神戸ラーメン紀行Vol.163 〜発表!ラーメンアワード2018〜

平成30年12月31日

平成の大晦日。

天皇陛下が「戦争の無い平和な時代」と言い表された平成の最後の年末。30年前に昭和天皇崩御の一報を聞いたのは私はまだ20歳そこそこで、佐川急便のセールスドライバーとなって、フリーターの根無し草のどーしようもない暮らしを抜け出しやっとまともに働き始めた頃だったことを考えるとこの30年間で大工に転身し、押し出される様に独立起業し、事業を立ち上げて20年近くそれを継続し、何とか人並みの暮らしを続けていることを考えると、平成時代は私の人生において大きな意味を持つ時代だったのだと改めて感慨深いものがあります。人口減少による内需縮小と資本主義の行き詰まり、10%となる消費増税から始まる来年からの新たな時代、一体何が待ち受けているかと思うと、ワクワクドキドキです。

現場復帰の年末年始。

そんな大晦日は仕事の片付けを少しと毎年恒例のお墓参りに行き、若くして亡くなった友人の墓前で人生を俯瞰する時間を持ちました。そして、何と夜中から、工事現場で職人として作業に勤しみます。正月しか長期休みが無い店舗の手直し改修工事で、担当者に任せてオレは南の国に旅行に行ってくる、という訳にもいかないので、いっそ先頭に立って現場で働くことにしてみました。久しぶりに、正月から気合満点、波乱含みの新年を迎えることになります。ま、最後は自分自身で現場を収める事ができるのが私の強みだと思っているので、(いつまでも出来るとは思っておりませんが、)バリバリと体が動く間は現場に戻りたいと思います。てか、本当はすみれの事業モデルが出来上がり、私の役割が少なくなったら一人の大工として現場に戻ろうと数年前までは思っていたので、ちょっとした願望が叶った年末年始とも言えなくも無いです。。

神戸ラーメン紀行vol.163

さて、大晦日といえば、一年を振り返る日。今年も恒例のラーメンの振り返り、神戸ラーメンアワードの発表を行いたいと思います。が、その前に、滞りがちなラーメンまとめブログの今年の残りを先に片付けておきたいと思います。月に一度はラーメンまとめブログをアップするといいながら、今年も随分滞ってしまい、年末まで引っ張ってしまいました事、ラーメンフリークの皆様にお詫びいたします。。(苦笑)
それでは、今年最後、12月のまとめ、神戸ラーメン紀行vol.163行ってみます!

もっこす 谷上店
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銀座
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円亭

 

熊本ラーメン 肥後もっこす
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いせや 大蔵谷店
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もっこす 味泥工場
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以上、今月もご馳走様でした。

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神戸ラーメンアワード2018!

では、ここからは私(高橋)が神戸のみにあらず、全国各地で年間180杯のラーメンを食す紀行を今年も続けてきて、これはうまかった!と思い、印象に残っている上位5つのラーメンをご紹介、上位3位までの優秀なラーメンにはトロフィーを贈呈して表彰する「神戸ラーメンアワード2018」を発表します!

第5位

もっこす 味泥工場

#話題騒然の店#もっこす工場店 #確かに少し違う #チャーハンセット #1050円

第4位

#超行列店 #西宮山口町 #だしとめん #飛魚だし熟玉そば #815円 #焼き飛魚煮干し #鶏節 #青口煮干し #おこわも美味しい #ブランドラーメン

ラーメン専門店 だしと麺

それでは、今年の第3位はっ!

勝っちゃんラーメン

#白川台 #地元 #かっちゃんらーめん #味噌 #1200円 #チャーシューと角煮 #麺より肉の方が多い #値段に文句なし #いつまでも元気に頑張ってください  

 

続いて第2位、準グランプリの発表です。

Mendokoro Ichi

#明石駅前 #ichi #薄口醤油ラーメン #650円 #丁寧 #まろやか #おすすめします #流行ってもらいたい

 

そして!映えある神戸ラーメンアワード2018のグランプリの一杯はこちらっ!

麺屋貝原

#牡蠣つけそば #900円 #自家製麺 #無化調 #香り立つ #磯の香り #まだまだ進化中

総括と感謝。

以上、何とグランプリは昨年に続き麺屋貝原さんの新メニューとなりました。行く度にスープが変わっている、まだまだ試行錯誤を繰り返しながら、究極の一杯を生み出そうという真摯な姿勢と想いが詰まった、その想いが食べる側に伝わる牡蠣つけそば。これからも飽くなき挑戦を続けて、私達に驚きと感動を与えて下さいますようお願いしたいと思います。5位入賞はボリューム系グルメの上村さんの一押し、確かに違いました。4位はブランドラーメンとして知る人ぞ知る行列店、これからの店舗展開が楽しみです。第3位は地元白川台で老夫婦が二人で営業されているお店、まだまだ頑張ってもらいたいとのエールを込めて。準グランプリは明石駅の外れでひっそりと、でも丁寧に営業されているお店、丁寧な仕事を見て繁盛してもらいたいと思いました。

今年も1年間、拙ブログにお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました。
心からの感謝を申し上げると共に、来年も引き続きよろしくお願いいたします。良き新年をお迎えください、私はそろそろ現場に向かい、コンプレッサーをぶん回してはつり工事に勤しんできます(笑)
良き新年を!

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年の瀬に「何のために」を考える。

平成30年12月29日 快晴

疾走中!

世間様ではもう年末の休暇に入られておられる会社が大半の様ですが、すみれでは明日の晦日まで現場が動いており、私もまだまだ平常営業。今朝も早朝出勤で社員との個人面談の続きを行なった後は建築機材リース会社に正月工事で使用する機材をトラックに積み込みに行き、昼からは何とか建物内部の完成にこぎつけた滋賀県大津の現場に完工確認とお客様への年末のご挨拶、夜は工務部メンバーと焼肉を食べながらの納会と、相も変わらず息つく間もなく疾走しています。。

人生に関われる仕事。

現場の確認と共に御礼とご挨拶に伺ったお客様宅では、結局逆にシャンパンとワインをしこたまご馳走になり、今回新たに家を建てる事になった流れから今年あった様々な出来事と不思議とも思える程の良いご縁を頂いたとのお話を伺い、その人生の一部に私も関われたことをとても嬉しく感じる事が出来ました。今年の秋に関西地方を直撃した台風の影響で、シャッターやエクステリアの部材の供給が滞り、予定通りに完工する事が出来なかった新築現場の事も、担当大工の洋平や設計のみまっちを労って頂き、工期にも理解を示して頂けた事で救われた様な思いで、理解のある顧客の有難さ、大切さを改めて思い知り、素晴らしいご縁を頂けたことに感謝するばかりです。

