3月30日晴れ
一週間のスタートにふさわしい青空が広がり、暖かくなるそうな月曜日、
朝は、月曜日らしく、朝から大工の大ちゃんと一緒に着工現場に向かいました、
その後は仕上工程に進んでいる三宮の現場を覗いたり、夕方からは西宮の店舗の完工確認と、レセプションのおよばれに。
最後の〆は夜間工事の現場に戻るという、とにかく現場周りの一日となりました。
話は変わりますが、、
ここ最近、いつでもそばにいてくれる便利な書店、Amazonから、ドサドサと書籍が届いています。
すみれママ☆に、「ポチッとしといて〜」とネットで買い物の頼まれごとをする度に、ついで?に気になる本をポチポチと続けざまに押してしまったのが一因。特に娘の高校入学に際して必要な辞書を数冊購入しようとAmazon書店に入ってしまったときは大義名分が有ったから?どっさりとやっちゃいました。(笑)
最近の私の傾向としては、所謂ビジネス書を読むのをやめて、出来る限り小説、できれば古典を読もうと心がけています。人間関係が一気に良くなる!とか帯に書かれている本より、昔の心理学者の理論を学びなおす方がずっと自分の中の気付きが有ります。
大量購入のもう一つの原因は、先日とある、色気の無いしがないBarで珍しく一人で飲んでいた時に、ひょんなきっかけで、(と言うよりはBarのママの意図を強く感じましたが、)隣で一人で優雅にワインのグラスを傾けておられたいかにも仕事が出来そうなビジネスマン、(外資系の保険会社に勤められていて、共通の知り合いが居たことで盛り上がりました。)を紹介され、その話題のなかで、本を良く読まれる、また、その本を奥さんに読んでもらう様にしている、という話になりました。
Amazonの気になるでしょー、という売り込みにもいい加減、飽き飽きしていたこともあり、
「なにか印象に強く残ったいい本を紹介して頂けませんか?」
と、その敏腕営業マンにお願いしました。
「それでは、一冊だけ、」と、ご紹介頂いたのが、お題目の喜多川泰さんの『上京物語』でした。
そのやり手営業マンのSさんは、「あ、ちょっとまって、やっぱり、これ、」
「あ、こっちの方が感動したかも、」「あ!これも!」
と、ずいぶん喜多川泰さんの上梓された本に思い入れが有る様でして、、
結局、4、5冊のご紹介下さいまして、私も素直にすべてを即購入。(笑)
そんなこんなで、毎日の様に数冊の本が届くという楽しい暮らしとなっております。
で、早速、『上京物語』を読了しました。
大学生になり、上京する息子に父親が送ったメッセージを小説仕立てとしておりますが、作者が明確に伝えたいこと、書きたいテーマがしっかりと有り、入り込みやすいストーリーの中に、ズシっと心に響く作者のメッセージを感じました。
アドラー、コヴィー博士、アレン、カーネギー、ナポレオン・ヒル等、様々な書籍で今まで読み続けて来た、自己啓発〜原理原則〜 自己の内面の価値観への回帰といった私の読書遍歴の中で学んで来た内容のエッセンスだけをかい摘んで、読みやすいタッチのストーリーの中にちりばめてあるという非常にいい本でした。
これだけ読めば分厚く難しい本は読まなくても大丈夫!
といった類いの本でもなく、さらに学び続けよう、本を読もう!と思えるモチベーションをかき立てられる良書でした。
Sさん、仰っていた通りでした、ありがとうございます。出来る事なら周りにも奨めて読んでもらいたいと思います。
奇しくも、季節は春。
若者は進学、入学の季節でもありますし、新しい季節にモッテコイの一冊でした。
若干、ネタバレになってしまいますが、この小説の中で父親が最後に息子に贈ったメッセージに、
『本を読め』
と言うシンプルな一言が有りました。
読書好きの私としては多いに共感、というか、若い人達に胸を張って読書のススメをしようと思いました。
実は、私が是非読んでもらいたい本と言うのが大体、こ難しい、分厚い本が多いこともあり、今まで、読んで欲しいと思いつつ奨めるのを躊躇することが多かったのですが、これからはいいと思う本はどんどん推薦していきたいと思います。
上京物語を読んで、この決心をもらったことが一番の収穫だった気がします。(笑)
実は、私、その昔、本屋の倅でして、、
子供の頃から書籍にまみれて暮らしてきました。
小学生くらいから、お小遣いは父親の経営する書店の手伝いをしたアルバイト代としてもらっていたので、休日も父親に連れられて良くお店に行っておりまして、、
私はロクに学校に行っていないのですが、子供の頃から圧倒的な数の本に囲まれ、それらを片っ端から読んで来たことは、学校で学ぶことよりも勉強になったと思っています。
「書籍を読むことは間接体験やで、」
と、父親は言っておりましたが、戦国武将になったり、海底深く探検に行ったり、世の中を変えてみたり、世界中を旅してみたり、立身出世をしてみたり、お姫様と恋に落ちたり、、、(笑)
自宅の一室に居ながら妄想の世界というか、空想の世界に思いを馳せて、様々な素晴らしい体験をさせてもらった覚えが有ります。
自分自身子供の頃を思い起こせば、物語の中で行きている錯覚に陥っていたといっても過言ではないと思います。
今考えると、ロクに勉強もしなかった少年時代ですが、その時の『間接体験』は非常に為になったと思っています。
少年の私をいろんな世界に連れて行ってくれた『本』に感謝しつつ、その素晴らしい世界を少しでも伝えることが出来れば、なんておもったりしています。
とにかく、喜多川泰さんの本を初めて読んでみましたが、とても読みやすく、示唆に富んでおりました、(Sさんの受け売りでは有りますが、)強くおススメします!
おまけ、
K様、プレオープンではごちそうになりました。
今後とも宜しくお願い致します。
ヨーヘーお疲れさん。(^^)