JUGEMテーマ:日記・一般
私たちが海外から実習生を受け入れる理由、それを改めて本日の入国式に際して実習生に伝えました。
1つ目は、関西技術協力センター、及びその母体の会社である株式会社SIMADAの理念である、
「人々の夢を信頼のグローバルヒューマンネットワークで実現する」
世界中の人たちに日本の事を好きになって欲しい、という声に強く共感しているからです。
人材開国のパイオニアになる、というビジョンの実現を目指して今まさに少子高齢化で国力が落ちつつある日本の中小企業の力になりたいという志に触れ、何とか私たちも微力ながらも参画したいと思ったのです。
2つ目は、私が敬愛して止まないコヴィー博士が提唱した成功する為の7つの習慣のなかの4番目にあるWin-Winを考える、という考え方に呼応したという事です。
実習生の受け入れ事業は、来日した彼らにとっては人生の転機にもなる程の大きなチャンスです。
日本語の習得と、日本人の考え方、そして最先端の技術を習得して帰国する事は彼らの人生を素晴らしい成功に導く可能性を秘めています。
人の成功の為に行動が出来る、私たちにとっても貴重な経験となります。
そして、希望を胸一杯に膨らまして成功へのきっかけをつかみ取る為に海外まで出向く高いモチベーションを持った実習生と共に働く事は私たちにとっても普段の生活で得る事が出来ない強い刺激を貰う事が出来ます。
彼らと一緒に働くことで理想的なWin-Winの関係の構築を毎日の生活の中で作り上げる習慣を持つ事が出来ると考えています。
そして、その結果として、帰国する時には日本の事を好きになってもらうのです。
それにしても、今回の入国式は本当に驚いたと共に、感動しました。
実習生を配属するまでに、徹底した語学研修を重ねて日本語力を高める事と、見ず知らずの国で働く為に必須であるコミュニケーション能力と人間力、それらをあり得ない高みにまで磨き上げることを会社の強みにする、と徹底した社内改革に取り組まれてきた結果は予想していた以上の成果を上げて、私たちへの大きな手助けとなって実を結ばれていました。
誰しもが無理だと思った実習生の日本語能力3級保証、それを成し遂げて流暢に会話する彼らと今日の入国式を一緒に迎えて頂けなかったのは本当に残念な事ですが、故嶋田社長の想い、夢が叶った瞬間を私が代わりにしっかりと見届けさせて頂きました。
『夢は叶う』
良く耳にする様で、深く噛み締める事が無かったこの言葉を今一度正面から見据えて、明日への力にさせて頂く事が出来ました。
今日の体験を通して感じたこと、昨年の暮れに届いた一通の葉書に書かれてあったその言葉を私は一生忘れる事は無いでしょう。
亡くなって尚、未だに多くの気付きと、教えを与えてくれるメンターにはもう感謝の言葉もありませんが、天から見られても恥ずかしくないように日々を積み重ねていきたいと思います。
深謝。
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』