一年を振り返る時期。

お客様との雑談の中で、H様から「今年は随分といい出会い、素晴らしいご縁を頂けた」とのお話を聞いてその中に私達も含んで頂けているのを嬉しく思いながら、「高橋さんの今年はどうでしたか?」と訊かれて、そんな時期になったのだと改めて気づきました。その場では毎年同じ様なことを地道に繰り返しているので、大して大きな変化があった訳ではありませんが、少しずつ進んでいるのを実感しています。とぼんやりと返答をしておりましたが、今年もそろそろおしまいということで、今一度、本業である建築の仕事とプライベート、そしてライフワークについて今年一年を振り返ってみたいと思います。

愚直に、継続する。

すみれ建築工房の事業としては原理原則に基づいたマーケティング理論を愚直に実践することを強みとして相変わらず全く販売促進や広告宣伝を行わずに、現場接点強化、生涯顧客の創造、顧客にとって卓越した存在になる。の3ステップを繰り返して持続可能な自立循環型ビジネスモデルの構築を目指した取り組みの精度を上げることを目標に掲げ、現場担当者である社員大工への権限移譲と若手の人材育成に注力してきました。結果としては、決して満足できるものではありませんし、解決すべき課題も問題も山盛りではありますが、それでも社員大工達が売上利益に対する意識を持った事、何とか多少なりの利益を上げる事が出来たのは、来年への礎になるのではないかと思います。

学びと実践。

今更ながら研修に通い続け、今年で3年目となるUXデザインを学んでいるXデザイン学校の大阪分校では今年は研究生として「建築×UX」というテーマに取り組んだのは来年以降、平成時代が終わり、新たな時代の幕開けへの準備としては私の中では大きな自信というか、未来を標榜できる力を得られた様に思います。実際に、そこでの学びを実践に生かすべく、丹波での古民家再生プロジェクトで地域の人々の中に飛び込んで、建築請負会社ではなく、建築アドバイザー、DIY指導メンバーとしてこれまでと違う立ち位置での貢献の仕方を模索しています。建築工事を地元の人やそこに住んでみたいと思う方に戻す事で、今までと違うニーズを汲み取るきっかけになるのではないかと思っていますし、大きな手応えを感じながら現在進行中です。

ライフワークの全国展開。

私のライフワークとも言える、もう一つの事業、一般社団法人職人起業塾の活動では今年は東北地方までその活動の場を広げ、仙台、東京、大阪、長崎、鹿児島と文字通り全国展開を果たす事が出来たのは、(ずいぶん忙しくなりましたが)大きな成果だったと思います。全国で開催する6ヶ月にも及ぶ研修会では卒塾生達がこれまでの自分の役割を見直し、経営者感覚を持って顧客満足を得てそこから未来を切り開くマーケティングアクションに取り組んでおられ、現場から建築業界を変える。という私の信念を理解して実践に移してくれる仲間が数多く生まれました。また、大手住宅設備機器メーカーのPanasonicからボランタリーチェーン向けの研修依頼があったり、東北電力、YKKap等が開催された石巻市での工務店セミナーへの登壇依頼、また全国の名だたる有名工務店の協力業者会や社内研修会での講演にお声がけ頂けたのは、これまでの地道な情報発信が少しずつ結実しつつある胎動を感じています。

魂を感じる聖地巡礼。

建築事業と研修事業の二足のわらじとなり、年々プライベートの時間が取りにくくなっておりますが、それでも半分仕事の様な趣味の様な富士登山や信州での安曇野センチュリーライドに参戦できたりとそこそこ楽しむ時間を持ちました。中でも念願だった東北への聖地巡礼を叶える事が出来たのは、小説を読み、頭の中で膨らましていたイメージを体感できた素晴らしい体験で、岩手の江刺ふじわらの里や中尊寺の金色堂は悠久の歴史とそこでの爆発的な高揚感、血の涙を流す無念、慟哭が入り混じった本での間接体験が蘇り、心が震える素晴らしい体験で、中尊寺で見た松尾芭蕉の銅像を見て、奥の細道を辿る旅に必ず行こうと心に誓いました。もう一つの聖地巡礼は萩の松下村塾です。以前から絶対に行きたいと思っていた念願をやっと今年は叶える事が出来て、「志」に生きた吉田松陰とその生き様に共感し、日本を変えると命をかけた塾生達の魂を感じられたことは、これからの私の人生に大きな影響を与えてくれる気がします。以下は今年の聖地巡礼に関して書き残したブログです。

読書の秋と聖地巡礼@平泉

兵たちの夢のあと。聖地巡礼@平泉

聖地巡礼@松下村塾

「知見の収納庫」とそれを支える聖地巡礼@伊丹

己に課した大命題と感謝。

そんなこんなで、平成30年を振り返ってみると、そんなに大きな出来事や転機があった訳ではないが、しかし、確実に未来への布石を打ち込み、新たな時代での生き残りをかけた来年以降に繋がる一年になったのではないかと思っています。日々煩雑な毎日を送り、目の前のタスクに振り回されながらも一回きりでやり直しが効かないぶっつけ本番の人生、「何の為に?」という自分自身の生きる意味への大命題に常に向き合い、一年一年、後悔する事なく精一杯疾走を続けていきたいと思うし、その意味では悪くない一年だったのではないかと思った次第。そして、私の様々な取り組みを助けてくれたスタッフや協力者の皆様には改めて深く感謝いたします。ありがとうございました。

 

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竜の柩 〜今年一番印象に残った本〜

平成30年12月28日 晴れ

一年を振り返る時期

いよいよ年末も押し迫ってきて、今年中にやるべき事はあと何がある?と自問自答を繰り返しながら、今日はやっと事務所に一日籠り切ってデスクワーク。片付いたもの、結局間に合わず、来年に持ち越したものと様々ですが、連続して流れていく日々におざなりになってしまっている事柄に一旦区切りを持ってみるのは悪くないものだと思ったり。一年を振り返り、区切りを考える良い時間を持つことができました。あれこれと今年一年の出来事や成果について思いを巡らせる時期になりましたが、このブログの投稿を見返してみて気付いたのは、思いの外読んだ本の紹介ブログが少なかったという事です。

今年一番印象に残った本

今年も毎日更新し続けたブログですが、常に書きたいことが山盛りあって、ついリアルタイムな出来事を書いてしまいがちです。ネタが無い時に読み終えた本の書評?を書こうと思いつつ、そういえば、読了したまま紹介していない本が結構あるなと気がつきました。今年も色々と幅広いジャンルで本を読みましたが、読み応えのある長編大作に取り組んだのも多く、例年に比べて読了した作品数は少なかったかもしれません。年の瀬にあたり、今年一番印象に残っている本は何だったか?と思い返せば、昨年に引き続き、連鎖的に読み続けた東北を舞台にした作品を中心に書き続けておられる高橋克彦さんの「竜の柩」ではなかったかと思います。

