人生で起こることすべて良きこと。@大晦日

12月31日大晦日晴れ

 

本年度中はお世話になりました。

長かったような短かったような2015年、未年の日でも今日でおしまい。年男や!と張り切った年頭から1年間、忙しく無事に過ごせたことにまずは感謝したいと思います。

理解あるスタッフ、お客様、協力業者の皆様、同行の経営者の皆様や、私の主催する塾に集まってくださった皆様、習い事でお世話になった先生方、そして家族に心より感謝申し上げます。

来年も宜しくお願い致します。

 

大晦日の初体験。

毎年、年末年始の行動は同じパターンに落ち着いているのですが、今日はいつもと少し違いまして、初めてアイドル犬チャックと猫部長のニャロの二匹と連れ立って動物病院に行きました。

チャックは条例で決められている狂犬病の予防接種の為の検診、ニャロはこのところ少し調子が悪そうで、血尿が出ているので診察を受けに連れて行きました。

待合室のチャックとニャロ
待合室のチャックとニャロ

ニャロはデビュー戦、チャックも久しぶりの病院ということで非常に緊張した面持ちでしたが、周りのワンコ、ニャンコは皆おとなしくいい子にしているのに引きずられてか、思いの外いい子にしてました。(笑)

診察室のチャックとニャロ
診察室のチャックとニャロ

何も年末おし迫った大晦日に行くことも無い様な気もしましたが、ま、やるべき事を1つ済ますことが出来た、というか、家のことに今年も全く協力出来なかったことを考えるとこれくらいはしておけて良かったと思います。

 

一年の区切りは墓前にて。

慣れない一仕事を終えて、例年通りの流れに戻り、妻と二人きりでお墓参りへ、娘は友達とジャニーズのカウントダウンコンサートに行くとかで、一人東京に出掛けてしまいました。

大晦日恒例の墓参り
大晦日恒例の墓参り

いつもの通り、今年一年の報告の後、無事に感謝と御礼を述べて、来年に向っての決意と意気込みを墓前に(心の中で)語って来ました。
いつから定着したのかは定かではありませんが、毎年の区切りをこの様に持てるようになって、自分の中で、やるべき事、やらなければならないことが徐々にはっきりとして来た様に思います。
自ずと、行動にも反映されて来たのではないかと。

今年を振り返ると、良い事、大きな成果を生み出したことも数多くありましたが、非常に悲しい出来事もありました。起きてしまったことはしょうがない、未来に目を向けて歩むしか無い、と、おいそれとは言えない様なショッキングな出来事に言葉を失ったりもしましたが、墓前に立ってその当時のことを思い出すと、決して癒えることの無いと思っていた怒りと悲しみも長い年月の中で中和され、結局は私の人生の糧になっていると断言出来ます。
その怒りや悲しみが有ったからこそ今の私が有ると言っても過言ではないと。

 

 

『人生で起こることすべて良きこと』

ある程度の時間がかかるとは思いますが、やっぱり、人生において起こることは、全て必然であり、それ自体は良いことでも悪いことでもない1つの事実が有るだけ、後は自分がどのように捉まえるかにかかっていると思うのです。

そんなことを思いながら、尊敬してやまない田坂広志氏が今年の夏に上梓された書籍『人生で起こることすべて良きこと』を読みました。

タイトルになっているその言葉は決して楽観的、所謂ポジティブ思考を奨めるだけの薄っぺらいものではなく、人生に於ける冷厳な真実、『人生において成功は約束されていない』何もかもがうまく行くとは限らない、というどうしようもない事実に向き合うことを余儀なくされる大前提に立っての非常に重い意味を持った言葉です。

メンターとして慕っていた先輩経営者は『自省』のみが人を成長させると言い残して急逝されました。田坂広志先生も、『人生で起こることをすべて良きこと』と考えるには自らの内面に正対して、自省を繰り返すことが必須だと書かれています。うまく行かない、思い通りにいかない事が山の様に立ちはだかる人生において、それらを全て良きことと捉えるのは簡単なことでは有りませんが、私たちが何か出来るとしたら、それは過去でも未来でもなく今しかないという事実に目を向けた時、自らの内面を省みながら、より良い選択を『今』繰り返すしかなのかも知れません。

その書籍の中に非常に心に残る言葉が有りました。

今年の振り返りと来年への意気込みを込めて、今年最後に書き残しておきたいと思います。

過去は無い、
未来も無い、
有るのは永遠に続くいまだけだ

いまを生きろ
いまを生き切れ!

『人生で起こることすべて良きこと』
『人生で起こることすべて良きこと』

心謝。

今年もなんとか日曜日以外全てこのブログを更新することが出来ました。

それも、いつもご訪問頂く皆様のお陰様、皆様から頂く声を励みにして来ました。

一年間、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。

来年も宜しくお願い致します。

皆様が良き新年を迎えられることを心より祈念致します。

ラーメンアワード2015@神戸ラーメン紀行

12月30日 晴れ 晦日

すみれ事務所は今日から1月4日までお休みを頂いています。今日は残務処理やらなんやかんやで私は事務所に詰めていましたが、明日の昼からは閉めさせて頂いております。

すみれは本年も多くの方にご愛顧頂き、非常にいい年となりました。
一年の感謝を申し上げると共に、来年も変わらぬご愛顧を宜しくお願い致します。
ありがとうございました。

とうとう今年も残すは明日の一日のみ、12年に一度の未年、年男のあたり年が終わりを告げてしまいます。
なんだか少し残念な気もしますが、人生の12分の1しかないから価値があるわけやし、次の年男にまた大きな変容を遂げれる様にコツコツと精進を積み重ねたいと思います。

次の年男は60歳、人生はともかく、仕事人としてはラストのワンクールとなるわけで、しっかりと計画を立てて臨みたいと思います。

 

そんなんこんなで、今年も一年間を振り返り、総括をする時期となりました。
まずは、毎年恒例でもあり、私のライフワークでもある今年のラーメンアワードを発表したいと思います。(笑)

ラーメンアワード2015発表します!

