今に向き合い、未来を作る“50の質問”

平成30年2月28日晴れのち曇り

2月は逃げる

2月も今日でおしまい。今年も早、一年の6分の1が過ぎ去りました、やっぱり光陰矢の如しです。
今日も昨日に引き続きいい天気で昼からは雲も出ましたが、3月へと月が変わると共に春の訪れを感じさせるような暖かな1日となりました。水曜日も朝会の日と言うことで、今朝も夜明けとともに自宅を飛び出ましたが、もはやジャケットの上に上着はいらない暖かさ、春近し。です。

第54回元祖職人起業塾

昨日は月に1度、すみれ本社で開催しているマーケティングの無料勉強会、第54回元祖職人起業塾を開催しました。今回も新しく御縁をいただき、参加されたメンバーさんもおられ、尊敬して止まない、いつも私が逆に勉強させてもらってる日本左官の会の植田親方にもご参加いただき、今回も大入り満員の大盛況となり大いに盛り上がりました。毎月忙しい中、遅い時間に遠く神戸の片田舎までお集まりいただくメンバーさんには感謝するばかりです。

習慣は惰性と表裏一体

この勉強会では普段から習慣を積み重ねることの重要性を解き続けておりますが、それと同時に私が欠かすことが出来ないと訴えているのは習慣をブラッシュアップをし続けることです。「現状維持は緩やかな破滅への道」と言われるように、習慣も何年も続け、慣れ親しんでしまうと、続ける事自体が目的かのような履き違えが生まれ、惰性に流されてしまいがちです。「何をやるか」よりも「どうやるか」のほうがはるかに重要なことを考えれば、定着した習慣は何度も見直しその度にもう1段高いレベルへの革新をし続けることが非常に大切だと思っています。ヘーゲルの弁証法のような螺旋的発展のイメージを持ち続けなければ、どのような習慣もあっという間に陳腐化してしまいます。

基礎代謝が下がり続ける肉体。

私は6年以上にわたって毎朝欠かすことなく5分間の筋トレを続けています。始めた当初は何年も運動を怠っており腹筋10回、腕立て伏せ30回しかできないダメダメのデブオヤジだったのが、毎日続けていると1年もしないうちに腹筋100回、腕立て伏せ50回を5分間でできるようになりました。毎週1回のランニングと併せて、運動する習慣で壊れていた肝臓を直し、25キロぐらい体重を減らして健康な体を取り戻し、フルマラソンも難なく走れるようになりました。その習慣でさえ、長い間続けていると体に感じる負荷は徐々に軽減し、最近は少しずつ体重、体脂肪の管理が難しくなってきています。年齢を重ねるとともに基礎代謝は落ちていくもので、定期的に運動量を増やし続けなければ健康でスマートな体を維持することができないのを実感してます。

訪問数が減り続けるブログ

10年以上も続けているこのブログは現在、月間30,000件から40,000件のプレビューがあります。今現在、というより数年前から日本ブログ村と言うブログランキングサイトで工務店ビルダーランキングPV数ナンバーワンとなっておりますが、これまで幾度となくアクセス数が下がるたびにブログの内容や、書き方をブラッシュアップし続けてきました。10年前のブログを書き始めた当初の記事を読むと赤面するほど内容が薄く、読みにくい更新となっており穴があったら入りたい的な内容になっておりますが、ビフォー・アフター的な成長の記録として公開したままにしています。
書き続け、学び続け、革新、刷新を繰り返してきたからこそ今も多くの人に訪れてもらえるブログとして機能しているのだと感じています。まさに現状維持は緩やかな破滅への道です。

グループコーチングからワークショップへ

そんなわけで5年目に突入した元祖職人起業塾でも今年は大きなブラッシュアップを図ることにして、これまでとは全く違うスタイルのワークショップを取り入れることにしました。それはホットシートと呼ばれるワークショップで、メンバーさんの中からサンプル企業を選出し(今回は立候補でした。笑)その企業に熱い席(=ホットシート)に座ってもらい、ビジネスモデルのプレゼンテーション、解決したい問題の発表をしてもらい、グループに分かれたメンバーさん達がそれらに対する解決のアイディアをディスカッションとビジネスモデルキャンバスのフォーマットを使ったワークショップを通して考案し提言するというものです。今回は初めての試みと言うこともあり、私のタイムマネジメントが全くなっておらず時間内に結論を見出せたグループがないと言うとんでもない結果に終わってしまいましたが、他社のビジネスモデルをじっくりと聞いた上で、問題解決のアイディアを出し合うと言うのはあまり機会がないだけに、「良い刺激になった」と救いの言葉を頂きました(苦笑)

ビジネスモデルを洗い出す50の質問。

そんな新たな試みのホットシートは前段階としてサンプル企業に事前に「50の質問」をお送りしてその回答を参加者全員にシェア、共有しておきます。この質問を見ると大まかな方向性やしたい事がわかるようになると言う段取りで、顧客セグメント、提供する価値、チャネル、顧客との関係、キーリソース、収入、キーアクティビティ、パートナー、コスト、と9つのビジネスモデルを構築するのに重要なが浮き彫りになります。マーケティング的思考が熟成されてあれば、この質問に対するホットシート企業の回答を見れば、手を加えるべき点が直感的にわかるようになります。今回のところは皆さんあんまりピンと来ておられなかったようですが、これから回数を重ねるに従ってマーケティングマインドに沿った鋭い視点を持ってくれるようになると思っています。ちなみに、50の質問とはこんな感じ。

Q1 今の仕事を始めた理由は?(動機、きっかけなど)
Q2 仕事を始めたとき、どうやってクライアントを得たか?販売促進の経緯は?(どんな手段や方法、行動をとったか?)
Q3 最初、クライアントは、なぜあなたから(あるいはあなたを)買ったのか?
Q4 現在、クライアントは、なぜあなたから(あるいはあなたを)買って」いるのか?
Q5 クライアントを生み出す方法のうち、今の仕事やキャリアを築き上げたのはどの方法?
Q6 クライアントや販売実績の多くは、どんなマーケティングや販売努力によって生まれたか?今のビジネスのうち何%ぐらいが、そのマーケティングの販売努力によるものか?
Q7 自分のマーケティング販売活動が、最高の結果を生み利益を生んでいるかについて、いろいろな面からテストしているか?
Q8 販売などを通じて、クライアントと上手く関係を持ち、深くかかわりあっているか?(今でも時々なんらかの便宜を図ったり、販売したり、その後のフォローをしているのか?)
Q9 いま、どんな販売努力を行っていて、それは仕事を始めた頃と比べるとどう違うか?
Q10 クライアントは、具体的にどんな年齢層か?
Q11 新しいクライアントをもっと増やしたいか?それとも、今いるクライアントからもっと利益を得る方がいいか?その理由は?
Q12 クライアントは、具体的にどんな年齢層か?従業員、家族は別にして、あなたが成功して他に利益を得る人物は誰か?
Q13 自分の利益にも強く関係するという理由で、あなたのビジネスをもっと成長させるのに手を貸してくれそうな人(同僚や業者)は何人いるか?それは誰か?
Q14 あなたがビジネスやキャリアのために新規のクライアントをつくるとき、直接的には誰のためにクライアントをつくっているのか?
Q15 あなたのビジネスやキャリアについて詳述せよ(何を、どうやって、誰に売っているか、相手の業界、業種、小分類まで)
Q16 クライアントに接する際の、ビジネス哲学は?
Q17 今のビジネスを始めた頃から、仕事の手法、製品、商圏などはどのように変化したか?
Q18 従業員一人当たりの売上高は?個人及び部門レベルの売上高は?それは同業他社と比べて、平均より上か下か、同じくらいか?
Q19 あなたの典型的なクライアントの、生涯価格(LTV=ライフ・タイム・バリュー)は?
Q20 クライアントから最大の不満や苦情は何か?その問題にどのように対処したか?
Q21 あなたのUSPは?あなたのクライアントがあなたから買う理由、すなわちあなたの製品(サービス)が、競争相手と違う点は?異なる製品(サービス)ラインや部門で一つ以上のUSPがあるか?
Q22 あなたのUSPと、マーケティングや販売活動には一貫したテーマがあるか?そうだとしたら、それはどんなUSPか?違うなら、その理由は?
Q23 あなたのマーケティング計画やマーケティング・ミックスがどう関連しているのか?(使っているマーケティングの手法すべてと、それが、どんな相互関係を持っているか。)
たとえば、セールスレター、ダイレクトメール、直接販売、社内外や業種外・市場での個人的な人脈、イエローページ、スポット広告やCMなど)
Q24 あなたの最大の競合は?競合が売り物にしていて、あなたにないものは?
Q25 競合の強みに対抗するために、どんな方法をとっているか?それはうまくいっているか?
Q26 競合する際の、あなたの最大の弱みは何か?それをどうやって埋め合わせているか?
Q27 あなたのクライアントが本当に欲しいものは何か?なぜ、あなたにはそれがわかるか?
Q28 クライアントはあなただけから買っているか、それとも、競合からも買っているか?クライアントとの取引の大部分を制する(独占するか、優位に立つか)には、何ができるか?
Q29 あなたのかかわっている市場(全体)の可能性と、その中でのあなたのシェアは?
Q30 一人の新規クライアントを獲得するためのコストは?それが、世間の相場と比べて、一般的な額なのかどうか?
Q31 新しい仕事の最大の情報源は何か?また、あなたは、その仕事を確実に自分のものにするためにできる限りのことをしているか?
Q32 これまでのマーケティングで、最大の成功例は?(具体的なプロモーション、広告キャンペーン、セールスレターなど)
Q33 現在抱えている、マーケティングの最大の問題や難問は?できるだけ包み隠さず単刀直入に挙げよ。個人的なもの、予算的なもの、人間関係も含め、すべて挙げること。
Q34 クライアントがあなたとビジネスをしやすいように、取引のリスクを減らし、間口を広げ、ハードルを下げるいい方法は、いくつあるか?
Q35 最初の販売以降、クライアントと連絡をとって再販売するための系統だった明確な手法があるか?それは、クライアントとあなたの結びつきや関係を強めているか?
Q36 お客様の声は十分にあるか?それを得る為のシステムがあるか?それは紙に書かれたものか、ビデオテープか?それをマーケティングにどう利用しているか?
また、自分がクライアントに与えている影響の大きさを、測ったり、比較したり、量であらわしたりできるか?
Q37 これまでに紹介を積極的に求めているか?
Q38 関係の途絶えたクライアントや、以前断られた相手に、もう一度働きかけたりしてきたか?計画的に接触を続けてきたか?
Q39 これまで、自分のクライアントにならなかった人のリストを競合他社に売ろうとした経験はあるか?あるいは、競合他社を見方につけた経験はあるか?
Q40 クライアントと連絡をとって、自分の会社がクライアントに役立つ点を絶えず伝える努力をしているか?
Q41 クライアントからの売上を、どんな方法で伸ばそうとしているか?
Q42 初めて買う客で儲けなくてはいけないか?それとも、後から(再注文で)儲ける方式か?つまり、あなたのビジネスは短期戦略型か、長期戦略型か?
Q43 あなたの製品、サービス、無形の資産を、他の会社と交換したことがあるか?
Q44 取引のリスクを取り除くために、クライアントにどんな保証をしているか?その保証内容は、ライバルや、その業種全体の一般的な保証内容と比べるとどうか?
Q45 クライアントの減少率は?
Q46 クライアント、および見込み客全員の氏名、住所、電話番号をどうやって記録しているか?また、それをマーケティング計画に利用しているか?
Q47 あなたの受ける注文や取引の、平均的な量や規模は?それを増やす為に何ができるか?
Q48 新規のクライアントに対する初回販売額は、いくらか?
Q49 名簿業者やデータ業者をりようしているか?していない場合、最初にどこで見込み客のリストを入手してるか?
Q50 クライアントのリストを他の会社とジョイント・ベンチャーして使っているか?その場合、成果はどうか?

