惚れ込むべきは、、

2月2日曇り

 

博多にて。

今日はクライアント先の従業員さんが独立開業されるとの連絡を頂いて、候補地の物件調査の立ち会いに福岡県春日市にやってきました。今回の依頼主は以前から顔見知りと言えば顔見知り、しかしキャリアを積まれて独立を決意されたこれからは同じ経営者としてお付き合いをさせて頂く関係となります。久しぶりにお会いして改めてご挨拶をしました。

私たちが手がけたお店が繁盛し、多店舗展開をされて従業員さんを増やし、その従業員さんが成長して独立し、また新たな店を出店するに際して工事のお声がけをいただく。私たちにとってはこれ以上ないくらい、非常に嬉しいお仕事です。昨年からめぼしい物件が見つかっては条件が折り合わず、を何度か繰り返して少し時間がかかりましたが今度こそいい条件の物件が見つかったとの連絡をいただいて今回慌てて駆けつけた次第です。

 

 

やる気が盲目さを誘う。

私自身も経験しておりますが、一度独立(や家の新築)を決意したら1日も早く実行にうつしたくなるのが人の常だと思います。だからと言うわけではありませんが、つい物件情報を見ると良いところばかりに目が行き、リスクを感じていても目を伏せてしまいがち。それを建築の見地から冷静に見てアドバイスするのも私の仕事の非常に重要な一部です。

結論から言うと、今回現地調査に呼ばれた案件は私の方からもう一度他の物件を探すことを含めて考え直した方が良いのではないかとご提案をさせていただきました。もちろん、絶対にダメと言うわけではありませんし、テナント料が安い!などのメリットももちろんありましたが、長く商売をしていくにあたって冷静に考えると、集客、認知を広げるのにハードルがあるのは致命的だと思ったからです。建築的な意見とは言えませんが、長年同じ飲食店を経営している者として厳しいのではないかと正直に申し上げました。

 

現地に足を運ぶ意味。

この度の若きクライアントも別に素人と言うわけではなく長年飲食業界でキャリアを積まれておられますし、新規出店のスタートアップも何度も経験されています。私の進言もおこがましいと言う感も若干否めませんが、それでもいざ独立開業しするとなると誰しもが冷静な判断を下すことが難しくなることもあり、敢えて言わせて頂いたところ、私の意見に素直に耳を傾けてくださいました。
空振り?に終わった現地調査の後は、フランチャイズ本部のIさんと3人で連れ立って近隣のマーケット調査や、他の候補地の物件を見に行くなど夜中遅くまであちらこちらと福岡の街を歩きまわり、気になる店には入って何度も食事をとりながら、あーでもないこーでもないと話ながら出店計画の基本となるエリアの絞り込みを行いました。結局、具体的な案件までは固まりませんでしたが、出店条件の方針くらいはまとまった様に見受けられました。それだけでも福岡に来た甲斐があったと思います。

 

 

惚れ込むべきはクライアント

今回のような事は結構よくあることで、私が現地調査に行って出店を見合わせた事は今まで何度もあります。しかし、逆に私が心配していたとしてもクライアントが「ここでやっていける自信がある」と言って出店を決めて工事にに着手した結果、大繁盛しているお店もあるのも事実でして、土地勘があるのならばと私が意見を引っ込めることも少なくはありません。どちらにしても結局、決めるのはクライアントであり全責任はその経営者が負われます。私たちはその決定に対してできる限りのサポートをするのみです。

お店作りにしても住宅にしてもその部分は同じで、とにかく建築は目的にはなり得ず、単なる手段だと考えています。いくらいいデザインやコストパフォーマンスに優れた提案をしても、完成後のご商売やそこでの暮らしがうまくいかなけければ私たちの仕事の一切が無駄になってしまいます。

世界的に有名なマーケターのジェイ・エイブラハム氏はマーケティングを構築する根幹である卓越の戦略の中で、「惚れ込むべきは自分の商品、サービスではなくあくまでもクライアントであるべき」という一文を書かれています。そして、その実践は目的と手段の明確な線引きとクライアントに渡すべき価値の本質に目を向けることだと思っています。

福岡ではまた一から物件探しが始まりますが、独立起業はギャンブルではなく、勝算を見込め、成功をイメージできるビジネスでなければなりません。若きクライアントには再度腰を据えて、じっくりと自分のビジネスに合った勝てる物件を探し当ててもらいたいと思います。私もできる限りの応援をして参ります!Sさん引き続きよろしくお願いします!

 

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覚悟のリマインダー。

2月1日晴れのち曇りのち時々雪

 

お朔日参り。

2月になりました。朝はいつものように近所の総社にお朔日参りから。今年の立ち上がりのひと月の無事への感謝と今月の計画が滞りなく進むように少しばかりの小銭で厚かましくお願いをしてきました。
毎月、月に1度、終わったひと月を振り返って当たり前のような日常が積み重ねていられることに対して「よかったなぁ」と思い、一息つく瞬間であり、また今月も、と気合を入れ直すタイミング。とにかく、大きな問題がない毎日の積み重ねは本当にありがたいことです。

毎月、お朔日には同じようなことを思う訳ですが、経営者の端くれとして、また研修事業を始めてからは様々な経営者の話をきく機会を持つコーチとして改めて感じるのは、経営って簡単じゃないってことで、10年事業を継続できるのは5%とか7%とか言われることを考えると、殆どの経営者は10年も経たずに頓挫してしまうのですから簡単というよりも継続できるビジネスモデルの構築なんて奇跡のようなものです。

 

 

無知、無能、無力な経営者。

私はもともと大工あがりで、経営者になろうと思って起業した訳でもなければ、経営の勉強をしていた訳でもありません。個人事業主の職人の延長線で、もう少し安定して仕事を受注できるようになりたい!と、安定する受注量の確保を目指して二人から三人、三人から五人、五人から十人と一緒に働く仲間を増やしたところ、気づけば経営者という立場になっていました。
経営も財務も集客も営業もそしてビジョンや戦略等々、、事業を継続するために必要なスキルや知識を全く持っていないまま、気付いた時には勢いだけで経営者になり、他人の人生を預かることになってしまった訳ですが、そんな会社に就職した人ははっきり言って悲惨です。そして、勢いと勘だけで経営をする方もやっぱり悲惨なのです。

真っ当な人なら自分の実力の無さと、背負っている重責を秤にかけて押しつぶされそうになると思いますし、私もその例から漏れず、随分と苦しい思いを何度もしてきました。自分が行っている事業の先行きが全く見えない時、社員や取引先、お客様に迷惑をかけるわけにはいかんので、死んで保険金で全て清算してもらった方がいいんじゃないか?なんて本気で考えてことも正直ありました。