今年は神戸ラーメン紀行と言う冠にちなんで、神戸エリアと大阪エリアを分けて今年一年間でこれはうまかった!というラーメンをチョイスしてみました。

 

ラーメンアワード2015@大阪編

まずは、大阪から。
3位は美食の街、福島で並んでまで食した一杯。
喜多川泰の本を読む読書会をご一緒させて頂いている杉田さんのお知り合いというのも縁を感じました。インスタントラーメンになって発売される程の人気店とのこと、ドロドロ且つ上品な一杯。

極濃拉麺らーめん小僧 極濃豚骨ラーメン 750円
高橋 剛志さんの写真

続いて2位は大阪北新地の和食店での〆メニュー。
透き通った本格カツオだしはラーメンという名前で括ってしまうのはなんだか申し訳ない様な至極の一杯でした。

福の根 塩ラーメン 780円
高橋 剛志さんの写真

 

よく足を運ぶ大阪エリアでの今年のNO1はこれ、
長年探し求めたタイグリーンカレーのスープで頂くラーメン。
麺が米粉なので、ラーメンと呼べるかどうか微妙な部分も残しつつも、イチオシとさせて頂きます。

タイ食堂みうら屋 タイグリーンカレーラーメン 750円
高橋 剛志さんの写真

 

ラーメンアワード2015@神戸ラーメン紀行

それでは、今年一年の総決算、いってみます!

 

まずは、コスパ、ボリューム部門賞。(笑)

すみれのほん近所に在る、今にも崩れ落ちそうなバラックな外観とあまり愛想の良く無い大将が有名な名物店。強い台風が来たらなくなるやろなー、って感じですので、未だ行ったことが無いと言う方は、(入りにくいとは思いますが、笑)今の内に是非覗いておられることをおススメします。

長崎ちゃんぽん 淀川 カツカレーラーメン750円。
高橋 剛志さんの写真

続いて独自進化系部門賞。(笑)

アボガドだけではなく、ポタージュ、キャラメル、カンフー?と多彩と言うにはゲテモノに近い様なバリエーションを独自に開発、進化させる期待のお店、とにかく、トンコツのベースがしっかりしているので、「え、まじで?」と思えるようなスープも結構違和感無く頂けます。

東神麺 アボガドとんこつ 700円
高橋 剛志さんの写真

 

特別賞の最後は功労賞。(笑)

(一応、ラーメンブロガーとして)たくさんの方におススメのラーメンを聞かれるのですが、では案内しましょう、とお連れするのが一番多かった店がこちら、無化調で夜中まで営業してくれている貴重なお店です。神戸ラーメンアワードの10位も合わせて進呈します。(笑)

つけ麺 奥 汁なし麻辣麺 780円
高橋 剛志さんの写真

それでは!今年のラーメンアワード、発表します!

第9位

175沿いの支店しか行ったことが無かったので、本店に行ってみるとワンランク上のスープになっていました。トンコツスープの要諦はこってりであっさり、だと認識している私には十二分に合格点を差し上げれる出来となっております。やっぱり、本家に行ってみるべきですね。^ ^

ホッポ屋本店 コテ麺上 820円
高橋 剛志さんの写真

 

第8位

兵庫県庁前に今年出来た新店は完全に本場の味を再現していました。
オープン当初は満席だったのが、サービスも本場のままだったのが仇となったのか、味が本場過ぎたのか分かりませんが、今ではすっかり落ち着いてしまいました。が、私は全メニュー制覇する程入れ込みました。(笑)

西安刀削麺 麻辣麺 780円
高橋 剛志さんの写真

 

第7位

密かにラーメン激戦区でもある元町高架下の小さなお店。
オリジナルニンニク醤油を編み出す等、あくなき味への挑戦を繰り返されています。
カレースープ、秀逸でした。大将の益々のご活躍を祈念致します!

来来亭 カレーチャンポン 650円
高橋 剛志さんの写真
第6位

兵庫の中央市場の向かいに出来た新店。
障がい者支援のお店とのことですが、味は本格派、チャーシューや肉味噌もよく研究されておられます。毎日行って応援したいと思えるお店でした。

まいにちラーメン 味噌ラーメン 500円
高橋 剛志さんの写真

 

第5位

奥と並んで夜の三宮の〆で大活躍したお店の看板メニュー。
ラーメン以外のメニューも何を食べても美味との噂は間違いありませんでした。
女性のパクチー人気も相俟って、ブレークしましたし、女性を案内したら鉄板ということで、よく利用させて頂きました。(笑)

 劉家厨房 あっさり蒸し鶏塩ラーメンパクチーラーメン 900円
高橋 剛志さんの写真
第4位

 すっかりラーメンアワードの常連になっている無化調ラーメンのパイオニアの新作。
まぜそばって、ジャンクフード感がつきまといますが、この一杯だけは爽やかさMAX。
流石です。

高橋 剛志さんの写真
第3位

神戸の食の中心として栄えてきた元町は中華料理の神戸のメッカ。老舗の名店が今もあちこちで元気に営業されております。その中にはラーメンの専門店を凌駕するお店も少なくありません。そんな名店の中の一つ、長い歴史を感じさせられる一杯です。

春陽軒 スタミナチャンポン(ピリ辛) 880円
高橋 剛志さんの写真

 

第2位

日本中の大都市に出来ているラーメンストリートの中でも一番ショボいとの噂もありますが、その中で気を吐き続ける鶏がら独自路線のお店。高級柚子胡椒を使うあたりのこだわりは泣かせます。新作発表で昨年に続き連続の受賞となりました。

汁そば処 ちょぼいち 鶏がら黒湯 750円
高橋 剛志さんの写真

 

2015年度グランプリ決定!

神戸の中華料理の名店と言えば、と誰もがその名を口にする牡丹園は先代がお亡くなりになって、3人の兄弟がそれぞれ同じ看板で全く違う店にされました。

本館、別館、そしてココ。兄弟の中では末っ子との事ですが、大将が今も自ら調理されており、名店と謳われた先代の味を最も忠実に再現されているとの事。ラーメンという枠を超える至極の一杯でした。

牡丹園 五目汁そば 690円
高橋 剛志さんの写真

 

以上で2015年のラーメン紀行はおしまい。

今年もお付き合いありがとうございました。

来年も美味いラーメンを探して回りますので、よろしくお願い申し上げます。\(^o^)/

800人分のカニ、無事、子供達へ発送しました!(心謝)

12月29日 晴れ

『御用納め』もふつーに師走

世間様は今日で御用納め、仕事納めのお会社も多いと思います。
すみれ事務所も一応、今日で年内の業務は終了とさせて頂いて明日からお休みに入ります。
今日は掃除や片付けをして社員全員で終礼をしてチャンチャン、と終えたいところですが、、
私はまだまだ年内にやり残したタスクを抱えていたり、スタッフの親族に突然の不幸があったり、夕方になってマンションにお住まいのお客さんが水漏れSOSの連絡をして来られたり、とまだまだドタバタとしています。(笑)
今も、漏水調査、応急処置に向ったメンテナンス担当、和田さんの帰社を待ってます。

名駅
名駅

 

やれる時があることの幸せ

そもそも、今日は朝早くから来年着工の工事の打ち合せに名古屋への弾丸出張に行ってきました。(毎年のことですが、)29日では全くもって年末の風情を感じることのないままとなっております。。
ま、年末一杯まで来年の仕込みの行動をとれること自体、非常にありがたいことですし、世間がお休みに入るとか、そもそも私には別に関係のないことで、明日もガンガンと予定が入っております。
やれる時にやる!のスタンスで今年も最後まで走り抜ける所存です。(笑)
クライアントの皆様には感謝するばかりです。
ありがとうございます!

