日別アーカイブ: 2019年12月12日

断熱改修One dayDIY@西粟倉村 元湯

令和元年12月12日晴れ

西粟倉へ。

今日は朝早くから作業服を着込んで、ダンプいっぱいに断熱材を積み込んで岡山県の西粟倉村へと向かいました。今日は朝早くから作業服を着込んで、ダンプいっぱいに断熱材を積み込んで岡山県の西粟倉町へと向かいました。f今年の夏前にBN愛メンバーの堀口さんの紹介で西粟倉にある古民家ゲストハウスの断熱改修の相談を受けており、冬を迎えるにあたって大広間の断熱改修をしたいと申し出がありました。(予算的な問題もあり) とりあえず床をなんとかしたいとの事でしたので、それならDIYでやりませんかと提案し今回の施工となりました。

古民家再生の高いハードル。

古民家や古民家とは言わないまでも築年数の古い建物の再利用をしたいとリノベーションの相談をこのところ非常によく受け付けるようになりました。10年もすれば日本の家屋の3分の1が空き家になると言われている昨今、既存住宅の再利用、活用は建築業界では大きなテーマになっています。しかし、日本の築年数の古い建物は、断熱、耐震等の建物の基本性能が非常に低いものばかりで、安全、快適な空間にすべく本格的にリノベーションすると新築と変わらない位費用がかかります。その大きなハードルのせいでせっかくいい雰囲気の古民家が活用されず朽ち果てていっているのが現状です。

スクラップ&ビルドからの脱却。

SDGsが国連で採択され、世界が持続可能な循環型社会を目指し始めた今、新築至上主義だった日本の住宅業界もスクラップ&ビルドから脱却し、良い建物をしっかりとメンテナンスし、維持管理することで建物の資産価値を損なわないようにしようというのが基本的な流れになっています。はっきり言うと残す価値もない建物もたくさんありますが、できるだけ再利用、再活用する方法を探る必要があると思っており、その方法論の1つがDIYであり、プロの職人の技術や知識を広く住まい手に伝え、正しい方法でのDIYを促進するのが、20年間に渡り職人育成を続けてきた工務店としての私たちの取り組みの1つです。

断熱DIYのレシピ。

そんなこんなで、今回は西粟倉本行の断熱DIYイベントのお手伝いをしてきたわけですが、参加された方々に、非常に勉強になった!ととても喜んでいただけたので以下にその手順や注意点を書き起こしておきたいと思います。今回は畳の部屋の床下の断熱改修なので、当てはまる方も多いと思います。ほとんど電動工具を使いませんので準備も施工も簡単ですし、築年数の古い住宅にお住まいで、冬の寒さをなんとかしたいと思われている方は参考にしていただければ幸いです。

準備した材料。

  • スタイロフォーム厚み50ミリ 20枚
  • 気密シート(日本住環境) 1本
  • 気密テープ  3本
  • スタイロフォームを受け金物 4パック
  • 哲まる釘25ミリと35ミリ各1箱

道具

  • バール(大泣笑)
  • カナヅチ
  • カッター
  • 定規として使う木桟
  • ノコギリ(手ノコもしくは丸ノコ)

施工前の注意点

  • 日常生活でもよく使うカッターナイフですが、実は非常に危険で、プロの職人でもよくカッターナイフで怪我をします。刃を出しすぎないこと、一度で切ろうと思わないこと、端の向かう先に手を添えないことを厳重に守るようにしてください。
  • もう一つは断熱材を床面に敷き詰めた後、ついその上に乗って踏み抜いてしまいます。慌ててバタバタと歩くと足を踏み外しますので根太間に挿入した断熱材には足を乗せないように気をつけて作業進めてください。

作業手順

  1. 畳を上げる。
    施工の最後に畳を元に戻す際、スムーズに戻るように畳の裏に場所が分かる番号を書いておいてください。
  2. 床板をめくる。
    これも畳と同じように番号を打っておくと後で戻すのが楽にできます。床板をめくる際に板についている釘、ネタに残った次の両方をきれいに抜いておくことと、頭が潰れて抜けない釘は金槌で打ち込んでしまってください。
  3. スタイロフォーム受け金物の取り付け。
    ネタの間にスタイロフォームを挿入する受け罪はこの専用金物が圧倒的に便利で、値段の幅が合わない場合は2つに切って使ってください。
  4. スタイロフォーム挿入。
    根太間の寸法は結構バラバラになっていることが多いので、1つずつ寸法をとって定規を使ってカッター丁寧に寸法通りに切ってください。ノコギリでも切れますが、ほとんどゴミが出ないのと誰でもまっすぐ切りやすいのでカッターがお勧めです。できれば壁際の畳寄せの下の隙間も埋めることをお勧めします。
  5. 気密シート敷き込み。
    この工程で床下からの冷気が上がってくるのを遮断します。やりにくければ床板を貼った後でも構いませんが、床下の湿気が気になる場合はできるだけ土間に近いところに設置すべきなのと、床板の固定の際にしっかりと止めれるので先行して敷き込むことをお勧めします。畳の高さより少し控えるところまで立ち上げると尚良しです。
  6. 床板復旧。
    床板をもとに戻して釘で止めつけるだけですが、壁の中まで床板が伸びていた場合は断熱材を挿入した分、両端を聞いとる必要があります。
  7. 畳復旧。
    畳を上げる際に書いた順番通りに戻してください。畳は全て同じ大きさではないのでそれだけが注意点です。

DIY支援やってます!

以上が畳の部屋の床下断熱DIYのレシピです。今回は10名ほどの人数で20畳の部屋を10時から16時半、6時間もかからない程度の時間で完了しました。ちなみに、サーモグラフィーでの検証では、断熱施工前の畳の温度から3度くらいの改善と床下からの冷気が止まって部屋が暖かくなったと言われていました。6畳の部屋であれば3人程度で1日で終わる計算になりますので、ぜひチャレンジしてもらえればと思います。なお、材料は全てインターネットで揃いますが、スタイロフォームや受け金物についてはやたら高くで販売されていたり、性能面での疑問があったりするのでプロに相談して購入する方が良さそうです。神戸近郊の方には道具のレンタルもしておりますし、懇切丁寧な大工の指導員の派遣の相談にも乗りますのでお気軽にお声掛けください。(笑)


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日時:12月16日(月)15時〜18時 終了後懇親会あり
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定員:10名
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