アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した

令和元年8月19晴れ

気をつけば8月も終盤。

世間様では長かった夏休みモードも漸く終わり、世の中がバケーション気分から切り替えてビジネスモードに切り替わる月曜日。なんとなく慌ただしい1日になりました。今週は「盆休み明けに」を合言葉に延ばしてきた?予定がギッシリと入りいつもながら忙しくなりそうですが、来週が終われば8月も終わり、第3四半期の最終月と時間が流れるスピードに圧倒されてしまいます。

夏の課題図書。

世間様が夏休みで止まっている間、私も少しゆっくりする時間を持つようにしてまして、課題図書を決めて数冊の本を読もうと決めておりました。私は基本的に、リスペクトする方がお勧めされている書籍は全て読むと決めているのですが、最近はめっきりビジネス書の類を読むことが減って、もっぱら小説を読むようにしています。なのですが、現在、事業所の裏ブランディングに取り組んでいることもあり、時代の流れを読み解くような本も読まればと思い直し、数冊の本を手に取りました。

面白くない本も読む。

その中の1冊が、「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した」と言う情報革命の裏側で起こっている新たな格差や貧困を著者自らが潜入調査してまとめた書籍でした。本を読む動機の1つとして面白いか、面白くないかと言う判断基準がありますが、この本は間違いなく面白くない上に、読んでいてだんだん気持ちが重たくなる本でした。その面白くない本を読んでいて思ったのは、現実ってそんなに面白いことばかりじゃなくて、厳しいことも多くあり、目をそらずに向き合うことも大事だなってこと。

便利と低コストの光と影。

本のタイトルを見れば、おおよその内容は想像がつくと思いますが、その通り消費者に便利さとコストの低さを両方を提供して圧倒的な支持を世界中から受けているアマゾンやUVERのサービスは、徹底的に作業効率を管理され、最低賃金で巨大な倉庫から商品をピックアップして発送する「くそ仕事」をしている人たちの存在によって成り立っているということはぼんやりと予感しておりましたが、実際にそこで働く人たちの声を聞くと、想像したよりもずっと厳しい環境で閉塞感に包まれている様子が延々と書き連ねてありました。

社会の成熟と反動。

現在、イギリスはEUからの離脱を表明しており、ヨーロッパと切り離した独自経済に立ち戻ろうと舵を切っています。私としては人類の成熟とはかけ離れた反動的な考え方だと思っており、何とかイギリス国民の総意で覚え留まってくれたらいいと思っていますが、もしイギリスがEUから離脱するようなことになれば大量に流れ込んでいる東欧諸国からの出稼ぎ労働者が自由に行き来できなくなり、未だ成長過程にあると目されているイギリスにおけるアマゾンのサービスは維持できなくなる可能性があるのかななんて思いました。

「くそ仕事」さえなくなる。

しかし、人間としての尊厳を保てない「くそ仕事」と延々と書き連ねてあるアマゾンでの労働も、近い将来にはどう考えてもAIとロボットに取って代わられる事は確実で、「ムーアの法則」で知られるようになった雪だるま式の近年の圧倒的なテクノロジーの進化は、莫大な資本を有する富裕層がすべての富を集約する資本主義社会の最終形への意向を強力に後押ししています。もちろんこれはイギリスだけの出来事ではなく、近い未来に日本でも広い範囲にわたって顕在化する問題だと思います。

グローバリゼーション、大資本、ブラットフォーマー

我々がなりわいとしている建築業ももちろんその願いではなく、今も着々と設計業務のAIによる代替や建築現場の無人化の研究が進められています。われわれは今こそ、効率を突き詰めるのではなく、AIやロボットにない人としての効果性を高めるための努力をしなければならないと改めて強く感じた次第です。鍛えるべきは魂であり、発揮するのは人間力。そんな教育を我々世代が行わなければ、グローバリゼーション、大資本、ブラットフォーマーが生み出す大波に飲み込まれるしかないのだと思うのです。

目指すべきは三方良しの社会

私たちは世の中の流れにアンテナを立てながら、古来から日本人が大切にしてきた「さんぽうよし」の商売感を持ち、持続可能な自立循環型の社会の構築を目指して、ローカリゼーション、スモールビジネス、インバウンドをキーワードとして、地域密着、人と人、そして自ら情報を発信することで価値を見つけてもらう取り組みに注力しなければなりません。地域の生活インフラを守る工務店こそが、そんな価値基準を事業で体現していく役割を担っていると思います。珍しく、面白くない本を読んで感じた事でした。現実から目を逸らしたらいかんなーと思われる方にお勧めします。(笑) 


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社員大工なんかじゃダメだ論の本質。

令和元年817日快晴

夏のおもひで。

今日はお盆期期間唯一の遠出で滋賀県大津市の石山へ。奇しくも瀬田の花火大会の開催日と重なりましたが、夏の思い出作りに花火を見に行ったわけではなく職人として外構工事の残工事の施工に作業服を着込んで車に道具と材料を積んで、滋賀県へと向かいました。エクステリア工事の現場作業なんて本来、私の役割ではありませんが、担当者のよーへーが盆休み返上でクリニックの改装現場を頑張って進めていることもあり、私も少し位は手助けをせねばと思い、ちょうど翌日滋賀まで行く所用もあり、工事に行くことを買って出ました。

HIKOKIのキャップ

現場への行く道では思いのほか渋滞に巻き込まれ、到着が随分と遅くなってしまいましたが、現場作業は事前にイメージ、シュミレーションしていた通りにスムーズに進み無事完了。忘れかけていた現場勘を少し思い出して「俺もまだまだ捨てたもんじゃない」とご満悦で気分よく現場を後にしました。(笑)
それにしても、作業自体は短時間ではありましたが、灼熱の太陽の下での現場作業はずいぶん厳しく、用意していた道具類の中で1番活躍したのは彦根の金物屋西田さんに丸鋸を買った際にプレゼントしてもらったHIKOKI(日立工機)のキャップでした。夏の外部作業では帽子が必需品だと改めて感じた次第です。西田さんありがとうございました。(笑)

石山飲み。

作業を終えて夕方、ゲストハウスにチェックインしてシャワーを浴びた後は、せっかく大津に泊まるから、と声をかけて出てきてもらった、全国的に超有名なカリスマ大工の宮内さんと大工育成の話をアテに食事と飲みでした。1月前に大工の大ちゃんのデザイン監修でオープンしたクライアントの店「炭焼わびすけ」と、宮内さんの同級生がやっている渋いスナックへのハシゴで夜中まで大いに盛り上がりました。急なお誘いにもかかわらず、快く付き合ってくださった宮内さんに感謝です。

真逆の意見の大工育成論。

実は宮内さんとは先月東京で開かれた工務店カンファレンスで一緒にパネルディスカッションに登壇させていただきました。主催の新建ハウジング社の思惑では、「職人は正規雇用の環境を整えて育成すべし。」を持論とする私と、「社員大工では次世代を担うような大工育成はできない」と厳しく言い放つ宮内さんとでは真逆の主張を一緒に登壇させることで、これからの大工育成について激論を戦わす予定だったと思いますが、トークセッション前日の懇親会の席でお互いの主張の本質は同じだと意気投合してしまい、主催者が期待(心配?)していた激しいトークバトルにはなりませんでした。こんな感じです。(笑)

カリスマ大工とのサシ飲み。

滋賀の宮内建築の宮内大工と言えば、情熱大陸にも取り上げられた超有名な職人さんで、石場建と言われる基礎を作らない昔ながらの伝統工法で本当の在来工法の木造建築を行われているカリスマ大工として非常に有名で、もちろん私も以前からその存在は知っておりましたが、なかなかお会いする機会がありませんでした。工務店カンファレンスでご一緒したご縁で、宮内さんが住まわれている滋賀県大津市には(毎月茶の湯のお稽古に通ってるし)よく行く機会があるので、一度ゆっくりと飯でも食いましょうと約束しておりまして、今回のサシ飲みの実現となりました。
ちなみにこんな熱か方です!