新築テナント現場確認中!
新築テナント現場確認中!

今年も800人前のカニ、無事発送出来ました!

名古屋までの新幹線の移動中に、三宮の人気海鮮居酒屋『魚匠 隆明』の社長から、「今年も800人前の年越しかに鍋用の『カニ』を施設の子供達に無事発送したよー」と連絡がありました。
毎年すっかり恒例となっているこの年末助け合い運動が私の中では1つの区切りの様になっており、楽しみにしてくれている子供達の笑顔を想像しながら「今年もなんとか出来た。」と、少しだけホッとする瞬間です。

それもこれも、御協力頂く皆様のお陰です。
このブログでも毎年皆様に募金のお願いをして、今年も多くの方にご賛同頂き、多額の募金を頂きました。
毎年、毎年、無理なお願いを致しまして申し訳ありません。本当に心から御礼申し上げます。
子供達から帰ってきた便りは必ず皆様のお手元に転送する様に致しますので、施設に住まう子供達が幸せな年末、年始を送った喜びの声をお待ち頂ければと存じます。

子供達へのカニ発送!
子供達へのカニ発送!

子供達への年末助け合い運動の発端は、

元々、一人のおっさんが、コンビニの募金箱に入れたお金が寄付に行かずにちょろまかされていることに気付き、許せん!と憤りを感じ、それなら直接支援をする!と勢いずいたのがきっかけで始まったのがこの子供達への年末助け合い運動です。
私はそのおっさんに「手伝ってくれへん?」と誘われて、毎年参画して、このブログを覗いて下さる皆さんにも御協力をお願いをしている次第ですが、私がこの取り組みに賛同しているには、他にも少し訳があります。
それは、施設に住まう子供達への思い入れ、というか、何らかの理由があって家族と一緒に住めなくなっている子供達に、味方の大人がいることを知ってもらいたいという想いです。

 

不良少年の後悔と反省

(あまり胸を張って言うことではありませんが、)わたくし、子供の頃、ロクでもないことばかりしておりました。所謂、不良少年の部類と言っても過言ではない、というか多分そのまんま(汗)もう少し、あと一歩足を踏み外すと、家族と一緒に住めなくなってもおかしく無い様な状態で、世間様にご迷惑ばかりかけていました。

今、思い返すのも恥ずかしいというか、申し訳ないというか、後悔と反省には事欠かない少年時代を送ったのですが、自分自身がそんな状態ということは、仲間もやっぱり同じ様なもので、ロクでもないヤツばっかりでして、、
今では立派な経営者となってガンバっている友人もおりますが、ロクでもないまま人生を終えた親友もおります、当然の様に施設に住んでいる友達も、施設に住む様になった友達もおりました。

 

味方の大人の存在

私は運良く?施設系にはあまりお世話になりませんでしたが、それでもずいぶん若くして親元を離れ社会に飛び出して、なんの取り柄も無かった当然の流れで身体を張った仕事を転々として今に至ります。
そのスタートは社会と切り離された自己重要感の欠片もない暮らしで、まさに、『今だけ、金だけ、自分だけ』を追い求める毎日でした。
そんな中、仕事が出来ないどころか社会的な常識さえ持っていなかった、なんにも出来ない私を優しく包み込んで仕事を教えてくれた大人達と出会うことが出来て私の人生は大きく変わります。「一生懸命に働いたら、喜んでくれる人がいる。」その気付きを頂けて、働く意味を考え直すきっかけを得て、私は真っ当な道に戻って来ることが出来たのだと思っています。

 

誰もが重要な役割を担う

子供に毛が生えた程度の時から働き始め、優しい大人、先輩方とのふれあいを通して、私はどんな人でも、絶対に社会に必要であり、重要な役目を担うという事を自分自身の身体を通して胸に刻み込みました。職人という厳しい仕事はバカみたいに丈夫な身体を持っていたからこそ出来た訳ですし。
そして、私たちが生業としている職人の世界は学生生活に適合出来ない、家庭の事情が複雑、勉強が苦手、等々、私と同じ様に学歴社会からドロップアウトしてしまう若者達が選択する訳でも無く、しょうがなく働き始める職業でもあります。(モチロン、全員がそんな訳ではありませんが、、)
とにかく、どんな事情にせよ、施設に住まう様になった子供達に、(私がそうしてもらった様に)応援している大人がいるんだ!という事を伝えたいのです。

 

未来はとにかく子供達にかかっている!

甚だ個人的な、私情を挟みまくった上での私の呼びかけに賛同して下さり、貴重な寄付金を送って下さる皆様には全くもって関係ない話で誠に恐縮ではありますが、ひょっとするとそんな子供達が若者の入職率が激減し、絶滅危惧種とまで言われる日本のモノづくりの担い手となり、建築業界の将来を背負うかもしれないと大らかな目で見守って頂けるとありがたく存じます。

今年も多くの方の暖かなご支援、本当にありがとうございました。

出来れば、来年もまた、宜しくお願い致します。

心謝。

モヤモヤからやっぱり!へ@蕎麦屋のプロフェッショナル考。

12月28日 曇りのち晴れ

 

すっかり年末行事として定着した工務部スタッフと強力業者さんとのバスツアーの帰り、今年も北陸芦原温泉へ一年間の慰労を兼ねて行ってきました。

すみれ懇親旅行2015
すみれ懇親旅行2015

温泉につかって、卓球をして、景勝地を巡って、蕎麦打ちをしてと、毎年同じパターンにすっかり落ち着いておりますが、発案から企画運営まで全てスタッフに任せきりで、私としてはバスに乗り込むだけでお気楽に連れて行ってもらえる良い旅行です。(笑)

すみれ懇親旅行2015

 

人知れず、密かな悩み

実は、昨年の年末の旅行から密かにずーーーっと悩んでいたことがありまして、それは初めて蕎麦打ち体験をして思いの外ハマって帰ったからなのですが、やってみたら面白いし、打ってみたそばはうまいし、オッサンの趣味としてはシブい蕎麦打ちを自宅でやろうかどうしようかと考え続けておりました。