 

 

「たまたま」の原因と結果の法則。

それでもなんとか、個人事業主から起業してから20年近く、これまでやってこれたのは、お客様をはじめとする周りの方々からのの助けは勿論ですが、それにもまして思い当たるのは運とツキが殆どだと言うこと。要するに、たまたまの積み重ねであり、時代の流れや私が思いつきでやったこと、そのヒントを得る学びがあったこと、それらが偶然に重なって、水面ギリギリのところで絶対絶命のピンチを何度も乗り越えて来ました。
ついてる!助かったと思ったことなど数限りなくありますが、そのツキを呼び込んできた源は何やったんやろう?と考えることが時々あります。ツキや運は理屈じゃないのは重々わかっておりますが、果報は寝て待てと昔の人が言ったように、ただぼーーーっとしていたところで運が巡ってきたわけではないのは実感として持っています。

よく考えても見れば、ツイテた!とか運が良かったとかも結局は全て人とのご縁が発端で仕事に恵まれたり、考え方を改めたり、変わるきっかけを掴んだりしてきた様に思います。要は周りの誰かが私のことを助けてやろうと思ってくれたからこそなのではないかと思うのです。そしてその理由を考えた時、学もカネも人脈も、何一つ持っていなかった私が唯一持っていたモノ、それは覚悟ではなかったかと思うのです。てか、当時の私には覚悟を持ってリスクを取りにくいく気概だけしか思い当たりません。(苦笑)

 

 

覚悟の習慣。

そんなことを深く考えたわけではありませんが、これまで何年にも渡って毎月1日に神社に参ってひと月ごとの無事に感謝することと、覚悟を新たにすることが、私の原点の強みを維持していく上で非常に重要なことで、無意識のうちにその重要さに気づいて習慣としていたのかも知れません。
今月も明日の九州出張を皮切りに、また怒涛の日々がスタートします。決意と覚悟を持って、今月も気張っていこう!と凛とした寒さの中、神社の境内に昇ってきた朝日を見ながら覚悟を決めた次第です。年度末への追い込みと今年のスタートダッシュが重なる2月、今年は新たな事業も加わって一層走り回ることになりそうです。周りで助けてくださる大勢の方々にご協力のお願いをしつつ、なんとか無事に乗り切りたいと思います。足元もしっかりと見ながらね。

皆さま、よろしくお願い致します!

 

 

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目標と状態と想いと行動。

1月31日 曇り

 

寒風吹きすさぶ春節。

一月も今日でおしまい、やっぱりあっという間に行ってしまいました。と毎年同じことを言っておりますが、今年はいつもと少し様子が違い、1ケ月の時間が長かったように感じました。イベントごとが多くて忙しかったのか、やるべきことがてんこ盛りだったからなのか、行動が充実していたのか、なぜそのように感じたのかはよくわかりませんが、新年からのひと月を振り返ってみると近年になかったほど時間がたっぷりあったように思います。台湾ではただいま春節祭真っ只中、もうすぐやってくる春を楽しみにしながら目の前のタスクを1つずつ確実に片付けていこうと思う月末となりました。

 

 

スピリチュアル・コーチング

午前中は非常に珍しく妻と連れ立って飲食事業部の取引先が計画されている新築店舗の案件の打ち合わせ。妻に飲食事業部長として仕入先の社長を紹介してもらい、ついでに打ち合わせも立ち会って貰いました。(笑)

昼からはこれも珍しくビジネスコーチの四辻氏に来社いただき、コーチングではなくスピリチュアルカウンセリングを行っていただきました。なんでも私は離魂症候群らしく、ちょこちょこ体から魂が抜けだすようです。四辻氏曰く、抜け出した魂はまた帰ってくるんですが、そのたびにエネルギーを消耗するとのことで、その消耗を防ぐ方法論を改めて伝授いただきました。

スピリチュアルな話は賛否両論あるのはよく存じておりますが、精神と肉体の地平線を探していた経験のある私にとっては、あながちわかりにくい話しでもなく、アドバイスをありがたく実践することにしてみました。2月からは消耗するエネルギー量を減らし、さらにエネルギッシュに様々な活動を行いたいと思います。(笑)

 

社内勉強会WS

夜は月に1度の工務スタッフとの社内勉強会。いつもは元祖職人起業塾のお題目をスタッフでディスカッションするのですが、今日は少し趣旨を変えて先日、取引先や協力してもらってる職人さん達にお集まりいただいで開催したすみれプロジェクトなる会議で宿題として持ち帰った目標達成に対する具体的なアプローチを明らかにするワークショップを行いました。

想いを語るのも、机上の論議ももういい。我々がコミットすべきは具体的かつ効果的な行動であり、すみれスタッフが自ら動くことによって率先垂範とし、その価値を協力業者さんの皆様にお返しするというのが今回の趣旨です。ファシリテーションまで任せての慣れないスタイルのWSにはじめのうちは要領を得ませんでしたが、慣れてくるに従ってなかなか活発かつ真剣なスタッフ主導のワークショップとなりました。

 

目標達成能力とは小さな積み重ね力。

このたびのワークショップでは目的意識から目標、そして具体的なアクションを共有するために元松虫中学校の体育教師で、生徒たちを7年連続日本一に導いた輝かしい実績を持つ原田先生のメソッドでも有名なマンダラシートを使ってみました。ちなみに大谷翔平選手も学生時代このシートを使って目標達成を繰り返していたとのことです。

中心に書き込むのは目的に直結する大目標であり、まずその目標を達成するために必要な8つのファクターを明らかにします。その8つの小さな目標に対して行動として取り組むべきことをまた8つ書き出してその1つずつの行動目標を達成することの積み重ねで最終的に大きな目的までたどり着く、日々の小さな行動と大きな目的との関連性を明らかにする秀逸なこのマンダラシートは目先の行うべき事と向かうべき方向性を明らかにします。

 

 

「やり方」を生み出す「在り方」

私は傍目で眺めながらも、目標を掲げたら、それが達成した時の状態、その時感じるであろう感情までをイメージし、現場とのギャップを認識することで達成したいという強い想いを引き出して具体的な行動へと結びつけることで、目標達成能力は圧倒的に高まるのだということをスタッフに熱心に伝えました。

難しい、ややこしい問題は分解して1つずつ片付ける。問題解決の基本中の基本ではありますが、改めて大きな目標に向かって全員で議論を重ねながら自分たちが行動する、しなければならないのだというコミットをしもらうことが スタッフの主体性を育て、自立循環型のビジネスモデルでの唯一のアプローチだと思っています。

