チョコレート屋のマーケティングと不易流行。

平成30年2月5日 晴れ

寒いけど季節は春

2018年もあっという間に2月になり、もはや立春も過ぎました。相変らず寒い日が続きますが、一応、暦の上ではもう春ですね。昨日、いつもの日曜日の習慣、10kmランニングに出てみると梅の花の蕾が少しだけ膨らんでおりました。あー、暖かくなるのが待ち遠しい。。
暦や季節の移ろいに心を留めてみると毎年同じ時期に同じ様に季節の節目がやってきます。その度に太巻きにかぶりついたりと恒例の行事にいそしんだりして、人の暮らしは遠い昔から同じ事を踏襲し続けている様に思いますが、実は全く同じ事を繰り返している訳ではなく、少しずつ変化しながら、時代の進化に合わせて変わっている様にも感じます。

義理チョコ問題

2月のイベントごとというとバレンタンデーがありますね。少し前にチョコレートメーカーのGODIVAが日経新聞に「日本は、義理チョコをやめよう」という一面広告を出したというニュースがネットで話題になっておりますが、これまで、チョコレートメーカーはバレンタインデーには多くの人にチョコを贈りましょう!というコピーで広告をしていたのとは全く逆の姿勢を打ち出しました。コチラ→「義理チョコをやめよう」ゴディバのバレンタイン広告に賛否の声 狙いは?

GODIVAの提言

これは単に逆説をキャッチコピーに持ってきて人目をひこうというものではなく、GODIVAの
社長が、世の女性たちが義理チョコを送ることに対して金銭的にも精神的にもストレスを
持っており、本来、好きな人に気持ちを伝える日であるはずのバレンタインデーをネガティブ
に受け取っているのを見て、「ストレスになる様な義理チョコはやめて、本来の姿に戻ってもらいたい。」という気持ちを込めての提言だったとのことです。

恋人の様に大事に想う

現代は「企業の人格が問われる時代」と言われています。マーケティングの大家、ジェイ・エイブラハムは「顧客に対して恋人の様に接しよ」と言われましたが、このGODIVAの社長の様にメインの顧客である女性に対して優しく、思いやりのある、自社の目先の利益にとらわれることなく本質的な価値を大切にする経営者の価値観を共有する会社の商品を買いたいと思うのは私だけでは無いはずです。これによってGODIVA社の今年のバレンタインデーのチョコレートの販売額は間違いなく増えると思います。

チョコレート屋の(在り方から正す)マーケティング

このGODIVA社の話の流れはまさに、私達が取り組んでいる「在り方」を見つめ、正しいあり方を発信して共感を得ることで消費者に支持されて売り上げに結びつけて事業を成り立たせるインバウンド・マーケティングの理論をそのまま実践されているという印象を持ちましたが、この報道をマーケティングアクションだと受け取られた方はどのくらいおられるでしょうか?一般的なマーケティングという言葉の印象からすると、「結局、金儲けのための綺麗事かよ」と思われるかも知れませんが決してそんな意味ではありません。

アン・マーケティング

アメリカでは現在、UnMarketingという書籍がベストセラーになっているとのことです。残念ながらまだ和訳はされていない様ですが、暫くしたら日本の書店にも並ぶと思います。サブタイトルはStop Marketing. Start Engagingとなっており、要するにこれまでのテレアポ、DM、チラシ等の宣伝広告、販促、売り込みの手法をやめて急速に普及してすっかりインフラとして整ったSNSを活用して自分たちの持つ魅力を伝え、ファンを作ることでビジネスを発展させようという趣旨の様です。(読んで無いのでレビューを読む限りです、、)

