口コミが星マークで表示されており、日本古来の伝統的な祭事を司る宮司さんもゼロモーメントの洗礼を受けておられます。人気の神社にオファーが集中しているのでしょうか。(笑)

本日お越しいただいた呉服神社の宮司さんはまだ若く、溌剌とした身のこなしで非常に好感が持てました。さすが☆4つ半やな、なんてスタッフと一緒にひっそりと喜びました。(笑)

とにかく、これからこの地で家が建ち上がり、そこに住まうご家族の無事と末長いご繁栄を祈念するとともに、工事中の安全をしっかりとお願いするお祭りが滞りなく終わったことを嬉しく思います。Y様、本日は誠におめでとうございました。

 

 

シーサイドのオフィスにて。

昼からは神戸に帰ってきて、すっかり私のサテライトオフィスと化しているひょうご木づかい王国学校にてガッツリとデスクワーク。夕方からのクラウドファウンディング立ち上げのミーティング、その前の新規会員への加入を検討されている方への説明に備えて早めに行ってたのですが、さすがは週末、王国学校内は大勢の家族連れで非常に賑わっており、その中には数名、住宅にまつわる相談を受けてみたいと言う方もおられ、私がご案内してライフプランの相談をお勧めしたりとバタバタと忙しくしておりました。

 

 

木づかい王国学校でやってること。

施設運営の存続をかけた会員拡大キャンペーン真っ只中ということで、ここ最近、私の空いた時間はすべて木づかい王国学校の活動に割いてしまっている感があり、結構の確率で、ハーバーランドに常駐しています。(笑)

一体ハーバーランドで何をしているかと言いますと、ズバリ、地元兵庫の山で育った木材の利用をお勧めする活動です。兵庫には豊かな山に大きく育った杉やヒノキが伐採を待ってます!とばかりに大量に育っています。いわば、戦後先人達が残してくれた大きな財産ですが、供給できる量に対して全くもって需要が追いついておりません。

その理由は、大手ハウスメーカーや、パワービルダーという多くのシェアを握る会社は売価と言う「ぱっと見」のイニシャルコストにこだわって、安い外国産の木材をを使うから、というのが1番の理由です。船に積んで海を渡ってくる木材の方がすぐそこに生えている杉やヒノキよりも安価なのは不思議な気がしますが、平原と山の地理的な違いで林業、特に搬出にかかるコストが大きく違うのが実際の現実です。

では、地元産の材木を使うことにメリットがないかというと決してそんな事はありません。自治体でも一緒になって消費者にメリットをお渡しできるようにと、色々と施策も打ち出しています。国交省の補助金である地域型グリーン化事業は国産材の利用で200,000円の補助金アップを見込めますし、そして、最も大きいのは、(兵庫県だけですが)金融機関との連携で日本で1番安い長期固定金利の住宅ローンを利用できます。

 

 

地域全体の幸せ。

現在はマイナス金利点、ゼロ金利の時代と言われ、ほとんど金利の負担がなく住宅ローンの融資が受けられますが、トランプ大統領が日本の金融政策を非難していることなどもあり、長期金利が上昇局面を迎えるのは想像に難くありません。いくら安いといっても、金利の上昇局面では変動金利にどっぷりとつかって融資を受けるのは危険で、多少オーバーかもわかりませんが、バブル期の住宅ローン地獄と言われた頃のようにいくら返済しても元金が減らないような事態に陥る可能性も少なくありません。

住宅は、決して建てることが目的にはなり得ず、新居での楽しい、安心できる暮らしの実現こそが目的となるべきです。そのように考えると、イニシャルコストが少々安くても後で多くの支払いをすることになれば全く意味はなく、住宅費用は(住宅性能によって変わる光熱費とともに)ランニングコストとしてライフプランの中に組み込むべきだと考えています。

そんな失敗のない家づくりを多くの人にしていただくために、兵庫県の木材を使って安心の住宅ローンで融資を受けていただく事は非常に意味があると思っていますし、それによって山の手入れがなされ土砂災害のリスクが軽減して、林業の衰退に歯止めがかかり、地域の工務店がうるおい、それらが重なり合って地域全体が活性化していく土台になると思っています。住宅とはそもそも地域に根ざすものであり、地域と切り離せない関係である以上、全体が循環していく仕組みが必要だと思うのです。

 

 

無料相談絶賛受付中!