ちなみに、Amazonのカートの中には蕎麦打ち道具一式のセットが入っていて、何度も買いかけてはチョットまてよ、と現在も崖っぷちで踏みとどまっている状態です。
私はそもそも大工出身だけに道具好きという厄介な嗜好があり、中途半端な安物の道具を買うと使っているうちに満足出来ずに買い直すのは火を見るより明らか、しかし、ロクに蕎麦打ちを習った訳でも無いのに、高額な道具を買うのもどうかと思うし、、

妻に相談してみたら、「どうせそんな時間ないやろ、絶対あかんて、やめとき」と一蹴されるしで、諦めかけておりましたが、知り合いの経営者の方の中にも趣味が蕎麦打ちで、蕎麦の栽培までやってるというカッコいい強者がおられたり、年末が近づいてくると、自宅で蕎麦打ちをしてこの時期活躍してるという人のことをチラホラ耳にしたりでして、やっぱりやりたいなー、としつこく思い悩んでおりました。(笑)

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もう一度、プロに聞いてみたい

今回の旅行ではホテルを後にして東尋坊に言った後のプランがはっきりと決まっていなかったこともあり、私のリクエストで昨年に引き続き蕎麦打ち道場に立ち寄ってもらいました。
大工、左官、水道設備、電気設備、と全員が職人の団体だけに私の「昼メシがてら、蕎麦打ちにいこうよー」との提案に皆さんまんざらでもなく、素直に2年連続となる蕎麦打ちに快く付き合ってくれました。(笑)

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ふるさと道場へ

今回お邪魔した蕎麦道場は、観光客向けでは無く、本気でそば屋を開業する人が通う、ずいぶんと本格的な道場で、私としてはここぞとばかり質問攻め、質問達磨となって気にかかっていたことを聞きまくり。(笑)
やっぱり、餅は餅屋、いや、蕎麦はそば屋と言うのでしょうか、もやもや不安に思い、判断がつかなかったことが全てスッキリと解消させてもらうことができました。

蕎麦道場にて蕎麦打ち体験

 

蕎麦打ちを(趣味に)しようかなーと思われているおっさんへ

結論。まずはテキトーな道具を買わない。で、本当にやりたいのならば時間を取って蕎麦道場に通い教えを乞う、その上で続ける事ができそうなら、まずは麺棒を買うところから(プロにアドバイスをもらいながら)適切な道具を1つずつ買いそろえていく。このプロセスが踏めないのなら、蕎麦打ちを趣味の1つに加えるのはキッパリと諦める。と、なりました。

来年は永平寺に座禅修行に行く予定もあることですし、仲良くして下さる先輩経営者も多いこともあり、何かと福井県には縁もあるので、来年以降取り組むタスクの1つに加えたいと思います。

あー、スッキリした。(笑)

 

悩んだときはやっぱりプロに聞く、

それにしても、情報化革命が起こり、インターネットの検索エンジンをたたけばどんな情報でも直ぐに手に入ると言われる今の時代、私の様に逆に情報があり過ぎて、判断がつかなくなることって少なく無いと思います。情報が多すぎることによって一層、『本物』は何かが問われる時代です。そんなときはやっぱり、プロフェッショナルに直接会って教えを乞うに限る訳で。
私たちも建築の道を歩むものとして、これからやって来る『本物の時代』に対応して、そんなプロになることを目指さなければならんのだという事を改めて考えさせられる出来事でした。

そんなこんなで、今回も非常に良い旅行となりました。幹事のスタッフ、毎年バスの運転をかってでてくれる江見さん、そして忙しい年末に参加してくれる協力業者の皆様に心から感謝したいと思います。

ありがとうございました。

心謝。

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奥義の中の奥義。@マーケティング

12月27日 曇り

昨夜はすっかり毎年恒例、年末の風物詩となった、TOTOリモデルクラブの関西のメンバーさんとエリアを越えての交流と情報交換の場、『横串会』なるゴルフコンペと泊まり込みでの飲み。
安藤忠雄大先生がバブル最盛期に設計された淡路シーウインドウにて連日の暴飲暴食で疲れた胃腸にとどめを刺す様に(笑)夜中遅くまで痛飲しました。

 

安藤忠雄建築 淡路シーウィンドウ
安藤忠雄建築 淡路シーウィンドウ

 

横串会とは、

今回で7回目となるこの会、毎年参加メンバーさんの一年間の振り返りと新しく迎える年に対しての取り組みに対するコミットを聞き続けていると、業績を大きく伸ばされる会社、毎年堅調に実績を積み重ねておられる会社、ご自身の夢の実現に邁進されている経営者、暗中模索から抜け出して、なんとかなりました、と自信をつけられる方と皆さんそれぞれ素晴らしく、その変遷、変容を年末の一年を検証する時期に定点観測をして、自社を振り返ることはリフォーム業界の大きな流れを体感出来る非常に意義の深い時間です。

実際、すみれでも来年から本格的に取り組もうとしている、長期優良化リフォーム、性能向上リフォームで結果を出されている方の営業手法が全くマスメディアの告知を使わず、現場で顧客満足を高め、アフターフォローで生涯顧客を作っておられるのを聞いて、私たちのリフォーム事業の方向性を明確に出来た様に思います。キヨちゃん、また色々教えて下さいなー。

 

安藤忠雄建築 淡路シーウィンドウ
安藤忠雄建築 淡路シーウィンドウ

 

人づくり企業の管理職の言葉

毎度のことながら、参加者が一人ずつ順番に、それぞれ深イイ話を発表されるわけですが、今回のトリを務められたのはこの会の元締めとも言えるTOTO社のリモデル推進化のM課長でした。
流石、日本を代表するグローバル企業であり、人を作る会社としてトップランキングの常連にして元会長の木瀬氏が説かれた『根本思想』=本質に目を向けるマーケティングに長けた企業の管理職だけあって、企業理念を実際の業務に落とし込もうとされている素晴らしい内容でした。

 

マーケティングの奥義

以前にもこのブログで紹介したことがありますが、長きに渡ってマーケティングの勉強会で一緒に学ばせて頂いていた青貝社長が、昔から言い続けられ、実践して大きな成果の元になる考え方をすみれで開催している『職人起業塾』に参加された際、懇親会の場で『奥義』の1つとして紹介されました。

『競合他社のキャッシュポイントを自社のフロントエンドにすること』

私も事業の組み立ての際に常々意識していることですし、すみれもこの考え方を実践して、多くのお客様の支持を得ることが出来る様になりました。

 

 

目指すべきはマーケティングアクションの汎用化

TOTO社のM課長が言われたのは、

「リモデル推進化(自分自身が管理職を勤めるリモデルクラブというリフォーム事業者を集めた会をサポートする部署)が無くなれば良いと思います。」

との事でした。
その真意はというと、リフォーム業者向けのサポートを部署として行なうのではなく、その役割、スキルをエリアの担当セールスに移譲することでより肌理細かな、顧客に密着してかゆいところに手が届くサービスを行なえる筈、セールスにすると大変かも知れませんが、そうあるべきだと思います。と熱い本質論を語られていました。