とにかく、私は離魂症候群だということがよくわかったので、もしもの時に備えるにはスタッフに「やり方」を教えるのではなく、やり方を生み出す「あり方」を伝えるしかないのだと思っています。

みんな頼むよー。(笑)

 

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時間くれ!は、金をくれ!(恥)

1月30日

 

大阪にてオープンセミナー

今日も朝から出ずっぱり、午前中は建築家の八木健吾先生の紹介である方にクラウドファウンディングの立ち上げのご相談、昼からは大阪にて職人起業塾主催の新春第2弾のオープンセミナーを開催しました。急なオファーにも拘らずお時間を頂きましたIさん、お忙しい中セミナーにご参加いただきました多くの皆様、本日は有り難うございました。

 

 

急遽、氷上町へ。

昨日の日曜日は、午前中はいつものランニング、昼からは来月着工予定の新築住宅のご契約に伺った後、急遽車を走らせて丹波の氷上町に行ってきました。

もっと木を好きになってもらうをコンセプトに開かれた製材所を目指しておられる株式会社ウッズ社でひょうご木づかい王国学校のメンバーに加入いただいている伝統技能者クラブの方々が開催するイベントに参加。

と思ったのですが、残念ながら到着したときにはすっかりイベントは終了しておりました。しかし、伝統技能者クラブの方々に改めてご挨拶をすることができたのと、私たちの地材地消の取り組みの説明を再度行い、さらに別口で「メンバーにご加入しても良い」と会社に手を挙げていただくことができました。同じ理念の下、理解ある仲間が増えていくのは本当に嬉しいものです。


また、株式会社ウッズの能口社長には、クラウドファウンディングに使う地元の木を使った商品の相談もさせていただき、素晴らしいご提案を頂くなど非常に充実した時間となりました。皆さんで盛り上がっていた虫食には参加しませんでしたが、お時間をいただきましたクラブの皆様ありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

 

 

地材地消の活動存続の危機。

昨年から熱心に動き回っている兵庫県から引き継いだ木育の施設、ひょうご木づかい王国学校の活動は、実は現在存亡の危機に瀕しています。そもそも昨年の11月末で運営資金が枯渇して閉鎖になる予定だったのを我々工務店団体が運営資金を持ち寄ってたり、助成金の申請をしたりして何とか継続しておりましたが、それもこの年度末で資金が底をついてしまいます。

地産地消、地元産木材を利用した建築を通して兵庫の豊かな資源である森林を守り地域活性化の一助となる高い理念を掲げて行なっている子供たちに地元の木の良さを教える啓蒙活動では目先の利益がなかなか生まれるわけもなく、ご参加頂いているメンバーさんにもそんなに大きな負担がかけられません。

 

 

応援者と社会の要請。

薄く広くメンバーを集めてたくさんの会社で支えていこうと言う趣旨ではありますが、神戸の中心地、ハーバーランドmosaicにある施設の維持をするには40社ほどのメンバーが必要で、それも半分程度しか集まっていないのが現状です。ただ、ここに来て建築業ではない関連事業の方々にご理解を頂き賛助会員としてご協力頂ける様になり、少し光が見えて来ました。

近年、省エネと健康の両面から頻繁に住宅の性能の重要性が語られるようになり、熱伝導率の低い木材の利用はCO2削減問題も含めて圧倒的にトータルエネルギーコストが圧倒的に少ない方法だと認知されてきたこともあり、また、木を使った温もりの有るデザインが見直されている流れも相まって木造住宅の需要の高まりの兆しは見えています。そして先行き不透明な日本の経済状態を考えると、地域創生、地場経済圏の活性化は今後の日本の将来を大きく左右すると思ってます。
そんな意味も含めて、この全国でも珍しい自治体と地場工務店がジョイントしての事業は継続、そして持続できる事業にしなければなりませんが、この拠点が住宅の相談窓口として認知され住宅需要をキャッチしてビジネスモデルとして成り立たすにはもう少し時間が必要です。

 

 

時間くれ!は金をくれ。

Time is moneyとよく言われますが、その言葉の通り時間はそのままお金であり、ビジネスモデルが軌道に乗るまでの時間を稼ぐというのはそのままお金を稼ぐということに他なりません。下世話な言い方で恐縮ですが、もう少し時間をくださいはそのままお金をくださいと言うことなのです。

とはいえ、時間はもう余りありません。4月からの新年度の継続は2月末までに事業予算の目処を立てなければならず、引き続き建築会社、関連事業者、また建築とは全く関係無くても森林を守り、地域を活性したいと願う方、子供達に豊かな兵庫の自然を引き続きたいと思われる等々、志しを共にする方を大募集しております。

 

 

未来への希望(投資)を募ります。

あと出来ることは何か?と考えた末に、私達のネットワークが持つ強みを最大限に生かして一般の方にもご協力頂ける様に地元の木を使った商品やサービスをまとめて提供するクラウドファウンディングを立ち上げます。

現実路線、現実主義が蔓延するこの時代に逆行して少しだけ地域の未来への投資に力を貸して頂ける方を広く募集します!
もし、このブログを読んで少しでもご興味を持って頂けた方はお気軽に私(高橋)か、ひょうご木づかい王国学校までご連絡頂ければ幸甚です。
よろしくお願い致します。

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『この世界の片隅に』に思ふ本当のこと。

1月28日 快晴

引き続き大阪から。

朝から顧問社会労務士、川西先生の事務所にて社内整備の打ち合わせ、今期から大きく変わった賃金規定に合わせて就業規則や人事考課制度の整備を続けています。元々は日給月給の外注扱いだった大工を10年前に正規雇用に切り替える大きな転換を行いましたが、今回は大工、設計共に管理職手当、業務手当の支給を付加してある程度の裁量を渡し、時間だけではなく業績で給与を支給する、簡単にいうと(成果は上げなければなりませんが)残業してもしなくても給与が変わらない裁量労働制を導入しました。

スタッフに安心して働ける環境を提供したいという私の想いを具現化する取り組みは、捉え方によってはサボったもん勝ちの側面も内包しているとも言えなくはありません。社内にそんな人はいないという大前提に立って制度改革を進めておりますが、成果を上げるための仕組みを同時に整える必要があります。今日は部門ごとに目標を達成できる様に、スタッフと一緒に目標設定、検証、改善へのスキーム作りを川西先生のアドバイスを頂きながら進めました。信頼関係をベースにした正のスパイラルが大きな螺旋を描いてくれることを目指し、願ってます。

