出会いと別れの季節。

今日の神戸は雨。

朝からずっとシトシトと雨が降り続いています。

水曜日はすみれ事務所は定休日。

雨音だけが聞こえる静かな事務所で黙々とデスクワークに落ち着いて励むことができました。

お題目は毎年決まってこの季節に書く話題です。

すみれ事務所は慢性的な人手不足にずっと悩んでおりまして、ホームページで以前から建築士、プランナー、職人の募集を掲載しているのですがなかなか応募はありませんでした。

しかし、嬉しいことにここにきてバタバタとたくさんの方々に応募をいただきまして、本日2人目の採用を決めました。

ハローワークや求人情報誌に掲載してもなかなか良い人材が集まらないと言われる昨今の事情を考えると、とてもありがたいことです。

しかも、ホームページを見てと言われるという事は私たちの取り組みの内容についても理解してくれているということが前提になるわけですから嬉しさもひとしおです。

採用した2人にホームページたどり着いた経緯を聞いてみると、両方とも決して検索エンジンに引っかかってではなく、何年も前から何かしらのご縁をいただいてホームページをちょくちょくチェックしていたとのこと。

やっぱりここも、集客と同じようにチラシや雑誌などの対処的な人集めの方法ではなく、普段からコツコツと積み重ねているあり方や取り組みが重要なのだと改めて感じた次第です。

ご縁に感謝。ありがたいことです。

3月の末で期間契約が終了し残念ながら退社されるスタッフもおり、まさに出会いと別れの季節となりました。

もうすぐ消費税増税後の消費マインドの冷え込みと言う荒波が押し寄せてくる建築業界、しっかりと体制を整えて「顧客から得た信頼」を武器に皆で力を合わせて乗り切っていきたいと思います。

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創業時から変わらない私達の“想い”

建築のプロとして周りの人々にすこしでも笑顔になってもらいたい。

建築の仕事を通して健康や安全をお渡ししたい。

そして、地域社会に必要とされる企業となりたい。





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お詫び行脚。(涙)

JUGEMテーマ:日記・一般

今日の神戸は曇天。

ですが、それはそれで落ち着いた感じで朝のスタートを切る事が出来ました。

日が射さなくてもすっかり暖かくなって、もう寒の戻りもないやろ、と一安心。

出掛けるのもすっかり自転車が多くなり、伊川の河川敷で見る命の息吹に新しい季節の到来を喜んでいます。

昨日は珍しく一日中車で走り廻りました。

現場やお客様先を合計6件訪問する予定で、さすがに電車&徒歩では廻り切れないとの判断です。

しかも、その大半は、謝罪です。(涙)

工期、納期の遅れ、しかも再調整した予定も確定し切れないという、なんとも歯切れの悪い説明になってしまった先もあり、なかなか厳しい一日となりました。

さすがに皆様には苦言を呈されましたが、それでも、業界全体的な事情もあり一定のご理解を頂く事が出来たようで、出来る限りの範囲で精一杯する様に、と、逆に励まされるようなコトも、、

私たちは理解ある顧客に見守られながら、顧客に生かされているという事を改めて身に沁みて感じた次第です。

これだけ納期、工程が狂ってしまう原因は、直接、間接に関わらず、この度の消費増税の煽りが大きな要因となっているのは間違い有りません。

ある大手住宅設備メーカーは少し前までこの四半期は史上最高益を出す見込み、というような事を言っておりました。

しかし、あまりの受注の多さにシステムが生産管理をまかない切れず、結局出荷も生産もラインが破綻、受注した納期を全て白紙撤回、半年先の納期と言ってみたり、さらに現在受注の受け付けさえ控えてしまうメーカーも出ています。

大雪による天災も重なったとしてもあまりにも異常すぎる事態に業界全体が陥っている感があります。

それでも、外部から見ると、建築業界は活況でいいですね、という風に見えることも少なくない様で(先の事はさておいて、)とりあえず今儲かるからいいじゃないですか、という事も言われたりします。

しかし、このように顧客に迷惑をおかけしながら、売り上げを増加させる事にはなんの意味もないと思ってしまいます。

そんなことを考えながら、自社のモデルをもう一度しっかり整理してみました。

私たちは、モノづくりの会社で、強みは、誠実に、真摯に現場で顧客の思い描く空間を実現し、その後の生活を安心して過ごしてもらう事です。

その為に、顧客がどの様なモノを作りたいか?を探り出す為に女性設計者、プランナーと一緒になって想いをイメージに、イメージを設計図に、設計図を実際の建物に昇華させて行きます。

