セールスの苦手な職人さん達へ。

3月7日 雨

雨のお陰か、あったかい一日でした。

3月に入ってもう一週間が過ぎました。良く降った今日の雨も、もうそろそろ春雨といっても良さそうな、、

春と言えば、ゴルフシーズンが始まり、春スキーが楽しめ、花見や登山などイベントごとに事欠かない、楽しい季節。(遊びばっかり、、苦笑)

そんな季節のスタートに、来週は社を挙げてのイベントを企画しております。

スペシャル感謝祭
スペシャル感謝祭

名付けて、『スペシャル感謝際』

TOTO西神ショールームの10周年を記念してこれまで支えてくださったお客様に感謝の気持を込めて、楽しんで頂ける催し盛りだくさんの企画をTOTOリモデルクラブのメンバーの皆さんと一緒に考え、合同でスペシャルなイベントを開催します。

おでかけにはモッテコイのこの季節、是非遊びに来てください!

http://sumireco.co.jp/event.php 

告知はこれくらいにして、、(笑)

今日はしっとりとした天気に合わせた訳では有りませんが、一日中事務所に引き蘢っておりました。

昼からはMKTMTG(マーケティング部ミーティング)、夕方からは工務部のメンバーと社内勉強会と完全に内向きに過ごしました。

外向きの活動に比べ、内向きのそれは対応、対処といった短期的なものではなく、中長期の目標や計画に対するアクションです。

定期的にこのような時間を持つことで、すぐには成果も効果も出ないかも知れませんが、長い目で見るときっと目指している方向に少しずつステップアップして行くと思っています。

MKTMTGでは改良を続けているHPについての検証と改良点を中心に議論をしました。

今日の結論は、そもそも、すみれは営業職がいない会社で有るにも拘らず、HPでは良くありがちな、売り手目線の呼び込みになっていないか、という事でした。

普段の営業姿勢は、モノ作りに真摯に向かい合い、現場で顧客満足を勝ち取ることを中心に、適正価格を提示する誠実な見積りと丁寧な設計をお客様に理解して頂くことで成り立っています。

したがって、営業力ゼロ、(苦笑)

おかげさまで今年に入って工事のオファーは既に100件近く頂いており、そのすべてがリピート、もしくはご紹介による新規案件です。

そんなスタイルと同じトーンをHPで表現することですみれらしさをご理解頂ける様になるのではないか、という結論に達しました。

随時改良、改善を続けているすみれのHP、たまにチェック頂ければ幸いです。

http://sumireco.co.jp 

夕方からの勉強会も同じような話。

人を行動に誘う影響力のについて、工務のメンバーとセッションを行ないました。

(外資系)セールスマンのバイブルと呼ばれる『影響力の武器』という書籍を例にとって実務におけるすみれの営業のシクミについて(事細かな)説明も。(笑)

メンバーにとっては耳にタコができる、いつもの話の繰り返しでは有りますが、繰り返し復習することによって、皆の血となり、肉となると思っています。

ロバート・チャルディーニ博士が著した影響力とは、顕在的、又は表面的な影響力の使い方であり、また消費者に向けてその予防策です。

実際の生活の中にそこに書かれている事例やテクニックは頻繁に使われており、「たしかになー」と唸る部分も少なくないのですが、私たち日本人にとってはどうも上っ面を滑るテクニックやノウハウに終始している印象も否めません。

 

私たち、モノづくりに従事している企業は得てしてセールスべたで、実際、営業ノウハウ等持ち合わせない上に才能も有りません。

要するに売り込みが苦手、、(苦笑)

 

そんな我々が目指すのは、セールス(顕在的な影響力)ではなく、マーケティング(潜在的な影響力)であり、ドラッガー博士が言った、「マーケティングとはセールスを不要にすること」を実践するしか無いと思っています。

表面的な影響力の武器(セールス)を使うのでは無く、潜在的な影響力=在り方や理念を体現することで、信頼を積み上げて行く(マーケティング)しか無い、ということを延々と説明しました。

ここが良く理解しておけば、顧客からの信頼を勝ち取り、結果、成果を現場で見せてくれると思いますし、それが私たち職人会社としての工事店の強みだと思っています。

本物の時代がもうすぐやって来る。そう言い出して暫し経ちますが、絵空事ではないのを日々実感しているのも正直なところです。

スタッフと力を合わせて、卓越した職人集団へのステップを駆け上がりたいと思います。

社内勉強会打ち上げ〜
社内勉強会打ち上げ〜

そんなこんななので、みんな宜しく!(笑)

 

