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最後の体育会と初めての奉納コンサート。
9月20日 曇りのち晴れ間あり。
久しぶりに朝から出社、朝礼でラジオ体操をして気分よく一日のスタートを切りました。
1週間まるっと会社をあけていたので、今日はじっくりとデスクワークに取り組もう!
と思っていましたが、今日はなんと、娘の中学生活最後となる体育会とのことで、人生におけるプライオリティーの観点から(大げさか、)午後は仕事をサボって学校へ、

入学式とPTA役員に就任したのが昨日の様に思えますが、あっという間に卒業まであと半年。
人の子は育つのが早い、と言いますが、(あまり関わりを持っていないと、涙)自分の娘でも成長する早さに驚きます。
ま、子猫程では有りませんが。。(笑)

リレーで疾走したり、マスゲーム( )を一生懸命踊っている姿を見て、じわーっと静かな感動を味わったあと、仕事に戻るのかと思いきや、すみれママ☆にLIVEのチケットがあまっとうから行こうぜ、と誘われて、またプライオリティーの観点から(苦笑)仕事は行き帰りの電車の中でする事にして奈良の春日大社へ。
タイムマネジメントどころか、自分の人生を全くコントロールでませんでした。(笑)

ま、たまにはね。。
しかし、付き合いで向かったはずの世界遺跡の春日大社で行なわれたスカパラのLIVEは非常に良くて、1000年の昔から記録されている春日大社の日誌に初めてのLIVEと刻まれる歴史的な日に立会う事が出来ました。
人生におけるプライオリティーを考える時、目的は『幸せ』になる事は非常にありがちです。
では、『幸せ』ってなに?という疑問はその答えにセットで常につきまといます。
自分とその家族、又は社員とその家族が何不自由の無い生活ができること?
いい家に住まう事?
美味しいもモノを食らい続ける事?
お金に困らない事?
どれも間違った答えではないと思います。
しかし、その中で究極はなに?を突き詰めて考えた時、それぞれの答えを絞り込んだ結果、『家族との幸せな時間』という答えに着地する事って珍しくないと思うのです。
私の場合、人生に於けるプライオリティーの最も重要視するべきは結局そこになるのかも知れません。
てか、一体 何の言い訳やねん、(苦笑)
とにかく!記憶に残る秋の一日となりました。
一期一会とは、一度の出逢いを大切にする事ではなく、一瞬の出逢いを素晴らしいものに出来る様に日々の準備と精進を怠割らない事でした。
『在り方』に人生は左右され、事業もまた然り。
忘れない様にしたいと思います。
じたばたしても始まらない、
9月19日 曇り