その根底を支えるのは、同じ様に顧客の方を向くスタッフがヒアリングから施工、アフターメンテナンスまで一貫して携わることで、その為に設計から施工、メンテナンスまで全て自社の社員によって行なっています。

その一貫性を守る事で顧客からの信頼を得て、次の仕事につなげて行く。

営業会社でも、広告会社でもないモノづくりの会社である私たちが永続的に事業を継続して行けるのはこの本分を守る事しかないと思っています。

社員大工がつきっきりで工事を行なうということは当然、施工出来る量はたかが知れていて、売り上げの増加を目指すことは社員を育てる事が大前提となります。

爆発的に売り上げ規模を伸ばす事とは完全に相反するのがそもそも私たちのやってきた事なのです。

たとえ一時的に大きな売り上げを手に入れても、信頼を失うと私たちに先は無い、と良く分かっていたから。

創業から今まで何度も繰り返してきた事ではありますが、今こそもう一度初心に戻って、ひとり一人の顧客からの信頼をしっかりと得られる様に、全社を挙げて取り組む時だと改めて思います。

お時間を頂いてしまっている皆様、少人数の事業所なりに精一杯の努力を致しますので、ご理解の程を宜しくお願い致します。

申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

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割り切りは魂を弱くする。

気がつけば3月ももう終盤。
神戸でもやっと春が本格化です。

先週週末の3連休は消費税前の駆け込みということでたくさんの人が買い物に出かけられたようで、すみれの近くにあるコストコでは今まで見たことないような長蛇の列ができてました。
年度末もすぐそこに迫り、何となくざわざわと忙しい感じです。
何かに追いかけられているような、焦る気持ちを抱えながらも昨日の午前中は何とか時間を確保して、いつものようにランニングに汗を流しました。

朝は少しひんやりしていましたが、走り出すと日差しは暖かくて走るには多分1年で1番いい季節になったんだなと肌で感じられました。

お題目はそんなご機嫌で走っていた、いつもの国宝太山寺への道すがら見かけたこれ、

猿田彦を祀っている祠の鳥居が古くなっていたようで、新たにされておりました。
なんと!鳥居の柱が塩ビのパイプで作られています!
「分かるんだけどな~、」
というのが私の感想です。(苦笑)
木材は直接土に触れると非常に良くありません。
水分を吸い上げて腐朽菌が付きやすくなるし、シロアリによる被害も非常に起こりやすくなります。
鳥居を新しくリニューアルするにあたり何とか良い方法はないかとあれこれ考えられた末に「いいこと思いついた」と
あまりコストをかけずに老朽化対策ができる方法を考えられたのではないでしょうか。
予算のこともあったのかもしれません。
確かにきれいに朱色に塗りつぶして仕上げてしまうと素材が塩ビのパイプだとは誰にもわからないし、思いのほかきれいな仕上がりになるかもしれません。
し、しかし、、
この斬新な方法で得られるものは手間と費用の省略可であり、それ以外は何もないと思うのです。
小さな祠といえどもそれを祀った人の想いや、そもそもそこに神様を祭ってている意味を考えると、何か本末転倒な事をしているような気がします。
しかし、手間と費用を惜しむのならばいっそ祠など撤去しちゃえばいい、というような簡単な話でもないと思います。
「分かるんだけどなぁ~」
と言う微妙なニュアンスはその辺の難しい判断結果なのがなんとなくわかるからです。
ある経営者の言葉に、「割り切りは魂が弱いものがするものだ」というものがありました。
苦渋の選択、苦肉の策を選択するという事は日常の中で往往にしてありますが、しょうがない、と簡単に割り切ってしまう事は謹みたいと思いました。
自らを振り返ってみると、エイッヤアッと割り切った時に限って失敗しているような気がします。
魂を鍛えること。
日ごろから心したいと思った出来事でした。
 

 

 

 

 

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おまけ、
今日は先日リフォーム産業新聞の取材で私の事を(少し下げたあと、)ずいぶんと持ち上げてくださったO社長のお誕生日との事。
おめでとうございます。迫り来る50台に向けて素晴らしい一年にしてくださいね。
若干、気恥ずかしいですが、ちなみに記事はこんなのでした。