同じ歳、同じ時代背景、真逆の考え方。

実は、宮内さんとは同じ歳の昭和42年生まれ同士、同じ時代を過ごして職人になったと言う共通点があり、大工が羽振りが良かった時代から、分業化が進み大工職が稼げる職種ではなくなった下請け工務店の凋落を見て、消費税3%から5%に増税された時の全く仕事がなくなった不遇の時代を過ごしたと大いに意気投合しました。そんな同じバックボーンを持ちながら、宮内さんは「正社員大工のようなあまっちょろい環境じゃぁ、ろくな大工は育たない。」と言われ、私は「職人は正規雇用して育成すべきだ。」と全く逆のことを常々口にしています。

木工作業員へのアンチテーゼ。

そんな私と宮内さんとの考え方の共通点は、「稼げない大工じゃ意味がない」と言うことです。確かに、社員と言う身分で働いている職人の中には、よく「お日さんにしにし」と言われる、指示されたことを最低限やればいいし、効率も効果性も考えることなく作業をして1日を過ごせば決まったお給料がもらえる。といった考え方の大工もいるのが実際で、自分がどれぐらい稼いでいるのか、利益を出せているのかに全く関心を持たないまま、面倒なこと、苦手なことには背を向けて、作業だけに没頭する大工と言うより木工作業員と言ったほうがしっくりくる職人も少なくありません。

意識を変える必要がある。

そんな職人を一言言い表すと、「意識が低い。」となるのかもしれませんが、宮内さんは大工たるもの最終的に独立起業して事業を起こせるようになる位の心意気が必要で、そうするには社員大工のようなあまっちょろい環境じゃそんな意識を持つはずがない。と言われます。そんな宮内さんの意見に私は諸手を挙げて賛同しており、ただ、意識を変えて経営者のような感覚を持たせるには正社員雇用をして時間をかけて教育し、練習してもらう必要があると思うだけです。いつでも起業して商売が始められる位の意識とスキルを持った大工育成をしなければ、技術だけいくら教えても今の稼げない職業のままでは若者はこの業界に就きたいとは思いません。

厳しすぎる社員大工の業務量。

私は15年前から大工を正規雇用して、社員として他業種と変わらない保証をつけて安心して働いてもらうようにしてきました。一見、宮内さんが言われるような、あまっちょろい会社のように聞こえますが、1人親方の大工が就職したいと面接に来ると、私が説明する社員大工としてやる業務量の多さに「私にはとてもできません。」と面接の途中で尻尾を巻いて逃げて帰ります。現在、一般的な大工と呼ばれる職人は現場作業のみを行うだけで、現場全体の施工管理も、顧客との打ち合わせも、設計、施工図の作成も、見積もり作業も、関連業者の手配も、近隣から仕事を受注する努力も、実行予算通りに工事が終わったかを確認する現場生産も、クレームへの対応も、自分たちの存在を知ってもらうための情報発信も、アフターメンテナンスも、何一つ行いません、すみれの社員大工はそれらの役割を全て担い、技術以外のスキルを持つことを磨くことを課せられています。甘っちょろいどころか、職人にとっては随分厳しい環境です。

職人は自ら道具から脱皮しろ。

私はよく、技術面のみを教え込み、とにかく作業で稼げる様に育成しようとしている工務店や団体に対して「職人は道具じゃないですよ」と言って反感を買ってますが、そんな、作業しか出来ない道具のような職人をいくら育てたところで、人材としての効果性は高まりませんし、最終的には年齢を重ねると生産性は落ちるに決まっています。生涯通して満足できる所得を得てもらえる賃金を支払うことができません。むしろ職人自身が意識を変えて、決まったことを決まった通りやるだけの役割から脱皮しないと、劇的な進化を続けているAIやロボット、3Dプリンターにとって変わられても致し方ないと思います。

カリスマ大工×職人起業塾のセミナー

7時間と言う長時間にわたって宮内さんと語り合った挙句、共通の認識としてあぶり出されたのは、「金を稼げない大工なんかだめだ」と言うことと、「とはいえ、大工の意識を変えるのは一筋縄ではいかない。」と言う2点でした、私は一般社団法人職人起業塾の活動で職人の意識を変えて、それをそのまますぐに現場で実践してもらう研修を行っていますし、宮内さんも全国の大工が集まった会で技術だけじゃだめだ、もっと経営的な視野を広げて学ぶべきだ。と提言を繰り返されておられます。お互い、地味にすぎる活動ではありますが、これからできることから手を取り合って小さな波紋を広げていけるようにできればと、固い握手を交わして別れました。カリスマ大工×職人起業塾のセミナー企画考えたいと思いますので、メディアの方、一緒にやりませんか?(笑)
そして、急激に進む職人不足問題に危機感をお持ちの方はぜひご期待ください。宮内さん、引き続きよろしくお願いいたします。(笑)


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お盆にリブランディングとオープンイノベーションとデザイン思考②

令和元年8月16日 台風一過快晴

ノースケジュールデイ

大型で広い範囲に暴風雨をもたらした台風10号が日本海に去って行き、今日は朝から快晴のいいお天気になりました。今日から平常営業をされているお会社も多い様ですが、私はなんと奇跡のノースケジュールの日で全くなんの予定も入っていませんでした。と言っても結局、事務所に出社して溜まりまくっているデスクワークに勤しみましたが、それでも朝の間は(サイクリングに行く予定もないけど、)自転車の整備をしたり、散髪に行って頭皮ケアから鼻毛脱毛までフルコースで身だしなみを整えたりと、プライベートな状態管理に励みました。平常営業といっても、殆ど電話も鳴る事なく、何と無く時間がゆっくり過ごせました。

オープンイノベーション

世間様がお盆休みの間に色々と資料作りに励んだのですが、その一つが来年の創立20周年を機に社のサービス内容を一新し、社名からロゴから制服からHPまであらゆるものを刷新すると意気込んでいるリブランディングの取り組みです。「すみれプロジェクト会議」と銘打って半年に一回、協力業者さんや取引先に集まってもらい10年後の未来を作る話し合いの場で、今回はそのリブランディングの方針、趣旨説明を行い、「我々と一緒に、皆さんも時代の大きな変化に適応して変わってください!」とのお願いと、私達が新たにリリースするサービスに対するご意見や感想をもらったり、一緒になって新たなアイデアを生み出せる様に会議資料の作成を一生懸命行いました。

リブランディング

昨日のブログでは、オープンイノベーションとデザイン思考について、トップダウンをやめて多様な意見の集約のプロセスを踏んでユーザー中心のアイデアを見つけると概要を書きましたが、このブログの読者の皆様にもご意見を頂きたいと思いますので、肝心のリブランディングの内容にも触れておきたいと思います。以下にすみれ建築工房が脱建築請負業を掲げ、全く新しい業態に変化するべく、ここまで半年間かけてまとめてきた方針を記しておきたいと思います。ご意見、ご感想、アドバイス等、頂ければ幸いです!ちなみに、8月21日(水)にはすみれ本社で開催している勉強会「元祖職人起業塾」でも私のプレゼンを聞いて頂き、広くご意見を頂戴する場もございますので良かったら遊びに来て頂ければ嬉しいです。(笑)