ひょうご木づかい王国学校では、住宅の新築やリノベーション、不動産、金融等々、ありとあらゆるご相談にボランティアスタッフが無料で対応しています。
特にご相談が多いのはこんなこと、

  • ライフプランナーによる無料ライフプラン作成
  •  住宅ローンアドバイザーによる資金計画アドバイス
  •  賢い土地の探し方のレクチャー及び土地探しのお手伝い。
  •  住宅性能と健康、ランニングコストの関係性の説明
  •  新築、リフォームでの国、自治体の補助金の活用のご提案

高い技術と志、そして専門知識を持った様々な業種のプロフェッショナルが集っておりますので安心してお声掛けいただければ幸いです。ご予約も承りますのでお気軽にご連絡ください。(笑)

ひょうご木づかい王国学校 運営委員会 木の家相談カウンター
神戸ハーバーランドumie mosaic(モザイク内)2
TEL: 078-351-1185
URL  : http://www.kidukaioukoku.net
FB :https://www.facebook.com/hyogo.kidukai/

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今期の研修事業もすでに受付始まっています!助成金を利用される方は急いでください!

大阪開催は一旦締め切りましたが、まだ若干数受講枠に空きがあります。現場マネジメントを見直し、ボトムから現場基軸のマーケティングの構築に興味がある方には個別で相談に応じております。お気軽にお問い合わせください!

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第5期生【関西地区:大阪会場 5月18日~11月16日 申込〆切1月末まで】
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ZMOTと影響の輪。

2月3日 曇りのち晴れ

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博多の人気ナンバーワン(ビジネス)ホテル。

ホテルで毎朝の日課、朝のルーティーンを済ませてから朝風呂に浸かり、ガッツリと(サービスの)朝食をとって気分よく帰神の途につきました。昨夜急遽宿泊することになり、ネットで予約したホテルは満足度ナンバーワンとの触れ込み通り、価格が安いにも変わらずサービスが行き届いており、しかも清潔でなるほど納得の宿泊となりました。

 

 

マリナーズの法則。

少し前にマリナーズでイチロー選手が活躍されていた頃、圧倒的な強さでリーグ優勝続けられていた時期がありました。何かの記事で、マリナーズの法則と書かれていたのを覚えております。それは総合力で他チームよりも少しだけ勝っていればその僅差の勝利が結果的には連戦連勝の成果をを生み圧倒的な成果に結びつくというもの。低価格の割には立派な設備を整えられているそのホテルを見てふと、そんなことを思い出しました。ビジネスの世界は所詮勝負の世界、そんな厳しさを若干感じる福岡出張となりました。

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真実の瞬間

帰りの新幹線では、来週再来週と連続で東京で開催するセミナー資料の練り直しを行いました。いつも同じ内容の焼き直しではありますが、公演時間がマチマチなのと、出来るだけ旬の話題を取り込みたいという想いもあり、毎回微調整が必要です。

私の最近のお気に入りは、「真実の瞬間とは?」と参加者の皆さんに問いかけてみることで、スカンジナビア航空が瀕死の状態から業績を回復させたファーストモーメント、スタッフが顧客と接点を持つ15秒間に焦点を当て、サービス向上に努めたと言う話を引用して、あなたのビジネスにおける真実の瞬間とは?とお聞きしています。

 

ZMOT
ZMOT

Googleの解。

建築業界、工務店における真実の瞬間の話はさておき、この問いかけはあらゆる業態でなされており、それぞれに業界でそれぞれの事業者がそれぞれに解を持って業務の改善、イノベーションに取り組まれています。

イマドキの思考だなと思ったのは、、Googleが打ち出したゼロモーメントと言う概念です。顧客はファーストモーメントと言う購買の瞬間と実際に使ってみる経験のセカンドモーメントで企業を評価するのですが、実はそのずっと前のゼロモーメントと呼ばれる情報収集の時点で多くの判断を行うという考え方です。