 

8年前の思考を振り返ってみる。

今回の機会に、私が8年前に答えた50の質問への回答を見てみると、なるほどなぁとずいぶんとこの質問について考え、答えることによって見えていたことの重要性に対して納得というか得心することになりました。現在の私の状況を照らし合わせて、その時に出していた答えで鍵になった部分を拾い出すとこんな感じ、

Q6 クライアントや販売実績の多くは、どんなマーケティングや販売努力によって生まれたか?今のビジネスのうち何%ぐらいが、そのマーケティングの販売努力によるものか? アナログ、WEBの両方の媒体を使い、モノづくりに対する真摯な姿勢をアピール、実際の作り手の会社ということで現場での満足度を最優先にした。80%
Q12 従業員、家族は別にして、あなたが成功して他に利益を得る人物は誰か? クライアントに還元する事と、情報公開が成長の秘訣と思っているので、同業者支援を行なう。
Q16 クライアントに接する際の、ビジネス哲学は? 『四方良し』(顧客、社員(会社)、社会、協力者)の理念が良いモノづくりの基本。
Q22 あなたのUSPと、マーケティングや販売活動には一貫したテーマがあるか?そうだとしたら、それはどんなUSPか?違うなら、その理由は? 『モノづくり』と『その後の暮らし』の2つの本質に焦点を当てること。

自分自身に向き合う時間こそが変容へのきっかけ。

8年前に書き込んでいた自分の回答を見て感じたのは、自社のビジネスモデルに向き合って、理想と現実のギャップを明確にして、そのギャップを埋めるために必死になって動き続け、学び続け、発信をし続けたのだと言うことです。当時、この質問に対して考えた事は思考となり現実化に向けて行動に駆り立てるモチベーションになったのではないかと思うのです。そんなふうに考えると、じっくりと自社のビジネスモデルに向き合う時間を持つのと持たないのでは大違い。考えることだけでも未来は大きく変わると言うことです。私が毎月無料で開催している元祖職人起業塾に「答え」はないかもしれません、しかし、少なくとも人生を変容させるきっかけぐらいは提供できているのではないかと思います。そのきっかけをチャンスに変えるも変えないのも本人次第、私が預かり知るところではありませんが、我々が勉強会で提供するコンテンツが少しでも参加いただく皆様の人生を変容させるきっかけになるならこれ以上嬉しい事はありません。まずは記念すべき第1回目のホットシートに座っていただいた株式会社デンツの青山さんのビジネスモデルを改革、刷新するお手伝いをできる限り塾生さん達と共に考えてみたいと思います。青山さん、共に気張って参りましょう。(笑)

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東北初開催!『ポスト平成の歩き方』

いよいよ来週スタート!
ボトムアップ式実践型現場マネジメントセミナー&厚生労働大臣認定研修入塾説明会

仙台と東京でボトムアップ式実践型現場マネジメントセミナー&厚生労働大臣認定研修入塾説明会開催します!

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◆東京、大阪、福岡、鹿児島と全国で開催している厚生労働大臣認定の現場実務者向け実践型研修「職人起業塾」の15回コースの総論のオープンセミナーと入塾説明会を東北で初めて開催します。(助成金を活用しての職人、施工管理等の戦力化、現場品質向上を図るサポートの説明も有り。)

◆オープンセミナーでは書籍『職人起業塾』の増刷記念として最新のマーケティング情報、職人的マーケティング総論と共に『ポスト平成の歩き方』と題した消費税増税後の荒波を乗り越える力を身につける提言を行います。

◆入塾説明会では「企業は人なり、建築は現場なり」を合言葉に現場実務者にマーケティングの基礎理論を理解してもらいコミュニケーション力、人間力、問題解決力の向上で顧客接点である『現場』で圧倒的な信頼を得ることによって自社独自のマーケットを作り上げ、競合他社と血みどろの戦いをせずに持続的な受注を重ねられる様に「信頼関係に基づいた集客チャンネル」を作り上げるプランを立案、実践、検証を繰り返して、それぞれの会社に応じたマーケティングプランの仕組を作り上げる具体的な研修内容の説明をします。

◆IT、情報革命による本物しか生き残れない時代に圧倒的な職人不足の到来、消費税増税後のマーケットの縮小と建築業界は非常に先行き不透明な状況です。混迷の時代を乗り越えるのは品質とコミュニケーション力を掛け合わせた現場力だと考えています。現場マネジメントの見直しでの根本的問題解決のアプローチこそ未来を開く扉です。
詳細、申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/1933654733616090/

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曇り空の人生に見えた一筋の光。@職人起業塾 卒塾生の声

平成30年2月27日快晴

春近し。

火曜日は朝活の日。昨夜はNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の定例会の後、懇親会の席で今リフォーム業界でホットな話題として注目されているインスペクションについての議論が熱く盛り上がり、その勢いで2次会に突入。インスペクションという言葉がまだあまり知られていない5年以上前からお客様宅の住宅診断に積極的に取り組み、予防的なメンテナンス計画の提案をしてきた私にとっては、不動産売買とそれにまつわるリフォームを受注するためにインスペクションに取り組まなければならない。という風潮がどうもしっくり来ないのが正直なところで、リフォーム会社はまず、顧客に対するフォローをすべきではないか。と熱く語ってしまいました。(笑)
そのまま(またも)神戸の都会のオアシス、神戸サウナで汗を流しデトックス。3時間の仮眠を取り、夜明け前に起き出してポートピアホテルで開催されるモーニングセミナー会場へ。明け方の冷え込みが緩んだことをありますが、夜が明けるのが早くなり春の訪れを感じる気持の良い1日のスタートとなりました。

顧客の生の声に真実がある。

話は変わって、、先週【第七期】職人起業塾@福岡は最終講を終え、(毎回ではありますが、)今回も感動のフィナーレを迎えました。私としては一つ講座が終了すると次の開催地、仙台と東京のオープンセミナーの準備などバタバタとしてしまいじっくり余韻に浸る暇がありません、残念ですが。。そんな中、福岡開催の塾生さん達から次々と受講を終えての感想文が届いてきました。彼らから受け取った想いのこもった熱い文面に私も胸を熱くして読ませてもらいました。本当に研修事業を行っていて良かったと思える瞬間です。職人起業塾と言う研修タイトルが誤解を招きやすいこともあり、一体どんな研修をしているんだろうと思われる方も少なくないようですので、以下に塾生さん達から届いた感想を紹介したいと思います。よく、商品やサービスを購入する前に確認すべきは実際にそれらを使ってみたリアルな顧客の声と言われますが、彼らが送ってくれた研修を終えての感想こそ私が研修を通して建築実務者に対して創造した価値に他ならないと思っています。

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職人起業塾を受講しての感想①

職人起業塾を受講しての感想
職人起業塾を受講しての感想

一筋の光が見えました。

今までの人生でこんなに勉強になった後期はありませんでした。心の底から生まれ買われるように感じていますし、信じるべきもの、事がわかりました。それは原理原則論で誰もが当たり前だと思っているのに当たり前にできていないことでした。よくも悪くも影響受けやすい私ですが「自分は一体誰なんだ?」と自分を持っていないような気がしていて、ずっと心は曇り空のようでしたが、職人起業塾と出会いありとあらゆる原理原則を学んだことで、一筋の光が見えました。

「学ぶことに一切の価値なし」知識→行動→定着と言うフローの大切さもブログを始めたことで(まだ定着はしていませんが、、)自分の成長をなんとなく感じていますし、フローの重要さを改めて実感しています。日々の修行として最終的には気合と根性論で継続していこうと思います!