 

知らない世界。

昼からは京都へ。木屋町にある立誠シネマプロジェクトで「この世界の片隅に」の上映会と片渕須直監督のトークイベントが開催されることをfacebookで見つけ、ちょうどまだ「君の名は」での感動を引きずっており、アニメ映画への認識を新たにしたところだったので(尊敬する新潟の同業の経営者さんが絶賛していたこともあり、これ→「この世界の片隅に」を見た!)これは見逃せないと昼からお休みを頂いて向かいました。


しかし、なんと!上映の1時間前に到着したにも拘らず、映画のチケットは立ち見まで全て売り切れ、当然、トークイベントにも参加できずに、楽しみにしていたノスタルジックな古い小学校の旧校舎での映画鑑賞は断念しました。スタッフさんに聞くところによると、チケットの販売と同時に長蛇の列ができて、一瞬にしてチケットは全て売り切れたらしく、アニメ映画の人気ぶり、トークイベントに興味がある人がこんなに多いとは夢にも思いませんでした。(この歳になって)全く初めての体験だったのですが、知らない世界ってまだまだたくさんあるものです。。

 

100年先まで愛される名作

しかし、このまま引き下がっては男が廃る?と、気を取り直して同じタイトルを上映している近くの映画館を探して、京都に来る意味は全くありませんでしたが、しっかりとお目当の「この世界の片隅に」を見ることはなんとか叶いました。思った通り、非常に素晴らしい映画だったので、強くオススメする意味も含めて以下に映画の感想を書いておきたいと思います。

上述のこの映画を「100年先まで愛される名作」と絶賛されていた新潟のカリスマ社長のブログによると、「ほんわか明るい火垂るの墓」との評でしたが、実際観てみると確かに戦争の悲惨さ愚かさを伝えながらも凄惨な描写は殆ど使うことなく、(空襲の激しさを防空壕で怯えている姿など)どこか明るさを残しつつ、時代の激流に押し流されながらこの世界の片隅でひっそりと生きることの無力さ、不安、憤りと同時にささやかな幸せの存在を終始明るめのタッチで描写されていました。

 

「この世界の片隅に」

太平洋戦争終盤の呉、広島が舞台で激しい空襲、そして無条件降伏を受け入れるきっかけと言われている原爆投下など厳しい背景にも拘らず終始ユーモアを切らさないストーリー展開は涙腺崩壊、ハンカチが手放せない、号泣必至、という類の泣かせられる映画ではありませんでしたが、その分じわじわとくるというか、じっくりと考えさせられる作品に仕上がっている様に感じました。

私の場合、一番胸に残っているのは、主人公すずが投げかけた「よかった」に対する疑問です。戦時中という非日常の極みの中で、悲しい出来事と狂気が蔓延し、普通の人々の感覚もとめどなく麻痺していく中で、未来への一縷の希望なのか、起こってしまったどうしようもないことへの諦めなのか、怒涛の様に迫って来る厳しい現実に対して不幸中の幸いという意味の「よかった」という言葉を口にすることに対して「よくない」と主人公のすずが慟哭する場面は普通の感覚、時代の波に流されず、本来あるべき感覚や感情、思考を持つことの難しさと共に、重要さを示唆している様に受け取りました。

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軽い狂気の世界。

アメリカ大統領に保護主義を明確に打ち出しているトランプ氏が当選し、ヨーロッパではイギリスがEUを離脱、日本では紙幣を刷りまくり、株式、国債購入による資金供給量(マネタリーベース)拡大に比重を置く「リフレ派」が台頭して、未来のことはさておき、とにかく今をなんとか良くしようという現実主義が世界を席巻しています。

自国だけが良ければいいというアメリカの保護主義が世界に蔓延すると、戦争の引き金になるのはごく自然な流れでしょうし、国境を越えて平和を求める理想を捨てたEUは第二次世界大戦前の血塗られた歴史をもう一度繰り返そうとしています。国家100年の計を立てずに、赤字国債を発行し続けてもなんら根本的な問題解決にはなり得ず破綻するのは目に見えているのに、誰も止めることが出来ずにいる現代もひょっとすると軽い狂気の渦の中に入っているのかもしれません。

「何にも良くない。」右手を爆撃で吹き飛ばされ、大好きな絵が書けなくなったすずが呟いた言葉は間違い無く真理であり、時流に流されることなく、その声を上げる『普通の感覚』を持ち続けるためには一体どうすればいいのか、また、持ち続けられとして、どの様に声をあげれば破綻への転落を止めることができるのか、と、私たちが置かれているぬるくもヤバイ状況への危機感を見直すべきだと改めて感じた次第です。

 

 

原作をのぞいて見た。

本編が終わってエンドロールの中に、本編の中では登場しなかったコマ割りがいくつか写し出され、隠れたエピソード的に用いられておりました。そういえば!と、先日見に行った映画「海賊と呼ばれた男」で原作を読んでから映画で感動を再度味わうのが正解だと実感していたことを思い出して早速原作をウェブ上で立ち読みしてみたところ、当たり前ですが映画のストーリーをもっと細かなエピソードを織り交ぜて丁寧に描写しておりました。これは読まればなるまいと、早速購入してみました。今回は映画が先、原作が後でもう一度感動を味わってみたいと思います。
立ち見はこれ→http://dre-fp-pc8.papy.co.jp/sc/view_jsimg2/sample/9-905372-84/FIX001/index.view

読み終えたらすみれ本社のすみれ文庫の蔵書として本棚に並べておきますので、逆パターンを試したい方は貸し出しを受けて先に原作を読んでみてください。(笑)

とにかく、強くオススメします!

