チョイ、パラダイムシフト。

松山機場
松山機場

7月30日 曇りのち雨のち晴れのち強風。

台湾に滞在中、とにかくTVや新聞などを一切見ないので知りませんでしたが、やたら風が強いのでおかしいと思い天気予報を見てみたら、日本と台湾の間に2個も台風が並んで北上しておりました。

海上を進行中という事でなんとか大きな影響は免れて、帰国することが出来そうですが危なっかしいタイミングでした。。

クワバラくわばら。(笑)

朝の間、少し時間が有ったのでこのところすっかり癖になっている出張ランへ。

台北事務所のすぐ近くにある松山空港の周囲をぐるっと一回りしてみました。

空港の横に川が流れており、その河川敷にきれいな公園が整備されておりました。

ランニングするにはモッテコイ!いい場所に事務所を借りれたものです。

落書き

その公園を走っていると、高速道路の高架下に派手な落書きがされているのが目に入りました。

この手の落書きは日本でも見かけますし、別段珍しいものではありませんが、それにしても延々と落書きしているもんやなー、なんて思いながら走っておりました。

アート落書き
うますぎる落書き

それにしても、精魂込めて書いてあるんだけど、落書きにしてはちょっと行き過ぎてない?とあまりにも延々とつづく落書きに、どうなんやろ、と、疑問に思い始めていたその時、こんな看板が。

落書きオッケーの看板

あら、保存期間まで決めてあり、自由に落書きをしていい場所として認められておりました。

そう言えば、林森北路で夜遅くに工事現場のベニヤ板で囲った仮囲いにスプレーペイントをしてるアーティスト?をたくさんのギャラリーが見守っているのを見かけた事があります。

台湾の自由な気風と、アートに対する大らかさが顕著に現れていて素晴らしいな、と思いましたが、当初、あまりの落書きの多さにマイナスのイメージを持ち始めていた事を考えると、ちょっとしたパラダイム・シフトでありまして、、

マイナスからプラスに転換した分、余計に素晴らしい、と思ったような気がします。(苦笑)

 

常に物事、事象は唯一つ。

しかし、事象には善し悪しがなくても人の受け取り方によって良くも悪くもなる。

全ては自分の世界観がそれを左右して、マイナスにもプラスにも変えてしまっているという事を今一度思い出させられる出来事でした。

昨日のブログで紹介した松下幸之助翁の言葉に、『あるがままを見る、受け入れる』ということがありましたが、自分のパラダイムに対して意識を持って日々を過ごしたいと思います。

松山機場に降りる飛行機

20円で人生が変わる。

7月30日 台北にて、晴れ時々スコールの様な雨。

朝からサウナで一汗流した後は会計士さんの事務所や、銀行の手続きなどでドタバタと走り廻りました。

それにつけても、やっぱり暑い。

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最近の日本も異常な暑さが続いておりますが、雲が切れて太陽が顔を覗かせた台湾は沖縄よりも南に位置することを思いださせる陽射しです。

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お題目は台湾で頑張っている20代の若き社長に「頑張って!」とエールを込めてプレゼントした1冊の本のこと。

これです。

指導者の条件 松下幸之助著
指導者の条件 松下幸之助著

業態や規模の大小に拘らず、人に指示をする立場の仕事は大変難しく、悩みは尽きないものです。

特に、(私も含めて、苦笑)若く経験の浅い経営者は自分の下す判断が果たして正しいのかさえ分からなくなることも多く、その基準さえあやふやだと感じてしまうことが有ると思います。

そんな時に読む一冊、ということでプレゼントしておきました。

経営の神様と言われた松下幸之助翁が戦国武将から僧侶、海外まで幅広く、先達のエピソードを紹介しながら、指導者たるものこう有るべき、という条件を102項目に渡って整理された非常に分かりやすく、示唆に富んだ良書です。

