夢が無ければ旅をする意味が無い。

朝から雨が降ったりやんだりの鬱陶しい天気の神戸でした。

今日は一日中事務所に籠り、お勉強の一日でした。
午前中は顧問をお願いしている川西労務士に来て頂いて労務コンサル、もう少しで見直して来た新しい社内ルールが出来上がります。
 
昼からは大阪から同業者の気密、断熱化住宅のトップランナーであるS社長にお越し頂いて、木造住宅の設計、施工についてのレクチャーを受けました。
どうせ特化するなら少々では人がまね出来ないレベルまでやり切る、
と、いわれるS社長の緻密かつ理路整然とした住宅のスペックに対する考え方は大変共感出来るもので、これからの住宅に無くてはならない住宅性能の数値化と共に細かな納まりを突き詰める事で計算式通りの施工を実現できるという持論を熱く展開して頂きました。
S社長、長時間に渡るレクチャー、大変勉強になりました。
解っている様な、キッチリ理解をしていなかったような部分がクリアになり霧が晴れた様な気分になりました。
ちなみに、このS社長、工務店業界では珍しい40歳代の創業者社長で私と同じ様な経歴?(笑)をお持ちの同い年の経営者です。
少し話しただけではいい感じで力が抜けたような印象を受けるのですが、少し話し込んでみると熱い心に高いエネルギーをたぎらせている事が解ります。
やっぱりね。(笑)
そんなS社長が口にしたことばが今日のお題目です。
「夢が無ければ旅をする意味が無い」
とても印象的な一言でした。
S社長、夢の実現を目指して果てしない旅を続けて行きましょう!
新築部のスタッフにはこれから師匠と呼ぶように言っておきますので、これからも引き続き宜しくお願いいたします。(笑)

私たちすみれ建築工房は


『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、

『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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意思の弱さを認める事がもたらすもの。

 JUGEMテーマ:日記・一般

世間様では3連休の最終日。
私にはあまり関係は有りませんでしたが、朝の散歩でいつもの神社にお参りにいったら日の丸が掲揚されているのを見て、ああ祝日なんだと再確認。
お嬢とすみれママは何でも映画を観に行くとかで、一応、カタチだけでもホリデーモードになっておりましたが、私はというと朝と夜の仕事の合間に滋賀県和邇まで月に一度の茶の湯のお稽古。
いつもの日常を過ごしました。
お稽古を終えて、大阪での打ち合わせに向かう道すがら、夕暮れの琵琶湖の上にかかる虹を見つけて、生で虹を見るなんて何年ぶりだろう、と嬉しい気持ちになりました。
単なる自然現象なのは分かっていてもきれいなものを見るのはいくつになっても嬉しいものです、そして、なにかいい事が有る様な予感がするから不思議です。(←子供のまま、笑)
ま、比良山の上には暗雲も立ちこめていたんですけどね、(嫌な事は気にしなーい、笑)
お題目は、このところよく考えを巡らす、『行動』についての考察です。
『全てのモノは二度作られる』
と言ったのは、心の師であるコヴィー博士ですが、仕事をする上において、設計図というか、ビジネスプランをしっかりと練り、戦略を建ててから実際の行動に移すべきだ、という意味で私は受け取っています。
素晴らしい理論構築をされたマーケティングの書籍を読んで、その理論に自社のモデルを当て嵌めて、入口から出口まで、机上で作り上げてから一つずつ行動に移して行く。
一度頭の中でイメージした事を実際の行動でなぞって行くとでも言うのでしょうか、ぶれずに確実に目標に向かって進んで行くには問題を見つける度に処置をする様な行き当たりバッタリ方式では難しいと思うのです。
そして、中長期の計画を実践するには、一度きりの行動では絶対に叶うはずも無く、持続継続して行動を積み重ねる事が、不可欠である、と。
これが『習慣化』であり、それをサポートするのが『見える化』なのだと思い、その習慣化と見える化を徹底して社内のシステムに落とし込む事が、マーケティング理論に沿ったヴィジョンを達成へと導いてくれる唯一の手法だと信じて5S活動に代表されるその手の取り組みにすみれでは全社を挙げて懸命に取り組んでいます。
ここで、一つの大きな問題に最近気付きました。
机上で考えた、これはイイ!と思った習慣化の取り組みも何でも実行出来るとは限らないということで、いくら見える化とセットにしてもハードルの高すぎるものはやはり習慣として定着しないのです。
その解決の方法が、お題目にある『自分(自分たち)の意思の弱さを思いっきり認める。』という事。
そう、私を含め、殆どの人はとても意思が弱く、ルールを決めたから(決められたから)と言って、直ぐにそれを守り、習慣として定着させてコツコツを目標に向かって実績を積み重ねる事など出来ないのです。
今日の茶の湯のお稽古で、相変わらず遅々として上達しない自分に若干の失望をしながらも、それでもゆっくりと前に進んでいる自分の姿を振り返り、そんな事を思いました。
もっと速い上達を目指すのであれば、お稽古の回数を増やすことはもとより、お稽古の前後の予習、復習、そして間の日にも自主トレをすればいいに決まっているのは、今更考えるまでもなく当たり前すぎる自明の理であるのです。
しかし、お稽古を始めた2年半目に張り切ってそれだけの習慣を自分に課していたとしたら、必ずといってもいい位、どこかでくじけて、習慣を崩し、やもすると心を折って茶の湯のお稽古自体も辞めているかも知れません。
そう、ひと月に一度のお稽古を(だらだらと)続けるくらいしか私の意思の力は無いのです。
自らの弱さを知り、その実力応相分の目標設定が持続継続していける習慣化への道なのだと言うことだと思います。
無理した習慣は無駄やムラを伴うということなのでしょう。
社内に山ほどあるルールとしての習慣ももう一度良く見直してみたいと思います。
(誰しもの)意志が弱い事を良く認識した上で、守るべき事、必要な事を抽出して、効率の良いアクションプランを再構築する、もしくはあまりにも弱すぎるモノについてはその基本的な部分を鍛え直す様な取り組みが必要だと改めて思いました。
自分のだらしなさを目の当たりにして、、(涙)
それでも、目指すところがある以上、前に進んで行かねば、ね。☆