今日は朝早くから起き出して滋賀県瀬田へ、JACKというリフォーム事業者の会のメンバーさんと情報交換を兼ねての懇親ゴルフでした。
昨日の夕方台湾から帰国→そのまま勉強会の開催→夜明け前に起き出してゴルフ
という、ハードスケジュールと言うより、もう強行軍です。(笑)
ま、何ヶ月も前から決まっている予定、ひと月に一度決まっている予定、急遽決まった出張の3つが重なっただけ、と言ってしまえばそれまでですが、自分の持っている時間の少なさ、(皆同じなのでしょうが、、)に若干焦りにも似た不安な気持を感じてしまいました。
緊急性の高い重要な事も、緊急性の低い重要な事もたっぷりと溜まっているんですよねー(汗、)
さて、お題目は業界のトップランナーの経営者達とラウンドしながら話してて感じた事。
消費増税の駆け込み需要の反動、もしくは単純に増税による購買心理の冷え込みで新築注文住宅の昨年9月以降の受注数は大手住宅メーカーをはじめとして軒並み昨年対比で2桁の減少と成ったままです。
リフォームは契約ベースではなく完工ベースでの消費税課税なので、今年の三月末まで異常とも言えるくらいの活況を呈しておりましたが、増税後はやっぱり、マーケットは冷え始め、結局この夏は、全体的に三割近く売上げが落ち込んだ事業者が非常に多いとのことでした。
想定していたよりも厳しい増税の洗礼に驚き、慌てている経営者も多くおられると思いますが、前回の消費税増税の時に私が学んだ事は、『マーケットが冷え込んでしまうと、何をやっても無駄』と言うこと。
人間は環境の動物と言われる様に、時間が経つと変化した環境になじむのですから、8%に上がった消費税に慣れるまで待っているしか、しょうがないというのだと思います。
ただ、それが三ヶ月なのか、半年なのか、1年なのか、、
私の経験則では、前回はもう少し長かった様に感じますが。。
結局、じたばたしてもしょうがない。今出来る事に集中して最善を尽くすのみ!
となりますが、政府はもう一段階消費増税を行なうと言っているわけですので、外部環境に振り回されない経営手法について、今、しっかりと考えておくべきなのは間違いありません。
■増税の影響が無い、もしくは少ないマーケットはどこにあるか。
■増税が関係ない顧客とは誰なのか。
■それらに対するアプローチの方法はどのようなものがあるのか。
■そのプランを実行するために今出来る事はなにか
考えて答えが出ないような問題ではないと思いますし、また答えも一つではありません。
自分達の持つ強みに合わせて、今一度、自らの中に答えを探して見たいと思います。
あとは、日本の経済に大打撃を与えているという事実にしっかりと向き合って今後の税制改革を検討してもらう事を祈るばかりです。
今の市場で消費税10%は厳しすぎるような気がします。

本日ご一緒頂きました皆様、貴重な情報と楽しい時間をありがとうございました。
ゴルフ,もう少し練習しておきます、、、(涙、)
ピザブラックとの決定的な違い。
9月18日 快晴

昨夜は急遽、台中での仕事が出来た、と思いがけずご一緒出来る事になった神戸から飛んで来られたKさん、今回の訪台でも大変親切にしてくれて、お世話になったMAIさん、そしてすみれ台湾の現地スタッフで経理に就任してもらうことになった李さんとながーーい夕食(笑)と飲み。
すっかり身体は台湾時間になじんでしまいました。(笑)

今回も(いつもの)弾丸出張。会いたい人に全員会えていない事もあり、もう少しゆっくりとしていきたい、と言う気持はいつもどおりですが、長い様で人生は短いもの、午前中のフライトで帰神と成りました。

夕方帰神したあとはバッタバタ、隔週に行なっているMKTMTG(マーケティングミーティングの略ね、)を早口&ざっくりと済まし、19時からは月に一度の開催の『職人起業塾』でした。
今回の事前に考えて来てもらう課題は『ピザブラックと自社との違い,もしくは共通点』でした。
少し前にこのブログでもご紹介しましたが、ピザブラックとはピザーラの広告で商品の良さを引き立て、アピールする為に仕立てられた逆張りの架空の会社です。
これね、
具がたっぷりのピザーラに対抗して耳だけのピザを開発、中心部分は箱に印刷しているので一瞬見た目は変わらないが、制作のコストは圧倒的に安く、しかも生地はパンの耳を貰ったものなので殆ど原価がかからない。
なので、がっぽり儲かる。(笑)
パロディーなので、笑って済ませばいいのですが、よく考えると程度の差こそあれど、同じ様な思考で商品なりサービスをつくっていないか?という事について考えて頂きました。
「ウチはピザブラックとは違う!」
と言いながら、目先の利益を手にして、本当の顧客満足に背を向けたり本当にしていないか?
ちがいます!と真摯なご商売をされている人が多くて安心しました。
それでも、制作コストの効率の向上は誰もが取り組むべき事で、見た目を良く見える広告をつくったり、そもそも利益の最大化は事業者に取っては必須のタスクです。
(程度の差があるにしても、)やってる方向性はおんなじやん、と言う風に取れない事もないですね。(笑)
そんなピザブラックと決定的に何が違うか、というと、
(私が思う、)その答えはマーケティングの考えが入っているか、という事だと思います。
軽く顧客を騙して一瞬売り上げ,利益を大きくしたところで二度とリピートが無くなるビジネスはあっという間に廃れます。
今、顧客に対して行なう販売は将来の売上げ,利益の為の種まきで有るべきで、持続、継続出来るモデルをつくる事は常に顧客満足と共に有ります。
そこで注文する全ての人が耳だけのピザブラックが配達されたあと、美味しそうな具は全て箱に印刷されてあるだけだと知り、ガッカリする訳で、全員が二度と頼まへん!と憤るでしょう。
宣伝広告費を使って、二度と買うか!と嫌う人を集めている事が目先の利益の最大化に目がくらんで分からなくなるという事ですが、こんなに極端でなくても職人の世界で言うと工事の品質が管理出来ていなかったり、サービスが不十分だったりするだけで同じ様な現象は常に起こりうることだと思うのです。
はじめの電話対応からヒアリング、プランニング、見積り、契約、施工、アフターサービスと一連の流れの中で、どれか一つでも顧客の満足が得られなければ、結果ピザブラックと同じ様に二度と注文は貰えなくなる訳ですから、、
大きな枠組みから細部のサービスまで一貫して顧客の信頼を得られるレベルを守り、育てること。
よく気をつけたいと思います。