ちなみに、一番始めに取り上げられたのは、聖徳太子。

その部分を転載してみると、

指導者の条件1

あるがままに認める→指導者は人、物すべてをあるがままに認めなくてはならない
聖徳太子のつくられた十七条憲法の第一条に、「和を以て貴しとなす。さからうこと無きを宗とせよ。人みな党あり。・・・」とある。
”人みな党あり”というのは、人間というものは、必ずグループ、党派をなすものだということであろう。
それが人間の本質だと太子は見抜いておられたのだと思う。
確かに、人間の集まるところ、大小の別はあっても、必ずグループ、党派があるといっていい。
そういうものが自然に出来てくるわけである。
けれども、そうしたグループ、党派というものが全体の運営の上で弊害をなす場合が少なくない。
特に昨今”派閥”と呼ばれるものにはその傾向が強い。
そういうところから、”派閥解消”ということがさかんに言われ、いろいろと努力もされているが、その割にあまり効果が上がらないのが実情のようである。
これは、結局派閥をつくるのは人間の本質であり、派閥をなくすことは不可能だからではないだろうか。
つまり、派閥というものはなくせるものではなく、その存在を認めた上で、活用、善用すべきものだと思う。
そのことを太子は言っておられるわけで、だから”和を以て貴しとなす”=派閥だけの利害にとらわれず全体の調和を大切にしなさいと言われたのではないだろうか。
これが太子の偉大なところだと思う。
人間の本質というものは変えることが出来ない。
それを変えようといろいろ努力することは無理である。
というより、人間自身を苦しめることになる。
だから、その本質はまずこれをあるがままに認めなくてはならない。
そして、その上でどうあるべきかということを考える。
それが大切なわけである。
これは人間に限らず、物事全てについて言えることであろう。
けれども実際にはなかなかそれができない。
ともすれば、好きだとか嫌いだとかいった感情や、自分の利害にとらわれて物事を都合の良いように見てしまう。
そうなると、真実と離れた姿しか見られないということになる。
それでは正しい判断もできないし、ことを誤る結果になってしまう。
だから、指導者たる者は、出来うる限りとらわれを排して、物事をあるがままに見るようにつとめなければならない。
そうしたあるがままの認識があって、初めて適切な指導も生まれてくることを銘記すべきだと思う。

 

「和を以て貴しとなす。さからうこと無きを宗とせよ。」という聖徳太子の教えを

「指導者は人、物すべてをあるがままに認めなくてはならない。」とまとめられています。

マーケティング、マネジメントの前に在り方を整える、という考え方がずいぶんメジャーになって来ていると感じる昨今の流れから見ても一読の価値はあると思います。

しかも!amazonで検索してみると(中古ですが、)なんと20円で売られていました!

あまりの安さにどんなやろ、と買ってみたら、人にプレゼント出来るレベルだったことに驚きでした。

20円の価値、侮れません。(笑)

少しでもご興味のある方は是非ご一読を。

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台湾人情。

7月29日 やっぱり晴れ。

朝焼け
朝焼け

今朝は夜明け前に起き出して、子猫にミルクをやった後は、急ぎ空港へ、

毎月末の定期便になりつつ有る台湾へと向かいました。

少し前に一度、国際線のフライトを乗り過ごしてから、さすがに非常に慎重になり、早めに出発する様にしています。 (苦笑)

今回は法人設立の最後の手続きと銀行の名義変更、新しい物件の現場調査、あと、新しい取り組みの仕込みというか調査というか、盛りだくさんのタスクを抱えて飛行機に乗り込みました。

アヒルスープ3000杯/日売るお店。
アヒルスープ3000杯/日売るお店。

ま、到着後はまず腹ごしらえから(笑)

黄さん、いつもオススメの美味しいお店ありがとうございます。

人気のカフェ青田七六
青田七六

会計士さんとのやり取りや国税局での手続きを終えた後は勉強がてら台湾の雑誌やメディアから取り上げられて話題のカフェ、青田七六へ、 古き良き日本統治時代の風情を残したゆったりした空間で冷たいビールを頂いたり。

青田七六の玄関前で記念撮影
まるで観光客

MAIさん、田中さん、今回もご案内、というかお付き合い頂きましてありがとうございました。

片山会長もご興味持って頂けたでしょうか。(笑)

