答えは問答の向こうにある。

平成31年4月10日雨

土砂降りのポジティブ。

昨日までの爽やかな青空からうって変わって今日は朝から本格的な雨模様。今日は半年に1度程度の不定期だけど恒例の、ビジネスコーチ四辻氏を囲んでのコーチングゴルフコンペの開催日でした。一日中雨が降り止まないあいにくの天気でしたが、同じコーチからコーチングを受けているメンバーは、共通言語を持った心易い仲間ばかりで、寒さで修行の様な時間でしたが、それなりに楽しい時間を過ごすことができました。それにしても、雨と言うより土砂降りでも花粉の飛散がなかったのは良し、今日は絶対に愚痴らないなど、ポジティブなマインドを持った人たちとの交流は貴重です。(笑)

15年。

私がビジネスコーチを雇い入れ、コーチングを受けだしてから15年になります。今は毎月1度のセッションだけですが、開始当時は月に3回ほどコーチングを受けて、自分がやると決めたことの進捗を四辻コーチに確認してもらっていました。その当時は、私はまだ現場で職人として働きながら、営業も行いつつ、あちこちに散らばる現場の段取りも一手に行っており、とにかく常に時間に追われ、忙しい忙しいと言いながら目先の対象に追われる日々を送っていました。

最悪の経営者。

毎月の売り上げ、職人の段取り、クレームへの対応、現場での指示とやる事は毎日てんこ盛り、やるべき事はいくらでもあるし、1つの現場が終わればすぐに次の現場へとかからねばならず、片付けても片付けてもやるべき事はきりがなく、目の前の事に振り回される、未来のことなんか考えられない状態にどっぷりと浸かりきり、私はいつも怒っていて、誰に対してもきつくあたる、最悪の経営者だったと今振り返れば思います。

2つのきっかけ。

もがき苦しみながらハムスターのように同じところをくるくると走り回るような毎日を何とか抜け出したいと思い、私がすがりついたのは2つありました。1つはなんとかヒントを探そうとジュンク堂書店で見つけた成功法則が書かれた書籍「7つの習慣」との出会いで、原理原則に基づいたマーケティング理論を学ぶこと、学びを実践に結びつける事でした。もう一つが、コーチとの出会いで、自分一人で悩み苦しむのをやめてコーチの力をお借りする、毎週のようにコーチングを受けることで、目の前の問題だけではなく未来を見据えた根本的問題解決に向き合う時間を持つことでした。

P/PCバランス

世界で最も有名な自己啓発系のビジネス書を上梓されたスティーブン・R・コビー博士の7つの習慣の中で、私が最も重要なコンセプトだと思ったのはP/PCバランスです。当たり前にすぎますが、成果は目標達成能力に由来する、要するに成果が上がる状態を作るしか成果を手に入れる方法は無い。と言う当たり前で厳しい現実を突きつけられ、ノリと勢いだけでは未来は開けない事を理解して、状態管理に意識を置くようになりました。しかし、実際にやろうとしても目の前のことで目一杯になっていたその当時、全くと言っても過言ではない位、状態管理に時間が割けませんでした。

本当に理解するまでに1年半。

そんな時に出会ったのが四辻コーチで、無論、コーチングを受け始めてからすぐに成果が現れたわけではなく、ひどい時はコーチングを受けるたった30分の時間さえも取れずにキャンセルを繰り返していた時もありました。それでも、四辻コーチに根気よく「今の状態から抜け出すためにやるべき事は何ですか?」「それはいつ行いますか?」「予定通りできましたか」と言う質問を繰り返し続けてもらうことで、少しずつ私の意識も変わってきました。「出来ませんでした」「忙しくて時間がない」と言う押し問答を1年半ほど繰り返した後、ようやく緊急ではない重要な事柄に時間を割く意識が本気で芽生え、スタッフの採用と育成、現場を任せる仕組み作り、未来の顧客作り、と本質的な問題解決に向き合うようになれたのです。

押し問答の重要性。

私はいつも口癖のように、理論を学ぶことに意味はなく、実践できて初めて価値がある。と言いますが、自分自身を振り返るとそれはコーチングを受けたからできていたと言う事実があります。目標はマイルストーンをクリアしていく積み重ね、KPIのチェックが欠かせませんが、緊急性の低い重要なことほど先送りにしてしまいがち。忙しい毎日を過ごしながらのその部分のチェックはおざなりになりがちです。しかし、10年後は今の選択と行動が反映されるのも事実で、何が何でも未来への取り組みに時間を割く意識が必要です。そのモチベーションを保つ為にはコーチの力、無駄以外の何者にも思えなかった押し問答する時間が不可欠だったと今になってはっきりと感じます。禅宗の修行僧が答えのない様な問答の中から真理を見つけ、悟りを開いていたのと同じだと思うのです。

継続する、諦められない理由。

私は建築事業以外に、畑違いとも思われる研修事業を行なっています。それは、自分自身の経験として、自分自身の意志の力で未来を切り開くのがいかに困難で厳しいかを知っているからで、変わってもらいたい、変わりたいと思っても実現出来ない人へのサポートがしたいと思うからです。すみれ本社で行なっている勉強会も全国で開催している研修も一度コミュニティーに入ると定期的に私との問答が付いてきます。「その後どうなった?」「決めた習慣は継続しているか?」「次の目標は?」と問答を繰り返す場を提供したいと思って延々と勉強会、フォローアップイベントを継続しています。特に私と同じ建築業界の職人、現場監督等の現場実務者は自分自身が持つ大きな可能性に気付いていない人が多く、それに気づき、行動し、習慣化、仕組み化のお手伝いをしたいと思うし、それが未来に問題が山積する建築業界での根本的問題解決につながると考えています。どうしようもなかった私に人並みの暮らしを与えてくれた業界への恩返しが少しでもできれば、と思うのです。

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住宅はランニングコスト。その前に押さえるべきこと。

平成31年4月8日 快晴

 春満開。

伊川の千本桜も漸く満開を迎え、昨日の日曜日は伊川谷も河川敷にシートを敷いて花を愛でながら食事やお酒を楽しむ人でいっぱいでした。私は北関東への出張から帰って来てそのまま新築をお考え中の方との面談と、相変わらず仕事でしたがすぐ近所での楽しげな様子に感化されてしまい、我慢出来ずに夕方早めに仕事を切り上げて一年に一度の花見ランに明石城に出かけてしまいました。大蔵海岸から明石城をくるっと回る10kmコース、明石公園は伊川の河川敷とは別次元と思える程の多くの人で賑わっており、まさに春爛漫。(私も含めて)日本人の桜好きと四季の移り変わりを感じる事の出来る暮らしの素晴らしさを改めて感じた次第です。

