目的と手段についての考察 vol.18 ~手段を変えても目的は変えない~

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夏至。
二十四節句を細かくした夏至の期間の七十二候は以下のとおり。(Wikiより拝借)
 

初候

乃東枯(ないとう かるる) : 夏枯草が枯れる(日本)

鹿角解(しかの つの おつ) : 鹿が角を落とす(中国)

次候

菖蒲華(しょうぶ はなさく) : あやめの花が咲く(日本)

蜩始鳴(せみ はじめて なく) : が鳴き始める(中国)

末候

半夏生(はんげ しょうず) : 烏柄杓が生える(日本・中国)

 

とはいえ神戸は相変わらずの雨模様。
この三日間でずいぶん降った雨のお陰で草木や田畑はずいぶん潤った様ですが、私たちはと言うと雨のトラブルによる緊急の問い合わせにテンテコマイとなりました。
ま、明日からはまた青空が広がるという事ですので、本格的な夏の到来を期待したいと思います。
雨はもう堪能しました。。。
さて、お題目は相変わらずしつこく繰り返す例のテーマ、少し久しぶりですが。(笑)
以前の考察のまとめはこちら、
ある雑誌で見つけた書評を見てなるほど!と思ったのでご紹介を兼ねて、
書評の対象は、
『信念に生きる ネルソン・マンデラの行動哲学』
南アフリカをアパルトヘイトから解放したネルソン・マンデラ氏の人生を綴った一冊。
書評の中ではマンデラ氏の人生についても触れておりましたが、私が唸ったのはその15項目の行動哲学です。
  1. 勇敢に見える行動をとれ
  2. 常に冷静沈着であれ
  3. 先陣を切れ

  4. 背後から指揮をとれ
  5. 役になり切れ
  6. 原理原則と戦術を区別せよ
  7. 相手の良い面を見出せ
  8. 己の敵を知れ
  9. 敵から目を離すな
  10. しかるべき時に然るべく「ノー」と言え
  11. 長期的な視野を持て
  12. 愛で全てを包め
  13. 「負けて勝つ」勇気を持て
  14. 全ての角度からものを見よ
  15. 自分だけの畑を耕せ
一つずつを見て行くとなるほどもっともな事を書いている訳ですが、よく見ると真逆の事が列記してあります。
 
 
勇敢←→沈着冷静
 
 
先陣←→背後
 
 
全く逆の事を並べて行動哲学として堂々と書いているという記事に目を奪われました。(笑)
 
 
世の中は不条理に満ちていてそんなに白黒はっきりさせれる程、単純には出来てない。
 
理想を追うのを諦める、とかそう言う事ではなくて、物事はすべからく表裏一体であり、そんな矛盾を受け入れずして成熟はない。と思い続けていた近年の私にとって偉大なマンデラ氏のそれは衝撃的な行動哲学でした。
 
 
陰と陽の行動哲学をまとめたこの本のタイトルは『信念に生きる』ということで、ぶれない生き様の為に左右、硬軟、表裏両方の(一見ブレまくっているような)哲学を持っていたという事なのだと思います。
 
 
戦術(手段)は変えても戦略(目的)は変えない。
 
 
それには自分自身の哲学までも、ということになるとおいそれと手放しで受け入れる事は出来ませんが、この二つの側面に意識をして行動の基準を考える事はあながち間違いではないと思いました。
 
以前に考えた事がある手段の目的化、もしくは目的の手段化によるマイルストーンを刻んで行く方法論とは真っ向から反対の概念となるだけに、ここは深く考えてみたいと思います。
 
 
要するに、目的は?という問いに如何に答えるか、という事なのでしょうが、、
 
 
じっくり、深く考えてみたいと思います。
 
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 
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志。

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快晴の日曜日。
天と地を遮る者が何も無い、そんな印象を受けた素晴らしい朝でした。
毎週一度の『刃を研ぐ』習慣である朝のランニングをする私の都合に合わせてくれるようにまるで図ったように晴れ渡った気持ちよい天気に、ありがたい気持ちを一杯にして走りはじめました。
いつもの河川敷では雲雀が木の実をついばみながらピーチクと楽しそうに飛び回り、
2月を待たずして気の早い梅が咲き始めておりました。
このところの暖かい陽射しにだまされたのか、昨年はこんなに早く咲いていなかったと思うのですが、、
きっと来週会う時には満開です。
今日の昼からは久しぶりにお休みを頂いて昼から滋賀県まで茶の湯のお稽古。
(文字通り)走り回る毎日の慌ただしさをすこしだけ離れてたまはじっくりと自分の内面に向き合いたいと思います。
さて、お題目は今年の私のテーマです。

毎年、年の初めの1月2日に家族で書き初めをします。
その時に1年のテーマを決めて書を認めるのですが、(大げさか、笑)ここ最近は自分の名前から一文字をとってその一年のテーマとして来ました。
高の年は、高く。
理想を高くということもありましたが、工事の品質や提案のレベルを高くしようと取り組みました。
橋の年は、橋を架ける。
お客様とすみれの間に橋を架ける、というのももちろんですが、スタッフとの間やご縁を頂いた方との間の橋を意識してコミュニケーションをとる事に注力しました。
そう言えば、1年間通してこのブログにbridge logという今日の橋を書き続けたりもしてました。