本当に楽しかった後期も今回で最後となってしまいましたが、職人起業塾流の誇りを持って皆様とともに駆け上がっていけるようにこれからの人生、もっともっと邁進して参ります!本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします。

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職人起業塾を受講しての感想②

職人起業塾を受講しての感想
職人起業塾を受講しての感想

一生の宝

まずは半年間大変お世話になりました。今まで研修に行くことがありましたが、職人起業塾ほど学びの質が高いものはありませんでした。人間力がビジネスに通じていることが理解できた事はとても財産になりました。でも学びを理解するだけではなく、実践して、ブラッシュアップをして、習慣化しなければ時間とお金の無駄になり、高橋社長、会社、同僚、お客様、家族に申し訳なく自分も成長できないので一つ一つ習慣化を目標にして人生を過ごしていきます。未熟者なりに人生の目的を果たせるように生きていきます。この職人起業塾で得たご縁は一生の宝になりました。本当にありがとうございます。

高橋先生、小田先生、沢村先生、横山先生、事務局の皆様、塾生の皆様ありがとうございました。何か壁にぶつかった時は相談させていただければ幸いです。私にできることがあれば何でもしますので教えてください(無いとは思いますが、、笑)

PS、打ち上げでは飲み過ぎて申し訳ありませんでした。

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職人起業塾を受講しての感想③

職人起業塾を受講しての感想
職人起業塾を受講しての感想

この仕事で本当に頑張りたいとより思うようになりました。

半年間マーケティングを教えてくださり、ありがとうございました。振り返るとどの講習もためになりました。「意識を変える行動」から「何のために」までの9項目、すべて念頭において業務に取り組みます。学び続けることの大切さも教わりました。最初は高橋社長の話を聞いて、自分の中で「わかったつもり」になっていたことに気づきました。ようやく、理解できてきたのは後半あたりです。行動に移せていない、アクションプランも思いつかない中、カウントダウン大工として目標ができたことが何よりよかったです。目標や意識の高い研修に参加できたことで、自分の意識や考え方も少しながら変わってきた気はしてます。研修は終わりましたが、この意識とモチベーションを落とすことなく、また良い習慣は次々と取り入れて、陳腐化する前にブラッシュアップをし、常に我が人生をより良い方向に持っていきます。まずは、棟梁になる。大工見習いを始めてて3年以内に棟梁と言うのは短い期間ですが、毎日のカウントダウンは自分にとって良いプレッシャーにもなってます。必ず達成する。の覚悟、そして達成するための毎日の予習、復讐もいかに大事か、今までおろそかにしていたか思い直しました。今年は11月に2級施工管理技師を取得します。必ず受かり報告します。そして、その後は会社に貢献し、三方よしで結果的には社会に貢献できるようになります。高橋社長の講習のおかげでこの仕事で本当に頑張りたいとより思うようになりました。このマーケティング理論を実践していき、大工として成長し続けます。有り難うございました。

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MISSON

Sさん、Nさん、Tさん、長文の感想を誠に有難うございました。上記に紹介した以外にもまだまだ他の受講生から熱い受講の感想を頂いておりまして、本当は全てを書き起こしたい所ではありますが、時間の都合もあり今日はこれくらいで留めておきます。
18年前、すみれ建築工房を立ち上げた際、私はまだ大工として現場でバリバリ働いておりました。大工集団として法人成りした時に私が事業を通して叶えたいと掲げたミッションは「職人の社会的地位の向上」でした。それから紆余曲折、暗中模索の中、なんとか事業を続けてきましたが、その中で分かったことは、「職人の地位向上は職人自体が変わり、守られるべき存在にならなければ絶対に実現しない」ということでした。これは職人だけに留まらず、施工管理やリフォーム営業職なども皆同じで、現場実務者が稼げる力を身につけることが待遇を圧倒的に改善し、若者が入職しない不人気職に陥ってしまった建築業界、建築現場にやりがいと誇りを取り戻すことになると考えました。その結果、すみれでは社員大工にマーケティングの基礎理論と習慣化の重要さを説き、その理論に即した取り組みを続けてきました。その延長線上の一般社団法人職人起業塾の研修事業で遠く九州の塾生さんからこの様な熱い便りをもらえる様になるなんて、本当に塾長冥利に尽きますし、本当に幸せだと思います。それもこれも大勢の志を共にする協力者の方々のおかげです。

 

謝辞。

職人起業塾に参画頂いている企業の経営者の皆様、現地事務局の皆様、告知を熱心に手伝って頂いた各種団体の皆様、勉強会などでご一緒したご縁で応援してくれる経営者仲間の皆様、そして本部事務局のみんな、心から感謝申し上げると共に、私たちの挑戦はまだまだ続けて参りますので、引き続きのご支援をお願い申し上げます。有難うございました。

心謝。

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東北初開催!『ポスト平成の歩き方』

ボトムアップ式実践型現場マネジメントセミナー&厚生労働大臣認定研修入塾説明会

仙台と東京でボトムアップ式実践型現場マネジメントセミナー&厚生労働大臣認定研修入塾説明会開催します!

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◆東京、大阪、福岡、鹿児島と全国で開催している厚生労働大臣認定の現場実務者向け実践型研修「職人起業塾」の15回コースの総論のオープンセミナーと入塾説明会を東北で初めて開催します。(助成金を活用しての職人、施工管理等の戦力化、現場品質向上を図るサポートの説明も有り。)

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小春日和に考える暖かな家。

平成30年2月16日快晴

小春日和

2月もわずかでおしまい。例年に比べて随分と寒さが厳しかった今年の冬もそろそろ終わりに近づき、春の足音が少しずつ聞こえてくるようです。昨日の日曜日、いつものようにおらが町の国宝、太山寺までランニングをしていると、街路樹の冬芽がずいぶんと膨らんできているのが目に付きました。今日も朝からポカポカといい天気で、午前中は久しぶりにテラスでアイドル犬チャックと一緒にデスクワークを行いました。暖かいってほんといいものです。(笑)

高断熱高気密住宅のリアルな情報まとめサイトのご紹介。

今年の冬が例年になく寒さが厳しかったこともあり、高断熱高気密住宅に興味をもたれる方が非常に増えたと言う風なことを多く耳にします。私たちすみれも所属している断熱性能の設計施工に特化した勉強会、新住協関西支部のメンバーさんの会社にはずいぶん多くの性能に留意した住宅を建てたいと希望されるお客さんからの問い合わせが続いているようです。住宅業界全体を見渡しても、2020年の建築基準法の法改正で断熱性能の基準が定められることもあり高断熱住宅というのはスタンダードになりつつあります。しかし、実はその定義は結構曖昧で、ぼんやりとした基準のまま営業マンの「弊社の建物はあったかいですよー」というトークで性能の高い住宅だと思い込んでしまうことも少なくないようです。そんな疑問に答えるべく、新住協のコアメンバーで書き綴っているコラムに私も寄稿しましたのでいかに転載、手前味噌になりますが非常にいいサイトなので紹介したいと思います。

Q1コラム

https://chumonjutaku-q1.com/columnq1/
https://chumonjutaku-q1.com/columnq1/

________________*以下転載*__________________

高断熱住宅の定義

2月もあと少しで終わり、今週は3月に突入。2018年が始まって早くも2ヶ月が過ぎようとしています。「一月はいぬ、二月は逃げる、三月は去る」と言って昔の人も年が明けてからの数ヶ月間の時間があっという間に経ってしまう感覚を言い残されておられますが、本当にその通りだと思います。そんな例年に比べて随分と寒かった2月の終わりと3月が温かくなる事を願いつつ、今年初めてのコラムを更新したいと思います。今回は今年第1回目という事で、改めて高断熱住宅の定義についてのおさらいをしておきたいと思います。実は、高断熱住宅という言葉自体の明確な定義はありません。唯一明確な基準といえば平成 11 年に国土交通省から告示された省エネルギー基準、いわゆる「次世代省エネルギー基準」(次世代省エネ基準)で断熱性能や気密性能の目安が基準値として示されています。この基準は北海道から沖縄まで日本の国土を地域ごとに分けて必要な住宅断熱性能を数値化して表しておりますが、その施行も随分前のことで、現状に即しているかというと甚だ疑問です。次世代省エネルギー基準の最低限の性能をクリアしているからといって高断熱住宅だとは言えないのが実際のところです。

https://sumika.sumireco.co.jp/work/work01
https://sumika.sumireco.co.jp/work/work01

寒くない家づくりなんか簡単。

今年の冬は新潟をはじめとする日本海側では観測史上稀に見る大雪に見舞われて水道管の破裂や連日の雪掻きなど、随分と苦労をされた様です。東京でも数回積雪がありましたし、新幹線のダイヤが狂うなど、関西に住まう私たちの生活にも少なからず影響がありました。例年に比べて寒い冬だっただけに、現在、もしくはこれから家づくりを計画していこうとお考えの方は寒くない家にしたいと思われたのではないでしょうか。寒くない家を作ること自体はそんなに難しいことではありません。というのは冬の間、エアコンや石油ストーブ、ガスファンヒーター等を総動員して暖房をかけまくったら家の中は暖かくなるからです。しかし、そんな事をしていたら光熱費の家計への負担は馬鹿になりませんし、世界的に省エネルギー、CO2排出を削減して地球への環境負荷を低減しよう!と叫ばれている今の時代に即しないのは誰もが感じられる事だと思います。できれば少ないエネルギー、コストで暖かな家にしたいと思われるのではないでしょうか。

光熱費を抑えて暖かな住環境を実現するのが高断熱住宅。

では、光熱費を抑えながら、暖かい家にするにはどうすればいいか?その答えこそ高断熱住宅に隠されているのですが、一概に「この家は暖かいですよー」と口で言っただけで高断熱住宅になるわけではもちろんありません。断熱性能が高く、少ないエネルギーコストで暖かい住環境を担保できる住宅には確固たる基準があってしかるべしですよね。ドイツのバウビオロギーという考え方に沿ったパッシブデザイン、パッシブハウスと呼ばれる太陽光などの自然の力を受動的に利用してエネルギーコストを抑える方法論も日本に伝わっておりますが、日本における高断熱住宅の草分けはやっぱり日本で最も寒い地域の北海道にあります。室蘭大学の鎌田元教授が長年かけて住宅性能を高めつつイニシャルコストを抑える建築設計、施工について研究をされて、その研究結果(例えば長期優良住宅の標準規則である外壁の通気口方など)の多くが現在の住宅設計の基本的な考え方になっています。厳しい寒さに晒される北海道で如何に暖房コストを下げて快適な暮らしを実現出来るかを技術的な面から長年研究をされてきて、業界に先駆けて建物の断熱性能の数値化を実現してきました。

