どうせ無理。なんかじゃねーよ。

11月20日 秋晴れ

伊川河川敷
伊川河川敷

久しぶりに青空を見た気がします。
昼間は暑いぐらいの陽射しでアイドル犬チャックもニャロ部長もご機嫌さん。
楽しそうに二匹でじゃれているのを横目にデスクワークに励みました。(笑)

チャックとニャロ
チャックとニャロ

今日は事務所にて、知的資産経営報告書の最終打ち合せと協力業者さんとのプロジェクト会議の下打ち合せ、実行委員会の会議でした。
会社にいたらいたでやる事は色々とあるものです。(笑)

 

知的資産経営報告書完成とイベント案内

知的資産経営報告書については、以前このブログにも書きましたが決して独自の技術や特許を守るためのものではなく、(そんなものそもそも持っていない、笑)これから10年先を目指して後継者育成に取り組むにあたり中小企業でありがちな経営者の頭の中にだけあるノウハウや考え方を明文化してスタッフ全員と共有するために作成しています。
中小企業、特に建築業では珍しい取り組みということで今月29日には大阪行政書士会での講演とパネルディスカッションに呼ばれています。参加費無料との事ですのでお時間があれば遊びに来てください。

知的資産経営イベント
知的資産経営イベント

参加費無料との事ですのでお時間があれば遊びに来てくださいね。

 

 

スミレプロジェクト胎動中

夕方からのプロジェクト会議の実行委員との打ち合わせは来年、新年早々に協力業者さん全員にお集まりいただいて新たに取り組む課題について話し合いました。

WIN-WINの関係構築から1歩踏み込んで、顧客、取引先、すみれの『三方よし』の関係性を築き上げるために共に取り組む課題についての方向性をまとめました。

取引いただいている協力業者さんは1人親方と言われる職人さんをはじめとする零細企業がほとんどです。後継者どころか若い職人の育成さえままならないのが現状で、これからの職人不足への対応とともに誰もが未来に希望を持って働ける環境作りを作り上げたいという思いです。

いつも忙しい、と言っている左官の親方に、そんなに忙しいのなら、若い衆雇って育てましょうよ、と進言すると、「いや、そう思うねんけど、いつまで忙しいかわからんし、暇になった時の事を思うとそんな責任ようとらんしな、」と言われます。

人を雇い入れる事は、その人の人生を左右する事に繋がる、真面目な職人さん程、将来の事を考えて若者をこの業界に引き入れられないと言う現実があり、それは建築の世界のどの業種にも当てはまります。

現在の建築業界にどっかりと横たわる根本的な問題は、5年後10年後の売り上げが全く予想、予定できないこと。常に漠然とした不安を抱えながら目先の仕事に一生懸命ならざるを得ないと言うのが現状です。そして、誰も取り組もうとしなかったし、出来るとも思わない不可能だと諦めて来た大命題でもあるのです。

この問題を解決しない限り、『今だけ、金だけ、自分だけ』という目先のことしか考えられない様になり、信頼を裏切り、信用を失っていく負のスパイラルに陥っていくと思っています。

ここに我々の住む建築業界の根本的な問題があるとして、その問題解決を建築現場に関わる全ての人と共に図ろうと言うのがすみれプロジェクトの1番大きな趣旨となっています。

そのための具体的なアクション=何をやるか。

そして、

それをどう継続するか=どうやるか。

を皆で考え、実践しよう!という壮大な目的を掲げたプロジェクトです。

左官の大西委員長を筆頭に、美装の西口委員、給排水設備の高橋委員、電気設備工事の北川委員、すみれからはよーへーと大ちゃんの6名を中心に1年間かけてなんとか形作っていきたいと思っています。

すみれプロジェクト会議実行委員会
すみれプロジェクト会議実行委員会

 

イチローの金言

イチローがかつて言った言葉、

準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく。byイチロー

私たちのような中小零細企業は10年先の売り上げまで見込めるような仕組みを作るのは非常に難しいと言うより至難の業です。やもすれば取り組むことすら諦めてしまうほど。
しかし、未来、将来がどうでもいい訳は無く、「だって、しょうがなかったし、」と言い訳をしたところでなんにもなりません。
未来を形作ることこそ、人生において最も重要だと認識してそれが安心出来るモノにすべく今、準備をするべきです。

また、イチローはこんなことも言っています.

『努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。』

できないこと、難しいことが山ほどあろうとも努力を継続することで無理だと思っていたこともできるようになると示唆してくれています。

「どうせ無理、」と諦めることを排除して考え、取り組み、業界ではありえないことをたくさんの仲間とともに実現して幸せの循環を何とか皆で手に入れたいと思います。

大西委員長はじめ、実行委員の皆様、気張っていきましょう!

宜しくお願いします!