剛の年は、剛くなる事に気を付ける。
昔の中国の教えでは40代の半ばが人生の中で一番強くなる時期とのことで、剛くなるからこそ気をつけなければならない事が多いといいました。
剛い人間程、人の話を聞かなくなるということで、TOTOの加藤執行役員に身を以て教えて頂いた、「人の上に立てば立つ程謙虚にならないけん。」という言葉をもう一度心に刻む年になりました。

志の年は創業の志に立ち返り、それも大きく高く持つこと。
一番始めにテーマとして採用したこの文字でした。
そして、今年も。

この文字に込められた本質を今年はもう一度見つめ直すと言うよりも、これが全ての根本であり原点だという事を刻み込み、自分自身の中でぶれない『目的』を掲げ続ける事が出来るように日々の精進を重ねたいと思っています。
ちなみに、つい最近小田全宏氏のメルマガに見つけた佐藤一斎の残した文章をみて非常に得心する事が出来たので一部転記させて頂きたいと思います。(いいのかな、いいよね、笑)
*****ここから転載*****

厳しく此の志を立てて以て之を求めば

 薪を運び水を運ぶと雖も亦是れ学有る所なり

 況や書を読み理を究るをや

志をしっかりと立てて物事に取り組むならば、普通の日常生活すべてが学びになるし、真剣に書物を読むならば必ず答えが見つかる、というような意味です。

この節のすぐ後には、「志も目的もなければ、たとえ一日中本を読んでいても、ただの暇つぶしに過ぎない」というような意味の言葉が続きます。

佐藤一斎の影響を受けた吉田松陰も「志がなければ学問をすることさえ意味がない」と「立志」の重要性を力説してます。

志が立っていれば、人生すべてが学びになり、いかなる試練に遭遇しても勇気をもって立ち向かえるーーーその一斎の思想を受け継いだ人たちは、歴史のなかで多くの偉大な業績を残しています。

*****ここまで転載*****

まず志ありき、ということですね。

この一部を読んで、理念を支えるのが志、ということなのかな、と思いました。

私たちが唯一出来ることである『建築』を通して、

地域社会の皆様に安心安全と健康、そして幸せをお届けしたい。

ご縁がある方の事業の成功のお手伝いをしたい。

そしてそれを支える、ものづくりを行う担い手の社会的地位の向上を叶えて皆が安心して働ける業界に変えたい。

そんな理念を叶えるため、志は大きく、高く持たねばならなくて、そしてその実現は非常に難しいことのようです。

しかし、この世に生を受けた証として、何とか実現に漕ぎ着ける事が出来るように、遠き頂きを目指して情熱を持って上り続けようと思います。

志を胸にね。

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魂を磨く。

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今朝は今期最後のPTA朝の挨拶運動の日。

7時55分校門集合!ということでいつもより少し早く起き出し、張り切っていつもの筋トレをして万全の体制でジャージに着替え、すっかり体育の先生(風)になり切ろうとしたその矢先、ふと外を見るとまさかの土砂降り。
急いでiPhoneでメールのチェックをしてみると、保健体育委員長から
「あいにくの天気で・・」
と挨拶運動中止のメールがきておりました。
残念です。
毎日振り返る13の徳目の今日のテーマは『挨拶』にしようと思っていたのに、、
お陰さまで少しゆっくり目の朝になりました。
天気がいい日に振り返られる事を祈ります。(笑)
朝の間ゆっくりしていた割りには、朝礼の後はなぜかバタバタで、今年初めてのコーチングのセッションの時間を(またも)見過ごす始末で冷や汗をかきました。
昼からも打ち合わせや着工前の挨拶など、実務に走り回り、最後は三宮の真ん中のビルで石工の職人さんとビルのエントランスの改修工事の細かーい納まりについての打ち合わせ。
あたりはすっかり真っ暗になっておりました。
せっかく、街中のど真ん中で夕方に仕事が終わったということで、ネオン街にずいぶん誘惑されましたが、なんとか踏みとどまって事務所に戻って残務処理と明日の準備に勤しみましたよ。
このブロンズ像はフラワーロードにある『道標』という彫刻。
なぜか、私の行く道を示すようにネオン街の方を向いておりました。
が、しかし!今日のところはなんとか己に勝つことができましたー。(笑)
そんな風に考えると、毎日の暮らしって案外自分との闘いの連続かも知れません。
すみれでは毎日朝礼で、ベンジャミンフランクリンが行っていたと言われる13の徳目について振り返る、という習慣を会社全体で取り組んでいます。
挨拶
笑顔
言葉
親切
約束
責任
前向き
尊重
努力
誠実
自律
健康
感謝
その13のことがら全てについて一日ちゃんと出来たかを毎日振り返り、チェックをするのです。
はじめのうちはカタチだけで何となく◎や△をつけていたのが毎日これを繰り返しているうちにだんだんと潜在意識の中に刷り込まれてくるから不思議です。
カタチだけ、から入っても繰り返しているうちに自然な行動に移って来るのです。
この間の日曜日、いつもの河川敷を走ってて、歩道のグレーチング(溝蓋)がずれているのを視界の端っこで見かけました。
いい調子で走っている時は信号待ちで止まるのも億劫なのですが、何故か心の中に『親切』という言葉が浮かび、走り過ぎたのをわざわざ引き返して溝にはめ込み直したのです。
誰が歩くでもない歩道の脇の溝蓋を直す為にわざわざ引き返すなんて、少し前までの自分では考えられないことで、我ながら少し苦笑い、、
完全に刷り込まれております。(苦笑)
この面倒な習慣に取り組むきっかけは昨年の正月に急逝したメンターであった社長が(大変苦しそうにも見えましたが)続けられていたのを見ていたからで、その時は傍目に見て、なんて大変な事をしかも社員さんを巻き込んでやっているのだろう、と思っておりました。
しかし、この何年かの間に様々なご縁を頂き、いろいろと学ばせて頂いた中で感謝する習慣と在り方を考える時間を持つことの重要さに気がつき、一大決心をして取り入れる事にした次第です。
しかも、スタッフを巻き込んで、、
昨日、丹波の三心五観さんでのイベントで聞いた船越氏のお話の中に、
「食物を口にする事に対して心から感謝をする事、それを毎日、毎食繰り返し行う事が魂を磨く事になるのです。」
という言葉がありました。
誰にでも出来るアタリマエの事を繰り返し続ける事が魂を磨くのだと。
『魂を磨く』
昨夜からその言葉がずっと頭の中にこびりつき、離れませんでした。
そして、夕方現場での打ち合わせを終えて、帰路についた時、これは『自律』やな、と思った瞬間、魂を磨く習慣を、今は亡きメンターが私に贈ってくれていたのだとハタと気付いたのです。
人はこの世を去ったあとも、人の心の中に住み続け、生き続けるものなのだと改めて実感しました。
道理で一周忌が過ぎてもお亡くなりになった実感が湧かないはずです。
こんなにすぐ側で生きておられるのですから、、
そんな事に今更気付かせて頂いたきっかけを考えた時、本当に人とのご縁に育てられているのだな、と感謝もひとしおです。
感謝する事が魂を磨く事、
肝に命じておきたいと思います。
ありがとうございます。
心謝。
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目的と手段についての考察 vol.17 ~目的への決意~