 

 

ローカル企業の解。

Googleからするとネット上にあふれる情報がそのゼロモーメントの根拠であり、検索エンジンから抽出される評判や評価こそが顧客に影響与える非常に重要な鍵という考え方になるようです。確かに、あらゆる嘘やまやかしが白日のもとにさらされる現在の情報革命の下ではあながち間違った考え方とは言えません。しかし、地域に密着した私たち工務店のようなスモールビジネスでは玉石混在のネットの情報が全てにはなりえないと考えます。

では、私たちにとってのゼロモーメントとは一体どのように向き合えばいいのか?工務店、建築会社にとって、その答えこそが現場のマネジメントであり、そこから導き出す顧客の評価にあると考えます。

 

 

現場が命。

建築業にとっての評価は、絶対的に現場で作られます。いくら格好良いデザインの図面を引いても、コストパフォーマンスに優れた見積もりを提示しても、完成して引き渡した住宅に問題があったらそれまでの担当者の努力、お客さんの感動や評価はすべてが水の泡になります。たった1人の職人が人に気づかれない程度の失敗を見過ごし、やり直すことを怠っただけで全てがおじゃんになってしまいます。ゼロモーメントとは評判や口コミ、それらを包括した情報と考えられがちですが、もう少し本質的な部分に目を向けると実はそれは企業が持つ潜在的な影響力に他なりません。

それは体験する前の印象であり、それを良くする事でその会社の商品を購買、サービスの利用に踏み切るハードルを超える為の信頼関係を結ぶベースを作ります。しかも実際に対面する前、売り手側のアピールが一切出来ない状態でのアプローチは意識して出来るものではなく、無意識レベルまで落とし込むしかありません。

 

 

原理原則への回帰。

『7つの習慣』のスティーブン・R・コヴィー博士はその著書の中で影響力を広げるために行うべきコトとしてインサイドアウト(自分の内面を見つめただすパラダイムへのシフト)と人格主義への回帰を挙げられました。表面に現れる、現れないに関係なく、影響力を高めるには原理原則に基づいた思考と行動が必要だと述べられています。

今の情報化革命の真っ只中の現代においては、企業の人格によって存続が問われるとも言われています。建築会社は答えがすべて現場にある以上、現場マネジメントに原理原則の思考と行動を落とし込むマネジメントが必要だと思うのです。あと2週続くオープンセミナーではそんなことを実践的に伝えればと思っています。
来週のシップ社でのセミナーは満員御礼となり締め切りましたが、翌週のJACK東京はまだ受付していると思います。機会があれば聴きにきてください!

 

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惚れ込むべきは、、

2月2日曇り

 

博多にて。

今日はクライアント先の従業員さんが独立開業されるとの連絡を頂いて、候補地の物件調査の立ち会いに福岡県春日市にやってきました。今回の依頼主は以前から顔見知りと言えば顔見知り、しかしキャリアを積まれて独立を決意されたこれからは同じ経営者としてお付き合いをさせて頂く関係となります。久しぶりにお会いして改めてご挨拶をしました。

私たちが手がけたお店が繁盛し、多店舗展開をされて従業員さんを増やし、その従業員さんが成長して独立し、また新たな店を出店するに際して工事のお声がけをいただく。私たちにとってはこれ以上ないくらい、非常に嬉しいお仕事です。昨年からめぼしい物件が見つかっては条件が折り合わず、を何度か繰り返して少し時間がかかりましたが今度こそいい条件の物件が見つかったとの連絡をいただいて今回慌てて駆けつけた次第です。

 

 

やる気が盲目さを誘う。

私自身も経験しておりますが、一度独立(や家の新築)を決意したら1日も早く実行にうつしたくなるのが人の常だと思います。だからと言うわけではありませんが、つい物件情報を見ると良いところばかりに目が行き、リスクを感じていても目を伏せてしまいがち。それを建築の見地から冷静に見てアドバイスするのも私の仕事の非常に重要な一部です。