神は細部にこだわる。

大安吉日晴天。
朝は少しひんやりしましたが、昨日とはうってかわって柔らかな陽射しが差す春らしい日になりました。
おめでたい事は早い時間に。いつもより早めに出社していよいよ来週から着工する新築住宅の地鎮祭に参列してきました。
いい日和になって何よりです。
『まん、』と言いますが、家の普請をする時は何故かコトの始めに起こった現象は繰り返し再現されるコトが多く有ります。
雨が降るのも天の恵みが降り込むと言って、おめでたい事なのですが、私個人的には、やっぱり天気は晴れやかな方が良いような気がしています。(笑)
お引き渡しを控えている現場では地鎮祭の時に雨が降ってくれたお陰で、完工間際の外構工事をする段になって天の恵をずいぶん頂きまして、、
風邪を引きそうになりながら現場作業に勤しみました。
良く有るのは、地鎮祭=晴れ、上棟=晴れ、お引き渡し=晴れ、というパターンで、その逆の場合は全て雨に振り回されることになってしまいます。
そうゆう意味から言うと、地鎮祭が今朝のような好天というのは非常に嬉しく思います。
順調に工事が進んで、気持よくお施主様にお引き渡し出来る足がかりを頂けたような気がしてます。
すみれのお客様は皆様そうですが、試行錯誤を繰り返され、一生懸命考え抜かれた『夢のマイホーム』。想いを現実のものに出来る様に精一杯のお手伝いをさせて頂こうと思います。

さて、お題目は勇ましいお姿で四方清め祓いをしてくださっている、本日お世話になった宮司さんから教えていただいた事。
若々しい後ろ姿からは想像出来ないと思いますが、結構なお年を召された方でした。
現場担当のコムさんと二人でいつもの様に祭壇の設置や、結界の縄を張ったりのお手伝いをさせて頂いたのですが、祭壇のレベルが悪いとか、敷地内に転がっている石が邪魔だとか、そもそも結界が狭いとか、、ずいぶん厳しい言葉で指摘を受けてしまい、朝から反省しきり、、
一通り準備を終えた頃、お施主様が登場されて、いよいよ地鎮祭が始まった訳ですが、祭事の最中にも、鍬を使うのにいつもの癖で、「えいっ」と声を出してしまうと、かけ声はダメだ、とか、そこでポーズをとって顔を上げる、とか、写真はこの方向からとりなさい、「こら、前からはいかん」とか、(笑)ひもろぎの代わりの竹が傾いたから直しなさい、等々、事細やかな指示を続けてくださいました。
それも、威厳に満ちたオーラを放ちながら仰るわけで、、
仕事柄しょっちゅう地鎮祭に参列するのですが、なかなか出会う事のない厳しく、そして細やかな心遣いをされる宮司様でした。
神はディティールに宿る。
と、言いますが、まさにそれを目の前で具現化して頂いたいい経験になりました。
あとで、改めて今日の写真を見れば、きっといい写真が多く撮れていて、宮司さんに感謝する事になるのだと思います。
いい地鎮祭になりました。次は私たちが細部に拘った施工をしてお施主様に喜んで頂く番です。
スタッフと力を合わせて精一杯の努力をしたいと思います。
ありがとうございました。
 

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おまけ、
昼からは(なんとか、)月に一度の茶の湯のお稽古にいけました。
比良八荒と言われ、比良山の麓では春に天気が荒れるのが風物詩となっているとの事ですが、昨日はまさにそんな日だった様です。雪も降って頂上付近ではまた新雪が積もったとの事でした。
うまく、避ける事ができて、久しぶりに美しい比良山の頂きを見る事が出来ました。

感謝。

他山の石、対岸の火事。

世間様では三連休の初日。
というか、春分。
てか、お彼岸です。
私といえば今日も朝からトラックに乗り込んで、砂とセメントを積み込んで現場へ。
今日はエクステリア工事職人です。

門柱を立てたり、フェンスを組み立てたり、コンクリートを切りそろえたり、砕石を撒いたりと、完全に外構屋さんと化しておりました。(笑)
外での仕事は麗らかな春の陽射しの下でしたら非常に気持ちの良いもので、現場って最高!と思えるのですが、、
春分を迎えたにも拘らず、神戸では気温は一向に上がらず、あろうことか雪まで降り出す始末。
一体、全体どうなってしまっているのか!
今日ばかりは地球寒冷化説を間違いないと確信してしまいました。

