JUGEMテーマ:日記・一般
神戸と台湾で建築会社を営みながら、私塾「職人起業塾」の活動を通してモノづくりの担い手を子供の憧れの職業にすることを目指す高橋剛志の挑戦。
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ドラッガー博士は『マネジメント』の中で全てのものは陳腐化する、という風に定義をされました。
だからこそ、常にイノベーションを考えなければならない、と。
どんなにいいアイデアも、素晴らしいシクミも使い続け、定着した後は次第に陳腐化して色あせていくと。
確かに、と思う事も良くあるのですが、全てのもの、という前提には少しばかり疑問を持つ事もしばしば有ったりします。
経営の神様と言われる人が言われた事に私のような職人上がりの工務店のオヤジが異議を唱えるのもどうか、とは思いますが違和感があるものは恥ずかしがらずに言った方がいいのでは、と思ったりして。(笑)
今日は月に一度の茶の湯のお稽古という事で、お休みを頂きました。
ま、滋賀まで行くということで、夕方からはしっかり仕事もして帰ってくる予定ですが。(笑)
明日の日曜日はガッツリ予定が入っているということで、朝は明日の代わりのランニングに出かけて身体と心の両方をリフレッシュする事にしました。
いわゆる、文武両道な休日ですが、夕方には膝はガクガクになってしまいました。。
春の爽やかな朝日を浴びながら何も考えずに走っていると頭の中では様々な事が走馬灯の様に浮かんでは消えを繰り返します。
この1週間に有った出来事を振り返り、心の奥に引っかかっていた事が次々に浮かびます。
反省したり、後悔したり、謝ろうと思ったり、、(失敗ばっか、笑)
一応、経営者という立場上、スタッフの失敗や失敗とは言えないまでもトンチンカンな言動に対して叱ったり、冷ややかだったり、素っ気無い態度を取ったりする訳なのですが、その時の自分の態度や在り方があれで良かったのか?と問いかける事が多いような気がします。
ま、大体良くない訳ですが、、
そんな事に思いを巡らしながら走りつつ、ふと思い出したのは、昨日のランチに行ったラーメン屋さんの厨房に張ってあった文字です。
『人の短所は指摘するな、自分の長所は口にするな』
確かに自分自身を振り返ると、いちいち言わなくても既に反省している事に対して、被せる様に叱る事が多くあるような気がします。
自分ではただ、おなじ事を繰り返さない様に確認をしたいだけなのだと思いますが、言われる方にしてみれば、「言われんでも分かってるわい、」的な感情が湧いたりして、必ずしもいい結果を残せるとは限らないような、
それでも言わずに居られない、、
これって、我が家の親子関係でも良くある構図のような気もします。(涙)
この悪循環を断ち切れる様にするには、なにか事が起こってから対処するのではなく、事が起こらない様に予防するしかないように思います。
そんな事を思って、(自分自身を含め)大勢のスタッフのあらゆる失敗やトンチンカンを未然に防ぐ為に普段の生活の中に正しい判断が出来る様になる為の習慣を取り入れ、浸透させていくしか無いと思い、会社のシクミ、ルールに毎日刻む習慣を(むりやり)組み込んで皆に取り組んでもらっている訳ですが、、
まあ、なかなかではあります。。
しかし、そんな取り組みを始めた5年前から比べると格段に良くなっているという事実もあり、(元が悪すぎたか、笑)習慣化と見える化を旗印におなじ事を継続する事の重要性をとても大きく認識しています。
ドラッガー博士が言われる通り、やっぱりそれらの取り組みも陳腐化するのかも知れませんが、私の個人的な実感でいうと、毎日のペースを刻む習慣はずっと有っても良いのではないか、というコト。
今朝のランニングでいうと、いつもと同じコースを走っても1年前に比べるとずいぶん短時間で同じ距離を走れる様になりました。
おなじ事を繰り返す事によって、早くなったり、深くなったりする事は確かにあると思うのです。
それで培った基礎体力をバネに使うことが違うところでイノベーションを起こす原動力になるのではないか、陳腐化を怖がらず守り続ける事も大事じゃないかと。
敬愛なるドラッガー博士、生意気行ってスミマセン。(笑)
きっと私の思考のレベルが低すぎて色々と余計な解釈を考えてしまうのだと思います。
あ、でもよく考えたら陳腐化するのは市場において、という前提だったかも、、(汗、)
