朝から雨が降ったりやんだりの鬱陶しい天気の神戸でした。
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意思の弱さを認める事がもたらすもの。
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職人の夢。
職人の夢。
一昔前までは、職人ってそんなに悪くない職業だった気がします。
20年以上前になりますが、私自身サラリーマンをしていて、会社の規則にはめられて、何処まで言っても上司の言うことに縛られる生活に嫌気がさして(そもそも向いていなかったか、)自由に働けるフィールドを探して、腕に職をつけようと思ったのがこの建築業界に飛び込んだきっかけです。
しかし、世の中ははすべからず表裏一体、自由に手放しの自由は無く、職人社会に有った自由は全て自己責任の上に立つ極めて不安定な自由でした。
それでも、当時は一人前になれば独立出来るという希望を持ち、とにかく早く仕事を覚えようと給料も労働時間も関係なくがむしゃらに働きました。
そうして親方や工務店のオヤジ、先輩の大工さん達に温かく育てて頂いてなんとか職人として一人で働けるようになったものの、、
そこで手に入れたものは、
雨が降り続けばその月は給料が無く、怪我をしたら無職も同然。
いつ仕事が途切れるのかも分からず、目の前の仕事を一生懸命にするのみ。
の暮らしでした。
神戸では震災後の復旧工事に思いの外早く目処が付き、震災の3年後にはすでに反動とも言える建築不況に見舞われていました。
一年先の自分の姿もイメージ出来ない、いつまで仕事が有るのかさえ分からない、
という恐怖に絶えず苛まされ、とにかく、仕事がある時に働いておこう、休みなんか仕事が暇になった時に何時でもいくらでも休んだらええんや。
と考えて、とにかく、若衆、そしてその妻や子供の生活を守らねばならないという強迫観念に追われて、仕事が入るとまず日曜日から埋めていきました。
今の内に稼いどかな、いつ暇になるか分からんからな、
若衆にもそう言ってトコトン休みも無く働かせました。
モチロン自分自身も一緒に現場に出て汗を流しました。
ある日、一番古くから私について来てくれていたスタッフから、辞めたい、という申し出が有り、
「お金じゃないんです、もうさすがに無理です。」
という言葉を聞かされました。
小さな子供を抱え、それを奥さんに任したまま年がら年中働く生活は、何の為に働いているかが分からなくなると言う事でした。
ハンマーで頭を殴られたような衝撃でした。
なんとか、職人達の生活を守ろうと必死になってやって来たことは、逆に彼らの家庭を壊してしまうことだったのです。
その時に私は誓いました。
目の前の生活をなんとかするという繰り返しでは、いつまでたっても本来の目的に辿り着くことは出来ない、何の為に、という初めの答えは、社員が人並みの生活を安心して出来るようになることであり、それは将来への不安がなく、心置きなく休日を取れて家庭と仕事の両方を充実したものに出来るようになること。
そんな職人会社を作らねば意味が無い。
そして、そんなビジネスモデルを世の中に広めることによって社会的弱者である職人の地位向上を果たす。と、
今のすみれでは、職人は正規雇用の社員と成り、社会保険や厚生年金などの社会的保証も付き、労働基準法どうりの労働条件で働いてもらっています。
職人が住宅ローンを使って新築の家を建てることも出来ます。
創業当時から比べるとその差はとても大きく、確実に目指したところに近づいてはおりますが、まだまだ完成にはほど遠く、これからも棘の道を進んで行かねばなりません。
私にとって職人の夢とは職人が人らしい暮らしを安心して出来る社会になること。
あまりにもちっぽけで、そしてあまりにも困難なその夢の実現に向かって走り続けたいと思います。
皆様の応援を頂きながら。。
職人ドリプラ、私の心の中の火をもう一度大
(やっぱり、)アウトプットこそ最大の学び。
世間知らずの若者をちょっと懲らしめてやろか、という厄介な正義。
おかしいな、と思い、現状回復工事って、家主さんがするんじゃないんですか?
一念、岩をも通す。
バーチャル世界でのショップがリアルに出て来たら、
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確か三宮にあるって聞いた事があるよな、と思い、「iphone 修理 神戸」で検索してみました。
トップに出て来たお店がこちら、
マーケティングの定義。
世の中学生に捧ぐ、『大工になるには』
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
おっさん祭り。笑
今日の神戸もいい朝でした。