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職人の夢。

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今朝の神戸は最高の秋空が広がりました。

 

先週に引き続き今日のランニングも国宝太山寺へのお参り付きの12kmコース。
今日は久しぶりに(相変わらず誰もいない)本堂に上がり込みしばしの座禅も組んでみたりして、有意義な朝を過ごしました。
昼からは工事を完了して少し経った介護リフォームをさせて頂いたお客様宅に訪問した後、以前から気になっていたけど、今まであまり関わりを持っていなかった職人の集まりに行って来ました。
職人ドリームプランプレゼンテーション大会です。
全国から様々な職人さん達が集まって、それぞれの夢を魂の叫びとして熱く語る大会です。
たくさんの夢を聞かせてもらいました。
(我々職人上がりの人間にとっては)ハンカチ無しでは見ていられない感動のプレゼンが次から次へと繰り広げられ、心地よい倦怠感に襲われながら会場を後にしました。
日が暮れて会社に帰ると作業場ではカトチンが日曜日の夜だというのに追加のオーダーで頂いた家具に吹き付け塗装をしておりました。
ホントによく働くもんです、、
頑張るねー、カトチン。

職人の夢。

一昔前までは、職人ってそんなに悪くない職業だった気がします。

20年以上前になりますが、私自身サラリーマンをしていて、会社の規則にはめられて、何処まで言っても上司の言うことに縛られる生活に嫌気がさして(そもそも向いていなかったか、)自由に働けるフィールドを探して、腕に職をつけようと思ったのがこの建築業界に飛び込んだきっかけです。