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目的×信頼×リーダーシップ=儲ける人

1月27日 曇り

 

 

今日は大阪。

【第三期】職人起業塾第12講の講師として朝から大阪へ。半年もの長きに渡って熱心に学び続けていただいたこの講座もそろそろ終盤、本日の私の講義でマーケティングの基礎知識、マネジメントで必要な考え方のレクチャーは終了。後は塾生の皆さんが自ら策定したアクションプランの検証とブラッシュアップを残すのみとなりました。第三期までは関西圏限定の開催だったこともあり、遠くは九州や四国から始発、終電で通い続けて来られた塾生さんには本当に頭が下がる思いですが、この半年間、熱心に学び、実践して来られたのを見ていると、今後の業務に生かして現場のマネジメントを根底から改革してくれるような熱を感じます。なんとかマインドの奥深くに原理原則に則ったマーケティング思考を染み込ませて、行動を継続してもらいたいと思います。

 

 

リーダーシップ3原則

昼からは川西先生によるリーダーシップ研修。様々な切り口からリーダーシップとは何か?を問いかけ、それぞれの中にある一歩踏み出す主体性に気づき、認識し、勇気を持てる状態を保てるマインドを身につけてもらいました。

リーダーシップ論というとやはり有名なのはマネジメントの神様、P・F・ドラッカーが提唱した3原則です、私も随分とその著書を読み込み影響を受けております。

リーダーシップとカリスマ性は全く違う無縁のものである。とドラッカー博士はその著書に書かれておりますがその本質、3原則とは何かというと、以下。

■リーダーシップは資質ではなく仕事である。

■リーダーシップとは責任である。

■リーダーシップとは信頼である。
リーダーが目指すべきは規模の大小に拘らず、組織(人が2人集まれば組織です、)を導き良くする、そしてリーダーがいなくなった後もその良い状態を保ち続けるようなマネジメントを行うことであり、向き不向き、得手不得手に関係なく、それぞれが置かれた立場で、周りを良くしたいと思い、行動に移せる人は全てリーダーと言って過言ではないと思いますし、誰しもがリーダーの自覚を持って主体的に働いてこそ、組織は活性化し良くなって行くと思っています。

塾生の皆さんはリーダーの定義をもう一度見直し、自分の行なってきた仕事の責任、信頼について振り返ることで多少なりとも自分自身がリーダーシップを発揮した経験に気づき、主体性を発揮する意味と意義について再確認されたと思います。

 

 

目的×信頼×リーダーシップ=儲ける人

午前中の私の講義では「目的と手段の再考」と題して、目的についてひつこいくらいに考えてもらいました。それは目的意識こそがその人の仕事全般にかかる意図となり、意図は信頼を得る4つのファクター(誠実、意図、力量、結果)の中でも最も重要だと思うから。

そして、信頼を得られる人は、頼られる人であり、下世話な言い方をすると、稼げる人であり、儲けるという字が示すとおりその人には人もカネも集まるようになります。それもこれも全ては意識次第、心の在り様次第となります。

私が敬愛してやまないスティーブン・R・コヴィー博士が「7つの習慣」冒頭に書かれていたのは、「主体性を持って始めよう」でした。言い方を変えるとリーダーシップを発揮することからであり、それは信頼に直結し、稼げる人になるということでもあります。職人起業塾はマーケティングの研修と聞いていたのに、心の中を抉る様な自分自身の内面への質問やそれを表すワークを繰り返すことに???と首をかしげる方もおられますが、研修の終盤になって、その関連性、全体像が理解いただけた様に思います。本日の研修の最後に塾生の皆さんが一人ずつ発表された「リーダーシップ宣言」を聴きながら、その理解がいただけたと確信めいたものが胸に去来しました。皆さんきっと、いいリーダーとなってそれぞれの職場で活躍してくれると思います。

塾生の皆さん、非常に素晴らしい宣言でした!有言実行、気張ってください!

 

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新しい年の始まりに、現場マネジメントの根本を考え直すきっかけは如何でしょう?

東京は満員御礼!定員に達し締め切りました。大阪、広島はまだ席ありますよ!

■3週連続!新春オープンセミナー開催します!

新たな現場マネジメント、マーケティングへの取り組みを考えられておられる方は是非!

1,広島開催2017年1月26日(木)13:00~17:00
職人起業塾 オープンセミナー in Hiroshima
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第5期生【関西地区:大阪会場 5月18日~11月16日 申込〆切1月末まで】
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第7期生【関東地区:東京会場 7月14日~ 1月12日 申込〆期3月末まで】

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卓越の戦略のフレームワーク。

1月26日 晴れ

 

広島からスタート。

全国展開をスタートさせた職人起業塾の受講説明を兼ねたオープンセミナーの皮切りは祖父の墓があり、何かと縁の深い広島から。広島工務店協会、広島の出版社メディアジョン社の厚いご協力を頂いてセミナーを開催しました。

新築需要の先細り、リフォーム市場の激化、そして圧倒的な職人不足と建築業界の未来は決して先の見通しが明るいとは言えません。そして産業革命を凌駕するといわれる情報革命はスマートフォンの普及、SNSの一般化と共に急激にその変化は加速度を増しており、あらゆる嘘、誤魔化し、取り繕いを白日の下にさらけ出します。

住宅建築の様な長く品質を担保しなくてはならない業態にとっては非常に厳しい時代になったと言わざるを得ませんが、それでも私たちの様な地域密着で工事を行う施工会社が無くなると地震や台風、水害などの不測の事態が起こった時、地域の安全、安心は守ることはできなくなります。マーケット全体の需要の縮小、パイの奪い合いはともあれ、私たちものづくりができる企業は生き残らなければなりません。そんな熱い思いを持ちつつ持続継続できるビジネスモデルの構築を目指して、私たちはこれまでの一般的とされてきた外注の職人に頼る現場のマネジメントを根底から覆し、社員大工と共に現場を基軸にしたマーケティングの構築を目指してきました。


オープンセミナーでは、そんな私達の実体験から紡ぎ出した職人をはじめとする現場実務者にマーケティングの基礎理論、そして経営者感覚を身につけてもらうことで販促に頼らず売り上げを上げ続けてきた方法論を披露しているわけですが、4時間にも及ぶ今日のセミナーにご参加頂いた方々には、建築業の全ての評価、結果が現れる現場に対するマネジメントを今一度見直し、原理原則に沿ったビジネスモデル構築へのきっかけにして頂ければと考えています。

来週の月曜日は大阪、再来週は東京で同じ内容のオープンセミナーを開催しますので、ご興味がある方は是非お運び頂ければと思います。(詳細はブログ末尾をご参照ください、笑)

 

 

一年に一度の定点観測。

一般社団法人職人起業塾の活動は多くの方からのご支持をいただき、おかげさまで今年から全国に広がりを見せて、毎週の様に出張で飛び回っているのですが、その基本はやはり毎月本社で開催し続けている無料のグループコーチング、元祖職人起業塾です。一昨日は今年になって一発目の外部向けの勉強会を開催しました。

一年のはじめということで、毎年決まって参加頂く塾生さん達には「一年の計、十年の計、終身の計」と称して短期、中期、長期の目標を発表頂きます。何年にも渡って参加し続けておられる方は、終身の計(長期目標であり、人生の目的)が方向性は変わらずとも、ブラッシュアップされてスケールが大きくなっておられます。私にすると定点観測であり、継続して塾を開催する醍醐味であり、やり続けることの大事さを実感する瞬間でもあります。勿論、この塾の学び、私だけの影響ではないとしても、塾生さん達の成長を見るのは、非常に嬉しいものであり、その成長に刺激されて自分自身もさらに高みを目指さねければとモチベーションをかけてもらっています。

