時代の荒波を乗り越える戦略思考。

平成三〇年 1月3日 晴れ

好天続きの三が日

神戸は今日も穏やかな陽射しが差す暖かい1日になりました。ポカポカとしたお天道様に誘われる様に午前中はゴルフ練習場に行って昨日に引き続き汗をかいて身体を鈍らせないようにしておきました。

お正月恒例行事、、

夕方からは毎年恒例の実家へのお年賀、昨年からは麻雀好きの若手スタッフタクミを連れて母親、妹夫婦、叔母や従兄弟、その子供達に新年の挨拶と一年に一度の食事にすき焼きを突いた後は延々と麻雀三昧、ま、私的にはいつも通りお年玉的にお小遣いをばら撒くだけですが、若衆にあまり負けっ放しなのもどうかと思うので今回はちと気合いを入れて望みます。(^_^;)

毎年同じ幸せ

初詣にお年賀、挨拶廻りとランニングなどのエクササイズ、その合間に年賀状を書いたり、仕事を挟んだりしながら毎年正月の3が日は過ぎていきます。毎年同じ事を繰り返せる事に平和やなー、とつくづく思う次第です。幸せってこんなところにあると思うようになったのは歳とったという事なのかも知れません。(苦笑)

平成の終結

元旦に行われた皇居での天皇陛下への一般参賀は今年はいつもに増して多くの人が参ったとTVニュースで報じれれていました。平成の年号が来年で終わることも大きな影響がある様に思いますが、年号が変わるのは私にとっては昭和天皇の崩御以来の出来事で三十年前の朝の新聞の号外を見た時の事を(不謹慎極まりないですが)時代が変わるんだ!となんとなくワクワクしたというか、気分が高揚したのを)よく覚えています。今回は突然の皇位継承ではないのであの当時の衝撃はありませんが、時代の変化という点においては、今起きている情報革命、AIやIotなどの技術革新の大きな変化と相まって今回の方が劇的な変化になるのではなんて思っています。

これまでと全く違う世界

昨年、100回にも及ぶ講演やセミナー、研修講師を務めた際にご参加頂いた方に問い続けたのは「この一年で世界は大きく変わりましたが気づいてますか?」という事でした。ドローンを駆使して室内で行う戦争が日常となり、自動運転車はあっという間に無料タクシーになり、VR技術やSNSの運営会社は今までの十分の一の時間で時価総額10億円のフォーチュン企業に成り上がれる時代への移行はこれまで開発されていた技術が実用レベルに完成し、日本国民の殆ど持つようになったスマホの普及と相まって全く異次元に世界に変わってしまったと言っても過言ではない大きな変化です。

緩やかな破滅への道をひた走る。

昨年からAIが人の仕事の70%を代替でできるようになると言われ、しょっちゅう耳にするようになりました。また、ベストセラーとなった未来の年表ではこのままの状態を継続すると日本は22年後に(2040年)自治体の半数が消滅すると予言されていました。毎年、お正月を迎えて、初詣に行き、おみくじを引いたり、お年賀回りをしてお酒を飲んだり、麻雀を打ったりと同じことを繰り返して、あー幸せやなー、平和やなーとお気楽に言えるようにするには時代の大きな変化を乗り越えて変化に対応しなければならない訳で、今まで通りでは今まで通りの幸せを享受できないのだと、年末年始の合間に今年の事業計画を立てながら厳しい現実に向き合いました。

未来の年表
未来の年表

メタファーを感じ取れ!

昨年、様々な学びをした中で、特に「これや!」と我が意を得たりと得心したのは書籍「模倣の経営学」の中にあった「遠い世界からの模倣がイノベーションを生み出す」という考え方とUX KANSAIの研修で浅野先生が繰り返し説かれた、「調査結果の概念化とパターン化が新たなサービスデザインの基になる」そして「メタファーを感じ取れ!」というデジタル化とは程遠い強烈なメッセージでした。この二つを意識して今年からの激動の時代を乗り越える方策をあれこれと考えた結果、私が見出したのは、「綿密な戦略を立てる。」でした。

模倣の経営学 実践プログラム版 NEW COMBINATIONS 模倣を創造に変えるイノベーションの王道

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戦わずして勝つ戦略

戦略の最高峰と言われる孫子の兵法に「戦わずして勝つ」という考え方があります。まさに戦いを略するのが戦略となる訳ですが、私達、工務店でも競合他社と血みどろの戦いを繰り返さずとも受注が取れて、売上利益を上げ続けて事業の継続をなし得る方法はあるはずで、以前からそれこそが戦略と言えると考えてマーケティングに取り組んできましたが、(遠い世界からの模倣であり、メタファーを得るための)小説や漫画を読んでそれを改めて思い返し、細かなところまでイメージし、うまくいくシュミレートを綿密にする戦略を立てることを強く意識して今年の計画を立てました。それは、自分だけの力ではなく、スタッフそれぞれの力量を最大限に発揮してもらい、すみれの企業としての力=スタッフの力の集合体を決して無理ではない目標に向かって進ませる取り組みです。参考にした書籍のブログ→火怨北の燿星アテルイベイビーステップに学ぶ戦略思考。

顧客目線×プロとしてのアタリマエ=卓越の戦略

とにかく、2018年はこれまで以上に戦略を立て、ストーリーを練り、イメージを作り上げて実務者と一緒にシュミレーションをするようにします。とはいえ、私たちが目指す「卓越の戦略」はクライアントにとってかけがえのない存在になることの一点に絞っておりますので、実際のアクションプランというとこれまでと大きな転換はありません。ただ、アタリマエのことをアタリマエに、(やろうと思えば)誰にでもできることを誰にも出来ないレベルまで引き上げる、やることはただそれだけです。今年は最高の年末を迎えることができるよう、来年以降も同じようなアタリマエの幸せに浸れるようにスタッフと共に精進して参りたいと思います。

今日のアタリマエ

  • 平成の終焉と共に大きく時代は変わる
  • 今までの延長線上では日本は破滅するし、町の工務店は倒産の憂き目にあうしかない
  • 未来をコントロールするには戦略を立てて遂行すること。
  • 実践を成功させるのは準備であり、イメージングであり、シュミレーションの精度
  • 誰にでも出来ることを誰にも出来ないレベルまで引き上げると、卓越した存在になれる
  • とにかく、まず決める、そして決めたことを実際にやる。それだけ。

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