マーケティングを再定義する。

マーケティングという言葉は非常に広義であり、日本やアメリカのマーケティング協会の
定義では企業活動の全てと言っても過言では無いくらいに事業活動の全てを網羅して書かれて
います。しかし、私達が取り組み続けているのは短期間に出来るだけ売り上げを伸ばす方法論
ではなく、ドラッカー博士が言った様に「一切のセリング(売り込み)を不要にする仕組み」であり、持続可能なビジネスモデルを構築するための原理原則に基づいた日本的な商売感、思想で売り込みと真逆の「信頼」をベースにして自然発生する価値提供の機会を創り続けることです。

世界に冠たる日本的商売感。

マーケティングをその様に再定義すると、UnMarketingという書籍に書かれているStop Marketing. Start Engagingという考え方は、実は新しい考え方でもなんでもなく、これまで私達が目指し、取り組んできた三方良しに代表される日本的な商売の「在り方」であり、その実現が情報革命によってこれまでと全く違うアプローチで誰にでも簡単に可能になった事を示唆しており、これから情報革命の波に乗り、本物の時代の到来と共にアメリカでも一般的な考え方となってくるのでは無いでしょうか。

不易流行。

現在、IT、情報革命の真っ最中、これまで経験したことのない様な大きな社会の変化の中で私達が常に心に留め置くべきは、江戸時代に松尾芭蕉が説かれたいつの世も変わらない本質と、常に新しい変化を取り入れる「不易流行」という考え方では無いかと思うのです。欧米ではバレンタインデーは男女を問わず、愛する人や日頃お世話になっている人に感謝を伝える日となっているとの事。今年は本質に沿ったバレンタインデーを過されては如何でしょうか。私も今年はGODIVAのチョコを日頃お世話になっている人、男女問わずに贈ろうと思っています。(気持ち悪がられるか、、)
やっぱり、やめときます。(笑)

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【元祖職人起業塾運営体制変更(ホットシート開催)の重要なお知らせ】

元祖職人起業塾では常日頃から「現状維持は緩やかな破滅」と言い続けており、自分自身もそうならないようにブラッシュアップを毎年繰り返しています。そして、今年度から新たなる取り組みとして「ホットシート」を3ヶ月に一度、年間4回開催することとなりました。

ホットシートとは、ご希望頂いたサンプル企業に「特別に熱い席」に座ってもらい、まず自社のビジネスモデルのプレゼンをしてもらいます。その内容と50の質問の回答を全員が把握したのち、グループに分かれてホットシート企業に対するマーケティングアドバイスを考案、発表するというワークショップです。

初回となる2月度は電磁波対策専門家の株式会社デンツの青山さんに立候補頂きました。
facebookの非公開グループでは参考までに(恥ずかしながら)2010年に私が書きこんだ50の質問へのサンプル回答付きデーターをアップしています。ホットシートに座らない方もダウンロードして自社のマーケティング構築について自問自答を繰り返される事をお勧めします。次回の元祖職人起業塾に参加される方は青山さんの回答をよく確認してから勉強会に参加して下さい。
facebookの非公開ページに参加されていない方はコチラまでメッセージを頂ければご招待します。→→https://www.facebook.com/takeshi.takahashi2

このワークショップは自社のマーケティングアクションを考案するのにはこれ以上ないくらいの非常にいいトレーニングになると思いますので、楽しみにしておいてください。また、今年のホットシートの登壇予定は全て埋まってしまいましたが、来年枠をご希望の方はお早めに立候補してください。以上、今月は2月27日、新しくなった元祖職人起業塾を楽しみにしていて下さい!

今日のアタリマエ

  • マーケティングの定義は非常に広いがセリング、セールスとは異質のものであり、持続継続したマーケットを作る活動でなければならないはず。
  • アメリカでは小手先のセールススキルの様なマーケティング手法へのアンチテーゼが広がっているらしい
  • 三方良しに代表される日本の商売感こそ原理原則に基づいた持続性のあるマーケティングの根本理論
  • 孔子曰く、故きを温ねて、新しきを知れば、以って師と為るべし
  • 松尾芭蕉曰く、蕉門に千歳不易の句,一時流行の句と云ふ有り。是を二つに分けて教へ給へる。其の元は一つ也
  • 温故知新、不易流行を心に留めて革命の時代を乗り越えるべし!