価値を生み出すのは現場のみ。

今日は午前中、顧問会計事務所さんとの月次決算報告書を確認しながらのMTGの後、社員大工のサトーくんと連れ立ってCS(化学物質過敏症)の方に留意したリフォームをご依頼頂いたお客様宅にて契約と着工前の大工紹介、また現場での細かな収まりの確認を行いました。工務スタッフと一緒に現場に行き、施工方法の詳細を詰めると見積もり金額が減る事が少なからずあり、今回も店舗の内装替えに必要だと計上してあった足場工事を取りやめるなど、お客様に喜んで頂く事が出来ました。設計やデザイン、見積り、提案など建築事業には大事な事がたくさんありますが、最終的に建築業の評価は現場にしかない。やっぱり、現場が一番重要です。(^ ^)

地盤のプロの厳しい言葉。

夕方からは適正地盤設計協会のO山氏と日本で唯一の専業電磁波測定士の青山氏とのコアな組み合わせの三人で近況報告と情報交換を兼ねてのMTGでした。O山氏は地盤設計、地盤改良のプロフェッショナルで以前から「建築士は地盤設計が出来るようになるべきで、建物の安全性の責任を負う建築士が構造の事が分からない、地盤の事は地盤調査会社に丸投げで、顧客から地盤保証にお金を払わせるだけでその責務を放棄するのは法律違反だ」と、非常に厳しい事を言われており、私達すみれは数年前から構造設計に対する姿勢を見直して来ました。その当時から新築住宅に関しては全棟構造計算を標準としており、高断熱高気密住宅の特徴でもある大きな吹き抜けをLDKに設けても耐震等級3を確保出来ているのは、構造計算を行なって梁や基礎の断面を検討しているからに他なりません。

当たり前の事が出来ていない業界⁉︎

今日のMTGにおいて、O山氏の話の中心は、「工務店業界に構造計算(許容応力度計算)を普及したい、その上で、地盤の設計も一貫して計算するという土木建設業界における当たり前を特殊なジャンルになった木造戸建て住宅にも普及させたい!」との事でした。私としては全くもって完全に同意で、正直、これまで避けて来たと言うより、正面から向き合っていなかった地盤設計にも向き合うしかないと覚悟を決めさせられました。あたりまえの事を当たり前にする事ほど難しい事は無い。とよく言われますが、言い訳しやすい、責任を他人に押し付けられそうな事ほど、当たり前の事が出来なくなってしまいがちです、木造住宅は建築基準法に特例として定められた確認申請時に構造計算の提示の割愛を認められている(四号建築物特例の)せいで戦後の復興時以降、大工さんが経験と勘で家を建てていた時と同じ、もしくはそれに毛が生えた程度の基準で設計、施工している会社が殆どだと言う悲しい事実があります。。

相当がまかり通る相当な問題。

この問題が大きく露呈する事になったのは、熊本を2度に渡って震度7の強さで襲った大地震で、当時、益城町で耐震等級2の築浅の建物が倒壊したとずいぶんと話題になりました。よくよく詳しい話を聞いてみると、倒壊した建物は耐震等級2ではなく、耐震等級2相当の構造計算をされていない、仕様規定のみで設計されており、実際の強度は基準に足りていない建物であることが明らかにされました。実はこの問題、上述の4号建築物特例と言われる木造2階建ての建物までは建築確認申請の際に構造計算書を提出しなくても良い。という法律からの流れで、日本中で建てられる大多数の建物が構造計算されておらず、「相当」と言うよくわからない名称が分かり通っている事実に由来しています。この問題を建築主はおろか、工務店の実務者も経営者も理解してない人が非常に多く、何の悪気もなく構造計算をしなくても良いと思っているのは地震大国日本において非常にやばい状況であると言わずにおれません。建築業界は実は大きな火種を抱えています。

住宅はランニングコスト。その前に押さえておくべき事。

過日、京阪神木造住宅協議会の研修会に構造塾のさ佐藤実氏に講演に来ていただいた際、口にされたのは、「耐震等級1 =大地震が来た際に命を失わずに済む(一度の大地震で倒壊しないが余震で崩れる)、耐震等級2=大地震が来た後、住み続けるには大々的な補修、補強工事が必要となる、耐震等級3=大地震が来た後も住み続けることが出来る建物」とわかりやすく説明をされました。私は新築や中古住宅の大規模リノベーションで住宅取得を取得される方には、毎月支払う住宅ローンの金利や、冷暖房費などの光熱費も事前に計算するべきで、住宅はイニシャルコストではなくランニングコストで考えるべきだと常々お伝えしておりますが、それも家が建っている、住み続ける前提に立っての事で、大地震が来て、家が倒壊してしまうとそんな計算は全く意味を為さなくなります。新築を建てて何年もしないうちに地震で建物が倒壊してしまうなんて、考えたくもないと思いますし、そうであれば耐震等級3相当の建物ではなく、構造計算上で成り立つ構造を採用すべきだと思います。家づくりの大前提だと思うのです。


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地域工務店とSDGsの親密な関係。

平成31年4月6日 快晴

タイムスリップ。

今日は人生初の茨城県笠間市からスタート。水戸線の笠間駅を降りて感じたのは古くて豊かな街だな、という事でした。日本三大稲荷の一つである笠間稲荷とその門前町には江戸時代から続く旧家が軒を連ね、名物である饅頭屋さんがセイロから水蒸気を立ち上らせており、また、駅周辺から少し離れた集落では綺麗に庭が手入れされた立派な門構えの古民家が多くみられ、苗字帯刀と同じ様に四脚門、長屋門などの門付きの屋敷の普請を許された「門あり」と、そうではない「門なし」という家の格付けの風習が今尚残っているとの事。まるで江戸時代か明治時代にタイムスリップしたかのような古き良き日本の文化が残されていました。日本の経済は東京に一極集中して地域の衰退が止まらないと良くニュース番組で取り沙汰されますが、実際に全国津々浦々を歩いて見ると日本の地方都市はまだまだ豊かな資源を蓄えているところも多くあると思います。だからと言って今まで通りの暮らしを続けていてもこの先も安泰とは思いませんが、各地域にある伝統や文化、そこにしかない景観や豊かさを見直す事で、成長発展は難しいかも知れませんが、持続可能な自立循環型コミュウニティーの確立は可能なのではないかと感じた次第です。

地域工務店の役割と責任。

昨日の行田市もそうでしたが、今日訪れた笠間市も職人起業塾の研修への参画にご興味を持たれている工務店の企業訪問に伺いました。両日ともお時間を頂いた会社はいわゆる地域No1工務店で、それぞれの地域のニーズをくみ取り、地域に密着した事業活動を繰り返す事で安定的な経営を叶えておられました。地震や台風などの災害に見舞われた際は特に顕著になりますが、私達が生業とする工務店という業態は地域のインフラを守り、そこで暮らす住民の安心と安全を担保する役割を担っていると言われます。地域になくてはならない存在であると私自身も思っておりますが、都市部では大手ハウスメーカーやパワービルダーと言われるモノづくりの会社ではない「住宅販売会社」に市場のシェアを握られている事が少なからずあり、私たちが住まう兵庫県もその例に漏れません。地方で圧倒的な影響力を発揮する工務店さんの活躍を見るにつけ、私達の持つ可能性を再認識させてもらえると共に、もっと地域に根を張った活動を深化させ地域と共に持続継続できるビジネスモデルを確立しなければとの想いを強くする今回の北関東の旅となりました。

