商売が上手くいかない?それはコンテンツがつまらないからだ!

6月16日晴れ

JBN京阪神木造住宅協議会の日

昨日に引き続き大阪から。午前中は副会長を拝命しているJBN京阪神木造住宅協議会の役員会、昼からは研修会、夜は懇親会と今日も終日大阪にどっぷりと浸かり切りました。今日の研修会は私たちも加盟している新住協関西支部と合同の研修会と言うことで、100名近い参加者が集まりいつに無い大盛況で非常に盛り上がりました。それはやはりスピーカーを務めて頂いた講師の人気のおかげで関西の気密断熱住宅の雄、ダイシンビルドの清水社長と、新潟のカリスマ経営者、オーガニックスタジオ新潟の相模社長の人気に他なりません。お二人の参加者の期待を裏切らない非常に勉強になるコンテンツと楽しいトークには流石の一言。運営側の一員として久しぶりに良い研修会ができたとすっかりご満悦です。

 

冬を旨とすべしだが、夏も旨とすべし。

ダイシンビルド清水社長の講演は「高断熱住宅夏への対応!」と題して緻密な現場でのデータ収集をもとに室蘭大学の鎌田研究室と一緒に分析を繰り返し、まとめられたデーターを元に地域に合った断熱設計について非常に具体的な根拠を示されました。住宅の性能は断熱と機密の数値で表され、その性能を高めることがすっかり現在の建築の主流になりましたが、この考え方は主に冬の寒さ対策、エネルギー消費の抑制が主になっておりますが、四季のある日本ではその他の季節に対しても留意することが必要なのは言うまでもありません。大阪の夏は非常に暑く、北海道、東北といった寒冷地で生まれ育った高断熱住宅のスペック、設計思想をそのまま流用するのに疑問が残るのは誰しも思うところです。

特に今の気候の良い季節には窓を開けて外の空気を取り入れたくなるのはごく自然なこと。窓を開けた時点で気密も断熱も関係なく外気が流れ込み外部と住宅の内部は同じになりますし、朝夕の涼しい時間帯は住宅の中に熱が篭った状態よりも外の気温の方が涼しいことは自明の理。そんな地域によって大きく変わる環境変化に対応した設計についての基本的な考え方を明確に示されました。
結論として、南向きの窓は遮熱をメインに考えるのではなく、冬の日射を取得できるようにするべきなのはもちろんのこと、夏は簾などでしっかりと外部遮熱をすること、通風を考慮した設計は地域ごとの特性を見極めることが重要と、ハウスメーカーの画一的なスペックで建てられる住宅ではなく地域に根ざした工務店による丁寧な設計が出来てこそ快適な住空間が作れると力強く言い切られておられました。(笑)

そんな清水社長のブログ→http://ameblo.jp/daishinshimizu/

 

 

世界観、キャラ、ストーリーと一貫したテーマ

新潟のカリスマ工務店経営者、オーガニックスタジオ新潟の相模社長の講演は人気漫画の理由を紐解きながらコンテンツマーケティングの理論構築を非常にわかりやすく、そして面白く解説されながら、「建築パラダイスの作り方」というテーマに沿って高収益を上げ続ける工務店経営の手法について自社で実際に行なっている取り組みを赤裸々に紹介してくださいました。

以前から交流があり、お話ししたこともありましたが、セミナーとしてじっくりと相模社長の話を聴くのは初めてで今回とても楽しみにしておりました。2年ほど前、初めて相模社長とお会いした時に、(飲んでる席で)工務店には世界観が必要だ!と繰り返し言われていたのが強く印象に残っており、今回の講演でその世界観からマーケティングを構築する理論をご説明頂けたことは非常に良かったし、よく理解が出来ました。

非常に素晴らしい内容だったので、詳細をこと細かく書き残しておきたいのは山々ですがそれはまたの機会にして、(笑)ざっくりと乱暴に相模社長の話をまとめると『工務店の存在はコンテンツを創造するためにある』という定義のもと、「一貫したテーマを持つ独自の世界で魅力的なキャラが活動していくストーリー」である漫画の定義を当てはめて独自の世界観を持ちながらユーザーへのベネフィットにコミットしつつ、魅力的なコンテンツを創造するべきで、全体的に見える主役的な強みと決め手となる脇役的な強みを持つことが必要であり、アントニオ猪木の卍固めのような必殺技を持ちその精度を高めるべきだとのことでした。大いに納得ですし、例に取り上げられる画像が一々ツボにハマりました。さすが同じ歳の経営者です。(笑)

そんな相模社長のブログ→http://ameblo.jp/organi9-sta/

 

新規会員絶賛募集中!

そんなこんなで、お二人のお陰様で今回は参加者の方にも大満足!という声を多数頂けた非常に素晴らしい研修会となりました。清水社長、相模社長、本当にありがとうございました。
JBN京阪神木造住宅協議会では住宅の設計、施工、経営、マーケティング、人材育成等々多彩な研修会を行いながら地域のインフラを支える工務店の地力をつけて地域に貢献できる団体を目指し活発な活動を行なっております。新規会員も随時募集しておりますので、ご興味がある方は私(高橋)までお気軽にお声がけください!消費税増税を前に、混迷の時代を乗り切るヒントが満載です!(笑)

JBN京阪神木造住宅協議会のHPはこちら→http://keihanshin-mokuzou.jp

 

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職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中
※福岡開催締め切り間近です!【残席9名】

助成金活用希望の方は今月末の申請手続を行う準備を現在既に進めておりますので急ぎお申し込みをお願いします。
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多くの方のお申し込みおまちしております!

第7期生【九州地区:福岡会場  9月1日~2月22日 申込〆期6月30日まで】
第8期生【広島地区:広島会場 10月13日〜4月12日 申込〆期7月30日まで】

問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ
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起業塾.

 

乗り越えるべき二つの壁。@職人起業塾 福岡オープンセミナー

6月12日 曇りのち晴れ

博多にて。

今日は博多、午前中は第三期職人起業塾の卒業生の事業所へ研修終了後のアフター訪問。
の予定でしたが、訪問先から急遽の日程変更の連絡があり、ぽっかりと空いた時間をランニングに充てて博多の街を走り回りました。楽しみにしていた卒業生との面談が先延ばしになり残念でしたが、昨日、鹿児島で雨に降られて走れなかった分を取り返せたのでそれはそれでまあ、良かったか、なんて気を取り直しておきました。(笑)

 

 

オープンセミナー@福岡

昼からはLIXIL福岡ショールームのセミナールームをお借りして、オープンセミナーを開催。9月開講予定の第七期職人起業塾福岡開催の事前説明会を兼ねて、私たちが提唱する現場実務者の意識改革を起点としたマネジメント改革、マーケティング構築の総論、時代が大きな変化を迎えている今こそ、これまでとは違うパラダイムに転換して今まで見過ごしてきた職人や現場監督向けの意識改革の教育の必要性を訴え、3時間もの長時間に渡り熱く語らせていただきました。定員36名に対し37名ものお申し込みを頂き、満員御礼、盛況に開催出来たのは、JBNの関連団体、ダンドリワーク社、TL会、KKB等々、様々な団体やネットワークにご支援を頂けたからこそ。心から感謝致します。

 