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雨の丹波。
今日は久しぶりに建築の専門的な研究以外の勉強に出掛けました。
丹波にある体験型農家レストラン 三心五観さんへ、
http://www.3shin5kan.com
丹波ってずいぶん山の中に行くようですが、神戸からだとせいぜい車で1時間とすこし、実はなんて無い距離ではありますが、神戸の街中とはずいぶん様子は変わります。
幾重にも重なる山々に囲まれた盆地には田んぼや畑が広がり、その周りには昔ながらの里山が残っています。
山には猪や鹿がそこいらを駆け回り、それを撃って食する事もこのあたりは今でも日常の一部とのこと。
神戸から移り住んだオーナーは自ら無肥料無農薬の農業をしながら体験型のレストランを営み、子供達に命をいただくことの有り難さと素晴らしさを感じてもらえるように、と言われる藤本さん、爽やかながらも強さを感じる青年オーナーでした。
薪ストーブの香ばしい香りと暖かさに包まれながらお話を聴かせて下さったのは、自然食界のきみまろ事、船越康弘さん。
 
岡山のWARA倶楽部という一日たった2組だけという宿を営まれながら、自然食に限らず、衣食住、そして医療についての講演で全国に引っ張りだこという凄い人でした。
 
WARA倶楽部はこんなところ、→http://wara.jp/waraclub/
座談会と言う名のイベントでざっくばらんに話される船越さんのお話はわかっている(つもりの)コトをもう一度正面から突きつけて、本当にやっているか?と、真剣に問われているような気持ちになりました。
特に、未来に対するアプローチについては、本当に環境に対する負荷を軽減せずに人類がこのまま進んで行ける訳が無い、資源は有限であり、人間の欲望を満たす事を続ければあっという間に地球の資源は破綻する事は目に見えているが、それでいいのか?と、厳しく問われた気がしました。
動植物、あらゆるものが命を受けて生きている以上目的があります。
その目的の究極は種を守る事です。
私たちが、地球の環境を汚染して、有限の資源を必要以上に早く大量に消費していることは種を守る本来の目的から逸脱している行為なのは科学者でなくても簡単に理解出来る事だと思いますし、私自身も良く分かっている(つもりです)。
で、行動しているか?と。
子供達の未来がどうなってもいいのか?と。
深く考えさせられました。
氏曰く、まずは決意する事だと、それは自然食を摂るとか、自分と家族だけ健康になればいいとか、そんな事ではなく、この世に生を受けて何の為に生きているのかという根源的な問いに真摯に答える事ではないのか、とのことでした。
健康は目的ではなくあくまで手段に過ぎず、その健康を手にして何をすべきなのかという自分自身に対する問いの答えを真摯に探すべきではないのか?
冷蔵庫に賞味期限ギリギリの牛乳と、まだ期限まで日にちがあるものとがあれば躊躇無く期限切れの早いものから手にする。
しかし、スーパーに並んでいる牛乳は賞味期限の短いものには手を出さずに賞味期限が長いものを選んで買い物をする。
賞味期限が切れたものは廃棄物となり環境に負荷をかける事が分かっていてもそうする自分はどうなのか?
そんな話を聞いて、何の為に、という問いは自分自身の在り方に対する問いでもあり、全ての行動にその答えを整合させることが幸せという概念の根本になるのでは無いか、という風に感じました。
決意する事。
経営者として、親として、夫として、そして人として、もう一度私自身の生きる目的について良く考える事にします。
今日も素晴らしい学びと気付きをいただけた事に心から感謝をします。
ご縁って本当に素晴らしい、
ありがとうございました。
心謝。
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目的と手段についての考察 vol.16 ~目的の可視化~

