3つのコンセプトとWeb×現場表裏一体論。

平成30年4月13日 晴れ後曇り

仙台から東京へ。

昨夜の国分町では海の幸と日本酒に舌鼓を打ちながら、Y社の施工管理の部課長を相手に建築現場のマネジメント、顧客からの信頼の得かたについて長い時間熱く語り続けました。その余韻を少し引きずりつつ桜が満開の杜の都を後にして、東京へと移動、水道橋のシップ社のセミナールームにて2日間連続となるオープンセミナーを開催しました。シップ社とおつきあいのある企業の経営者をはじめ、古くから私とご縁を頂いていた懐かしい方々にもお運び頂き、満員御礼の大盛況と非常に嬉しい開催となり、熱心にお声がけ頂いた皆様に感謝すると共に、4月の繁忙期に時間を割いてご参加頂いた皆様に無駄な時間を過ごしたと思われることが無いようにと、気合いを入れて熱っぽく3時間語り続けました。(笑)

3つのコンセプト。

セミナーの内容はこれまで通り職人起業塾の研修、勉強会で学んで頂いているマーケティング理論、それを現場に落とし込む実践型現場マネジメントの総論を日本古来から伝わる世界観、商売感に重ね合わせて「不易流行」「一期一会」「三方良し」の3つのキーワードにまとめてわかりやすくお伝えしました。AI、Iotの技術革新とインターネットの普及が急激に進むデジタル革命の本格化、いよいよ来年に迫った消費税の増税、人類が経験した事のない国民の高齢化、若者そして人口減少局面への移行と激動の時代への幕開けと言われるポスト平成において事業を盛り立て、持続可能なビジネスモデルの構築を果たすには、世界で最も企業の寿命が長い国である日本で大事に守られてきた概念を今一度学び直し、顧客から評価を得る唯一の場である現場にその考え方、在り方を落とし込む必要があると思っています。

価値は交流度(=現場コンテンツ)にあり。

私達が提唱している職人的マーケティング論、実践型現場マネジメントの総論と研修を少ない負担で受講してもらえる様にとサポートしている厚生労働大臣認定の助成金の説明のあとは、セミナー会場を提供頂いているシップ社の小松社長に登壇頂き、Webマーケティングについての最新の知見をご披露頂きました。数多くの建築会社、リフォーム事業者のホームページを製作、運営されている同社には圧倒的な情報が集まっており、その情報を分析して新たな施策を立案、実践する素晴らしいPDCAサイクルを持っておられます。そこから抽出されたwebマーケティングの成功の方程式とは、ズバリ「交流度」であるとのことでした。交流度とはホームページを訪問した人が滞在する時間によって計測されるとのことで、交流度が高く、コンバージョンが上がるホームページの特徴は見るコンテンツが多いことであり、その根本は結局現場にあり。と私達の現場主義がWebマーケティングでも非常に有効であるとの結論付けて、今日のセミナーのまとめとして下さいました。

リアルとバーチャルは逆転した。

先日もこのブログで書きましたが、デジタル革命が本格化した現代はリアルとバーチャルの逆転現象が顕在化してきました。新しい人との出会いがあった際、手渡しで名刺とともに会社や商品のパンフレットを貰って興味を持てば、後からインターネットでその情報を検索して深く調べようとします。そこで、ネット上にその人も会社も商品も全く見つけられなかった場合、リアルに会った筈の出会いはまるで幻だったかの様な錯覚に陥り、実在のものではないのではないか?と疑ってしまうのです。ひと昔前まではインターネット上にあるモノをバーチャルと言ってましたが、今では全く逆になってしまっているのです。そんな現状を鑑みると、私達が唱える現場主義もリアルに現場で価値の創造をするだけではなく、同じ情報をネットの中で確認できる様にして、実在性を高める必要があると思うのです。

未だ見ぬ未来の顧客とのご縁に備える。

昔の大工さんは、「いい仕事をして入れば自ずと仕事はやってくる」と言い続け、時代の流れを無視した挙句、元請けの仕事を失い、下請け職人へと成り下がってしまいました。今日のセミナーでも「不易流行」を3つのキーワードの一つとして紹介しましたが、昔から変わらぬ伝統技術も誰もが使う様になったSNSやホームページ等のオウンドメディアを持ち、活用し、発信するのは不可欠です。現場でいい仕事をして顧客からの評価を得て、信頼を勝ち取るのはもちろん最重要ではありますが、それと同時に信頼してくれたお客さんが誰かを紹介してくれた時にリアリティーを感じてもらえる情報発信の習慣を持ち、未だ見ぬ未来のお客様が見に来てくれた時に、確認して貰える準備をしておくべきだと思うのです。そんな現場とWebが切っても切れない関係になった今、次回の仙台、東京の講座からはシップ社の小松社長を講師に招き、現場とwebの連動について詳しくレクチャーして頂く事になりました。研修に参加頂く企業様には大いにご期待して貰いたいですし、私も非常に楽しみにしています。時代の流れに取り残される事のない様、職人起業塾の15回コースの研修、常にブラッシュアップし続けてます☆

今日のアタリマエ

  • 世界で最も企業の寿命が長い国、日本の商売感こそ持続型モデル構築のヒントがある
  • 概念は現場、顧客接点に行動として反映させてこそ価値になる。
  • 建築業の評価の全ては現場にしかない。
  • デジタル革命はリアルとバーチャルを逆転させた。
  • 建築現場にしかない価値もWebに移さなければ無いのと同じになってしまう。
  • オウンドメディアの時代には最先端の技術や知識と昔から変わらない価値の両方を意識して発信すべき。

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「知ってる!でも出来てない」のギャップを埋める。

平成30年4月12日快晴

桜満開の仙台出張中。

今日も明け方に起きだして朝一番の神戸空港発、仙台行きの航空便に飛び乗って東北巡業中。春のオープンセミナー@仙台の最終回を開催しました。前2回(特に4月2日の開催)が日程の設定があまりにも適当と言うか、参加者の都合を鑑みない開催だったのを反省して、明日の東京でのオープンセミナーの開催に合わせて追加で開催を決めたのですが、なんても工務店さんが集まっての健康住宅を考える勉強会の開催日と重なっていた様で、結局当日キャンセルが相次ぎ、少人数の開催となりましたが、その分、内容の濃いセミナーが出来たのではないかと自負しております。私たちの提言は十二分にご理解頂けた様ですし、混迷を深めるこれからの激動の時代に向き合って、行動を起こし、変化することを決意頂けたのではないでしょうか。(笑)