変化に対応出来るものだけが生き残る。

今回のオープンセミナーの内容は職人的マーケティング総論ということで、大まかいつもと同じ話ですが、特に時代が大きな転機を迎えている、この一年で世界は大きく変わったことを強調してお話をさせてもらいました。労働集約型で技術の習得に時間がかかる建築業界では他の業界に比して変化をしにくく、旧態依然とした慣習が多く残っているように思います。すぐに変わることはできなくても、変わる努力を始めなければいつまでもそのままで、時代に取り残されてしまいかねません。強いものでも賢いものでもなく、変化に対応出来るものだけが生き残ることができるというダーウィンが示唆された原理を信じるならば、今、一歩を踏み出す勇気を持つ時だと思うのです。

 

 

現場のパラダイムシフト

職人起業塾の研修に参加してこれまでと全く違うパラダイムで取り組んで頂くのは、最大にして最長の顧客接点として営業でも設計でもなく現場実務者に対する意識改革の教育です。「図面通り、決まった通り、言われたことだけやっとけばいい、」と単なる作業者になってしまっている現場の人たちの思考を切り替え、自分たちこそが顧客の信頼を掴む役割を担っていることを認識してもらい、顧客の生涯顧客化を現場という唯一無二の評価対象の精度を高めることで実現してもらうことで自社独自のマーケティングを構築する礎となってもらうことを目的としています。その為に乗り越えなければならない二つの壁をクリアできるようにする研修です。と、今回も様々な角度から繰り返し意識改革の必要性を説明しました。

 

二つの壁

これまでの建築業界が顧みずに放置し続けてきた『二つの壁』が本来あるべき工務店の価値を低下させ、ビジネスモデルを機能不全にさせてきたことで、ものづくり企業である工務店がスーパーマーケットのように新規顧客を追い求めるマス媒体を使った集客をしなければ立ち行かなくなったと思っています。そもそも、チラシ、雑誌、TV、ラジオなどのマス媒体は資本がある大手企業の方が強いに決まっている訳で、同じ土俵で戦うことはスモールビジネスの典型である地域の工務店に有利な訳がありません。情報革命でメディアの在り方が変わりつつある今こそ、グローバル、大資本、ポータルを強みとする大手企業と真逆のローカリゼーション、スモールビジネス、パーソナルに特化するべきで、それは、現場実務者の主体性の育成による現場価値の向上と、現場でのコミュニケーション不全の解消が鍵を握っていると思っています。

 

主体性の壁

私が子供の頃の大工さんは、顧客との折衝を行い、現場の全てを取り仕切り、儲けることができる商売人と呼べる人が多くいました。それが大手HMの台頭による分業化、リフォームという新しい業態ができてから気軽に問い合わせが出来る窓口が増えると共に消費者が大工、工務店に対して潜在的に持っていた不満が顕在化するなど、元請けとして受注ができないようになり、結局、単なる作業者となってしまいました。しかし、実際の現場で少しの意識を持ち、図面に書かれていることをより良いものにするべく提案をする程度の主体性を持てば、単なる作業者ではなく、信頼に値する住まいのパートナーになると思いますし、ものづくりを出来る人に対する信頼性はそうでない人に比べ高くなるのは自然なんこと。少し意識を変えるだけで、仕事を取れる人、儲ける人、自分の人生を自分でコントロールできる人になると思うのです。

 

 

コミュニケーションの壁

もう一つの壁はコミュニケーションの壁です。私もそうですが、人と話したくて職人や現場監督になる人はまずいませんし、多くの現場実務者がコミュニケーションに対して苦手意識を持っています。また、企業もそのことを認知しており、顧客とのコミュニケーションは苦手な人ではなく得意な人に行わせるべきだと営業職に対してコミュニケーション能力を高める研修を受講させたりしてきました。しかし、結局現場でモノを作るのに、作り手が建築主の想いを理解していなければ、良い結果は生まれませんし、結局、営業職を介してその情報が伝達されなければならない以上、現場実務者のコミュニケーション能力は絶対に必要です。彼らが必要性をしっかりと認知して苦手意識を克服し、自らコミュニケーションを取りに行く姿勢が生まれれば顧客や近隣住民との関係性は大きく変わり、信頼をベースにしたマーケットの構築に大きな一歩を踏み出すことが出来ると考えています。

 

 

職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中

そんなこんなで、9月から福岡で職人起業塾の研修をスタートさせる予定です。
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起業塾.

 

ローカル、スモール、パーソナルへの転換@KBN総会

6月10日 晴れのち雨

 

開聞岳

今朝は少し久しぶりとなる鹿児島市内のホテルからスタート。
昨日は霧島での職人起業塾@鹿児島を終えてから本日開催されるKBN(鹿児島ビルダーズネットワーク)の総会での講演に備えて鹿児島中央駅近くのホテルに移動、前田会長に鹿児島名物黒豚とんかつをご馳走になった後は週末ですごい賑わいを見せていた屋台村で一杯。鹿児島風情を堪能しました。今日は今日で午後からの講演までの間、前田社長におつきあい頂き社屋や工事中の現場の見学、南九州市の観光スポットをご案内頂き、(久しぶりに)仕事だけではない楽しい出張となりました。前田社長、本当にお世話になりました、ありがとうございました。
*以下の写真は楽しかった観光のスナップショット集です。(笑)

 

Kagoshima Builders Network

KBN総会の講演では、いつもと同じ話ではありますが、現場マネジメントとマーケティング、そして人材育成はワンセットであり、来たるべく超職人不足時代への備えをするべきではないか?という提言をさせていただきました。大先輩の工務店経営者を前にして、私ごときが偉そうに話すことでもないのかも知れませんが、今も半分は職人気分というか、職人目線での私の話に皆さま熱心に聴いてくださいましたし、現在鹿児島で開催している職人起業塾の終了後は再度講座を開いてもらいたいと言ったオファーまで頂きました。
鹿児島の方はいつも本当に温かく迎え入れてくださいます。私としても俄然やる気になり、来年開講の第九期は再度鹿児島にて開催したいとすっかりその気になっております。鹿児島の皆さま、引き続きよろしくお願い致します。

私の講演はいつも大体同じことを語らせて頂いておりますが、それでもまったく同じ話をするのは自分自身でも飽きますし、何度も繰り返し聴いて頂いている方もおられるので、少しずつは新しい切り口での見方やコンテンツを織りまぜる様にしています。今回はいつもの原理原則論と共に、「これからの時代はこれまでの延長線上には無い」と、時代の急激な変化とその時代の荒波を乗り越えるためのパラダイムについて多くの時間を割いてみました。結論は結局、同じなんですが。。(苦笑)

世界を制覇したのはポータル企業。

「この一年で世界は圧倒的に変わったでしょうか?」と質問すると、大体の方は「変わったけど、そんなに急激な変化ではないのでは?」という顔をされることが多く、そんなに実感があるわけではないと言った風情です。しかし、冷静に世の中の動きを見てみると私たちが若かりし頃では考えられない様なことが日常的に起こっていますし、まるで夢の中の世界の様な、ドラえもんの世界かと見紛う様な商品やサービスが次々とリリースされているのが今の現実だと思っています。世界を席巻して経済的支配といってもいいほどの成長を続けている企業、googleやamazonはあっという間に私たちの日常生活に溶け込み、必要不可欠なサービスとしてすっかり定着してしまいましたが、両社とも、まったくものづくりをしている訳ではなく、インターネット上にポータルを持っているだけです。またウーバーは自動車関連企業であるはずなのに一台の車も作らずして時価総額10億ドルを達成、トヨタを抜き去る勢いです。現在、ウーバーが熱心に研究開発を続けている自動運転システムが実用化されたら、タクシーの人件費コストがかからなくなり、現在の20%での運行が可能となるらしく、車両の中のモニター画面で広告を出して企業から広告料を稼げれば無料のタクシーが運行されるかも知れません。

