吉田松陰の言葉に学ぶ。

2月5日 台北にて、曇り時々雨

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日本では寒波がやって来て、東京でも今日は雪との予報の中、運良く寒さを逃れて南国へ。

と、喜びながら機上の人となりましたが、桃園空港についてみるとまさかの雨。。。

あったかいんだからあ♬と鼻歌が出る事はありませんでした。(涙)

しかも、どうやら滞在中はずっとぐずついた空模様が続く様で、別に運良くでもなかった事を知る事に、、

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とほほ、、

 

といっても、日本に比べるとずっとマシと気を取り直すことにしましたが、考えたら去年の今頃も何回台湾に来てもずっと雨で、常にカッパを着てたのを今頃思い出しました。

こんなもんなんですよね、

そう言えば、沖縄で孤軍奮闘中のヨーヘーもこのところ曇りが多いとぼやいていました。(笑)

http://sa1109.jugem.jp/?day=20150131

 

行天宮
行天宮

台北に着いたら路線バスに乗り込み、まずは事務所の正面にあるパワースポットで商売の神様でもある『行天宮』にお参り。

とにかく感謝、そして引き続き宜しくおたのもうします、と、とにかくお願いをしておきました。

さて、お題目はフライトの間に読了した書籍のご紹介。

吉田松陰の言葉に学ぶ本気の生き様
吉田松陰の言葉に学ぶ本気の生き様

建築業界では有名なカリスマ社長、株式会社都田建設の蓬台浩明社長がつい最近上梓された最新書籍です。

吉田松陰の言葉を紐解きながら、どのように実務に落とし込むべきか、という建築会社の建築会社による建築会社の為の非常に分かりやすい本で、一章ずつにワーク形式の質問がついているという親切さ。

社内の勉強会の教科書にしましょ、と言う感じの一冊です。

『軍師官兵衛』ですっかり大河ドラマの面白さにハマった流れで『花燃ゆ』も慣性の法則(笑)に従って見始めて、盛り上がって来ているのを機に吉田松陰の関連本を今年は何冊か読もうと決めたのが購入のきっかけでしたが、まさか教科書だったとは。(笑)

著書の中で引用されている吉田松陰の言葉の中で私が一番心に留ったのは、

『士の道は義より大なるはなし。義は勇に因りて行なわれ、勇は義に因りて長ず。』

の一文。

幕末の激動期に一刻も早く日本を変えなければと生き急いだ印象の吉田松陰ですが、信義を守るという日本的価値観が義と勇という相互依存の関係性の中で永続して行くという事に着目されていたのに、感銘を受けました。

結局、今も昔もその辺りの根本はなんら変わらないという事だと。

読み物としては成り立っていない感も否めませんが、社内向けの教科書として採用させて頂きたいと思います。

また、誰がどこでこの書籍を奨めてくださったのか分かりませんが、とにかく、ありがとうございました。(笑)

明日は義と勇で新天地に向かってみます。

行天宮
行天宮

心謝。

目的と手段についての考察vo.26 〜『在り方の鏡』〜

2月4日   立春  晴れ

暦の上では今日から春、新しい節が始まります。

春節を迎える南京町 長安門
春節を迎える南京町 長安門

気持ちを新たに張り切ってと思いつつ、今日は水曜日なのですみれ事務所は定休日。

といっても私と言えば、そんなことには一切関係なく現場回り、(^^;

 

基礎鉄筋、型枠施工
基礎鉄筋、型枠施工

マーケティング部会のランチミーティングを挟んで、

現場回り、

三宮にて店舗改装工事中
三宮にて店舗改装工事中

現場調査、

空き店舗物件調査
空き店舗物件調査

現場回り、

マンションリノベーション完工検査
マンションリノベーション完工検査

現場廻り。

南京町突貫工事中!
南京町突貫工事中!