知っていることとできる事の乖離。

ただ、理論が理解できたからといってすぐに行動に移し成果を手に入れることができるとは限りません。知っていることとできることの間には大きなギャップがある事は誰もが知るところで、このギャップを埋めなければ、いつまでたっても成果を手にすることができないのは自明の理、その解決のために私たちが研修事業を行って行動を促し、第一歩目を踏み出すお手伝いをしていると言っても過言ではありません。今日のセミナーでも冒頭に申し上げましたが、経営者なら誰しも、ドラッカーやスティーブン・R・コビー博士、ジェイ・エイブラハムの書籍をいくばくかは読まれていると思いますが、それらの世界最高峰の理論を自社のビジネスモデルに落とし込めて実践できている会社は非常に少ないのが現状です。まさに知っていることとできることの乖離に他なりません。

ギャップを埋めるにはボトムアップ式研修。

その原因を考えたとき、マネージメントやマーケティングの理論を学び、意思決定する者(経営者や幹部)と、それを現場で実践する実務者との距離があることに気がつきます。この距離が時間的にも質的にも大きく影響して、せっかくの素晴らしい理論を学んだとしても顧客接点である現場で実践されることがなく机上の空論で終わってしまいがちなのが今の建築業界の大きな問題だと思うのです。私たち一般社団法人職人起業塾の研修はボトムアップ式に実際の顧客接点の実務者に直接、マーケティング理論をレクチャーして、それを実践するマネジメントの方法をコーチング形式で実務者自ら「アクションプラン」として考えてもらい、その成果を検証しながら実効性のある仕組みへとブラッシュアップしてもらいます。世界最高峰の理論を直接現場に埋め込むことで、上述のギャップを埋めて即行動に反映してもらえる様になっています。

起業できるくらいの高い意識と知識、そして技術を持て。

経営の神様と言われるドラッカー博士は数多くの名言、至言を残されていますが、私が特に深く共感した言葉があります。それこそが、私が社内向けにこの十数年間取り組んできた事であり、職人起業塾のネーミングの元になっている社員への経営者感覚の落とし込み、起業出来るくらいの意識と技術、知識を身につけてもらう為の学びの場の提供です。日々現場で大小様々な選択を迫られる中で、職人、施工管理者等の実務者が経営者と同じ判断基準を持ち、めんどくさい、楽ができるなどという目先の利益に囚われない選択行えれば間違いなく顧客から絶対的な信頼を勝ち取って、「一生御社にお願いします」と言って貰える様になり、LTV(ライフタイムバリュー:生涯顧客価値)を引き受けることができる様になります。これこそが、マーケティングの最も基本的な理論の実践へと繋がると考えています。本日、社員さんと共に熱心に私の話を聴いて頂いたN社長は元々私と同じ考え方を持っていたとのこと。是非、共にボトムアップ式のマーケティングマネジメントを現場で実践して貰いたいと思います。引き続き宜しくお願い致します!

ドラッカーの責任労働者・経営組織論

誰もが,自分を『経営者』とみなして,基本的には経営責任 である重責を全面的に引き受けるというような組織 をつくりあげて指導していく課題もあるのである。(中略、)

基本的な経営責任というのは,自分自身の職務や仕事仲間に対する責任,組織全体の業績と成果に対する自分自身の貢献に対する責任 ,職場社会の社会的な課題に対する責任 のことである

今日のアタリマエ

  • 経営の神様:ピーター・F・ドラッカー、世界一のマーケター:ジェイ・エイブラハム、成功哲学の父:ナポレオン・ヒル、成功への原理原則:スティーブン・R・コヴィー等々、事業や人生を成功に導く素晴らしい理論は書籍によって得ることができる。
  • 経営者の殆どの人が上記の偉人達の上梓した書籍を読んでいる。
  • 知っていることと出来ることは全く違う
  • 建築の現場で実践するのは経営者ではなく職人などの実務者であり、卓越した理論を実践に移したければ実務者自身に学んでもらうべき。
  • ボトムアップ式の学びの場は単発では意味がなく、その成果を検証し、定着させるまでのプロセスが必要。
  • ドラッカー博士が組織論の中で必要だと言われた責任労働者とは起業出来るくらいの人材を育成すべきという、経営者感覚、経営者意識の共有を指している。

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「リフォーム会社ってどうせ詐欺まがいやろ。」を払拭せんといかん。

平成30年4月11日曇りのち雨

チャリティーゴルフコンペ。

水曜日にてすみれ事務所は定休日。私は朝会を大工の大ちゃんに代理出席してもらい、NPO法人兵庫安心リフォーム推進委員会のチャリティーコンペに参加でした。今回も住宅設備機器メーカーや商社の担当者さん、またメンバー各社とつながりのある工事店の経営者など大勢の方にお集まりいただき、賑やかな雰囲気でコンペを開催することができました。当初雨が降る予定で風も強く春の嵐になると言われていた天気も何とか小雨がぱらつく程度でどのパーティーも楽しくラウンドしていただけたようでよかったです。本日ご参加いただきました皆様まことにありがとうございました。

NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会とは。

このNPO活動は地域の工務店やリフォーム外車が集まって消費者が安心してリフォーム工事を依頼できる環境を整えることでマーケット絶対の底上げを図り、地域を活性化していこうと言う試みです。昨年、東京でリフォームの営業マンがお客さんとトラブルになり挙句、そのお客さんを殺害、家の床下に埋めていたと言うとんでもない事件があり、先月その犯人に懲役十四年の判決が言い渡されると言う事件がありました。ありえないようなひどい話で、リフォーム業界がどうこうという問題ではなく、その犯人に問題があったとしか思えませんが、判決が下った報道学が出た後、ネットで検索してみるとそこに一般の方が書き込んでいたのはやっぱり業界が悪いと言うことでした。

リフォーム会社は皆詐欺まがい。

「工務店の営業で営業の最底辺やろ。」とか、「見知らぬリフォーム会社に頼むとろくなことにならない。」とか、また報道では伏せられていたその犯人の所属していた会社を執拗に追求する書き込みに対して社名を暴露する人がいたり、要するに「リフォーム業に従事するものはろくなもんがおらんし、リフォーム会社など詐欺みたいな商売をしている」と一刀両断に断じられてました。そのような書き込みを見て憤りを感じるとか、悲しいとかよりもこれが世間様の我々に対する見方なのだと背中がぞっとするような思いがしました。

悪評は強調され拡張される。

改めて言うまでもないですが、この事件のような問題を起こす業者などほんのごく1部ですし、大半のリフォーム会社は地域に密着して信用と信頼を集めながら地道に真面目に営業をされています。しかし、自分たちの口でいかに真面目にやってますと声を張り上げたところでインターネットを検索してみるとそのようなネガティブな意見が山のように溢れており、どちらが本当かを考えたとき、必ずしも業者側が言うことを真に受けてもらえるとは思いませんし、どちらかと言うと第三者の意見に近いネット住民の声の方が信憑性があったりします。