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感謝の反対語は当たり前。

平成30年2月3日 節分 晴れ

地球寒冷化問題浮上。

東京では昨日また雪が積もったようで電車のホームから溢れ出した人の映像が報道され、少し雪が降った位でパニックに陥る都会の脆弱さがクローズアップされていました。パリ協定以降、地球温暖化への関心の高まりを見せていますが、と同時に最近は地球がが寒冷化が進んでいると言う学説もあり、どちらにしても気候変動に備えるインフラ整備をもう少し考えなければならないような気がします。

そういえば、風邪気味やった。

今日も日中はお客様宅に増築工事の打ち合わせに行ったり、夕方からは先日すべてのカリキュラムを終えたUXデザインのチームメンバーと打ち上げの飲み会に大阪に出かけたりと元気に走り回りました。調子よくビールを飲みながらふと気づいたのは、ちょうど1週間前は風邪気味で咳は出るし鼻水は垂らしているしで調子を崩していたと言うことです。

元気になったのを意識しない。

ティッシュとゴミ箱を机の横に置いてひっきりなしに鼻をかみながら風邪をひいた不覚さを嘆いておりましたが、結局大して熱が出るわけでもなく、仕事にも大きな影響もないままいつの間にかすっかり風邪が治って元気になっている自分にはたと気がついたのです。

失って初めてわかるありがたさ。

そもそも、風邪をひいたと言うほどのものでもなかったたのかもしれませんが、「失って初めてわかる健康の大切さ」と言う言葉を思い出しながら取り組んだ、風邪がひどくならないように独自の対処法を行ったのが功を奏したした形です。万人に効果があるかはわかりませんが、かぜ薬は全く飲まずに効果覿面に完治したので風邪やインフルエンザが流行ってる時節柄、以下にご紹介しておきたいと思います。

俺流、風邪撃退法。

先週末に咳が出始めてやばいと感じて日曜日に行ったのは、いつもと同じ通りの朝の筋トレと日曜日の10キロメートルランニングです。いつもと違ったのは鼻水を流しながら寒い海岸線を走った後、温泉に飛び込んで12分のサウナを4セット、合計2時間半も風呂にいた事です。たっぷりと汗を流してデトックスした後は夜に生姜がたっぷり入った薬膳鍋を作ってもらって食べたぐらい。こっちの方が効いたのかもしれませんが、、

当たり前だと思うからありがたくない。

そんなこんなで「やばい久々にやってもた」と思っていた風邪引きはすっかり治って元気ハツラツ毎日走り回っているわけですが、風邪が治ったこと自体を今日まで全く意識をしていませんでした。五体満足、健康な体を持っている事は決して当たり前のことではなく非常にありがたいことではありますが、普段の状態がそれであるならばすっかり普通の感覚になってしまい、何ら特別なことでは無いように思ってしまいます。

感謝の反対語は当たり前。

感謝の反対語は当たり前と言われますが、よくよく考えてもみれば、健康であること以外にもお客様から繰り返しのお声掛けをいただいたり、ご紹介をいただいたり、寒い中スタッフが現場で働いてくれていたり、一生懸命お客様の為を思うプランを描いてくれたり、毎日温かいご飯が食べられたり、家に帰ると猫が玄関まで出迎えに来てくれたり、考えてもみれば身の回りはありがたいことだらけで埋め尽くされています。もっと当たり前だと思わずに、感謝の心を持つと同時に、それを伝えなければならないなと、今更ながら感じ入った次第です。