結論から言うと、今回現地調査に呼ばれた案件は私の方からもう一度他の物件を探すことを含めて考え直した方が良いのではないかとご提案をさせていただきました。もちろん、絶対にダメと言うわけではありませんし、テナント料が安い!などのメリットももちろんありましたが、長く商売をしていくにあたって冷静に考えると、集客、認知を広げるのにハードルがあるのは致命的だと思ったからです。建築的な意見とは言えませんが、長年同じ飲食店を経営している者として厳しいのではないかと正直に申し上げました。

 

現地に足を運ぶ意味。

この度の若きクライアントも別に素人と言うわけではなく長年飲食業界でキャリアを積まれておられますし、新規出店のスタートアップも何度も経験されています。私の進言もおこがましいと言う感も若干否めませんが、それでもいざ独立開業しするとなると誰しもが冷静な判断を下すことが難しくなることもあり、敢えて言わせて頂いたところ、私の意見に素直に耳を傾けてくださいました。
空振り?に終わった現地調査の後は、フランチャイズ本部のIさんと3人で連れ立って近隣のマーケット調査や、他の候補地の物件を見に行くなど夜中遅くまであちらこちらと福岡の街を歩きまわり、気になる店には入って何度も食事をとりながら、あーでもないこーでもないと話ながら出店計画の基本となるエリアの絞り込みを行いました。結局、具体的な案件までは固まりませんでしたが、出店条件の方針くらいはまとまった様に見受けられました。それだけでも福岡に来た甲斐があったと思います。

 

 

惚れ込むべきはクライアント

今回のような事は結構よくあることで、私が現地調査に行って出店を見合わせた事は今まで何度もあります。しかし、逆に私が心配していたとしてもクライアントが「ここでやっていける自信がある」と言って出店を決めて工事にに着手した結果、大繁盛しているお店もあるのも事実でして、土地勘があるのならばと私が意見を引っ込めることも少なくはありません。どちらにしても結局、決めるのはクライアントであり全責任はその経営者が負われます。私たちはその決定に対してできる限りのサポートをするのみです。

お店作りにしても住宅にしてもその部分は同じで、とにかく建築は目的にはなり得ず、単なる手段だと考えています。いくらいいデザインやコストパフォーマンスに優れた提案をしても、完成後のご商売やそこでの暮らしがうまくいかなけければ私たちの仕事の一切が無駄になってしまいます。

世界的に有名なマーケターのジェイ・エイブラハム氏はマーケティングを構築する根幹である卓越の戦略の中で、「惚れ込むべきは自分の商品、サービスではなくあくまでもクライアントであるべき」という一文を書かれています。そして、その実践は目的と手段の明確な線引きとクライアントに渡すべき価値の本質に目を向けることだと思っています。

福岡ではまた一から物件探しが始まりますが、独立起業はギャンブルではなく、勝算を見込め、成功をイメージできるビジネスでなければなりません。若きクライアントには再度腰を据えて、じっくりと自分のビジネスに合った勝てる物件を探し当ててもらいたいと思います。私もできる限りの応援をして参ります!Sさん引き続きよろしくお願いします!

 

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第7期生【関東地区:東京会場 7月14日~ 1月12日 申込〆期3月末まで】

3開催とも定員20名です。続々と申し込み頂いております。ご興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい!

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覚悟のリマインダー。

2月1日晴れのち曇りのち時々雪

 

お朔日参り。

2月になりました。朝はいつものように近所の総社にお朔日参りから。今年の立ち上がりのひと月の無事への感謝と今月の計画が滞りなく進むように少しばかりの小銭で厚かましくお願いをしてきました。
毎月、月に1度、終わったひと月を振り返って当たり前のような日常が積み重ねていられることに対して「よかったなぁ」と思い、一息つく瞬間であり、また今月も、と気合を入れ直すタイミング。とにかく、大きな問題がない毎日の積み重ねは本当にありがたいことです。

毎月、お朔日には同じようなことを思う訳ですが、経営者の端くれとして、また研修事業を始めてからは様々な経営者の話をきく機会を持つコーチとして改めて感じるのは、経営って簡単じゃないってことで、10年事業を継続できるのは5%とか7%とか言われることを考えると、殆どの経営者は10年も経たずに頓挫してしまうのですから簡単というよりも継続できるビジネスモデルの構築なんて奇跡のようなものです。