ちなみに、塾生諸氏の振り返りブログはこちら。皆さん素晴らしい!(笑)

http://calfarm-kobe.com/blog/2017/01/26/第41回職人起業塾/

第41回 職人起業塾振り返り

第41回職人起業塾 後編

第41回職人起業塾(感想編)

第41回 職人起業塾振り返り

 

 

インバウンドとUSP

今回のメインテーマは「インバウンドへの決意」と題して、少し難しい目の設問になっておりました。若手の職人さん達には少しハードルが高かった様ですが、いつになく一生懸命に解説をしたこともあり勉強会が終わった時にはすっきりした顔になっていたので、なんとかご理解いただけた様に思います。(笑)

ここでのインバウンドとは、内面の価値を発信し、認めてもらうこと。売り込むのではなく、見つけてもらい、理解ある顧客に集まってもらうことで持続的なビジネスを組み立てる方法論を指しています。そして内なる価値とは、哲学者のカントの言葉、「道徳的でありうる限りでの各人人間性は、何にも置き換えられない内的にして絶対的な価値をもつ。」にある様に誰しもが持つ良い所を指し、インバウンドとはそれを磨き、伝えること。家族に向ける愛情と同じ様に顧客に向き合えばその関係性、存在はかけがえのないものになるといった極小のセグメントから始まるUSPの発現に他なりません。

 

 

卓越の戦略のフレームワーク

塾生のみなさんには具体的に考えやすい様にジェイエイブラハムの卓越の戦略を例に出してフレームワークにして考えて頂きました。世界中の企業で凄まじい成果を上げ続けたというあまりにも有名な卓越の戦略、私たちもこの10年以上、ずっと目指してきておりますし、今もそれをブラッシュアップし続ける取り組みを行なっています。

ちなみに、ジェイの卓越の戦略はこちら。

  • あなたから何か買う人は、単なる「顧客」ではなく、あなたの保護下にある「クライアント」と考えるべきである。
  • クライアントの生活をより良いものにする、という高次の目的のためだけに、ビジネスに取り組む。
  • 惚れ込むべき対象は、自分の商品ではなく、クライアント。
  • クライアントが言葉に出来ない想い、ニーズ、課題を明確に表現し、それを満たすリーダーとなる。
  • あなたやあなたの会社、商品、サービスがなかったとすれば、クライアントにとって損になる程のレベルで商売をする。
  • あなたとクライアントの双方が、信頼、誠実、尊敬の対象となるような精神的な「きずな」を構築する。

 

 

法則性こそが再現性

10年以上前から繰り返し見直し自社に当てはめるにはどうするべきかを考え続けたこの6箇条、今回フレームワークのようにして例文として使ったのには訳があります。それはマーケティング構築に絶大な効果を与えるこの戦略を俯瞰してみると、大きく2つに分類することができ、そのセットが戦略として機能すると言うことに以前から気がついていたからです。
具体的には、はじめの3つが心のあり方を示しており、残りの3つは行動指針となっているのです。一つ一つ取り上げると当たり前のことばかりで、参考にするといってもとりとめがなくなってしまいますが、顧客から絶対の信頼を得るための心の持ちようとそれを具体的にどう行動に表すか、この2点をセットで考えることで戦略として成り立つ法則性が見えてきます。

心の在り方がマーケティングの出発点と言うのは常々言い続けておりますが、それを行動に表し伝えることができなければ、いくら在り方を正したところで一切ビジネスにはなりません。その勘所というか要諦をこの卓越の戦略は示しているということだと思うのです。

この法則性に従って自分なりの卓越の戦略を明確にすることは、そのままインバウンドの決意になるということであり、ェイが示す圧倒的な成果を再現する入り口だと思うのです。
一朝一夕で出来上がるものではないのは重々承知しておりますし、何度もブラッシュアップを繰り返さなければ使い物にならないとは思いますが、この2つの方向性を固まることで、具体的に行うべきアクションが見えてくるのではないでしょうか。私自身もこの機会にもう一度じっくりと考えてみたいと思います。

スクリーンショット 2017-01-27 2.47.54

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理想主義者と現実主義者。@JACK新春賀詞交換会

2017.1.25 晴れ

 

今日は名古屋。

ご縁を頂いて加入してからもう10年になる(当時若手経営者の、笑)リフォーム事業者を中心とした勉強会、JACKグループの新春賀詞交換会に出席、なかなか顔を合わすことが少なくなった全国の経営者仲間と久しぶりにお会いできる稀な機会ということで、張り切って朝早くから神戸を発ちました。

今回はいつもと少し違ったのは、これまでは正会員メンバーとして参加していたのが、昨年立ち上げた一般社団法人職人起業塾でも賛助会員でも新たに入会し直したこと。賛助会員とはb2bの事業を行なっている事業者で、メンバー企業への商材やサービスの提供を行う会社が殆どを占めます。これまで古参メンバーとして大きな顔をしていたのが、賛助会員の新参者になり、先輩方に色々と教えてください。と一気に立場が逆転、なかなか面白いパラダイムシフトでした。(笑)

賀詞交換会なので、メインはパーティーでグラスを傾けながらメンバーさん達に挨拶をして、近況を聞いたりの懇親を深める時間になりますが、第一部では(珍しく)蜘手理事長の講話をしっかりと聞く機会を得ました。いつもながらしっかりとした組み立て、マクロとミクロを組み合わせ時代の流れを読むところから最後は我々はこの混迷の時代になにを為すべきかという深い示唆を指し示されました。備忘録を兼ねて以下に要点のみをまとめておきたいと思います。

 

 

理想と現実

世界の流れは現実主義に急激に傾倒している。イギリスのEU離脱、超リアリストのトランプ氏のアメリカ大統領就任、日銀黒田総裁によるリフレ政策。世界だけではなく日本も企業の業績は芳しくないにも拘らず、マネタリーベースを増やして国債や株式を買い支えており、国家100年の計どころか、未来の理想はさておき、今だけが凌げれば良いという金融政策が蔓延している。

トランプ氏や黒田総裁を例に取り上げ理想主義者と現実主義者の比較を行い、暗に今だけよければいいという現在の風潮に釘を刺しつつも、やっぱり現実問題の解決は非常に重要で、企業においては理想のみを追い求めても事業は成り立つわけもなく、立場によって理想を求める者と現実に向き合う実務者が必要でその立場によっての割合を独自の視点でをまとめられました。