前提だと思っていた前提を見直す、ってお話でした、(笑)
「イノベーションを行なう組織は、昨日を守るために時間と資源を使わない。昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいもののために解放できる」
もう一度、よく考えてみたいと思います。
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すみれ便り2012 秋号 『思ったら、即行動』
有限会社すみれ建築工房 代表取締役 高橋 剛志
暑かった9月も終わり、いよいよ10月ということで季節は本格的な秋へと移っていきます。
今年の夏も厳しい残暑に見舞われましたが、ここに来てずいぶんと涼しく、過ごし易くなって参りました、朝夕の気温の変化も激しくなって参りましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
この時期の伊川谷では、そこここで田んぼの稲刈りが行われ、普段の暮らしの中にあっても実りの秋を感じる事が出来て、その風景を見る度に毎年親戚が送って来てくれる新米を心待ちにしてしまいます。
身近なところに田や畑、海や山がある神戸という街で暮らす事の良さを季節が変わる度に感じてこの地に根を生やして生業を続けさせて頂いている事に感謝せずにいられません。
先日ある会合に出席した際に、9年程前にご自宅のリフォームをさせて頂いたお客様と偶然出会うという出来事がありました。
その方は出席者名簿を見て私の名前を見つけてくださって、会の途中の全員に話される時間を割いて、すみれで工事をした事がある、とてもいいリフォームで今も満足している、機会があれば一度声をかけられる事をお薦めします、と60人ものメンバーさんに向かって話して下さいました。
私はというと、思いもかけないことに若干戸惑いながら、嬉しくて端の方の席で涙ぐんでおりました。
その方は『神戸で輝く女性経営者』という本に取材を受け、書籍に紹介されるほど、ご活躍をされている家事代行サービスの会社の会長で、ご自身が執筆された著書はメディアで取り上げられたり、神戸暮らしの学校を設立されたり、最近では武庫川女子大で講師を務められるなど精力的な活動を続けられている立派な経営者で、私もその昔、この方に異業種勉強会に誘って頂いたことがきっかけで大きな成長を遂げる気付きときっかけを頂きました。
そんな方に人前で大々的にお褒めの言葉を頂けたのは本当に嬉しい事でしたが、この度はそれにも増して大きな教えを頂く事が出来ました。
それは、『神戸で輝く女性経営者』の書籍の中にあった会長の言葉で、『思ったら、即行動』ということであり、会長が昔から一貫して感謝の気持ちをすぐに手紙にして送る習慣を持っておられるということでした。
今回も、再会してご挨拶をした翌日にはきれいな字で認められた手紙が私の手元に届きました。
そういえば、と、今になって思い出したのは9年目にリフォームの工事を終えた時もスタッフを労うお手紙を頂いていたことで、その時も担当させて頂いたスタッフと一緒に工事をして感謝のお言葉を頂いたことをとても喜んだのでした。
そのお心遣いが長年にわたる精進と習慣の結晶だということが、今頃になって分かったのです。
元来、筆無精の私は、一時は心を入れ直して頻繁にお客様に葉書を出していた時もあるのですが、結局日々の忙しさにかまけて今では全く出来ておりません。
そんな自分を恥ずかしく思うのと同時に、カタチは違えども、『思ったら、即行動』の精神で周りの人に感謝の気持ちを伝えることをしていこう、と今更ながら大きく反省した次第です。
創業して以来、お客様に育てられ、生かして頂いていることを改めて実感して、そのご恩に報いる事が出来るよう社員一同精進していこうと今一度肝に命じることになりました。
皆様に頂けたご縁に本当に心から感謝するばかりです。ありがとうございます、そしてこれからも引き続きすみれ建築工房を宜しくお願いいたします。
*****ここまで*****
長文を最後までお読み頂きましてありがとうございました。(笑)
もうしばらくしたらお得な情報と共にお手元に届くかと思います。
読んで頂いた方には重複してしまうことになりますが、よろしくお願いいたします。
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