わかっているようで腹に落ちていない。

言葉や概念で頭の中でわかっているように思っていても、腹の底から感じることがなければそれは一切行動には出てこずに薄っぺらい単なる知識にしか過ぎません。感謝の心を持って生きよう。なんて事は子供の頃から幾度と無く耳にしているし、理解しているつもりでしたが50歳を過ぎて今更やっと自分の体で感じ直して腹に落ちてきたような気がします。

当たり前は感謝の心が支える。

私は、起業してからずっと当たり前のことを当たり前にできるようになりたいと思い続け言い続けてきましたが、それを考えたり取り組んだりできる環境があると言うのは実は当たり前ではなくもっと感謝すべきありがたいことなのだと改めて感じた次第です。今更ではありますが、私の身の回りのあらゆる人、あらゆることに心から感謝します。

心謝

今日のアタリマエ

  • モチベーション高く働けるのは体が元気なお陰様。
  • 元気を保つには状態を整える時間が必要。
  • 健康は失って初めてありがたさがわかる。
  • 風邪を治しても普通の状態に戻ったと思うと治ってありがたいと思う事は無い。
  • ありがたいと思う感謝の心忘れると当たり前に享受しているありがたい環境を失ってしまう。
  • よくよく身の回りを見てみるとありがたいことだらけ。
  • 感謝の反対は当たり前、感謝の心なくすると当たり前のこともできなくなる。
  • 本当に感謝しているならば、言葉や態度行動でその気持ちを伝えるべし。

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リフォーム営業殺人事件とリフォーム屋の娘が遭ったイジメの話。

2月2日晴れ

朝陽と放射冷却。

寒波が弱まり少し暖かくなって少し湿度も上がっていたのか、明け方の放射冷却現象でテラスは鋼板屋根からの結露で水浸し、伊川の川沿いの河川敷も霜で真っ白になっていました。所々日が当たる陽だまりだけ霜が溶けて暖かさが感じられ、冷え込んだからこそのお天道様の強さを感じる朝になりました。

西へ東へ。

今日は朝からぎっしりと建築実務の1日、朝1番で元町に店舗改装の現地調査と打ち合わせに行った後、昨年から進めていた有名洋菓子店の店舗改修のご契約、昼からはご紹介頂いた工場の改修工事の打ち合わせと神戸中を東へ西へと走りまわりました。スタッフが回り切れないほど次々とお声掛けいただけるのは本当にありがたいことです。

衝撃の事件の顛末。

話は変わって、、昨日ネットニュースで東京で起きた工務店の営業マンがお客さんと争ってあげく殺害し、床下に遺体を隠していた事件の判決が下ったとの報道を見かけました。あまりにもひどい事件ですし、リフォーム業界、建築業界の信用を失墜させるとんでもない所業ですが、ふと気になってその事件関連のネット上の書き込みをググってみました。この記事です。
床下に女性遺棄、元工務店員に懲役14年判決 東京地裁

チョイスとはバイアスのこと。

というのも、テレビの情報番組等でよくネット上での一般の声、と言う紹介で、匿名で言いたい放題言っているネット上の書き込みを紹介して、さも一般の人が感じている感情、意見にはこのようなものがあるとまるで事実のように報道されているのを目にして、いつも違和感を感じていたからです。

企業の人格が問われる時代

私はセミナーや講演などで、IT革命、情報革命による劇的な変化は、あらゆる嘘やまやかし、ごまかしを白日のもとにさらけ出し、いくら隠しても隠し通せない時代になり、新建ハウジングの三浦社長が「企業の人格が問われる時代」と言われた様に偽物は淘汰される時代になったと話ますし、自分自身も(あくまで自分の価値観や世界観の中ですが、)本物であり続けようと留意しながら日々を送っています。興味本位でググってみたネットの住人の書き込みにはこんなものがありました。