SDGs(持続可能な開発目標)

昨日、事業所に伺ったJBNの大野会長は先月の京阪神木造住宅協議会の総会で神戸にお越しいただいた際に、その講演の中で、今世界中で注目を集めている国際目標、SDGsの概念を紹介されました。外務省のHPを引用すると「持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGsの後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます」との事で、大野会長はここに示されている17のゴールの殆どは既に地域工務店がその事業の中で取り組み、実現してきたものだ、我々日本の地域工務店こそが、世界が目指す事業形態への先鞭をつけていると胸を張られました。確かに、私達が10年以上前から取り組んできた住宅の設計思想は「自立循環型住宅」であり、目指してきたのは拡大ではなく地域とともに長く継続できる循環型持続モデルで、SDGsが話題になり出して久しいのに全く気にも留めていなかった私は大野会長の言葉に「はっ!」と気づかされました。

SDGs SDGs

17GOALS

ちなみに、SDGsに示されている17のゴールとは、以下の通り(出典:Wikipedia)

1:あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる

2:飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する

3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

4:すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する

5:ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う

6: すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

7: すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する

8: 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

9: 強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

10: 国内および国家間の格差を是正する

11: 都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する

13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

14:海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

15:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

16:持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

17:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

モノづくりの人材育成こそが地域工務店の1丁目1番地。

私達が事業の一環として取り組んでいる、健康的に暮らせる環境づくりとしての住宅の設計施工、社内外に向けての勉強の場の提供、女性の登用、地域住民を巻き込んでのイベント開催、コミュニティーの形成、外構工事での雨水利用の提案、太陽光発電と高性能住宅の組み合わせでのゼロエネルギー住宅の促進、地域経済の一環としての地域での雇用、建物の許容応力度計算による高耐震化、地域産木材利用の促進等々は全て持続可能な循環型社会を目指しての取り組みです。特に、売上、事業規模の拡大に背を向けて、自社社員大工による施工、その育成は、事業規模を縛ることは経営的には非常に難しく厳しい選択ですが、老朽化する住宅のメンテナンスや、自然災害時の応急復旧などを含めて地域のインフラを守るには「施工力」の保持が大前提であり、実際に現場で作業ができる職人の育成を行わずして、地域工務店の存在価値はないと思うからに他なりません。私が一般社団法人職人起業塾で行っている全国で唯一無二の現場実務者向けの現場での価値創造と、それを経営に結びつける研修は、地域工務店の1丁目1番地を守る非常に重要な活動なんだと改めて認識し、気を引き締めることとなりました。自社自らが地域の構成員である自覚は、持続可能な地域づくりへ貢献する事で自分達自身も持続を許される「三方良し」の商売感の根っこの部分であり、世界に誇る日本的経営の最たるもの。全てのスタッフが自分ごととしてお客様に向き合える姿勢こそが私達工務店が最も重要視すべきことだと改めて胸に刻み込んで社業に向き合いたいと思います。100年企業まであと21年、まだまだこれからです。(笑)


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若手職人へのフューチャーペーシング。

平成31年4月5日 快晴

日本一暑い街。

今日は朝から埼玉へ。生まれて初めて(電車の乗り換え程度ですが)訪れた日本一暑いとして有名な街、熊谷はやっぱり東京と比べて随分暖かくて昨夜の大阪でひんやりした夜風が吹いたいたのと比べると天と地ほどの違いでした。やっぱり、毎年夏のニュースで報道されるだけあって日本一の評判は伊達じゃないねー、なんて思いながら、秩父線の持田駅で電車を降りて10分ほど歩くと汗ばむ陽気どころか汗が噴き出す夏並みの暑さ。さすが!日本で最も暑い街だと驚いてしまいました。伺った先のJBN大野によると4月の初旬にもかかわらず夏日を記録したとのこと。恐るべし埼玉、でした。(^ ^)

職人内製化に取り組むトップランナー

今回の北関東への出張は職人の内製化と若手育成に取り組まれている建築業界のトップランナーであり、リーダー的存在の経営者にお話を伺い、今後の方向性をお聞きした上で一般社団法人職人起業塾でお手伝い出来る事があれば、研修に社員職人を派遣頂き私達のコミュニティに入って頂き一緒に現場マネジメント改革の活動を広めるお手伝いを頂きたいというお願いです。今日は全国の工務店を束ねる唯一無二の団体である一般社団法人JBN(日本工務店協会)の会長でもあり、創業100年をゆうに越す、地域密着の優良工務店として有名な株式会社大野建設の大野社長と常務にお時間を頂き、たっぷりと意見交換の時間を持ちました。

職人不足問題解決の切り札。

一括りに工務店と言ってもその業態は実は様々です。分譲住宅の販売を中心にした不動産系、注文建築のみしか行わないこだわりのモノづくり系、地域に溶け込んで新築から商業施設、リフォームまで幅広い業務を行う地域密着系と大まかに3つに分類されるのですが、その地域密着系の工務店の代表格が大野建設社で、何と、100年前のお客様と今もお付き合いを続けておられ、古くからのお客様の紹介と繰り返しの注文で売り上げを作り、事業を拡大してきたという、私達、工務店が目指すべきモデル、お手本のような企業です。そんな全国の工務店の頂点に立たれる大野社長に先日、京阪神木造住宅協議会の総会でご講演を頂いた際、その冒頭で深刻化する職人不足問題に言及されて「若手職人育成は社員化しか無い!」と断じられました。その言葉に多いに感銘を受けて今回の訪問となった次第です。

職人の正規雇用を増やしたい。

今では工務店と言うよりもゼネコンと呼ぶ方が相応しい、地域で圧倒的知名度を誇り、住宅以外にも病院、ホテル、工場と大規模な建築も手がけられる大野建設社も明治時代の創業時は宮大工からスタートされたらしく、現社長が入社された40数年前には20名以上の職人が自宅に住み込みで働いていたとの事でした。宮大工の創業者からの伝統を守り、今も社員大工を雇用、若手の育成に尽力されておられて、もちろん、完全に労働基準法に準拠した就業規則や賃金規定を整備されています。「今後は職人の高齢化が進み以前に比べて人員が減少した社員大工を増やして自社で新築する木造建築は全て自社大工での施工への切り替えを実現したい」と常務は熱く語られておられ、「それなら是非私達にもお手伝いさせてください!」と職人起業塾への参画を強くお勧めしました。

消去法からの脱出。

この20年間、職人の数は圧倒的に減少し続けました。その原因は長年のデフレによる単価の低下、分業化を進めて工数を明らかにしてコストカットが繰り返された等、様々ですが、とにかく建築業界は若者に不人気なのは間違いなく、この改善が無ければ職人不足に歯止めがかかる事はありません。その最低限の取り組みが正規雇用であり、社会保障を整える事ですが、それだけで若者が離職せずに一人前の職人になるまで下働きが出来るかと言うと甚だ疑問で、消去法で職人になるのでは無く、ポジティブに職人という仕事の素晴らしさを受け止め、立派な職人になりたい!と思える事が必要です。