他社のキャッシュポイントをフロントエンドに持って来るどころか、一般化して通常の業務の中に落とし込むほど、強力なマーケティングアクションは無いと思います。
最強の卓越の戦略をなんとか実際のカタチにしてもらえれば、取引先である私たちにも大きく貢献して頂ける訳ですし、素晴らしい想い、理論をなんとか実現して頂きたいと思います。

ま、この横串会でコミットした想いは皆さん実現されて来たという今までの歴史と実績がありますので、きっと大丈夫だと思います。(笑)

M課長、今年もお付き合いありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。期待しています(笑)

心謝。

神戸ラーメン紀行Vol.134

12月26日 晴れ

今年最後の週末は(やけくそではないですが、)レクリエーション三昧となりました。

第七回TOTO横串会
第七回TOTO横串会

今日は今年最後のゴルフコンペ、毎年恒例のTOTOリモデルクラブの関西のメンバーさんとの横串会という名前で毎年、年の瀬に集まってたわいもない話をしながら(笑)ラウンドしたあと、それぞれの方の一年間の振り返りと来年の展望を聞きながら酒を延々と酌み交わすというコアでヘヴィーな会。

これが済まんと新しい年を迎えれません!と断言する金井社長はわざわざ夜の飲み会だけ参加されるご執心ぶり、楽しい一日になりそうです。(笑)

泊まり込みで飲み明かしたあと、明日の朝からはスタッフと協力業者の皆さんと恒例の温泉ツアーに出発という何とも言えないハードなというかぬるいスケジュールとなっております。。

 

さて、いよいよ、年末も押迫って来たという事で、私としては大仕事が1つ残っておりまして、ソレが年末恒例、『神戸ラーメンアワード』の決定です。

その前に、最近、杯を重ねたラーメンのご紹介をしておかねばなりませんので、今年のベストオブ・・・の前に今月の振り返り、行ってみたいと思います。

シーウインド淡路
シーウインド淡路

 

それでは、神戸ラーメン紀行Vol.134スタート!

金穂 西安刀削麺 トマト麺 780円
高橋 剛志さんの写真
兵庫県庁前の今年オープンして非常に人気を博した店でしたが、最近はあまり満席になっていない様子です。本場を凌駕する程の本格派の八角【】やパクチーの香りが県庁役人さん達のお口に合わなかったのか、、
私個人的にはおススメですし、ちなみに全メニュー制覇致しました。(笑)

 

劉家厨房 辣湯拉麺 780円
高橋 剛志さんの写真

続いてここも三宮の新星☆パクチーラーメンが一気にブレイクして話題となりましたが、ラーメン屋の枠を越えてどんなサイド?メニューも美味しいと大人気、水晶餃子もおススメです。笑
あ、この辛そうな一杯もそんなに辛く無いし、美味しかったっす。

 

伊川谷塩元帥 塩つけ麺 820円

高橋 剛志さんの写真
最もご近所のラーメン店が無化調であることの幸せをかみしめる一杯。
とにかく、いつもランチタイムは満員御礼の繁盛振り、勉強になります。
つけ麺、にゃかにゃかイケました。

 

長浜ラーメン 天真 赤ラーメン 780円
高橋 剛志さんの写真
大阪は本町の新店、スナックのカウンターをそのままラーメン屋にしてみた感じのてきとーな印象を受ける内装は却って味への拘りの証か、なんて思える雰囲気がありました。
臭み無く、秀逸なトンコツスープを出されていました。

 

東神麺 火山トンコツ 700円
高橋 剛志さんの写真
このところ、日曜日のランニング、サイクリングの際に立ち寄る定番となってしまったガラパゴス系のお店、辛さは火山と言う程でもなかったので、次回はカンフー火山というワンランク上の一杯を試してみます。とにかく、ポタージュやキャラメルやと邪道とも思えるレパートリーが多いので当分通い詰めることになりそうです。
ベースのトンコツは安定の味。

 

ローズウッドGC カレーラーメン 1550円
高橋 剛志さんの写真
ま、一応食っといた、と言う感じで注文しましたが、これがなかなかのモノでして、ABCの名物カレーラーメンにひけを取らない濃厚さ、満足感のある一杯でした。

 

神戸ラーメン第一旭 Aラーメン 550円
高橋 剛志さんの写真
神戸ラーメンとも言われる老舗、Aラーメンは肉無し、Bラーメンはチャーシュー麺となっており、その中間でいいんやけど、、といつも頭を悩ませる一杯。
夜中はこれくらいでいいっすね。(苦笑)

 

まる九 〆ラーメン。300円
高橋 剛志さんの写真
毎年この時期になると登場する様な気がする、元阪神、オリックスの野田選手のお店の黒豚鍋の出汁での〆らーめん。定期的に食べたくなる一杯ですね。

 

味華 白菜ラーメン 650円
高橋 剛志さんの写真

最後はご近所NO1の人気店の新メニュー。柔らかいチャーシュー(豚肉)と白菜を一緒に食べると非常に食感が良くて美味しかったのですが、あれ、これはどっかで食べた味やぞ、と思ったら、昨夜の夕食の小栗旬鍋と同じパターンだと気付きました。狙ってるな、笑
てか、偶然隣の席に座られていたnobianiのマスターに図らずもゴチになってしまいました。
マスター、ありがとうございました、ゴチになりました。(笑)

以上、今日はここまで。

この勢いに乗って、今年のアワードを発表しちゃおうか、と思いましたが、思いの外ラーメン画像でお腹いっぱいになっちゃったのでまたにします。

年内には必ず発表しますので、しょうちゃん、もうちょっと待っててね、(笑)

どうせ打つなら予告ホームラン!

12月25日  曇り時々雨 クリスマス

クリスマスの元町商店街
クリスマスの元町商店街

初めての快挙?!