しかし、世の中ははすべからず表裏一体、自由に手放しの自由は無く、職人社会に有った自由は全て自己責任の上に立つ極めて不安定な自由でした。

それでも、当時は一人前になれば独立出来るという希望を持ち、とにかく早く仕事を覚えようと給料も労働時間も関係なくがむしゃらに働きました。

そうして親方や工務店のオヤジ、先輩の大工さん達に温かく育てて頂いてなんとか職人として一人で働けるようになったものの、、

そこで手に入れたものは、

雨が降り続けばその月は給料が無く、怪我をしたら無職も同然。

いつ仕事が途切れるのかも分からず、目の前の仕事を一生懸命にするのみ。

の暮らしでした。

神戸では震災後の復旧工事に思いの外早く目処が付き、震災の3年後にはすでに反動とも言える建築不況に見舞われていました。

一年先の自分の姿もイメージ出来ない、いつまで仕事が有るのかさえ分からない、

という恐怖に絶えず苛まされ、とにかく、仕事がある時に働いておこう、休みなんか仕事が暇になった時に何時でもいくらでも休んだらええんや。

と考えて、とにかく、若衆、そしてその妻や子供の生活を守らねばならないという強迫観念に追われて、仕事が入るとまず日曜日から埋めていきました。

今の内に稼いどかな、いつ暇になるか分からんからな、

若衆にもそう言ってトコトン休みも無く働かせました。

モチロン自分自身も一緒に現場に出て汗を流しました。

ある日、一番古くから私について来てくれていたスタッフから、辞めたい、という申し出が有り、

「お金じゃないんです、もうさすがに無理です。」

という言葉を聞かされました。

小さな子供を抱え、それを奥さんに任したまま年がら年中働く生活は、何の為に働いているかが分からなくなると言う事でした。

ハンマーで頭を殴られたような衝撃でした。

なんとか、職人達の生活を守ろうと必死になってやって来たことは、逆に彼らの家庭を壊してしまうことだったのです。

その時に私は誓いました。

目の前の生活をなんとかするという繰り返しでは、いつまでたっても本来の目的に辿り着くことは出来ない、何の為に、という初めの答えは、社員が人並みの生活を安心して出来るようになることであり、それは将来への不安がなく、心置きなく休日を取れて家庭と仕事の両方を充実したものに出来るようになること。

そんな職人会社を作らねば意味が無い。

そして、そんなビジネスモデルを世の中に広めることによって社会的弱者である職人の地位向上を果たす。と、

今のすみれでは、職人は正規雇用の社員と成り、社会保険や厚生年金などの社会的保証も付き、労働基準法どうりの労働条件で働いてもらっています。

職人が住宅ローンを使って新築の家を建てることも出来ます。

創業当時から比べるとその差はとても大きく、確実に目指したところに近づいてはおりますが、まだまだ完成にはほど遠く、これからも棘の道を進んで行かねばなりません。

私にとって職人の夢とは職人が人らしい暮らしを安心して出来る社会になること。

あまりにもちっぽけで、そしてあまりにも困難なその夢の実現に向かって走り続けたいと思います。

皆様の応援を頂きながら。。

職人ドリプラ、私の心の中の火をもう一度大

(やっぱり、)アウトプットこそ最大の学び。

今日はシクミ研究会新築部会ということで仙台でデザインに特化しつつ、性能でも付加価値をつけて受注を伸ばしておられるスタップ社を訪問です。
景気の低迷が長く叫ばれる中、どうしても高額になりがちなデザインと性能の両立を図って顧客からの支持を得ているモデルはニッチマーケットだとはいえ、クライアントの要望に真摯に取り組んだ、『あきらめない住宅』だと言えると思います。
私たちは住宅という箱を売るのではなく、より良い住環境を手に入れて、気持ちよく、楽しい生活をしたいというクライアントの希望を叶えるお手伝いをする事を目的にしておりますので、あきらめない、という姿勢を絶対に崩してはいけないと思うのです。
そんな意味で、今回の企業訪問は大きなヒントを得られる予感がいっぱいです。
大川社長、よろしくお願いいたします!(笑)
さて、お題目は昨日の昼から参加した京阪神木造住宅協議会での振り返りです。

 