龍山寺
龍山寺

夜は龍山寺のそばの夜市にて。

すっかり、異国の地にいることを忘れるくらいなじんで(笑)楽しい時を過ごしました。

 

さて、お題目は、ふら〜っと、というか突然決まった出張にも拘らず、心暖かく迎えてくれる台湾の友人(でいいですよね、笑)と盛り上がりながら思ったこと。

昨年までは来たことどころか、なんの縁もゆかりも無かった外国で、今この様に親しくさせて頂けるご縁を頂けたことが、なんだか不思議でなりません。

しかも、(遅ればせながら)FB上で友達として繋がってみると、日本での私の何気ない投稿をシェアしてくれていたことが分かり、実際に会っているとき以外にも興味を持ってくれていた事にびっくり! その他にもこの拙い日記のアップをRSSでチェックしています!と、言って頂いたりと、恥ずかしい様な、うれしいような、、

とにかく感謝するしか無い訳ですが、思ったのはリアルもバーチャル(ネット上のことをこう言ってましたね)いつも同じ様な『在り方』そして『行動』を取り続けることの重要さです。

ビジネスにおいてまず重要な事は一貫性。

自分自身が目指すもの、自分の強み、そして提供出来る価値、それらを自分の影響の輪の大きさを意識して、今出来ることに集中すること、そこに一貫性が有って始めて人様から認められる様になると思っています。

ま、人間なんて迷うことも悩むことも多々有るわけですから、全ての判断が間違いなく一貫性を持っている、なんて事は無いのかも知れませんが、せめて本来目指す有るべき姿だけは見失い事無く進んでいこうと、改めて思いました。

 

MAIさん、田中さん、今日は本当にありがとうございました。

今後もなにかとお世話になると思いますので、どうぞ宜しくお願い致します!

謝謝!

夜市
夜市

ゼロエネルギー推進化住宅採択!

7月28日 晴れ、現場日和。

夏空

快晴過ぎるくらい快晴の週の立ち上がりは現場からスタートとなりました。

着工中の重量鉄骨造の新築住宅の現場にてアンカーセット。

トランシットで墨出し。
トランシットで墨出し。

現場担当のコムさんと、溶接修行中のさとーくんと一緒に作業服を着込んで朝から現場へ、

打ち合わせに現場に立ち寄ってくれた設備会社のMさんが、こんなことまで自社工事でやっちゃうんですか!すごいな、と言ってましたが、確かに大工の仕事ではありませんね。(笑)

私としては、建築会社としてしごくアタリマエのコトなのですが、最近、私たちが施工するのは鉄骨造の建物よりも圧倒的に木造住宅の新築が多い事もあり、溶接機を焚いてアンカーボルトを据え付ける様なことはめっきり減ってしまいました。

なので、すみれの社員職人が誰でも出来るってことは有りませんが、このような建物の(文字通り)基礎となる精度を求められる工事を自社で出来ることが私たちの大きな強みだと思っています。

佐藤 一広さんの写真

おいおい、ヘルメットはどうした!と、サトー君に証拠写真を盗撮されてしまいましたが、、(笑)

すみません、、以後気をつけます。。

 

圧倒的に木造の建物を建てることが多い理由の一つに、鉄骨で建てる建物と同じモノが木造で建てることが出来る様になった。という事が有ります。

モチロン、梁の大きさや柱位置、スパン割りなど、全て同じとはいきませんが、使い方の工夫次第によっては構造として成り立つことが多く有ります。

私自身、鉄骨の建物に住んでいる経験から言って、住宅として住むなら木造の方がいい、と思っていることもあり、鉄骨造で建てる様な案件も一度は全て木造で提案する様にしています。

建物の重量が違うので基礎、地業に掛かる費用が大きく変わる、と言うコスト面もですが、断熱性能が大きく違うのがその一番の理由です。

すみれでは、断熱、気密、そして省エネに留意して住宅で使う1次エネルギーをゼロにすることを目指しており、その為には熱伝導率の低い木造の方が性能が上げやすいと言う訳です。

 