(手前味噌ではありますが、)各現場の担当者は工期に追われながらも、クライアントの要望に耳を傾けつつ、自分たちが作り上げる価値を見据えてそれぞれ頑張ってくれているように感じました。

工事終了後に長く続く顧客満足が工事のゴール(目的)だと言う意識がずいぶん根付いて来ている気がしてとても嬉しく思った次第。

てか、現場でのものづくりはやっぱり楽しそうです。(笑)

 

 

さてお題目は、先週のプロジェクト会議や自主上映会のテーマとして皆さんに訴えてきた「あり方」について。

マーケティングの最も根本に「あり方」があるというのが事あるごとに口にする私の持論です。

そのつながりをあまりしっかりと説明できてないな〜と思い備忘録としてまとめておきたいと思います。

わかりやすい例を世界一のマーケターと言われるジェイ・エイブラハム氏の有名且つ代表的な著書『ハイパワーマーケティング』から引用すると、(てか、梶貴美男さんのブログから拝借しました、、スミマセン。。)

 ある父親が、六歳になる息子に初めての自転車を買おうと、あなたの店にやってきた。ここで、父親は何を求めているのだろうか?ただ、自転車が一台欲しいだけだろうか?

いや、違う。父親が求めているのは、わが子に自転車の乗り方を教えるという人生で最高に楽しい経験を二人で味わうことだ。ちょうど、自分が六歳のときに、父親に自転車の乗り方を教わったように。この父親は、自分と幼い息子の思い出づくりを求めている。息子が口を大きく開けて笑いながら通りを走り抜け、「お父さん、見て。ぼく自転車に乗ってるよ!」と叫ぶ瞬間を求めているのだ。そうとわかれば、あなたはこの親子に、最高級で、店で一番値の張る自転車をすすめるだろうか?あなたはその父親にぜひ、こういわなければならない。

 

「私は今まで、何百人もの父親がわが子の最初の自転車を買いに来たのを見てきました。そして、これからあなた方親子がいかにすばらしい経験をするかも、よくわかっているつもりです。だからこそ、息子さんには、安めのモデルの方がおすすめです。小さなお子さんが初めて乗る自転車なのですから、木に突っ込んだりもするでしょうからね。」これで、自転車は売れ、しかもその父親にとって、あなたは信頼できるアドバイザーになった。

 

父親は、あなたが、ただ製品を売るだけではなかったと気づくだろう。あなたは、自分を「守ってくれた」のだ。父親は、あなたの店のクライアントになった。数年のうちに、彼の息子には新しい自転車が必要になるだろう。そのとき、父親は、どこに自転車を買いに行くだろうか?そう、よきアドバイザーであるあなたの店に違いない。

そのときこそ、もっと値の張る、店で一番高価なモデルが必要になるかもしれない。ひょっとすると家族中が乗れるようにと、何台もの自転車が必要かもしれない。そして、その息子が父親になり、自分の息子に最初の自転車を買うときがきたら、どこに買いに行くと思うだろうか?

 

要するに人から信頼を得るにはまず『あり方』を正すことであり、それが全う出来ればそこにはおのずと信頼、そしてそれに伴う利益がついてくるというのが『マーケティング』の根本的な考え方だと思うのです。

小手先のテクニックやノウハウでこんなことをしたら売れる!とか儲かる!と言うような話がたくさんありますが、そんなものを一生懸命勉強して身につけたところで、長く続くわけはなく、花火のように一気に咲いて一気に散るようなビジネスになってしまいます。

「あり方」を正して心から人のためを思うところから始まるビジネスこそ世界一長く続く企業が多い日本が誇る江戸時代から脈々受け継がれてきたスタイルでは無いでしょうか。

近江商人の『三方良し』がその分かりやすい例ですよね。

残念なことに現在は、本来、日本発の『マーケティング理論』が逆輸入のようなカタチとなってしまっておりますが、上杉鷹山、渋沢栄一、松下幸之助、ご存命の経営者で言うと稲盛和夫氏など、その理論を守られて卓越した業績を上げられた方は枚挙に暇がありません。

そしてこれは大企業だけの話ではモチロン無く、高度成長期の終焉による量から質の転換、そして人口減によるマーケットの縮小は、我々中小企業にとってももう一度、根本から在り方を見直す時代になっているということだと思います。

社内のメンバーはもとより、私たちとチームを組んでくださる全ての方々とこんな議論を重ねて行く事が事業を継続持続する手がかり、足掛かりになるのではないかと思っています。

そして、いままで長い間考察を重ねて来た『目的』と『手段』の問題は『在り方』という鏡に照らしてみる事で解決するのかもしれません。。

今まで延々としてきたネチネチとした考察はこちら、(笑)

https://shokuninshinkaron.com/?s=目的と手段

やっと、答えの糸口が見えて来たような。。。

 

梶さん、良い気付きを頂きました、いつもありがとうございます。(^^)