素晴らしい未来の体験。

マーケティングコンセプトに「フューチャーペーシング」との概念があります。未来を詳細に、強烈にイメージさせる事でモチベーションを高め、行動に誘う手法ですが、若い職人に積極的な仕事への姿勢を保って貰いたいと思うならば、職人として生きる延長線上に明るく、希望に溢れたワクワクする暮らしをイメージしてもらうべきで、これは技術の習得だけでは絶対に見えません。将来、もし病気になっても怪我をしても、年老いても、安心して暮らせるには、単なる肉体労働者ではなく、知的労働も同時に行える様になるべきで、現場での経験、知識を生かして顧客に対する付加価値を生み出す意識を持つ習慣を持つだけで全く違う未来が見えてきます。現場技術者のみが生み出せる価値と共に顧客に対する本質的な価値を生み出す事、職人起業塾ではそんな学ぶ場を提供しており、技術+@の人間力を身につけて未来を切り開いて貰いたいと思い全国行脚を続けています。今回も素晴らしいど縁を頂けた事に心から感謝致します!


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令和の時代を生きる大前提。

平成31年4月4日 快晴

良くも悪しくも春爛漫。

今日も雲一つ無い良い天気になり、花冷えも一段落、安心して上着無しで出掛ける事が出来ました。が、良き事と悪しきことはワンセットなのがこの世の常、朝の起き抜けからクシャミが止まらないわ、喉はイガイガするわで花粉に悩まされる一日にもなりました。何とかならんもんかな、と思いつつ、SNSでボヤいて見たところ、音信不通?に近いくらい何年も会っていない親父が「鼻の穴にワセリンを塗ると花粉症は治るで」とコメントを書き込んでくれました。超久々の親子でのやりとり、SNSでどこにいても繋がる情報化社会、てか、花粉症も悪くないね。(^ ^)

 新住協関西支部の研修会

今日は昼から新住協の研修会に参加、テーマは「換気」について。北海道の室蘭工科大学で鎌田教授が立ち上げられた住宅の断熱、気密の設計と施工に特化したマニアックに過ぎる研修会は関西では毎回70人もの建築関係の人達が集まる大人気のコミュニティーとなっています。すみれがゼロエネルギー住宅に取り組み始めたかれこれ8年ぐらい前、建物の数値化と断熱、気密施工について本格的に勉強しなければと考えて、ご教授をお願いしたのが新住協の関西を代表する理事であられるダイシンビルド清水社長で、ちょうど新住協関西支部をこれから立ち上げるタイミングでした。もちろん、関西支部の立ち上げから私達も入会し、住宅の温熱性能=省エネ性能について勉強させて頂いて随分と助かりましたし、今日も素晴らしい学びを頂きました。

 情報のチカラ。

昭和の時代は経営資源を「ヒト、モノ、カネ」と言っていましたが、平成ではそこに「情報」が付け足されるようになりました。情報化社会への革命が起こっていると言われて久しいですが、時代の変化に敏感に対応する企業や経営者と、そうでもない人との格差がどんどん広がっていると最近とみに感じます。昨日のブログにも書きましたが、駐車場代がタダ同然に安くなるのも情報、住宅を取得した後の莫大な光熱費を払わなくても良くなるのも情報、低金利時代だからこそ危惧されると言われているローン破綻のリスクから逃れるのも情報。情報収拾とその理解が出来ていないとこれからの令和の時代は生き残ることが難しいと言わざるを得ません。

 無知は罪。

正直に言っちゃうと、新住協のマニアックな勉強会に私が参加したところで、実際の設計、施工に私が直接携わることは殆どありません。忙しい中、何の為に研修会に出席するかと言うと、完全に情報収集の為で、お客様が一生に一度しかないかも知れない大きな買い物である住宅を提供する事業者として、ありとあらゆる最新の情報を拾い集め、その情報がどのような効果や影響があるかを検証しておく必要があると思っているからです。「無知は罪」と言いますが、私たちは建築のプロフェッショナルとして知らなかった、では済まされない重い責任を負って事業を行わなければならないと自覚しているからで、今でも建築にまつわるすべてのことを理解しているわけではありませんし、知らないことによる罪を犯していたことも多々ありますが、少しでも責任を果たせるようになりたいと思い努力しています。

 1次情報の取得と発信。

そして、インプットした情報はアウトプットしてこそ初めて自分のモノになる。業界の最新の情報とはネット上に転がっている真偽の程も明らかでないあやふやなものではなく、自分の目で見て、耳で聴いて、咀嚼してから人に伝えることが重要だと思っています。これまでも散々、様々なセミナーや講演会、見学会に参加したり、今年もマスターコース入学に願書を提出して合格した UXデザインを学ぶ「Xデザイン学校」に3年も通い続けたりと勉強を続けておりますが、これで大丈夫。と思える兆しさえ感じた事がありません。情報過多と言われるくらい、情報が溢れかえる今の時代こそ、自分自身で直接体験した一次情報をいかに集めるかが重要だと思っていますし、このブログをはじめ、職人起業塾の研修や社内の勉強会で取得した情報を発信する事こそ、研修会に足を運ぶ意義だと思っています。そんなこんなで久々に神戸でオープンセミナーを開催しますので情報収集の重要さを感じておられる方は是非覗きに来てください!(^ ^)


https://www.facebook.com/events/584553515377458/?ti=ia

絶賛募集中!ご興味がある方はお気軽にお声がけください!

建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 東京会場   2019年6月24日~ 12月6日 】
□ 第15期生  【 大阪会場   2019年7月19日~ 1月16日 】

職人起業塾14期、15期募集

◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングに特化した勉強会です。

次回の開催は4月17日(水) テーマは「タイムマネジメント」です。
時間(=人生)のマネジメントについて改めて考えを巡らす時間を持ちませんか?「今の時間の使い方で未来に手に入る成果は大きく変わるのは分かっている、でも、忙しいし、、」と私も長年悩み続けておりましたが、少しずつですがマネージ出来る様になって来ましたよ。(笑)

68回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

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いくら払うかよりも誰に払うか。

平成31年4月3日晴れ

新年度スタート。

水曜日は朝活の日。今日はBNIドリームチャプターの年度始めの定例会で、新しく刷新されたリーダーシップチームのファシリテーションによるミーティングが行われ、これから半年間のチームが目指す方向性について早朝から熱いディスカッションが繰り広げられました。出張やゴルフコンペ(仕事の一環ね)と重なり欠席がちな私も今回は初めて役員の末席に名を連ねさせてもらうことになり、チームへの貢献を今一度、考え直さねばと気合を入れ直した次第です。

オープンセミナー@神戸やります!