で、お題目は本日国土交通省から通知が来た件、Yahoo!ニュースでも話題になっていました。

こちら、

ゼロエネに関するニュースYahoo!ニュース

今回は私たちが推奨するゼロエネルギー住宅のプランを3つ提案してその全てが認定、採択されることになりました。

住宅を建てられるお施主様には性能を担保される、と言うだけではなく165万円の助成金の交付が行なわれるという事で、お得に高性能な住宅を建てて頂くことが出来ます。

冷静に考えれば個人住宅を建てるのに国から税金を拠出されるなんておかしなことです。

年々厳しくなるエネルギー事情に晒される日本では、住宅の消費エネルギーを削減することは必須となっているだけに、エネルギーを使わない住宅を普及させたいと言うのはよく理解出来ますが、、

それにしても、165万円と言うのは結構な金額です。

今年度で最後の助成事業と言われておりますので、これから家づくりをお考えの方はお早めにお問い合わせを頂ければと思います。

 

「ま、いっか」をまず見直そう。

7月26日 引き続き快晴。

河川敷の楠

しかも週末。

どう考えても仕事してる場合じゃない様な天気でしたが、エンドユーザーを対象に営業する会社にとって週末はメインのお仕事日です。

今日も朝から夕方日が沈むまでガッツリとお客様先や事務所での打ち合わせに分刻みの予定をこなしました。

お時間を頂きました皆様、ありがとうございました。

実務以外の仕事もこのところ立込んでおり、私が担当するお客様にはご迷惑をおかけしておりますが、出来るだけ急ぐ様に致しますので、ご理解頂けますよう宜しくお願い致します。

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実は今日、お客様先に謝罪に行きました。

リフォーム工事をしてお引き渡ししたあとに、工事前に無かったキズがいる、とのクレームを頂いたのです。

担当者と一緒に現場に行って確認したところ、確かにいつ、誰がキズをつけたかは定かではないにしても傷ついている箇所がいくつか有りました。

欠けてしまって交換しなければならないものは手配をし、補修出来そうなものは出来る限り、分からない様に補修させて頂きます。と、謝罪をしたら、お客様は快く了承してくださいました。

お客様からご指摘を受ける前に、気付き、直しておくことが出来なかったのは非常に残念なことでしたが、もう一度チャンスを頂けたのですから、現場で担当者に頑張ってもらって信頼を回復出来る様にしたいと思います。

 

さて、お題目は今社内で回覧している『夏の課題図書』のこと。

先日、このブログでも紹介しました、『日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則』です。

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則

 

これ。

自己欺瞞についてのケーススタディーの本でして、出来ることならスタッフ全員で自己欺瞞に陥る理論というか、パターンを共有することが出来ればと思い、社内で回覧することにしました。

すみれの事業の大きな柱である『リフォーム』と言うのは非常に難しい工事で、既存の建物を利用しながら綺麗に改造していきます。全てを交換してしまえばいいのですが、まだ使えるものは使った方がいいし、何から何まで新しく、と言うのはコスト的にお客様への負担が大きくなります。

しかし、実際に工事が始まると工事範囲には入っていないけど、もう少し手当をしておいた方がいいコトが出て来たりもする訳で、その辺りをしっかりと見れる様にすみれでは現場担当者の職人が終始張り付いて工事を進めるようにしています。

それでも、そんなことに気付かなかったりもするし、気付いてもタイミングを逃してお客様に言いそびれたりすることもあります。

せっかく、綺麗にした家で住みたい!とリフォームをされる訳ですから工事が終わったあとで気になりそうなことは、工事途中であっても相談や提案をするべきなのは当然だと思いますが、なかなか完璧に出来ていないのが現状で、あとでやっぱり、ここも直しておけば良かった。とお客様に苦言を呈されることも有ったりします。

自己欺瞞と言うのは大げさな言葉ですが、簡単にいうと、

やった方がいい、言った方がいい、という自分の中の心の声を聞かずに、それをしなかった自分をなにかしらの理由を付けて正当化する。ということです。

人間誰しも聖人君子ではありませんし、全て正しいことばかりを行なうことは無理だと思っていますが、小さな自分の心の声に耳を傾けることで、少しずつ自己欺瞞をしてしまう『箱』から解放されて行くのだと思っています。