  • 経営者 理想70% 現実30%
  • マネージャー 経営者理想のの30%を理解する 現実70%
  • 一般社員 現実100%

この役割分担と割合が正しいかというのはさておき、私たちのような中小企業の経営者の肌感覚とは非常に近しいものがあり、感覚を数値に置き換えて明確に打ち出されたのには流石だと感心することしきりでした。

そして、日本の97%を占めると言われる私たち中小零細企業の経営者のみが理想を掲げ、語る立場にあり、トランプ氏を選択したアメリカで顕著に見られる「今だけ、金だけ、自分だけよけりゃいい、」という超現実主義への傾倒への注意を喚起され、やっぱり、我々が理想を語るべきであり、若者に未来を示すべきだという力強い言葉で最後を締められました。

蜘手理事長がご自身もそうだと言われる様に、リアリストだからこそ、理想を追い求めるべきという理論にはいたく共感した次第です。

志の高い全国の仲間と一緒に未来を見つめ、現実の問題を解決しながら歩を進めていけることを本当にありがたく思います。

久しぶりにお会いした皆様に、毎日のブログが長すぎるとのアドバイスを頂いたこともあり、今日は少し短めに、(笑)

蜘手理事長をはじめ、JACKのメンバーの皆様、本日はありがとうございました!

 

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地域共生と構造化。

1月24日晴

 

ひょうご木づかい王国学校定例会議

今日は朝1番から神戸ハーバーランドにある木づかい王国学校へ。兵庫県、兵庫県木連、神戸新聞事業者のそれぞれの担当の方と運営委員の工務店メンバーが一緒になっての運営委員会でした。

非常に嬉しいことに今回も私たちの活動に興味と共感を持って、賛助会員になろうかなと言ってくれる企業が2社参加してくれました。子供たちへの木育を通して山を守り地域を活性化する木づかい相談カウンターの取り組み、地味ではありますが、着々と進んでいます。(苦笑)

 

資金計画提案勉強会。

定例会議の後午後からは第二回資金計画提案の勉強会を開催しました。兵庫木づかい王国運営委員の工務店さんと情報共有をして我々の持つ強みを生かし、会の目的である地域材を地域の工務店が使って家を建て、地域活性化を叶えられるように継続的に家づくりに関わる様々な事に関しての勉強会を行っています。
今日はこれから家を建てたいと言うお客さんに対して1番初めにアドバイスするべき全体の計画の重要性についての勉強会。大まかな流れは以下の通り。

  • デザインや間取りなど具体的なイメージを作る前に、家を建てるための目的を明らかにするべき
  • 何十年も住む家だからこそ、絶対に安心だと思える計画でなければならない。
  • 非常に重要な資金についての計画は絶対に銀行や不動産会社、建築業者などに任せきりにしてはいけない。
  • 住宅ローンを利用するならば、住宅の建築はイニシアルコストではなくランニングコストであることをよく認識するべき。
  • 変動金利と固定金利、元利金等と元金均等などの住宅ローンの仕組みを把握するべき。
  • 地に足をつけた具体的かつリアリティーのあるライフプランを作って計画を検証してみるべきで、何の問題もなく返済できる金額で計画を立てる。
  • 住宅取得にかかる数多くある国の補助金や助成金を活用すべし
  • 住宅費用はランニングコストなのでローン返済とともに光熱費なども一緒に計算すべき。

とまぁこんな感じです。銀行や不動産会社では絶対に教えてくれないような細かな内容を住宅ローンシュミレーションや簡易型ライフプランシート等を利用しながら変動金利のリスクについて特に丁寧に説明するようにしています。

 

 

金利上昇局面の恐ろしさ。

今年に入ってから長期金利が上昇傾向にあるとの事ですが、私は(住宅の取得に関しては、)金利ほど恐ろしいものはこの世にはないぐらいに思っています。

40,000,000円の借り入れをして金利が1%なら利息は7,000,000程度、これが3%になるだけで利息は20,000,000をゆうに越します。もし5%に上昇するとなんと借り入れた額の倍近くの返済額に跳ね上がります。そんな莫大な金額は計画なくして払えるはずがありません。変動金利の利用ははそんなリスクを含んでいるということをしっかりと認識してから利用するべきだと思うのです。

よく変動金利で借り入れをして、金利が上昇しだしたら固定金利に乗り換えたら良いと言う事を言われる方がおられますが、私に言わせると一千万円単位で余分に利息を払う損切りをしてまで固定金利に乗り換えれる人がいるとは思いません。私には絶対に無理です。一度、変動金利で借り入れをすると金利が上昇する局面では蟻地獄にはまったようにそこから抜け出す事はできないと思っています。

固定金利の方が安心だとわかっている、でも金利が高いと思われている人に私たち木づかいカウンターのメンバーでは兵庫県産木材特別ローンなる日本で1番安全な固定金利の長期ローンをお勧めしています。(現在なんと0.8%!)それは建物を引き渡した後もお客様に安心して暮らしでもらいたいと思うと同時に、お客さんに豊かな暮らしをしてもらえることによって私たちの未来の仕事がまた巡ってくるとの考えで、お客さんはお客さんであると同時に地域に共に生きる共同体でもあるからです。

 

立場の違い=構造的問題

貸して担保設定をしてしまったら終わり、売ってしまったらそれまで、の銀行や不動産販売会社とは決定的に立場が違い、利益相反の関係にないことが我々地域の工務店が家づくりのサポートをする本当の意味だと思っています。

私は建築屋だけに?どうも考え方が建設的になりがちで、構造的な問題が気になって仕方がないタチだったりします。担当者がいくらいい人でも、構造的に顧客と利益相反の立場にある人はそのまじめさゆえに顧客に対して最大のメリットを提供することができないのが当たり前で、顧客にメリットを出すことが会社への背任行為になるような構造ではどのようなビジネスでも長続きはしないと思っています。

という事は、持続継続できるビジネスモデルを作り上げるには、顧客に対して最大のメリットを提供することが自分たちのビジネスの安定につながらなければなりません。建築業に置き換えると、適正価格で工事をさせていただいて、顧客に安心と安全、満足を提供できれば良し、お客様、我々、ステークホルダーの三方よしこそが長続きするビジネスモデルだと思っています。

建築の仕事はハコを作ることではなくて、出来上がった家での楽しく快適な暮らしを提供することだと常々言っておりますが、それはスイーツのような一瞬の満足ではなくて長い時間をかけて体感してもらう価値になります。その延長線上が生涯顧客の誕生であり、紹介やリピートで安定的な売り上げを上げさせてもらえる源泉となります。