研修会ということで、外部から講師を呼んでご講演をお願いするのと、協議会に参加している会社が工務店発表をする時間があり、各社の代表が順番に講師に成り、自社の取り組みを紹介することになっています。
外部講師は国交省とも強い繋がりを持ち、街の工務店ネットやびおハウスなどの地域工務店の活性化に長年尽力されてきた小池十三氏、これからの住宅業界のあるべき姿についての持論を熱く展開されており、なるほど、と勉強になるところが多々ありました。
特に『原発にさよなら言える家』というコンセプトは、先日政府が行った民間調査の結果が脱原発を求める声が70%もあった事を考えたら、確実に世の中のニーズになるだろう、と思った次第です。
とてもいいお話を聴いた後は、すみれも採用している軽量鋼製天井下地の紹介を、以前から別の勉強会でご一緒させて頂いているM社長達が行われ、自社製品の強みを熱心にアピールされていましたよ。
そして、最後の工務店発表の担当は私、慣れない上に拙いながらも1時間強のお時間を頂き、諸先輩を前にお話をさせて頂きました。
そのお題は、
「もし、工務店のオヤジがジェイ・エイブラハムのハイパワー・マーケティングを読んだら。」
という昨年社会現象とまで言われた『もしドラ』をもじった(若干)おちゃらけたタイトル。(笑)
しかし、内容は至って真面目に、マーケティング書を読んでそのスキームに当て嵌めて作って来た自社のサービス事例をご紹介させて頂きましたよ。
私が考えるマーケティングというのは事業の目的を叶える為の手段であり、その目的があやふやでは全く機能しないツールだと考えています。
そして、世の中の誰が見ても違和感の無い原理原則に基づいたアタリマエの事の積み重ねがそのスキームの土台を成すのだとも。
建築会社のサービスの1丁目一番地はしっかりとした施工です。
いくら契約金額が安くても出来上がりが悪ければそこにかけたコストはまさにどぶに捨てる様なものになるし、そしてそれは建物が出来上がるまで分かりません。
中小零細の工務店の経営の要は集客である。
と、コンサルタントをされている方の言葉で耳にしますが、それも間違いなく顧客との約束が守れる施工力があるという大前提に立たねばなりません。
その為に、自社で大工職人を正規雇用して、彼らが安心して働ける環境を整える事と、現場の細かなところまで会社として目が行き届くようにすることを土台に顧客サービスに取り組んでおります。と言った事を熱く語らせて頂きました。
それにしても、京阪神一円から集まった50社近くいた(と思われる)工務店さんで大工の正規雇用をしている会社はなんと3社のみ、一昔はそんな事は無かったはずですが、私が提唱するそのビジネスモデルの難しさを現実として垣間みた気がします。
大きくなったら、大工さんになりたい!
子供達がそんな風に言ってくれるようになるように、まだまだ私たちすみれの挑戦は続きます。
なかなか険しい道ですけどねー、(^^;

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世間知らずの若者をちょっと懲らしめてやろか、という厄介な正義。

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夕方はきれいな秋空、涼しい風が吹きそろそろ上着がいる季節になりつつある神戸でした。


少し前に関東のクライアントからリフォームのご依頼を頂きました。

「転勤に伴って引っ越すにあたり、賃貸マンションを引き上げたのですが、原状回復の工事をお願いしたいんです。」

とのこと。


おかしいな、と思い、現状回復工事って、家主さんがするんじゃないんですか?


ときいてみました。

「そうなんですけど、無茶な金額の見積もりを見せられて、納得行かないので、すみれさんでやってくれませんか?」

とのこと。

よくよく聞くと、半年程しか住んで居なかったので本来は現状回復工事など必要無いのだが、なんでも犬を飼っていたらしく、ワンコが引っ掻いた部分を修繕しなければならないとのことでした。

それはしょうがないとして納得しているが、その補修費用が50万円以上もかかると、酷い事を言われているんです。
と聞いて、今時そんなに悪い業者っておらんよなー、と思いつつ、丁度関東への出張が有った事もあり、現場に行って見ました。

管理会社からもらった見積もりは、完全に内装の全面改装、
実際に現場で犬がつけた傷はほぼ一部屋のみでした。

この見積もり明細はちょっとおかしくないですか?

と、いう事になり、私が工事項目を見直して見積もりをすると結局半分強の金額で納まりました。

それを管理会社の担当者さんに見せると、すぐに

「分かりました、あとの修繕はこちらの負担でしますから、それで結構です。」

とのこと。

でも、とその担当者さんは続けます。

退去してから、まだその現状回復工事が終わってない以上、鍵を返してもらったといっても、退去したとは見なせないので、遅延違約金を請求させてもらいます。

と強い調子で言われたのです。

私(とクライアント)にしてみたら、法外な見積もりを見せられて、どうしていいか分からず私のところに相談に来られたのも、私が神戸から関東の現場まで赴いて見積もりの内容を正したのも元はと言えば、管理会社に原因があるんじゃ無いか?と思うので、それで時間が掛かった事に対して遅延金を請求されるというのはどうもしっくり行かない話です。