 

以前にも紹介した植松さんのプレゼンをもう一度。

 

1万時間の法則と『無理の排除』

11月19日 曇り

やっぱりイマイチな天気が続きます。
今日は一日、話し、聴く忙しい一日でした。

 

 

月刊 米満杉山の頭脳の取材を受けました。

朝から月刊 米満杉山の頭脳の取材を受けて、午前中はガッツリとしゃべるしゃべる。(笑)
販促とビジネススキルの会員型情報配信サービスの取材という事で、今まで自社で実践して結果がでた事を抽出したヒアリングを受けました。

とは言え、すみれは現在、一切のマスメディア系の販促活動をやめてしまっているので、販促ノウハウの情報配信をされているメディアには少し趣旨が違う感じも否めませんでしたが、、
ま、ドラッガー博士曰く、『マーケティングとは一切のセールスを不要とするもの』という言葉を考えると、販促のノウハウの先にマーケティングの理論構築があるという私の持論はそれなりに楽しんで頂けた様に思います。(笑)

米満様、杉山様、遠方よりわざわざお越し頂きありがとうございました。生憎、時間にあまり余裕が無く、せっかく来て頂いたのに神戸の案内も出来ずにスミマセンでした。
次回、機会がありましたら、(神戸っこの私のアテンドで)是非とも神戸の夜を堪能して頂きたいと思いますので、また遊びに』来て下さい。(笑)

月次会計報告会議
月次会計報告会議

財務は一番のリスクヘッジ

昼からはメインバンクの担当者さんにも参加頂いて会計事務所さんとの月次決算報告会議。
今年も(決算的に)残り2ヶ月となり、これまでの実績を計画との差異のチェックをして年末の決算に向けての課題の確認をしました。
今期もなんとか計画通りの着地が出来そうな内容になっており、一同和やかな雰囲気の中、改善点の抽出と対策についての前向きな意見を交わす事が出来ました。財務指標の細かなチェックは本当に大事やなー、と改めて感じつつ、財務を経営に即反映できる綿密な資料を作ってくれる顧問会計士事務所の方に感謝する事しきりです。

いつもありがとうございます。

 

 

保険は2番目のリスクヘッジ(笑)

月次決算の会議に続き、会計士さんを交えて、決算が近づいて来ている事もあり、保険のやり手営業マンの田中さんを交えて、あたらめて保険の見直しの提案を受けました。
目から鱗の情報も頂けて、更なるリスクヘッジの取り組みへの方向を見いだしました。

田中さん、忙しい中わざわざ会議に出席、ありがとうございました。(笑)

月次会計報告会議
月次会計報告会議

 

理念と経営を考える経営者の会

夕方からは毎月欠かさず通い続けて来年でなんと9年!通い続けている大阪の職人の街、庄内へ、『理念と経営』を考える経営者の会なる勉強会への参加です。18時前にしてすっかり暗くなった庄内の街を歩きながら、今は亡きS社長に誘われて勉強会に参加し始めた頃の事をふと思い出しました。

その頃のすみれは、本社ビルを新築し、脱下請けの旗印のもと完全元請化を図って派手に宣伝広告を繰り返し、毎月の様に社屋で販促のイベントを始めた頃で、とにかく必死で走り廻っておりました。そして移転から1年目で結果を出して大工の雇用形態を日給月給から正規雇用へと社会保障をつけた適法の状態へと移行した頃ではなかったかと思います。
初めてこの勉強会に参加した時の(なつかしい)様子はこちら、
得たいならば積極的に捨てよ、「代償なくして」得るものは無し。考、

 

 

1万時間の法則

昔のブログを読んでみると、まだまだ社内外に多くの問題を抱え、悩み苦しみながら必死になってなんとかビジネスモデルの構築をしようと四苦八苦していたのがまるで昨日の事の様に思い出されます。それにしても、9年近く、(理念と経営を考える実務とは一切関係のない勉強会に)毎月大阪に通い続けているオレってホントにしつこい性格っていうか、、(苦笑)
ま、納豆の日生まれで粘りが身上、そして、継続する事の他になんの取り柄も無いだけにそれはそれで良いのだと思っておりますが、それにしても再来年には10年を迎える訳ですので、『理念と経営』に対する理解や実践に対して一仕事行なった感を持つことが出来るかも知れません。

どんな道でも1万時間の積み重ねでプロフェッショナルになれる、とよく言われます。
所謂、『1万時間の法則』ですが、毎月2時間のこの勉強会で、往復の移動時間と、設問に対する予習を3時間、振り返りを1時間、社内に落とし込む為に会議に諮ったり、社内研修で学んで来た事をシェアする時間を5時間持って来たとして、10年間で1800時間を『理念と経営』を考える時間として費やして来た事になります。モチロン、この程度の時間でプロフェッショナルになる訳ではありませんが、10段の階段の2段程度を登った事は、ひょっとしたら知らず知らずの内に、結構な実力がついているのかも知れません。

 

企業の持続継続は『無理の排除』=理のある経営

今まで余り意識をしていませんでしたが、すみれのこの10年の取り組みは実はこの勉強会と共にあったと言って過言ではないと改めて感じた次第です。
月に一度、実務を離れ『なんの為に事業を行うのか?』という大命題に取り組む事の重要さと共に。

今日の勉強会のテーマにも登場しましたが、会社を持続継続させる為に必要な事は『無理の排除』だと思っています。それは即ち、『理のある経営』を目指すことであり、そのヒントがこの勉強会の中に無数にあるのだと思います。今更ながら通い続けて来た価値はあったと。

とにかく、株式会社SHIMADA社には素晴らしい学びの場を提供し続けて頂けることに心から感謝致します。また、継続出来ているのも共に学ぶ素晴らしい仲間がいてくれてこそ。
ここまで育てて頂いた皆様には本当に感謝しています。

ありがとうございます。

心謝。