毎週水曜日に朝活の定例会を行っているのは三宮コンベンションセンターの二階にあるウェイアウトというコワーキングスペースで、こだわり抜いたかっこいい内装と用途に合わせて使えるバリエーションに富んだレイアウトが特徴のとても居心地の良い空間です。先月、大阪で開催した一般社団法人職人起業塾のオープンセミナーが募集から早々に満席となり、お断りした方も多かったのを受けて追加の開催を企画しておりましたが、たまには地元神戸で開催したいと言う私の想いもあり、この度そのウェイアウトでオープンセミナーを開催することになりました。基本的には工務店経営者向けのセミナーですが、原理原則系マーケティング理論の実践がテーマですので、異業種の方もそれなりに楽しんで参考にしていただけると思います。希少な神戸開催ですので、地元神戸の方はぜひご参加ください。参加費は3000円ですがブログ見たよと言っていただけると、無料ご招待となります。(笑)

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グレーなパーキング料金問題。

そのウェイアウトがある三宮コンベンションセンターの周囲にはたくさんの駐車場があります。公共交通機関を使わずに、車で行っても駐車するところに苦労しないのも利点の1つですが、駐車料金はまちまちで、しかも最近のパーキングは非常に料金が分かりにくく、1日最大700円と大きく表記したその下に小さく平日のみと書いてあったり、駐車から24時間1000円と書いてあったものが、「24時まで」にこっそり書き変えられていたりとフェイントも多く気が抜けません。うっかりしていると、朝活の後にミーティングをして少し時間がかかると2000円も3000円も駐車料金に取られることがあり、何となくモヤモヤしながら帰ることが少なからずあります。

駐車料金は餃子代?!

つい先日、今季から新たにBNIメンバーにはいられた中村さんとそんな話をしていたら、「少し離れたところにある餃子の王将が入っているビルの駐車場に止めると、王将を利用したら24時間駐車料金を無料にしてくれる、いつも駐車料金の代わりに餃子の持ち帰りを買って帰るんです。」との面白い情報を話されており、早速、本日利用してみました。ちょうど今日は朝活の後にフットケアに行く予定があり、早朝から昼過ぎまで車を止めて、帰りに王将に立ち寄って持ち帰り餃子2人前476円を買い求め、パーキングチケットの処理をしてもらいました。中村さんが言ってた通り、駐車料金はこれでオッケー!、これが、想像したよりも随分と嬉しい体験で、こんな些細なことに自分が喜ぶことに少し驚いてしまいました。(笑)

(お金を)いくら使うかよりも誰に使うか。

冷静に考えてみると、6時過ぎから1時までの5時間駐車すると、いつも止めている駐車場の料金は4000円になります。それが歩いて3分ほど離れた場所に停めただけで、500円も払わずに、おまけに大好きな生餃子がお土産でついてくると言うのは上下を考えると天と地ほどの開きがあります。餃子の王将のオープンは午前11時なので、朝活の後、ミーティングなどで時間がかかりそうな方は絶対的にオススメします。(笑)

ブログにわざわざ書くほどでもない、ローカルに過ぎるお得情報かつ、ちまちましたネタで恐縮ですが、どうせお金を使うなら有意義な使い方をしたいと思うのは誰しもが思うこと。(お金を)いくら使うかも大事ですが、誰に使うかも非常に重要だと思うのです。特に私が気をつけているのは、本を近所の書店で買うこと。一時はアマゾンで調子よく本を取り寄せておりましたが、地域の本屋さんがバタバタと潰れていくのを見るにつけ、これじゃあかんと、iPhoneのアプリでアマゾンのカートに入れた本を近くの本屋さんに見せて取り寄せてもらうようにしています。脱、アマゾン活動ですね。

あなたに払いたい。と言われたい。え

他にも、最近よく話題に上るのは、住宅の取得をされる方に、新築時に断熱性能を上げて、太陽光発電を搭載して2,000,000円のイニシャルコストをかけると、ZEH(0エネルギーハウス)仕様になり、時エネルギー換算で光熱費を0円とするのと、昭和平成初期の時代に建てた住宅と同じままで、毎月20,000円の電気代を長年払い続けるのとどちらがいいですか?と言う質問です。年間240,000円が30年で7,200,000円、 それだけの多額の費用を電力会社に払うのと、自分の家に設備投資としてかけておくのと少し考えればどちらがいいか簡単に答えが出ると思います。このような提案をしつつ、私たち地域に根ざす事業者は、前述の餃子の王将のように、どうせだったらあなたのところに払いたいと言ってもらえるような関係性やポジションを確立するべきだと思います。いい勉強になりました、中村さんありがとう。(笑)


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怒号コーチングと全員経営。

平成31年4月2日 快晴

花冷え。

雲一つ無い晴天に恵まれた新年度2日目は最高に爽やかな天気でありました。しかし、世の中はすべからず表裏一体、やっぱり花粉かPM2.5か分かりませんがアレルギー物質の飛散が多かった様で、そんなに表を出歩いていた訳でも無いのに夕方の工務部メンバーとのMTGを始める頃には首の後ろや耳の中が痒くて仕方なくなる状態になってしまい、機嫌が悪い感じのまま始めたMTGではネガティヴ発言を繰り返すスタッフにいつになく、声を荒げて怒鳴るという失態を晒してしまいました。。大いに反省です。(-_-)

ガテン系コーチング。

MTGを終えた後、私に怒鳴られた本人が「決して否定的意見ばかりを言っているのでは無いので誤解しないで欲しい。やるべき仕事が多すぎて現場の品質を保つのが大変なのでもう少し何とかしたいと思っただけです。」と釈明と言うか補足をしに帰ってきてくれて少し救われましたが、長年、好き勝手言う大工達を集めた職人集団の仕切りに使ってきた頭ごなし手法はなかなか抜けきれません。とは言いながらも、最終的には私の主張をごり押しするのでは無くスタッフの意見を取り入れて主体性に任せる決定を下すので、ガテン系コーチングだと思っています。(笑)

効率とサービスの両立

工務部スタッフとのMTGで怒鳴るくらい熱く向き合っている理由はモチロン、スタッフの働き方、暮らしをより良く改善したいからです。すみれでは社員大工、女性設計社員の生涯所得を地方公務員と同程度まで引き上げる事を目指しており、その為の仕組み作りを試行錯誤を繰り返しながら模索し続けています。先ず行うべきは何と言っても安定した業績を生み出し続けること。それを叶えるには出来るだけコストを抑えた競争力の維持を含めて、工事品質を保ちながら顧客へのサービスを充実させて絶対の信頼を寄せてもらう事が不可欠で、適正価格で最高の顧客体験を提供できなければなりません。

効率ではなく効果性。

すみれでは、自社職人の数しか現場をこなさないため、限られた人数で顧客サービスを充実しながら売り上げを作らなければなりません。スタッフに満足してもらえる分配をするには効率を上げるだけではなく、一人ひとりの効果性を高めなければ実現は不可能です。当然、1人で行う業務範囲は広がり、多くの役割を担ってもらうことになります。しかも、すみれには体育と女性の設計しかおらず、アフターサービスや営業部門は全員で賄う仕組みとなっており、いわば全員営業で目標数字を持って業務に当たっています。ありがたいことに毎日引っ切り無しにお客様やそのご紹介でリフォームや店舗リノベーションの現場調査やメンテナンスのご依頼を頂き、現場で大工兼、施工管理として担当している工務部スタッフがその対応にあたっています。

 どっちつかずが最悪?!