ご参加頂いた皆様、遅くまでお疲れさまでした!
おまけ、
たった4日でやたら大きくなっているニャー(仮称)悪ガキぶりもエスカレートしてますが、
かわいいから許しちゃう(笑)

為さぬは人と為さぬなりけり。
9月17日 水曜日 快晴

台北は今日も青空が広がりました。
日曜日に出来なかったツケを払おうと、(昨夜も遅くなってしまいましたが、)少し早めに起きて朝は台北の街を90分走。
松山機場の側にある広い公園を走りかけましたが、あまりの陽射しの強さに急遽予定変更、街中を走る事にしました。
台北の街は騎道と呼ばれる、ビルの前にアーケード的な日陰があり、陽に当たらないで移動出来る様に整備されております。
お陰で、なんとかバテずに走る事が出来ましたし、少しは事務所界隈の道にも明るくなったと思います。
その後は会計事務所に行って建設業許可や会計、納税などの実務の確認等をサポートしてくれる現地スタッフの経理、協力してくれる同業者さんと打ち合わせ。
モヤモヤしていたいろんな事がやっとこさスッキリさせる事が出来ました。
それにしても、、
まともな事業を行なうにはまずは法律を守る事が大前提です、建設業は許認可事業なので特に。
ましてや慣習も考え方も違う異国の地でならなおの事、適当にやっていたらどんなリスクを負う事になるのか分かりません。
しかし、実際はすべてが完全に法律通りに運用されている訳ではなくて、法律で決まってはいるけど、運用されていない事も多く有るのが現実でして、、
しかし、「みんなやっているから大丈夫。」が通じるのはローカルの人だからこそ。私たちが同じ様にやっても法律は見逃してくれるとは限りません。
この問題は、台湾に事業展開してからずっと頭を悩まして来た問題でした。
クリアーにしておかないと今後の展開に大きなリスクを抱える事に成りかねないなと。
かといって台湾の建築の法律を自分自身で1から学んでみる、と言う訳にもいかず、市政府にいちいち確認する訳にもいかず、どうしたものかと思っておりましたが、今回の訪台でやっと、スッキリと整理する事が出来ました。
法律の確認も出来たしね。(笑)
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」と言ったのは上杉鷹山。
それから遡って、
「為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚き」と言ったのは武田信玄。
今回の台湾での事業で私が痛感した事からその言葉を言い換えるならば、
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も 成らぬは人と為さぬなりけり」と、なるのだと思います。
何をするかよりも誰とするか。
本当にご縁に生かされているのだと、改めて、
ご縁に心から感謝します。
心謝。
スティーブ・ジョブズ
9月16日 台北にて、快晴
気温は36度、完全に真夏です。
昨日夕方の便で台北入りしたあと、夜中遅くまでというか、夜を徹して?話し込んだこともあり、せっかく早起きをしましたが、日曜日の振り替えのランニングは断念しました。
午前中は新規事業にテーマを絞ったコーチングのセッションの予定もあり、(たった一時間だけですが、)時差が意外に大きいな、なんて思いました。
さて、お題目はギッシリとお志事だった先の3連休の間に見たDVDのこと、
iPhone、Are Macユーザーの私としては見ておきたかった、『スティーブ・ジョブズ』忙しい中にも少しくらい楽しむ時間を持ちなよ、と(思ってくれたと思う)すみれママ☆がレンタルしてくれてまして、観る事が出来ました。