無料タクシーの恐怖。

無料タクシーが街に溢れ出すとどうなるか、考えるまでもなく車を買う人はいなくなります。それは日本の製造業を引っ張ってきた自動車産業の終焉を意味しており、そこにまつわる下請け産業を含む雇用が大量に失われる事になります。そんなことにならない様にメーカーが自動運転用の車両の生産にシフトするという考え方もありますが、ヨーロッパで太陽光発電の電力買取制度が期限を迎え、発電余剰電力を車の動力に使う様になって一気に電気自動車が普及し始めたことを考えるとそう楽観視も出来ません。電気自動車は子供が夏休みの宿題で作れるくらい簡単な構造で、大企業でなくても開発、商品化が容易なのです。

民間車両をタクシーを利用するポータルサイトの日本版が公開された、アメリカの電気自動車のメーカーが日本に入ってきた、自動運転の実用試験が開始された、と個々のニュースはたわいもないものですが、ある日それらが繋がることで世界がガラリと変わってしまうことがありのです。そんな危機感をお伝えしながら私たちの進むべき道は一体どこか?を考えた時、世界制覇を進める超大企業と同じ土俵で戦うことなど目指せる訳もないし、目指したところで勝ち目などありません。

 

 

現場接点強化こそがマーケティング構築の根幹

グローバル、大資本、ポータルに対して私たちはローカル、スモールビジネス、パーソナルの真逆の方法論で限定したマーケット内で自立循環型のビジネスモデルを確立するしかないと思っています。だからこそ、顔の見える顧客との接点(=現場)を強化し、「ずっとあなたにお願いするね」と言われる生涯顧客を創造し続ける、そして地域を活性化する、周りの人と共に豊かな暮らしができる様なコミュニティーを形成するべきだと思うのです。結局、今日も着地点はいつもと同じ、建築業の現場接点強化こそがマーケティングの根幹という相変わらずの話ではありますが、背景を読み解くとその必要性がさらに浮き彫りになったのではないかと思っています。

グローバリゼーションからローカリゼーションへの移行は時代の大きな流れではなく、むしろ逆行であり、自分たちで意図的に行動を起こし、流れを作らなければ気づかない間に押し流されてしまいます。その一つが現場での顧客満足を確実に勝ち取ることだと信じて、職人起業塾の活動を通して職人、現場管理等の建築実務者の意識改革にこれからも精一杯取り組んでいく所存です。
そんなこんなで、鹿児島の工務店の皆さま、そして月曜日にオープンセミナーでお会いする福岡の皆さま、よろしくお願いいたします!

 

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起業塾.

福岡にて職人起業塾オープンセミナ満員御礼!

おかげさまで定員に達して締め切りました。
「現場のマネジメント意識が業界を変える!」
現場実務者の戦力化で利益を生み、工務店の未来を切り開く~ 

9月からの【第7期】福岡での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。
企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

平成29年6月12日(月) 14時~17時
LIXIL福岡ショールーム 1階会議室
参加費3000円 定員36名、先着順
https://www.facebook.com/events/1092887280813358/

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東京開催締め切りました。9月からの福岡開催の受講受付開始しています!
第7期生【九州地区:福岡会場  9月1日~2月22日 申込〆期6月30日まで】
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いい会社になるしかない。@新建ハウジングベンチマークセミナー

6月8日 曇りのち晴れ

 

インプットの日。

今日はひょうご木の住まい協議会と新建ハウジング主催のベンチマーキング塾の3回目。10年来の知り合いであり、若いながらも卓越した経営手腕で長野県で地域ナンバーワンビルダーに上り詰められ、先日の安曇野センチュリーライドでご一緒させて頂いたりと自転車友でもあるサンプロの青柳社長の講演という事で以前から非常に楽しみにしておりました。
建築業界で特筆すべき成果を出されている経営者を招いてベンチマークするこの勉強会、珍しい神戸での開催という事で、地元の私としては外せないのはもちろんですが、遠方からも多くの方が参加されており、セミナーで学ばせて頂くだけではなく毎回いいご縁を頂くことが出来て非常に喜んでいます。

 

 

インプットがアウトプットを呼ぶ。

午前中は前回このするのでご縁をいただいた鹿児島の建設会社の役員の方々に職人起業塾の内容について説明をさせていただきました。明日から研修講師として鹿児島〜博多への出張を予定しており、その前日に神戸で鹿児島の方にお会いして研修内容についての詳細説明をするのは少し不思議な感じもしましたが、異常に興味深く私の話を聞いて頂き、私が提案するこれからの職人不足への対策、現場マネジメントの見直しによるマーケティングの組み立てに興味を持っていただきました。

今回もセミナー後の懇親会で挨拶をさせて頂いた大工工務店の社長に建築専門誌の新建ハウジングプラスワンで私が連載している記事をいつも楽しみにしているとお声がけを頂くなど、嬉しいご縁を頂くことが出来ました。「実践型現場マネジメント」というテーマで書き続けている連載も次回で最終回を迎えることとなっており、ちょうど違うテーマで連載を続けるか、それとも当分の間お休みするかと考えていたところで、原理原則に則ったマーケティング理論の展開は当たり前のことばかりを書きすぎていることもあり、自分でもあまり面白い内容じゃないなーなんて思っていたところだったところだっただけに「雑誌が届いたら真っ先に読んでますよ!」という言葉には大きな勇気と執筆に対するモチベーションを頂きました。良いご縁に心から感謝します。

 

 

知っているのと、やっているのは違う

さて、青柳社長の講演はというと非常に素晴らしいもので、原理原則に沿ったマーケティング理論に基づいたビジネスモデルの構築、そしてその実践には本当に感心させられました。如何にその内容のさわりの部分を書き残しておきたいと思います。

冒頭に自社の事業ドメインを説明され、全ての事業、アクションが正確にそこに帰結されていること、しっかりと整合性が取れている事が青柳社長の経営者としての優秀さを如実に物語っていると感じました。ちなみにサンプロ社が掲げておられるドメインはこちら。

ブランドコンセプト:信州に「笑顔溢れる」暮らしを
事業ビジョン:暮らし方デザインカンパニー
企業ポリシー:強くて存在価値の高い会社

マーケティングは理論構築であり、その理論の実践が伴って初めて成り立つ、と私もいつも研修で言い続けておりますが、知り合った頃はすみれと大きく事業規模は変わらなかったのに、着実に実践を積み重ねて来られて従業員数80名、売り上げ30億円を超えるまでに成長された青柳社長のお話はまさに脱帽、舌を巻きました。新建ハウジングの三浦社長がまとめの冒頭で話されておりましたが、「知っているのと、やっているのは違う」という言葉に全て集約されていたように思います。

 

 