しかし、空き部屋になったまま、次の入居者の募集も出来ない状態というのは確かに家主さんにとっては損害を被っていると思われるのも事実と言えば、事実。
契約書にも、(延滞の原因はともかく)そのように記述もされている訳です。
まあ、こんなやり取りをしていて思ったのは、家主さんがとても正義感が強い人だということ。
とても動物好きの家主さんで、入居者が部屋で犬を飼う事も快く了解してくれていた様です。
しかし、犬を飼うにはマナーがあり、そのマナーが守れない者にはすこし厳しい態度で懲らしめてやらねばならん。
という風に思われている様に感じました。
で、初めの法外な修繕費を請求となったのでは無いかと思うのです。
ご本人はきっと、正義を貫いていると思っているのだと思うのです。
人と人との諍いはいつも正義と正義のぶつかり合い。
自分のかざす正義は本当に正しいか、慎重に鑑みながら自分の意見を述べるようにしなければ、と、改めて感じた次第です。
円満解決になったらいいんですけどねー。

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一念、岩をも通す。

たしか、天気予報は雨だったと思います。
朝からぶ厚い雲に覆われてはいましたが、ときおり雲の間にぽっかりと穴があき、青空が見えるというおかしな空模様の神戸でした。
パラパラと雨が降っては止み、止んだと思えばまた降る面倒な天気でしたが、週の立ち上がりは現場から、ということで朝から海沿いの現場に担当のイッペー君と細かな納まりの確認に向かいました。

 

ひとしきり現場の納めの確認をした後、帰り際に見つけた味のある看板、
一の谷町の根生 サクラ
根性ではなくて根生というのは岩の下で根が生きている事にひっかけてあるのでしょうか(笑)
それにしてもこのサクラの木、小さいながらもしっかりとした幹と成り立派に岩を突き抜けて葉をつけておりました。
その元気な姿に、春がくればきっと花を咲かせるんだろうなー、などと思いつつ、脳裏ををよぎったのはお題目の故事です。
「一念、岩をも通す。」
という諺の所以は司馬遷の史記の中の、
前漢の将軍であった李広が、石を虎と見誤って必死に矢を放ったところ、矢が見事に石に突き刺さったという故事。
からきています、原文はこんな感じ、
広、出でて狩するに、草中の石を見、以て虎と為して之を射る。石に中りて鏃を没するも、之を視るや石なり。
このいわれを聞くと、例え間違いだろうとも思い込み激しく物事にあたれば例え不可能な事でも叶ったりする、という風に取れますが、そんな訳ないやろ、と、つい突っ込んでしまいたくなりますね。(笑)
しかし、実際にサクラの木が岩を突き抜けて育っているのを見ると、それもあながち間違いでもない訳で、、
要するに、強い一念を持ち、絶え間ない努力を積み重ね、時間をかけてすこしずつ進んでいけばありえないような事も起こるという事実を見せてくれていると言う事だと思うのです。
岩を突き抜けたサクラの木は継続する力の重要さを示唆してくれている様な気がしたのです。
一の谷町の根生サクラが、何年かけて岩を貫いて根を張ったのかは分かりませんが、間違って飛んで来ただけでするすると根を伸ばし、幹を育てたのではない事は容易に想像がつきます。
そして、時間をかけたにしても根を張って青々とした葉をつけている姿を見て迷わずに一つの事に没頭して継続するには大いなる思い込みも大事なのかな、と思いました。
そう考えると、自分を信じることも、ある意味大いなる思い込みかも知れませんしね、(笑)
理想論者の私は何かと難しい事に挑んでしまいがちで、未だに自分が選択した道が正しいのか、出来るのか、思い悩む事が少なくありません。
ただ、自然の営みに逆らわず、コツコツと努力を継続していけばきっといつかは花が咲くのだと、今一度自分を信じて進んでいきたいと思います。
たとえそれが虎と岩を見間違がうような大きな勘違いであったとしても、です。(笑)
一の谷町の根生サクラの様にそのうちきっときれいな花が咲くと信じて。

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バーチャル世界でのショップがリアルに出て来たら、

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今日は、重陽の節句。

千晶さんの日選びによると『天地が開通している神事の吉日です。』とのこと。

久しぶりの曇天の日曜日と言う事もあり今朝のランニングは久しぶりに海を見に行くのをやめて山へ、

国宝、太山寺を目指しました。
石戸神社と太山寺にお参りして神仏のご加護をお願いして来ました。
帰ってから、ランニングをしながら撮った秋の風情を切り取った写真を見てみると、なぜか全ての写真にもやがかかっており、こんなに霧は出てなかったけどなー、なんて思いながらiphoneを見てみると、なんと!レンズが割れているではありませんか!
そりゃ、もやがかかったようになるわな、
とランニングに出る時にケースから出して裸の状態で落としてしまった事を悔やみました。
これじゃあちょっと、使えません。(涙)
とはいえ、そのままの状態にしていてもしょうがないので昼からの法事の後、修理をしてくれる店を探して行って見ました。