ま、知ってるストーリーと言ってしまえばそれまでですが、株価総額を世界一にした、伝説の創業者の栄光と挫折、光と影のなかに、世界を変えたと言われるAppleのビジネスの本質、真髄を垣間みた気がしました。
以前にもこのブログにアップしたと思いますが、私がスティーブ・ジョブズのファンになったきっかけの『伝説のスピーチ』を備忘録としてもう一度、
字幕よりも理解が深まるという噂もチラホラ、大阪弁バージョンです。(笑)
是非改めて見てみてください。
このスピーチの中で出て来る、デザイン、カリグラフィーレタリング(動画では書道と訳されてます、、)の美しさと最先端の機械工学を組み合わせることで、Appleはパソコン業界で全く違う世界をつくり上げる程の『強み』を手にいれました。
カリグラフィーの世界、コンピューターの世界、それぞれ単体では先行者がたくさんいたのが、組み合わせることで全く新しいジャンルを自ら作り上げ、誰もが追随出来ない絶対的なポジションを築き上げたのです。
明後日、すみれで開催する『職人起業塾』の今回のテーマは、『絶対的な自分だけの強み』
「私には、何か一つ誰にも負けないモノなんかありません。」
と、思われる方も、ちょっとした得意な事を二つ組み合わせることで、そのジャンルでは同じ商品、サービスを提供する同業他社はいなくなります。
あとは、それが顧客にとって、バリューが有るものかどうかだけの問題となりますので、強みをテコにして商品やサービスをブラッシュアップすればUSP(独自のウリ)や、コアコンピタンス(絶対的な価値)を作り出すことが出来ると、ジョブズのスピーチは示唆を与えてくれます。
すみれの場合で例えると、
顧客向けに無料メンテナンス訪問をする会社は数多く有り、
大工を社員で雇用している会社もたくさん有る。
しかし、社員大工が道具を持って、簡単な修繕等は無料サービスでやりますよ、と一年間に2回巡回訪問する会社はたぶん日本全国探しても、そんなに有りませんし、何なら世界中探しても数社かもしれません。
それが出来るスタッフがいる事が、すみれの場合の絶対的な強みであり、あとはこのサービスが顧客にどのくらいの価値をお渡しして、しっかりと喜んで頂けているか、という一点がクリア出来れば自社のUSPとして成り立つ様になると思うのです。
塾生の皆さん、ずいぶん気が楽になったのでは無いでしょうか。(笑)
ハングリーであれ、アホであれ、
おおきにありがとう。
おまけ、
台湾ではこんなものが流行っています!

買って帰ろ。(笑)
過ぎ行く夏の記憶。
9月13日土曜日 晴
穏やかな良い天気が続きます。

週末と言うことで今日明日はお客様とのアポイントがてんこ盛り。
商売繁盛の秘訣は絆。
9月11日 雨のち快晴

朝の朝礼のあとは結構な土砂降り、今日も北海道や関東では集中豪雨の影響で浸水被害や避難勧告が出されたとの事でした。
雨が良く降る夏だった、では済まされない惨状となっておりますが、これから本格的な台風シーズンを前に先が思いやられる気分です。
雨が降る度に心配するって、結局、太古の昔から人間のコントロール出来ることってあまり変わっていないのかもしれません。
今日は一日、(やっと)事務所でビッシリと実務。
先日の台風被害に端を発した補修や対策工事にまだドタバタしておりまして、ご依頼を頂いている見積りやプランニングが追いついていない状況を少しだけ改善出来ました。
とはいえ、まだお待ち頂いているお客様も多く、申し訳ない気持は一杯ですが、少人数で運営している事業所ということで、もう少し時間に猶予を頂ければ幸いです。
申し訳有りませんが、宜しくお願い致します。
さて、夜は(超)久しぶりにすみれママ☆と二人っきりで焼き鳥デートに向かいました。
と言ってもすみれで運営している飲食事業部のお店に店長とのミーティングを兼ねて、半分仕事ですが。(笑)

