原理原則に基づいたマーケティング理論って"made in Japan!"じゃね?

8月31日 曇り時々雨

8月も今日で終わり、明日から始まる9月が終わると今年も4分の3が終わってしまうということになります。

毎月のように、「今月も1ヵ月早かったなぁ」と言っておりますが、八月は子供たちの夏休みも終わることもあり、夏の終わりも同時にやってくる気がして1つの区切りのように感じます。

昨日はそんな過ぎ行く夏を惜しみながら、トレーニングがてら、須磨の海岸を走って来ました。

八月の終わりの須磨海岸
八月の終わりの須磨海岸

 

 

10年前のリフォーム相談の続き

午前中はプランナーのかなちゃんと一緒に、近所のお客様宅にリフォームの相談に上がりました。

10年程前に一度、全面改装というかリノベーションのプランニングをしていて、その時はまだここまで大掛かりに工事をするような時期じゃないな、と見送ることになったお客様先です。

年月が経ち、今回、家族構成やライフスタイルの変化もあり、再度計画を見直そうとお声掛けをいただきました。

『ゆりかごから墓場』まで、とイギリスの社会保障制度を充実させた際のスローガンがありますが、私たちも地域に根ざして事業を行っている以上、そのような気持ちを少なからず持っています。
今回の様に、長いお付き合いをさせていただいて10年経っても忘れずに声をかけて頂けるのは本当にありがたいものです。

これからのライフスタイルにマッチしたプランをかなちゃんと一緒にしっかりと考えて、気に入って頂ける提案を出来る様に努めたいと思います。

F様、本日は長時間にわたりいろんなお話をありがとうございました。
一生懸命プランニングをしてみますので楽しみにしていただければと思います。

 

10年前の図面が語ること

今回、ご連絡をいただいてサーバーの中を検索してみると10年前に書いていた図面が出てきました。プランニングだけをして工事をしなかった案件の資料も結構残しているのですが、その資料を見ると当時どんなことを伺って、どんな話をして、どんな提案をしたかが甦ります。

そのまま埋もれてしまうモノも少なくはありませんが、創業してからの17年間でちょっとした財産がずいぶんと蓄積されて貯まってあるんだな、と改めて感じました。
また、それと同時にその蓄積したモノをしっかりと活用して経営資産に変えなければ、とも。

 

江戸商人の大福帳

その昔、江戸ではしょっちゅう火事が起こっていたらしいですが、商人達は火事が起こったら何はともあれ、まずはすぐに大福帳を井戸に投げ込んだといいます。

商品はまた仕入れたらいい。

お金はまた稼いだらいい。

焼けた建物はまた立て直したらいい。

しかし今まで積み重ねてきたお客様との関わり合いの記録が無くなったら取り返しがつかないと。

 

その江戸の商人の大福帳には名前、住所、連絡先などの基本的な情報だけではなく、その人の趣味趣向をはじめ、ありとあらゆる情報が書き込まれてあったといいます。

単なる名簿ではなく、ご縁を紡いで信頼という絆にしていく過程を事細やかに書き込まれたものを顧客名簿ではなく、大福帳と呼んでいたのかもしれません。

結局、商いは『人』
人とのご縁を大事にし、長い時間をかけて紡ぎ続けることがビジネスを成り立たせるという事を強烈に示唆しています。

 

 

顧客名簿を大福帳に!

この話は、私が主宰するマーケティングの勉強会でもよく話すことで、熱心に参加される外資系保険営業マンのTさんは、先日お会いした時に、この話をヒントにして、それまでの顧客名簿をもっと充実させて大福帳と呼べるレベルまで引き上げる努力をせっせと重ねていると言っておりました。

そういえば、社員大工の佐藤君は今日も以前のお客様宅への無料巡回メンテナンスに勤しんでおり、巡回先のお客様から苦言を呈されたと言うような報告がありました。

そうやって、スタッフみんなの力でお客様とのご縁を繋いでいくことで事業が成り立っているのだと改めて感じると共に、微力ではありますが、このような活動がお客様が安心して暮らせる一助となればこんなに嬉しいことはありません。

 

 

原理原則に基づいたマーケティング理論は”made in Japan!”

近江商人の三方良し、江戸商人の大福帳、どちらも古くから日本の商いに根付いている考え方ですが、それらをイマドキの言い方に言い換えてみると、三方良しはWIn-Winをさらに進化させるWIn-Win-Winの『在り方』、大福帳はライフスタイルマーケティングやライフタイムバリューといった顧客との長期的な関係性に目を向けることを提唱したジェイ・エイブラハムに代表される超一流のマーケターが口を揃えてその重要さを説いている安定経営へのロジックです。

日本にある古くからの思想、慣習、在り方を見直すことは自然と世界に通用するマーケティング理論を実践することになるのだと改めて。。

 

新しい集客法、新しい販売法、契約のスピードを上げるノウハウ、短い時間で効率よく儲けるロジック、、
コンサルタントや広告会社が次から次へと「いい方法がありますよ、」と目先の利益をぶら下げて短期的に儲かる方法を売り込みに来る今の時代にこそ、自然と寄り添い、共生して来た『和をもって貴し』の精神に支えられた長期的な視野に立って商いを持続継続させる日本的商売哲学を見直してみるべきだと思います。

と、相も変わらず今夜も、そんなようなことを工務スタッフを集めての工程会議でもクドクドと言っておきました。

目指すは、古くて新しい工務店へのイノベーション。

みんな、頼むよー。(笑)

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