鴨サブレーの功罪。

9月14日 晴れ

爽やかな秋晴れ、週末に引き続き気持ちのいい一週間の始まりとなりました。

 

昨日のトピック①

昨日、一昨日とTOTO西神ショールームで開催した秋の恒例イベントは、『TDYワンダーランド』と称して、終わり行く夏を惜しみつつ、子供達に最後に楽しい夏だった!と喜んでもらえるようなイベントをしよう!とTOTOリモデルクラブのメンバーさんと一緒に行ないました。
2日間でなんと1,000人を越える来場者にお越し頂いて、皆さんにずいぶん楽しんで頂けたようで、本当にいいイベントになったと思います。
企画頂いたイベント委員の皆様、本当にありがとうございました。

TDYワンダーランド!
TDYワンダーランド!

昨日のトピック②

実は私は昼過ぎまでイベント会場をスタッフに任せ、朝の間はいつも通りトレーニング、汗だくで帰って来て第3期生となる中国からの実習生の配属に立会い。

これから異国の地で学び、働く彼らに、日本で楽しく暮らせる為の心構えや、為すべき事をクンロク。昼食の後、作業服を買い出しにいったりと新たに一緒に働く仲間を迎えました。
もうすぐ中国に帰ってしまう2期生の王君、張くんのように充実した実習生生活を送ってもらいたいと思います。

第3期中国人実習生配属式
第3期中国人実習生配属式

昨日のトピック③

夏の暑さが厳しい間、1週間に一度の有酸素トレーニングはランニングをやめて、もっぱらチャリンコに変更していたのですが、9月も半ばに来てずいぶん涼しくなった事もあり、もうすぐ始まるマラソンシーズンへの準備もボチボチ始めないと、という事で、昨日の朝は久しぶりの10kmラン。
伊川沿いの田んぼでは稲穂がたわわに実り、頭を垂れている脇で、曼珠沙華が咲き始めていました。毎年、必ずお彼岸に時を合わせて毒々しいまでに真っ赤な花を咲かす彼岸花。季節の移ろいを感じながらのランは最高でした、いい季節の幕開けにテンションを上げてしまいました。(笑)

曼珠沙華
曼珠沙華

今日のトピックス

そんなアウトドアに最高のこれからの季節、淡路島一周や琵琶湖一周のサイクリング、登山にマラソン大会と計画がギッシリ(笑)私たち身体が資本の職のものは健康が何よりも大事という仕事での意味あいもあり、(ほんまかいな、笑)毎月の様にイベントに参加しようと目論んでおりまして、エントリーしたレースに全て当選したらエラい事になりそうですが、、
そんな事を思っていたら、本日!当選の通知がやってきました!

六甲全山縦走合格通知
六甲全山縦走合格通知

※六甲全山縦走とは、神戸に住む人は一度はチャレンジしたいと思う(ほんま?)神戸市の名物ハイキングコースで、西は須磨から、東は宝塚まで、六甲山系の尾根伝いを歩きます。コースの距離は公称56km、最も高い山は六甲山で、山頂の高さは931.3メートルです。

姫路のキヨちゃんも一緒にチャレンジする予定ですが、当落が未だ未確定、(てか、あかんのやろな、笑)若手大工の大ちゃんは残念ながら落選、エース大工のヨーヘーは当選した様なので、まずはここから二人してココロと身体、鍛えたいと思います。(笑)

 

大きな話題となった鳩サブレー

さて、お題目は本日わざわざ広島から来社頂き、JBN京阪神木造住宅協議会の研修事業としてもうすぐ開講する『職人起業塾』のテキスト本の打ち合せを行なっていた出版社のHさんとライターのMさんにめっちゃウケた件。

テキスト本には、職人向けマーケティングの概論と共に分かりやすく噛み砕いた説明を掲載するのですが、もっと具体的な事例を掲載した事例があった方が良いのでは?という事になり、今まで開催して来た勉強会でのコンテンツを整理する作業を行ないました。

毎月、すみれ本社で行なっている職人起業塾はグループコーチング形式で行なっており、事前に課題をお送りして参加者がそれに対する考えや所見を発表していく流れで、その中で以前、鎌倉のお土産で有名な『鳩サブレー』の話がありました。

鳩サブレーの話とは、鎌倉名物のお菓子である鳩サブレーの久保田社長が大金を出して獲得したネーミングライツの権利を放棄して地元の声通り、名前を変えなかったというニュースが大きな話題になった、と言うアレです。

1億2千万円で鎌倉海水浴場の命名権得た鳩サブレーの豊島屋が“名前はそのまま”と発表、絶賛される!