確か三宮にあるって聞いた事があるよな、と思い、「iphone 修理 神戸」で検索してみました。

トップに出て来たお店がこちら、

駅からも近いし、ま、いいかと思い行ってみる事にしました。
サイトから地図を見ると、国際会館南のマクドナルドの隣のビルということで、場所もとても分かりやすいところにある様子。
ところが、現地についてみてもそんなお店はありません。
地図が示しているビルは一階がスペインバール、2階がヘアーサロン、その上はオートロックのマンションでした。
マンションのポストを見ても一切の表記が無く、もう無くなってしまったのかな?と思い、帰りかけましたが、何となく腑に落ちずもう一度サイトをよく見直してみると、こんなバナーが、、
なんとまあ、マンションの住居部分の1室で非常にこっそりと営業されておりました!
そんなこんなで無事に修理をする事が出来た訳ですが、後でお店の店員さんに聞いてみるとこのマンションは住居専用でお店をしてはいけないので全く何の看板も表札も上げれないとの事。
集客はインターネットの検索のみなのでいいんです、と言う事のようですが、、
それにしても割り切ってます。(笑)
無駄なコストは全くかかっていない訳で、インターネットの時代ってこんな時代なのかな、と、改めて認識を新たにしてしまいました。
これからはお店の在り方や見せ方も段々とこんな風に変わっていくのかも知れません。
商業建築に携わる者としては(ある意味)とっても勉強になった出来事でした。
それにしても、、サバケてる。(笑)

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マーケティングの定義。

朝はどんよりと厚い雲に覆われて、今にも雨が降りそうな神戸でしたが、昼過ぎに現場に打ち合わせに出た帰りに西の空を見ると、きれいな青空が覗いてました。

 

夕方にはいい天気になるんやろなー、と思っていたら案の定、
息抜きに散歩に出てみたら、きれいな夕日と西の空に帰っていく白い龍が見えました。
なにかいい事ありそうな気がします。(笑)
お題目は夕方お散歩がてら息抜きに立ち寄った散髪屋さんのマスターとの会話で、ふと思った事です。
何でも、理容組合の研修会で(初めての)講演をする事になったらしく、その内容がマーケティングについて、とのことでした。
私と同年代で娘同志も同じ歳とという勉強家のマスターは只の散髪屋さんではなく、技術は理容選手権の全国大会に出て優勝候補になる程の腕前を持ち、お店では顧客のニーズを汲み取っては新しいサービスを次々に導入するという新進気鋭の提案型の散髪屋さんです。
散髪屋は客に言われてただ髪を切るだけの職人から、顧客に似合う髪型の提案から始まり、頭皮の診断、日頃の手入れの仕方、加齢による抜け毛の予防までをトータルに提案やサポートするコンサルタントが出来る理容専門の技術職に変わったという訳です。
その顧客の視線に立った自然な提案と確かな技術力は素晴らしいとしか言いようが無く、私はすっかりゾッコンになって、3週間と空けずに通い詰めています。(笑)
ではお題目、全てのコストの負担者は消費者だ、と繰り返し教えて下さった、故水口健治先生が在籍された日本マーケティング協会によると、マーケティングの定義は、
マーケティングとは、企業および他の組織(1)がグローバルな視野(2)に立ち、顧客(3)との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動(4)である。