『にわ・とりのすけ伊川谷本店』は今月から店長を始めスタッフを一新して新しいスタートを切っています。
学生さん向けの焼き鳥居酒屋として営業をしておりましたが、あろうことかメインの顧客層だった神戸学院大学がポートアイランドに分校して学生さんが半減、当然、売上げも半減という厳しい状態となってしまいました。
その後一般のサラリーマン、職人さん、ファミリー層の方々にご利用頂ける様に、と色々と試行錯誤を繰り返している、と言う訳でして、、
この度、気分を新たにがんばろう!と言うことになっています。
で、その手始めとして、店長に知り合いの飲食店の社長が立ち上げた飲食店向けの支援団体のセミナーに行って話しを聞いておいで、という事になりその感想を聞いてみました。
こんな、セミナーです。

「とてもよかったです。」
とのことで、モチベーションを上げて帰って来てくれたようです。
「それは、良かった、で、今日のセミナーで感じた繁盛店になるための秘訣ってなに?」
と、続けて聞いてみると、
「絆ですね、」
とのこと。
うん、行ってもらって非常に良かったのではないかと思います。
いい学びを得て来た今の気持を持続させつつ、気分を新たに頑張ってもらいたいと思います。
店長はじめ、アスリートのスタッフと共に一生懸命営業しておりますので、伊川谷を通りかかった際は是非お立ち寄り頂ければ幸いです!
店舗の詳細についてはこちら、
http://www.torinosuke.gr.jp/ikawadani.html
現在、水曜日を定休日とさせて頂いています。
まずは隗から始める。
9月10日 秋晴れ
河川敷から聞こえるリリリーという鈴虫の奏でる音色を聞きながらテラスでブログを書いてます。
隣では、ウチのトムとジェリー、いや、チャックとニャロー(仮称)が思い出した様に追いかけっこをして、時折、鈴虫の音色をかき消しておりますが、、(笑)
意外と仲いいんじゃん。

ついさっきまで、書道のお稽古に励んでおりまして、集中したあとの心地いい疲労感に包まれながら遠くで光る雷と時折さーっと涼しい風が吹くテラスでの時間はなかなかいいものです。
今日の書道のお稽古は、決まっていた課題を少しお休みさせて頂いて、パンフレットやチラシの制作に使うオリジナルロゴを真理先生にご指導頂きながら書いてみました。

実はワタクシ、あまり熱心とは言えない生徒でして、一向に上達しない自分に若干の苛立と、すこし諦めに近い感じで最近はお稽古に向き合う様な事もありました。
そんな不真面目な態度?でもかれこれ2年以上も続けていると、何となくそれっぽく書けたりするもので、今日は念願の自筆のロゴを書き上げてすっかりご満悦です。
あとは、イラストレーターという文明の利器でデザイナーのOKTさんに恥ずかしくない様に体裁を整えて頂きましょう。(笑)

毛筆で書くオリジナルロゴの何がいいかというと、世界に一つしか無い。という事だと思います。
それが美しいか、下手くそかという事はひとまずおいといたとしても、リーフレット等は人に何かを伝えるツールに使うモノですから、内容というよりは『想い』を伝えるものにするべきで、それは想いを込めて題字を書くだけでいちいち説明をしなくても何となく伝わるのじゃないかな、なんて思っています。
かといって、題字から本文まで全部手書きにするのがいいのかというと、読む人の立場に立って考えるとそうとも限らないし、私個人的にはロゴに想いを込めるだけで結構(伝わる人には)伝わると思っています。