地域に合った、自分に合った断熱性能の見極め方

私たちが住まう関西、特に瀬戸内に面した都市は全国的に見ても比較的温暖な地域であり、北海道並みの断熱性能が必要かと問われたら、必ずしもそこまでのスペックは必要ないかもしれません。しかし、近年、住宅内での気温の格差によりヒートショック現象で心筋梗塞などの疾患を発病して亡くなる方が多いことへの注意喚起や、住宅内での気温と相対湿度の低さが気管支系の疾患に結びつくと言うイギリスでの研究結果も続々と発表されています。住宅は最も身近な環境です。健康の面から考えても北海道並みとまでは言わないにしても、関西地域においても真冬は氷点下まで気温が下がる事を考えれば快適で安心な温熱環境を保てる家作りが必要だと思われます。高断熱住宅とは、住宅の外皮(屋根や外壁)の熱貫流率が低い住宅、外気の暑さや寒さを食い止める性能を持った住宅のことであり、ぼんやりと暖かい住宅ではなく明確な数値によってその性能が表されるようになっています。Q値等で表される住宅性能の数値を確認し、実際に出来上がった住宅の住み心地を体感されて性能数値と体感を合わせた上で比較するのが最も間違いなく高い住宅性能の住宅を手に入れる秘訣だと思うのです。それを何件か繰り返すうちに自分が求める数値はこのくらいだと分かってくるのではないでしょうか。
もう一つ付け加えておくと、就寝の際に高級な羽毛ぶとんをかけたとしても、体から離れていて隙間だらけでは全く暖かくないのと同じように、いくら断熱性能を高めたところで、すき間風が通り抜けるような住宅ではその断熱性能が生かされません。C値という数値で計測されるこの性能は建物の隙間面積が表され、高断熱住宅を取得される上では非常に重要なポイントです。高断熱住宅は高気密とセットでなければ宝の持ち腐れになってしまいまう事を念頭におきながら、とにかく、馴染みの無い言葉、基準だとは思いますが、実際に出来上がった住宅でQ値やUA値そしてC値を確認しながら、地域に合った、自分に合ったスペックを探られる事をお勧めします。

___________*転載ここまで*____________

数値化とは安心の見える化

そんなこんなで、喉元過ぎれば暑さ忘れるとよく言われますが、日本では四季は回り続けます。もうすぐ暖かく、快適な春がやってきますが、今年の寒かった冬は必ず来年もやってきます。そして、春が過ぎれば暑い夏も地球温暖化の影響か、毎年厳しさを増してやってきます。現在、もしくはこれから住宅の取得を考えられておられる方は1年を通して快適で健康な暮らしを実現するために、住宅の性能をぼんやりとした感覚では無く、数値としてのエビデンスが取れる時代になっていることに興味を持って頂ければ、住み始めてからの後悔が少なくなるのでは無いでしょうか。住宅の性能数値というと、少しとっつき難いかもしれませんが、住宅に限らず、あらゆる事において具体的にすることによって明らかになる事が多くあると考えています。ご参考になれば幸いです。
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心に火をつけて、前に進め。@ 小西忠禮&喜多川泰講演会

平成30年2月24日 快晴

小西忠禮&喜多川泰講演会

今日は大阪。朝一番から事務所を飛び出して午前中はちょっとした?リフォームをお考えの方にアドバイスをしたりと所用を片付け、昼からは大阪スカイビルで開催された【小西忠禮&喜多川泰講演会】に参加。定期的な不定期に?喜多川泰さんファンの集い(全くオフィシャルじゃない勝手に本好きの4名が集まって食事をするだけ)でご一緒させてもらっている「すぎてつ」こと、杉田哲也さんが発起人となって企画運営されたとのことで、そもそも喜多川泰ファンではありますが、お誘い頂いて、一も二もなく参加表明をさせて頂きました。

心に火をつける講演会&パネルディスカッション

すぎてつさんのブログによると今回の講演会は参加者の心の火を灯したいとの意図の元、対象者を「本気で人生を変えたい人」となっており、参加者にお二人のご講演を聴いて、意識を変え、行動を変え、人生を変え、社会に良い影響を与える人になってもらえるように難燃の人(心に火がつかない動けない人)から、衆燃の人(周りの人、注目を集めて火を広げれる人)へ、一つでも駒を進めて欲しいとの想いが込められていました。確かに、先生方のお話を聴きながらメモをとる人の数がハンパなく多く、普通の講演会とは参加者の意気込みが違うと感心しきりでした。杉田さんのブログから引用させてもらうと、

不燃(燃えない)
難燃(燃えにくい)
可燃(燃えやすい)
自燃(自ら火をつけれる、既に燃えている)
他燃(他人の心に火をつけれる)
衆燃(大衆の心に火をつけれる)

と、このレベルを1つでもあげてもらえたらと言うことでした。

日本人で初めて本場パリのリッツ・カールトンで修行した伝説のシェフであり、神戸にある超人気幼稚園での先進的な幼児教育で全国的にご高名の小西忠禮さんの講演も非常に熱く、エネルギッシュで人生で向き合うべき示唆に富んでおりましたが、その内容は氏の自叙伝の書籍を購入したので、その書評と一緒にまたご紹介させてもらう事にして、今日は喜多川泰さんの聴く人の胸を熱くさせ、心に火をつけられたご講演の内容を自分自身への備忘録として以下に書き残しておきたいと思います。

学びが人を強くする

まず、学習塾の経営者でもある立場から、勉強の本質的な意味合いと定義について語られました。勉強、学習は人生を豊かにする道具であり、使い方いかんによっては自分や人を傷つけてしまうこともある。よくも悪くも自分の心がけ次第である。そして、受験に合格するとか、資格を習得するとかが勉強ではなく、その先を見据えること、学びを通して自分の影響力を大きくすること自体に喜びを覚えるべきで、勉強、学習はそれ自体が楽しくなければならない、そのようにあるべきだ。と熱く語られました。

エネルギー

勉強すること、幅広い知識や素晴らしい考え方を身につけることを糧として、自分の人生を豊かにし、目の前の人を幸せにすることができるようになり、ひいては世の中に貢献できる。1人でも多くの人に楽しく学ぶことを通して、そんな素晴らしい人生を送ってもらいたいとのことでした。しかし、人間誰しも毎日ずっと高いモチベーションを保ち続ける事は困難極まりなく、日常の些細な問題や心配事に心に穴を開けてしまい、そこからエネルギーが漏れ出して高い志を維持できなくなったりするもので、それを食い止めなければ学んだ効果も発揮できません。喜多川さんの提案は、毎日、今日だけは心に空いた穴をすぐに繕ってエネルギーの漏れを止めると毎朝心に誓うこと。私的には波動を整えて平常心や健康を保つこととなるのですが、1日1日にコミットすることの重要さを示されました。

挑戦した数だけ成長できる

「一度しかない人生で自分は一体、何をなすべきか?」という大命題を考えて日々行動を続けるといった大げさなものではなくとも、何かしらの目標設定をして、習慣を持ってコツコツと続けることを喜多川泰さんは挑戦することだと言われ、目標設定→習慣化→目標達成こそが人間としての成長を下支えするとのこと、マーケティング理論しかり、マネジメント然り、やはり原理原則に基づいての思考ほど本質的かつ効果的なものはないのだと改めて感じさせられましたし、300名もの人達が皆、その言葉に得心し頷かれているのは、(私も長きに渡って提唱し続けている)アタリマエの思考が多くの人々に広がりを見せていることをまざまざと見せつけられたように感じました。

もっと強くなれる

難しいことはシンプルに、わかりやすく伝える事で挑戦することへのハードルを下げ、人の心に火をつけることができると私も常日頃から根本の部分だけを抽出して人に伝える様に心に留めておりますが、喜多川泰さんの講演を聞くたびにその部分の完成度の高さが本当に長けていると感心をさせられます。また、私も全く同じ意見ですが、「俺はできる」「やってみせる」とモチベーションを上げて、そのモチベーションが下がらないようにネガティブなことが起こることを前提に、今日起こるエネルギーがこぼれだす出来事に対してすぐにその穴を埋める覚悟を持つ事で人は意思の貫徹ができる。もっと強くなれるのだと言う非常にわかりやすい理論は会場全員の心に灯をともしたのではないかと思います。そして、モチベーションを上げるには本を読み、すごい人の人生を間接体験することが最も有効だともおっしゃってました。その部分に関しても激しく同感です。(笑)

前に進み力に変えろ!