1. 教育・医療・行政などの機関、団体などを含む。
2. 国内外の社

世の中学生に捧ぐ、『大工になるには』

『大工になるには』
夏の暑さに負けない強い心を持ってください。
冬の寒さに負けない我慢強さを持ってください。
読み書き算数が出来るようになってください。
朝、早起き出来る習慣を身につけてください。
きれいに片付ける几帳面さを持ってください。
親方の言う事を聞く、素直さを持ってください。
新しい事を吸収しようとする貪欲さを持ってください。
自分がしんどい時程、周りの人もしんどいと気付く思いやりを持ってください。
どんなに辛い時もやりかけた仕事をやり抜く粘り強さを持ってください。
美しいものを作りたいという美意識を持ってださい。
他の職方のめんどうをみる親切心を持ってください。
お客様が本当はどのようにしたいか聞く耳を持ってください。
出来もしない事を約束しない正直さを持ってください。
自然に生かされている事を忘れない感謝の心を持ってください。
あらゆる方法を探してお客様の想いを叶える探究心を持ってください。
常にお客様の立場で物事を見れる視点を持ってください。
一つずつ組み立てないと家は建たないと解る論理性を持ってください。
手がけたものが残っていくという喜びを持ってください。
思い通りのものが出来なかったらやり直す勇気を持ってください。
出来上がった家で暮らす人を思い浮かべる想像力を持ってください。
お客様の一生に一度の夢をカタチにする責任感を持ってください。
お客様の幸せな家庭の礎を作る誇りを持ってください。
工事をさせてくださったお客様と一生付き合う覚悟を持ってください。
日本の建築現場の将来を背負って立つ自覚を持ってください。
想いをカタチにする喜びを持ってください。
たったこれだけのことが出来たなら、立派な大工になってやりがいのある仕事と豊かな人生を手に入れる事が出来ます。
棟梁と言われる大工を目指してみませんか?

 

夕方から参加したお嬢が通う中学校のPTAの運営委員会の会合のあと、帰り際になって会場だった図書室の本棚にふと、目が留りました。
大きなスペースを取って並んでいたのは子供達が進路を考えるにあたっての参考となるべき、『○○になるには』シリーズで、ありとあらゆる職業が本のタイトルになってあり、こんなニッチな職業まであるとは、、と恐れ入りながらつい自分の職業も探してみました。
ありました、
『建築家になるには』
ん、待てよ、私は建築屋ではありますが建築家ではありません。
でも、建築屋なんてないよな、と思い、私が子供のころ将来なりたい職業の上位の常連だった(はずの)『大工になるには』という本を探してみました。
すると、それが無いのです。
『マルチメディアクリエーターになるには』
『イベントプロデューサーになるには』
『印刷技術者になるには』
『お笑いタレントになるには』
『工芸家になるには』
等という超ニッチな職業は網羅されているのに、見当たらないのです。(涙)
ま、実は大人気で全て貸し出されているのでは、という温かな声も頂いたので少しググってみました。
そしたら、なんということでしょう~!?
なんと!上位100位までに『大工』も『建築職人』も入っていないではありませんか。(号泣)
しょうがないので私が『大工になるには』を書いてみた次第です。
我々すみれがミッションとして目指す職人の地位向上は、少しばかり急がないといけないようですね、、日本の住宅は大工がいなくて家は建たない。
子供達が将来あんな風になってみたいなー、と思えるように早く変えていかなければ。

私たちすみれ建築工房は


『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、

『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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おっさん祭り。笑

 今日の神戸もいい朝でした。

いつものルーティーンを済まし、いつもの様に、いつもの神社にお参りに。
一昨日の朝参った時に標縄が切れかけていたのですが、それはもうすっかり外されてきれいさっぱりとなっていました。
隣保の方が朝から入れ替わり立ち代わりお参りに来るだけの事はあって、素晴らしい事です。
地域との密接な繋がりを感じる事が出来ました。
村の鎮守はこうでなくっちゃね。(笑)
昼からは名古屋へ、
これまでの2年間勤めていた全国のリフォーム事業者が集まる勉強会、JACKの理事会にて、任期満了による新しい理事への引き継ぎの会合が持たれました。
これまでの2年間の振り返りとこれからの活動についての活発な意見交換もなされ、より充実した会になる予感たっぷりのいい会議でした。
私はこれから勉強会の主催者側から一参加者に変わる訳ですが、それはそれで楽しくなりそうな気がします。
新理事の皆様、よろしくお願い致します。
長時間に渡る会議の後は、旧理事の慰労会と言う事で木曽川を挟んで犬山城の対岸にある温泉宿にご招待頂いて忙しかった2年間を労って頂きました。
新理事との懇親も含めて、ということでおっさんばかりでの宴席はおかしな盛り上がりを見せて、、
詳しい事はfbにて、、(苦笑)
夜更けまでおっさん祭りは続くのでした、、
おいおい、、
第一期の理事の皆様、2年間お疲れさまでございました。
そして、新理事の皆様、これからもよろしくお願い致します!