電車の中で座っていて、老人というにはまだ若そうな人が乗ってきて席を譲るか、どうするか、

散歩の途中にゴミが落ちていて拾って捨てるか、どうするか、

駐車場で車いす用の場所以外は遠い所しか空いていない時に、すぐだから、と停めるか、

駅の階段でベビーカーのお母さんをみて手伝うか、行き過ぎるか、

言わなければ誰にも分からない様なキズをつけた時に、報告して修理するか,黙っておくか、

居酒屋で料理をまわり人の分をに取り分けるか、自分の分だけ取るか、

一瞬、「あ、やったほうがいいかな、」と気付く心の中の小さな声が有るはずで、小さな声だけにスルーしてしまうことも多々有るとは思いますが、実はそれは小さな自分への裏切りであり、その声に真摯に向き合う方がきっと気持ち良く毎日が送れるし、周りの誰もが喜んでくれる様になると思うのです。

『致良知』

論語の中に有る、考えなくても善を発現する力をすみれメンバー全員で例え少しずつでも身につける様に出来れば、いろんなことがきっと良くなる。

と、信じてそうなって行くことを願いつつ、まずは周りにそんなことを知ってもらうことで自分自身に注意を喚起したいと思います。

実際出来てないことが多すぎますので、、(苦笑)

昨日と今日は変わらない。

明日もそうかも知れませんが、それでもゆっくりと、地道にコツコツ進んで行きたいものです。

人は変われるんや。

7月26日 快晴。

ゴーヤ

 

暑い日が続きます。

昼から大阪にてTOTOリモデルクラブの20周年式典があり、およばれに行きました。

3時過ぎに降り立った大阪駅周辺の暑いこと。

風が完全に熱風でした。

海と山に挟まれ、河川敷の隣で暮らしていることをありがたいことなのだと改めて感じちゃいました。

神戸の田舎暮らしで良かったです。(笑)

 

TOTOさんの式典では関西一円からリモデルクラブ店が集結しており、良く顔を合わせるメンバーから、もう何年も会っていなかった方々までまるで同窓会といった風情が有りました。

私が西神店会の会長をしていた4年程前までは、会議や会合で大阪に出向く機会も多く、その頃に頻繁にお会いしていた方々にはずいぶん懇意にして頂きました。

リモデルクラブの集まりの中で自主的に開催する勉強会に行ったり、来てもらったりとその当時は行き来も多く、学ばせて頂いたことも数多く、、今でもずいぶん感謝しております。

式典や懇親会場では、「久しぶりですー。」「お元気そうで!」という挨拶をしまくっていた訳ですが、2年以上会っていなかったかたは、私が毎日の運動で肉体改造をする前のイメージしか持たれていないので、会場内を探しても見つけれなかった、と言う方も居られて、、

痩せたなー、あか抜けたなー、若くなったなー、と言う声どころか、目の前に行って、「ご無沙汰しております。」と挨拶しても一瞬誰か分からない奈良の重鎮社長なども。(笑)

とにかく、皆様久しぶりにご挨拶が出来て良かったです、いい機会を頂いたTOTO社には感謝します、ありがとうございました。

 

お題目は式典のあと、例によっていつものメンバーと2次会に行き、その後ついでにもう一軒、と、誘われてのこのこついて行った時に思ったこと。

西神店会のプリンス的存在の若手O社長と、アニキキャラのO社長としっとりと飲み始めたのですが、その若手社長の明るい雰囲気にすっかりその場の空気を支配されてしまいました。

楽しく時間を過ごすことは非常に素晴らしいし、その場の空気をそのように持って行けることは誰もがしたい?と思っていても誰でも出来ることでは有りません。

数年前に彼が新しくメンバーに入って来られたときは、ディフェンスオーラを発揮して、オレ、若いけど、そこそこやっとるぜ、的な雰囲気を醸し出しておりました。

今と比べると、月とスッポン。(笑)