昼には一度現場を離れて、なにかといろいろとコラボを企画して頂いている農家さんへ打ち合わせ。
いよいよ、待ちに待った春という事で、今年から始める新たなチャレンジが始まります。
会社を上げて農作業に取り組むということで、早く暖かくなってくれたらと思いますが、4月になればさすがに大丈夫でしょう、
楽しみにしたいと思います。

雪雲が東へ去って行くのを見て、一安心して現場に戻りました。
現場では全国をまたにかけて活躍する左官の大西さんが、来てくれておりました。
忙しいから、無理です、と言いつつもなんとかしてくれるのには本当に頭が下がります。
大西さん、無理ばかり何時も言ってスミマセン。。

とっぷりと日が暮れてから現場を片付けて帰社、夜は工程会議でした。
設備機器メーカーや部材メーカーは相変わらず納期が遅い、いや、納期が出ない、それならまだ良いですが、納期を白紙に戻す、
というようなあり得ない状態で、混乱を極めて半ばパニック状態が続いています。
まあ、(私も職人として現場復帰しているくらいですから、)皆さん忙しいのはよく分かりますが、そこまで行くと今までせっかく培ってきた信用にキズがついてしまいます。
しかし、顧客の要望になんとかしたい、応えたい、と無理な対応をした事が却って多くの顧客に迷惑をかけてしまうというのは、見ていて不憫に思ってしまうのが正直なところです。
その煽りで、すみれのお客様にもご迷惑をおかけしてしまっているので、こんな事は不謹慎なのかも知れませんが、、
自社の生産能力、管理体制をしっかりと把握して、と分かり切っていることですが、大企業が起こしている今回の大事件を他山の石として、足元を振り返らないとと思います。
まずは、現状の確認を、と工程会議で受注予定の工事をスケジュール表に落とし込んでみると、、
なんと、今の現場担当フル稼働の状態が5月中旬まで続くことになっておりました。
そんな状態でも、日々新たなお声掛けを頂いて見積りやプランをご依頼頂くのですが、「工事予定は5月中旬以降になります。」と明日から言わないと、キャパオーバーの受注となりでクレームの発生に繋がりかねない状態、モチロン、私も職人として人員の一部としてカウントされております。(苦笑)
他山の石、と暢気なことを言ってる場合では有りませんで、対岸の火事はすっかり足元まで燃え広がっておりました、、
お待ち頂いているお客様には大変申し訳有りませんが、すこし長い目で見守って頂ければ幸いです。
社員一丸となって、品質とスピードの両立と早めのスケジュール管理に注力致します。
どうぞ、よろしくお願い致します。
 

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インスペクションに求められることと、現状の相反。

まさに春の嵐。

本格的な春を呼ぶための儀式みたいなものかも知れませんが、今日は「そんなに激しく降らんでも、」と思うくらい良く雨が降った一日でした。

朝一番はその雨の中、近隣のお客様宅へ屋上の改修工事の打ち合わせ。

水も滴るなんとか、になってしまいました。(笑)

その後は住み替えのお客様の新しいお家に現場調査、新築工事中の現場を廻ったりとドタバタと走り廻りました。

昼からは、この度、めでたく法人格の登記を終える事ができたNPO法人の定例会。

私もその発足メンバーの末席に名前を連ねておりまして、これから本格的に活動を始める事になりました。

忙しいのに輪をかけてのタイミングという事で、もう少しタイムマネジメントのスキルを磨かねばなりません。。
 

今回立ち上げたNPO法人は『ひょうごあんしんリフォーム推進協議会』と言う名称で,地域に根ざしたリフォーム業者によって消費者が安心して工事を適正な価格で行なう事が出来る仕組みづくりを目指します。