ブランド構築×インサイドアウト。

そんな青柳社長のマーケティング、マネジメント理論は講演の中でもなんども「原理原則」という言葉が出てきたように、決して奇を衒ったものではありません。私を含め、誰でも知っていることを組み立て、概念化して再度自社のビジネスモデルに落とし込んだアクションプランで実践されておられましたが、私がすごいと感じたのはその一つずつの精度の高さです。その根底には強い信念、哲学のようなものを感じずにはいられませんでした。以下は講演の中で話された理論構築の根底を支える社内向けの考え方ですが、これが見事に同社のブランド構築に直結しており、インサイドアウトの概念が如何に重要かを改めて感じさせて頂いた次第です。

●人生とは人間生活であり、人間生活とは時間でもあり、精神生活と物質生活に分けられる。

●従業員の仕事時間の投資に対する報酬は精神的な報酬と、物質的報酬で構成され、精神面成長実感、貢献実感、使命感、信頼、喜び、誇らしさ、感謝は無限

●ブランド価値は外から見えているものだけではなく、社内文化から作り上げるべき。

 

 

 

 

いい会社になるしかない。

とにかく、素晴らしい講演を聞かせて頂きました。すみれとサンプロ社では事業の規模感は私たちとは全く違いますし方向性や目指すところも同じではないかもしれませんが、地域に根ざすスモールビジネスを永続させるためにマーケティングやマネジメントに取り組み、実践を重ねるという意味では少なからず共通点もあります。最後のまとめで三浦社長が口にされた、「意味の時代、目的の時代」そして「いい会社になるしかない。」という私たち経営者が覚悟を持って社内に向き合い、自社の成長を通してブランド化へと歩み続けることこそが生き残る唯一無二の道なのではないかと感じました。青柳社長、本日は本当に勉強させて頂きました。ありがとうございました。

 

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福岡にて職人起業塾オープンセミナー残席2名のみです!

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竹のような人生。

6月6日快晴

まるで5月がいつまでも続くような気持ちの良い天気の日が続きます。昨日は5時半に起き出して朝飯前にしまなみ海道の大三島一秀ライト40キロ上を走って体を目覚めさせましたが、今日は5時前に起き出してポートピアホテルで行われるモーニングセミナーに参加、頭を目覚めさせました。(笑)

 

 世の中は広い。

お客様でもあり、手紙のセミナーの講師でなんともセミナーを受講させていただいている村山さんにお誘いいただき始めた新たな週間、朝起きでの学びは怠惰に流されがちな自分を理して、決意を持って日々を生きる覚悟を決めさせてくれる時間です。そんなことに取り組まれている方だがこのような日にはたくさんいることを知り、自分の至らなさを痛感している次第です。

 

 

モーニングセミナー。

先週に引き続き2回目の参加となるこの朝の会ですが、30分のショートセミナーが非常に素晴らしく勉強になります。今回は西明石の写真館を営まれている経営者さんのお話で、写真を残すことは宝物を残すことである。という切り口からご自身の事業の事例を発表され、地域に密着したビジネスの予定を聞かせていただきました。
スマートフォンの普及により、一般の個人が写真を撮る機会は圧倒的に増え、その数が100倍とも言われています。実際私自身を振り返っても、カメラ付き携帯を持ち始めたこの10年の写真はずっとありますが、それ以前はほとんど写真を撮っていないのが顕著に現れています。誰もが気軽に写真を撮り始めている今の時代に写真館と言うカメラのプロの仕事も激変したのは想像に難くありません。実際ずいぶんと努力を積み重ねて経営されているというのがよく伝わりました。

 

 

節目を意識する。

そのショートセミナーの中で写真を撮る機会と言うのは人生における節目が多いと言う話がありました。なるほど、子供ができたら誕生の時はもとより、七五三や入学、卒業、就職、結婚と節目節目に必ずと言っていい程写真を撮るし、我々建築の仕事で言うと家を新築したり、リフォームしてきれいになったりした時もと必ずと言っていいほど完成時の写真を撮ります。また、工事中も1つの工程が終わるたびに写真を撮って記録することを現場担当者には義務付けており、そう考えるとそれら写真を撮るタイミングは全て節目といえます。

 

 

竹は節があるから強い。

その写真館さんが出入りされている神社の宮司さんに「竹に節があることで折れにくく、強いのと同じように、人も節目を大切にすることで強い人間になれる。」と言われたとのこと。竹と人の人生が同じである事はありませんし、もちろん例え話というか比喩ではありますが、それにしてもうまく言い表しているなぁと思いました。
節目を大切にすると言うことは、1つの過程が終了する切りをきっちりとマネジメントするという事でもありますし、次の目標をしっかりと掲げてその達成に向けて努力するという意味とも取れます。天に向かってまっすぐと伸びていく竹のように一つ一つのプロセスと目標をクリアして目的に向かって進んでいくと言う姿勢はまさに「節目を大切にする」という一言に凝縮されていると言えるかもしれません。

 

 

竹の様な人生。

コーチングのセッションを行っていても、ぼんやりした事柄を明確にするたびに、「例えば?」という質問をよく使いますが、例え話こそイメージをはっきりとさせ理解を深める手法であり、例え話や比喩で様々な角度から同じ所を切り取り、見ることで格段に理解が深まると思っています。

今まで全く意識していなかった概念というかイメージですが、本日教えてもらった様に節目を大切にして竹のようにまっすぐで、強く、そしてしなやかな人生を目指して生きていきたいものです。今日もいい勉強をさせていただきました、ご縁に心から感謝します。

心謝。

 

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起業塾.

福岡にて職人起業塾オープンセミナー残席わずか!

後5名で締め切ります、お申し込みはお早めに!
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現場実務者の戦力化で利益を生み、工務店の未来を切り開く~ 

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企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

平成29年6月12日(月) 14時~17時
LIXIL福岡ショールーム 1階会議室
参加費3000円 定員36名、先着順
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東京開催締め切りました。9月からの福岡開催の受講受付開始しています!
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Xデザインフォーラム2017@Kyoto

5月27日 快晴 風強し

 

へうげもの美術館から。

今日は京都からスタート、午前中は少し時間があり、(私個人的に)京都で行ってみたいリストベスト10の内の一つ、北山の古田織部美術館に念願かなって行ってきました。日本漫画史に燦然と輝く名作、『へうげもの』の主人公、古田織部が残した織部焼の世界を堪能すべく胸を膨らませて行ってみましたが、思いの外、小さな建物で展示が少ないことに少し落胆してしまいましたが、発掘調査で出土した陶片から京焼と織部焼の関係性を探る展示会はそれはそれで興味深く、勉強になりました。昼からは長岡京に移動して半年に一度、すっかり定期開催となった?第4回目となる職人起業塾@長岡京女子部のワークショップでファシリテーターを務めさせていただきました。今回も非常に盛り上がり、強力な女子パワーに圧倒されました。(笑)その模様はまた後日にアップしたいと思います。

 

 

Xデザインフォーラム2017@Kyoto

昨日はマテリアル京都で開催されたXデザインフォーラムに昼からのワークショップ、夕方からの講演会、その後のビアバッシュにどっぷり参加、”Service design (pattern) workshop”と題されたフォーラムという名にふさわしいハイレベルなワークショップと”Out of box design thinking”をテーマとした日本のHCD(人間中心設計)を引っ張る先駆者の教授達の脳みそが痛くなるような刺激的ではありましたが難解な講演に随分と頭を悩ましました。非常に専門的で難しい内容ではありましたが、教授達が社会学や経済学、心理学の見地から今後のデザインを語られたのはデザイナーではない(理解度の低い)私にしても非常に面白かったので、私のレベルで乱暴にかいつまんだ要点を以下にご紹介しておきたいと思います。