何を想い、何を目指して、どの様な行動を積み重ねたのかは定かでは有りませんが、とにかく凄く良くなった、と言うのを感じて、その話題を振った時に彼が言ったのは、

「人は変われるんやで、」

とのことでした。(確かに、)

 

昨日と今日は大して変わらない。

しかし、変わろうという意識を持ち、それまでとは違う意識の人たちの中に入って過ごせば、確実に変われるのだという事を改めて(大きく)実感した次第です。

プリンス、勉強に(ゴチにも)なりました。

ありがとうございました。

心謝。

木を見て、森を見て、枝葉もみる。

7月24日 夏晴れ。

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今日はスタッフと一緒に農作業の日でした。

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いい天気と言うよりは厳しい暑さと言った方がいい位の青空の下、わいわいと楽しみながら気持ちよく汗をかきました。

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農家のキャルファームの大西さんにご指導頂きながらの本格的な農作業。

はっきり言って建築の仕事とは関係が無さそうで、趣味か、と思われるかも知れませんが、私たちの仕事はただハコを作ることではなく、そこで健康に楽しく過ごして頂ける環境を作ることを目的としている以上、健康に直結すると言われる食べ物に無関心ではいられません。

建築会社ではありますが、近い将来、食も含めて、安心、安全の暮らしをご提案出来る様に成れればと思っています。

とにかく、慣れないフィールドで、プロに教えていただきながら必死に勉強させてもらっています。

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ま、必死というより楽しんでいるといった方が合っているようですが。(笑)

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夜からは社員や同業の経営者さんや従業員さん、コンサルタントの方など十数名(というより20名弱か、)の方にお集り頂いて『職人起業塾』なる勉強会。

暑いのに狭いセミナールームいっぱいの人となり、熱気ムンムンで開催しました。

今回で十一回目の開催ということで、一度今までの内容を振り返ってみよう、という事になり、起業するにあたって、または起業したあとビジネスモデルを構築するまでの初期段階のステップをまとめてみました。

ちなみに、私が提唱する9つのステップ。

1.経営者、経営幹部は意識を変えることから。

2.理念、生き様、人生の目的、一生のミッションを明確にする。

3.自分自身への投資、緊急性の低い重要な事へのアプローチを行なう

4.USPとコア・コンピタンスを明らかにする

5.ライフスタイル提案を行なうスキームを確立する。

6.ライフタイムバリューに着目し、フロントエンド、バックエンドの商品を持つ

7.リスクリバーサルを明確にし、顧客にも自社にもある潜在的なリスクを無くす

8.『義と利』信頼に重きを置く日本式マーケティングは持続継続の手法

9.目的と手段について明確にする事を常に考える。

今までの開催でこれらひとつ一つの議題に対して参加者それぞれに深堀をして来た訳ですが、今回の感想を聞いてみると、

「このように全体の流れを見てみると、それぞれが深く関係し合っていることに気がつきました!」

と言う声が聞かれ、私の意図がしっかり伝わっているとうれしく思いました。

木を見て森を見ず、と言いますが、やはり全体像を確認しながら、細部のディティールに拘って行くことが大事だと思っています。

次回からはまたこまかーなコトをつつきながらのディスカッションに戻ります。

木を見て、森をみて、全体の方向を確認したら、枝葉まで拘ってみてみたいと思います。

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

建築の実務と関係無いことばっかりみたいになってますが、すみれの事業の目的から外れている訳ではありませんので、念のため。(^_^;)

MISSIONの時代。

今日は久しぶりの名古屋へ、

名駅

全国から150社ものリフォーム事業者、その関係事業社が集まり、『共に学び、共に成長する』をスローガンに活動するJackというグループの一年に一度の全国大会が名古屋で開催されました。

2年前まで私が理事を務めさせて頂いていた頃から考えるとメンバーは倍増、今期は社団法人化して名実共に業界の一翼を担う、というより次のリフォーム業界の時代を作るような団体に成長した様に思いました。

しかも、皆さん元気な会社ばかり!