それぞれの会社がそれぞれに品質、マナー、提案、アフターフォロー、コンプライアンス等の安心を提供出来る様に取り組んでいる訳ですが、それらの知識、知見を集めて、広く業者間で共有する事に拠って市民に安心してリフォーム工事を依頼出来る環境を作り上げる事を目的としています。
この手の活動は新築事業では多く見られるのですが、リフォーム業界ではまだまだ少なく、活動内容によっては全国的に見ても先進的な取り組みとなる可能性も秘めています。
自社の事だけでもかけずり廻っている現状からいうと、私たちの様な小さな会社がリフォーム市場全体に対する取り組みを行なうなんて、おこがましいというか、身の丈にあっていないと言う感も否めませんが、私に出来る範囲で頑張ってみたいと思います。
安心なリフォーム、というテーマを掲げているということで、今日の定例会では今後、消費者に対してどのようにして安心を提供して行くかと言う議論が成されました。
私に仰せつかった役割は、『インスペクション制度と、リフォーム瑕疵担保責任の現状と、今後の展望について、』と言うものでした。
殆どの方がぼんやりとは分かっている(つもり)だけど、しっかり理解している訳でない、しかし、これからのリフォーム業界には非常に大きな意味を持つ事柄です。
国土交通省が出した、既存住宅インスペクション・ガイドライン
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/03-consumer-files/14-inspection-guideline-files/inspection-guideline-illustrations.pdf
そんな訳で、昨日は国土交通省の住宅局の担当者に電話をかけて長い時間、根掘りは掘り聞いてみました。
その中で、なるほど、と再確認したのは、25年度の補正予算そして26年度の予算に概算要求が出されている『長期優良住宅リフォーム』の助成制度の一番基本的な事に、既存住宅の改修計画を建てる前にインスペクションによる専門的な調査が必要である。と言う風に書かれております。
その、インスペクションとは?を考えた時、昨年、国土交通省が出した『インスペクションガイドライン』が元になるのかとぼんやりと考えていたのですが、住宅局の担当者曰く、
「(要約すると)同じ言葉ではありますが、全く違う意味を差していますので、助成事業とガイドラインは切り離して考え下さい」
との事。
これには少し、目からうろこでした。
要するに、昨年国交省が発表したガイドラインは不動産取引をできるだけクリーンに、安心して既存住宅を買える様に、と言う目的で出されたもので、それ以上の何者でもない。
長期優良住宅リフォームの際に必要とされるインスペクションは、住宅の性能を確かめて、現状の細部までを把握して数値的な裏付けを持たせて性能を上げる計画を立てる為のもので、そんな指針は今のところ、出せていないし、今のところ出す予定もない。とのこと。
そして、現在認定事業として行なわれている住宅インスペクター検定、資格はその国交省のガイドラインに沿ってカリキュラムを作っているとの事ですので、既存住宅流通、不動産取引の為の任意の民間認定資格であり、時代の流れが向かう先の既存住宅の長期優良住宅化の為のインスペクションではないと言う事になります。
と、言うことは、これから作らないといけない、という事になる訳ですが、既存住宅の調査って、高い精度で行なうのは非常に難しく、設計、建築法、現場、性能計算のすべてが理解した上に、床下にも潜れて小屋裏に上がれるというスキルがある人ってそうはいません。
強いて言えば、私ですが、、(笑)
現場出身、叩き上げで建築士の資格を持っている経営者や経営幹部がいたとしても、インスペクション(現場調査)の担当者として走り廻る訳にはいきませんし、しかもいつも間違いなく完璧な調査を出来るとは限りません。
モチロン、正確な調査ができたとしても公的な認証にはなりません。
なにか、その知見を仕組みに落とし込む方法を考えなければならないと、気付いた次第です。
これから少し考えて、整理を始めて見たいと思います。
 