それにしても、嬉しかったです。
念願の、と書きましたが、いつか自社の製作物に毛筆のオリジナルロゴがつくれたらいいなー、と漠然と思っていたのも書道を習い始めた動機の一つだったから。
それが、お稽古をいざ始めて見ると自分の字の汚さというか拙さにビックリしてしまいまして、こりゃいつになったらそんなことが出来る様になるかわからんなー、と半ば諦めながら月に二回のお稽古を(しっかりした目的意識も無く、)最近は出張でお稽古に参加出来ない事も多かったりで、半ば惰性と言ってもいいくらいの態度になりつつ、なんとか続けておりました。
ま、自社の製作物といってもお客様向けではなく、ボランティアで取り組んでいる勉強会の案内なので、気軽にトライしてみよ、と思いつきで先生にお願いして書いてみた結果、「何とかイケんちゃう」と先生に言って頂けたのは本当に嬉しい出来事となりました。
まさに、
千里の道も一歩から。
ちりも積もれば山となる。
ローマは一日にしてならず。
雨垂れ石をも穿つ。
まずは隗から始める。
と古人が言い残してきた通り。
続ける事って、遠い昔から人類が様々な事象の中から見いだした真理なんですね。
継続、習慣の力はまだまだいろんな事を私にもたらしてくれるのだと改めて実感した次第です。
今日の嬉しかった気持と、根気よく御指導下さる真理先生への感謝の気持を胸に、これからも『コツコツの実』を吐き出さない様に食らい続けます。(笑)
真理先生、今夜は本当にありがとうございました。
心謝。
職人さんの将来に夢は持てるんですか?
九月九日 快晴 重陽の節句
昨夜のスーパームーン、中秋の名月も素晴らしかったですが、今日の青空の清々しさというと、昨夜のそれにひけを取らないくらいでした。

美味しい旬の食べ物がたくさん出回ってきてもモチロンですが、少しずつ空気が乾いていくのに秋を感じる様になってきました。
さて、今日は月に一度のコーチングセッションの日でした。
少し前までは何か気になる事は有りますか?という質問を受けて、今抱える問題解決についてのアプローチを考える事が多かったコーチングですが、最近は将来の夢や展望を語る事が増えている気がします。
今日も創業時からの私の悲願、目標へまた一歩足を踏み出せた、と言う様な非常にうれしいご報告なども出来ました。
私の悲願とは、、
「職人の社会的地位の向上」というガッツリ作り手側に立ったもので、
「およそ顧客目線とは真逆の考え方やなー」と他業種の社長に、大丈夫かいな、と言われた事もしばしばです。(苦笑)