リアルとバーチャルの逆転現象。

非常に恐ろしいことですが、一昔前はネット上のことをバーチャル、実際に現実世界にあるものをリアルと言っておりましたが、最近はインターネット上のものと、実際にあるものがどちらがリアルかと言うとインターネットで検索できるものの方がリアルになって来ていると思っています。初対面の人に名刺を渡され、帰ってからその会社をインターネットで調べてみると言う行動は一般化しており、そこに全く情報がないなんて今時考えられない、Googleに出てこないものは現実社会にはないものだと言う判断をされるようになったと思うのです。

リフォーム会社は大体怪しい。

そんなふうに考えると、リフォーム業界のネット上の悪評は、そのままリアルに私たちのような業者の信用度の失墜につながります。実際に上述したような事件がごくたまにではありますが実際に起こっているだけで、全くでたらめな情報が流されているわけではないのも事実なのです。娘が中学生の時いじめにあい、同級生に「高橋の家はリフォーム屋やし大体いかがわしい」と言われたのを思い出します。しかし、リフォームを行う工事会社は地域の住宅インフラを整える重要な役割を担っており、安心して工事を依頼できる環境にないのは地域にとっての重大な損失にもつながります。日本業界と地域の両方が良くなるように安心して工事を注文できる工事店の存在を知らしめるとともに、工事を依頼する会社の選定の基準や情報を消費者に提供することを目的として私たちは手弁当で地道なNPO法人活動を行っていると言うわけです。

ご理解ご協力ご賛同に心から感謝します。

幸いなことに、住宅設備機器メーカーや商社等、多くの方にご賛同いただき、少しずつ賛助金を頂いたり、メンバーが持ち寄った運営資金で、自治体と協力しての消費者向けの啓蒙セミナーや、リフォーム会社の品質や知識の向上のための勉強会を継続して続けさせてもらっています。一昔前の訪問営業会社による悪徳リフォーム事件、耐震偽装事件、今回のリフォーム営業殺人事件と度重なる建設業界の信頼を失意させる事件が定期的に起こりますが、それでもほとんどの会社は真面目に一生懸命モノづくりに励んでいることを理解してもらえるように活動を続けていきたいと思います。賛助会員の皆様、引き続き宜しくお願い致します。

今日の当たり前

  • (私もそうですが)建築業界には学歴社会からドロップアウトした人が多いのは事実。
  • だからといって悪い人が多いわけではない。
  • インターネット上の情報がリアルになり、現実社会は信用性を失っている。
  • ネガティブな情報は拡散されやすいが、ポジティブな情報は認められにくい。
  • 建築業界の信頼回復には地域での地道な活動が必要である。
  • 地域からの信頼を得るには、誠実、意図、力量、結果の4つの核を底上げしなければならない。
  • 技術や知識を研鑽する団体が情報共有しながら活動を続ける

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コンセプトの時代やで。

平成30年4月10日晴れ

火曜日は朝活の日。

今日は昨日のJBN京阪神木造住宅協議会の研修に参加&2日目の今日は弊社に来訪して元祖職人起業塾の雰囲気を味わってみたい?と熊本からわざわざこられている【第7期】職人起業塾@福岡の卒塾生、西田くんと齋藤君の2人を、せっかく学びに来たのなら出来るだけ多くの勉強の場に参加してもらおうと神戸倫理法人会のモーニングセミナーへ誘って一緒に参加。朝から姿勢を正し、原理原則の17箇条を唱えて気合を入れました。2人とも倫理法人会のモーニングセミナーには初めての参加との事でしたが、何十年も立派に会社を続けて来られた経営者の方々が朝早くから大勢集まって、アタリマエの事=原理原則を生真面目に学んでいる様子には驚かれたようで、いい勉強になったと喜んでくれていたようです。朝起きした甲斐があったと私も喜びました。

はじめに言葉ありき。

今日のモーニングセミナーは宇都進主事の講話でテーマは「明朗心」と、明るく朗らかに生きること、在り方を持つことで人生は良き方向に進んでいく、そして、前向きな思考で想いを口にすること、書き表すこと、誓うことで思考は言霊となり実現するとのことでした。ナポレオンヒルの「思考は現実化する」に著された成功理論やスティーブン・R・コヴィー博士の「全てのものは2度作られる」と言われたのと同じ、思考しなければ始まらないと言う原理原則を分かり易く話して下さいました。そんな講話の中で柳生宗矩が示した柳生家家訓のお話がありました。「小才は、縁に出合って縁に気づかず。中才は、縁に気づいて縁を生かさず。大才は、袖すり合った縁をも生かす」と、人とのご縁に気付くことの重要性を説いた言葉ですが、ノリと勢いで神戸に勉強に来て、そこで予想していなかった倫理法人会のモーニングセミナーに参加することになった二人の若者には是非ともこの類稀なご縁に気づき、広げて貰いたいものです。(笑)

怒涛の質問攻め。(笑)

昼からその若者2人に来社いただきました。定番のおすすめラーメンを食してもらってからすみれ本社にて元祖職人起業塾の雰囲気を味わってもらうとともに、この2月に最終講を迎えたばかりの半年間の研修で策定したアクションプランの進捗についてヒアリングとアドバイス。このように研修を終えた後も学びを継続し、行動、習慣を継続させようとする高い意識を維持してもらえると、私としては塾長冥利に尽きるというか本当に嬉しいことで、私が知っていること、分かることについて精一杯答えておきました。また、ついでに?その他にも私への質問が山のようにあったようでおもむろに取り出したA4のコピー用紙2枚にびっしりと書き綴っていた質問にも資料や参考図書の紹介を交えながら丁寧にレクチャーしておきました。中でも一番喜んでくれていたのは、研修期間中に策定したアクションプランが定着してのを受けて更に先に進めるべくHPのリニューアルを検討されているとの事で、そのアドバイスを求められた事だったようです。

これからはこれまでの延長線上じゃない。

IT、デジタル革命が本格化して世の中は大きな変化を遂げました。中でもweb関係は特に激しく変容しこれまでHPを作り込んで検索エンジンに見つけてもらい、訪れた人に問い合わせや資料請求をしてもらうと言う流れは崩れ去り、こちら側からSNS等を使って積極的に発信をしてネットの大海に情報の種を泣き続けることでユーザから見つけられ、つながりを持ってもらうと言うステップに移行しています。ここで重要なのは、そのネット上に撒き散らす情報が入るものからとって有意義なものか否か、であり、売り込みではなく情報として認められる日が以上に重要です。ウェブ業界がコンテンツマーケティングに移行したと言われる所以です。

で、ホームページを作り直していると言う彼らに話を聞くと「私たちの世界観を表現したい」という言葉を何度も繰り返しておられました。見た目がおしゃれでかっこいいのは最低限当たり前になっていて、いかにユーザ目線で見て訪れる価値があるかに焦点を合わせなければ意味がありません。少し厳しいようですが、それじゃぁマーケティング理論を学んだ成果が全く出ていないと厳しいアドバイスをしておきました。我々が目指すべきはお客様にとってかけがえのない存在になることであり、卓越した立ち位置を作り上げることです。そのためには自分たちの商品サービスに惚れ込むのではなく、惚れ込む相手はあくまでも顧客様のはずです。その視点なくしてコンテンツビジネスは成り立ちません。

顧客に素晴らしい体験を!