竜の柩

この作品は鹿児島の職人起業塾の事務局として大変お世話になっている大庭社長に、私が高橋克彦作品の歴史小説を熱心に読んでいるのをみてオススメ頂き手に取りましたが、歴史小説ではなく舞台を現代に移して奇想天外な展開とまるでそれが真実なのかと思ってしまうくらいの緻密で幅広い取材を重ねられているのが伝わる本当に面白く、ちょっとしたパラダイムシフトを呼ぶ良書でした。それにしても、本州の最南端の県で東北を舞台にした作品を紹介されるとはビックリというか、読書の世界に親しむ人のご縁はかくも面白いものだと改めて感じた次第です。東北地方に興味とリスペクトを持っていない方にも是非ともご一読頂きたいと感じた作品の内容を以下にご紹介しておきます。大庭社長、良書のご紹介、ありがとうございました。

商品の説明

内容紹介

龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人(くきこうじん)たちアクト・ナインのメンバー。『古事記』『日本書紀』や風土記に残る寓話や神話を読み解く九鬼は、独自の論理的考察で、仮説を実証し真実に辿り着く。龍=ロケット、神=エイリアン。著者にしか辿り着けない圧倒的スケールの傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人たちアクト・ナインのメンバー。『古事記』『日本書紀』や風土記に残る寓話や神話を読み解く九鬼は、独自の論理的考察で、仮説を実証し真実に辿り着く。龍=ロケット、神=エイリアン。著者にしか辿り着けない圧倒的スケールの傑作。

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植松努氏とデレク・シヴァーズ氏からの示唆@第11期職人起業塾東京

平成30年12月27日 晴れ

年末に行うべきは来年への布石。

東京への今年最後の出張を終えて弾丸新幹線で午前中に帰神、昼から年内に伺うと約束していたお客様宅へのメンテナンス訪問に設計スタッフとの個人面談3連発、日が暮れてからは大阪に移動してXデザイン学校の研究生メンバーと今年のテーマ「豊かな暮らし」を提供するサービスデザインのアイデアまとめと息つく暇も無い1日を過ごしました。帰りにクラフトビールを煽って夜中に自宅にたどり着くと流石に消耗感ハンパないって感じでしたが、迷走を続けてきた住宅の所得に全く興味を示さない、ポスト平成の建築市場の主役となるミレニアム世代の若者向けの建築業者としてのサービスデザインとビジネスモデルのアイデアが漸く形になる方向性を見出すことができて、私が代表を務めている工務店支援の任意団体で具体的にサービス展開をする目処がついたことは大きな収穫でした。チーム1st placeメンバーの皆様、年末の慌ただしく、お忙しい中ありがとうございました。来年の発表、楽しみにしております。

第11期職人起業塾最終稿

さて、昨日の今年最後の出張は東京での第11期職人起業塾6ヶ月講座の最終日でした。半年間もの長きに渡る研修の成果を確認、検証する日ということで、気合を入れて始発の新幹線に飛び乗り、朝から晩まで塾生さん達に熱く語り、厳しく問いかけ、そして魂を注入するかの様に「君にはできる、必ずできる、絶対叶う」と激しく励まし続けました。オブザーバーで参加して下さっていた建設職人甲子園の前理事長で那須塩原で7千坪の敷地に作った職人育成機関である「職人道場」を立ち上げられた小山社長も、塾生たちの具体的で実践的、そして真摯な現場実務、顧客接点強化への取り組みに賞賛の言葉を下さっておりました。研修の終わりは実務のスタート、卒塾生達が今日から早速、半年間の研修で学んだ原理原則に基づいたマーケティング理論を駆使して実践に取り組まれることを強く願っています。

7つの概念。

一般社団法人職人起業塾の6ヶ月コースの研修の最終講ではいつも2本の動画を紹介して観てもらっています。まず1本目はTEDxSapporoで登壇され、日本で最も有名なTED動画とも言われて大きな支持を受けている植松努氏の「どーせ無理」をなくそうという動画です。この動画を通して研修の中で学んだことは何ら特別なことではなく、誰もが知っている、でもその通りに行うのが困難で、「知っているけど、できていない」の大きな壁を乗り越える練習だったことを再認識してもらえる様にしています。植松努氏がプレゼンテーションの中で語られる言葉を概念化すると、職人起業塾のカリキュラムに組み込まれている同じ考え方が7つあり、それを考えることで、事例と概念の相互転換を行い、学びを脳に定着して身体化してもらおうとの意図です。

 

植松努氏との共通項。

植松努氏のプレゼンテーションと職人起業塾での学びの共有点とは、

  1. 目的と手段を履き違えない
  2. 読書をして先人の経験を間接的に体験して学べ
  3. 自分が変化することが仕事を生み出す
  4. ご縁が全てを生み出す、ご縁を大切にする
  5. マイナスの言葉を使わない
  6. 想いは招く(思考は現実化する)
  7. 次の世が良くなる様にと高い志を持ち、実践する。

となっており、現在、日本中の教育機関やPTA団体から子供達に植松さんの講演を聴かせたいと引く手数多な植松さんが伝えていることの殆どを塾生は研修を通して深く理解して、実践に取り組んだ訳で、その内容を実践することが出来れば自ずと多くの人から共感され、理解されると論理的に理解してもらう様にしています。これまで、長きに渡り世間の常識、意識レベルから大きく乖離していると言われてきた建築業界に従事する人たちが、一般ユーザーと同じ世界観、同じ価値観を持って、建築現場での業務に従事するのは新しい世界に一歩踏み込んだと言っても過言ではない、大きな進化だと認識してもらう様にしています。

 

フォロワーの大切さ。

もう一本の動画はデレク・シヴァーズの有名なTEDトークで「社会運動はどうやって起こすか(how to start a movement?)」というムーブメントの起こし方についての動画です。この動画では公園で一人の裸踊りをしている青年をフォローして一緒に踊り出す2番目、3番目のフォロアーの存在の大きさを映像で紐解きながら、ムーブメントを起こす場合のリーダーの過大評価とフォロワーの過小評価を見直す様に提言をされています。私たち、職人起業塾が行なっているのは、これまで誰もやってこなかった、職人や施工管理、リフォーム営業といった現場実務者にマーケティング理論を教え込み、経営者と同じ感覚でものづくりに向き合うことで未来を作るという取り組みで、「なんてばかなことを、」と多くの業界関係者から批判というか、嘲笑を買いました。いわば、公園の広場で一人で始めた馬鹿踊りです。しかし、私たちの志、理念に共感し、私が苦手な事務処理や厚生労働大臣の助成金の手続きを買って出てくれる人が現れ、私が出来ないコミュニケーションや接遇、可能思考、問題解決の研修を快く引き受けてくださる研修講師の皆様のおかげもあり、全国で社員を是非研修に参加させたいと言ってくださる経営者の方々が続々と現れて、今年は仙台も開講して全国5カ所で展開する今に至ります。