  • 工務店営業なんて営業の最底辺だろ ロクなやついねえよ
  • リフォームなんて、知ってる業者に頼んだ方がいいぞ? 知らん業者の営業に乗っかると、ロクでもない事になるからな・・・ この事件みたいによ
  • リフォーム会社ってクソみたいなのばかりだな 、リフォームの中○も詐欺みたいな商売してるし客と揉めるのは当然だよ
  • つうか殺した時は工務店社員であって「元」じゃないよな なんで工務店の名前でてこなん? 客殺す社員飼ってる会社はどこだ
  • ◯下工務店の青木さん…
  • リフォーム会社=悪徳みたいなこと書かれてるけど 青木が勤めてた工務店ってハウスメーカーだよ 社内で大騒ぎになってる
  • リフォーム業者こわいよね うちも一軒家だけど、ジーと家を覗き込んでメモしてるから、呼び止めたら リフォーム屋だって

世界は変わった。

概ねネット上には、書込みを批判する裏表どちらの意見もありますが、それらは総じてネガティブな批判となることが殆どで、ときには被害者さえも悪者にしてしまおうと言う意思さえ感じられ、どこまでも追求の手を緩めないネット上のコミニケーションに恐ろしさを感じました。しかし、これがいいとか悪いとかではなくもうすでに確立されあるもので、世界はこのようなものになってしまったのだと認識を新たにした次第です。

落ちこぼれの掃き溜め。

リフォームの仕事をしている私が、敢えて業界への信頼を失墜させる記事を取り上げるのはどうか、と思われる向きもおられるかも知れませんが、知らぬ顔を決め込んでも、一部の特殊な人が起こした事件であり、建築業界とは関係がないと言い張っても、実際、ネットの書込み通りに、(私を含め)学歴社会からこぼれおちた人達が多く働くのは事実ですし、私自身、子供の頃には多くの方に迷惑をかけてきたいわゆる不良少年でした。だからこそ、まともに正しい商売をしたいと思ってこれまで事業に取り組んできましたし、建築業界のイメージを良いものにしたいと思い、NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会などの様々な活動に取り組んだりもしています。

リフォーム屋の娘、いじめに遭う。

娘が中学生の頃、クラスでいじめにあった時期がありました。その際、いじめに直接関係していたかどうかは分かりませんが、同級生の一人が「高橋の家なんかリフォーム屋やし、いかがわし過ぎるわ」と言った書き込みをライングループに流したそうです。それを見たママ友が驚いて連絡をしてくれて、いじめが発覚しました。その時の私は憤り、怒るよりも悲しさと娘に対して申し訳ない気持ちでいっぱいで、言葉を失いました。子供達でさえ、我々建築業界で働く者に対してそんな印象を持っているという現実に愕然とした次第です。

御天道様は見てくれている。

そのいじめ問題の結末は、(私は知らなかったのですが、)先生のひとりにすみれでリフォームをされたお客さんがおられいじめ騒動の後、生徒達を集めて「高橋さんのお父さんの会社は真面目に丁寧な仕事をする立派な会社や、いかがわしいなどととんでもないぞ!」と言ってくれたとのことで一気に沈静化したと聞きました。私にとっては非常にショッキングな出来事でしたが、真面目に、コツコツと仕事に向き合っていたら、ちゃんとお天道様は見てくれているのだと大きな勇気をもらえたのでした。

建築業界に恩返しがしたい。

どーしようもない悪ガキだった私。そんなどこの会社にも就職出来ないような学もコネもない人間を受け入れてくれて曲がりなりにも真人間にしてくれたのは、建築業界であり、職人の世界でした。私自身の出自を含めて、建築業界が内包するいわゆる落ちこぼれやドロップアウトした人達を受け入れている現状、事実はありますが、(もちろんそんな人ばかりでは無いが!)人は変われる。志を立てて、自分の人生を価値あるものにすべく社会的にも大きな責任を担う建築というものづくりに真摯に向き合う仲間を増やし、広げることで身近なところから私達の仕事に対する印象を良きものに変えていく活動をこれからも続けていきたいと思います。なんとか、若者に憧れられるような職業に印象を変えて、私を救い出し、助けてくれた建築業界に恩を返したいと思っています。