 

 

Service design (pattern) workshop

まず初めに行われたのは参加資格がHCD、UXD中級者以上と括られたハードなworkshopで、私が参加して良いものかと、随分悩みましたが、一応、2016年度のUXD KANSAIの修了証をもらったことだし、と自分に言い聞かせて潜り込むことにしてみました。参加してみると、(私も含めて)中級者のレベルに?がつきそうな方も散見され、ほっと胸を撫で下ろしたり、物足らないような気持ちになったりとちょっと複雑な感じではありましたが、それでもワークショップ自体は内容もさることながらスピード感がハンパなくなるほどと納得させられ非常に勉強になるものでした。

ワークショップの内容はクリストファー・アレクサンダー著『パタン・ランゲージ』にか書かれてあるパターンの原理「すべての設計と建設は、正式に採択されたパターンと呼ばれる計画原理の集合体によって指導される」からグループ内で出したうれしい体験をパターン化して『大人のための学び』と言うメインテーマに対するサービスデザインを考案するというもの。

限られた時間の中でパターンを見出し、そこからテーマに対する解を導いて発表をするのはなかなか厳しく、私が所属したグループでは結局時間内に何らかの結論を出すのが精一杯といった感じになってしまいました。しかし、他のグループの発表を聞いてみるとさすが中級者クラス!と思える素晴らしい発表もあり、レベルの高さ(違い?)を感じさせられることになりました。

 

 

「闘争としてのサービス」

第二部は山内裕氏(京都大学経営管理大学院)と安藤昌也氏(千葉工業大学教授)お二人の講演で、人間中心設計の本来の目的と定義についてもう一度深く掘り下げる対論的な討議が行われました。山内裕氏は「闘争としてのサービス」と言う書籍を上梓され、非常に話題となっており人間中心設計ではなく人間(脱)中心設計と言う新しい概念をその著書の中で発表されました。今回の講演のテーマも「文化をデザインする: 「闘争」としてのサービスの含意」というその著書で展開された概念の説明が中心で非常に楽しみにしておりました。

山内裕氏の講演は人間中心設計の創始者であるノーマンが著した定義の最後に「全く反対のサービスが求められる場合がある」と書かれていることから、人間(脱)中心設計という逆説的な概念こそがこれから求められるサービスデザインだと定義していきなり荒技からスタート。HCDに浅学の私もこれには度肝を抜かれました。大まかな理論構築の要点のみを書き残すと以下の通り。

主客分離から相互主観性へ お互いに相手を理解する相互関係の水準に着目
全ての表現は遂行性を含む
これまでのマーケティングは主客分離の前提に立ってきた。
寿司屋の大将は客を試す
サービスの弁証法 顧客を満足させようとすると客は満足しなくなる。

 

 

デザイナーはアーティストへ?

よく耳にする考え方ですが、デザインに限らずサービスにしても市場に出たものは全て陳腐化してしまうのは今の時代、確実でしかも急激にスピードが加速しています。そのように考えると確かに陳腐化しない(していない)価値の源泉は市場の外にしかないとも言えるわけで、今後、デザイナーがデザインするべきは文化であり、これまでの延長線上には全くないということです。

山内裕氏は資本主義社会での成功は文化の世界では失敗だと断言されておりましたが、私としてはアーティストとデザイナーの違いは商業ベースの世界の内外の立ち位置の違いと考えておりました。しかし、今後はそのような生ぬるいものではなく常に社会を批判してきた文化のレベルでサービスデザインに取り組むべきだという論調は確かに『闘争』の域に踏み込むことなのだと感じました。残念ながら、このレベルになると私にはさっぱり関係のない世界に思えてしまい、何らビジネスに生かすヒントをもらえることはなく、面白い話を聞かせてもらえました。という着地になってしまったのは悲しかったですが、そこは浅学と職種の違いとして受け入れることにしておきました。(笑)

 

 

HCDの誤解

二人目に登壇された安藤昌也氏(千葉工業大学教授)の講演は山内裕氏の逆説的なHCDの定義をISO基準の観点から見直し、その中のユーザーのニーズの定義は広範でありステークホルダーも含む利用状況の設計が必要であることを起点にHCDの誤解(ユーザーが要求するニーズに応えることが人間中心設計だ)を解くことで山内裕氏が提唱された人間(脱)中心設計がこれまでの人間中心設計の概念、定義とそんなに大きく変わらないこと?志は同じであることの説明に多くの時間を割かれましたが、正直、定義を深く掘りまくり解釈を広げる的な学術的なお話は私にはよくわかりませんでした。(苦笑)
ただ、印象に残った「お客さんが言っているので作りますではダメ」という言葉を聞くと、そもそもHCDの考え方に(大げさにいうと)闘争する姿勢がなくもないのだと少しばかり納得したような、、

私個人的には講演のテーマだった「利他的UXデザイン(仮)」の実際の事例を延々と紹介してもらえた方がよかったなー、なんて思いましたが、UXD/UXの中級者以上が集まったフォーラムで学者さんが登壇されるというのはやっぱり概念的な話が多くなるのは致し方ないというか、こうゆうのが重要なのでしょう。きっと。

 

 

まとめになってないけど、まとめ。

以上、ここまで自分自身への備忘録も兼ねてXデザインフォーラム@京都での学びをレポート風にまとめてみました。今回得られた学びをまとめてみると、ハイレベルな議論をたたかわされたサービスデザインのこれからの方向性や指向性はさておき(←この時点で全然ダメですが、、笑)これまでも度々行ってきましたが、定義の見直し、深堀することの重要性を再確認出来たことではないかと思います。頑固オヤジのいる高級寿司店の様に既に世の中に確立され、権威があるサービスがその他の一般的なサービスの概念や定義から大きく外れているいるが存在しているのは確かで、相反する二つが同じサービスの分野で両立している時にその整合性もしくは特異性を確認するための調査や思考を巡らしてみることで新たなサービス、デザイン、ビジネスのヒントを得られることがあるというのは非常に面白いと感じましたし、今まで私が持っていなかった観点でもあります。
知らない世界に飛び込んでみるのは刺激的で面白いし、何かしら為になるものです。(笑)

美味しいコーヒーが飲める会場、goodでした。(^ ^) 

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起業塾.