10年後の生存率は50%の厳しい予測。

10月から消費税の増税が実施されますし、これまでオリンピックと増税前の駆け込み需要に沸いていた建築業界は来年以降、一気に冷え込むと言われています。また、少子化による人口減、貧富の二極化による富裕層以外の可処分所得の低下が進行する中、住宅業界は非常に厳しい経営環境に晒されます。そんな中でも私達、地域のインフラを守る工務店は社会に必要な存在で消えてしまうわけには行きません。ただ、新築専門の事業者を含めるとあと10年で半分の建築会社が無くなっても需要と供給のバランスは取れると言われています。。

若者が来ない業態に未来は無い。

検知器需要の減少よりももっと酷いのは若者の建築離れ、特に現場離れであと5年内に圧倒的な職人不足が影響して、仕事を受注しても工事が出来ないから売り上げを作れずに破綻する事業所が続出すると言われています。需要減を乗り越える集客も大事ですが、職人になりたいという若者を集め、育てる事の方が時間がかかるだけに喫緊の課題だと思っています。そんな2つの問題をどの様にして解決するか?と考えた時、小さくてもキラリと光るブランドを構築すべきで、私達が改めて自社のブランドを作り直すリブランディングに取り組むのはこの様な背景があるからです。

ブランディングの効果

ちなみに、ブランドを構築することができれば、
•売り込むことなく自然に売り上げができます。
•御社で働きたい!と若者が集まります。
•御社の仕事をするのが誇りだと職人が集まります。
•請け負ってくれて有難うと顧客に感謝されます。
•利益率が向上します。
•地域で必要とされ長年に渡り存在を許されます。
•目的に向き合った仕事ができます。
と、未来の売り上げ、その下になる集客、若手の建築離れ、職人不足の全てを解決できる糸口が見つかります。そんな訳で今、私たちは一生懸命リブランディングに取り組んでいるという訳です。

社内への理想の問いかけと実務への転用

私達がこの半年間、私達が取り組んできたリブランディングの流れは、まず社内へ「どんな働き方がしたいか?」「どんな顧客とどんな仕事がしたいか?」「顧客が私たちに求めているのはないか?」との問いを行い、それに対するスタッフの答えとこれまで培ってきたマーケティング理論を融合させ、進化、変容に結びつけるところから、トップダウンではなくボトムアップ型で今持っているリソースを転用しつつ、マーケティング4.0(モノからコトをもう一歩進め、ユーザーの自己実現を叶える)を実践することで、デザイン思考の浸透と実務への落とし込みをしようとしています。

3つの方針

具体的には、「顧客、社内、ステークホルダーと信頼と安心の関係を築く働き方」「建築需要が顕在化する前のコミュニケーションを深める」「実体験を基にしたエビデンスに支えられた提案力と施工力とコミュニケーションを提供する」というスタッフの意見に集約され、以下の3つの方針にリブランディングの方向性をまとめました。

1.建築の需要が顕在化する前段階での信頼関係構築
2.机上の理論だけではなく体験を提供(リアルな情報提供)
3.住まい手、設計者、施工者の三位一体のモノづくり

3つの事業コンセプト

以上の3つの方針から私達すみれが持つリソースを掛け合わせ、今後事業として取り組む案を考案してみたところ、現時点では3つの事業をそれぞれ練り上げて大まかなコンセプトを示しています。要は、建築デザインの会社ではなく、ライフデザインサポート企業へのリブランディングをしようとしており、顧客、もしくは潜在的な未来の顧客からなんでも相談され、信頼に値する情報提供や提案を行うことで、地域、ご縁があった人に貢献できる様になろうとしています。

1.暮らしに関わるあらゆる業種、業態の提携先との協業サービス
→リアルな情報提供専用窓口を設置、@ライフデザイン

2.地域ぐるみで暮らしの質を高める体験型ワークショップイベントの運営
→コラボ先との提携、@ライフエクスペリエンス

3.コミュニケーションビルドという新しい建築手法の確立(プランからアフターフォローまで住まい手×女性デザイナー×大工の三者で共に作り上げる建築、性能とイメージと使いやすさの並立を叶える建築プロセスの提示)
→デザイン、コミュニケーション、提案の質の向上と裏付け@ライフワークス

検索代行サービス?

と、現時点ではここまで。これから3つの事業コンセプトについて、ビジネスモデルとして成立、そして持続循環できる様に具体的に練り上げていくにあたり、広く多くの方ご意見を頂きたいと思っています。私としては、自分自身がインターネットの検索で商品やサービスを探す際に、あまりうまくいかない、(果たして良い買い物が出来たかわからない、やたら探し回り時間がかかる、オンラインのみのコミュニケーションが苦手で不安だが電話で話すことさえできない)ので、何でも気軽に相談出来て、信頼できる理由と共に商品やサービスを紹介してもらえる様な窓口があればどんなに良いだろうと以前から思っており、インターネット革命の反動として取り残された人を救済できる様なサービスが作れたら良いなーなんて思っています。以上、社内での取り組みをズラズラと書きましたが、これもオープンイノベーションの一環だと思っております、お気軽にご意見を頂ければ幸いです!(笑)


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お盆にリブランディングとオープンイノベーションとデザイン思考①

令和元年8月15日終戦記念日 嵐

台風来襲

大型の台風10号はゆっくりした足取りで日本に近づいてきて、とうとう今朝から四国、そして本州に上陸しました。お盆休みど真ん中の帰省ラッシュにぶち当たったと言うことで交通機関は麻痺するし、行楽の予定をキャンセルされた方も多かったようで、私もインスペクションの予定は延期、盆休み返上で工事を進めていた現場も今日はストップしてしまいました。実被害よりも経済被害の方が大きのでは無いか?と思ってしまうくらいの大迷惑な台風です。。

レスキュー待機当番。

私は今日も2件程のお客様的に打ち合わに出ている時以外は台風被害による緊急出動に備えて事務所に待機しておりまして、雨漏りの連絡を受けて被害状況の確認に出動したりしながらも、大まかデスクワークに勤しみました。お盆に天気が良いとつい自転車に乗ったり、海辺の銭湯に浸かりに行きたくなってしまいます、天気が荒れているのもデスクワークーに集中するには悪く無いですね、(笑)

荒天は熟慮黙考に向いている。

経営者の知り合いの中には世間が休んでいるこの時期に経営戦略を練り直したり、経営計画を策定される方が少なからずおられます。私も毎年その例にも漏れずアレコレと思索を巡らすのですが、今日は社内向けにこれまでスタッフと共に考えてきたリブランディングについての考え方と方針を配信しておきました。今回、これまでと少し違うのは、経営計画を私1人が作るのではなく、スタッフへのヒアリングやスタッフが集めてきた顧客の声から抽出するようになったと言うことです。

リブランディング。

昨今、建築業界でもよく耳にするようになったリブランディングにはいくつかの方法論がありまして、外部からの見え方を変えるプロモーションを中心に据えられることが少なく無いのですが、私たちすみれは先ずは足元を固める必要を感じてインナーブランディングに取り組んでいます。また、これまでと全く違うと言われる令和の新しい時代に適応できるように、デザイン思考をその中心に据えて、これまでのトップダウン型を改める取り組みを進めています。