「1億2千万円もの大金を使ったにも拘らず、企業を育ててくれた地元住民の声を汲み取ってネーミングライツの権利を行使しなかった久保田社長の判断に対してどのように思うか?」

という勉強会での設問に対して参加者皆さんの意見も様々、賛否両論ありましたが、結局、美談として大きく話題になった事もあり、その後の製造元の豊島屋の売上げ利益は右肩上がりになっており、メデタシメデタシです。

狙って出来る事ではない、と思うと共に、『義』を重んじて目先の利益を追わない姿勢こそが市場の信頼を得てビジネスがうまく行く秘訣であり、これこそが日本式のマーケティングだと思う。というのが私のまとめなのですが、そんな話をしていた時に、すみれママ☆がお茶菓子に持って来てくれたのがコレ、

 

京都土産の鴨サブレ

鴨サブレー
鴨サブレー

鳩サブレーならぬ、鴨サブレーです。(笑)
鎌倉土産ではなく、京都土産に先週たまたま私が購入しておりました。

モチロン、今日の打ち合せの内容を見越してウケ狙いに買っていた訳ではありませんし、すみれママ☆のクリーンヒット(笑)も打ち合せの内容に小耳を立ててわざわざ持って来てくれた訳ではありません。

コレの製造元は京都の八つ橋で有名な井筒屋さんで、豊島屋さんとの間でどのような話が出来上がっているか知りませんが、あきらかに類似品ですね。

これをパロディーと捉えるか、知的資産侵害と捉えるかは鳩サブレーの豊島屋さん次第ですが、現在のところ訴訟にはなっていないところを見ると容認の方向なのかな?なんて思っています。

というか、既に全国各地に色んなサブレーが続々と登場している様子です。(笑)

鳩サブレーならぬ鴨サブレ? 全国の「鳥形サブレ」まとめ – いまトピ

偶然と言えば偶然、しかし、必然と言えば必然。

今日の打ち合せの中で登場した事で、鳩サブレーはまたその知名度を増して、このまま東京に出張に行くと言われていた出版社のHさんはお土産に鳩サブレーを購入する事になるのだと思います。
そして、そのお土産を手渡す時に今日の出来事が話題に上るのではないでしょうか。
で、それを聞いた人がまた鳩サブレー、もしくはパロディーのサブレーをお土産に購入する。。

そんな風に考えると、鳩サブレーにとって鴨サブレーの登場は意匠をパクられて迷惑を被る、知的資産の侵害どころか、この話題が話題を呼び、廻り回ってまた自社の売上げに繋がる循環を形成している様にさえ思えて来ます。

これら全ては海岸のネーミングライツを辞退した久保田社長の在り方から派生したもので、その在り方が作り出す大きな影響の輪が何処までも広がっているという事なのだと思います。

自然と売上げが伸びていくって結局こんな事、やっぱり『在り方』に尽きるのだと再確認した次第です。

Hさん、Mさん、本日ははるばる神戸の片田舎までお越し頂きましてありがとうございました。
私が提唱しているマーケティング論を身近に感じて頂ける事が出来て密かに喜んでおります、引き続き宜しくお願いします!(笑)

 

おまけ、このところ、すみれで毎月開催している勉強会のレビューを多数頂いておりますので、コツコツと紹介させて頂きます。

職人起業塾参加者の声①

この塾に参加すると、人間の心深くにある『やる気スイッチ』がONになります。
途中参加の自分が参加した最初の課題が
『死ぬまでにしておきたいことを10個考えよう』でした。
些細で楽しい遊び、仕事上の目標など出てきましたが、考えているうちに、
『本当にしておきたいということ』=『絶対にしておかなくてはならないこと』
ということに気づかされました。

それはその人間が生まれもった使命を果たすということかもしれません。
社会人として、親として、あるいは反対に、親から生を授かった子供としても・・・。

マーケティングテクニックだけではなく、人間の『在り方』や『使命』など深いところから掘り下げて学べる希少な、そして熱い塾です。ありがとうございます。

神戸市 リフォーム会社経営 A様

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A様、熱いレビュー、誠にありがとうございました。
共に学びを重ねて、事業を通じてミッションの遂行に取り組んで参りましょう!
今月もご参加お待ちしています。(^ ^)

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