つい最近、ある方から、「職人さんのこと少し教えて下さい」と言われた事が有ります。
Q:「大工さんの日当って2万円くらいまでですか?」
A:「そうですね、だいたい、」
Q:「それで道具や車やガソリン代や保険やその他諸々みんな自分持ちなんですよね、」
A:「それが殆どです。」
Q:「最近は道具が発達して熟練の技術がなくても、そこそこ仕事できるんですよね、」
A:「そうです。」
Q:「歳を取ると若い人に負けますよね、」
A:「そうですね。」
Q:「そもそも、大工さんって自分からなりたいと思ってなってるんでしょうか?」
A:「違うとは言いませんが、狭い選択肢の中から選んだのだとは思います。」
Q:「将来の展望や希望って持てるんでしょうか?」
ここで言葉に詰まりました。
職人は文字通り、身体が資本。
どこか悪くなるとたちまちできる仕事の幅が狭くなり、やもすると全く稼ぎは無くなってしまいます。
それでも昔は大工の日当って比較的良かった事もあり、ある程度の貯蓄が出来て年老いてから引退しても何とか食べるには困らなかったようですが、長く続いたデフレの影響でどん底まで落ちた職人の単価はなかなかそんなレベルまで上がるのは今では厳しい状況です。
職人から一歩踏み出して起業して会社を経営するとかすれば大きく展望が開ける可能性もありますが、自分でエンドユーザーから直接仕事を請け負うことを目指す職人って実はほんの一握りです。
「めんどくさい」し、「できへん」
そもそも、話しが上手でコミニケーション能力が高くて、セールスが上手なら職人をやっていないわい、という方が圧倒的に多いと思います。
最近になって(関東方面では特に)職人不足の声が良く聞かれる様になりましたが、新築住宅の需要は減り続け、これからはリフォームが伸びるといいながらもそんなに爆発的に増える訳でもありません。新規参入の事業者が増えて却って競争は激化の一途を辿ると思われます。
「自分で元請けになるなんか無理や、」と思う職人が殆どなのも頷けます。
一職人として、現場でコツコツと働く人に未来の夢や展望があるのでしょうか?
と聞かれると、正直答える言葉が見つかりません。
それでも、そんな職人も皆家族を持ち、子供を育てます。
来年の、いや来月の自分の収入がどうなるかも分からないまま、、
実際、16年程前の私もそんな一人で常に将来への漠然とした不安に苛まされながら、何がなんでも家族を守らないと、と、必死になって働き続けました。
現場に出て玄能を振りながら、夜は遅くまで図面を書いたり見積りをしたり、知り合いからの仕事を貰える様に誘われればどこにでも出掛けたり、、
若衆としてついて来てくれていた職人もいつ仕事が切れるか分からないので、仕事が有る時は目一杯働こう、と仕事が入ったら出来るだけ日曜日から現場を埋めて、全く休みが無いのがアタリマエとなり、ずいぶんと厳しい負荷をかけながら働き続けました。
結果、全く家にいないパパ、となってしまいそれはそれで後悔もしたのですが、、
その当時の職人にも悪い事をした、とずいぶん反省した次第です。
家庭崩壊の一歩手前くらいまでなった時、これじゃ、ダメや、なんとかせなアカン、と思い、「職人が安心して働けて、安心して子供を育てる事が出来る工務店のスタイルを確立したい!」というのが私の悲願となりました。
そして、日本中の職人がそのような状態になっていかなければ、日本の建築業界はガタガタと音をたてて崩壊してしまうとも。
その創業時の志を胸に、大工の正規雇用、厚生年金や社会保険への加入、車両や制服を支給して給与を殆どそのまま持って帰れる様にした事から、すみれの現場品質は確実に向上して、お客様からの多くの信頼と支持を頂ける様になりました。
そのお陰で、ここ近年はチラシや雑誌など、マスメディアの広告宣伝費を一切利用しなくなりましたが、毎日の様にお客様から問い合わせや工事の依頼を頂ける様になって来ました。
職人をちゃんと雇用すれば、本来必要の無い経費を削減出来て、職人に喜ばれながら工事品質の向上が図れ、お客様にも喜んでもらえる。
そして、社員としてしっかりとした教育を受ければ、年を取ってからも同じ給与が稼げるスキルを身につける事も出来るし、起業家として独立する事も出来る、将来への漠然とした不安を払拭してもらえると思っています。
お客様が幸せになる為の家づくりは、絶対に!幸せな作り手がその工事を行なうべきです。
将来に不安を抱えた、その日一日を暮らすことしか考えられない者ではうまく行かないと思うのです。またそれが本来、在るべき工務店の姿だと思うし、それを長年に渡って実践して来て、漸く確信となりつつ有ります。
その為には、まず、職人が意識を変えるところから、ということで、世の中の常識程度のマインドセットとマーケティングの理論を分かりやすく説明する基礎講座を職人向けに開催します。
(連日の告知になってしまいましたが、)すみれの社内勉強会の延長ですので、受講料はは無料!
完全なオープンセミナーですので、少しでもご興味がある方はお気軽にお越し下さい。
イベントの案内ページはこちら。
https://www.facebook.com/events/1545741008991517/?source=1
どんな業種でも構いませんので、たくさんの職人さんのご参加お待ちしています!