デザイン思考。

ちなみに、デザイン思考の定義は広く、一言で言い表すのは難しいのですが、我々がまず取っ掛かりにしている部分をわかりやすく定義すると、問題解決のプロセスの刷新です。以下はWikipediaからの抜粋です。

※問題解決プロセスとしてのデザイン思考[抜粋]

デザイン思考はアイデアの「積み上げ」によるプロセスであり、「ブレーンストーミング」の段階ではアイデアの幅に制限を設けることはは全くない。これにより、参加者の失敗に対する恐怖は小さくなり、アイデア出しの段階で広く多様な情報源を用いることができる。

デザイン思考のあるバージョンには以下の7つの段階がある。
定義(define)、研究(research)、アイデア出し(ideate)、プロトタイプ化(prototype)、選択(choose)、実行(implement)、学習(learn)。
この7段階を通じて、問題が定式化され、正しい問題が問われ、より多くのアイデアが生み出され、そして最高の答えが選ばれるのである。

ロバート・マッキムはプロセスをよりシンプルに表現し、「表現―テスト―サイクル(Express–Test–Cycle)」とした。他には、クリストフ・マイネルとラリー・ライファーが提案する5段階プロセスがあり、「問題の(再)定義((re)defining the problem)、ニーズの発見とベンチマーキング(needfindingand benchmarking)、アイデア出し(ideating)、建設(building)、テスト(testing)」とされている。

デザインは常に個人の選好に影響されるものであるが、デザイン思考という方法論にはいくつかの共通の特徴がある。それらは、創造性、両手ききの思考(ambidextrous thinking)、チームワーク、ユーザー中心性(共感性)、好奇心、そして楽観主義である。

出典ウィキペディア(Wikipedia)

ちっちゃなオープンイノベーション。

端的に言い表すと、今回、すみれの20周年を機に新しい時代に沿ったブランドを構築していくにあたり、私一人で考えるのをやめてユーザー中心、チームでのニーズを汲み取って方針を固める様にしてきました。また、オープンイノベーションと言われる社外からも広く意見や提言を募る場を持つことで、更にユーザー中心の思考を深めたいと思っています。来週の8月21日(水)には毎月すみれ本社で開催している勉強会「元祖職人起業塾」のディスカッションテーマに取り上げさせてもらいましたし、10月2日(水)には協力業者会ですみれと取引頂いている商社、メーカー、職人の皆さんにも一緒に考えてもらう時間を持つ様にしています。

顕在化していないニーズを満たし、課題を解決する。

要するに、この度のすみれ建築工房創立20周年記念を機に行うリブランディングに際して、私、もしくはすみれと関係のある方全てから、出来るだけ多くのご意見を頂きたいと思っており、私たちがこの先の20年間、地域に、お客様に求められる存在になれる様に、まだ顕在化していないニーズを汲み取り、サービスを刷新したいと考えています。この15年間学び、実践してきた古典的マーケティング理論のジェイ・エイブラハムの卓越の戦略により一歩近づく機会にしたいと思います!
リブランディングの内容については明日に続く。。

ジェイ・エイブラハム「卓越の戦略」

あなたから何か買う人は、単なる「顧客」ではなく、あなたの保護下にある「クライアント」と考えるべきである。
•クライアントの生活をより良いものにする、という高次の目的のためだけに、ビジネスに取り組む。
•惚れ込むべき対象は、自分の商品ではなく、クライアント。
クライアントが言葉に出来ない想い、ニーズ、課題を明確に表現し、それを満たすリーダーとなる。
•あなたやあなたの会社、商品、サービスがなかったとすれば、クライアントにとって損になる程のレベルで商売をする。
•あなたとクライアントの双方が、信頼、誠実、尊敬の対象となるような精神的な「きずな」を構築する。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/webandi-1460261/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3898182">Andreas Lischka</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3898182">Pixabay</a>からの画像


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JR西日本全線運休と富士山登山道通行規制。

令和元年814晴れのち曇り

いつも通りの日常。

台風接近中の今日もいつもと同じ日常、マーケティング事業部のミーティングをしたり、デスクワークに励んだり、夜は書道教室の後、若手大工のたくみに手料理を振る舞ってたりと全くもっていつもと同じように過ごしてます。

台風接近中。

大型の台風10号が明日には四国と本州に上陸するようで、お盆休み返上で進めている現場作業もさすがに中止し、私もインスペクションの依頼を受けていたお客様宅に伺うのは屋根に上がれそうもないのでのは順延とさせてもらいました。
大自然の力には抗いようがないよねーとサバサバと予定変更をしましたが、驚いたのはJR西日本の新幹線と在来線が予定運休で明日は全線ストップとの報道。15日と言えば帰省から戻られる方も多いやろうし、大変やろうな〜と思っていたら、案の定JRのみどりの窓口は夕方から大混雑になっていたようです。

早すぎる判断?

自分自身も台風の来襲に備えて予定を変更しているので、偉そうな事は言えませんが、公共交通機関であるJRが天気予報だけを見て翌日の始発から全線運休してしまうのはさすがにどうだろうか?と首をひねってしまいました。当日になってダイヤが乱れるのは鉄道事業者にとってはものすごいストレスだと思うし、乗客も困りますが、台風上陸前から全線ストップは少しやり過ぎではないかと思ってしまいます。

山の日の出来事。

そんなJRのニュースを見て思い出したのは、先日の富士登山の下山の際にガイドさんに私が苦言を呈したことです。今年の富士登山は令和初の「山の日」と重なり、例年とは比べ物にならないほど非常に多くの登山客で賑わっておりました。山頂の天気も良く、美しいご来光を拝んだ後、多くの人が一斉に下山を始め、山の日当日に登り始めた登山者と相まって富士宮ルートも混雑を極めました。

下山道渋滞中の報。

私は山頂で浅間神社奥宮にお参りをしたり、影富士を見に行ったりして、少しゆっくり日本のてっぺんを楽しんだ後、そろそろ下山しようかと思った時、先発隊の田中さんから電話があり、「下山道が混み合っていて通常の時間では5合目までたどり着けそうにない、急いで下山してください!」との連絡が入りました。いくら山の日とは言えそんなにひどいことにはならんやろう。と思いながら山頂を後にしました。

まさかの通行規制。

ところが、9合目の山小屋あたりから確かにひどく混み始め、全く進まなくなりました。おかしいなぁと思いながら流れに乗ってゆっくりと降りていくと、8合目の山小屋を過ぎたあたりで、山岳ガイドさんが下山者に規制をかけて通行止めをしているのが目に入りました。よく見てみると、上りの登山客はそんなに多くは無いのに、いつもは対面歩行している狭い掛け道を片側通行にしているのがその大渋滞の原因でした。

何百人に膨れ上がる下山者の列。

私は10年間毎年富士山に登り続けて初めて見る光景に驚きましたが、一応、山登りは上り優先の原則もあり、山登りのエキスパートであるガイドさんがやっておられることなので致し方ないのかと思って見ておりました。しかし、ポロポロと登ってくる登山者を通すために何百人もの下山者を止めて、その列がどんどんひどくなっているのを見てとうとう我慢できずに崖を駆け下りて下山者を止めているガイドさんに通行規制を止めた方が良いのではないかと進言したのです。