ありがちな話ですが、現場が佳境に入ってくると担当大工は現場から離れられなくなり、そんな時に限って新規の問い合わせも増えたりします。現場とお客様対応の両方に追われて煮詰まったスタッフはキャパオーバーだと言い出して、どっちもやっているとどっちもダメになる。どちらかを選ぶべきだと思いがちです。耳障りの良い言い方をすると選択と集中とでも言うのでしょうか。今日のMTGでもそんな話が出て、何か体制を整えないとダメです。と泣き言に近い?提言というよりも相談がありました。私の答えはシンプルで、「どっちもやれ」の一言です。(笑)

職人正規雇用に1億5千万円の投資

建築業という業態はそもそも繁閑の差が激しい業態で年間通しての業務の平準化は非常に難しい仕事です。そのギャップを緩和する最も簡単な方法は外注を増やして内部で人材を抱えるのを減らすことです。忙しい時だけ人を雇う形態ですね。現在の工務店のほとんどがこの方式をとっており、忙しくなったら大工をかき集め、工事を行うやり方になっています。われわれは、敢えてその簡単で安易な方法を捨てて面倒で大変な自社大工による工事内製化とその育成を選択をしているわけで、大変なのは元から織込み済みです。ちなみに、15年以上前に大工を正規雇用せずに外注扱いにしていた時と、今の完全正規雇用とでは会社がかける経費は圧倒的に違い、15年間で一億5千万円を超える福利厚生費を負担しています。国民保険と社会保険の保証が格段に違うはずですね。(^ ^;)

ミッションインポッシブル

何故、私が自ら進んで大変で面倒な上に莫大な費用がかかる職人の正規雇用を行なっているか?その答えは明確で、創業時のmissionに「職人の社会的地位の向上」を掲げているからに他なりません。私の事業の目的はまず自社の職人、スタッフとその家族に人並みの安心と未来への希望を渡す事を通して、安定した環境で働く職人が安定した結果、成果をあげる安定したビジネスモデルを構築し、そこで培った手法や育成のプログラムを広く日本中に公開することで、職人として働く素晴らしさを体感してもらえる様にしたいのです。若者が職人に憧れる世の中にしたいと思っています。

全員起業家、全員経営。

すみれの大工は兎に角仕事が多く、私が言うのも何ですが大変です。(笑)現場作業は元より、施工管理とそれを行う為の資格取得、売上目標を達成すべく数字も持たされていますし、現場が終わったら終始精算も行なわなければなりません。現場では顧客や近隣の住人の窓口も努めなければなりませんし、1500件近い顧客のメンテナンスも担当してもらう上に、新規案件の現場調査には女性の設計担当と同行してもらいます。普通の大工にはちょっと無理な感じも否めない業務内容と役割ですが、経営者の私にとってはこれくらい出来て当たり前です。要は全員の大工が経営者と同じ感覚を持って業務に当たればその効果性は図りきれず、全てが出来れば経営者と同じ所得になればいいと思っています。私が目指しているのは全員が起業できる位のスキルを持ったスタッフとの全員経営で、今日の様な泣き言や紛糾もありながらも、自立循環型モデルを作りあげたいと思っています。これが全国に広まれば良いのですが、、


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新しい時代の「令」と「和」の実践。

平成31年4月1日 晴れ

新元号は「令和」

今日は新年度のスタートのお朔日。と言うよりは新たな元号が発表される日ということで、菅官房長官が記者会見を開き新たな元号を発表するまで日本中がソワソワする朝になりました。日本中の国民が興味津々で見守った新しい元号は「令和」と決まり、私としては少しピリッとした印象の漢字になったのだなと思いました。令という字を漢字ぺディアで調べて見ると①いいつける。命じる。いいつけ。との定義がはじめに書かれています。決まり事、ルールを守りつつ、和を以て貴しとなす、聖徳太子が定めたとされる世界最古の憲法、17条憲法への原点回帰という意味が込められているのかな、なんて感じました。

新元号は令和
新元号は令和

新しい時代に合ったネーミング。

新しい時代、元号が改まると共に世界は急激な変化を遂げており、狩猟生活を送っていた人類が農業革命、工業革命、サービス革命と、これまでその生業の中心を変化させてきた進化をこれまでにない位に加速させ、IT、情報革命はこれまでとは全く違う世界に私たちを誘っています。そんな現代において人間として令を尊び、和を以て社会を形成するのは非常に重要だと思うし、その意味ではとても良い元号になったのではないかと思っています。

適法でもダメな時代。

あらゆる情報が白日のもとにさらされる今の時代、法治国家にいる以上、法令遵守は基本中の基本ですが、今のネット社会で炎上している事例を見ると、単に法律を破っているだけではなく、人としての「あり方」を問われていることが数多くあると感じます。有名なのは、舛添元東京都知事が退任するときに口にされた言葉で「適法だけど、不適切」に今の時代に生きる大変さが代表されるのではないでしょうか。そんな令和の時代を生き抜くために必要なのは、法に縛られなくても正しい道を進みたいと思う原理原則に基づいた人として適切な判断を積み重ねることでは無いでしょうか。

建設業界の深い闇。

特に建築の世界では、建築基準法で定められているように国民の命を守ると言う重大な責任を負った仕事であるにもかかわらず、倫理観の不足、欠落がこれまでも何度も繰り返して問題になってきました。今もレオパレスによる施工不良が大きな問題になっていますが、長年この業界でリアルな現場を見続けた私からすると件の様な案件は山の様にあり、今問題になっているのは氷山の一角だと思っています。少し前にも免震装置の性能偽装がありましたし、一般消費者からブランドだと認められる大手ハウスメーカーやゼネコン、不動産会社が定期的に社会問題を起こすのは建設業界に全体的、かつ根源的な問題があると思わざるを得ません。

レオパレス施工不良 レオパレス施工不良

イマカネジブンは目的意識の欠落から。

その根幹の問題として、我々が生業としている建築業界は知識や技術、そして販売スキルの習得に重点を置くあまり、腰を据えて倫理を学ぶことから目を逸らして来たからではないかと思うのです。少なくとも経営者は事業計画、経営指針の策定の際に経営理念を考える機会くらいはあると思いますが、現場で建築実務に従事する技術者や職人が「何のために仕事をしているのか?」という設問を自分自身に投げかける機会は皆無と言っても過言ではありません。目的意識の欠落は「今だけ、金だけ、自分だけ」という最低な価値観、人として失格とのレッテルを貼られる様な考え方へ人を誘い込みます。そして、そんな判断基準を持つ(人がいる)と必ずと言っても良いくらい企業は破綻して来ました。

在り方を伝える。

逆に考えれば、そんな深い闇を抱える業界だからこそ、倫理観を持ち、何のために事業を行うのか?何のために働くのか?との問いを持ち、在り方を見つめ直して顧客に、現場に向き合う人や会社はユーザーからの支持を集めて然るべき。そして、それは単に善い行いができる善い人、善い会社になるだけではなく、地域や社会に必要とされて、息の長い商売、永続的なビジネスモデルの構築に直結すると思っています。私は社内でももちろんですが、一般社団法人職人起業塾で行なっている研修事業でも、「三方良し」に代表される日本的な倫理観、商売感を塾生に伝え、その考えの上に立って実務で「在り方」を伝える具体的な行動を自ら考え、顧客接点や現場で実践してもらっています。