少しずつ、自分で決めた習慣を積み重ねることで間違いなく前に進み続けることができる。自分との約束を守るために、エネルギーを漏らさない、そして本を読んでエネルギーを増幅させる習慣を身に付けることが人生を大きく前に進め、自分の人生も豊かにして、目の前の人を幸せにできる力に変えることができる。そんな素晴らしい熱いメッセージを最後に口にされました。つまるところ、やはり状態管理の意識を持つことが学ぶことを加速させ、人生を大きく向上させると言う原理原則論に帰着したのは私にとっては大きく背中を押していただいたような、とても勇気をもらえる超人気作家による講演となりました。

謝辞

小西忠禮氏、喜多川泰氏の両先生の素晴らしいご講演には、会のタイトル通り熱く心に火をつけさせてもらうことができました。心より感謝申し上げます。そして、企画運営をいただいた杉田さんをはじめとしたボランティアの皆様にも厚く御礼を申し上げたいと思います、本当にありがとうございました。この講演会はこれからまだ今後も継続して企画されるかもしれないとの事でしたが、ぜひとも定期的な学びの場として何年にもわたって多くの人の心に火をともす活動を続けていただきたいと思います。微力ながら、私もお手伝いできることがあれば参加させてもらいたいと思います。

心謝

今日のアタリマエ

  • 学びのための学びなし。
  • 問題を解決し、目標達成の力を身につけ、人生を豊かにする学びはそれ自体が楽しいものでなければならない。
  • 学ぶことで身に付けた知識や概念は道具と同じであり、使い方によっては自分を傷つけることさえある。
  • 学びによって得た人生を豊かにする力はエネルギーと同じ、漏れないよう、モチベーションを下げないようにする覚悟と、準備が必要である。
  • 毎朝、今日起こるであろうネガティブな出来事に備える決意がモチベーションを維持させる。
  • 学んだ事は実践に、そして習慣化することで一歩ずつ前に進むことができる。
  • 自分との約束(習慣)に取り組み続けることによって人は確実に強くなれる。

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◆IT、情報革命による本物しか生き残れない時代に圧倒的な職人不足の到来、消費税増税後のマーケットの縮小と建築業界は非常に先行き不透明な状況です。混迷の時代を乗り越えるのは品質とコミュニケーション力を掛け合わせた現場力だと考えています。現場マネジメントの見直しでの根本的問題解決のアプローチこそ未来を開く扉です。
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職人のトレーサビリティー

平成30年2月23日快晴

博多を堪能。

昨夜は博多での【第七期】職人起業塾最終講の流れから、博多バスターミナルの居酒屋で懇親会、当然のようにそのまま中洲の街に繰り出して若者達と大いに盛り上がり、中洲の夜のアミューズメントスポット、桝元の激辛ラーメンで締めと博多を堪能させてもらいました。何人もの卒塾生から「職人起業塾に入って人生が変わりました。教わった事を生かしてこれから成果を出せるように頑張りますよ!」と熱い思いを聞かせてもらい感動しきり。研修事業を立ち上げて遠く九州までも全国展開して本当に良かったと改めて思える瞬間でした。少しずつですが創業時に掲げたミッションが進んでいくのを感じると共にご縁に心から感謝するばかりです。

現場へ直行。

今日は新神戸駅に帰ってきてその足で三木にあるクライアント先の工場事務所改装工事の現場へと直行、現場管理者として職人さんにあれこれと指示を出したり施工の出来具合をチェックしたりと昨日の講師業から一転して建築現場実務に励みました。職人や施工管理などの建築実務者ばかりを集めた職人起業塾の研修で塾生さん達が私の話を一生懸命に聞いてくれるのは、私がコンサルタントではなく酸いも甘いも、暑いも寒いも分かっている実業を行っており、皆と同じように現場で汗を流しているからだと思っていて、工務店経営者、大工としてのこれまでの経験、知見をフル活用して現場実務のマネジメント論を論じているからだと思っています。だからこそ、この人は口だけではないと思ってもらえてる。(笑)

職人のトレーサビリティー

話は変わって、、昨日卒業した第7期生の中で非常に面白い取り組みをされている人がおられまして、これからの展開を私も非常に楽しみにしています。それは職人のトレーサビリティーという前代未聞の取り組みであり、これまで世界中で誰もやってこなかった職人が技術や知識を身に付けて一人前の大工、棟梁になるまでの道のりを克明な記録するとともにリアルタイムに公開、そして棟梁になる日までを毎日カウントダウンするという斬新かつ先進的な取り組みで、棟梁になる暁にはお施主様にこれまでの修行で歩んできた道のりを全て包み隠さず示すことができる仕組みです。お施主様に安心して工事を任せてもらえる、生産者の顔が見える野菜ならぬ、修行時代の工事現場がすべて見える棟梁になるのです。

トレーサビリティー【traceability

 〔追跡可能性の意〕
① 食品の安全を確保するために、栽培や飼育から加工・製造・流通などの過程を明確にすること。また、その仕組み。
② ある測定結果が必要な精度を満たすために、その測定機器の校正手段が、国際標準や国家標準などに対する連続した比較校正の流れの中に位置づけられていること。

                                 大辞林 第三版の解説

トレーサビリティー大工
トレーサビリティー大工

人は人から買うし、人を買う。

よく、何を買うかよりも誰から買うかの方が重要だと言われますが、住宅取得者にアンケートをとると工務店やハウスメーカーを選んだ際の理由のトップにいつも上がるのは、「担当者がいい人だったから」であり「工務店の経営者が信頼できたから」と言った「人」にフォーカスした理由が常に上位を占めています。ありとあらゆる情報が錯綜する情報革命が急激に進む中、これからはその人に対してももっと情報の開示が求められるようになる事は想像に難くありません。そんな時、これから家づくりを任せる大工さんが修行時代から経験してきた現場や技術を全て見れるようになっているとなれば工事が始まる前の段階で既に圧倒的な信頼を得ることができるかもしれません。

リアルタイムはやっぱりリアル。

IT革命、SNSの普及により老若男女男あらゆる人が情報の発信者となった現代、毎日圧倒的な数の情報が飛び交います。それらはマスメディアではないだけに、リアルな情報もありますが、逆にエビデンスが確かでは無い、いかがわしいフェイクニュースなる嘘の情報も少なからず混じっています。そのフェイクニュースも非常に巧妙になってきており、本物と偽物の情報の見極めは非常に難しい時代に入っております。これは完全に私個人的な視点ではありますが、本物を見分ける方法の1つに、毎日の更新であるかどうかというのことがあります。自分自身の経験として10年以上も毎日ブログを書き続けてわかったことですが、毎日の配信で嘘や取り繕いを続けていくのは非常に難しく、リアルタイムに毎日情報を発信するというのはやはりリアルなものになるということです。

やっぱり、何をやるか、ではなくどうやるか。

そんな視点から見ると、上述のトレーサビリティー大工は750日以上も毎日成長の過程を配信し続けるのですから、それを後から振り返ってみたときに、非常にリアルな記録として目に映るでしょうし、それはそのまま彼の信頼性へとつながると思うのです。ただ、少しだけ気になるのは、何をやるかよりもどうやるかが問題だと言うことで、毎日のfacebookへの投稿が自己満足の情報発信になることなく、未来のお客様が見て信頼に値すると感じられるものであるか、大工を目指そうとする若者が彼の投稿を見てカッコイイ、やり甲斐がありそう、大工になってみたい!と思ってくれるような実のある、魂がこもった投稿をしてくれればと思います。Tさん、AIにはなくて人間にあるものを意識して私達が見てもワクワクするような投稿を是非ともお願いします。見事目標達成して棟梁になった暁には私も上棟式に参列してTさんの祝詞を聞きたいと思っています。頑張って!

今日のアタリマエ

  • トレーサビリティー(流通の見える化)は安心と安全の重要な指針
  • これからは商品だけではなく人としてもトレーサビリティーが必要になる
  • SNSは日々刻々の記録にも使うことが出来る。
  • でも、毎日情報発信することよりも、その内容の方がずっと重要
  • AIにできなくて人に出来るのは熱い想いを伝えること。

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しっかり、ちゃんと思考が成長を阻む。

平成30年2月22日 曇り

第七期職人起業塾最終講

今日は福岡、博多にて【第七期】職人起業塾の最終講の講師役、今朝も夜明け前から起きだして早朝の新幹線に飛び乗りました。半年間にも渡って通い続けた(大好きな)博多での講座も今日が最後かと思うと、少し寂しくもありますが、終わりは始まり。卒塾の今日を起点にして研修を終えた塾生の皆さんがそれぞれの事業所に戻り地域で、お客様先で大いに活躍してくれる事を期待しておりますし、また楽しみでなりません。第七期生の皆さん、半年間の学びを糧に明日からいっちょ気張ってみて下さい。

自分の言葉で熱く語れ。

私が担当する最終講ではいつも、講座の中盤から塾生自身が考案して取り組んで来たアクションプランの発表とその検証、そしてこれまで半年間もの長きに渡り学び、塾生自身に思考を巡らせてもらったマーケティング基礎理論のおさらいを中心に要点とまとめのレクチャーを行った後、自分の言葉、自分の文脈でマーケティングやそれを下支えする信頼について各々に語ってもらいます。概念として学んだ事を自分自身の中で咀嚼し、具体的な事例に当て嵌め、理解を深められてこそ、オリジナルの言葉が発せられる訳で、今日の塾生諸氏のマーケティングの定義に対する独自の解釈での発表も皆さん独自性溢れる素晴らしい発表をしてくれました。

しっかりと言う麻薬

アクションプランやまとめのワーク等で塾生さんの発表を聴きながら、以前からずっと気になっていたのにもかかわらず言ってなかった事に気がつきました。それは「しっかり」と「ちゃんと」という言葉をNGワードにする事です。この手の言葉を目標や計画をコミットする文脈の中に入れてしまうだけで肝心の質とか量とか期限とか、目標として掲げる、「〜をします。」という言葉の具体性がぼやけてしまい、とりあえず言ってみただけ的な実効性のない目標や計画になってしまうからです。にも拘らず、この手の言葉は一般的に非常によく使われ、多くの人の中に根強く染み付いてしまっています。

何をやるかよりもどうやるか。

このところ、私がグループコーチングに研修で口を酸っぱくして繰り返し言い続けているのは「何をやるのかよりもどうやるかの方がはるかに重要だ」と言う事で、例えば「顧客接点で信頼を得る」と言う目標を立てた際に「具体的な行動は?」と問いかけると「コミュニケーションをしっかりとる」と返ってきます。「全然具体的ちゃうやんけ、」とツッコミを入れつつ「どの様に?」と再度聞きなおす事になるのですが、しっかりと言う言葉を使わずに信頼という成果を得られるコミュニケーションを考えてもらうと、「着工時には1日の予定をお客様に説明し、工事中は気になる点がないかを伺い、工事終了後は明日の予定を伝えてから現場を離れます」のようになります。しっかりの一言で具体性が全部ぼやけてなんとなく満足してしまうのは非常にまずいと思うのです。

根深いしっかり思考。

繰り返し続く塾生たちの発表の合間に「しっかり」「ちゃんと」と言うのをやめなさいと私が口を挟んだ後も、繰り返し塾生の口からそのNGワードが繰り返し出てくるのを聞きながら、なかなかしっかり思考は根が深いものだとつくづくと感じてしまいました。私はブログ等でアウトプットする際にできるだけしっかりと言う言葉を使わないように心に留めておりますが、普段からそんな意識付けをしなければ「しっかりします」「ちゃんとします」と言ってぼんやりごまかしてしまう癖は治らないのかもしれません。