感謝と祈念。

私の馬鹿踊りを見て、一緒に踊って下さった方々のおかげで日本全国で職人をはじめとする現場実務者が意識を変え、現場実務を変え、資格取得に励み、顧客の幸せを実現することで自らのビジネスを好転させようと熱意を持って取り組んでくれる様になりました。それは、私だけではなく、参画下さったそれぞれの企業で、社内では社長が、現場で職人が一人で裸踊りを始めることであり、共に馬鹿踊りをしてくれる仲間を尊重することで、大きなムーブメントを起こし、建築現場で顧客からの圧倒的な評価を得ることで、建築業界が抱えてきた多くの問題を根本的に解決できる糸口が掴まえられる様になると思っています。兎にも角にも、この度の2回目となる東京での職人起業塾にご参加頂き、私の裸踊りをフォローして一緒に踊って下さった皆様には心から御礼を申し上げると共に、塾生の皆様には半年間の学びを元に、自分の人生を切り開き、会社に大きく貢献していただけますことを心の底から祈念申し上げます。半年間、お疲れ様でした。ありがとうございました。卒塾時の高揚感、達成感を忘れることなく毎日地道に気張ってください!

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哲学と言霊と感謝〜今年最後の元祖職人起業塾〜

平成30年12月26日 晴れ

今年最後の元祖職人起業塾

昨日は今年最後の元祖職人起業塾、すみれ本社で5年以上前から毎月私が主宰を務める無料のマーケティングの勉強会の開催日でした。今回も年末の忙しい最中にも関わらず、遠くは京都や姫路から多くの経営者や職人、事業部を取り仕切るマネージャー等、自立循環型のスモールビジネス経営に興味を持ち、実践に取り組む方々が神戸の片田舎にお集まり下さいました。一年の最後となる年末の勉強会では毎年、この一年を振り返って、学びを続けた成果について自分自身で検証をしてもらう時間となっています。今回も「最高売り上げをたたき出せた」「集客に困らなくなった」「目標を達成できた」「新境地を切り開くことができた」等々、素晴らしい感想を述べて頂き、拙いながらも毎月欠かさず勉強会を続けてきて本当に良かったと私自身が一番喜んだのではないかと思っています。

信頼は実践が担う。

職人起業塾は原理原則に基づいたマーケティング理論の勉強会で、ドラッカー博士が定義した「一切のセリング(売り込み)を必要とせずに売上、利益を上げ続ける仕組み」の構築を目指しています。その為に必要なのは何をさておき「顧客からの信頼」であり、顧客から絶対の信頼を得て、卓越した存在になる為に具体的な行動、そして行動を継続する習慣の実践に重点を置き、毎月、当たり前の原理原則に基づいた概念をテーマに上げて、参加者にそれぞれの立場や役割に応じた行動を考え、実践してもらう様にしています。今回はその1年間の積み重ねを振り返り、行動が、習慣が成果に結びついたのかを検証してもらいました。

理想を現実化する方法論。

企業倒産の原因の97%が売上の低下と言われる様に、どんな業種、業態でも事業を維持継続するのに必要なのはまず売上であり、それを生み出す集客です。宣伝広告や売り込みを排して自動的に集客ができるのは理想であり、この仕組みが出来上がると、未来が標榜できる様になります。私たちはそれを叶える方法論としてマーケティング理論に取り組んでいます。そして、理想を現実化できるのは影響力の範囲内であり、影響力の輪を広げることこそが、マーケティング理論の構築に直結すると思っています。影響力を広げるのは、人脈、人望、抜きん出た知識、類稀なる技術、コミュニケーションの質と量など様々ですが、どれも習慣化することによって手に入れることができるものばかりであり、地道な努力を積み重ねることによって、確実に理想に近づいていくことが出来る、その全体像と方向性を確かめる為にマーケティングを学び続けていると言っても過言ではありません。

実践から見出した哲学は何か?

今年の総括では、「実践」にスポットライトを当てて、海賊と呼ばれた男出光佐三氏の「概念を実践で裏打ちすることで知恵になり哲学が創成される」という至言に倣って、

私が職人起業塾で学んだ概念は(   )で、そこから(   )を実践として取り組みました。実践を通して分かったことは(   )であり、そのことで私は(   )な力を身につけて、(   )の成果を手にすることができました。
この一連の取り組みから見出した私の哲学は(   )です。

という形式で参加者の皆さんに1分間プレゼンテーションを行ってもらいました。薄っぺらな、浅い思考で闇雲に行動する「行動ばか」にならない様にする為には、概念を学び、それを自分自身の事例として作り上げる。積み上げられた事例を見て、自分なりの概念を抽出して他の取り組みに応用できる知見に転換することが非常に重要です。

哲学と言霊と感謝。

概念と事例の総合変換のトレーニングにはブログを毎日書くなど、行動の振り返りと検証が効果的である、という私自身の経験からの持論に基づいて、今回は参加者の皆さんにも自分の成功パターン抽出をしてもらいました。発表を頂いた方々は来年への希望に繋がるとてもいい整理になった様でしたし、ご参加頂けなかった方は是非、上述のフォーマットに当てはめ、今年一年を振り返って、自分なりの「哲学」を見出して見てください。ちなみに、来年1月の元祖職人起業塾は1月22日(火)です。年の初めのコミットメンをして頂きますので、奮ってご参加ください。人前で発した言葉は言霊となり、無意識の内に目標達成の大きな力になること請け負います。(笑)
元祖職人起業塾にご参加の皆様、今年も1年間、お世話になりました、実のところは私が一番、皆様から学ばせて頂いたと心から感謝しております。来年もまた、共に学び続けましょう!