若く優秀な2人は私の指摘を聞いてはっと目が覚めたように自分たちが誤った方向に進んでいることに気が疲れたようで、もう一度、自分たちが進んでいくべきコンセプト「ずっと楽しい暮らしを提供する」に即した商品やサービスの開発とともに、そのコンセプトを伝えるホームページ作成へと舵を切られるとの事でした。スターバックスがおいしいコーヒーを提供するカフェからサードプレイスと言う安らげる場所を提供するというコンセプトを打ち出して世界中で認められたように、顧客のに素晴らしい体験横堤供するというコンセプトなくしてこれからのビジネスは立ち行かなくなる。お二人にはUXデザインの思想の簡単な説明とともにコンセプト思考、コンテンツマーケティングの基本的な考え方を十分ご理解いただけたように思います。アクションプラン次々にブラッシュアップして大きな成果を手にしてもらいたいと思います。西田くん齋藤くんがんばってくださいね。

今日の当たり前

  • 情報革命は既に本格化している。
  • これからは今までの延長線上にない。
  • ユーザが興味のない売り込みをしたところで意味は無い。
  • ユーザが求めているのは問題解決であり、情報提供。
  • 発信すべきは顧客にどのような素晴らしい体験を提供しているか。
  • 時代はプロダクト、サービスからコンセプトの提案へ。

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手刻みの伝統をオウンドメディアで伝える。@不易流行

平成30年4月9日 晴れ

嬉しいご紹介。

昨日までの米子の寒さとはうって変わって神戸の朝は麗らかな春らしい一日となりました。今日は朝から協力業者としてお世話になっているM会長から神戸で飲食チェーンを展開されている取引先の経営者を紹介したい、との申し出を受けて神戸の山の手にあるその会社に訪問、自己紹介と共に私がどの様な想いで事業に取り組んでいるかを話させて頂きました。それにしても、「三方よしの経営」を目指している私にとって、協力業社さんからお客様を紹介して貰えるのは同じ建築のプロである業者さんから一定の評価を頂けたという事であり、本当に嬉しい事です。これを機会にご紹介頂いた先様に何かしらのお手伝いが出来るいいご縁が広がれば幸いです。M会長、本日は本当にありがとうございました。

ファイヤー村田氏来神

昼からはJBN京阪神木造住宅協議会の総会と研修会を開催しました。この団体で私は副会長の役を拝命しており、運営側の立場で会員の皆様に団体に加盟している価値を感じて貰いたいと思っており、特に研修会のコンテンツには毎回心を配っておりまして、今回は九州熊本から行列が出来る工務店として有名で100年を超える歴史と昔ながらの手刻みによる在来工法で魂に刻み込み家づくりを行なっておられるファイヤー村田こと村田工務店の村田英樹社長を招聘して如何にして一年以上先までの着工予定が埋まるほどの人気を博しているかの要諦を話して頂きました。

禍福は糾える縄の如し

ファイヤー村田氏とはJBNの大工育成部会でご一緒させて貰ったのが縁で、初めてお会いしたのは熊本の震災後、私が熊本入りして友人の会社のお客様先の応急復旧に走り回っていた頃でビールケースを担いで陣中見舞いに訪れた時でした。それから公私に渡りいいお付き合いをさせて頂いています。そんな風に考えると、阪神淡路大震災も同じですが、多くの方が尊い命を失った震災は辛く厳しい出来事ではありましたが、未来を見据えて行動するキッカケでもあり、そこから新たなご縁を頂けて、それが広がり、同志の様な感覚の仲間が多く出来たことを思えば悪いことばかりでは無かった様にも思えます。

本当の強みは外から見てもわからない。

そんなファイヤー村田氏の講演は文字通り熱かった!(笑)一般的には4代続く100年の伝統と大工による魂を刻み込む手刻工法を強みと打ち出されている様に取られていますが、村田工務店の本当の強みは、確かな技術と実績に裏付けられている上での村田社長の柔軟な感性と類まれなる行動力、発信力に他なりません。一見、私たちすみれ建築工房とは全く違うビジネスモデルのように見えて、村田工務店に依頼をされるほとんどの方がファイヤー村田氏のブログを見て裏表のない村田社長の人柄に好感を持っておとずれるとの事。要するに昔気質の技術一辺倒のいわゆる大工工務店とは一線を画す、オウンドメディアをフル活用して情報発信力に強みを持つ最新のテクノロジーと仕組みを駆使した工務店と言うことになります。一言で言っちゃうと、ブログ工務店、(規模感も業績も違いますが、)すみれと同じです。(笑)

不易流行。

ここ最近、私はオープンセミナー等で日本に昔から根付いてきた商売感、思想こそがマーケティング理論の根幹を表す概念だと言い続けておりますが、まさにファイヤー村田氏の10年間にわたるブログでの情報発信の取り組みは古より変わらないものと最新のものを組み合わす、松尾芭蕉が提唱された不易流行の概念を現代に体現する取り組みです。赤裸々にご自身が取り組まれたこと、変化を受け入れた体験を語って頂けたのは本当に魂に響く素晴らしい講演でした。村田社長、本当にいい勉強させていただきました。遠路はるばる神戸まで起こしただき本当にありがとうございました、そして今後ともよろしくお願いいたします。

今日のアタリマエ

  • 時代は大きな転換期を迎えている
  • これまで強みとしてきたことは埋没していく
  • 変化に対応するには時代に則した手法を選択する情報収集、柔軟性が求められる
  • 古から変わらぬもの、新たに取り入れるものの両方を大事にすることがイノベーションに繋がる
  • 世界で最も企業の寿命が長い国は日本。世界最古の企業も日本にある。
  • 不易流行、マーケティングの重要な概念は全て日本古来の思想、価値観にある。

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平成30年4月8日 雨

人生初の米子に滞在中。

鳥取ナンバーワン商社のみよし産業主催のイベント「春展」にセミナー講師として招かれ、今日と明日の2日間、一般社団法人職人起業塾のPRブースに詰めています。この春展は毎年恒例のイベントとのことですが、初日の今日の来場者は1000名近くにも及び、工務店、建設会社の方々のみではなく子供連れの地域の方も数多く足を運ばれDIYコーナーや綿菓子などの縁日っぽいブースで楽しまれていました。その盛況ぶり、またイベントを取り仕切っておられる若い社員さん達を見ながら、少子高齢化の波に飲み込まれ、2040年には日本中の自治体の半数が消滅すると確定しているとされるこれからの日本の地方都市もまだまだ捨てたものではない、元気一杯の企業が盛り立てて行けば、再度人口が増えるとか、経済成長を続けることはできなくても地域ごとにちょうどいい規模の持続可能な循環型社会に帰着することができるのではないかと一筋の光を見た気がしました。山陰の地方都市、侮れません。