(具体的な)行動計画なくして成功なし。

第七期職人起業塾の塾生さん達はその辺、ずいぶんとくどくどと繰り返しお伝えしたので、今後は「しっかりと」などといったボンヤリしたことでは無い具体的で明確な目標設定や行動計画を立てられるようになると思いますし、そうでなければ半年間もかけて学びに来た甲斐がないと言うもの。行動なくして成功なしの大原則に基づいて大いに気張ってもらいたいと思います。第7期生のみなさん、しっかりと言わずがっちりと頑張ってください。(笑)

今日のアタリマエ

  • しっかり、ちゃんとと言う言葉に人は根拠ない安心感を覚える。
  • しっかりしますと口にした時点で本来目指すべき事柄を全てぼんやりと明確にできなくなる。
  • 具体的な計画なくして行動も目標達成もありえない。
  • しっかりと言う言葉をやめれば行動に対して具体的な質や量を織り交ぜなければならなくなる。
  • 普段からしっかり生NGワードとして気に留めることで具体的な行動計画を立てる思考が身に付くようになる。

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覚悟と気合いがタブーを打ち破る。

平成30年2月21日 曇り

究極の一歩手前の味噌作り

水曜日は朝活の日。今朝も早くから張り切ってビジネスミーティングに参加、ちと思惑が外れる事がありましたが、それはそれでご愛嬌、ゴルフもビジネスもなかなか思い通りに行かないから面白い、と言いますし。しかし、早起きのおかげで?朝会でお仕事のオファーもいただいて、即、打ち合わせもできたのでヨシとします。その後はすぐに事務所に出社、水曜日ということですみれ事務所は定休日でしたが、今日は1年に1回の味噌作りのワークショップの日でして、私も味噌をこね回す気満々で急いで事務所に帰りましたが、帰ってみるとセミナー室は満員御礼状態。女性パワーに圧倒されてしまい自分の菌を入れ込んだ味噌作りはあえなく断念、いつもの水曜日と同じ様に誰もいない事務所の電話番という地味な役割に回りました。味噌は食べる方で活躍したいと思います。(笑)

新生!ひょうご木づかい王国学校

昨日は昨年末でハーバーランドの店舗を閉鎖、今年から里山住宅博のモデルハウスに拠点を移した兵庫県が創設し、その運営を私たち工務店団体に委託され、第三者的立場で一般消費者に安心で快適な家づくりと、兵庫県産木材活用を推し進める啓蒙施設、(というか団体)ひょうご木づかい王国学校の運営会議と賛助会員による研修会を開催しました。年度末を前にして非常に忙しい時期にもかかわらず、大勢の方にお集まりいただき、(懇親会も含めて)非常に盛り上がりました。

許容応力度計算と温熱環境の数値化

会の冒頭の勉強会は賛助会員として参加してくださっている団体の紹介ということで、私も副会長を拝命している京阪神木造住宅協議会と、これも発足当初からのメンバーとして購入させてもらっており、すみれのスタッフも毎回勉強させてもらっている高断熱高気密住宅の設計施工に特化したマニアックな団体、一般社団法人新住協関西支部の2団体からそれぞれの特徴と特色を紹介していただきました。京阪神は4号特例の建築物の構造的なリスクと許容応力度計算の重要性、新住協は建物の温熱環境の数値化の必要性、それを元にした設計の重要さを訴えられ、これからの住宅設計に欠かせない重要な部分について熱く語っていただきました。

第三者的立場の相談窓口

その後は、里山住宅博in神戸に移転した後のひょうご木づかい王国学校の活動と今後についての報告を担当インテリアコーディネーターの秋田さんから丁寧に説明をいただき、完全に工務店的な立場と切り離した第三者としてこれから家づくりを考えられている方々に向き合っていくという基本方針を発表していただきました。運営開始当初は私もあれこれと口出しをしておりましたが、今ではすっかり彼女達の自習運営に切り替わっており、SNSによる発信等、地道ながらも丁寧な活動は徐々に成果が上がりつつあります。彼女達の頑張りにエールを送りつつ、バイアスのかかってない情報提供をされている素晴らしさがよく伝わる報告は非常に頼もしく感じられました。

 

家づくり学校 神戸校

最後はこの度のメインコンテンツといっても過言ではないこの春から神戸市垂水区に新たに開設される「家づくり学校 神戸校」の事業説明をはるばる岡山と高松から運営母体であるKG情報のお二人にお越しいただき説明をしてもらいました。家づくり学校とは中四国と関東に展開中の家づくりを検討される方への情報提供の施設で、各地で大きな人気を博しており、ひょんなきっかけを頂いて私たちが運営を支えてきたひょうご木づかい王国学校と全く同じ理念の下で運営されるのを知り、しかも大きく成功されているのを聞かされて是非とも神戸に出店してもらいたいと私がお願いして誘致した施設で、いよいよ開設する物件も確定しこの春から開校されるとのご報告を頂きました。

タブーを打ち破るモデル

この家づくり学校がすごいのは、住宅情報誌の発行やフリーペーパーの配布等に係る費用を一切建築会社からの資金に頼らずに自前で行われて、そこに集まった家を建てたいという方々へフラットな情報を提供して、信頼関係を構築、個別のヒアリングの上で最も感覚が合いそうな工務店を紹介して、成約になった時だけ登録工務店に広告料と言う形でフィーを請求する、完全成功報酬型の広告宣伝をされているところです。広告業界最大手のR社が高い掲載料で住宅雑誌を発行し、その上で登録した会社をカウンターから紹介して、成約に至ればフィーを受け取ると言う従来のビジネスモデルを真っ向から否定して完全成功報酬型でされていることです。いわば業界のタブーを打ち破るビジネスモデルと言っても過言ではありません。普通では到底考えられないようなすごいことを行われています。

業界の悪習を叩き壊す。

プレゼンテーションに立って話していただいた大日向さん、占部部長の話を聞いていて、強く印象に残ったのは、「後悔する家づくりをする人をなくしたい、建築、不動産業界のブラックボックスをなんとかしたい」と言う熱い思いです。徹底的な消費者目線で、これから家づくりを計画するにあたり、間違いのない選択をできる様にと必要な情報を提供してブラックボックスを開けることで業界の悪習を叩き壊し、消費者が抱える問題を解決したいと言う強い思いが家づくりを考えている人たちに支持され、信頼されてありえないビジネスモデルを形作っているのだと強く感じた次第です。提供しているサービスが本質的で価値があるものだからこそ、報酬は成約、成果が出た後からで良いという発想の裏側に並々ならぬ覚悟と気合いがあるのを感じた次第です。

神戸の住宅業界の地図が変わる。

雑誌を発行し、集客した人たち向けて企業とのマッチングを行うサービスは別段なんら珍しいものではありませんが、従来のマッチング会社とは全く一線を画す姿勢とそこから生み出される卓越した業績は素晴らしいの一言で、まさに、「何をやるかではなくどうやるか」が問題だと言う真実を如実に体現されておられます。そんな方々とひょうご木づかい王国学校が協業して、神戸、兵庫の地で本当に後悔のない家づくりを応援する施設として活躍してもえるのは私としてはちょっとした夢が叶ったような気分で、本当に嬉しい事です。本格的なサービスの開始は春以降になるとの事ですが、阪神淡路大震災後、木造住宅よりもプレハブ住宅の方が地震に強いと言うデマが流れた神戸で消費者が本当に賢い選択をしてもらえるようになることを強く願うばかりです。また、私達もその選択に応えられる様に設計、施工の技術を更に磨かねばならないと気を引き締める機会になりました。とにかく、関係者の皆さん明るい未来が少し見えました、引き続きよろしくお願い致します!

今日のアタリマエ

  • 4号特例建築物も構造計算上のエラーがない様に担保しなければならない
  • 4号特例で建てた建物が施工後に構造エラーが見つかった場合、瑕疵となる
  • 住宅の温熱環境は数値で比較できる様になっている
  • あったかいんですよーという言葉と共に明確なエビデンスを示すべき
  • 温熱環境のスペックはコストと地域性を鑑みて設計すべき
  • 本当に価値のあるサービスは全てのリスクを引き受けてもビジネスとして成り立つ
  • 既存のビジネスモデルのバックエンドをフロントエンドに持ってくることがマーケティングの奥義
  • マーケティングとは社会や業界の問題を解決する事で圧倒的な効果性を発揮する
  • 気合いと覚悟が新しい世界を切り開く

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東北初開催!
『ポスト平成の歩き方』ボトムアップ式実践型現場マネジメントオープンセミナー&厚生労働大臣認定研修入塾説明会

◆東京、大阪、福岡、鹿児島と全国で開催している厚生労働大臣認定の現場実務者向け実践型研修「職人起業塾」の15回コースの総論のオープンセミナーと入塾説明会を東北で初めて開催します。(助成金を活用しての職人、施工管理等の戦力化、現場品質向上を図るサポートの説明も有り。)

◆オープンセミナーでは書籍『職人起業塾』の増刷記念として最新のマーケティング情報、職人的マーケティング総論と共に『ポスト平成の歩き方』と題した消費税増税後の荒波を乗り越える力を身につける提言を行います。

◆入塾説明会では「企業は人なり、建築は現場なり」を合言葉に現場実務者にマーケティングの基礎理論を理解してもらいコミュニケーション力、人間力、問題解決力の向上で顧客接点である『現場』で圧倒的な信頼を得ることによって自社独自のマーケットを作り上げ、競合他社と血みどろの戦いをせずに持続的な受注を重ねられる様に「信頼関係に基づいた集客チャンネル」を作り上げるプランを立案、実践、検証を繰り返して、それぞれの会社に応じたマーケティングプランの仕組を作り上げる具体的な研修内容の説明をします。