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破約失福 〜約束を違えれば、己の幸を捨て他人の福を奪う〜

平成30年12月25日快晴

今年最後のモーニングセミナー。

火曜日は朝活の日。この所、風邪で体調を崩したり、出張が重なったりしてなかなか参加できずにいた神戸市倫理法人会の今年最後のモーニングセミナーに早朝から張り切って参加、1年の締めくくりにメンバーの皆様に今年1年間の御礼と、年の暮れのご挨拶ができてよかったです。今年は(一応)幹事の役職を拝命したにもかかわらず、あまり熱心な活動ができなかったと反省しつつ、来年はもう少し頑張らねばと気合を入れることになりました。来年も引き続き、朝起きし、姿勢を正して原理原則を学び続ける所存ですので、皆様よろしくお願いいたします。

信じられる者が儲かる原則。

今日のモーニングセミナーはゲスト講話者が登壇するのではなく、倫理法人会のバイブルである「万人幸福の栞」の一節についてのビデオ勉強会で、会の冒頭に参加者全員で輪読を行った「破約失福 約束を違えれば、己の幸を捨て他人の福を奪う」の章について詳しい解説を聞かせていただくことができました。儲かると言う字は信じられる者と書くように、信頼を集めることができなければビジネスがうまくいくことなどありえない。と言うのが私たちが取り組む原理原則系マーケティングの基本中の基本であり、私も常日頃から誠実さが信頼を支えると常々口にしています。

信頼に値する根拠。

すみれの社内でも、職人起業塾の研修でも耳にタコができる位繰り返し言い続けているのは、人との約束を守るのは社会人として当たり前。しかし、自分との約束を守られない者が人から信頼を得ることなどできないと言うことです。建築業とはものづくりが仕事であり、それには建築のプロフェッショナルとしての知識や技術が必要で、事業所は国から建設業の許認可を得て開業しますし、そこに従事する人は専門知識を学び国家資格を取得して初めて技術職として認められます。建築士や施工管理士等の資格は1日30分から1時間程度勉強する時間を確保すれば1年足らずで合格できるレベルの資格であり、毎日30分の勉強を行うと言う自分との約束を守ることができれば誰でも資格取得をして、最低限の信頼を得ることができるようになります。

大工の大ちゃんの場合。

現在、すみれの社内では年末恒例の全スタッフとの個人面談を絶賛開催中ですが、昨年の面談で、大工の大ちゃんにそろそろ二級建築士の資格取得を目指しなさい。と叱咤激励し、1年間かけて毎日朝早くに出社して30分、勉強する時間を持つ事を自分自身に約束するように勧めました。彼の場合、1年間欠かさず早朝出社して勉強したわけではありませんが、それでも朝に勉強できなければ夜と、習慣に執着を持って自分との約束を守っていたようで、今年見事に2級建築士の試験を一発合格することができました。大工兼施工管理として、最低限の資格を取得し、来年からは設計の担当もやってみたいと鼻息荒く意気込んでいます。

習慣とは自分との約束を守ること。

自分との約束を守るとは、すなわち習慣に執着を持ち「継続は力なり」と言う誰もが知っている。しかし、使い切って成果を手にする人は非常に少ない習慣の力を身に付けることであり、人生を、運命を大きく変えるチャンスを手にすることでもあります。かく言う私もろくに学校も出ておらず、金もコネもないまま押し出されるように勢いで起業して、何とか20年近く事業を継続できているのも原理原則を学び、習慣の力を使って地道に努力を積み重ねてきたからに他なりません。努力をすれば何でも叶うとは言いませんが、積み重ねれば、確実に力がつく事は間違いなく存在し、何の取り柄も力もないものこそ自分との約束を守り、習慣の力を身に付けて使うべきだと思うのです。

約束を守れない者の行く末

今朝のモーニングセミナーのビデオ研修会の内容を自分自身への備忘録を兼ねて以下に転載しておきます。原理原則系マーケティングの入り口、「当たり前のことを当たり前にする」の始まりは何といっても約束を守ること。それは他人との約束のみにあらず、まずは自分との約束を守り、自己の持つ目標達成能力を地道に、そして確実に伸ばして影響力の輪を広げる事に他なりません。自分自身への戒めを込めて以下、倫理法人会での今日の学びです。

■約束を守れない人間の行く末は

1、他人からの約束を破られて苦しむ

2、一貫した実践力を失い無責任な人間になる

3、次第に嘘をつく性癖が強くなる

4、多く七八分まで行って崩れてします

5、信用されなくなり人間失格の烙印を押される

■守りにくい、破り易い約束とは

1、家庭内での決め事

2、約束の時間を守る

3、自分自身との約束

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人類最大の発明は「役割」

平成30年12月24日快晴

昭和世代の働き方。

世間的には三連休の最終日のクリスマスイブ。イベント事の多そうな、いかにも楽しそうな印象を持つ響きですが、建築業に旗日なし店の若い時に親方に教わった教えの通り、私はもちろん通常営業ですし、どちらかと言うといつもより早く出社して年末恒例の社員との個人面談を早朝から行い、そのままお客様先で打ち合わせ2件、帰ってきてからも個人面談マラソンの続きといつもより忙しい位の勢いで働いてます。昭和世代の中小企業経営者に働き方改革は関係ないですね、(苦笑)

日曜日のお楽しみ。

昨日の日曜日は毎週楽しみにしていた「下町ロケット」の最終回、先週の「西郷どん」の終了とともに、唯一テレビを見る楽しみが終わってしまったのは少し残念ではありましたが、池井戸淳さんのいつもながら爽やかな結末に明るい気持ちになって眠りにつくことができてよかったです。中小企業が絶対に勝ち目はなさそうな大企業に立ち向かい、問題解決を繰り返しながら絶体絶命のピンチをなんとかしのぎ、未来に希望を抱く様は、私たち中小零細企業の経営者にとっては本当に勇気づけられる物語であり、またものづくりの本質に真っ正面から向き合う姿を見ては、スタッフとともに思いを1つにして精魂込めて仕事用に向き合わねばならないと襟を正さずにはいられません。たかだかテレビドラマとは言え、受け取り方は人それぞれ、今回の放映も多くの示唆を頂くことができて感謝しています。

報酬は役割なり

話は変わって、私が年に2回の個人面談の際に最も重要視しているのは役割の確認とそれに沿った目標設定、検証です。昨年大ベストセラーとなった「サピエンス全史」の中に、「人類の最も大きな発明は「役割」である。」と書かれていましたが、私も以前から個人面談の際の事前アンケートや社内研修でも「役割」について繰り返し言及しており、まずは自分自身の役割に向き合い、全うすること。また、現状での役割が果たせるようになれば、次の段階に進み新たな役割を自らに課すことを強く推奨しています。報酬とは役割とその責任によって与えられるものであり、役割を広げれば当然手にする見返りも大きくなって然るべしですし、逆に役割を縮めれば与えられる報酬は少なくならねばならないと思っています。