山陰おそるべし。

人生初の米子で驚いたことは思っていたよりずっと寒いこと。米子駅に降り立った時から冷たい雨が降り続いておりましたが、なんと4月というのにそれが雹になり、遠くに見える大山は真っ白に雪に覆われておりました。神戸では桜も散ってすっかり春本番ということでそんなに寒さが戻ることはないだろうと侮っていた私はスーツの上に羽織るものなど持って来ておらず、イベントを終えた後の懇親会では薄着のまま繁華街をウロウロして寒さに震えることになってしまいました。山陰おそるべし、です。(笑)
その米子の繁華街は昭和の風情が色濃く残ったしなびた感じの街になっており、地元の造り酒屋の蔵元がやっておられる居酒屋で地酒と地ビールを堪能、ひょんなご縁を頂いてなかなか訪れることのない全国各地の地方都市に呼んでもらえることの有り難さを噛み締めました。ご縁に本当に心から感謝感謝です。

山陰に職人改革のタネを蒔く。

肝心のセミナーの方も多くの方が聴講して頂けて、数名の方に私たちが行なっている研修に興味を示してもらうことができました。ただ、いつもは3時間のオープンセミナーで話している内容をそのまま1時間にまとめたショートバージョンでお伝えするのは物理的に難しく、掻い摘んだ要点のみをお話しすると共に、あとはSNSで繋がって無料で提供しているコンテンツをご覧ください。とお願いをしておきました。セミナー終了後、早速、書籍「職人起業塾」を購入頂き、Facebookで申請を頂いた方には非公開のSNSにご招待をしておきました。「社内勉強会で活用させてもらいます!」と言ってくれておりましたので、きっとこれから少しずつマーケティング的思考を深め、実業に活かしてもらえると思います。これまで繋がりの薄かった山陰に少しだけではありますが、職人起業塾のミッションである現場から建築業界を変えるタネを蒔く事が出来たのは未来に向けて大きな収穫となりました。

全て無料の研修事業やってます!

今回のセミナーの中で、私たち一般社団法人職人起業塾の活動を分かりやすく説明するのに、「誰でも、何処でも、何時でもマーケティングを学んでもらえるコンテンツを公開している団体です」と申し上げました。そして学んでもらうマーケティングの定義は「一切売り込みをしなくても売り上げができる仕組み」としており、継続した学びとその実践を絶やさなければ確実に自社独自のマーケットが形成されて、持続可能なビジネスモデルに近づいていける。それらを全て無料で提供しているとお伝えしました。
神戸で行なっているリアルな勉強会(グループコーチング)は開始から5年間ずっと無料ですし、その内容はppt資料から塾生の振り返り、実践例、参考図書まで集約して非公開のSNSページに集約し、希望される方には何時でも閲覧できるようにしています。そしてその内容をカリキュラムにした半年間15回の研修は厚生労働大臣のみん亭研修となっており、殆どの方は研修費は全て助成金で返って来ます。また、メールマガジンでは昨年新建ハウジングプラスワンで連載していた実践型現場マネジメント・マーケティング理論をリライトして1週間に一度お届けするサービスも無料で行っています。要するに、私達、一般社団法人職人起業塾は全てのコンテンツを無料で提供する団体という事になります。(笑)

事業の全ては理念の実現のためにある。

何故そんなことをやっているのかと言うと、創業時から私が掲げているミッション「職人の社会的地位の向上を図る」や、すみれ建築工房の理念「モノづくりの本質、作り手を守り育てて地域社会に貢献する」を実現する為であり、我々が行っている全ての事業活動の目的だからではありますが、無一文の徒手空拳から事業を始めた大工上がりの素人経営者の私が曲がりなりにも20年間事業を続けて来れたのは、先輩経営者の皆さんに様々な教えを頂き、マーケティングを学んだからに他ならず、頂いたご恩を返す代わりに多くの人に送りたいと思うからです。特に、職人や施工管理といった現場実務者や私と同じような大工上がりの経営者にほんの少しでも未来を標榜してもらえる様にお手伝いが出来れば本当に嬉しく思います。

(信頼関係のある)集客があらゆる問題を解決する。

そもそも、私たちが提唱しているマーケティングというのは(実践はともかく)基本的な理論はいたってシンプルかつ簡単で、誰にでも取り組めて、取り組めば必ず成果に繋がるものです。あらゆるビジネスに共通して言える、売上は顧客数×単価×購買頻度で決まると言う方程式の顧客数を増やす部分に焦点を当て、量ではなく質を上げる、信頼関係に基づいた集客を必要な数だけ集められるようにする。ただそれだけです。そのためにまず自分自身の在り方を正し、それを顧客に伝え、信頼関係を構築、持続させる仕組み作りを考え、行動に移し、定着させるのみ。それぞれの会社や人がが顧客にとってかけがえのない存在になるようにするだけです。今日もその概念を胸に刻んでくださいと、古くから日本に伝わり、大事にされてきた3つのキーワードにまとめてお伝えしました。現場で作ったモノしか最終的な評価を得られない建築業界で現場で働く実務者がこれらを常に意識して顧客満足を積み重ねることで働き甲斐のある、そsて幸せに働ける環境を手に入れてもらえる一助となれば幸いです。

3つのキーワードと建築実務

  • 【不易流行】情報、IT技術革新と原理原則の融合。現場実務者によるリアルな価値の情報発信
  • 【三方良し】在り方で影響力を拡大し集客の質を変える。職人、協力業者との理念の共有と実践
  • 【一期一会】顧客接点、現場主義、習慣で未来を作る。現場実務者によるコミュニケーション、マネジメント

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あんた、ほんまに信頼できる人間か?