火天の城

3月6日 快晴

今日は朝から現場へ。

海の見えるsumika
海の見えるsumika

天気予報に従って、雨で延期を2回も余儀なくされた新築工事の上棟が中国に出張に行っている間に行なわれていたので、早速現場に見に行ってきました。

海の見えるsumika
海の見えるsumika

立ち上がった建物の中に入ると、思っていたとおり、と言うよりも思っていた以上に気持の良い眺望がリビングダイニングから開けており、図面で見るのとはまた違う印象の空間に暫し見入ってしまいました。

 

上棟に立会えなかったのは残念ですが、現場を守ってくれるスタッフがキッチリと進めてくれて、一日で棟上げ、屋根仕舞だけではなく、外壁の合板張りまで進めてくれていたようで、本日のサッシの搬入に合わせて外部の仕舞も目処がつく勢いでした。

淡路島が一望
淡路島が一望

早ければいいというものでは有りませんが、早いのは仕事の段取りがいいという事でもあり、得てして仕上がりも良くなったりします。

(手前味噌ながら、)頼もしい限りです。(笑)

と、言いつつも現場の中に入ると、すぐに職人の仕事にケチを付けてしまうのは、長年染み付いた癖みたいなもので、今日もグチグチと応援に来てくれている若衆に小言や指摘を言ってやりました。(笑)

梅の花
梅の花

さて、お題目は久々に、小説のご紹介。

 

火天の城
火天の城

ビジネス本は読むのをやめた、と言いながらも、(ミーハーな性格が禍して、)話題に上る本はつい取り寄せてしまうので最近、また小説から遠のいておりましたが、これではいかん、と積み上がった専門書を尻目に読みたかった歴史小説に取り掛かりました。

『火天の城』

たしか、アマゾンで30円くらいで買ったと思うのですが、素晴らしい本でした。

乱暴且つ超簡単に言ってしまうと日本史上唯一無二の天才にして英雄の(←私見です。笑)織田信長に仕えた棟梁の物語で、日本で初めての高層天守(天主)を備えた安土城築城と亡滅の物語です。

あまり文献も残っていない安土城の築城を良くこんなに細かな描写で書上げることが出来たものだと関心すると共に、現代の様に道具が無い時代に人力で壮麗な建築を作り上げて来た先達の苦労と技術の凄まじさを垣間みた気がしました。

とにかく、久しぶりにのめり込む様に読めた一冊でした。(以下、ネタバレ御免なので、読もうかな、と思っている人は飛ばしてください。笑)

 

安土城復元CG
安土城復元CG

圧巻だったのは、天主を支える大通し柱を調達して来るくだり。

日本の歴史を通じて初めてとなる七層の天主を支える大通し柱の大きさは一尺五寸角、長さ八間の柱。というと、メートル法に直すと、太さ45.5cm角、長さ14m56cmの桧の正目の材となります。伊勢神宮の遷宮用に御神木として守られているものを伐り出して木曽の沢からを切り出して運んでくるのですが、丸太にすると末口が二尺三寸、元口になると五尺!なんと口径1m515cmの怪物のような御神木です。

想像しただけでもぞっとする、小説と分かって読んでいながらも鳥肌が立つような物語になっており、史実に忠実に基づいているとは思いませんが、実際にこの物語に近しいことを行なったのだと思うこともあり、手に汗を握りながらストーリーの中に入り込んでしまいました。

その他にも、全国から集めたといっても過言でないくらいの多くの番匠(大工)をまとめる棟梁、岡部又右衛門が口にした心に残る言葉やエピソードがいくつも有るのですが、最も唸らされたのは、信長の一言で土壁に石を混ぜ頑強にする変更の結果、天主の外壁が沈むという大変な事件の対処、「木に聞く、」と、木曽から運んで来た大通し柱に耳をあて、瓦が載り、土壁が塗られてもの凄い荷重がかかる天主を支える大通し柱の根元を切り飛ばす場面。

職人魂が震えました。(笑)

人工の計算をすると天主を立ち上げ、造作をして竣工するには大工だけで一三万七千七百人、他の職方を合わせるとその何倍にもなる人々が集まり、それを三年で竣工させたというのは想像出来ないくらい凄まじい工事だったのだと、日本で初めての高層建築の事業に想いを馳せつつ、規模も質も全く違いますが、出来るのか?、間に合うのか?とドキドキしながらクライアントの依頼を請け負って来た今までの自分と重ねてみたりして、単なる歴史小説とはひと味も二味も違う強く印象に残る1冊となりました。

 

職人の皆さん、Amazonで30円ほどで買えるこの感動、是非味わってください。(笑)

悩み、迷う時間が生み出すもの。

3月5日 曇り

気持よく中国でのミッションを終えて、昼の便で関空へ帰ってきました。

煙台国際空港
煙台国際空港

海外での面接とあって、ワンチャンスを逃さない様に、短い時間で集中しすぎたのか、それともフルマラソン完走後のリカバリータイムのピークが来たのか、長い晩餐のあとホテルに戻るとそのまま寝落ちしてしまいました。。

寒くて目覚めたら明け方、ベッドの上。こりゃいかん、と二度寝をしたら寝過ごしてしまいましたが、珍しくしっかりした時間寝たような気がします。。

疲れてたんやなー、なんて思いましたが、よく考えると直接の原因はこれ?