すみれの大工のキャリアパス

これは技術職や営業職との職種にかかわらず、どのような立ち位置で働いていても、経験を積み重ねキャリアを積みあげていく中で徐々に経営者の立場、役割に近づいていくのは同じことだと思っていて、キャリアパスとは経営陣に近づいていくためのマイルストーンといっても過言ではありません。すみれの社員大工の人事考課のステップでは、新入社員はジュニア層と言われる見習いで、上司から言われたことをできるようになることでランクが上がっていきます。次はスペシャリスト層で、いわゆる職人として専門的な技術を習得する段階、その上はリーダー層で現場を担当し施工管理やお客様の窓口、また工程を組み立てたり、協力業者さんの手配、段取り、また顧客の要望を聞いて見積もりを作成するなど、営業的な側面もこなして貰います。現場、お客様担当が出来る様になった大工達をまとめる立場になるとマネジメント層へと昇格し、現場以外にも社内でのマーケティングアクションの取り組み、事業計画への進捗管理など、経営にも携わってもらう様になります。ちなみに、リーダー層から給与体系も裁量労働制へと移行して、大きな裁量を持って働いてもらえる様にしています。

大工が尻尾を巻いて逃げる工務店。

元々、営業や経営の事など学んだ事も、興味も無い大工が、年数を積み重ねるに従って、技術だけではなく、施工管理や顧客とのコミュニケーションの役割を担う様になるのは結構高いハードルがあり、中途採用で就職志望で面接に来られる大工さんは上述の業務内容である「すみれでの大工の役割」を私から説明を聞くと、「そんな面倒な事をやるのはとんでも無い!できません。」と尻尾を巻いて自ら就職を辞退されます。面接に応募に来られる大工さんはほとんどがハウスメーカーやパワービルダーの下請けをされており、全く何の保証もなく、単価も絞られて苦しい生活を余儀なくされています。そんな暮らしを抜け出そうと、安定して収入が得られる社員大工になろうと考えて面接に来られますが、私達が考える大工の「役割」は到底自分にはできそうにもないと思われるようです。

意識を変えて行動を変えて役割を変える。

私に言わせれば、1人親方で手間請として大工をしていれば、経営者の端くれであり、現場作業以外のことも積極的にできて当たり前だと思いますが、分業化が進み下請け大工として決められた作業のみをする職人が増えたのか、新たな役割を自分から進んで受け入れ、そこから自分の未来を切り開こうとする職人はほとんどいないのが現実です。私は創業時から事業所のミッションを「職人の社会的地位の向上」と掲げておりますが、今まで通りの役割しかこなさない職人が高額の社会保険や厚生年金の恩恵に預かり、天候に左右されないのはもとより、体力が衰えてくる年齢になっても安定した収入を得られるようにするには、意識を変えて行動を変えて、自分の役割を広げていかねばならないと考えています。

役割は人類最大の発明。

マーケティングの世界では、業界の問題を解決することができればビジネスとして成功することができる。と言われますが、それはすなわち、業界に貢献する役割を担うことであり、人類最大の発見と言われる役割の力を使うことで、大きなビジネスチャンスがあることを示唆しています。私としては、職人に新たな役割を自ら進んで引き受けるようなマインドセットを伝えたり、その役割を全うできるようなサポートをする役割を担うことで事業所のミッションを叶え、今までいないビジネスモデルを構築できるのではないかと考えています。役割には義務と責任がつきまといます。それを面倒だ、邪魔くさい、しんどいと感じるか、成長のための大きなチャンスだと捉えるかはその人次第ではありますが、役割と報酬は一体であると言う事を深く認識して、今回のスタッフとの個人面談でも応援と激励の気持ちを込めて繰り返し訴え続けていく所存です。スタッフのメンバーには、頼まれごとは試されごと、やってくれるか?と問われたら返事はハイ!かイエス!か喜んで!の精神で前向きに取り組んでもらえることを心から願ってます。(笑)

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10年間の定点観測。@峰山温泉豊楽。

平成30年12月22日 雨のち曇

年末恒例行事。

毎年の年末、決まって参加する行事がいくつかあります。その中でも泊まり込みで姫路の山奥、峰山温泉の温泉宿、豊楽さんに網焼きの猪肉と野菜たっぷりの猪鍋をつつきながら酒を酌み交わす同業者さんとの忘年会は年の瀬に毎年の振り返りと新たに迎える年への抱負や目標をコミットし、語り合うという稀有な会で、すっかり毎年恒例の行事と定着、恒例化して今年でなんと10年連続10回目となりました。毎年、メンバーの入れ替わりや新たな参加者が増えたりと、若干の増減もありながら、10年ひと昔、と言われる長きに渡り、自分自身を定点観測する場を持てることに感謝するばかり、幹事のきよちゃんには本当にありがたく思っています。

最高の締めくくり。(笑)

また、ここ近年は夕方の食事だけではなく、朝から集まってゴルフコンペを開催するようになり、ゴルフ幹事のO社長の手配の元、寒い中ではありますが、仲間たちと近況報告や情報交換を含めたグリーンコミュニケーションをとるようになっています。年の瀬が近くのコンペということで、いつまで経っても上手にならない私の下手くそゴルフの一年の打ち納めとなっています。今日は天候が崩れるとの予報もありましたが、スタート時間にはすっかり雨も上がり、おかげで暖かな1日となり、朝のミーティング後、「暖かいだけでもう十分満足です。」とつい口に出てしまうほど、いいコンディションでのゴルフとなり、そのおかげか、メンバーに恵まれたのか、前半終わって46点といつになくいい調子で、最終ホールはバーディーで締めくくり、結局、上がってみれば95点と最近100点を切れずにゴルフ嫌いになりかけていたのが、嘘のように上機嫌でのラウンドとなりました。おまけに、僅差での接戦だったのですが、(ハンデの力で)見事優勝、これ以上ない、打ち納めとなりました。ご一緒いただきました皆様、ありがとうございました。

定点観測の意味と意義。

さて、峰山温泉 豊楽さんでの忘年会では、昨年、建設業界特有の悪習にどっぷり浸かった団体から抜け出して、「正しい経営」に舵を切る、と決意表明されたOさんがその後の経緯を報告してくれて、「減収減益になったけど、自分も従業員も気持ちよく働ける環境が整い、今年は新たなチャレンジもした、この辛抱した期間をバネにして来年は飛躍の年にしたい」と熱く語ってくれました。そのような大きな勇気が必要な素晴らしい選択をされたきっかけの一つに、この毎年恒例の横串会なる忘年会で深夜まで熱く語り合ったことがあったと、以前、私達とのご縁で「真っ当な商売」を目指しますと言われており、ただ単に、朝からゴルフで楽しんで、夜は温泉に使って猪鍋をつつきながら酒を飲むだけのように見える会も、それなりに意味とか意義があるものだと、発起人の一人としてとても嬉しく感じました。