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今日のアタリマエ

  • 情報革命はあらゆることを暴き、白日のものとに晒す。
  • 世界中の全ての人が自分のメディアを持てるようになった。
  • うそ、偽り、誤魔化しは通用しない、余計にバッシングの対象になる。
  • 企業も人格を問われる時代になった。
  • 事実は隠すことができない以上、前のめりに認めるべき。
  • 自分に不都合な事実を認めてこそ、根本的な改善策を立てられる。
  • 建築業界に対する世間の目は厳しいまま。
  • ネガティブイメージを払拭するには地道に毎日、身の回りで真摯に誠実に仕事を積み重ねるしかない。
  • 真面目に生きていたなら御天道様はきっと見ていてくれる。

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営業マンゼロ会社の目標達成論

2月1日 曇り時々雪

2月のお朔日

朝活に通い始めてから最近流行りというかすっかりお気に入りになったスタッフとの早朝ミーティングからスタートした2月のお朔日。ミーティングの後、朝礼とラジオ体操を済ましてからいつもの伊川谷総社にお参りに行く頃には雪がチラホラと降り始めて2月らしいお朔日になりました。総社に着くといつもと同じようにひと月の感謝と共に、またこのひと月をモチベーション上げてやるべき事をやると決意を表明。お社の奥の鏡に向かって呟いてきました。

デレゲーションを加速

今日は珍しく、一日中事務所に籠りデスクワーク三昧。夕方からは全体ミーティングを行ってグループと、そこから落としこんだ個人の目標設定の発表と計画を着工予定表に落としこんで目標達成を具体的にどの様に、誰がやるかを社内全体で共有する時間を持ったりと、あれこれ整える一日としました。昨年から取り組んでいながらなかなか上手く機能しなかったスタッフによる自主管理体制ですが今年は組織編成を見直したり、自分達で計画のチェックをして修正してもらうなど、主体性を伸ばしてもらえる様に工夫して使いっ走りでは無いデレゲーションを加速させて行きます。

delegation 名詞

出典:日本語WordNet(英和)

目標なんているんですか?

毎年、事業所もですが、私を含めたスタッフ全員が目標を設定しては個人面談で結果を検証します。当たり前ですが、目標を達成するには努力が必要で、毎日安穏と気楽に過ごしていては絶対に目標達成をコントロールすることなど出来ません。昨年、個人面談の際にある女性の設計スタッフが「目標って立てて目指さないといけないんですか?」と素朴な疑問を私に投げかけて来ました。長年、ひたすら(拡大では無く)向上する事だけを目指し続けてきた私にとっては目から鱗の一言でしたが、営業職で無ければ(言葉にしないにしても)そんな風に思っている人は多いのかも知れんな、と改めて気づかされました。

成長し続けなければならない理由

その際のわたしの答えは、「残念ながら、何の目標も持たずに目の前にきた仕事を片付けるだけでは進歩も発展も無いどころか、どんどんと楽な方に流れていって売上、利益のコントロールも出来ずに破綻してしまうねんで、世の中は変化と進化を続けている以上、現状維持でも緩やかな破滅への道やねん」と説明しましたが、マーケティングを「売り込みをせずに売り上げを作れる仕組み」と定義して、お客様との信頼関係を築くことに注力し続け、これまでお付き合いのあるお客様とそこからのご紹介で殆どの売り上げを作るようにして来たのが、厳しい競争原理が働く資本主義社会においてもこのような「幾らでも勝手に仕事が来るやん」的な生ぬるい考え方を植え付けて来たのだと驚愕したと共に、大きく反省した次第です。