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今回は元スターバックスコーヒージャパン(株)最高経営責任者をされていた岩田松雄氏を迎えてご講演を頂いたり、リフォーム業界を塗り替える可能性を秘めているといわれるローコストリフォームへの取り組みの経過発表が有ったりと、いつにも増して大きな刺激と学びを頂きました。

これまでのこの会の活動は、販促や集客、マーケティングの情報共有が主なコンテンツとなっておりましたが、年数を重ね、メンバーが増え、社団法人となったことでもっと社会的な責任を担う方向になって来たと感じました。

その意味で、岩田松雄氏の講演はテーマが『MISSION』ということで、非常にタイムリーな内容だったと思います。

非常にいい講演でした。

お題目はその講演のテーマ。

松田氏のオフィシャルサイトから抜粋させていただきました。

*****ここから転載*****

MISSION

世界を変えてきた人たちは、何かに「突き動かされるように」生きています。

単なる自己の満足のためではなく、ミッションをもって闘っている。

その使命感こそが、人々の期待を大きく超え、感動をよび 社会を好転させる源泉になると私は信じています。

日本企業は窮地に追いやられていて働き手たちは望む目的を叶えられないことが多い。

だから「何のために」ではなく、「どうやって働くか」という働き方やスタイルを重視する人たちが増えてきました。

しかし、私は今こそ踏ん張りどころだと思うのです。

自らの働き方ばかりにスポットを当てている限り、人々を感動させることはできない。

重視すべきは「働くスタイル」ではなく、「いかに人々を喜ばせるか」だと信じます。

ミッションを掲げ、社会をかえる一翼を担うことだと信じます。

*****ここまで*****

なんの為に。

マーケティングを組み立てる前に、大前提としてその大命題に対する答えを問う時代がいよいよ来たという事なのだと思います。

Jackのメンバーの皆様、本日はとてもいい時間を有り難うございました、これからも皆様と一緒に一層、会を盛り上げていきたいと思います。

心謝。

ちゃんちゃらおかしいわ。

7月22日 3連休明けの火曜日、晴れ。

忙しい1週間の始まり、ということで勢いをつけようかと思い、今朝は少し早めにおきてアイドル犬チャックの散歩がてら近所のゴルフ練習場まで走っていって150発程ゴルフボールをひっぱたいてきました。

すると、本格的な夏の到来らしく、グングン上がる気温にいつまでたっても汗が引かず、結局一日汗臭いままデスクに向かう事に、、

テラスのゴーヤ

 

汗が少し収まるまでデスクをテラスに移しました。

ま、良い季節です。(笑)

 

夕方からは月に一度の勉強会、毎月欠かさずに大阪まで通い続ける『理念と経営』を考える経営者の会、独立起業を視野に入れて日々勉強中のコムさんを帯同しての珍しいスタッフと一緒に参加となりました。

経営者になるにはそれなりの知識と見識を持っていた方がいいよ、と常日頃口にする私の意図が少しは分かってもらえたような気がします。

さて、お題目はその会の中で出て来た設問です。

「子曰く、其の身正しければ、令せずして行なわれ、其の身正しからざれば令すといえども従わず」

という論語の一節を引用して、『其の身を正しく』という言葉についての解釈を求められました。

 

8年程前、何かの折りに『社長は何がしたいのですか?』と訊かれて、

『正しい事がしたいんです。』

と答えた事が有ります。

素直にそう思って答えたのですが、その時の私のキャラはそんなに真面目に正しい事だけを選択する、と言うタイプでは無かったようで、その場に居合わせた人に鼻で笑われた覚えが有ります。

ちゃんちゃらおかしいわ、と。

それは、その時の私にとってはなかなか屈辱的というか、衝撃的というか、ショッキングな出来事でして、自分が大きく変わらなければならない事を厳しく認めざるを得ないこととなりました。

そんなことが有って、『正しい事』について考える様になり、何か物事の判断を下す時に、刺激と反応の間の一瞬の時間を意識して、果たしてそれはお天道様に顔を向けれることなのか?と問う様になったのです。