平成30年4月5日 曇り

職人起業塾@大阪

今日は終日大阪。【第八期】職人起業塾の第7講の講師役としてTOTO大阪ショールームのセミナー室に詰めて一日中熱く語り続けました。15回の講座の折り返しとなる今回でマーケティングの基礎理論のレクチャーは殆ど終了、後は学んで貰ったマーケティング的な考え方を元に塾生さん達それぞれが。それぞれの立場に立って未来の売り上げを作るアクションプランを策定し、実践、そしてその行動の検証を繰り返してブラッシュアップして効果性の高い仕組みを構築してもらいます。

売り上げの方程式

売り上げを作る、伸ばすにはなんとなく頑張るなどという曖昧な事ではなく、売り上げの方程式に則って具体的かつ綿密な計画を作り、実践と検証を繰り返す事が必要です。ちなみに、売り上げの方程式とはあらゆるビジネスに共通でお好み焼き屋でもメーカーでもコンサルタントでも例外がない法則で、

売り上げ=顧客数×単価×購買頻度

の単純な式で表されます。売り上げを増やすには、新たな顧客と取引を始めるか、一度の取引の金額を上げるか、顧客と繰り返しの取引を行うかのどれか、もしくは全てについてアクションを起こさなければなりません。

信頼性なくしてマーケティング無し。

職人起業塾の研修では建設現場の実務者に上述の売り上げの方程式の中から自社に必要な部分を選定してもらい、それを増やす為の自分なりのアクションプランを考えて貰います。しかしその前に押さえておくべきはマーケティングとは一時的な売り上げ増を目指すのではなく、一切売り込まずに売り上げを上げ続ける仕組みであり、その根幹にあるべきは絶対的な信頼性、本質的な価値提供がなされる大前提をクリアしなければなりません。今日の研修では塾生一人ひとりに自分にどれくらいの信頼度があるかを数値化し、検証してもらいました。

君の信頼度は何点や?

信頼というごく一般的、日常的に使われる言葉はその評価が人の心の中にあるということで、曖昧になりがちですし、やもすれば自分はちゃんと仕事をしている、信頼されている筈だと自己満足に陥る事も少なくありません。「私の信頼度は何点ですか?」と顧客や取引先に訊くことも無ければ、訊いたところで正確な答えを返してもらえるとは限らず、ぼんやりとしたまま流されてしまいがち。これではマーケティングを組み立てるにあたり大いに支障をきたしてしまいます。
そんな訳で、少し厳しい様ですが塾生さん達に信頼を構成する4つの核に細分化して100の質問を投げかけ、自分の信頼度を数値化して向き合ってもらいました。皆さん厳しい現実を目の当たりにしてと戸惑うとともにこれから取り組まなければならない事の多さにダメージを受けておられたようですが、これも現実です。(笑)

信頼の4つの核。

ちなみに信頼とは、誠実、意図、力量、結果の4つの核で構成されており、その全てが一定の評価を得て初めて信頼を得ることが出来る状態になります。先ずはその状態を作り上げることがマーケティングに取り組む大前提にあり、マーケティングアクションとは信頼を得る状態管理とセットだと言うのが職人起業塾でレクチャーしているマーケティングの基本的な思想です。この信頼の核には職業人としての経験を積まなければ体得できない年月がかかるものもあるだけに一朝一夕で信頼を得られる状態になったりはしませんが、出来ない事を嘆いたところで何にもなりません。信頼を得るのに必要な資質の欠落した部分の補完の含めて、それぞれの立場で今できることに集中、コミットしてもらい、未来を見据えて実践を積み重ねてもらうようにしています。

「頑張る」みたいな上っ面の目標なんかいらんねん。

今日の講座では、信頼度の数値化を通して、自分自身が如何に信頼されるに足らない人間なのかを正視してもらいました。若手の職人などは打ちのめされたような気分になったでしょうし、マーケティングを語る資格などないことを自覚して暗澹たる思いを抱いたと思います。しかし、弱みや欠落した部分に目を瞑り、「出来る範囲のことを一生懸命頑張る!」なんてぼんやりとしたやる気をコミットしたところで、多分なんの変化も進歩も発展もありません。マーケティングのアクションプランの策定は売り上げを伸ばす前向きな問題解決と共に本当は隠しておきたい自分の弱みを補完する継続的な取り組みがセットでなければならないと考えています。大阪の職人起業塾も折り返しを迎えたことで、これから現場実務者が自ら考え、行動し、結果に結びつける研修の先行きが非常に楽しみです。第八期生の皆さん、期待してまっせー。(^_^)

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大丈夫です。ほど怪しい言葉は無い。

平成30年4月4日晴れのち雨

第2回四辻杯コーチングゴルフ

今日は水曜日にて、すみれ事務所は定休日。私は本来朝活BNIの日ですが、ゴルフシーズン真っ只中と言うことでスタッフ佐藤君に代理出席を頼み、14年前からずっとお世話になっているビジネスコーチ四辻さんの主催する、コーチングを受けている者のみ限定のコンペにお招きいただき、参加してきました。朝から春の暖かな風が吹く晴天で、3月と言うのに気温は25度位まで上がり、満開の桜を愛でながら最高のコンディションの下で心やすいメンバーとラウンドを楽しみました。

紹介マーケティングの破壊力。

今日のコンペに参加しておられたのは、ほとんどが建築業界の経営者で、すべて私を起点とする紹介の紹介でつながっている知り合いばかりで、このブログを読んで一番初めに私にコーチの紹介を依頼されたO社長が朝活BNIの活動に参加されたこと、すみれ本社で行なっている職人起業塾に四辻コーチが参加されていること等、四辻コーチがコミュニティーに関わられたことで一気に増えたこともありますが、14年前に私がコーチングを受け始めた時から考えると信じられないほど多くの方が当たり前にコーチングを受けられる世の中になったものだと若干の驚きとともに、改めて紹介の連鎖がビジネスを劇的に変えて持続継続を可能にするビジネスモデルを構築すると言う破壊力を思い知った次第です。

建築の仕事はとにかくダンドリ八分。

ゴルフコンペを終えた後は、すぐ近くで本日着工を迎えた工場の事務所改装工事の現場へと立ち寄りました。担当大工の大ちゃんは明日職人起業塾@大阪の研修に参加することになっており、新卒3年目になるたくみくんが明日1人で現場を進めるとの事だったので、明日の段取りの確認をどのように行っているかに興味を持って見に行きました。現場に到着するとそろそろ作業を終えて後片付けに入るところで、「明日の準備は万端か?ダンドリできるか?」とたくみに聞いてみると、すぐさま帰ってきた答えは「大丈夫です」とかっこいい返答でした。しかし、あまりの即答に私としては「ホンマかいな、と若干の違和感を覚えたのでした。

 

詳細までのシュミレート。

私は自分自身が職人として働いていた時の経験から、段取り8分と言われるように事前、前日にに如何に細かなところまでイメージを膨らませ、詳細を確認してから作業に入ることの重要性をくどい位に言い続けています。たくみにも、「何がどのように大丈夫か言ってみろ」と、1人で現場に到着してから帰るまでの段取りを事細かに説明させてみました。現場の養生の範囲、材料搬入の方法、材料を置く場所、墨出しの順番、道具の選定と用意、開口部等の細かな寸法の確認、間柱の固定の方法、プラスターボードを貼る順番と張り出しの位置、プラスターボードのジョイント部の処理等々、1つずつ細かく聞いていくと案の定あやふやな部分が多くあり、「ほんまに大丈夫か?」と、何度も繰り返し訊くことになりました。