目標が無いのは今だけ思考

成長し続けなければならないもう一つの理由は、スタッフも皆、年を重ねていくという事が有ります。毎年、キャリアを積んで役割を大きくして行く事で昇給して、年齢と共に入り用になる費用が増えるのを賄える様にしてもらいたいし、老後にも備えなければなりません。特に大工は50歳半ばくらいから現場作業から現場の施工管理や設計、全体のマネジメントができる様にならなければ、老いと共に稼げなくなってしまいます。事業所の体制も大事ですが、全てのスタッフは個人的なスキルも同時に伸ばしていかなければ、現状のまま無意に歳を重ねるだけになってしまうと100歳まで生きるのが珍しくなくなった今の時代、厳しい人生の終盤を送る事になってしまいます。確実にやって来る未来に目をつぶってしまう「今だけ思考」は非常に危険です。

営業マンがいない会社は全員営業

そんな事もあって、今年は個人的なスキルや知識、技術的な目標設定だけではなく、数字の目標もスタッフ全員に課することにしました。そもそも設計と大工だけの営業マンがいない会社ですから、全体的に数字に対する意識は低かったのですが、昨年から現場担当に売り上げの数字を意識させて売上の目標を立てさせて自主管理に踏み込んだこともあり、設計部に対しても言われた仕事を自分のペースでこなしていたらそれでずっとメシが食っていけるという風潮が広がればそれがボトルネックになって幾ら受注を取って来ても売上も利益も上がらない事を理解してもらう事にしたのです。いわば、全員営業の体制の会社になったという事ですが、社会人としては当たり前過ぎる気もしています。

成果を出すのはP/PCバランス

そんな取り組みを行いながら、とにかくスタッフに学び、理解して貰いたいのは「成果(目標達成)を求めるなら、成果を出せる状態を作らなければならない」という事で、私が創業間もない頃からずっと意識し続けてきた、それでもなかなか出来ていない「状態管理」という考え方を業務だけでは無く普段の暮らしにも照らして貰いたいと思っています。分かり易くイチローに例えると、もし彼の様に10年連続200本安打といった卓越した成績を残したいならば、バッティング、選球眼、走塁、守備とそれぞれの実力を磨き身に付けなければなりませんが、何よりも10年間休まずにフルシーズン出場出来る基礎体力と体調管理が必要です。その為に10000時間にも及ぶ不断の努力をイチローはしてきた訳で、要は習慣と自己管理が成果を生みだすという当たり前のことです。

P:成果(Performance)を得るためには、PC:目標達成能力(Performance Capability)を高めなければならない。        byスティーブン・R・コヴィー

誰にも真似できないくらいの当たり前。

「当たり前のことを行なうのが何よりも難しい」と言ったのは楽天の三木谷社長ですが、当たり前のことが出来なければ、守らるべきことも守れず、顧客やステークホルダーからの信頼を失い、最終的にはマーケットからの退場を余儀無くされます。逆に、当たり前のことを誰にも出来ないレベルで実行出来れば大きな賞賛と共に、卓越した成果を手に入れる様になるのも想像に難くありません。私達は大した強みも世界に誇れる特色も持ちあわせていませんが、一度きりの人生を価値あるものにする為に事業を通して建築会社として、大工として、設計者として、人として当たり前のことを突き抜けるくらいに行なう事で地域社会に価値を提供していきたいと考えていますし、設定した目標に向かってがむしゃらに努力するのはその入口になると思っています。すみれスタッフのみんな、気張って行こうぜ!(笑)

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今日のアタリマエ

  • 目標なくして成長なし
  • 現状維持は緩やかな破滅への道
  • マーケティングが機能すると営業力も営業思考も衰えさせる
  • 今だけ思考(刹那主義)は自分自身にとっての危険思想
  • 売上も利益も社員全員で作っている、全員で意識すべき
  • 成果を出すのは状態管理次第
  • 成果を出せる状態は習慣と自己管理が担う
  • コツコツと努力を積み重ねれば状態は向上する
  • 当たり前を当たり前じゃ無いくらいやれば卓越した存在になれる

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