「令」と「和」の実践。

建築業界では現場実務者に技術以外の教育を施すことに対して非常に消極的です。しかし、今までとは全く違う新たな時代には、これまでと違った取り組みをしなければ生き残ることさえ難しくなると思っています。「令」と「和」の文字の示す通り、守るべきを守り、和を作る取り組みとは、実際に現場で働く末端の職人などの実務者に、心を込めた仕事をすることで顧客からの信頼を勝ち取り、積み重ねることが未来の売り上げにつながる。お客さんの暮らしとともに自分たちの豊かな暮らしも支えるのだという当たり前過ぎる理論を今一度叩き込み、実践できる様にトレーニングを実施すべきだと思い、職人起業塾の研修で共に学ぶ場を提供しています。


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職人非正規雇用と構造計算省略の深い闇。@JBN京阪神木造住宅協議会研修会

平成31年3月29日 晴れ

マンプクロス

好評を博していると噂の朝の連続ドラマ「まんぷく」は世界ラーメン協会の初代会長だった安藤百福翁が主人公とあって私の様なラーメンフリークにとっては観ずにはおれない毎朝ののルーティーンになりました。と同時に、大阪の発明王であり、昭和の戦災復興と高度成長期の波に乗り一代で世界展開する大企業を作り上げたジャパニーズドリームの立役者たちの一翼を担うモノづくり企業のサクセスストーリーは昭和生まれの経営者にはたまらなく痛快で、勇気をもらえる物語でした。それが明日で最終回を迎えると知って少し寂しさを感じましたのは私だけでは無いはず。マンプクロスの影響でチキンラーメンが爆発的に売れるのでは、なんて思ってます。(笑)

総会シーズン開幕。

今日は不肖私が副会長を努めさせてもらっているJBN京阪神木造住宅協議会の総会があり、朝から一応、スーツを着込んで出かけました。総会はいつも通り、ちゃんちゃんと滞りなく承認の拍手の繰り返しで無事終了。その後、埼玉からお越しいただいた母体団体のJBNの大野会長による唯一無二の全国的工務店組織であるJBN(日本工務店協会)が今後目指していく姿と方向性についての講話を頂きました。全国の工務店のトップといっても過言でないJBNの会長職を務められている大野会長が冒頭から語られたのは「創業から100年を超える社歴を積み重ねながら大事に守ってきたのは地域への密着と大工の育成であり、今も24名の大工を正社員として雇用して、営業や設計など他の社員と同じような待遇で働いてもらっている」と言うことでした。

答えは職人の社員育成。

圧倒的な職人不足に陥りつつある建設業界でこの問題を看過してしまうといくら受注を重ねても工事にかかることができなくなり、当然、企業が破綻する原因のダントツナンバーワンの売り上げ不足に陥ってしまいます。職人不足問題は喫緊かつ重要な課題のはずですが、残念ながら根本的問題解決に業界全体が取り組んでいるとは言えないのが現状で、全国の工務店を取りまとめる団体のトップにある大野会長が職人不足を解消するには「職人を社員登用して生涯所得と社会的な補償を他業種と変わらないレベルに引き上げるしかない」と結論づけられたのは、この15年間、職人の内製化に取り組んできた私にとっては我が意を得たり!と思える素晴らしい、そして勇気をいただけるお話でした。

建築のプロが苦手な構造計算!?

第二部は、全国で構造塾を展開されているMs設計の佐藤実氏の講演でした。実は建築計画には欠かせない構造計算ですが、国家資格の免許を持っている建築士でも苦手な人が多く、ちなみに私も構造計算はできません。しかし、建築は人の命を守る重要な役割を担うわけで、安全に対するエビデンスが取れない建物を建てる訳にはいかないのは自明の理です。今日の講演では非常にわかりやすい例えと実際に地震で倒壊した事例の写真を多く用いてくださりながら、いかに構造計算で建物の安全を担保するのが大事であるかを丁寧に説明されました。ちなみに、すみれではずいぶん前からすべての物件で許容応力度計算を行っておりますが、実は、これは建築業界では非常に稀な部類で、ほとんどの会社では「4号特例」と言われる建築基準法の緩和措置に則って構造計算をせずに確認申請を出して、建物を建てています。

建築基準法の目的。

建築基準法の第1条は目的を示してあり、「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。」と書かれています。国民の生命を守る最低の基準とは即ち、すべての建物で安全性の確認が求められるとの意味です。しかし、昔から大工さんが長年の経験で建ててきた木造2階建てまでの住宅については構造計算が必要でないと言う特例が定められており、これが「四号特例」なる法律です。もちろん、どんな建物でも建てて良い訳ではなくて、地震や台風に耐えうる壁(筋交い)の量を定めた仕様規定があり、壁(筋交い)の配置のバランスチェックと共に行う事になっています。昨今は、その壁量を基準法で定められた最低量より1.25倍、1.5倍と増やすことで耐震等級2とか耐震等級3とかの表示をすることが一般的になっています。以下は一般社団法人住宅性能評価・表示協会のHPに書かれている定義です。

1-2 耐震等級(構造躯体の損傷防止)

・地震に対する構造躯体の損傷のしにくさを表示します(等級3〜1)。
・希に(数十年に一度程度)発生する地震力が建築基準法で定められており、性能表示制度ではこれに耐えられるものを等級1としています。
・想定する地震の揺れの強さは、地域により異なりますが、この揺れは、東京を想定した場合、震度5強に相当します。
・等級は1から3まであり、等級2は等級1で耐えられる地震力の1.25倍の力に対して損傷を生じない程度を示しており、等級3では1.5倍の力に対して損傷を生じない程度のものとなります。

建物は基礎と地盤と繋がっている。

建物は壁(筋交い)の量が増えれば地震などの横揺れに対して強くなります。ただ、建物は基礎と土台で地盤とつながっており、土台から上の建物ばかり強くしても基礎や地盤の構造検討を行わなければバランスが取れなくなります。耐震等級1と耐震等級3の建物の基礎が同じである事はありえないのですが、構造計算をして必要な鉄筋量や基礎の形状、地盤の強度を検討しなければ求められる耐震性能を発揮できる事はありません。非常に残念な事ですが、こんな当たり前のことを行っていない建築会社が実は大半で、正直に申し上げると、すみれでも数年前までは全棟構造計算を実施してはいませんで、私としても大いに反省し、現在、10年前まで遡って構造検討をやり直す取り組みに着手しております。そんな建築業界の現状に危機感を募らせたのだと思いましが、佐藤氏は全国で開催されている構造塾でその現状にに強く警鐘を鳴らしておられます。