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今朝は尾道の山奥深くの宿で目を覚ましました。
昨夜はお客様と夜が更けるまでおいしいお酒を酌み交わす時間を頂き、幸せな気分で眠りについたということで、気分爽快の目覚め。
しかも靄が立ち上る山間の露天風呂で朝日を拝むという贅沢まで出来て、まさに至福の時間を過ごす事が出来ました。
この経験を糧に、今まで以上に建築の仕事を通して、お客様の幸せを作るお手伝いにスタッフと一丸になり邁進していきたいと思いました。
それにしても、素敵な取り計らいを頂きましたF様には感謝の言葉をいくら言っても言い切れないくらいのお心遣いを頂きました。
ご恩は、私たちの生業である、ものづくりの現場でしっかりとお返ししたいと思います。
ありがとうございました。
尾道の宿を後にして、その後はTOTO社のショールームにて住設機器の仕様確認と打ち合わせに向かいました。
皆様には長い長い時間お付き合い頂きました事を重ねてお礼申し上げます。
それにしても、このところ、建築の仕事に携わることの素晴らしさを感じさせて頂く機会が非常に多く、改めて感じるのは、新築工事のみならず、リフォームや店舗の改装などを通して私たちが求められているのは、『建物』というハコではなく、そこでの『幸せな毎日』だということ。
私たちは建築屋という看板で建物を造っているような体ではありますが、実は『幸せ』を作っているのです。
しかも、現場で。
こんなに素晴らしい仕事に就いているのだ、と(今更ながら)嬉しくてしょうがないのです。
そんな想いをスタッフの皆としっかりと共有して、私たちが建築を行う目的をしっかりと見つめて日々の業務を積み重ねていきたいと心底思いました。
今月の朝礼(で唱和している)テーマは
『目的を考えて仕事をしよう!』
あくまでも、建築の仕事とは手段の一環です。
今回はお客様との時間をスタッフと一緒に過ごす事が出来てなかなか視覚としてみる事が出来ない目的の可視化が叶えられた気がします。
頭で考えたり、口に出したり、字に書いてみたり、、
目的を整理して考える方法は沢山ありますが、実際の体験で目で見て、耳で聞き、身体で感じる事はこれ以上理解を深めることが出来ない程の効果があったと思いました。
社員の大工と一緒にその目的を再確認するとても貴重ないい機会を頂けたと思います。
お心遣いと、ご縁に心から感謝致します。
深謝。
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目的と手段の考察vol.15 マキアヴェッリズムよさらば。

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9月3日月曜日。
月初が週末だったということで例年よりもゆっくりした夏休みでしたが、それも昨日まで。
新学期が始まり、夏休みの余韻を引きずりながらお嬢も学校に行きました。

すっかり日常になってしまっていた(学校に行かないという)非日常が、やっぱり日常ではなかったと気付く日ですが、我々社会人の立場で考えると、勉強だけしていたらいい学生時代の毎日というのは長い人生から見るとやはり非日常であり、後で振り返ってみると思いの外短い学生生活を精一杯楽しんでもらいたいと思います。
ま、人間は環境の生き物、今与えられた環境に直ぐに順応してしまいますので、中学生の子供にそんな事を理解しろと言ってもどだい無理なのかも知れませんが、、(苦笑)
アタリマエの毎日は実は与えられた貴重な毎日だと言う事に早く気付く事が出来れば毎日にもっと一生懸命に向き合えるようになると思うのですが、、
それも含めて全て彼女の人生、あまり細かな事を言わず、(できるだけ)温かな目で見守っていきたいと思います。
ま、自分自身、子供の頃にそんな事を全く考える事なんて無かったしね、、(笑)
中学生の登校を見送った散歩の後はいつもの神社にお参り、本格的な繁忙期に向けて事業の安全をお願いして来ました。
昼からは町中に出掛けてクライアントがテナントとして入っているビルの空調システムの調査に立ち会いに向かいました。それにしても最近この手のトラブルがとても多い気がします。
機器の動作を確認しに上がったビルの屋上から見る六甲山系は心無しか涼しそうに見えました。
夕方は少し時間を見つけて昨日のブログで紹介した本日オープンのラーメン店に陣中見舞い。
スムースなランディングをされているのを確かめつつ、今日も魅惑のラーメンを頂きました、
I様、素晴らしい商品をお持ちなので間違いないとは思いますが、これからのご商売繁盛を心から祈念致します。
たくさんの福が来たりますように、
さて、お題目は久しぶりのテーマ、FB上の勉強会のメンバーでもあるクライアント様に話題を振られていたので少し考えてみました。
マキアヴェッリズムとは、君主論で有名なニッコロ・マキャヴェッリがその著書の中で著した考え方の事でありまして、今の日本を含む先進国では殆ど関係がなくなった君主国家の縛りの中で、君主たるものどうあるべきかを説いたものです。
前提に民主主義を排除してあるので、現在ではあまり意味を成さない様にも思いますが、一般的なリーダー論として今も話題に上る事があるのだと思います。
代表的な部分を乱暴にWikipediaから拾わせてもらうと、
「覚えておきたいのは、民衆と言うものは、頭をなでるか、消してしまうか、そのどちらかにしなければならないことである」
 