昨夜は、夜半のアイドル猫にゃろの大脱走のおかげで寒空の下、にゃーにゃー言いながら自宅の周りをうろうろし続けるというろくでもないクリスマスイブとなりましたが(一応)買っておいた妻へのプレゼントが思いのほか好評で、初めてグッドチョイスと褒めてもらえました。
ここ数年、というか結婚して20年、プレゼントを買って褒めてもらった経験は皆無に近く、私の中ではちょっとした快挙です。後は、(イブにはお泊まりで帰って来なかった)娘にも喜んでもらえれば良い事は無いのですが…。(笑)
とにかく、私の家庭内での評価は(若い時はさておき、)オッさんになってからと言うものセンスの欠片も無いというのがすっかり定着しておりまして、妻のアドバイス無しで買うものは全てダサいと一刀両断。

なので、敢えて自らチョイスして買い物するのは極力やめている、もしくは評価のしようも無い様な定番商品のみしか購入しないのですが、そんなセンス無い私が唯一自分で考えねばならないのが家族へのプレゼントです。
アタリマエですが、頼みの綱の妻にアドバイスをもらう訳にはいかない上に、娘はいつもつっけんどんな対応です。10月の妻の誕生日のプレゼントでは、(もちろん妻の)行きつけの雑貨店、TRANSITさんで、担当?の女の子に妻の好みを聞きつつ、慎重にチョイス(してもらった)にも関わらず、見事ハズして返品交換の憂き目に遭いました。(涙)

で、どうせオレなんて、と半ば諦めつつも、いちおう、プレゼントを買ってみたところ、今回はクリーンヒット!やったら出来るやん、オレ、と少しだけ自分を見直すことが出来ました。(笑)

 

打率一割、一勝九敗の経営って、、やっとれるか!

プライベートでは空振り三振ばかりの私ですが、事業ともなるとそんな訳にはいきません。
1割打者でも勝てる、と言われたのはユニクロの柳井会長ですが、私たち中小企業事業者としては9割負けると事業そのものが成り立ちません。そんな体力は元々ありませんので。(苦笑)

慎重の上にも慎重を重ねて、何としても三振は避けるべく打席に向う訳ですが、思う通りにホームランを連発出来る訳でもないのも事実です。『石にかじり付いてでも塁に出る』と野球マンガのドカベンの中のフレーズでありましたが、私たちも三振をしない様にファールを重ねて、チャンスボールが巡って来るのを待ってなんとかヒットを打ってきたと言うのが正直なところ、そんな辛抱強い営業を長い間続けてきました。

一勝九敗
一勝九敗 Amazonから拝借してます。

 

マーケティング理論との出逢いがすべてを変えた。

ソレが少しずつ変わり始めたのは、マーケティング理論と出会い、一生懸命学び、実践を始めてからです。
今日打ち合せに伺った先のお客様もそうでしたが、何度かメールでやり取りをさせて頂いただけの初対面にも拘らず、「他社で見積りを取って金額を検討する様なことはしないので、宜しくお願いします。」と、見積りをする前から言って下さいました。

その理由は初めてお会いしたときの私のオーラ、とかではモチロン無く(笑)、ご紹介して下さった方の人間性が素晴らしいとか、その方との信頼関係が強固に出来ているという事がそのベースにあると思われますが、とにかく今ではそんな案件が殆どで、5〜6年前の様な相見積りになって競合他社とギリギリの価格競争を繰り返す様な案件は今では殆どありません。

その代わり、(コストも含めて)お客様の要望をしっかりと受け止めて、その内容に沿う提案をしなければならないという重大な責任も負う訳ですが、、

 

打席数は少なくても予告ホームランを打つ経営

マーケティングという自然発生的に受注を上げ続けるシクミを構築して、同業他社との血みどろの激戦を繰り返すレッドオーシャンから抜け出すのは、上述した『石に齧りついても塁に出る』というスタンスで、1つずつの勝負に勝ったり負けたり、一喜一憂を繰り返すのではなく、期の初めの事業計画で年間通した受注を見込むようになる、いわば、予告ホームランをコンスタントに打ち続けるという事です。
初めのうちは5本から、そのうち10本となり、30本となり、徐々に実力が伴って来ると共に安定した数のホームランを打てる様になるには、一回ずつの勝負で勝てる目先の営業スキルを磨くのではなく、体力、地力自体を身につけることに意識を集中し、その為に必要な『強み』やお客様にお渡しする『バリュー』を研ぎ続けなければなりません。要するに、イソップ物語りの『金の卵を生むガチョウ』を育てる理論です。

 

 

出会い頭のホームランを連発する男

昼から事務所に詰めていると、年の暮れのの風物詩、取引先や仲良くして頂いている方々が次々と年末の挨拶に、と立ち寄られます。(てか、私はどちらにも行けてなくてスミマセン。)

その中のお一人と話込んでいた中で、「今年は非常に業績が良かった」と嬉しそうに話される方がおられました。
「大きな物件が次々決まって、今までに無いジャンルの受注を開拓出来た!」と素晴らしい成果を上げられたとのことですが、「これが偶然なのか、いつまで続くのか分からないので、社内の評価もイマイチで、自分自身も来年以降の受注に対して不安を持っている。」とのこと。
とはいえ、彼自身、数年前からマーケティングの勉強を熱心に続けられ、私の主宰する職人起業塾にも通って自社の事業へのマーケティング理論、アクションの反映に一生懸命に取り組まれてきました。私に言わすと、別に出会い頭のホームランがたまたま続いた訳ではなく、今までコツコツと積み重ねて来た行動の成果が漸く花開いて来たとしか見えません。(笑)

 

 

予告をすることの重要性

「なのに、自信が持てないと言うのは、単に予告をしてないだけじゃないの?」

と、彼にはアドバイスとまでは言えないですが、提案をしておきました。
年度の始めに、今まで自分が取り組んで来たマーケティングプランから生み出される成果をイメージして、数値に表して計画を建ててみる。ソレを実行出来れば、受注額、数量の結果は同じでも偶然の出会い頭だと思う人はいないし、自分でも未来の売上げを創って行く自信がつくのではないですか?と。

ま、初年度から思い通りに出来上がるかというと、そんなに甘くは無いかも知れませんが、なんどもテストと検証を繰り返すうちに数字のイメージがつきやすくなったり、イメージとの誤差を見つけて、サービスや商品の修正もしやすくなる筈です。ソレを繰り返していればきっとそのうち予告ホームランを量産出来る様になると思うのです。

マーケティングの大家、ジェイ・エイブラハムも言ってました。

「テスト!テスト!テスト!テスト!テスト!」と。(笑)

Nさん、決算期は年末とは違うかも知れませんが、新たな年を迎える良い機会です、来年に向けて予告ホームラン、(のとりあえず予告だけ)ぶっ放してみましょう。(笑)

社長もきっと喜んでくれると思いますよ!

 

おまけ、

キャルファーム大西さん、いつもありがとうございます!
お陰さまで、なんとか年が越せそうです。(笑)
来年は畑仕事も一層頑張りますので、スタッフ一同、宜しくお願い致します!