作業量と時間軸の目標設定。

ひょっとしたら、私が現場でネチネチとたくみに訊いていた事は帰りの車の中で先輩に事細かに聞くつもりだったのかもわかりませんが、それでも現場を出る前に実際のものを見ながらイメージしたほうが絶対に間違いがないのは火を見るよりも明らかで、その意味では私が現場に行って口うるさく問い続けた事は決して無駄ではなかったように思います。
ひとしきり作業の工程をシミュレーションした後は、それぞれの作業をどれぐらいの時間でするのかを問い質しました。本人曰く、10時までには材料搬入を終了、3時までには木下地工事を全て終えて、一面のボード張りぐらいまでは18時の定時には終えるとのこと。面白そうなのでその目標通りに進めたかを休憩時間ごとに写真を撮って先輩の大ちゃんに報告するように言いつけておきました。

習慣化が鍵を握る。

ここ近年は私はできるだけ現場に行って細かな指示などはしないようにして、若衆の教育も含めて担当者に任せる様にしておりますが、毎日3年生、4年生の若手の職人が明日の作業の確認を事細かに行い、それを何時までに終えると目標を立ててコミットし、毎日その達成を繰り返すようになれば一気に技術的な成長が進むのは間違いないと思います。明日の作業の進捗、目標達成の具合を詳細まで訊いたりするなど、これまで「大丈夫です。」と言っていたのに任せて(見過ごして)おりましたが、もう少し細かな目標設定とその検証を行ってもらうような仕組みを作りなんとか習慣に落とし込んで貰いたいもので、それができるなら若手大工に1人で現場をまかせる機会を増やしてみようかと思います。今は私と若衆との間で全く共通認識になっていない「大丈夫」というぼんやりした言葉が違和感なく同じ認識になるようになれば、彼らにとっては大きな飛躍を遂げることになりますし、会社としても非常に喜ばしいことです。とにかく、明日はたくみに有言実行でやり切ってもらいたいと思います。期待してまたいと思います。(笑)

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陸奥の武将に学ぶトラブル対処法。

平成30年4月3日曇り後晴れ

職人起業塾@仙台開講へ。

今日は仙台からスタート。昨日の職人起業塾のオープンセミナーは私の日程設定の失敗で2018年新年度の実質スタート日にセミナーを開催するという暴挙?に出てしまったせいもあり、当日4社ものキャンセルが出てしまいましたが、そんなハードな日程にご参加頂いた方々は皆さん非常に熱心な方ばかりで、3時間にも及ぶ私の原理原則に基づいて当たり前のことをやりきる事で根本的な問題解決を目指していきましょう!という職人的マーケティングの提言、提案に賛同してくださり、このブログからセミナー参加の申し込みを頂いたK社長などはその場で15回コースの研修への申し込み書を記入、提出下さいました。セミナー後の懇親会でも以前から参加表明を頂いている上野社長をはじめ、大工育成に取り組まれている2名の若手経営者から参加の表明を頂くなど、講座の最低催行人数達成への目処が立つ、非常に実りの多いセミナーとなりました。憧れの東北、陸奥の地で共に学ぶ仲間が出来る事を心から嬉しく思います。皆さま、本当にありがとうございました。6月からの職人起業塾@仙台でお会いできるのを楽しみにしています!

新住協関西支部研修会

朝の飛行機で仙台を後にして、昼前には神戸空港に帰って来ましたが、神戸には戻ることなくそのまま大阪のTOTOコラボショールームで開催されていた新住協の研修会に参加しました。日本の断熱施工の父、鎌田先生が研究室を構えておられた室蘭工業大学のある北海道から始まって、全国に信者、いや、会員が広がって各地で頻繁に断熱気密施工を中心とした勉強会が開催されているこの団体、その中でも比較的温暖な関西で、この勉強会が非常に盛り上がっており、毎回50名の定員が超満員になる盛況ぶりです。
そんな大人気のマニアックな勉強会へ参加したのですが、今日は住宅性能の話は半分くらい、工務店の活動発表では姫路のクオホームさんのweb、SNSマーケティングの取り組みを公開してくださいました。ブログによるコンテンツマーケティング、コンバージョンはメールアドレス取得に全て集約、Twitterでの質問箱、動画コンテンツの作り方と運用方法、写真だけではないインスタグラムの更新、facebook広告の使い方など、工務店の営業の方が行われるレベルを遠く突き抜けて、異次元のwebマーケティングの理論構築、導線設計でした。非常に勉強になりましたし、参考にさせて頂きたいと思います。本田さん太っ腹の公開、有難うございました。

歴史小説に学ぶ。

さて、昨日のブログで陸奥の武将の物語に学ぶことで、超大手企業に立ち向かう私たちのような中小零細企業の戦い方のヒントを得ることができると書きましたが、その辺りをもう少し書いておきたいと思います。

ほんの数年前までのべつまくなしにビジネス書を読み漁っておりましたが、ここ近年はそれを改め、小説ばかりを読むようにしています。特にある程度史実に基づいた歴史小説が多いのは単純に面白いと言うこともありますが、実際の仕事の上で役に立つことが非常に多く、薄っぺらいビジネス書とは比べ物にならない程、人生の糧になると思える様な示唆に富んでおり、歴史上の人物が過ごした人生を読書を通して間接体験することによってリアルな人生の質を向上させることができると思っています。

トラブルは正論と正論のぶつかり合い

少し前に、私が代表を務める団体で事務方と会員さんとのあいだでトラブルが起きたことがありました。ありがちなことですが、どちらの言い分もある側面では正しく、お互いに世論をぶつけ合い出口がなくなる状態に陥りました。責任の所在を明らかにしようとしても、お互いの主張を声だかに繰り返すばかり。言い合うほどに溝が深まり、どんどんと泥沼化していきました。当事者同士が激しく攻め会うのを傍目から見ていた私は一応、会費を取引する立場として何とか収拾をつけようとあれこれと頭をひねりましたが、双方の言い分が分かるだけになかなかいい案は浮かびません。どうしたものかとほとほと困ってしまいました。

阿弖流為に学ぶリーダーのあり方。

そんな時、夜な夜な読んでいた小説が高橋克彦さんの陸奥三部作の「火怨」でした。今もなお語り継がれる東北のヒーロー、アテルイは縁の国衆を朝廷の侵攻から守るため、幾度と無く朝廷軍を戦場で撃退した後に、蝦夷の中で孤立するように策を練り、敵の敵は味方の論理を使って自分以外の蝦夷の領主たちを朝廷側と通じさせ、自分の首を坂上田村麻呂に差し出すことで東北全体を守ることに成功します。その物語を読んでいてハタと気づき、上述のトラブルの解決方法を思いつきました。それは、責任の所在を全体をまとめるべく立場にある私だと明確にして、私が全員に謝罪することで解決策を受け入れてもらおうと言うものでした。