 

 

無知、無能、無力な経営者。

私はもともと大工あがりで、経営者になろうと思って起業した訳でもなければ、経営の勉強をしていた訳でもありません。個人事業主の職人の延長線で、もう少し安定して仕事を受注できるようになりたい!と、安定する受注量の確保を目指して二人から三人、三人から五人、五人から十人と一緒に働く仲間を増やしたところ、気づけば経営者という立場になっていました。
経営も財務も集客も営業もそしてビジョンや戦略等々、、事業を継続するために必要なスキルや知識を全く持っていないまま、気付いた時には勢いだけで経営者になり、他人の人生を預かることになってしまった訳ですが、そんな会社に就職した人ははっきり言って悲惨です。そして、勢いと勘だけで経営をする方もやっぱり悲惨なのです。

真っ当な人なら自分の実力の無さと、背負っている重責を秤にかけて押しつぶされそうになると思いますし、私もその例から漏れず、随分と苦しい思いを何度もしてきました。自分が行っている事業の先行きが全く見えない時、社員や取引先、お客様に迷惑をかけるわけにはいかんので、死んで保険金で全て清算してもらった方がいいんじゃないか?なんて本気で考えてことも正直ありました。

 

 

「たまたま」の原因と結果の法則。

それでもなんとか、個人事業主から起業してから20年近く、これまでやってこれたのは、お客様をはじめとする周りの方々からのの助けは勿論ですが、それにもまして思い当たるのは運とツキが殆どだと言うこと。要するに、たまたまの積み重ねであり、時代の流れや私が思いつきでやったこと、そのヒントを得る学びがあったこと、それらが偶然に重なって、水面ギリギリのところで絶対絶命のピンチを何度も乗り越えて来ました。
ついてる!助かったと思ったことなど数限りなくありますが、そのツキを呼び込んできた源は何やったんやろう?と考えることが時々あります。ツキや運は理屈じゃないのは重々わかっておりますが、果報は寝て待てと昔の人が言ったように、ただぼーーーっとしていたところで運が巡ってきたわけではないのは実感として持っています。

よく考えても見れば、ツイテた!とか運が良かったとかも結局は全て人とのご縁が発端で仕事に恵まれたり、考え方を改めたり、変わるきっかけを掴んだりしてきた様に思います。要は周りの誰かが私のことを助けてやろうと思ってくれたからこそなのではないかと思うのです。そしてその理由を考えた時、学もカネも人脈も、何一つ持っていなかった私が唯一持っていたモノ、それは覚悟ではなかったかと思うのです。てか、当時の私には覚悟を持ってリスクを取りにくいく気概だけしか思い当たりません。(苦笑)

 

 

覚悟の習慣。

そんなことを深く考えたわけではありませんが、これまで何年にも渡って毎月1日に神社に参ってひと月ごとの無事に感謝することと、覚悟を新たにすることが、私の原点の強みを維持していく上で非常に重要なことで、無意識のうちにその重要さに気づいて習慣としていたのかも知れません。
今月も明日の九州出張を皮切りに、また怒涛の日々がスタートします。決意と覚悟を持って、今月も気張っていこう!と凛とした寒さの中、神社の境内に昇ってきた朝日を見ながら覚悟を決めた次第です。年度末への追い込みと今年のスタートダッシュが重なる2月、今年は新たな事業も加わって一層走り回ることになりそうです。周りで助けてくださる大勢の方々にご協力のお願いをしつつ、なんとか無事に乗り切りたいと思います。足元もしっかりと見ながらね。

皆さま、よろしくお願い致します!

 

 

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■職人起業塾【全15回 厚生労働大臣認定コース】先行予約受付中!

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第6期生【中国地区:広島会場 6月 7日~12月 6日 申込〆切2月末まで】
第7期生【関東地区:東京会場 7月14日~ 1月12日 申込〆期3月末まで】

3開催とも定員20名です。続々と申し込み頂いております。ご興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい!

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