事業の目的を実践するミッションステートメントの刷新。

平成31年1月5日曇り

やっと、仕事始め。

本日はようやく有限会社すみれ建築工房の仕事始め。私たちを支持してくださるお客様のおかげで大過なく19期目のスタートを迎えられたことに心より感謝いたします。私と数人のスタッフは大晦日も正月もずっと現場作業にかかりっきりだったので今日の仕事始めもこれといって実感は無いのですが、他のスタッフはそれぞれ正月休みを満喫した風情のさっぱりした雰囲気で出社されておりました。午後9時から全体会議と今年度の経営方針説明会を行う予定でしたが、結局今日も早朝から現場に出ていたせいでスタートを1時間遅らせてドタバタとした雰囲気の中、スタッフ全員に新年の挨拶、第19期の経営方針説明を行いました。内容は昨日のブログに書いた通りです。(笑)

事業は目的が全て。

毎年、正月休みの間に(今年は休みはありませんでした、、)毎年資料作りを行って、初出の日に経営方針説明を行いますが、毎年決まって繰り返ししつこい位にスタッフに語り続けているのは「目的が全て」と言うことで、経営理念「ものづくりの本質、作り手を守り育て地域社会に貢献する」と、創業時ミッション「ものづくりの担い手の社会的地位の向上を図る」と言う事業の目的を実現するために我々は建築事業に取り組んでいるのだと口を酸っぱくして言い続けています。そのための行動指針としてミッションステートメントを定めているのですが、今回は20年近くぶりにそれを刷新して新しく書き換えました。

すみれ建築工房ミッションステートメント

  • 設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、顧客のイメージを超える工事後の楽しい暮らしのプランを提案します。
  • 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果として顧客から絶対の信頼を得る施工をします。
  • 工事店として全ての方に「すみれがなくなったら困る」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。
  • 建築のプロとして建物の長寿命化と顧客の暮らしを守ります。
  • 日本の伝統工法の継承者、最新技術の習得者として次世代のものづくりの担い手の育成に努めます。
  • 人として常に良心に従った行動をとります。

強みは概念の実践

私たちすみれ建築工房の強みは女性設計士による丁寧なヒアリングとプランニングの自社設計、社員大工による責任施工と思われがちですが、実はそこが本当の強みではなく、建築の専門家である社員が、原理原則のマーケティング理論を愚直に履行することが同業他社と大きく違うところだと思っているし、そのように長年経営計画を立てて努力を続けてきました。私たちが10年近く前から一切の宣伝広告や販売促進イベントを取りやめても売り上げを作り、事業を20年近く続けて来れたのは、「卓越の戦略」と言うジェイ・エイブラハムが提唱された概念を実業に取り込み、実践してきたからに他なりません。それを改めて今回もスタッフ全員に語り、今一度その取り組みをブラッシュアップしてもらうために上述のミッションステートメントに卓越の戦略を融合させた次第です。

ジェイ・エイブラハム卓越の戦略

  • あなたから何か買う人は、単なる「顧客」ではなく、あなたの保護下にある「クライアント」と考えるべきである。
  • クライアントの生活をより良いものにする、という高次の目的のためだけに、ビジネスに取り組む。
  • 惚れ込むべき対象は、自分の商品ではなく、クライアント。
  • クライアントが言葉に出来ない想い、ニーズ、課題を明確に表現し、それを満たすリーダーとなる。
  • あなたやあなたの会社、商品、サービスがなかったとすれば、クライアントにとって損になる程のレベルで商売をする。
  • あなたとクライアントの双方が、信頼、誠実、尊敬の対象となるような精神的な「きずな」を構築する。

本年もよろしくお願いいたします!

経営計画の説明か、押し付けか、クンロク?かよくわからない雰囲気の全体会議と意外と和気藹々なチームMTGを終えて結局、近所の伊川谷総社に社員全員で安全祈願と目標達成のお願いにお参りに行けたのは昼過ぎになってしまいました。慶事は午前中。と言う基本を守れず、型にこだわりたいタイプの私としては少ししまった!と反省をしましたが、今年は長年の悲願である完全クレーム撲滅、顧客満足100点満点を積み重ねる現場最優先で行く!と言う大方針を私なりに掲げているので、これもまあ致し方ないと一人勝手に納得しつつ、1年の幕開けをスタートさせました。そんなこんなで、今年も1年、理念の実現、ビジネスモデルの構築を目指して突っ走って参りますので皆様よろしくお願いいたします。

職人進化論的原理原則(まとめ)

  • 事業の目的は経営理念の体現、業務は全て手段でしかない。
  • 目的を達するためには行動指針、判断基準が必要
  • 行動指針は役割の明確化、役割ごとの責任が一体であるべき
  • 概念を学び実践に落とし込むことで学ぶ意味と価値を見出せる
  • 建築業の結果、評価は現場が全て、現場主義こそ未来への礎を作る!

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