『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
神戸と台湾で建築会社を営みながら、私塾「職人起業塾」の活動を通してモノづくりの担い手を子供の憧れの職業にすることを目指す高橋剛志の挑戦。
年末の3連休が始まりました。
現場の方も年内完工、もしくは目標の工程まで進めなければ、ということで、ずいぶんバタバタしておりますし、事務所も来年、年明けすぐの上棟や着工現場の準備に追われてラストスパートをかける時期となっております。
しかも、年末らしいというか、なんというか、毎日の様に緊急を要するメンテナンス工事のご依頼を頂くことが毎日のように続き、迅速な対応を迫られるということで、気忙しさに拍車をかけられております。
そんな中、私はというと、久しぶりの1日丸々のオフを頂き、すっかり恒例となった関西圏広域のTOTOリモデルクラブのメンバーとゴルフコンペと神崎の山奥に猪鍋を食べる会に参加です。(汗)
今年でかれこれ4年目となるこの忘年会、すっかり年末の風物詩となった感も有りますが、1年に一回、気心の知れた仲間と一緒にゆっくりとした時間を過ごすのはとてもいいもので、すっかり年末の楽しみの一つになっています。
囲炉裏の鍋を囲みながら参加者全員の今年一年の振り返りや来年に向けた抱負などをじっくり聞くなどして、美味しい猪肉とつついてワイワイとオッサンな大人な時間を楽しみます。
毎年同じ行事を繰り返す事ができることに本当に幸せを感じずにはいられません。
「一年て、早いなー」なんて言いつつも大勢の仲間と毎年決まったマイルストーンを踏む事で、見えて来るものも有ったりもします。
そして、メンバーそれぞれのお会社の成長や、経営者としてのレベルを上げられているのを目の当たりにする事も多く、自分ももっと頑張らなければと沢山の刺激を頂けます。
忙しい年末の貴重な一日では有りますが、学ぶこととともに、ゆっくりと楽しむ事が出来ました。
切磋琢磨する仲間が沢山いることに心から感謝しつつ、しっかり英気を養ったということで、迫り来る年末を乗り切りたいと思います。
幹事役のキヨちゃん、若旦那、O社長、ありがとうございました。
ご参加頂いた皆様、楽しい時間をありがとうございました。
そして、来年も宜しくお願い致します。
話は飛びますが、すみれは新住協というNPO法人に加盟しています。
仲良くさせて頂いている、同い年で似たような境遇から工務店として起業されている大阪のS社長のススメです。
北海道の室蘭大学の鎌田教授が主宰して発足したこの全国的な団体は、かなりマニアックな会でして、日本ではトップクラスの高気密高断熱住宅の取り組みなのです。
極端に厳しい気候の地域でなければ、そんな大げさな断熱性能はいらないでしょう、という意見も聞こえて来ますし、私自身も実はそう思っています。
しかし、住宅の性能をどの程度まで上げるのか?上げなくていいのか?という線引きをきっちりとする必要が有ると思っていて、エネルギー問題が国を挙げて議論されている今、
温暖な地域だから今までどうりでいいじゃん。
という訳には行かないと思っているのも事実です。
その線引きの為に、という訳でもありませんが住宅の性能を「なんとなく」で片付ける時代は終わったということで、住宅性能の見える化=数値化を進める取り組みを始め、それに伴って断熱、気密についてのマニアックな技術を学んでいるという訳ですね。
そして、私たちの仕事は理論を学ぶだけではなんにもならず、実際の現場でその理論通りのモノを作り、そして検証することがセットでついて来ます。
工事を終えてお施主様に引き渡し、その住み心地を伺って最終的な検証とする訳ですが、残念ながらお施主様にとっては工事を全て終えて、住み始めてみるまでその価値は分からないままです。
これではどんなものが出来るか分からないまま大金を払って家を建てることになってしまう訳ですが、すみれでは新築を計画中のお客様と一緒に、既に工事を終えて住み始めているオーナー様宅にお邪魔させて頂くようにして、これから建てる家の性能や実際の住み心地を直接聞いて頂くようにしています。
そのようにして、近年建てさせて頂いている住宅はその成果が表れてでずいぶん暖かな住宅になっており、今年度は、sumika zeroと名付けたプランが国土交通省にもゼロエネルギー推進化住宅として認定もされました。
そんなこんなで、現在工事を行っている新築住宅は神戸から少し離れている事も有り、OB宅訪問の機会がなかなかうまく作れなかったこともあり、新住協のメンバーさんで高性能住宅の研究では大先輩に当たるお会社のモデルハウスにお施主様と一緒にお邪魔させて頂きました。
村上社長、気持よくお招き頂いた上に貴重なお時間と為になるお話を頂きまして誠にありがとうございました。
一緒に行かれたお客様もとても喜んでおられて、断熱に目覚めた!と言っておられたくらいです、心から感謝致します。
百聞は一見に如かず。
いくら理論や数字を並べても経験がないことについては実感として理解出来る訳がありません。
まずは見えないあやふやなものを見えるように、
そして理論的に見えるようになったものを体感出来るように、、
マーケティングの世界ではフューチャーペーシングと言いますが、結局、見えるはずの無いお客様の未来の暮らしをどれだけ見えるようにするか?という事が私たち建築会社の目指すべき方向性なのだと思った次第です。
それにしても、今日も学びの多い一日となりました。
最後はなぜか京都にて忘年会に参加。
飲み会と言う名の勉強会ではいつもにも増していい時間を過ごす事が出来ました。(笑)
メンバーの皆様、本年中はお世話になりました、来年もまた、宜しくお願い致します。
ありがとうございました。
ご縁に感謝。
JUGEMテーマ:日記・一般
年末らしい慌ただしい日が続きます。
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私たちは毎日小さな決断、もしくは判断に迫られながら日々を過ごしています。
昨日起こった出来事はそれを改めて思い知るというか、意識して物事に対処しなければならないと感じました。
そして決断と判断その違いとは『決めて断じる』ことと『判って断じる』ことだと思ったのです。
経営判断、という言葉を良く耳にしますが、私たちのような小さな会社でも、トップに立つものは常に断じることを仰がれます。
判断する材料が揃っていれば、論理的な整合性を踏まえた答えを出すことも出来ますが、日々の実感としては判断材料が揃わないことの方が遥かに多く、勘といえば乱暴ですが、直感に任せて指示を出すことも少なく有りません。
それは決断になるとおもうのです。
そもそも、論理的に突き詰めていないことですので、指示をされる側も判然としないのはアタリマエで、結果をみて、ほらやっぱり、と思うことも有るでしょう。
しかし、判断も決断もしないまま、先延ばしにすることが許されない時間の流れの中で私たちは生きているのもまた事実であり、全てが正しい選択でなくても選んでいかねばならない現実が有ります。
そんな中で、私の判断を実行してくれるスタッフも事務所や現場で判断や決断をしなければならず、今回のケースはその判断、決断が同じ方向に向いていたから無事に対処が出来たと思うのです。
まっつあん、ヒメー君、ありがとね。
これからも最善の選択を積み重ねていこうぜ!(笑)
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今日は朝一番から大阪へ。