炎上二次会。

今回の部屋飲みの二次会ではは、昨年から新たに加入したメンバーの職人会社の経営者が来年は売上を倍増する!と大きな目標をぶち上げたのに対して、他のメンバーから、目標設定についてのアドバイスや、工事会社としての本質を担保する方法論が数多く飛び出し、ちょっとした炎上をみて、深夜遅くまで大いに盛り上がりました。2年前に、私が頻繁に工務店経営者向けに「状態管理からの目標設定」と言うタイトルでセミナーを開催しており、その時の私の話を覚えていて下さった経営者が数名おられ、私の代わりに施工会社としての本分を守りながら確実に目標を達成を繰り返しながら成長する方法論を熱く語ってくれたのが本当に嬉しかったです。

目標達成能力なくして、成果なし。

工事の施工会社の目標設定とは、施工できる能力に合わせて設定するべきだと言うのがその考え方の根本で、工事会社は工事をして売り上げを作ると言う大前提に立って、施工能力を大きく飛び越える目標を掲げたところで、施工ミスやクレームを発生させるだけだと言う私自身が長年、建築業界に身を置いての経験則から提言しています。営業系の事業所では、まず年度の初めに売り上げ目標を立て、その目標額を細分化して、どのように達成するかを考えていきます。最終的に、今の人員、今の能力ではその売り上げを支えられないことに気づき、人材の採用や育成、システムの導入や能力開発を計画に盛り込むことがよく見られます。

状態管理が全てを決める。

以上の流れは一般的と言えば一般的ですが、労働集約型であり、技術者の確保と品質の維持が重要な建設業では、現在育成に時間がかかるのは誰もが知るところであり、多くの経営者が悩む部分です。売り上げからラダーダウンをして人材育成の計画に落としたところで、深刻な人材不足に陥っている現状では計画通りに人材の確保や育成を行うのが非常に困難であり、かといって焦って知らない職人や技術者をかき集めてきたところで品質的な担保はできません。となれば、目標設定はまず人材の育成や教育の計画がベースにありそこからマーケティングの方法論、集客のチャンネルの構築、そして売り上げえとラダーアップしていくべきだと思うのです。

理想の炎を心に灯すべし。

炎上とも言える位に大いに盛り上がった二次会の中で、「そんなん理想やろが」といった声も出てきておりましたが、中小零細企業といえども曲がりなりにも経営者は常に理想を掲げ、原理原則を踏み外す事なく、まっとうな商売をするべきだと思います。誰がどう言おうと「企業は人なり。建築は現場になり。」です。時間もかかるし、面倒ではありますが人を育てること、会社全体の目標達成能力を高める計画も行動もなくして売り上げ利益の向上はあり得ません。ものづくりは人づくり。私自身も改めて原理原則に則ってコツコツ地道に人材の育成を続けていこうとところに刻む年末恒例の定点観測となりました。熱いディスカッションにご参加いただいた皆様、夜中遅くまでお疲れ様でした。良き新年をお迎え下さいませ。(笑)

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知っているとできているの壁の乗り越え方。

平成30年12月21日 晴

今日は終日大阪にて。

第十二期職人起業塾@大阪の第4講の講師役として朝から夕方まで塾生達に熱く語り続けました。この講座のカリキュラムは開講時に私が総論として時代背景や、我々建設業が置かれている環境、研修の内容についての全体的な流れ、目的と目標の確認と共有をした後、第2講、第3講とアクティブブレインセミナーのベーシックコースを導入しており、イメージの発想法と記憶術を体得してもらっています。4回目となる今日の私の講座は、塾生たちがアクティブブレインセミナーで自分のまだ知らなかった大きな可能性、隠されていた才能と資質に目覚め、絶対にできないと思っていることも正しいやり方と反復練習でできるようになると言う可能思考をもとに、社内、建築現場におけるマーケティング構築と言う難しいオーダーに取り組んでもらうスタートとなる研修です。

未来の売り上げの作り方。

職人起業塾におけるマーケティングの構築とは、売り込みをすることなく売り上げが上がる自社独自のマーケットを作りあげることであり、我々の事業の本質である、建築現場でのものづくりで顧客からの高い評価を得て、圧倒的な信頼関係を結ぶことから取り組んでもらいます。今回の講座では、まず見込み客に選ばれる自社独自の強みの見出し方、その強みを磨き発揮する時間の使い方、売り上げを作る人とのご縁の大切さ、そしてそのご縁を紡ぎ太く固い絆を作り上げることによって確実に蓄積されていく未来の売り上げの作り方について、概念と方法論を伝えました。全15回の講座の中でも非常に重要な内容で、大工や施工管理者の実務者に現場を基軸にしたマーケティング思考による売り上げの作り方の基本を1日かけて理解してもらいました。

内容は本を読めば分かる。

実は、私が主宰しているこの研修の内容はテキストを書籍として上梓しており、よくセミナーなどで一般社団法人職人起業塾の提供しているコンテンツを紹介する際に、「500,000円を払って研修に参加しなくても研修内容は本に書いてあり、1620円の書籍を購入して中に書いてあるワークを独学で行えば基本的には同じことができるようになっています。」と言っています。本日、ある塾生に「予習として前もって本を読んできたか?」と質してみると、オープンセミナーの時のその私の言葉を聞いて、「せっかく研修に参加するのだからと、敢えて本は読んでいません。」とうれしそうに言ってくれていました。「おいおい、それは完全に解釈を間違っている、一度聞いただけで完全に理解するのは難しいし、学びを自分の糧にするには予習と復讐は欠かせへんで」と次回からは必ずテキスト本に目を通してから出席するように言い渡しました。

知識と成果の深い溝。

確かに、私たちが研修で行っているマーケティング理論をもとに現場の品質やマネジメント、コミニケーションを改善し顧客からの高い評価をもとに未来の売り上げを作り上げていく理論は私がテキスト本として上梓した書籍を読むと簡単に理解ができます。しかも当たり前のことばかりでそんなに難しい話ではありません。ただ、(私の本に限らず)残念ながら概念や知識を得たからといって成果につながる事は全くありません。研修の中で何度も繰り返し塾生達に紹介している、海賊と呼ばれた男、出光佐三氏の残された「概念を学ばずにただ行動するのは行動バカである。」「観念(概念)を学び実践で裏打ちすれば知恵になり哲学ができる。」と言う言葉が示す通り、学びと実践は常にセットであり、このハードルを越えるのが非常に難しいのは誰もが感じるところでは無いでしょうか。