から始まって、
 
君主は臣民に忠誠を守らせるためには残酷であると評価されることを気にしてはならない、憐れみ深い政策によって結果的に無政府状態を許す君主よりも、残酷な手段によってでも安定的な統治を成功させることが重視されるべきである。
 
目的達成至上主義論を繰り返します。
極端とも取れるその考え方は君主国家に限ってという大前提が書かせたものだと思いますが、その部分だけを抽出する事によって、マキアヴィッズムという思想がまとめられているように私は受け取っています。
 
もしも信義を守ることで損害が出るならば、信義は一切守る必要はない。重要なことは立派な気質を君主が備えている事実ではなく、立派な気質を備えているという評価をもたせることである。
それにしても酷いですが、世の中は奇麗ごとじゃない、結果が全てだ、という考え方教典的な存在とも言えると思います。
たしかにきれいごとを並べて何の結果も出せない無力なリーダーよりはずっとまし、という声もあろうかと思いますが、こんな中世の論文を引っ張り出されても現代の社会ではなんの意味も無いと私は思っています。
しかし、この考え方が手段の目的化の最たるものであり、残念ながら現在でも実際のビジネスシーンでは往々にして見られる事でもあるのです。
分かりやすい例えといえば、悪徳リフォームの手口などがいい例だと思います。
企業が収益を上げて存続することは雇用を支え、納税の義務を果たし、経済を活発にします。
これは絶対に必要な事であり、これを出来ない経営者はリーダーとして失格だと言われてもしょうがないのが今の資本主義社会の基本です。
ですが、その為に老人をだまし、必要の無い工事を無理やりして売り上げを上げる事など有って良いはずが無いのです。
そして、もっと重要なのは企業が収益を上げる事自体を目的とした時点で手段の目的化が始まっていると言うことなのです。
『目的』とは何の為に?という問いに対する答えであるべきで、お金儲けの為にお金儲けをすると言う答えはあるべきではないと思うのです。
この誰しもがふとした時に陥りがちな厄介な問題に対して対処するのに私が考えたのは『在り方』という概念です。
単位の大小、個人や企業に拘らずこの地球上に存在している以上、『在り方という概念』はは絶対にあるはずで、
その部分をしっかりと理解していれば、どうあるべきか、という土台の上に立って、
何をすべきか(目的)や、どうするべきか(手段)を組み立ててていく事になると思うのです。
そこでは(それぞれの立場でどうあるべきかという)同じ土台の上に積み重なる目的と手段は絶対に相反する関係性にはならないと思うのです。
マキアヴェッリが没してもうすぐ500年が経とうとしています。
その間、無限にあると思われていた地球の資源が有限であると言う事に気付くまでに人類は発展し、膨張し続けて来ました。
有限である地球の資源と共存しなければ人類は生き残る事は出来ず、それは人間が地球の中の個の一つだという認識が無ければ成り立たないと言う事でもあります。
そう考えると、あり方、という概念は、マキアヴェッリの時代には必要がなかったのかも知れません。
今の現代社会では、
どうやって生きるか?
何の為に生きるか?
という人としての永遠の命題を鑑みる前に、
どうあるべきか?
という根源的な問いに対しての答えを持っておくべきだと思うのです。
MO様、私の見解はこんなところです、如何でしょうか?(笑)
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目的と手段についての考察 vol.14 ~目的の手段化への落とし穴~

多くの感動と共に日本中を寝不足にしたロンドンオリンピックも終わり、スポーツの話題は夏の定番、高校野球へと戻って来た感じです。
それにしてもオリンピックの閉会式の初めにスパイスガールズの再結成とは驚きました、
懐かしかったけど。(笑)
世間様ではすっかりお盆休みに入られて、FB(Facebookね、)ではバケーションを楽しまれている投稿一色、皆さんが撮られた奇麗な写真をみて、墓参りと近場をウロウロするくらいしか予定を立てていない私もあちこちに遊びに行った気分になりました。
焼き肉の煙だけでご飯を食べてる気分です、皆さんありがとうございます。(笑)
昨日の日曜日は朝早くから仲良し同業者さん達とのゴルフという事で、毎週の週間であるランニング・ウオーキングに行けませんでしたので、今日は振替ということで朝から海まで走って来ました。
お盆と言うと海では夏の終わりです。
大蔵海岸はたいして賑わっているという程でもないような、人出は少し寂しい感じでしたが、それでも楽しそうに浜辺で遊んでいる家族連れや若者達はまだまだ夏を満喫されていました。

 