心謝。

神戸ラーメン紀行Vol.121

2月3日 節分 曇り

唐突ですが、只今すみれ事務所では先日自主上映会を行なった『日本一幸せな従業員を作る』ならびに配給会社NPO法人ハートオブミラクルさんの関連書籍等のグッズ販売を致しております。

世界で一番幸せな従業員を作るグッズ販売コーナー@すみれ
世界で一番幸せな従業員を作るグッズ販売コーナー@すみれ

映画の感動を深堀して自分達の事業に活かしたい!と思われる方は是非ともご購入下さい。

私にご連絡頂ければ配達も致しますので。(笑)

 

曇天の節分、今日も朝は現場からスタート。

鉄筋搬入
鉄筋搬入

節分と言うのは読んで字の如し、節を分ける日となります。

太陽の動きに合わせて一年を二十四の節に分けた二十四節気の中で重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬を四立というらしいのですが、その中でも最も重要なのは立春、明日です。

その節を分けるのが節分となり、(まだまだ寒いですが)冬の終わり、春の到来は新しい一年のサイクルが始まる事を意味します。

 

一年の終わりと始まり、気を引き締めて過ごしたいと思います。

 

そんな大事な日ではありますが、このところせっせと精を出し過ぎで溜まってしまうのもまずいので、いつものアレ、いっときたいと思います。(笑)

 

それでは、2015年2回目となる神戸ラーメン紀行vol.121いってみます!

 

まずは地元、第二神明大蔵谷インターおりてすぐ、何度もお店が変わってきた場所に新しいお店が出来てました。なんと、替え玉、替え飯を一度すると、次回の無料券がもらえて永久に替え玉が無料!という斬新なサービスをされておりました。

良くありそうなサービスですが、『言い切る事』は大事ですね、モチロン試しておきました。笑

トンコツラーメン超半熟煮卵入 780円 — 場所: ラーメンこがね家 大蔵谷店替え玉永久無料の店!(^ ^)<br />
トンコツラーメン超半熟煮卵入 780円

お次は男の純情ラーメンという何となく気になるキャッチのごっつ系のお店。自家製辣油はマイルドでした、極彩色のラーメンに若干圧倒されつつも、美味しかったです。

情熱担々麺 780円— 神戸ちぇりー亭にいます。あったかいんだから〜(^ ^)<br />
情熱担々麺 780円

3杯目は神戸で元気印の居酒屋チェーン店の鶏に拘った一杯。鶏ガラだとあっさりですが、なんと鶏コツということで骨の髄から鶏の味を抽出しておられました。こってりの食感であっさりしたスープは独特の世界観です。^^

鶏こつ味玉麺 740円— 場所: 三代目 やぶ家新長田やっと、来れました。(^ ^)<br />
鶏こつ味玉麺 740円

 

4杯目は兵庫の大仏さん近くで女性4名で切り盛りされている人気店。丁寧な仕事をされていると自然にお客さんは増えて来るものだと感じました。モチロン、スープも丁寧に本場徳島ラーメンバリに辛いです。

徳島ラーメン 豚バラ 650円— 場所: 徳島らーめん大萬女性ばかりで切り盛りされてるお店、丁寧にされてるなーと思ってたら、満員の繁盛店になってました。<br />
徳島ラーメン 豚バラ 650円

 

お次は三宮駅前、阪急裏の有名店、プチリニューアルをされてレパートリーを増やされてました。まーまー本場の味と言って良いのでは無いでしょうか、立ち食いにしては少し高めに設定。^^;

久留米ラーメン 700円— 山笠ラーメンにいます。プチ?リニューアル?<br />
久留米ラーメン 700円

 

5杯目〜、実はクライアント先でもあり、いつもは天婦羅そばで御世話になっているのですが、先日店の前を通りかかってラーメンがある事を発見!早速行ってみました。

とにかく迅速!しかもコスパは抜群!やっぱ立ち食いってこの両立が重要な気がします。是非一度お試し下さい。(^ ^)

ゆず塩ラーメン 390円 — 場所: 都そば 三宮ゆず塩ラーメン 390円<br />
迅速しかもやすっ!(^ ^)

 

今回の〆は(私の中で)神戸名物として一押しの神戸牛の甘みをスープから感じられる逸品というか一杯。

あっさり濃厚!と言うのが素直な感想ですが、あまり見かけない牛骨のラーメンは奥が深いような気がします。この辛めのヤツ、おススメします。(^^)

赤い神戸牛辣麺 830円— 場所: 神戸牛 八坐和赤い神戸牛辣麺 830円<br />
あっさり濃厚!(^ ^)