乗り越えるべき4つの壁。

本を読んだり、座学で学んだりして得た知識も、行動に移せなければ全く意味も価値もなく、よしんば行動に移せたとしても、三日坊主ではやっぱり成果に結びつく事はありません。時間とお金をつぎ込んで学んだことを成果に結びつけるには、「知る→やってみる→分かる→出来る→定着する(習慣化、もしくは仕組み化)」といった4つの壁を飛び越し乗り越えることが必要であり、日々煩雑な日常を過ごしながら、緊急性が低い重要な事柄に時間を割く取り組みを、自分1人の意志の力だけでやり切るのは至難の業です。実のところ、私たちが研修事業を行う意味や価値はこの困難さの克服であり、半年間寄り添って叱咤激励を繰り返しながら習慣化のサポートをすることこそが、知識を実践に落とし込み、成果に結びつけるには不可欠なことではないかと思っています。半年間で助走がつけばその後ずっと飛び続けることもできるのではないかと。また、研修終了後もSNSでつながり情報提供を繰り返して刺激を与えたり、毎年1回のフォローアップ研修で卒塾時に策定したアクションプランのその後の進捗の発表の機会を設けてブラッシュアップを含めた検証を続けています。そして、偉そうに上から物を言う私が口先だけではなく実際に率先して習慣化に取り組んでいることを塾生たちに見てもらうべく、このブログを毎日欠かさず更新していると言う訳です。知っているとできているの溝を埋めたいと思う方は是非私にお気軽にお声掛けください。(笑)

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子供ゴコロを持ち続けるべき理由と方法論。

平成30年12月20日曇り時々雨

神戸は曇天。

気圧の谷が近づいてくるとどうも昔に怪我した首の調子が芳しくないと言うか、体が重く感じるのは年齢のせいなのでしょうか、我ながら天候にテンションが左右されやすいタイプとだと最近になって気づきました。仕事だけにかかわらず全てにおいて良いパフォーマンスを叩き出すには状態を整えることが肝要で、それは年齢を重ねるに従って余計に気を配らなければならないのだと改めて感じる今日この頃、年明け、ドタバタと忙しいのが落ち着いたらすっかりサボってしまっている整体と歯の噛み合わせの修正に行こうと思います。

今年最後の・・

年の暮れが近づいてきて、毎日のように「今年最後の」と冠がついたイベントが続きます、昨日は今年最後の書道教室でしたし、一昨日は私最後のひょうご木づかい王国学校の定例会と勉強会、そして懇親会と言う名の忘年会でした。今日は今日とて、今年から勉強会への参加を再開した「理念と経営 経営者の会」の今年最後の勉強会で、このところのあまりのドタバタの毎日の時間のなさに参加を少し悩みましたが、せっかくの機会をいただけたと言うことで少し無理して参加してきました。

理念と経営

この「理念と経営」を考える勉強会は知る人ぞ知る、コスモ出版社から発行されている月刊誌「理念と経営」をテキストに、その中に取り上げられている理念経営の成功事例を学び、自社を振り返り反省したり、アイディアをもらったり、新たな取り組みを考えたりすると言う素晴らしい勉強会で、以前、私は長年大阪の庄内まで通いつめていたのですが諸事情がありそれが途切れてしまっており、ご縁があって今年から神戸で開催される別の勉強会に参加させてもらうことになりました。

定期購読に意味はない。

異業種の方々と一緒になって事業のマネジメント論やマーケティングについての話をしたり聞いたりするのは非常に勉強になるとともに、この勉強会に参加することがきっかけで、月刊誌「理念と経営」をいやがおうでも毎月読む習慣が身につくというか、目を通すノルマ的なものを自分に課せられるのは非常に価値があり、今まで古新聞と一緒にゴミの様に積み上げられていた雑誌が一気に大きな価値を生むようになりました。すばらしい雑誌も定期購読するだけでは意味はなく、読んで、そして実践してこそその価値を享受できる、その価値を担保する仕組みとしてこの勉強会があるのは本当によく出来たシクミだと感心することしきりです。

概念を学ぶ。

今回の勉強会で取り上げた記事ではコトラーが予言した「第三の波」の渦中にある情報革命の最中、デカルトの懐疑論を引き合いに出して、問いを立てて、学ぶことの重要性を示唆、「思索・学問・実践」が企業を陳腐化から救い出し、発展成長させる要諦であると断じられており、その中で最も重要視するのはどれか?との設問がありました。私は出光佐三翁の生涯とその言説を描いた「反骨の言霊」から、「観念を実践で裏打ちして知恵や哲学が生まれる」という一説を引用し、「無論、実践が全てではあるが、その前に大事なのは観念や概念を学ぶ事であり、同業者から小手先のノウハウを学びパクるのでは無く、古典や哲学書など、一見事業と関係が無さそうな遠い世界から原理原則を掴み取ることこそが重要だ」と答えておきました。

大人は変化を嫌い、子供は変化を好む。

そんなディスカッションの中で、ダスキンおおや社の若い従業員さんが、事業者で新たな取り組みをするにあたり、変化を拒む自分がおり、それを食い止める、変化を恐れない様にしたいと、秀逸な意見を述べられて、社員教育に熱心な会社は凄い!と驚嘆させられました。そんな意見を聞いて思い出したのは、誰の言葉かは忘れましたが、「大人は変化を嫌う、変化を好むのは子供である。」との一文で、変化を恐れず、アグレッシブに挑戦を続けるには「子供ゴコロ」を持ち続ける様にすれば良いと言う理論?です。

子供ゴコロを持ち続ける方法。

とは言え、社会に出て、世俗にまみれ、大人な人間関係にどっぷりとつかりながら、いくつになっても子供ゴコロを忘れないなんて事は簡単ではなく、誰しも年齢を重ねるごとに、いい意味でも悪い意味でも大人になって変化を厭い、現状維持を好む様になります。子供の時の様に先のことをあまり考えず、取り敢えずやってみる、変化することにワクワクする。なんて事をあまりしなくなります。私の持論と言うか心掛けているのは、小説を読んだり、映画を見たりしてドキドキワクワクする間接体験の時間を常日頃から持つ様にして、自分自身がその物語の主人公になった錯覚を覚えることで、子供心を呼び覚まし、変化をいとわないと言うよりも、波瀾万丈な人生になることを自ら望むモチベーションを維持すると言うことです。特に戦国時代や明治維新など、時代の大きな転換期に活躍された人物の人生に学ぶ事(概念)は多くあり、実業にも大いに役立っていると思っています。50歳を過ぎたおっさんが子供ゴコロを持ち続けるというのもどうかという意見もあるかとは思いますが、急激に世の中が変わっていく現代で生き残って行くには大事な事では無いかと思うのですよね。

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