正義の味方は聞く耳持たない。

ガイドさんの答えは、「私はいろんなことを考えて1番良い方法やっている。」と自信満々で、自分たちはスムーズな登山をしてもらうためにやるべきことをやっていると胸を張っておられました。確かに悪いことをやってるとは私も思いませんでしたが、延々と伸びている行列のひどさをわかっていないのだろうと思い、このままだと昼過ぎても全く動かなくなり、あちこちで熱中症で倒れる人が出てくるよと言っても聞き耳持たずで話になりません、

通行止めか知らん顔の二択。

しょうがないので、上りの方を止めている年長者のガイドさんの方まで降りて行き同じ話をした上で、「通行規定をしたせいでバスに乗れなくなってたり、熱中症で倒れる人が出たらどう責任を取るんか?」と質したところ、「あなたがそういうならやめます」と半分切れてそそくさと下山してしまいました。私が提言したのは、下山者が圧倒的に多いので、通行止ではなく細くなっている所で譲り合って対面通行してもらうように注意喚起をしたらどうかと言う事でしたが、「それならあなたがやればいい」と言われてしまいました。

第三の道を模索する粘り。

別段、善意の第三者であるガイドさんのことを非難するつもりはありませんが、通行規制を批判されたら「あとは知らんがな」って態度は無いと思いました。人は往々にして1000か、右か左下の二者択一をしてしまいがちで、もう少し思考に粘りを持たせて第3の道を探す姿勢を持つべきではないかと思うのです。人生は選択の連続と言いますが、それは二者択一を繰り返すことではなく、両方を叶える道を探すと言う選択もあるわけで、二宮尊徳翁が説かれた「道徳なき経済は罪であり、経済なき道徳は寝言である」の言葉のように、両方ともできなければならないことが世の中にはいくらでもあり、むしろそんな選択肢が多いから人は悩み、苦しみながらも進歩発展を繰り返してきたのではないかと思うのです。

機械に無くて人が持つものを鍛えるべし!

物理的、数式や統計だけで判断するだけで物事が全て行くのなら人間よりもAIの方が絶対的に早く正確な判断が出来るでしょう、しかし、人の心も自然の力も未だに科学で解明されていません。不確かなことの方が多いのが世の中で、そんな中で臨機応変な応用力を効かせた判断ができることが人間の強みではないでしょうか。早々に明日の新幹線も在来線も全線運休を決定したJR西日本も明日の朝になって、「台風の影響がたいしたことないからやっぱり運ばれるだけ人を運びます」と臨機応変な軌道修正の発表されるのを願います。粘り強く行こうぜ!


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もしサッカー少年の高校生が書籍「職人起業塾」を読んだら。

令和元年813日快晴

気分だけ夏休み。

世間様はすっかりお盆休みの真っ最中。SNSを覗いてみると旅行や行楽で楽しんでいる写真がいっぱいで、いつも通りの平常営業の私も少しだけ夏休み気分をおすそ分けしてもらいました。お盆休みを直撃するかと思われた台風は少しゆっくりとした歩みのようで、15日に関西に最接近する模様、帰省されている方はさぞや心配だと思います。大きな被害が無い事を祈ります。

すみれは平常営業。

私といえば、昨日の富士登山で夏の大きなイベントは終わりで、今朝も工場のオーナー経営者さんと改修工事の打ち合わせをしたりと普段通りの生活です。世間様がお休みの内に溜まりまくったタスクを片付けるのが通常となってもう随分となりますが、今年は現場も忙しいようで、工務部のスタッフも盆休み返上で猛暑の中、作業に勤しんでくれてます。忙しいのはありがたい事ですが、プライベートや体調管理とのバランスを上手に取ってもらいたいものです。皆さん、ご安全に!(^.^)

夏の課題図書。

私のお盆休みは毎年せいぜい墓参りに行くくらいで、あまり旅行に行ったりすることはなく、いつも通りに仕事をしているのが殆どです。それでも世間様が休んで、少し時間がゆっくり流れるので、課題図書を決めて出来るだけ読書の時間を取るようにしています。今年の課題図書は脱amazon活動をしている関係でまだ手元には無いのですが、近いうちに近場の本屋さんに買い求めに行くつもりです。この週末には読書感想文をここにアップ出来ればと思ってます。(^ ^)

私が勝手に出した宿題。

読書感想文といえば、学生さんの夏休みの宿題の定番、そんなタイミングだからなのか、私の上梓した書籍をプレゼントした高校生(のお父さんを通して)から読書感想文が届きました。先の月末に東京で開催されていたリフォーム産業フェアに出展していた際に、尊敬する若手経営者さんのご子息が遊びに来ており、今はサッカーで全国区の大活躍をされているという自己紹介を聞いて、「将来、父親の事業を継承する可能性が高いのだから、今のうちから古典的な原理原則に基づいたマーケティング理論を知っておくべきだよ!」と無理矢理、私の本をプレゼントして、必ず読書感想文を送ってくるように!と勝手に宿題を出しておいたのでした。

もしサッカー少年の高校生が書籍「職人起業塾」を読んだら。

少し前にもし、高校野球の女子マネージャーがドラッカーを読んだら、という「もしドラ」なる小説が話題になりましたが、サッカーを一生懸命頑張っている高校生が私が書いたマーケティング理論のテキスト本を読んだらどんな風になるのだろうと、その彼からの感想文が届くのをとても楽しみにしておりました。いかにお父さんから送ってこられたMくんの家の祖母(勝手に)転載させて貰います。(笑)

ーーーーーー以下転載ーーーーーー

高橋さん!!

早速、せがれから感想LINEが届きました^ ^

文章は下手ですが、感じたことを書きました!と話してました(笑)

ありがとうございます?

⬇️⬇️⬇️こちらです。

まずサッカーにも通じるところがありました!

一番勉強になったところはやることを4つに分けて考えるところで今まで自分は「重要で緊急な事」と「重要でない緊急」を中心にやっていたように思うけど、大切なのは「緊急でないけど重要」でさっきの2つは嫌でもやらないといけないからやれるけど「緊急でないけど重要」は今やらなくてもいい事だから後でになりがちで時間経った後にやっとけばよかったと後悔することになるんだなと思った

だから「緊急でないし重要でない」の時間を「緊急でないけど重要」な事の時間に回し始めてます例えば携帯見てたところを英語を15分くらいだけどやったり本を読んだりサッカーの映像見たりまだ少ししか出来てないけど少しずつ変わっているのでこういうことかな?とわかってきたかもしれないです。

こういうことを続けていくと忙しいと思うことが減ってくるというのも面白いと思ったのでこれから変わるのか楽しみです

弱みは隠す必要はなく、人が見たいのはそこということと、逆に強みは強みを探すのでなく人との違いを伸ばしていくというのも勉強になった

サッカーではグラウンドでプレーするから試合に出るにはサッカーが上手い下手などの話になるのですが一番大切なのは信頼なのかもしれないなと少し感じました。実力がサッカーでは大事だけど、生活とその他の人間性も見られていて監督が信頼できる選手が試合に出るんだなと感じましたなので挨拶1つ練習1つを大切に当たり前にしないといけないですまだまだ成長できるんだなと思えて良かったです!

???

以上になります^_^

ーーーーーー転載ここまでーーーーー

圧倒的に人生を変える気づき。

いやー、予想していたよりも随分と具体的で明確な行動目標まで落とし込んだ素晴らしい感想文で正直驚きました。高校生の頃から第二領域と呼ばれる緊急度の低い重要な事柄に時間を使う事を意識して、信頼をベースに人間関係を作っていくことが成功の秘訣だと理解し、実践することができれば、サッカーだけではなく学校卒業して社会に出てからも大きな活躍が見込めるどころか、私など足元に及ばないほど素晴らしい経営者になることでしょう。私が書いた書籍の事はともかく、彼が自分が書いた言葉を忘れることなく意識と行動を変えれば無限の可能性が花開くと感じました。

職人の行動改革のテキスト本!