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キャルファームさんで収穫された今年最後の野菜達
キャルファームさんで収穫された今年最後の野菜達

くっだらない職人の誇り、捨ててみたら。

12月24日 クリスマス・イブ 曇

クリスマス・イブの朝
クリスマス・イブの朝

想定外&ハプニングな聖夜

私はクリスチャンでもありませんし、聖なる夜にさほど興味はありませんが、今日と言う日はもうキリスト教云々は関係なく国民的行事となった前夜祭の夜。
なんとなくこんな日の夕食は家族団らんで食卓を囲むのかしら、悪く無いね、なんて思っていたら、にゃんと、高校生になる娘は終業式を終えてそのまま新幹線に乗って名古屋にジャニーズのなんとかってグループのライブに行くとかで、「今夜はお泊まりですから。」とキッパリ。
おまけに、朝早くから、「荷物いっぱいあるから送ってー」とせがまれて駅まで車で送らされる始末。やっぱり、私にはクリスマス・イブなんて縁の無い代物の様です。。

おまけに、愛猫のにゃろは夜に(勝手に)一人でお散歩に出掛け、にゃかにゃか帰って来ないし、結局、すみれママ☆と2時間近くも夜中にニャーニャー言いながらニャロ捕獲に奔走する散々な夜になりました。(苦笑)

クリスマス・イブの朝
クリスマス・イブの朝

 

幸せをもらったクリスマスプレゼント。

そんな年末も押迫った今日は、一日中事務所に籠りきって、ぐちゃぐちゃに書類が積み上がったデスクの片付け、年末年始のタスクの整理、来年の事業計画のアウトライン、ラスト一人まで漕ぎ着けたスタッフとの個人面談、会計事務所さんに来社頂いて月次決算報告会と完全に内向きの仕事に時間を費やしました。

これでスッキリと新年を迎えることが出来る、と言うには未だやり残したことが多くありますが、少しは片付いて少しだけ気分はスッキリ。まあ、今年も年末ギリギリまで、というか年始にかけて資料作りに励むことになりそうです。(苦笑)

溜まっているタスクの1つに自身が主宰している勉強会の振り返り、まとめの資料を作っておりました。受講者さんの振り返りを読んでいると、意識を変えて前向きに仕事に、人生に取り組んでいこうと言う意志が見えて非常に嬉しくなりました。
また、SNSから頂いたメッセージでは自分が意識を変えて行動を起こしたことで、周りの人が変化を見せてくれた、という喜びの声を複数頂くことが続き、不慣れ、拙いながらも研修事業に注力して来たこの2年間の蓄積が漸く少しずつ成果を見せてくれたことを素直に喜びました。
今日頂いた感謝のメッセージはちょっとしたクリスマスプレゼントでした。(笑)

心理学者のアドラーは『他者貢献こそ人間の幸せ』と言い切っておられましたが、自分が学び、実践して来たことを伝えることで、人に良い影響を与えることが出来たのは何事にも代え難い幸せを感じる瞬間であり、その対象が間接的であれ『職人』であれば職人出身の私としたらその喜びもひとしおです。

 

職人と商売人と経営者

そんな中、今日は一人の職人上がりの経営者に苦言を呈しました。
私は、職人は意識を変え、行動に移すことで経営者になれる、もしくは会社の顔として経営者にとって変われる経営幹部になれると思っていますし、肉体を酷使する職業であるが故、年齢と共にそんなキャリアアップを目指すべきだと考えています。
自社の社員大工でも、外部の職人さんでもそれは同じで、そのステップを示す為に始めたのが職人起業塾というマーケティングの勉強会です。

職人は今日から独立起業します!と言うだけで簡単に社長になることが出来ますが、あちらこちらの現場を渡り歩くだけの流れの職人で終わってしまうことも少なく無く、どこかで経営者になるのだ、という強い意識を持たなければならないと思っています。
ソレは、職人から商売人に転換することでもあり、閉鎖された狭い建築業界の悪習から抜け出すことでもあります。

 

職人の誇り?ほかしてまえ、そんなしょうもないプライド

「人にバカにされた様なことを言われて、そんな相手と仕事が出来ますか?」

ずいぶんと悔しいことがあったのでしょうが、私にそんな質問をされたという事は、その彼は「バカにされてまで仕事をする必要なんか無い」と思っておられるのは間違いないと思います。

私の答えは、

「なんぼでもするわ、なんやったら頭を下げてでも仕事をもらうし、今までもそうやって来たし、今でも必要が有ればいくらでもバカにされてでも仕事をもらいにいくで」

「経営者になろうと思った時から、そんなしょうもないプライドなんかとうにほかしとるわ、自分の誇り、プライドなんかより、若衆、その家族の暮らしの方がずっと大事やし、そんな決意も無しで商売はでけんやろ」

と、ちょっとヒートアップ気味で話しました。

「仕事自体に対する誇りは忘れへん、誰に対しても胸を張れる仕事をするし、して来たつもりやけど、ソレと嫌なことを言われた人をぶった切って仕事を無くすのとは全然話が違う」

 

やらねばならないことに向き合う

私の言葉をどの程度理解してくれたかは彼のこれからの行動を見るしかありませんが、しょうもないプライドを頑に守るのも建築業界の悪習の一端だと思うのです。
本当に重要な事、自分自身が(死ぬ程嫌でも)やるべき事に向き合うことが出来なければ、いつまで経っても本当の意味での経営者にはなれないと思うのです。

経営者は、人の人生を背負って生きることの重さを感じること、経営幹部、会社の代表として顧客の前に立つ者は会社の将来を担っていることを自覚することから全ては始まると思います。
そんなこと関係ない、と、決められた作業だけをこなせばいい、それだけをしていたいという職人は結局、身体が動く間だけ重宝されて使い捨てになる運命を辿って来たのを私はこの目でいくらでも見てきました。

 

変えれるのは自分自身

職人が社会的地位を向上して、まともな暮らしを手に入れるには、一昔の職人は腕があればいい、という価値観を捨て、顧客や取引先から信頼を得て稼げる職人に変容することが必須だと考えて、この十年かけてコミュニケーションやコーチングといった研修を大工に受けさせて意識改革を計ってきました。

知識を得るだけではなんの役にも立たない。

行動に移して始めて入口に立ち、

行動を繰り返し、習慣に定着させてこそ、人生は大きく変化する。

そして、他人は変えることが出来ず、変えることが出来るのは自分自身のみ。

そんな原理原則をもう一度胸に刻み込み、人生の扉を開いてもらいたいと心から祈念します。

私からの苦言をクリスマスプレゼントとして前向きに受け取ってくれていれば幸いです。

一冊で二度美味しい『商店建築2015 12月号』

12月23日 曇り

すみれ事務所は祭日の定休日。
私は朝一番から現場に残工事の立会いを済ませて帰社、年明け着工予定の新築工事の最終の詰めの打ち合わせに参加したあとは事務所で電話番です。