 

昨年、一回だけラーメン食べて毒を吐きましたが、やっぱり後悔しています。

今年は笑顔でラーメンを食べ続ける事を目標にお店のチョイスもしつつ、ボチボチと継続して参ります。

明後日からはまたもや台湾に出張、次回はたぶん台湾特集となりますのでご期待下さい!(笑)

ごちそうさまでしたっ。

職人進化論。

2月2日 曇り時々晴れ

メリケンにカモメ
メリケンにカモメ

2月が始まりました。

明日は節分、明後日は立春。

まだ寒い日は続きますが、暦はもうすぐ春。

そして、二十四節気の節切りでは立春を新しい年の始まり、根拠はありませんが、何となく、良い事が起こりそうな予感がします。(笑)

 

そんなことを思いながら週の立ち上がりを迎えていたら、午前中に来社頂いた顧問の川西社会労務士が、『高橋社長の気の回りが2月から一気に良くなりますよ。』と断言してくださいました。

川西先生とのジョイントベンチャーで立ち上げる新規事業の打ち合せということで、これ以上無いいいタイミングだったのではないかと思います。(笑)

 

新規事業と言っても、別段特別に新しい商売を始める、と言う類いのものでは無く、以前からずっと継続して来た職人向けの支援事業を「整理して使いやすいコンテンツにまとめましょう、」という事で、昨年行なった『職人の為のマーケティング基礎講座』を社内研修で行なってみたい、というオファーもいくつか頂いていることもあり、そろそろリリースする準備を整える事に成りました。

 

すみれの事業の目的を叶える為のミッションに、『職人の社会的地位の向上』というものがあります。私の悲願でもある訳ですが、それを実現する為に現在もコツコツと小さな取り組みを続けている取り組みの一つに、『職人の知的労働者への転換』があります。

簡単にいうと、今まで職人として求められてきた専門的な技術力だけではなく、職業人として価値を作れる力、平たくいうと、稼げる技術を身につけるべきだと言うことです。

 

良い仕事をしても、誰にも気付かれず評価されなかったり、

抜群の仕事をしても顧客の要望に沿えてなかったり、

手間をかけて良い仕事をすると費用が掛かる事が説明出来なかったり、

そもそも取っ付きにくいという理由で敬遠されたり、

 

卓越した技術を持っていても、思う様に仕事が無いという職人は世の中にゴマンといて、その人達は若い世代に「こんなに儲からん仕事はやめておけ、」と言われます。

建築業界だけに限らずですが時代は刻々と変化しており、その変化に適応出来るものだけが生き残れる。ダーウィンが進化論が示した理論は旧態然とした慣習が多く残る建築業界にも当てはまると思います。

 

深刻な職人不足に陥る寸前の建築業界において、これからの職人に求められるのは、(技術力はモチロン必要ですが、)職業人として他業種の人達がアタリマエの様に習得している常識的なスキルです。

その中で特に重要なのは『伝える力』と『聞く力』、要は『コミニケーションスキル』だと考えていますが、その基本スキルの次に身につけるべきは『マーケティング力』だと思っています。

一般的にはアタリマエ、でも長い間、ガラパゴス島の様に閉ざされた環境にあった建築業界ではこんなスキルを身につける為に勉強をするなんて非常識極まりなかったのです。

現在、現役バリバリで活躍している職人さんの殆どは50代〜60代、あと10余年で続々と引退されます。これは需要と供給のバランスだけの話ではなく、大きな問題がいろいろと派生して起こる事が予想される中、これから大きな転換期が来る事は間違いありません。

今から職人は進化しておかなければならないと思うのです。

そんなこんなで、職人上がりの私が咀嚼した世界ナンバーワンのマーケターの理論を、『職人の職人による職人の為の飯が食えるシクミ作り』で基礎知識として広げて行ける取り組みをしていきたいと思っています。

今日の打ち合せでアウトラインが固まりましたので、もうすぐです。

お待ち頂いている方は楽しみにしておいてくださいね〜。(笑)

光る海が見える現場
光る海が見える現場

 

おまけ、昨日は娘と久しぶりの映画デート、

『亀ちゃんの亀ちゃんによる亀ちゃん(ファン)のための映画』を見て来たついでに話題の、

壁ドン!

壁ドンされるおっさん^^;
壁ドンされるおっさん^^;

アホですね。(^^;