◆IT、情報革命による本物しか生き残れない時代に圧倒的な職人不足の到来、消費税増税後のマーケットの縮小と建築業界は非常に先行き不透明な状況です。混迷の時代を乗り越えるのは品質とコミュニケーション力を掛け合わせた現場力だと考えています。現場マネジメントの見直しでの根本的問題解決のアプローチこそ未来を開く扉です。
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三方よしの世界への入り口。

平成30年2月20日晴れ

 

京阪神木造住宅協議会理事会

立春も通り過ぎて暦の上ではすっかり春となり、例年に増して寒さの厳しい冬の終わりようやくが見えてきたような神戸はポカポカとしたいい天気の文字通り小春日和となりました。
昨夜は不肖私(高橋)が副会長の職を拝命している京阪神木造住宅協議会の役員会が大阪で開催され、4月の総会に向けての議案の確認や事業計画についての話し合いがありました。新年度に向けての役員回線の議案の中に、京都から新たに2社の工務店の経営者さんが理事に加わってでもらうことになり、京都方面の会員さんの増強と共に活発な会になるようにとあれこれと議論を戦わせました。

 

ファイヤー村田氏来阪

ちなみに、4月に開催される京阪神木造住宅協議会の総会後の定例研修会では、九州熊本から、大工による手刻みの家づくりにこだわり、「魂を刻む家づくり」と言うキャッチフレーズで大いに人気を博していると共に工務店業界に止まらずプロスピーカーとして全国を股にかけての大活躍をされている村田工務店のファイヤー村田社長を講師をお招きし、伝統を守りながらもブログでの発信と言う最先端の取り組みで大きな実績を挙げられている方法論や考え方をお話しいただくことになっています。同じブロガー工務店として、私も非常に楽しみにしています。京阪神木造住宅協議会のメンバー以外でも聴講は可能ですので、ご興味がある方は私(高橋)までご一報いただければと思います。

 

気づけば顧客だらけ。

役員会の後の懇親会も経営のことから住宅施工のマニアックな話、人材育成、2番手へのデレゲーションの悩みなど多岐にわたる話題で随分と盛り上がりました。実は、役員会のメンバーさんは職人起業塾の研修に社員さんを出していただいている会社が多く、大阪のダイシンビルド社、兵庫の日置建設社、コタニ住建社、七福建設社、そしてこのたび新たにに理事になっていただく京都の小野建築設計社、geDEN社とそれぞれ各地域で大活躍されている工務店さん達にご参画、社員さんを派遣してもらいご好評をいただいてます。そもそも、一般社団法人となった職人起業塾はすみれの社内研修だったものを京阪神木造住宅協議会で研修事業として公開してほしいと依頼したところからスタートしているので、自然な流れではありましたが、それでもご理解、ご協力を頂いてきた役員会メンバーさんには感謝するばかりです。

 

顧客の声を聞かせてもらう場

職人起業塾の塾長でもある私としては、理事会の懇親会では、塾生たちが卒業した後の活躍を聞かせてもらう場でもあり、実は毎回楽しみにしています。今回も京都から来られていた2社に卒塾生たちのその後お伺いしましたが、皆さんがんばって業務に励み事業に貢献してくれているとのことで、私としてはホッと一安心するとともに、そろそろ(以前から計画していて実行できていない)フォローアップのヒアリングと面談に各社に伺わなければならないことを痛感した次第です。

 

仙台、そして北海道へ!

そして、来月開催予定の仙台での研修説明会&オープンセミナーを皮切りに、これから展開していくことになっている東北方面での職人起業塾の研修開催に際して、北国にめっぽう知り合いが多いダイシンビルドの清水社長や林工務店の林社長が知り合いの工務店に強く勧めてあげるから資料をくれ。とありがたいお言葉をいただき俄然、仙台のみならず北海道進出にもやる気を出している次第です。これも私たちの研修を受けた後、塾生たちがそれぞれの会社に戻って活躍し、業績を上げてくれているおかげだと感謝するばかり。自分たちがやってきたことがリアルに認めて頂けていることをとても嬉しく感じました。

 

理業一致

職人起業塾の研修では、「真実の瞬間」と言われる顧客接点で最大限の価値を顧客に提供することによって信頼関係を築き、それをベースとしてリピートや紹介といった売り込みが一切不要の集客チャンネルを作ることで自社独自のマーケットを構築し、未来を標榜できるビジネスモデルを作り上げる事を目指します。そんなことを研修事業で教えている我々が、研修事業のリピートも紹介ももらえないようでは話にならないわけで、理業一致無くして研修を行う資格はありません。そのためには研修を受けられた塾生さんが成果を出してくれることが絶対条件となります。ちなみに、現在開講中の大阪は5回目の開催となり、その半数以上がリピートの会社で、鹿児島の開催もリピートで参加すると強く表明頂いた会社のお陰で先日、第9期、2回目の開講を迎えることができました。

 

ボトムアップで業界を変える!

やはりここでも私達が目指すべくは三方良しのビジネスモデルであり、参画企業、塾生、一般社団法人職人起業塾の3者共が研修事業を通して我々が作り出す価値(=塾生の成長と事業への貢献)によるメリットを享受できるようにならなければなりません。昨夜は期せずして、そんな仕組みが少しずつではありますが出来上がりつつある事を感じる非常に実りある役員会となりました。一般社団法人職人起業塾にご参画いただいている事業所の経営者の皆様、建築実務者にマーケティング理論とコミュニケーション力と人間力を叩き込み、現場から未来を創る私達の取り組み、まだまだ進めて参りますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。(笑)

おまけ、

懇親会の後の二次会では、昨年急逝した日だった徳永建設の徳永社長を偲んで彼がよく歌われていた沢田研二の歌を唄い涙をこぼしてしまいました。本当に残念な人を亡くしました。。
徳永社長、ご冥福をお祈りいたします。
ちなみに、、徳永社長のブログ、未だにブログランキングサイトの上位に表示されてます。。
複雑な気持ちで見てしまう故徳永社長のブログ→https://ameblo.jp/myu-natsu/

 

今日のアタリマエ

  • 伝統(本質)を守りながらも最先端の情報を持たなければならない。
  • 望まれたところにこそ顧客はいる
  • 住宅も研修も重要なのは「その後」
  • 卒塾生が生み出してくれる体験こそが研修事業の価値となる
  • その後をさらに良くする、よくできる様にフォローアップの努力をします!
  • マーケティングを教えてマーケティングが出来てないと話にならない。
  • 塾生の成長、成功、事業所への貢献こそが私達の真実の瞬間
  • 応援してもらえるには顧客に成果を渡さなければならない。
  • 価値を創造できた場にこそ三方良しの世界ができる。

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◆入塾説明会では「企業は人なり、建築は現場なり」を合言葉に現場実務者にマーケティングの基礎理論を理解してもらいコミュニケーション力、人間力、問題解決力の向上で顧客接点である『現場』で圧倒的な信頼を得ることによって自社独自のマーケットを作り上げ、競合他社と血みどろの戦いをせずに持続的な受注を重ねられる様に「信頼関係に基づいた集客チャンネル」を作り上げるプランを立案、実践、検証を繰り返して、それぞれの会社に応じたマーケティングプランの仕組を作り上げる具体的な研修内容の説明をします。

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マーケティングで目指すべきは、社会や業界の問題解決。

2月19日 曇り

奇跡の生存率?!

相変わらず毎週出張が続いておりますが、今日は久々に午前中、事務所に詰めることができました。とは言え、しっぽりとデスクワークに集中して励めたかと言うとそうでもなく昼前には新卒3年生のレンが担当する現場を覗きに行ったり、顧問の会計事務所さんに来ていただいて第17期の決算報告を聞いたり、昼からは京阪神木造住宅協議会の役員会に出席したりと相変わらずバタバタした1日になりました。

今年ですみれは18期目に突入し、個人事業主として「高橋組」で創業してからするとなんと!20年を迎えます。国税庁の統計によると20年間生き残る企業は全体の0.6%と言われており、確率論だけで言うと奇跡に近い生存率の中、生き残った企業の仲間入りと言うことになります。これもスタッフやお客様に応援してもらえるおかげだと感謝することしきりです。ただ、前期の決算書の内容は大して胸を張れるものではなく、もちろん利益を出してはおりますが、今期に多くの課題を残すものになりました。20年も同じ商売をやっていて、何とも不甲斐ないですが、利益を上げるのはそんなに簡単じゃないし、ビジネスモデルの構築ってなかなか一筋縄ではいかないものです。

事業の目的と手段。

毎年の決算書は企業にとっての通信簿であり、成績表です。1年間の取り組みが数字として結果に現れる以上、その内容を良くしていきたいと言うのは経営者ならば誰しも思うこと。しかし、1年単位で見る利益ばかりを追いかけ過ぎてしまうと、将来のための種植えができないことになってしまいかねません。どこまでいっても企業は人なり、権限委譲や人材育成に注力して未来へのビジョンを固めながら業績を向上させていく取り組みを続けていきたいと思います。

企業において業績の向上、利益の計上が大事なのは言うまでもありませんが、それと同時に重要視すべきは事業の目的を達成するための取り組みを進めているかどうか、という事があります。「経済のない道徳は寝言」と言う二宮尊徳翁の有名な言葉がありますが、私も理想を掲げ、それに向かわない事業に意味はないと思っています。それは言わずと知れた経営理念の実現やミッションの達成であり、あくまで業績はその目的への取り組みを支えるための手段であるべきだと思っています。

マーケティングで社会の問題を解決する。

マーケティングを学びだした頃、私がメンターと崇めていた先輩経営者に教えられたのは、マーケティングは単なる金儲けの手法ではなく、業界や社会の問題解決を伴う高次の目的に焦点を合わせて構築すべし。と言うことでした。そんな教えを頂いて、私たちすみれで言うと、ものづくりを支える職人の地位が失墜したままの建築業界の現状を打開して、ものづくりの本質である作り手を守り育てながら地域社会に貢献するというのがマーケティングの目的になっています。