クラゲが発生してますので気をつけてください~
などとアナウンスも流れていて、浜からの風の涼しくなったのと相俟って終わり行く夏を感じることになりました。
先々週は膝の故障でほぼウオーキング、先週はランニングではなくて山登りだったということで、本格的に走ったのは少し久しぶりです。
ただ、血液検査の結果で悪かった肝臓の数値が平均値に戻った事を知ったからなのか、最近さらにひと絞りして体重が65kg台に定着したからなのか分かりませんが、身体はとても軽く、軽快にランを楽しむ事が出来ました。
あまり通らない傾斜のきつい坂道ルートを通ってみたりなんかして、、
高いモチベーションでご機嫌に走ることが出来ましたよ、
お題目は久しぶりに走りながら考えを巡らせた事について、
音楽を聴く訳でもなく黙々と一人で走っていると様々な事が頭の中でぐるぐると廻り出し、走りながらそれらについての答を探してみたりします。
走りながら、このところの自分の周りにおきた事をつなぎ、照らし合わせてみました。
昨日お客様宅で見せて頂いた、植木を何年もかけて好みのカタチ嵌めてに強制的に作りあげる、ということと、人に自分の(カタチを嵌めて)価値観を押し付ける事の是非。
このカタチに嵌めるということの意味を考えていました。
思った通りのカタチに作り上げることというのはある意味において目的です。
カタチという意味は幅広く抽象的ではありますが、大きな意味で自分が目指すカタチとは自分の価値観を体現することであり、その為に懸命に人生に取り組んでいるという一面がある事は確かです。
しかし、その為に人に自分の価値観を押し付ける事を是とする事はあってはならないことであるのももっと基本的な部分で重要、というよりも自明の理ですね。
自分自身、習慣というカタチに拘り、そのカタチを守る事で多くの問題を解決したり、目標達成を繰り返して来た経験則、成功体験を糧にしており、それにに基づいて全ての思考の基準を持って判断しているのを自覚しているだけに、その価値観をつい、人に押し付けてしまいがちです。
これが、目的の手段化を広げてしまう問題の根本ではないかと気付いたのです。
たとえば、茶の湯の作法のようにカタチを極め、細かな所作を身につける事によって茶の湯の本質を知る事が出来るといった、カタチから本質へのアプローチは、最終的な茶道を極めたいという目的意識があってこそ成り立つ手法であり、ただの強制であれば拷問と大きく変わりません。
根本となる考え方や、価値観の共有が出来ていない場合に、とにかくカタチを覚えろと、強制した時点で目的と手段が逆転してしまうということです。
そんな乱暴な手法でも、最終的にはうまく行くケースもあるのでしょうが、アプローチの方法論としては根本的に間違っているという部分で、大きなリスクを将来に持ち越してしまうことになると気付いたのです。
世の中はすべからく表裏一体、日が射せば陰ができ、善人だと自認するほど悪人になる。
間違いない!と、確信を持てば持つ程過ちに近づいている事を忘れる事無く、全ての人やモノの持つ多様性を認めることを大前提として、カタチに嵌めるスキームやシクミ、システムを提示したり運用したりする前に、しっかりと価値観の共有を行う時間を持つ事が(今更ながら)最も重要な事だと思った次第です。
花をつけたミントの葉は硬くなり苦みがでます。
それは終わりではなく、来年の楽しみの為のスタートを切るという喜びを持って受け入れなければならないということ。
久しぶりの一人きりのランニングはとてもいい気付きの場となりました。
この考察も久しぶりに更新できたしね、(笑)
ちなみに、今までの目的と手段に対する考察のバックナンバーはこちら、
https://shokuninshinkaron.com/?search=%CC%DC%C5%AA%A4%C8%BC%EA%C3%CA%A4%CE%B9%CD%BB%A1
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神の律法を破る事は出来ない、それを破ろうとすれば自分自身が破れるだけ。

 JUGEMテーマ:日記・一般

梅雨が明けた神戸はすっかり夏本番、今朝も気持ち良い青空が広がりました。
世界中から惜しまれながら御亡くなりになったコヴィー博士の教えを胸に、私が人生を変えると信じて止まない(増え続ける)朝の習慣をいつもにも増して機嫌良く片付けました。

朝礼を終えてすぐに愛車(のロードバイク)を駆ってご近所の運送屋さんに補修工事の見積もりに馳せ参じ、
その後は昨年御引き渡ししたリフォームのお客様宅に担当大工のかとちんとメンテナンスと不具合の調査の訪問、そのあとは三宮の店舗のクライアント先に修繕工事の調査、帰って来てからは今一番緊急で重要な仕事であるクレーム現場への対応と、めまぐるしい一日を過ごしました。
とにかく出来る限りの事をして、失った信頼を取り戻せるように努力をしたいと思います。
さて、お題目はコヴィー博士の追悼の意味を込めて、これから断続的に書き残して行こうと思った私のバイブル『7つの習慣』からのピックアップです。
第1部の1章はインサイドアウト(内から外へ)という考え方から始まります。
『神の律法を破る事は出来ない、それを破ろうとすれば自分自身が破れるだけだ。』
というのは映画『十戒』で有名なセシル・B・デミル氏の言葉です。
神の律法とは原理原則の事を指しており、それは何人たりとも動かす事が出来ない自然の摂理でもあります。
太陽が東から登るように、
種を植えなければ作物は収穫出来ないように、
巨大な戦艦も灯台を敵にしては進路を変えなければならないように、
ガチョウがいなくては卵は生まれないように、
それらは全てアタリマエと言ってしまえばそれまでですが、世界中の誰に聞いても同じ答えが返ってくるような事を指しています。
私流に言うと、、
クライアントに喜んでもらえる工事をしたければ、腕のいい職人が必要なように、
その施工力を安定的に長く維持しようとするならば職人の育成を出来る環境を作らなければ叶わないように、
信頼されたければ、信頼される人になるように、
という事になりますね。
この本にはそんなアタリマエの判断基準(パラダイム)を積み重ねることによって私的成功を得られると書かれてありました。
それは、自分を律する事が出来て初めて他人から評価を得られるようになるのも原則であり、他人との約束を守る前にまず自分との約束を守らなければならないという事でもあります。
そして自分を律して変えて行く事が出来て初めて世界が変わって行くということです。
インサイドアウト(うちから外へ)、私が今抱えている問題の全ての原因が自分自身の中に有る事を今一度真摯に受け止めてこれを機に、今一度足下からしっかりと見直して行きたいと思います。