書籍「職人起業塾」の第2刷は街の書店でもamazonでも絶賛発売中ですが、在庫切れになっていることがほとんどですので、私(高橋)までご連絡いただければ宅急便でお送りいたします。一般社団法人職人起業塾で行なっている6か月コース研修のテキスト本となっておりますので、職人や現場監督等の現場実務者の意識を変え、行動を変え、現場で未来の集客をつくる実践の書となっています。まだ読まれてない方はぜひ手に取ってみてください。(笑)


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富士山に登れば人生が変わる?の十年間検証。

令和元年8月12日 山の日 快晴

令和初山の日。

今日は令和に改元されて初めてとなる「山の日」 奇しくもすっかり毎年恒例行事となっている富士山登山の日と重なり、令和初の記念すべき日に富士山頂への登拝を果たすことが出来ました。私が富士山に登り、山頂の浅間神社本宮に参拝を始めてから今回で10年連続、11回目となり、今回を機に一旦の区切りとしたいと思っていた事もあり、素晴らしい天候に恵まれた最高の登拝となりました。

10年連続11回目の富士山登頂に成功。

この度、10年目となる富士登拝を終えて、改めて感じたり、気づいたコトがありました。(一応、)今回を区切りとして来年からは違う霊場に参りたいと思っており、今回の富士登山の記録の写真と共に10年間、日本のてっぺんに通い続けた意味と価値についてこの場で振り返っておきたいと思います。人生で一度は富士山に登ってみたい!と思っておられ、まだ実現されていない方に少し参考にして頂ければ幸いです。

日本のてっぺんに立つと人生が変わる説。

最近はあまり耳にしなくなりましたが、一昔前まで、「富士山頂に登ってご来光を見れば人生が変わる」と言われる方が多くおられました。私も10年以上前はそんな言葉を聞いて、どうなんだろうと思っておりましたが、ひょんなきっかけを頂き、富士山に10年間毎年登ることになって今思うのは、確かに人生が大きく変わったということです。

地獄を見た初登頂。

初めて富士山に登ることになったのは10数年前から熱心に毎月大阪に通っていたとある勉強会の主宰の先輩経営者が、富士山頂で勉強会をやろう!と言い出されたことでした。いわゆる「その場のノリ」で盛り上がり私も参加することになりましたが、その当時の私は今よりも体重が20数キロ重く、全く運動などしていなくて、また、高い山に登る予備知識も全く無い状態で、なんとか山頂までたどり着き、美しいご来光を拝む事が出来ましたが、高山病に罹った事もあり地獄の体験としか言いようがありませんでした。二度と富士登山には行くまい。と固く決心したものです。

結果は準備と習慣が決める。

その翌年、二度目の富士山もその経営者仲間の勉強会で「昨年のご来光が素晴らしかったので行けなかったメンバーにもぜひ体験してもらいたい!」と主宰の社長が言い出して、確かにその通りだと思ったのと同時に、準備をすれば昨年の様に苦しむことはないだろうと考えて富士登山の数ヶ月前からランニングをする様になりました。その週に一回のランニング(当時はウオーキング)は今も習慣として根付いており、そのおかげで体重を落とし、悪かった肝臓を治し、今ではフルマラソンや長距離の自転車レースなどにも参加できる体力を取り戻しました。これが一つ目の大きく人生を変えられたことです。

追悼とご恩送り。

3回目に富士登山のシーズンを迎える前の年末、私を富士山に登るきっかけを作ってくださった、私がメンターとして慕っていた先輩経営者が急逝しました。大きな悲しみに暮れましたがその夏は勉強会のメンバーと追悼の意を込めて富士山に登拝しようという事になりました。3回目ともなれば私も慣れたもので、それまでは参加者の立場だったのが主催者側に変わり、初めてチャレンジする人をサポートする側になりました。4回目以降は完全に私の主宰のイベントとなり、勉強会の仲間だけではなく「一度は富士山に登って見たい!」と言われる人に広く参加を募り、山頂に連れて行く立場へと変わりました。主体性を発揮して人の夢を叶える手伝いができる立場へと変わったのは大きく人生を変える出来事でした。

思考は(口に出すだけで)現実化する。

結果、今回の10年連続11回の富士山登頂までに私は数多くの、友人だけではなく、家族や社員、お客様、そして遠く九州や東北の主宰の塾の塾生達に日本の頂上に立つきっかけを与え、サポートしてきました。「一度は富士山に登って見たいなー」とぼんやりした夢を、少しの決意を持って「参加します!」と一言口にすれば、思考は現実化してしまう、自分自身が経験してきた一歩足を踏み出せば全く違う世界が見れる事を伝える事が出来たのではなないか、なんて(少し大げさですが)思うのです。

富士登山で人生が変わった。

実際、この十年間に一緒に富士山に登った事を(直接的、間接的に)きっかけにして大きく成長を遂げられた人を何人も見てきました。毎回、日常生活には無い感動のドラマがあり、人が持つ底力や、結果は本番の前に決まっているという厳しい原理原則も沢山目の当たりにしました。そして、そんな経験を数多く積み重ねた事でやっぱり一番大きく人生を変えたのは私で、10年前は神戸の片田舎で大工職人の延長線の小さな工務店の経営者だった私が、様々なチャレンジをして、今は海外にも法人を持ち、全国に研修事業を展開する一般社団法人の理事長を努める様になったのは、今までの殻を破り、一歩を踏み出す勇気とモチベーションを持ち続けたからに他ならないと思っています。

結局、最も学んだのは自分。

この様な人生を変えるきっかけを下さった、今は亡き嶋田社長から頂いたご恩を少しは周りの人たちに送れたのではないかと思うとともに、人のために尽くす事こそ、自分自身の人生を良きものにする最大の方法論であり、古典的マーケティング論が示す「在り方」ではないかと今更ながら腹の奥深くに落ちる思いです。結局、詰まる所、私が毎年、富士登山で参加者のサポートをしてきたのは全て私の糧になり、私自身が一番深い学びを得て、貴重な経験を重ねさせて頂けた訳で、これまで私と共に富士山にちょっとした修行に行って頂いた方に心から感謝するばかりです。

謝辞。

今回の富士登山を区切りとして、来年からは違うイベントを考えたいと思っています。今回も最高の天気と最高の仲間に恵まれ、やっぱり記憶に残る出来事があり、何も思い残すことはありません。富士山に登ってみたいがまだ行けてない、という方は、今後はきっと、私と共に富士山に登った人に「一度富士山の頂上に立って見たいんだよねー」と言ってもらうと、「行ってみる?連れいていこうか?」と爽やかに答えてくれると思います。(笑)
十年間の長きにわたり、私と共に日本の頂上に登拝してくださった皆様、心から感謝申し上げます。来年は是非、屋久島に行きましょう!(笑)

 

付加価値は人にあり。@丹波古民家再生プロジェク調査解体#2

令和元年8月10日快晴

(世間様では)夏休みスタート!