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黒い墨で白を書く。

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段々と春らしい天気になってきました。
朝の散歩に出ると、雲一つないどこまでも抜ける様な青空。
しかし、もう放射冷却による底冷えも、霜も降りる事無く、気持よくアイドル犬チャックと歩きました。
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写真が若干霞んで見えるのは花粉とかPM2.5とかのせいではなく、実は昨夜、iPhoneが二回目の水没を経験してしまい、カメラのレンズに水滴がついたままでして、、
非常に調子が悪くて困っております。(涙)
風呂場にケータイを持ち込むのはやっぱりリスキーです、、
対策を何か考えないと。。
今日は朝から書道教室の大山真理先生に無理を言ってお越し頂いて、来週にオープンを控えた兵庫駅前のお寿司屋さん、
『神戸寿司清隆』さんのお品書きの板の製作をお手伝い頂きました。
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手書きって、本当に素晴らしい。
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私も早く、これくらいはぶっつけ本番でサラサラかける様になりたいものです。
というか、工務店の仕事って本当にいろんな事をしなければいけないものですね。(笑)
このお品書き、真理先生に書いていただいているので『字』の美しさは当然ですが、それより、書き始める前に、字の大きさ、空白として空ける部分をキッチリと決めてマスキングテープで位置をだす下準備をする様に言われて、なるほど。と思いました。
お習字の稽古の時に良く、「書道とは黒い字を書くのではなく、黒い墨で余白の白を書くんですよ、」と言われます。
この位置を決める事だけで、既に美しさの8割くらいが出来てしまうのだと改めて気付き、何時も言われている事の理解を深める事が出来ました。
まさに段取り八分。
非常に勉強になりました。
そんなこんなの流れから、夜は久しぶりに書道のお稽古に参加しました。
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実は、年明けから海外出張が多く、それがことごとくお稽古日に重なった事で今年に入って全く練習をしておりませんで、超久々の毛筆はダメダメノダメ。
昨年の暮れにつかみかけていたモノを綺麗サッパリと失って、まさに振り出しに戻るって感じでした。
持続、継続する事の重要さを改めて実感です。(汗、)
全く緊急性のないしかし重要な事の代表と言っても良いような書道や茶道のお稽古ですが、少しペースを緩めてしまうと今まで積み重ねた時間があっという間に消え去ってしまうことになりかねません。
久しぶりに稽古をつけていただいて、お稽古に対する緊急度が思いの外高まってしまっている事にハッ!とした次第です。
なかなか上達しない40の手習い、せっかくいた頂いたご縁ですので根気よく続けていきたいと思います。
真理先生、本日は色々とありがとうございました。
不良な弟子ですが、今後とも宜しくお願い致します。
あ、あと、お休みされている建築業の皆様、お忙しいのは十分分かっておりますが、『継続だけが力なり』がんばりましょーねー。
 

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3.11

3.11。
3年前のあの日、私は神戸の会議室でチームビルディングの考え方についての講義を受けていました。
ビルの7階だったと思いますが、大きな揺れを感じ、座学を中断してネットのニュースに見入った事がつい昨日の事の様に思い出されます。
その後、次々に明らかになっていった津波によるあり得ないような惨状を息をのんで見続けながらも、実は心の奥底では全く他人事として冷静に見ていた自分に自己嫌悪に陥ったりしました。
神戸の震災を関東で見ていた人の気持ちってこんな感じか、と悲惨な震災を体験していても、結局当事者にならなければ痛みを感じない人間の性を悲しく思ったり。
そして、その後に襲ってきたのはなんともならない無力感。
なにかしなければならない、なにもできない事の歯痒さに悶々とした日を過ごしたのは今も忘れる事が出来ません。
とはいえ、毎日の生活は容赦なく目の前で取り組まねばならない事、解決しなければならない問題を次々と連れてきて、気持ちとは裏腹にそれなりに忙しく過ごさせてくれます。
決して、あの時に感じた気持ちを忘れ去る事は出来ないし、忘れたくもないと思いますが、目の前の事を片付ける事を繰り返しながら、無力な自分が少しずつでも前に進んできたのもまた事実。
無力な自分を意識しつつ、それでもやはり未来に向かって前向きに向き合いたいと思う、それが私にとっての3.11という日なのかも知れません。
ちなみに、ちっぽけな出来る事、と言えばこんなキャンペーンがありました。
 

【誰でもできる東北支援】
Yahoo!で「3.11」を検索すると、公益財団法人東日本大震災復興支援団体に「一般寄付金」としておひとりにつき10円が寄付されます(^_^)
http://promo.search.yahoo.co.jp/searchfor311/

阪神淡路大震災の3倍にも上ってしまった被害に遭われた被災者の方々に対し、心からご冥福をお祈りしながら、私はわたしが出来ること、すべき事に精一杯の努力をしていきたい。
そんな風に思います。
合掌。
 

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目くじら。


今日は朝から現場回り。
この月末からいよいよ着工する新築現場にお施主様と一緒に現地確認です。
周辺の木による日差しが遮られる具合や、リビングから見える景色、実際に駐車場に車を入れて見た感じなど、図面上では見えてこないことを確認しました。

何かとやっぱり答えは現場にあるということですね。
お施主様ご家族の思いをしっかりと汲み取って夢を形にするお手伝いをしようと決意を新たにしてきました。
帰りは突貫工事が続く兵庫駅前のお寿司屋さんの現場へ、

なんと工事現場のコンクリートを練るミキサーの横で、今が旬真っ盛りのイカナゴの販売をクライアントの若衆がしておりました。
神戸の春を告げる風物詩ということで、私もつい買っちゃいました。(笑)