 

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それに先立ちまして6.12@福岡オープンセミナー開催します!
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9月からの【第7期】福岡での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。
企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

平成29年6月12日(月) 14時~17時
LIXIL福岡ショールーム 1階会議室
参加費3000円 定員36名、先着順
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東京開催締め切りました。9月からの福岡開催の受講受付開始しています!
第7期生【九州地区:福岡会場  9月1日~2月22日 申込〆期6月30日まで】
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マネジメントとマーケティング@JACK名古屋

4月14日 快晴

JACK@名古屋

昨日に引き続き名古屋から。
今日は一般社団法人JACKの中部ブロック勉強会に先日の東京ブロックに引き続きスピーカーとして呼んで頂き、JACK理事長であるカリスマ蜘手理事長と共にセミナー講師として登壇させて頂きました。(私のいつもと同じ話はともかく、)切れ味鋭く、事例を概念化して全体を俯瞰し、問題の本質を抉り取る蜘手理事長の話を久しぶりに聞くことが出来て、スピーカーではなく、1人の参加者としても大きな刺激を頂き非常に勉強になりました。やはり、外に出て学び続ける習慣をいつまでも持ち続けなければならないものだと改めて。

 

企業ドメインを明確にする。

数年(多分5〜6年)前、蜘手氏とどこかにご一緒した際、会社の強みを伸ばすために事業ドメインを明確にするべきだ。という話がありました。その時、蜘手氏が代表を務められているROBIN社では自社の事業を「建築に強みを持った営業会社」という再定義を行い、設計力や提案力等色々とあると思われていた自社の強みを営業力に絞り、その部分に特化して事業を伸ばすと言われていたのを鮮明に覚えています。今日の講演では営業力、そして営業力を軸に据えた独自のマネジメント論を展開、その緻密な理論と実践、そして検証を繰り返しブラッシュアップされてきた取り組みを披露され、その斬新さに正直圧倒されました。

 

 

ゼロからイチを生む力

営業力=モノを人に売る力を身につけることが出来れば一生、飯を食うのに困らないと言いますが、実際はゼロからイチを生み出す、売り上げを作るというのはそんなに簡単なことではありません。特に建築業界は扱う金額が大きいだけに購買者も慎重に比較検討を行いますし、納得して購入に踏み切ってもらうには随分と専門知識も必要になります。それを新卒一年生からきっちりと目標達成を繰り返せるように営業スキルの共有と独自の目標達成マネジメントでサポートするという蜘手氏の話は切り口を変えてみれば大企業でも終身雇用が保証されない混迷の今の時代に社員に生き抜く力を身に付けてもらうという事になるのかもしれません。
とにかく、非常に素晴らしいお話でした。

 

 

ドメインは施工会社。

マーケティングとマネジメントは切っても切れない関係にあり、営業力を基軸にしたマーケティング戦略は営業社員の目標達成を促すマネジメントが不可欠であることが改めてよくわかりました。私の展開する理論とは少し毛色が違いますが、根本的な部分では共通点も多くあり営業力のマネジメントではなく、現場のマネジメントでマーケティングを組み立てる方法論を第二部として蜘手氏からバトンを受け取って話させていただきました。

私は大工出身の経営者で、すみれは従業員も半分以上が大工で、後は設計スタッフのみ、営業職が1人もいない会社です。それでも毎月、毎年売り上げを作り続けなければなりません。前述の企業ドメインで言うと、「建築知識と技術に強みを持った施工会社である」と定義しています。

 

 

営業力ゼロの戦略。

営業が苦手な人間ばかりが集まって事業を行っているわけですから営業をせずに受注が取れる仕組みを構築しなければなりません。そのためにはご縁をいただいたお客様先でしっかりと顧客満足を勝ち取り、「次の工事もあなたに頼む、工事をしたい知り合いを紹介するわ」と言ってもらい他社との競合に晒されずに次々に工事のお声がけをもらうことが不可欠です。

すみれのスタッフに10年以上も口を酸っぱくして言い続けているのは目先の利益ではなく、顧客からの絶対的な信頼を得るために現場で工事をしているのだということです。工事を終えて引渡した後、快適な暮らしを過ごしてもらえることにコミットして施工すれば必ずお客様に喜んでもらえ、リピートの注文やご紹介をいただけるようになると信じてこれまで事業を続けてきました。

まだまだ完璧にできていると言うには程遠いですが、それでも毎年同じ程度の工事のご依頼をいただくことができるようになりチラシや雑誌等の販売促進の活動をすることなくリピートと紹介のみで毎年大まか同じ量の売り上げをいただけるようになってきました。

 

 

職人内製化の奔流。

営業力がなくても、建築業としてものづくりの本質を守り、現場を取り仕切る職人が少しの主体性と少しのコミニケーションスキルを発揮して現場での顧客満足を得るようにすれば、仕事が取れるようになると言うのが私が推し進める原理原則に基づいた職人的マネジメント論となります。4時間に及ぶ勉強会の後懇親会への道すがら今年2月に上場を果たされた名古屋の有名工務店の安江社長から来期から社員大工の採用、内製化に踏み切るという話を伺って非常に驚きましたが、それよりもっと驚いたのは営業力に特化されている蜘手氏が職人を育成する施工会社を今期中に立ち上げると言われたこと。これまで私たちが強みとしていた社員職人での施工、現場マネジメントがあっという間に業界のスタンダードに変わってしまうかもしれない予感のようなものを感じました。

「現状維持は緩やかな破滅への道」と言いますが、現状にあぐらをかき、ブラッシュアップを続けなければすぐに時代の荒波に飲み込まれてしまうということを肌で感じた次第です。スタッフと共に職人正規雇用の会社の先駆者としての気概を持ってさらなる価値の創造に歩を進めなければならないようです。
そんな訳ですので、スタッフの皆さん、引き続きよろしくお願いします。(笑)

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山と街をつなぐ活動を通して森林の保全を目指すクラウドファウンディング多くの方の温かなご支援のおかげでプロジェクトの目標達成できました!

本当にありがとうございました!心から感謝いたします。
これから活動は本格化!引き続きご支援宜しくお願い致します!
神戸ハーバーランド木育施設「ひょうご木づかい王国学校」を存続させたい!
https://camp-fire.jp/projects/view/21237
山と街を繋ぐ拠点『ひょうご木づかい王国学校』存続プロジェクト、目標達成しました!https://camp-fire.jp/updates/view/26884

https://camp-fire.jp/projects/view/21237

https://camp-fire.jp/projects/view/21237

ひょうご木づかい王国学校クラウドファウンディング

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■職人起業塾【全15回 厚生労働大臣認定コース】絶賛受付中!

今期の研修事業もすでに受付始まっています!助成金を利用される方は急いでください!

新年度になり政府の施策も変更や改正が発表され、3月以前のオープンセミナー時点では確定していなかった2017年度の人材育成に関する厚生労働省の方針が明らかにされました。事前のリリースでは抜本改革を謳っておりましたが、基本的な部分は大きく変わることはありませんでした。詳細についてご興味がある方はお気軽にお問い合わせください!
問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ

第7期生【関東地区:東京会場  7月14日~1月12日 申込〆期4月末まで】
第9期生【中国地区:広島会場 10月13日~4月12日 申込〆切7月末まで】

各開催、定員20名です。現在続々と申し込み頂いております。

fbページ:https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku/
ホームページ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

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■4.14 JACK中部勉強会in名古屋にて登壇します。

私の話はともかく、カリスマ蜘手理事長のレイヤーマネジメント論は必聴だと思います!
JACKメンバー以外での参加もOK!です。

https://www.facebook.com/events/513356432386024/

https://www.facebook.com/events/513356432386024/

https://www.facebook.com/events/513356432386024/

 

■4.18 業界の風雲児達と共にセミナーに登壇します。@大阪

ハウジング・アクティブ・ソリューションのセミナーに参加することになりました。
何と!参加費無料とのことです。ご都合が合えば是非ご参加ください!