あり方を正すところから始めるというのがそのマーケティング理論の根幹となっており、職人起業塾の勉強会では繰り返しその部分についての深堀を繰り返しています。神戸のすみれ本社で毎月開催している元祖職人起業塾で共に学ばれている方々は、その部分について随分と理解が深まっておられ、ただ稼ぐだけではなく、クライアントや地域社会の問題解決に焦点を当てた活動を熱心に行っておられる方々が多数おられます。そんな塾生諸氏の中の1人である西岡さんがつい最近、すばらしい商品開発をされたのでご紹介したいと思います。

世界初の新技術で薪ストーブに新たな価値を提案

これまでにない新たな燃焼方式を確立した報告的なブログはこちら↓

ヒミエルストーブ himielstove
日本の薪ストーブ事情を微力でも変えてみたい。100万円を越える導入費用に疑問を感じ、多くのアプローチで導入費用の削減を提案するビルダーは既に多く存在します。私にはブランドや知名度は全くありませんが、世界初の新技術で薪ストーブに新たな価値を提案したいと思います。
https://himielstove.com/himiel-stove-cyclone-stove

ヒミエルストーブ
HIMIELSTOVE.COM

薪ストーブへの熱き思いが業界を変える。

まさに、これまでの「薪ストーブが欲しい、でも手が届かない、」とか「巻きの調達が面倒だなー」と思っている人が抱えていた問題を解決し、海外製品が大きなシェアを握るマーケットにおいてメイドインジャパンの底力を見せつけてくれる、高性能で使う人のメリットが分かり易く購入障壁の低い商品を開発、特許申請をされているとの事。

「輸入品は本国の3~5倍の価格が普通で、 1セット150万円位となっている日本の薪ストーブ業界を、微力かも知れないが変えたい!」

そんなに西岡さんの言葉に(ストーブだけに)とても熱い情熱を感じましたし、まさに私達が取り組むマーケティングのお手本といっても過言ではないと思います。私も負けじと社会の問題解決を事業とともに進めれるように今一度精進しなければとハッパをかけられたような気分になりました。西岡さんありがとうございました、私も、もうちょっと気張ります。(笑)

今日のアタリマエ

  • 起業して20年間生き残る起業は0.6%
  • 単年の決算の利益のみに囚われていては未来はない。
  • 将来に対する種植えをしながらも、利益を出さねば事業の存続はない
  • 利益を上げることは重要だが目的にはなり得ない
  • 目的意識を持ちながら利益を上げる事が事業の本質
  • 事業を持続させる仕組みであるマーケティングは社会の問題解決をするものでなければならない。
  • 業界を変える、日本を変える!と熱い気持ちは「在り方」から

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https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/職人起業塾とは/目的/

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お待たせしました!書籍「職人起業塾」第2刷 絶賛発売開始。

平成30年2月17日晴れのち曇り

淡路島とUXD

雲1つない気持ちいい晴天となった神戸。淡路島にあるお客様の別荘に打ち合わせに行くのにはもってこいのドライブ日和と喜びましたが、いざ高速道路を走り出し、明石海峡大橋を渡ると厚い雲が立ち込めて雨が降り出しました。せっかく上機嫌で走っていたのに。。
ま、遊びに行くわけではないので別に良いのですが、、(笑)

淡路島の打ち合わせを終えて帰神した後は、昨日に引き続き大阪へと移動、2年前から熱心に学び続けているUXデザインのセミナーに参加しました。マーケティングは「モノ」から「コト」と言れて、一般的な考え方になって久しいですが、顧客が自分では気づいてもいない「まだ見ぬ素晴らしい体験」を私たちは提案するべき段階に入ってきており、それを考案する入り口としてUX (ユーザエクスペリエンス=顧客体験)をデザインすると言う概念がこれからの建築業界には絶対に必要だと思っています。フルオーダーの注文住宅を作る建築会社として、建売住宅や企画住宅の対局になる設計手法を何とか確立したいと奮闘しておりまして、今日のセミナーもこれまで2年間学んできたUXDの概念を俯瞰して振り返る非常に良い機会になりました。講師を務められたワラさん、徳見さん、ありがとうございました。感謝します。

書籍職人起業塾再販開始!

話は変わって、お題目は一般社団法人職人起業塾のfacebookページでお詫び文を掲載しておりました、昨年末から加筆修正に非常に時間がかかり、延び延びになっていた書籍「職人起業塾」の第2刷の重版、発売再開のお知らせです。3ヶ月ほど前から書店はおろかアマゾンでも完全に売り切れ状態になっており、中古本が最高10,000円以上もの高額な値段になって売り出されており、さすがに気軽に買ってくださいとは言えない状況になってしまってました。全国で展開している職人起業塾15回コースの研修のテキスト本と言う位置づけで受講生に配布していたのも滞る始末になっておりましたが、結局、大幅な過失修正をするのをやめて、冒頭に3ページほどの「第二刷に寄せて」と言う文章を付け加えて増刷することとなりました。お待たせしてしまった皆様申し訳ありませんでした。

重版決定にあたり、この度自分で書いた本をもう一度読み直してみましたが、初版本の発売から2年が経ってわれわれが住む建築業界を含め世界は大きく変わったのだと改めて感じました。ただ、不易流行と言う言葉の通り最先端の事象を取り入れながらも、変わらずに守るべき価値というのは絶対あるとも思いますし、それらは表裏一体。混迷を深める時代だからこそ原理原則に立ち返った指針が必要ではないかと感じた次第です。そんなことを考えながら書いた第2刷に際して添えた冒頭の文章を以下に転機しておきます。

書籍「職人起業塾」

書籍「職人起業塾」第二刷に寄せて

2018年になりました。平成という元号が来年で変わることが決定し、消費税増税も来年の施行が閣議決定されました。今年は日本経済にとって、また建築業界にとっても非常に大きなターニングポイントになると思っています。この職人起業塾の初版が出版されてもうすぐ2年になりますが、この間にスマートフォンの普及が進み、SNSが一般化。マスメディアを凌駕するポジションになりました。ITテクノロジーを持つ企業が一人勝ち、またAIの実用化が進行し、世界は加速度的に変化しています。私たちは、その大きな変化に対応する道筋を見定める、大切な時期に差し掛かっています。

全国で開催している研修「職人起業塾」のテキスト本として出版したこの書籍は、お陰様で多くの人にご支持をいただき、重版の運びとなりました。また、厚生労働大臣認定研修「職人起業塾」の研修事業はこれまで八期を重ね、塾生としてこの本の内容に沿った原理原則に基づくマーケティング理論を学ばれた職人、現場監督などの建築実務者は100名を超えました。それぞれが顧客接点で活躍されており、研修に従業員を出された企業から社員の意識が変わり大きな成果を上げていると喜びの声を多数いただいております。毎月、神戸市で開催しているマーケティングに特化したグループコーチングである無料勉強会〝【元祖】職人起業塾〟の内容を、SNS上で共有して学ばれている方も300名を超え、これまで建築業界に馴染みの薄かったマーケティング的な思考が徐々に現場から浸透しつつあることを感じて非常に嬉しく思っています。

この書籍に書いたマーケティング理論というのは原理原則に基づくことばかりなので、世界が大きく変わったからといって通用しなくなるとは思いません。AIが人の仕事の7割を担えるといっても、人にしかできないことが確実にあるのです。「信頼」をベースに未来の売上を構築することはAIにはできません。モノづくりの実務者が現場マネジメントを完璧に実践するしかないと考えています。ここ2年も、私たちのマーケティングは大きく変わっていませんし、成果も上がり続けています。それは同じ取り組みといっても何度もブラッシュアップを繰り返し、同じアクションでもより高いレベル実行しているからなのです。「何をやるか」ではなく「どのようにやるか」のほうがずっと重要だということです。

原理原則論に基づくと、当たり前のことばかりに熱心に取り組みがちです。しかし私たちが追求するのは基本的な当たり前ではなく、「誰にでもできることを誰もできないレベルま5 4やりきる」こと。その覚悟をもって、現場でのマネジメントや品質向上、コミュニケーションに取り組めば、顧客やステークホルダーからの絶対的な信頼を得ることができます。その信頼を元に自社独自のマーケットを構築していく「在り方」から始まる方法論は、不易流行の「不易」に当たるのではないかと思っています。

グローバリズム、ITテクノロジー、超大資本の企業が世界中を席巻しています。私たち地域に根ざす中小企業は、ローカリゼーション(地域密着)、スモールビジネス(人と人の繋がり)、インバウンド(自社の強みを磨き、発信する)といった真逆の思想で対抗し、世界で最も企業寿命が長いこの国で培われてきた伝統と誇りを胸に、目の前の顧客の満足や幸せを叶える連鎖を作り上げなくてはならないと考えます。「三方良し」に代表される、古い考えのようでありながら実践できている企業は稀な、地に足のついた自立循環型のビジネスモデルを構築しようという方に、この書籍が少しでも参考になれば幸いです。

絶賛発売中!ですが、できればのお願い。

そんなこんなで、お待たせしていた書籍絶賛発売中です。書店流通も再開されますし、アマゾンのサイトでもすぐに新品が在庫され定価での販売に落ち着くと思います。また、出来ればのお願いとしましては、著者である私が提唱している「脱Amazon活動」にご賛同頂いて、Amazonのサイトでカートに入れても、レジには進まずに地元の書店で取り寄せてご購入頂ければと思います。(笑)
あと、一般社団法人の事務局にメールをいただいてもお送りしますので脱アマゾンに共感する!と思われる方は下記連絡先までご連絡をください。よろしくお願いいたします!

今日のアタリマエ

  • 学びは繰り返しの復習が大事
  • 概念を学び、実践で裏打ちしてこそ知恵になる、哲学にもなる。
  • モノからコトへ、の次はコトから体験へ
  • 建築業界にもマーケティング理論を理解した実務者が確実に増えている。
  • 原理原則に基づいたマーケティング理論は普遍性を持つ
  • それでもあらゆるモノは一瞬にして陳腐化する
  • 不易流行を胸に刻みつつ、ブラッシュアップを繰り返すことで陳腐化を防ぐしかない。

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