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私たちすみれ建築工房は


『建築業を通して地域社会に貢献する』
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シクミが理念を支えてく。

 JUGEMテーマ:日記・一般

昨日と打って変わって今朝は土砂降り、、
あんまりよく降っていたので外部で作業する予定の大ちゃんに今日の作業はやめとくか?
と、珍しく優しい言葉をかけてしまいました。
「いや、大丈夫です、やれます。」
と、きっぱりと頼もしい言葉が帰って来たのは、よっぽど昨日私に口うるさく発破をかけられたのが効いていたのでしょう、(笑)
土方殺すにゃ刃物は要らぬ、雨が十日も降れば良い~♬
と、昔かから言いますが、基礎工事や外部作業が多く有る我々職人連中には今が一年で一番面倒で厳しい季節かも知れません、、
しかし、所詮人間の力ではどうしようもない、そんな事に心を煩わしてもしょうがないので、雨が降っても気にしない大らかさと、危ない時は直ぐに作業を中止する勇気を持って現場をしっかり進めてもらいたいと思います。
みなさん、ご安全に。
ま、事務所には雨を喜んでいる風情のこんなメンバーもいますしね、(笑)
今日は久しぶりの事務所に缶詰の一日、溜まりに溜まったタスクを着々と片付ける日。
にしたかったんですが、そもそもアグレッシブに予定を組み込んでいるお陰でなかなかそうも行かず、昼からはクラウドを利用した社内の業務システムの導入研修が行われていたのに参加です。
設計・管理のスタッフ総動員で昼から夕方までぎっしりとシステム変更の為の予備練習に没頭。
なんとか、システム移行の道筋がつけれたと思います。
なぜこの忙しい時期に、大掛かりなシステムの変更?
という声もチラホラ聞こえたりもしましたが、忙しくさせて頂いている時こそ効率化への取り組みをするチャンス!という事で、ずっと前からよく知っていたが紹介をしていなかった業務システムの導入をスタッフのみんなに諮った所、やってみましょう、という前向きな結論になった次第です。
全員でバッチリ使いこなして効率を上げる事が、現状も見積もりが遅いとご迷惑をおかけしているクライアントへのサービスの向上につながるということで一致団結して進めていきますので、ご迷惑をおかけしている皆様には申し訳有りませんがもう少しだけお待ちくださいませ。。
さて、お題目は昨日のマーケティングの勉強会の大きなテーマの一つでもありました、企業は理念と利益のどちらを優先すべきか?という大命題に繋がります。
私があらゆる場面でよく口にするのは、「それはなんのために行うのか?」という問いです。
会社に置き換えると、何の為に事業を行うのか?という事になります。
答えは至ってシンプルで、理念の実現の為、であり私たちの場合は、(私も含めて)社会的弱者と言われる建築業に携わる作り手の地位向上を図り、そんな者達で建築を通して地域社会に貢献する事、です。
この掲げている理念が社会的な要求に合っているか、価値があるかどうかは分かりませんが、自分が今まで生きて来た実体験の中で「なんとかしたい、」と心底念った事である以上、死ぬまでになんとか少しでも道を付けておきたいと思うのです。
道をつけて死にたい。そう、実は理念の実現とは一瞬だけ華やかに夜空に舞う花火のようなモノではなくて持続、継続しなくてはなりません。
土方や大工の地位向上とは、3年連続でボーナスが出た!と言う類いのモノではなくて、年老いて現場を離れるようになってもなお、本人もその家族も安心して暮らせるようになる事であり、モチロンそれは我々の身の回りの人だけでは有りません。
時代と逆行しているとよく言われますが、我々すみれのように職人を正社員として雇用し、社会保障をキッチリとつけて、法律通りの雇用条件を整えることこそその基本となると思っていますが、それだけでは話になりません。
売上高に対して莫大な固定費がかかると敬遠されている私たちのスタイルこそがガッチリと長期に渡って利益を生み出すビジネスモデルだと世の同業者さんに認めてもらわないといけないのです。
「やっぱり、職人を抱えて、育てなければ建築屋の未来は無い」と、
それが出来てこそ、少し理念の実現に近づくということになるのですが、それは遥か遠い道程であり、そのビジョンはまだまだ歩みを始めた所です。
そして、そのビジョンを進めていくには会社としてしっかりとした利益を上げていかねばならないのです。(→これが私のなかの冒頭の大命題の答えです。)
モチロン、設計も施工も自社で行うという事で中間マージンの発生が無い分競争力は無くはないですが、デフレ経済がすっかり定着した昨今において、市場の競争に勝ち残るには一層の企業努力が必要となります。
これを支えるのが何と言っても業務の徹底した効率化であり、常に細部の見直しを続ける事だと思うのです。
「何の為にシステムの導入を?」
という答えに対して皆が同じように答えてくれる事を祈りつつ、暑苦しいブログを括りたいと思います、
それは、『理念の実現へ進む為』と。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。 
結局最後はスタッフ向けかい!と、言わないでください、口下手なものですからつい、、
長々とスミマセンでした、、(汗、)