HASセミナー

HASセミナー

住宅産業大予測フォーラム2017

12月15日 晴

 

風が吹く東京へ。

雲一つない青空が広がり、放射冷却に重ねて強めの風が冷たい、寒い朝。今年になって初めてのコートを着込んで朝早くから東京へ向けて出発しました。

私が雑誌に連載をさせて頂いている新建ハウジング社主催の住宅産業大予測フォーラム2017という来年の業界を占う大々的なフォーラムが東京四谷のホールで開催されており、ひょんなことで?私も講師としてその壇上に上がらせてもらう事になってしまいまして、、

メインスピーカーのジャパネットタカタの高田前社長と建築業界ではカリスマとしてその名を知られる新建ハウジングの三浦社長の間に挟まれて、一時間程の時間いつもの「職人起業塾からの提言」として、「現場のマネジメント意識が業界を変える」と題して、職人や現場監督等、現場での顧客接点の従業員への教育、意識改革の必要性と重要性を訴えました。

お二人とも講演のプロに挟まれていつになく緊張してしまい、固くなっちゃってあまり上手に話す事は出来ませんでしたが、パワーポイントのお陰さまで、大まか私がお伝えしたい事は一応、伝わったのではないかと思います。(汗、)

ジャパネットタカタ前社長の話。

ネットでの評判を見ても高田社長の講演は非常に良い!という書き込みが多く見られ、私も氏の講演を聞かせて頂くのをとても楽しみにしておりまして、楽屋裏で御挨拶をした後、最前列のかぶりつきで拝聴させて頂きました。

感想はというと、評判通り、いやそれ以上にいい講演で元気とパワーをもらえたように感じました。氏が繰返し言われたのは、今を一生懸命に生きると言う事であり、ご自身の経験談を通してその思考を持つことで未来が開ける、そして失敗を畏れずチャレンジし続けることの大切さをあの情熱的な語り口で熱く訴えられました。とにかく、ミッションをしっかり持ち続けていれば大丈夫です!と。

結びのまとめでは、ミッション、パッション、アクションの重要性と共に、世阿弥の風姿花伝を引用され、我見ばかりではなく離見、俯瞰を忘れずにと視座を高く持つ事を奨められるあたり、さすが1000億を売り上げる企業を作っただけのことはあると大いに感心させられました。高田社長、非常に良いお話、勉強になりました。

私の(いつもの)話

現場接点こそが建築業における真実の瞬間で有り、その強化がリピート紹介と未来の売り上げを創り出すマーケティングの実践となる。企業は人なりの大原則に基づいて、次世代を担う若者の職人を育てませんか!という私のいつもの話はこれからやって来る圧倒的な職人不足に備える意味も有り、大予測といえるかは微妙ですが、若年層の大工がほぼいなくなっている現状に危機感を覚えられた方は確実に居られたと思います。その意識喚起が出来ただけでもこのような機会を与えて頂けた事に感謝です。

 

新建ハウジングの三浦社長の話

全国の建築業界のみならず、ありとあらゆる最新情報を集積し、分析される三浦社長の話は圧巻でした。まさに『大予測』と言う名にふさわしい内容で今の工務店のおかれている状況、これから進むべき道を分かりやすく指し示してくれてました。

最後に登壇されて、高田社長の話、私の話を織り交ぜながら全体をまとめて行く手腕は大したもので、こんなに上手にフォーラムをまとめられるのか、と驚いてしまうくらい素晴らしい講演で拙い私の話もずいぶんとフォローしてもらっちゃいました。(苦笑)

内容については、ミクロとマクロの視点からの分析の結果、企業は人なりの大原則に立ち戻って、何を買うかよりも誰から買うか?という選択で顧客に選ばれる様になる事が工務店の生き残りには欠かせない。と、私がいつも言い続けている事を踏襲して頂いて、確信と自信を頂ける内容で、私の活動を後押しして下さる様な素晴らしい論調を展開され、私にとってはとても勇気を頂く事が出来ました。詳細については以下の写真にてご想像下さい。(笑)

感謝。

自分自身の出自が職人であり、その当時、未来を見通せない暮らしに刹那主義に陥り、投げやりな人生を送りかけた事もありましたが、私について来てくれる若衆達には同じ想いをさせたく無いと法人成りの際に掲げたミッションは「職人の社会的地位の向上を果たす」でした。

そのミッションに突き動かされてこれまで事業に取り組んで来た結果、今回の様な大きな舞台に立たせて頂ける事になったのは素直に喜びたいと思います。ほんの少しずつではありますし、叶うかどうかは分かりませんが、確実にミッション遂行へ歩むことが出来ているように思います。

不易流行を胸に、これからも歩みを続けて参ります。今回、フォーラムにて私の話を聞いて下さったかたも、そうでない方も、引き続き宜しくお願い致します。

そして新建ハウジングの皆様、ありがとうございました。心から感謝致します。

心謝。

 

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■職人起業塾【全15回 厚生労働大臣認定コース】(説明会前)先行予約受付中!

第5期生【関西地区:大阪会場 5月18日~11月16日 申込〆切1月末まで】
第6期生【中国地区:広島会場 6月 7日~12月 6日 申込〆切2月末まで】

両開催とも定員20名です。続々と申し込み頂いております。ご興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい!

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職人起業塾募集要項

■[12月15日開催] 新建ハウジング主催 住宅産業大予測フォーラム2017に登壇させて頂く事になりました。

「現場のマネジメント意識が業界を変える」と題して、これから厳しさを増す建築業界で生き残る為の方向性と職人不足の解決を提言させて頂きます。http://www.s-housing.jp/archives/95886

 

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■fbでも健康的な?ラーメン情報など(笑)、リアルタイムな情報を発信しています。

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やるが、やらねが?

10月4日  晴れ 風強し

快晴の秋田からスタート。

昨日、秋田空港に降り立つと台風か?!というくらいの激しい風雨で驚きました。その反動?か、朝目覚めてホテルの窓から見えた雲ひとつ無い青空にやたらテンションを上げて、秋田の街中を1時間ほどのランニングに出掛けてしまいました。

久しぶりの秋らしい爽やかな朝、ココロもカラダもスッキリ、帰神の道中では集中してPC仕事に向き合えそうです。(^ ^)

 

アイリフォーム協力業者会。

昨日は一般社団法人JACKの仲間で、秋田で私達が施工する工事の際にも色々とお世話になっている進藤社長率いる株式会社アイリフォーム社の記念すべき第1回目の協力業者会の基調講演の講師として御招き頂きまして、社員さん、職人さん、取引先の方々と70名を超える大人数が集まられた会場でお話しをさせて頂きました。

 

協力業者会の意味。

建築の仕事は一つの現場に大勢の人が携わり工事を進めて行きます。それぞれが責任感を持ってプロフェッショナルな仕事を行い、その積み重ねの上にお客様に満足頂ける完工引き渡しがあります。
逆に、誰か一人でもえー加減なコトをすれば他の人の努力は全て水の泡となってしまうリスクを孕んでいるとも言えます。そんなコトにならないように元請け会社は現場監理を行うわけですが、正直に言ってしまうと、職人の一挙手一投足を全て監理出来るわけではなく、目が届く範囲は至って表面的な部分に限られてしまいます。
だからこそ、今回の様に関係者を集めての勉強会的な会を設けて事業に携わる全員の意思の統一、方向性の確認が必要なのだと思っています。

 

 

結束が生涯顧客を創造する。

私が今回も話したのは、(いつも同じですが、)原理原則論のマーケティング理論を紐解いて、現場の重要性と工事を終えた後も延々と長く続く顧客満足が未来の売り上げ、利益の元になるということ。目指すべくは生涯顧客の創造と蓄積です。
その為に人を育て、ステークホルダーとの信頼関係を深めるコミュニケーションを積極的に行うべきで、現場に関わる全ての人が同じ価値基準を持ち、目先の利益や簡単さに囚われる、流されることなく、良心に従って本当の顧客満足を得る努力と常にその選択が出来る価値基準を持つ様にならなければならないと、アタリマエのコトを繰返し申し上げました。

 

 

で、具体的には何を?