「いかなごやすいよーう、持って帰りいー。」
と、威勢の良い売り子の声の奥で大工と左官と電気工事士が一生懸命働く姿はなかなか面白い絵でした。(笑)
さて、お題目は珍しく時事ネタです。
現代のベートーベンともてはやされていた人気作曲家にゴーストライターがいたと、日本のメディアでは世界的な大事件のクリミア半島の話題よりも大きく報道されていました。
テレビで執拗に責め立てるコメンテーターの姿を見て思ったことは、
そりゃ悪いけどそんなに目くじらたてんでも、、ってこと。
だいたい昔から有名タレントの著書ってゴーストライターが付いていて当たり前って言われてましたし、暗黙の了解的なこともあったと思うのです。
世間を騙してお金儲けすることを良いとは決して思いません。
ただ、営業の場面ではついオーバートークをしてしまうこともあるでしょうし、どんなささやかな嘘もついたことがないという人は私は今まで見たことがありません。
もっと言うと、嘘をつくつもりでなくても結果的に約束を守れないことって人間である以上誰にでも可能性があると思うのです。
ありえない失敗を繰り返す大手住宅設備機器メーカーに憤りが収まらない現場担当者にも、失敗は誰にでもあるねんからと、今日も諭してみましたが…
そんなふうに考えると、現代のベートーベンの彼が広島や福島に向けて活動したことまでが、金儲けのための嘘だと、断じて許す事はできない!
と、攻め立てている人見ると、少し違和感を覚えずにはいられません。
人を断じて、悪だ。正義だ。と簡単に割り切ってしまうのは、幼稚にすぎるような気がします。
1つのミス、嘘、約束を守れなかった事を捕まえて、自分の正義を振りかざしとことん追い詰めてしまうような風潮が今の日本に蔓延してきているような気がします。
誰にでも失敗はある。
自分の失敗が多いから弁明するわけではありませんが、そのことを忘れてしまって人を責めては人としてのあり方かおかしくなるような気がします。
交響曲HIROSHIMAが素晴らしいと言っていた人もたくさんいるわけで、、
もう少しおおらかな日本になればいいなと思います。

 

 

 

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ばっかりのばか。(BKB、笑)

月になってもなかなか暖かくなりません。
春遠からじ、というか、夜まさに明けなんとして益々暗し、といったところでしょうか、、

今日は事務所から(わんことの散歩以外)一歩も出ずに引き蘢って溜まりに溜まったデスクワークに明け暮れました。
右へ、左へと大きく振れる時計の振り子のようやなー、などと思いながら外回りに行きたいのをグッと堪えて机にかじりつきました。
ま、こんな日も無いと実務家しては成り立たないですが。。
さて、お題目はどうでもいいようなくだらないことですが、わたくし、個人的にBKBのファンでありまして、
BKBとは言わずと知れたバイク川崎バイクというお笑い芸人の事です。

(慣れない、笑)デスクワークに疲れて帰ってみると、「お風呂はいる前にBKB見たら?」とすみれママ☆と娘の両方から言われました。
(どーでも良い事ですが、)ピン芸人のNO1を決めるR-1グランプリがTVでやってたみたいで、わざわざ録画を撮ってくれておりました。
久しぶりに見たBKBのコントは長年同じネタをやり続けているテレと、一気にブレイクする事無くじわじわと認知が広がってきた事の自信、そろそろブレイクするのではないかという期待が見え隠れする、相変わらずのトップギアと抜けが絶妙に組み合わされた絶妙なモノでした。

私個人的には間違いなくグランプリを上げて、このネタから脱却するステージへ彼を押し上げるきっかけにしたいと思いましたが、残念ながらどこの馬の骨、いや、馬と魚というキラリと光るモノを持ちながらも持ちネタのバリエーションが決定的に少なそうな新星に予選敗退してしまいました。
私が思っているより、(たぶんBKB本人も)審査員の芸人達には目になじんでしまってインパクトがない芸になってしまっていたのだと審査結果をみて感じました。
ま、素人向けにはまだまだイケると、思っていますが。
ラララライっで一世を風靡した藤崎マーケットがその得意ネタを一切封印して3年間かかってまた人気者の地位を手に入れた、と、今朝の朝礼で高橋(智)くんが教えてくれましたが、やはりドラッガー博士が言った様に全てのものは陳腐化する訳で、
イノベーションを続ける事しか勝ち残って行く道はないのだと改めて。
バイク川崎バイク 殻を破って ブレイクしろ!
BKB、ウイーーーー、(笑)
 

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