お盆前の3連休の初日、世間様では大まか夏休みに入った事業所が多いようですが、私もすみれの一部のスタッフも相変わらずいつも通り。今日は先月から再開した丹波での古民家再生事業の耐震改修前の調査解体ワークショップに講師として参加してきました。前回の天井と小屋裏の床板めくりに引き続き、今日は座敷の床組を調査解体してみました。想定内ではありますが、やはり大引の蟻害がひどいのと、床下の湿気がかなり高く、防湿乾燥工事の必要を認めて、改修計画を 1部修正することになりました。

地味すぎるワークショップ。

今回も古民家再生やDIYに興味がある人を募って、調査解体をワークショップ形式で行ったところ、前回に引き続き今回もはるばる大阪や姫路、また遠くは東京からと遠方からわざわざ参加して来られた方が数名おられ、空き家活用、古民家再生に対するニーズの高まりを感じました。しかも今回は全くコアメンバーとのつながりがない方ばかりで、Facebookやコクチーズなどのネットの情報を見て興味があるから、面白そうだからと参加の申し込みをいただいたようで、新しい時代を感じることにもなりました。

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わざわざ東京から来る価値ある?

講師役の私としては床下の蟻害と石場や床下土間の状態を確認する地味な作業で、楽しいDIYイベントとは決して言えない内容だっただけに、遠方からわざわざ参加してくださった方にどのような印象を持たれたか、気になっており、作業終了後に参加者の皆さんにそれぞれ聞いて見ました。面と向かっての質問だけに「期待はずれでした」とは言い難く、皆さん「勉強になった、参加して見てよかった」と言って下さりそっと胸を撫で下ろしたのですが、「床の解体調査だけじゃ、あまり参考にならなかったんでは?」と食い下がっておきました。(笑)

出逢いこそ宝。

ワークショップ参加者の皆さんが口を揃えて言ってくださったのは、「古民家の耐震補強工事の現場を現場を見ることもなかなか無いのでそれも良かったが、何より普段の生活をしていたら絶対に出会う事がない人と出会えた事が何よりも収穫だった」とのことで、耐震補強工事を行う意味や、基礎を作らずに耐震基準を満たす考え方、補助金申請の仕組み、何よりも古民家を購入するにあたって留意すべき点や見極めるための具体的な方法、インスペクターの人選などの情報収集が出来た事を非常に喜んで下さっておりました、

古民家再生の座学と懇親会やります!

これまで私は、ワークショップ形式での改修工事だけに、参加者に現場でしか伝わらない実務的、技術的なコンテンツを伝える様に心を配っておりましたが、実は参加者の皆さんはもっとソフト面でわからない事、知りたい事がたくさんあるのだと改めて知って、ワークショップの内容を少し見直す必要があるのだと気付かされました。そう言えば、と思い出したのは先月、ワークショップを行った際、構造設計を担当してもらっている鶴谷先生に工事の概要と計画の説明の時間を取ってもらった際、20分くらいの予定が大幅に伸びるほど盛り上がったのを思い出しました。結局、私たちが提供出来る付加価値は面白い人の集まりだというソフト面なのだと改めて思い知り、確かに、客観的に見れば個性的な面白い人が集まっているな、と再認識した次第です。来月はそんな部分に焦点を当てて、座学形式の勉強会にしようと思っています。ご興があればお気軽にお問い合わせください。


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職業選択の自由と消去法で職人になった者へのエール。

令和元年89日晴れ

 

お盆前の週末。

世間様ではあらかた盆休み前の週末となる金曜日、東京から帰神してそのまま9年前にリノベーションをさせていただいたお宅にメンテナンスの訪問に立ち寄り、漏水の調査を行うなど、今日も慌ただしい1日を過ごしました。盆休みのど真ん中を狙ってているかのような台風の来襲に備えて、補修工事を行えるように段取りを考えてみます。と伝えてお客様宅を後にしましたが、どうやらこのパターンは自分で工事に行くことになりそうです。(笑)

自分で作業ができるのが強み

明日は丹波にて古民家再生の耐震補強に係る調査解体のワークショップを行う予定で、私は講師として参加しますが実際に参加者と共に汗を流して作業も行います。とは言え、普段はそんなに頻繁に現場作業に勤しむわけではなく、本業の建築会社で請け負う仕事は社員大工のスタッフに全て任せており、私の出る幕なく作業を行って貰います。ただ、いざと言う時に自分で現場作業ができる事は私自身の何よりの強みだと思っています。

現場作業は才能。

現場作業といっても、その難易度はピンからキリまであります。古民家再生やDIYのワークショップを行っていて感じるのは、誰でもできそうな簡単な作業でも、コツと経験が必要だと言うことで、例えば床の根太を1本外すだけでもバールの使い方を理解していないと初めて体験する方は私たちがやる10倍の時間を要したりします。そんな折にいつも感じるのは、建設現場の作業員はどんな職種であれ、全員すごい才能を持っていると言うことです。

消去法の職業。

全国あちこちでセミナーを開催して、建設職人の参加者に今の仕事に就いた理由を聞いてみると、ほとんどの職人が「消去法」で職業の選択をした。と答えられます。他につける職業がなかったから致し方なく職人になったと言う言い方で、少し残念な感じが否めない雰囲気を醸し出しておりますが、私は職人はもっと胸を張り、「過酷な建設現場で働ける才能があったからだ」と言ってもらいたいといつも伝えます。

屈強な身体と精神を併せ持つ者達。

今年の夏の厳しさもかなりのものですが、灼熱の太陽の下で肉体労働に汗を流すのは、時に命の危険を感じたりすることもあるほど過酷です。真冬の雪がちらつく中、外部での工事を行うと、指先の感覚がなくなるほど辛い状況で、そんな厳しい環境の中でも仕事を継続していくのは並大抵のことではなく、類まれなる才能が必要だと思っています。職人はもっと胸を張って、普通の人にはできないことを俺たちはやっていると胸を張るべきだと思うのです。

職業選択の自由。

明治維新と共に士農工商の身分制度が終わり、職業選択の自由が人の権利だと認知されるようになって150年が経ちました。人は自分で好きな職業を選べるはずですが、現代の学歴社会では、学校で渡される教科書の内容を丸暗記する能力に長けた人が、多くの選択肢を持ち、社会で本当に役に立つかどうかもわからない学校教育になじめないものの選択肢は極めて少ないのが現状です。しかし、やっぱり本質的には職業は選べるはずで、それは与えられるものではなく自分で掴み取るべきです。自由とは責任の行使だと思うのです。

現場を知っている圧倒的な強み。

私がいつもセミナーで熱く語っているのは、たとえ消去法で職人になっているとしても、自分自身で1つずつ今の殻を破り、役割を変えていくことによってどんな職業にでも変えることができるということで、1人の人間が持つ影響力を広げ、効果性を高めることによって自分の好きな働き方を選択できるようになると言うことです。ちなみに、先日の東京で開催されたチカラボマイスターと呼ばれる建築業界で先進的な活躍をされている有名経営者の集まりの中で、大工の出身が3分の1もおられました。現場を知っている者がいかに大きな活躍をできるかを 如実に物語っていたと思います。

ドロップアウトしたものに残された道。

私自身も若い頃、就職したい先もなく、就職をさせてくれる企業もなく自分自身の腕で稼げる職人の道を選びました。そのような選択を行った1番の原因は、子供の頃、学校の教育に馴染めずに、枠からはみ出して好き勝手なことをしていたからで、そのツケが自分に返ってきて体を使って稼ぐしかないと半ば諦めておりましたが、実際に建築現場で働いてみるとそこにはものづくりの楽しさとともに人様に喜んでもらえる大きなやりがいがありました。自己肯定感を持てるようになり、自分の中に隠されていた才能に気づいたと言っても過言ではありません。ま、言ってしまえば消去法です。(笑)