そんな私のアタリマエの積み重ねの話を聴いたからと言って、明日から何かが変わるかというと残念ながら決してそんな事はありません。現在、そしてこれからますます厳しくなる建築業界の環境の変化を真摯に受け止め、茹でガエルにならない様にと、もし、変わろうとするならば、すぐさま小さくても実際の行動に移す事が出来るかどうかにかかっており、またその行動を継続して積重ねる努力が欠かせません。

で、具体的には何をしたら良いかというと、私が今回用意していた答えはこちら、

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アイリフォーム社のホームページから抜粋

 

相手の立場に立って考える。

顧客からの信頼を得て、紡ぎ、繋ぎ止めるマーケティングアクションとしてはイロイロな方策が考えられますが、その根本的な考え方として、「お客様の立場に立って考え、行動する」という意識を全員が持てばこれより強い事はありません。私があれこれと目先新しい事を提案するよりも、元々アイリフォーム社で掲げられていたスローガンをもう一度全員で見直し、その基本を守り、全員で取り組む事が出来れば、ドラッカー博士が提唱した事業の目的である(生涯)顧客の創造はそんなに難しく無く叶うと思うのです。

皆さんで是非、自分の家だと思って仕事をするとは実際の業務に落とし込んだ時、どの様な事なのかを考え、選択し、実践してもらいたいと思います。

そんな事を懇親会の席で熱く語る事が出来ました、席のあちこちで、「やるが、やらぬが、どっちかだべ。」との会話も聞こえてきて、私の想いが伝わった事も実感させて頂きました。
今回も素晴らしいご縁を頂けた事を心から感謝致します!
みなさんで一丁、気張ってみて下さい!

 

おまけ、

懇親会2次会はオープンの際に進藤社長にもお手伝い頂いたにわ・とりのすけ秋田本店にて。
久しぶりにクライアントともお会いする事が出来て良かったです。
高橋さん、頑張って下さい!

お元気そうでいがった。(笑)

 

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■来年開講予定【鹿児島開催】職人起業塾 現地受講説明会開催します!

10月20日 KBN(鹿児島ビルダーズネットワーク)様の御協力を得て、無料の説明会を開催します。これから職人育成を考えている、現場基軸のマーケティングの構築をお考えの方は是非お越し下さい!

https://www.facebook.com/events/538786719642482/

 

■理念再考、構築のグループコーチングのワークショップ受け付けています。

使える経営理念を作り上げる!をテーマに少人数でも出張開催も行いますし、すみれ本社開催でよければリーズナブルな金額で承ります。お問い合せはメール、コメント、fbメッセンジャー等、何でも結構ですのでお気軽にご相談下さい。
お問い合せメールはこちら→http://sumireco.co.jp/question.php

 

■絶賛発売中!『書籍 職人起業塾』のご案内

不肖、ワタクシ高橋が初めて上梓した志を実現する為のインバウンドマーケティングの実務書、『書籍 職人起業塾』は品薄につきAmazonではプレミアがついて定価1650円がなんと!3960円で取引されています。Amazonも有名書店も売り切れ続出ですが、現在は少し在庫がある様です。今なら定価でご購入頂けますよ!

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http://sumireco.co.jp/question.php

 

逆説ではなく王道@鹿児島

8月24日晴れ時々雨

鹿児島堪能。

今朝は鹿児島の中心街、天文館のホテルから始動。

朝は少し早起きして、いつもの筋トレと日曜日のツケを払うランニング、鹿児島市内の名所巡りを兼ねて走り回るところから。(笑)

大久保利通像、歴史ロード、ザビエル記念館、照国神社、西郷隆盛像と廻って最後に鹿児島港から朝日に輝く桜島を見てからホテルに、充実した朝になりました。

 

ベガハウス社訪問。

昨日の講演を終えて本日は移動日となったのですが、帰りの飛行機が夕方となっているため、少し時間がありました。

昨夜の懇親会の席上にて講習会にご参加下さった、鹿児島ナンバーワン工務店の呼び声も高く、メディアに紹介されることも非常に多い有名工務店のベガハウス社の社長に時間があるなら、最近新築移転された新しい社屋と、ショウハウスとして公開されている建物見学して行ってもいいですよとお誘いを頂き、ホテルをチェックアウトした後は複数の雑誌にも取り上げれているベガハウス社の新社屋へ、

全国の工務店傾斜が見学に訪れる同社の事務所と施工物件を見せていただけるなんて夢にも思っていなかっただけに、非常に嬉しいサプライズとなりました。しかも、京阪神木造住宅協議会で一緒に活動している理事長のご子息が同社に修行に来ているということで、その彼に案内をしてもらうと言うおまけ付き。


社屋の見学では、スタッフの皆さんが気持ちよく働ける環境作りと、徹底した5Sの環境整備、もちろんお客様との折衝の場である事を考えてあらゆるところでディティールにこだわったデザインは非常に勉強になりました。こんな会社で働いてみたい、なんて思ってしまうくらい。(笑)


ショウハウスではデザイン力と提案力、そして施行力のバランスが取れた人気工務店の成功パターンを垣間見ることができ、これも考えさせられることが多々あり、自社に持ち帰って取り組みを新たにしなければと、そのレベルの高さに気付き、刺激を超えて衝撃を受けました。

確かにこんな家に住んでみたい。(笑)

 

大楠と黒酢

昼からは昨日の講演会の主催者である大庭社長にご案内いただいて引き続き鹿児島を堪能。日本一大きな楠、鹿児島の至宝、黒酢の産地の見学等、雄大な桜島を見ながらあちらこちらと見学させていただきました。


今回の鹿児島行、研修会のスピーカーとして読んで頂いたにもかかわらず、終わってみると私が提供した事よりも学ばせていただくことの方が多かったように思います。

 

逆説ではなく、王道。

特にメガハウス社では、一般的に多くの企業が用いる様になっている結果から逆算する事業計画ではなく、土台からしっかりと積み上げていって最高の商品を顧客に提供し、信頼関係を構築されているのを目の当たりにし、その完成度には本当に刺激と言うよりは衝撃といっても過言でない位の学びと気づきをいただきました。まさに、結果にコミットして計画、行動、人材と逆算してくる逆説の形ではなく、デザイン力、施工力、提案力等々、顧客からの信頼を得る地力を固めてから事業を行うまさに王道のビジネスモデルを垣間見させていただきました。

八幡社長、突然のことにもかかわらずご配慮いただきましたこと心から御礼いたします
大庭社長、お時間をとっていただき本当にありがとうございました。

ご縁に心から感謝申しあげます。今後とも宜しくお願い致します。

心謝。

 

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