「今だけ、金だけ、自分だけ」へのアンチテーゼ。

本日の研修会に参加された工務店経営者や、建築実務者の皆さんはもともと意識が高い方ばかりで、目から鱗が落ちた、と言うような衝撃はなかったかと思いますが、それでも改めて大野会長が強い口調で断じられた「職人の社員化と育成」や、佐藤氏がユーモアを交えながらも熱く語られた「構造計算の重要性」を再認識される良い機会になったのではないかと思います。私も曲がりなりにも京阪神木造住宅協議会の団体役員の末席に名を連ねている以上、地域に根付き、地域のインフラを守る工務店が正しい道、王道を歩み、持続継続的なビジネスモデルを確立して、今後厳しさを増す顕徳業界で生き残れる様にに少しでも寄与しなければ、と改めて思い、気合いを入れ直させられる機会となりました。手弁当でのボランティアですし、時間は取られるし、自社のビジネスモデルの確立もまだまだ道半ばではありますが、事業の目的はあくまで地域貢献である以上、「自分だけ良かったらいい」訳はなく、本当に微力ではありますが、私が出来る範囲で地域で頑張る同業者の皆様と共に学び、共に成長し続けられるように気張りたいと思います。京阪神木造住宅協議会は正しい在り方を求める工務店を大募集しておりますので、ご興味があれば、私(高橋)までお気軽にお声がけください!


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斧を研がない木こりと自ら泥沼にハマるバカ。(涙)

平成31年3月28日晴れのち曇り

現場の誘惑。

毎週木曜日は出張に出ることが多いのですが、今週はそれもなく珍しく1日予定が空いており、たまには社内でじっとして、内向きの経営者としてのデスクワークに励もうかと思っておりました。大体、私は普段からほとんど社内にいないし、今年から組織の組み立てを大幅に変更したこともあり、行うべき事はてんこ盛りなのですが、結局、現場が気になって丹波で進行中の古民家再生工事の現場に出かけてしまいました。大工上がりの私としては現場に出ていると仕事をした気になってしまいがちで、自分で担当の現場を持つとつい誘惑に負けて出掛けてしまいます。ま、内向きの仕事は日中にする必要もないし、夜中にシコシコやるようにします。(笑)

現場実務の日。

今日の丹波の現場では、いつも行なっているDIYでの施工サポートではなく、専門職による設備仕上げの立会いと、これで1期工事もほぼ完成となり、この週末はお披露目を兼ねたランチイベントを開催することになっており、私は塗り残してあった部分の漆喰塗りやステンレスのキッチンの搬入等、現場の片付けを中心に施工管理者兼職人として軽めの作業を行いました。というか、掃除をしていた時間が中心といっても過言でない位、現場内のあちこちからゴミを出しては掃き掃除を繰り返しました。(笑)

DIYは楽しくてナンボ。

丹波古民家から再生プロジェクトはリノベーション工事をできるだけDIYで行って予算を抑えながら大掛かりな工事をしようと試みています。私の立場は大工でも工事を請け負った建築会社の経営者でもなく、基本的にDIYを教える講師役としてプロジェクトに参画しています。あくまでも地域の人たちが中心になってイベントを立ち上げて参加された人達と工事を行うのですが、指導する立場の私が心がけているのは、「あまり細かなことを気にしない、おおらかな気持ちで接しよう」と言うことです。プロの職人が施工するのでは無いのですから、施工品質はあまり高いレベルを求められないのは当然で、どちらかと言うと楽しみながら現場を進めてもらうようにしています。

そこはかとない違和感。

ただ、DIYイベントをこの数ヶ月繰り返してきて、なんとなく気になるというか、そこはかとない違和感があり、この感じは何かしら?とぼんやりとした疑問を抱いておりました。ここ最近、DIYで行うにはハードルが高すぎる、建具枠の造作などの施工を自分自身で(久々に)行うようになって、すっかり薄らいでいた現場勘を私も少しだけ取り戻しつつありまして、今日の軽作業をしながらふと気づいたのは、作業前後の掃除とあと片付けにかける時間と質が職人行うのとDIYの時のそれではずいぶんと違うと言うことです。昔から腕の良い大工の現場はきれいに片付いて、掃除が行き届いていると言われますが、作業の質を求めないDIYでは、掃除の質もやっぱり下がっていたのだと、自分の意識の低さに大いに反省した次第です。

斧を研がない木こりの話。

「成果は目標達成能力に由来する」との原理原則の根幹である状態管理の重要さを伝えるのにわかりやすい例えとして木こりの話があります。「成果を上げる(早く木を倒す)ことができる木こりは作業を始める前に熱心に斧の刃を研ぎ、成果が上がらない(仕事が遅い)木こりはぼろぼろに刃が欠けた斧で力任せに木を倒そうとする。」と言う話で、私はこれを大工の仕事に置き換えてよく話します。「早くてきれいな仕事ができる大工は鑿やかんなの刃を普段から研いでおり、その切り口は美しく早く木をを削ることができるのに対して、下手くそな大工程、切れない道具を使って汚く、遅い仕事になってしまう。」実は、状態管理の意識が欠けていると簡単な仕事さえも自ら仕事を難しくしてしまうという示唆がこの例え話にはあります。残念ですが、丹波DIYのシーンでは私が自ら泥沼にハマるバカだったという事になります。。(涙、)

 

自ら泥沼にはまるバカからの脱出。

古民家再生現場の掃除にしても同じことが言える訳で、例えば壁にペンキを塗るDIYをするとき、まず掃除を綺麗にした方が、余計なところにペンキが付着しないようにするマスキングテープ養生も貼りやすくなります。反対にろくに掃除をしないまま養生を始めると鴨居や枠についた埃でテープがつきにくく、塗装する段になってテープが捲れてしまったりします。養生のマスキングテープがきっちり貼れていれば枠周りの塗装は簡単ですが、テープが貼れていないと刷毛を巧みに操る技術が必要になります。掃除がテキトーなまま作業にかかると素人のDIYなのに自ら高い技術が必要な難しい仕事にしてしまい、結果、上手くできる訳もなく仕上がりがイマイチ、という結果を招いてしまいます。キレイにペンキを塗るには塗りやすい状態を整えるのが何より重要で、その前段階として丁寧な清掃が結果を大きく左右する。当たり前ですが、ついうっかり忘れてしまいがちなこの原理原則を、これからはDIYイベントの際には必ず木こりの話をして理解してもらい、まずは丁寧な掃除にかかってもらうようにしたいと思います。DIY以外でも状態管理の概念は何にでも当てはまるし、丁寧に掃除を行う事で、良い気づきを得てもらえるかも知れません。実際に原理原則を体験してみたい方、丹波の古民家でお待ちしております!(笑)


◆~古民家から再生プロジェクト~ 祝!第一期改装工事終了お披露目パーティー開催します!

本格的なリノベーションを前にとりあえず泊まれる様に水回りと二部屋の改修を行いました、世界に一つの研ぎ出し風呂や、断熱塗料ガイナの実証実験室など結構見所もあります!
日時:2019年3月30日土曜日 10:30〜17:00
場所:兵庫県丹波市春日町下三井474
詳細:https://www.facebook.com/events/296991217900771/


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