若い職人が持つ無限の可能性。

現場で技術を習得しながら、もっと大きなやりがいを得たい、金も儲けたい、そして人様のためになりたいと思い始め、子供の頃あれほど苦手だった勉強を25歳を過ぎてからするようになり、建築士等の資格の取得やコミニケーションやマネジメント、マーケティング理論を熱心に学びました。気づけばただの作業員だった私が3つの法人の代表となり、全国で講演活動まで行うようになっています。最近常々思うのは、私のようなどうしょうもないろくでなしの元不良少年でもいっぱしの経営者ぶることができているのですから、若い職人たちには無限の可能性があるということです。

付加価値を作り出す職人の学びの場。

「どうせ俺なんか、」と半分すねて人から言われたことをただ黙々とやるだけに甘んじている職人たちに、今一度自分の持っている才能に気づいて、未来を作る選択をしてもらいたいと思いますし、そんなきっかけを与える事が私が創業時に掲げたミッション「職人の社会的地位の向上」の達成に向けての最も重要なタスクではないのかと思っています。建築業界の職人不足もそろそろ佳境を迎えます、完工なくして売り上げなし、職人なくして完工なし。職人は今こそ自分たちが生み出すことができる価値を見直すべきです。一般社団法人職人起業塾では志を掲げて、共に学び、共に新たな時代を切り開く仲間を募ってます。東京、福岡では受講生の募集、神戸大阪ではオブザーバー参加を募集しておりますのでお気軽に問い合わせをして見て下さい、効率を上げるのではなく効果性を高める職人の働き方改革のヒントを提供しています。


10月福岡塾、11月東京塾6ヶ月コース開講予定、塾生絶賛募集中!
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8月23日(金) 卓越の戦略 現場マネジメント改革【6ヶ月研修】
オブザーバー参加受付中!

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第72回【元祖】職人起業塾&テラスBBQはホットシート!

なんと、ピックアップ企業は「すみれ建築工房」です。来年の20周年を迎えるにあたり更なる進化を目指してリブランディングの真っ最中、そのコンセプトのプレゼンを聴いて頂いてフラッグシップとなるサービスをビジネスモデルキャンバスを使って皆様に考えて頂きます。新社名も。(笑)
大きく期待しておりますので、宜しくお願い致します!
https://www.facebook.com/events/824069371381384/


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般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトに情報を集約しています。 原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

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職人は内包する無限のポテンシャルを解放せよ!

令和元年8月8日 快晴

朝から全開。

昨日のチカラボマイスターの交流会に続き今日も東京。昨夜は懇親会の後、四谷にあるお気に入りのバースナックに移動してカリスマ建築デザイナーとチカラボ編集長と建築におけるデザイン思考と現場実務の経験がいかに大事かを熱く語り合うとてもいい時間を過ごせました。編集長のエンターテイメント付きの最高の夜になりました。今朝は国立博物館の開館時間に飛び込んで三国志展を観て悠久の歴史の想いを馳せた後、リフォーム産業新聞社の取材を受けて、ランチミーティングと忙しくも充実したスタート、東京に来たらやる事がいっぱいです。(笑)

犬も歩けば棒に当たる。

昼からは水道橋の株式会社ship社のセミナールームをお借りして、一般社団法人職人起業塾のオープンセミナー&フォローアップ研修を開催、久しぶりに?満員御礼の大盛況となり、私も俄然張り切って建築現場のマネジメント改革、職人の意識改革から取り組むインナーブランディングの理論について熱く語りました。先日登壇した工務店カンファレンスやリフォーム産業フェアで私達の活動に興味をを頂いた方も多く参加いただき、新しいご縁に感謝すると共に、精力的に外に出て行くことの重要さを改めて再確認、犬も歩けば棒に当たるくらいですから、想いを込めて語れば何かしらの反応や結果が生まれるのは必然なのでしょう。そんな場を提供下さるメディア各社には感謝するばかりです。

目標は1000人コミュニティ。

今回の東京でのセミナーで一応今期のオープンセミナーの予定は終了、博多と東京で都合4回、現場改革から始める工務店、リフォーム会社のブランディング戦略の土台の部分を多くの方にお伝えしました。工務店経営者の方だけではなく、職人や施工管理、営業と多くの方に聴講いただき、共感の声もたくさん頂きましたし、職人起業塾の研修へのお申し込みも多数いただく事が出来ました。私の当面の目標である現場で付加価値を生み出し、未来を作る1000人のコミュニティーの達成に一歩近づけたと実感しています。ご縁を頂きました皆様、引き続きよろしくお願いいたします。 

3時間セミナーを丸暗記。

今期のオープンセミナーもフォローアップ研修と同時開催としており、セミナーの最後に卒塾生に登壇してもらい、発表の場を与えています。セミナー参加者の皆さんが驚かれるのは、アクティブ・ブレイン・セミナーの記憶法を使って卒塾生が私の3時間にも及ぶセミナーの6つのコンテンツを頭の中に叩き込み、メモを見ずにセミナーのまとめを語る事です。セミナー参加者の皆さんは「こんな事ができるようになるのか?」「私には絶対無理だ」という声をあげられますが、私も卒塾生も「やり方を覚え、練習すれば誰にでもできるようになる」を笑顔で答えます。セミナーを受講して学びとして身につけるには聴いた内容を自分の言葉で語る事が何より効果を高めます、今日も完璧な記憶とアウトプットをする卒塾生の姿をみて、とても頼もしく思いました。

AI時代は人間力で勝負。

今回のセミナーでも参加してくれた職人等の現場実務者に、「技術以外の研修に参加した事があるか?」と質問をすると全員が全くないと答えられました。テクノロジーの進化によりあらゆる作業はAIを搭載したロボットに移行して行く中、機械にない、人間が持っているものを鍛えるべき時代になっているはずが、建築業界では顧客との重要な接点を担う現場実務者に人間としての学ぶ機会が全く与えられてないのが現状です。一昨日のチカラボマイスターの会合で業界を代表する20数名の経営者が集まっていた中で「元大工です」と自己紹介された方が1/3もおられましたが、職人は学ぶ機会への出会いが無いだけで実は大きなポテンシャルを秘めていると思うのです。そんな人材に光を当て、もっと大きな価値を生み出す才能を開花させるきっかけを与える事が出来たら、建築業界はボトムからもっと良くなると思っています。日本全国の職人が共にマーケティングやマネジメントを学び、そして人間力を磨く場に参加出来るように一般社団法人職人起業塾の活動を加速して参ります、関係者の皆様、一層のご支援、ご協力をよろしくお願い致します!


今年がラスト!富士山ご来光ツアー、ご参加の方はお急ぎください!

10年連続11回目の富士登山、今年はきっと最高のご来光をみれると思いますよ!
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第72回【元祖】職人起業塾&テラスBBQはホットシート!

なんと、ピックアップ企業は「すみれ建築工房」です。来年の20周年を迎えるにあたり更なる進化を目指してリブランディングの真っ最中、そのコンセプトのプレゼンを聴いて頂いてフラッグシップとなるサービスをビジネスモデルキャンバスを使って皆様に考えて頂きます。新社名も。(笑)
大きく期待しておりますので、宜しくお願い致します!
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