 

 

今だけ金だけ自分だけ。へのアンチテーゼ。

同じ建築業でも、焼畑農業のように事業所から遠く離れた地域を回って訪問販売や新聞折り込みチラシなどで反響を取り、一度工事をすると二度とそのお宅に立ち寄らない業者も今なお活発に活動しているようです。 程度の差こそありますが、分譲住宅専門の住宅販売業者の中には、引渡した後のアフターメンテナンスに一切注力しない会社は少なくありません。確かに、その場は儲かると思いますが、その調子でちぎっては捨てを繰り返し、事業を続けているといつか破綻を迎えるのは明白で、構造的に欠けたところがあると思わざるをえません。

ビジネスモデルの作り方は会社の掲げる事業の目的や方針によって様々だと思いますが、冷静に考えると「今だけ、金だけ、自分だけ」と考えている人や会社に誰も依頼をしようとは思わないでしょうし、情報革命の荒波に揉まれてそんな心の奥の思考が白日の下にさらされる時代に今はなっていると思うのです。

 

地域との共生こそ安心な構造。

建築屋だけに構造が気になる訳ではありませんが、ビジネスモデルとは結局、理論構築であり基礎土台からしっかりと柱を立て梁をかけていく作業だと思うのです。そんな風に考えると地域に住まう地域の人の住宅は地域の工務店が立てるべきで、長年のお付き合いをしながらその安心と安全を担保しつつ、お互いに手をとりあって地域を盛り上げる活動をするべきだと思うのです。そんなこんなで、兵庫県林務課さん達と共に地域活性化を目指した木づかい王国学校の運営に走り回っている次第です。

建設的な考え方、構造が整合しているのを見るのが好きな方(笑)、兵庫が持つ豊かな森林資源を活用すべき、そして山をしっかりと手入れして安全な街づくりが必要だと思われる方、ひょうご木づかい王国学校運営委員会では工務店や木材関係に限らずあらゆる業種、業態の方へ向けて絶賛会員募集しておりますので少しでもご興味があればお気軽に高橋までご連絡をお願いします。

心よりお待ちしております。

 

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野生の勘とリスクヘッジ

1月23日 曇りのち雪

ノマド生活。

朝からどんよりと重たく頭上にのしかかっていた雲はどうやら雪雲だったようで、昼頃から神戸でも珍しく雪が舞いました。伊川谷は積もる程ではありませんでしたが、なんと明石の駅前は少し行が積もりました。
昨日は東京弾丸出張で職人甲子園の全国大会に参加、一昨日はひょうご木づかい王国学校運営委員会の決起大会&新年会、その前日までは鹿児島、今日はNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の運営委員会&新年会。我ながら毎日よく出歩くものです。(笑)

そんなにウロウロとしていつ仕事をするのかというと、移動中ずっと、な訳で、少し前にノマドと言われていた働き方がひどくなった感じ、もう慣れましたが。。

 

新幹線Officeにて、

確かに事務所のデスクに座っていてもパソコンに向かって仕事をしている訳で、座る場所が新幹線のシートに変わっても同じと言えば同じです、あとは集中力がどれくらい持続するかが問題ですが、移動時間がピシッと決まっていた方が却って気を散らすことなく一つのことに没頭できたりもします。ちなみに、昨夜は東京からの新幹線の中で、連載している新建ハウジングプラスワンの原稿の来月号を書き上げました。三時間って原稿一本にちょうどいいくらいの時間です。(笑)

実践型マーケティングマネジメントと題された私の連載は職人起業塾で繰り返し学び続けているマーケティングの手法とそれを実践に移すマネジメント、そしてその両方を支えるマインドセットやパラダイムをひとつずつ小割りにして12回に分けて紹介しています。今回書き上げた原稿は「本物の時代の到来」とサブタイトルをつけて、ネットの普及、情報革命の進行によるリスクと対策について考えてみました。

 

 

野生の勘?

ちょうど?朝の情報番組ではお笑いタレントの狩野英孝さんの記者会見の模様が報道されておりました。なんでも「野生の勘」で年齢を偽っていると発覚した未成年の女の子と半同棲をしていたとかで、はっきり言ってどーでもいいし、興味もありません。てか、朝の貴重な時間をこんなゴシップを見る時間に日本全国の人が使っていることが勿体無いというか、無駄に思えてしょうがありませんでしたが、TVキャスターもレポーターもそれが仕事なんですし、視聴者のニーズと合致しているかはよくわかりませんが、同じような報道が毎朝繰り返されているところを見るとこれが日本の現状ということなのでしょう。(苦笑)

どーでもいいイケメンの条例違反報道でしたが、恐ろしいなーと思ったのは(文字通り)赤裸々な写真が公開されていたこと。何の気なしにプライベートでおちゃらけて撮った写真が元で物議を醸し、消えていった有名人は枚挙に遑がありませんが、子供の頃に友達と撮影していた喫煙写真などではなく、いい大人でそこそこ知名度もある芸人がこんなに脇が甘いことには驚きです。しかも未成年と。

 

 

本物の時代の到来。

ケータイにカメラが搭載されて、一般の人が写真をとる枚数は100倍になった、という報道がありましたが、その誰もがむやみやたらと撮る写真がSNSを通じてネットに流され、誰が保存するかわからない今の時代、もう少しその怖さを認識しなければならないと思います。少し前にはタレントのベッキー嬢が記者会見を開いた次の日にご自身のスマートフォンのLINEの彼氏とのやりとりの画面がネット上に流出したという考えられないような事件がありましたが、今はすでに情報革命の荒波に飲み込まれ、嘘、偽り、ごまかしが暴かれ、あらゆることが白日の下に晒される時代になってしまったと言うことだと思うのです。

 

 

本物とは?

しかし、私としては、待ちに待った本物の時代。怪しげなものが暴かれ、そして本当に価値のあるものは見つけてもらえる時代に差し掛かっていると思っていて、リスクをしっかりと認識しつつも本物になる努力を続け、前向きにこれからさらに加速するであろう情報革命の波に飲み込まれるのではなく乗っていきたいと思います。

大事なのは「本物」とは一体なんだ?と言う定義を問い続けるコトであり、その思考を行動に移す事。知行合一の体現を目指し続ける事だと思っています。そして、本物とは、自分の中の思考であり、概念であり、良心。非常にあやふやな、不確かなものではありますが、考え続け、探し続けることでそのうち明確な答えが見つかるのではないか、なんて思っています。

ま、簡単じゃ無いんだけどね。。

 

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