電話も殆どかかって来ることの無い事務所で、黙々とPCに向き合って書類作りに勤しむのはなんだか非常に久しぶりの様な気がしますが、気のせいではないと思われます。(笑)

 

 

経営計画書2016の作成準備

今年もあと1週間程となり、毎年この時期に取り組むのは来年の初出勤の全体会議でスタッフ一同に配布する『経営計画書』の作成です。
数値の計画は2014年に3カ年計画を立てており、今期はほぼ計画通り、来期についても練り直しは無しで計画通り売上げ拡大では無く、自社の社員職人が出来る範囲で一層の高い品質の施工とサービスを来年も心がけ、信頼の輪を広げることに注力するのみです。
ただ、今期の業績の振り返りをスタッフと共有すべく(決算は12月なので、決算報告は間に合いませんが、)11月までの業績と今期決算の着地点を皆に説明する様にしましょ、と顧問会計事務所の担当会計士先生にデーターの送付をお願いしようとSNSを覗いたところ、先日新しく竣工したというおっされーな事務所の写真がタイムラインにどーんと載っておりました。

噂では聞いておったものの、実はあまりじっくり拝見しておりませんで、「おー、これか、」とホームページに飛んでまで見入ってしまいました。

http://www.hirookakaikei.com

しかも、こちらの事務所はあの!『商店建築』に掲載されているとのことで、早速Webサイトをチェック、

http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=259

商店建築2015-12
商店建築2015-12

 

 

実は、商店建築にすみれの施工物件も掲載されています。

オシャレすぎる会計事務所の社屋は残念ながらすみれで施工させていただけませんでしたが、このような価値観の会計事務所さんを顧問にお願いしているだけで鼻高々というものです。(笑)

この『廣岡会計事務所』の社屋が掲載されている『商店建築』ですが、実はすみれの施工物件も掲載されておりまして、、

こちら。

商店建築2015-12
商店建築2015-12

お店はこちら、

http://www.koubegyuu.com/shop/genkichi/

この2物件は奇遇にも同じ雑誌に同時掲載されておりまして、一冊で二度美味しいという事で、改めてこの商店建築を購入してみました。

高級雑誌につき、おいそれと「購入してみてくださーい」とお願い出来る様なものでは無いと思いますので、すみれ事務所の受付カウンター前のマガジンラックにさしておきます。すみれにお越しの際は是非ご覧下さいませ。(笑)

経営者の仕事の半分は教育。by蜘手健介

12月22日晴れ

午前中は個人面談の続き、20時間を越える怒濤の面談週間もやっと終わりがみえてきました。残るはあともう少し、今年もなんとか年内にスタッフ全員の声に耳を傾けることが出来そうです。

冬空
冬空

 

同業者社長からの相談

昼からは来年着工予定の店舗工事の打ち合せや現場周り等、(たまには)実務に勤しんでから、夕方からは姫路から同業の経営者を迎えての会食でした。

大型リフォーム、リノベーションに特化して堅調に業績を伸ばされている工務店、リフォーム会社と言うよりも設計事務所と言う方がしっくり来る技術系の会社のO社長です。
長い間、同じ勉強会で共に学んでいた仲間でもあり、久しぶりに会って近況報告等だけでも非常に盛り上がりました。

様々な話をO社長と話しましたが、この業界の経営者と話してみると大体皆さん、同じような悩みを抱えているもので、お互いに慰め合う訳ではありませんが、話の中で問題点を明らかにして未来に進もうという気持ちを強く持つことが出来たりします。

クリスマス前の三宮
クリスマス前の三宮

 

 

やっぱり人の問題。

O社長に相談されたのは現在顕在化している具体的な悩み等ではなく、スタッフの育成に対しての漠然とした不安でした。(もちろん私も含めて)経営者の悩みは結局、人の問題に帰結します。
昨日のブログにも書きましたが、アドラーが言ったように、人の抱える問題はすべて人間関係に起因するものだと言うのは、あながち間違っていないと思っています。元阪神、オリックスで活躍された野田選手の九州料理のお店で鍋をつつきながら延々とそんな話をし続けました。

生田新道店舗工事真っ最中
生田新道店舗工事真っ最中

視点を変えて本質を炙り出す

スタッフにもよく話をするのですが、問題の本質を明らかにするには視点を変える必要があると思っています。一番分かりやすいのは、短期的な視点をできるだけ長期的な視点に変えるということです。なーんやそんな事!と思われるかもしれませんが、それだけで実際の行動が決定的に変わることがあります。短期的なこと=目先のことに執着すると、本来の目的を見失ってなってしまいがち、というのは目的と手段を履き違えてしまう可能性が増すということでもあります。

今月の売り上げ、今期の決算、顧客単位の現場収支、今日の見積り、もちろんどうでもいいわけはなく、実際の経営においては非常に重要です。しかし、それらばかりに囚われすぎると目的と手段を履き違えるようになって未来に対するアプローチを一切できなくなってしまいます。

重要な事は、手段をあれこれ見直すのではなく、根本的な問題、目的を達成する為のアプローチ、行動を起こすこと。『第二領域』と言われる緊急ではないが、重要な事に今どれくらいの意識を持ち、行動を移せるかに未来はかかっていると言っても過言ではないと思うのですが、人は分かっていることを全て行動に移せるかというとそんなことはありません。

 

 

経営者の仕事の半分は仕事

そんな話を 延々として、経営者に取って最も重要な第2領域の活動とは何か?という話になりました。O社長と共通のメンバーである一般社団法人JACKグループの主宰をされている蜘手社長は「経営者の仕事の半分は社員教育ですよ」と最近よく言われます。その言葉に私も強く賛同しておりまして、社員に主体性を持って働いて貰える様に社内環境を整備し、意識改革を促す事こそ経営者が取り組むべき『第二領域』の最たるものでは無いかと。

結局、O社長とはその部分で意気投合、来年姫路で開講する予定の職人起業塾【第二期】に参画頂いて私たちと一緒に社員さんと共に学び、意識改革に取り組もう!という最高の結末を迎えました。(笑)

 

 

職人起業塾は職人だけを対象にしているのではありません

そんなこんなで、『職人起業塾』を職人だけの学びの場だと誤解されている方は少なく無いのだということが分かりました。。
職人はモチロンですが、現場担当者、設計、営業と幅広く建築実務に携わり、顧客接点を持つ人全てを対象としておりますので、社員教育こそ腰を据えて取り組むべき最優先事項だと思われる建築業界の皆様、一度お問い合せを頂ければと思います。

(ここだけの情報ですが、)新年早々、第二期生の募集を開始しますよー。(笑)

http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html