もう一つ、その出来事がきっかけで自分はそんなに正しくない、という認識を持つ事になったという事が有ります。

人は確信を持ち、自分が正義だと思った瞬間に他人に対して厳しく当たってしまいがちです。ってか、お山の大将的な経営をしていた私は特にその傾向が強かった様に思います。

しかし、自分は正しいと思っていても実はそれほど正しくないし、本当の真理は果たして自分が今思っている事と完全一致することなどあり得ない、という事に気付いた時に、人を責める、詰めるといった行動をしなくなった(と言うより出来なくなった)のです。

『悪人正機』

自らの悪行に気付き、悩む悪人こそが極楽浄土に行くべきであり、そもそも、完全なる善人などこの世の中に存在するのか。

という親鸞上人の教えを深く噛み締めつつ、段々とおかしなことをせず、正しい選択を積み重ねる様になりたいものです。

『其の身正しければ、令せずして行なわれ、其の身正しからざれば令すといえども従わず』

目指したいと思います。

 

おまけ、7月は誕生日ラッシュです。

 

ゆきさん誕生日
ゆきさん誕生日おめでとう!

 

 

 

 

 

 

 

心を保つ。

7月21日 海の日、快晴。

近畿地方は梅雨明けとなりました。

ゴーヤのグリーンカーテン
ゴーヤのグリーンカーテン

確か先週の天気予報では週末に一雨来て、そのあとに梅雨明け、という事だったと思いましたが、いい感じで予想を裏切られ、3連休とも絶好の行楽日和。

海へ!山へ!と楽しまれた方も多かったようです。

 

私はというと、相変わらず、、、

そもそも建設業界に旗日無し、と昔から言われており、日曜日はお休みですが祭日はふつーに現場も進めるのが慣習となっています。

今年もゴーヤできました!
今年もゴーヤできました!

そんなこんなで仕事するにはもったいなさすぎる好天の中、残念ながら今日もお仕事に勤しんでおりました。(涙)

 

お題目は、今夜も遅くまでかかってしまった、残り3人を残すのみと、大詰めを迎えている個人面談でのコト。

昨日のブログでも状態をまず整える事の重要性を書き留めましたが、最近なにかにつけそこに着目する様になってきました。

その個人面談の中で個人的な課題、改善点は?という質問に対して、

「ミスをする事がまだ有るので無くしたい」

と言う答えが返ってきました。

で、改善点は、「気をつけます」とのこと。

じゃあ、普段から気をつけていないのか?

というとそんなことはなくて、大概の現場ではイージーなミスをする事はなくて、たまにやっちゃう、と。

それって、気を付ける事を忘れる、もしくは正確な仕事をする事より、時間内に作業を終わらせる事の方に優先順位が逆転してしまう時に起こるのでは?と聞いてみると、「そうかも知れません」と言ってました。

で、ミスをすると結局余計に時間もコストもかかってしまい、反省する事になる。

要するに、ミスの原因はうっかりする、という事ではなくて、本来の優先順位を見失う『状態』になってしまう事に有るようでした。

改善点は『気を付ける、』ではなくて、タフな条件が重なった時に、平常心を保つ、もしくはパニクりそうになる自分に気付き、自制する、自分を俯瞰してみる事を意識する事ではないの?という結論に至りました。

心を保つ。

最高のパフォーマンスは自分の力を最大限に発揮出来る状態を維持することで生み出せる。

というのはなかば常識のようなアタリマエの事では有りますが、個人でも組織でもその部分に焦点を合わし続けるのは出来そうでなかなか難しいことです。
しかし、継続的に意識する事によって徐々に無意識レベルまで身に付いて来る事だと最近思う様になりました。

ちなみに、私の場合は『グランディング』という簡単に言うと短時間の(地球、大地と繋がる)瞑想を毎日の習慣にする事によって少しずつ出来る様になって来ているのではないか、と思っています。

ま、ちょっとスピチュアル系では有りますが、、(^^;

ご興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さいね、ご紹介します。

けっこーいいんですよ。(笑)

3連休の終わりの夕日
3連休の終わりの夕日