阿弖流為と同じ決断。

「トラブルの責任は全て私にある、申し訳ありませんでした。」とメンバーさん全員に謝罪のメールを一斉送信したところ、そもそも同じ理念のもとに集まったメンバーだけにすぐに和解してくれることとなり、一見落着と着地点を見いだすことができました。アテルイの生き方、全体を俯瞰した策の立て方、大勢の人を引っ張って行くリーダーとしてのあり方を学び、最適の解決策を見出せたのは本当に勉強になりましたし、その時の出来事と対処法は今後の人生においても大きな糧を得たように思います。何より、憧れの歴史上の人物と全くレベルが違うにしても同じようなシチュエーション、同じ様な判断を現代に生きる自分でもできる事は非常に大きな学びとなりました。高橋克彦さんの陸奥三部作、ご一読を強くお勧めします。

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阿弖流為、九戸政実、藤原経清に学ぶ地域工務店の戦い方。

平成30年4月2日 晴れ

2018年度スタート。

1月はいぬ、2月は逃げる、3月は去る。と言いますが正にその通り、2018年もあっという間に四半期が過ぎて今年も残すところ4分の3となり申した。今日は新卒採用をされている会社はこぞって入社式を執り行われており、SNSをのぞいてみると初々しい若者の希望に満ちた笑顔いっぱいの写真が溢れておりました。すみれでは3年連続で大工志望の新卒の若者を受け入れてきたこともあり、今年の採用は見送って、先ずは新卒三年生、二年生の戦力化を整えてから学生の採用を再開する予定となっており、年度のはじめとなる今日も何の特別なこともなく、私といえばいつものように夜明け前から飛び出して仙台へと弾丸出張へと飛び立ちました。

職人起業塾オープンセミナー、ポスト平成の歩き方。

仙台では、建築事業者の実務者向け研修、職人起業塾全15回コースの募集を絡めたオープンセミナーを開催して、年度の初日となる忙しい日にも拘らず10名程の経営者、幹部qの方にお集まり頂いて、これから建築業界が迎える所帯数の減少、消費税増税に伴うマーケットの冷え込み、マーケットの縮小を圧倒的に凌駕する職人不足、そしてデジタル革命の荒波を乗り切って生き残る為に、「ポスト平成の歩き方」と題してこれまでと違うアプローチで未来を創る取り組みを進める必要性を熱く訴えました。

職人的マーケティング論

その取り組みとは、私たちすみれがこの十数年来取り組んできた職人をはじめとする現場実務者への技術以外の教育であり、意識改革です。建築の本質はものづくりであり、評価は現場での成果物にしかありません。建物が出来上がるまでのプロセスを含めて、現場でものづくりの実務に従事する職人や施工管理者、営業、設計が経営者とおなじ感覚を持ち、経営理念の実現という共通の指標を掲げながら作業や顧客とのコミュニケーションを図ることで確実に顧客からの評価を得て、信頼関係を築くことが出来るようになります。その積み重ねが地域に信頼の輪を広げ、自社独自のマーケットの構築が叶うというのが、職人的マーケティング論であり、職人起業塾の研修の趣旨となっています。

大手とガチンコで戦う愚かさ。

マーケティングという言葉はこの10年くらいで随分とよく耳にするようになりました。そもそも、マーケティングの定義は広く、事業活動全てを包括すると言っても過言ではありませんが、最近は集客→クロージングの仕掛けや仕組みをマーケティングと呼ぶことが一般的になっていると言っても過言ではないくらい多くみられます。それ自体は間違っているとは思っておりませんが、溢れるばかりの情報がいつでもどこでも誰もが手にいれることが出来るようになった情報革命真っ只中の今の時代、単に多くの集客が出来れば契約に結びつくかというとそうでもなく、ユーザーの比較検討の能力が圧倒的に高まった今、案件数ばかり増やしても競合他社に勝てなければ忙しいばかりで一切売上にならないのは自明の理です。工務店、建築業界に限らず潤沢な資本をバックにスケールメリットを活かした大手企業と同じ手法、同じ土俵で戦っても中小零細企業には最終的に勝ち目はなく、淘汰、統合されてしまうのは想像に難くありません。

集客は量ではなく質。

そんな厳しい時代を生き残るには競合他社とは違うチャンネルでの質の高い見込み客を集める方法論を確立する必要があり、それは顧客からの圧倒的な評価、信頼を得てこそ出来ることです。
「一生あなたのところにお願いするわ」「友達や親戚が工事をするときは紹介するわね」と顧客に言ってもらえる関係を構築するのには最長にして最も濃密な顧客接点である「現場」にその答えがあるというのが25年間私が建築業界で働いてきた結論であり、現場力の強化(=現場実務者への経営者感覚の落とし込み)こそがご縁を頂いた顧客を生涯顧客として長いお付き合いをしながら、地域で支え合い、共生出来る自立循環型モデルへと地域ビジネスである工務店が生き残って行く唯一無二の道だと考えています。小手先の見込み客の集め方、売り方などではなく根本から会社の体力を養い、蓄える為に現場実務者への技術だけではない、マーケティングの基礎知識の習得を通して人間力、コミュニケーションスキル、経営者感覚を養い身につけてもらう事で地域の工務店に未来を切り開いてもらいたいと思うのです。

天を衝く
天を衝く

蝦夷の武将に学ぶ。

今日の仙台のオープンセミナーでは時代の流れ、建築業界を取り巻く環境、私たちの長年の取り組みとその成果をご紹介しながら、「現場実務者の意識改革と戦力化」への新たな取り組みを全国の仲間と共に行いませんか?と熱く語りかけました。数名の経営者の心に届いたようでしたし、早速受講のお申込みを頂いたお会社もあり、私たち一般社団法人職人起業塾の活動に対して温かな励ましの言葉も頂くことができました。奇しくも私は只今、東北を舞台とした高橋克彦氏の陸奥三部作にどハマりしており、蝦夷に生きた武将たちが最終的には到底勝てない朝廷に抗い、戦略を立て、知恵を絞り生き残り続けた物語にに大いにリスペクトしているところ。それはAmazonやGoogleなど世界を制覇しつつあるデジタル革命の申し子とも言える超巨大企業や、大資本に支えられた大手ハウスメーカーによる建築市場の寡占化に対抗しようと奮闘している自分たち地域に生きる工務店の姿を阿弖流為や藤原経清、九戸政実に見ているのかも知れません。憧れの東北の地に私たちと同じ想いを持った武将、いや工務店経営者や職人をはじめとする現場実務者が集ってくれることを本当に嬉しく思います。東北の皆様、引き続きよろしくお願い致します。

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