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何の為に?に対する答えは必然。

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薫風の候、一年で一番爽やかな季節になりました。
今朝はおついたちという事で、今朝も散歩がてらご近所の神様、総社までチャックと一緒にお参りに行きました。
境内に入ると珍しく本殿の前にお参りをされている先客があり、若そうな方達なのに、ご熱心な、と感心しておりましたら、よく見ると最近ご縁を頂いて工事のご注文を頂いたクライアントとその社員さんでして、聞くと毎月おついたちにはお参りにこられるとの事でした。
少し驚いたと共に、こうして近所のお宮に神妙に参る価値観を共有出来た事が少しうれしく思いました。
それからはGWの谷間の営業日ということで、(現場に出て行きたいのを踏みとどまって、)一日オフィスでデスクワークに励みました。
大型連休を取られるお会社もあるかと思いますが、すみれはいつもの通りガンガンに平常営業をしています。
今日も週明けという事で、なんとまあ、この世間様がのんびりしている間に今日も2件の着工の現場がありました。
社員共々忙しくさせて頂ける事を心より感謝するばかりです。
夕方は少し早めに仕事を片付けて大阪、中崎町に仲良くさせて頂いているお友達と一緒に出掛けました。
以前から(すこしだけ)気になっていた、「中崎町モデル」の神髄を見せて頂けるという事で、
「とにかくすごい事が聞けるよ!」
というナカジュンというABS認定講師のテンションに後押しされて天人(アマンド)のJUNさんという方のお話を聞きに行って来ました。
大阪駅から徒歩10分、そこには大都会の真ん中にまるでジオラマの模型を並べたテーマパークのように古く懐かしい昭和の風情が色濃く残る集落が残っていました。
何でも、この中崎町のぐるり周りに昔から地蔵が祀られていたらしく、第二次世界大戦の時の大阪への大空襲の時にもこの地蔵で囲まれた結界の中にはアメリカ軍の焼夷弾が落ちなかったと言う都市伝説があるくらい見事に昭和初期の建物が残っています。
そこで空家再生パフォーマンスという手法で古い建物を借りたものを今時の若者に受け入れられるような店にご自分で改装されたところから、今、世界的に有名な中崎町がスタートしたのだと言われていました。
世界中から旅行者が集まると言われる中崎町の実際のお店を見て、町並みを見たあとは、実際にオーナーであるJUNさんに会って、お話を聞かせて頂きました。
天人:Amantoのホームページはこちら、
http://amanto.jp/japanese
堂島に場所を移して、私の人生を大きく変えたと言って過言でない昨年行われた『心技体』という講演会の主催者でもあったマリリン氏の運営されるサロン・ド・ポラリスにお邪魔しました。
テーマは『願望達成から必然達成の時代へ』
要するに、なんのために?という人生の大命題の答えへのきっかけを指し示すものでした。
役者、ダンサー、アーティスト、カフェオーナー、ボランティア団体の主宰と多くの顔を持つJUNさんは私に言わすと完全なる『実践者』で、また自分の身体を使って想いを伝える『表現者』でもありました。
その生き方、その論理、その価値観が指し示してくれたことは今まで何となく頭で分かっていたけど腑に落ちていなかった事の答え、そのものズバリ!だったのです。
私の中のまとめを備忘録として少しだけ書いておきます。
  • 西洋の善悪という価値観はそもそも日本古来の伝統的な価値観では無い。
  • 冷静に考えれば西洋式自己実現を人類皆が行おうとするとあっという間に地球は破綻する。
  • 願望達成の思想自体、破綻の思想、もしくは勝ち負けに人類を分ける争いの価値観である。
  • 人類も自然の一部であり、自然と共生するという価値観に立ち返れば、自然と自立循環型の社会システムに移行しなければならなくなり、自然の摂理に沿って生きる事が必然を達成して行くことになる。
  • 多様性を認め、全てを受け入れる事から必然は始まる。
私が会社の運営をして行く上で考え方の根幹に据えた、『悪人正機』や『陰徳を積む事』
そして『自立循環型の社会へのシフト』という全てのキーワードについて論理的に整理もしながら必然という大きな価値観でまとめて頂きました。
ちょっとあまりに刺激が大きすぎて、まとめきれず、自分自身のメモのようなブログになってしまいました、ご容赦ください。
おいおい、咀嚼してから行動に反映しつつご紹介出来ればと思います。
今夜もご縁に心から感謝します。
深謝。
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女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
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