白酒
白酒

大陸の北部では乾杯!と杯を重ねる古式ゆかしい習わしが共通してある様で、南国のキツい酒とは若干違う飲み方をなされるということで、、

2日続けてずいぶん飲んだことに原因が有ったのかしら、なんて、、(笑)

燃える白酒
燃える白酒

なんと言っても(今密かに流行っているらしいスピリタスの様に、)ライターの火を近づけると燃えるくらいのキツさですので、(苦笑)

とにかく、疲れを癒しながらの移動の一日となりました。

 

さて、お題目は、今回の面接で実習生の採用に際して私が投げかけた質問から、

 

簡単な実地試験と個人面談を終えて、6名の中から3名を選び二次面接へと進んで私がその3名に質問したのは、

「日本で働き出して、指導係の先輩と一緒に現場に行き出して、もし、その先輩がルール違反を犯したのを見たとしたら、どうしますか?」

実習生の3人とも、「先輩にそれはいけないことなのでやめましょう」と言います。と、模範的な答えです。

「そして、上司に報告します。」とも。

「では、先輩に、上司に告げ口したら二度と一緒に現場に連れて行かないと言われたら?」

「上司にはだまっておきます。」とこれも3人とも(笑)

「では、社長に呼び出されて、現場でルール違反が有ったのではないのか、と問われたら?」

これには意見が割れました。

「しりません〜」とシラを切るのが一名、「先輩を裏切る事になるが報告します。」と言ったのが二名。

 

私はどちらが正解とは言いません。

現場での人間関係も重要ですし、組織としてルールの遵守が無ければならないのは自明の理。

そして個人的な倫理観や正義感に従った行動も重要です。

ただ、正義ってそんなに単純なものでもないし、そもそも大げさに正義を振りかざしている時に限って間違いを内包していたりします。

大事なことは『大きな目的』で本来目指すべき方向に向いて判断をしているか?という事であり、その方向性が間違っていなければ、社長に少々隠し立てする位のことは別段構わないと思っています。

だまっていることで、結果がいい方向に進み、『大きな目的』に向かっているのであれば。

今回の面接で私がこんな質問をしたのは、言葉が分からないので彼らが出す解答の細かなニュアンスが理解出来ないこともあり、質問を聞いてから、答えるまでの時間を見てみたかったからです。

どちらを裏切るか?という悩ましい問題はそんなに簡単に即答出来るものでは有りません。

こんな「もしも」の質問なんかバカバカしいと少しでも思うと、それはやはり態度に表れますし即答に近い返事が返って来ることになります。

仮定の話では有りますが、考えて、整理して、選択するその過程でどれだけ真剣にイメージをして、どれだけ真摯に悩んだかは言葉は分からなくても目の前で見ていれば分かります。

そんな彼らの態度を見ていて、今回もいい採用が出来たのではないかと満足した次第です。(^^)

 

迷い、悩み、決断する。そしてその選択に責任を負う。

その選択には成功も失敗もモチロン有るでしょうが、そんなプロセスを繰り返すことで魂が段々と強くなって行くと思っています。

人はお金や名声や快楽の為だけに生きているとはどうしても思えませんし、人生は魂を磨く為にある。と真剣に思っています。

『今』をいい人生になる様にコツコツと魂を磨きながら、半年後に日本にやって来る彼らと共に大きな目的に向かって進んで行きたいと思います。

 

 

 

おまけ、

煙台からの出国の際、ライターを全て没収されました。。

空港の喫煙室ではたぶんそのライターの再利用だと思えるこんなものが有りました、鉄の掟ですね、恐るべし。ですが、ちょっとディティールがね、、(笑)

煙台国際空港のライター
煙台国際空港のライター

遺言。

3月4日 晴れ 煙台にて

煙台の街
煙台の街

中国出張2日目、朝から早速、実習生の送り出し機関である煙台国際に面接に向かいました。

今回は関西技術協力センター協同組合のメンバー3社合同での面接という事で、20名を越す候補生がずらりと整列して待っていてくれました。

煙台国際の授業風景
煙台国際の授業風景

簡単な実技試験のあと、個人面談を経て、3名に絞り込んで二次面接と、たっぷり時間をかけて、2名の実習生を指名することが出来ました。

これから入国までに3級レベルの日本語の習得等、まだ越えてもらわないといけないハードルが有るので私の選択の結果はまだまだ先まで分かりませんが、ベストな選択が出来たと思っています。

家族を残して異国の地にやって来る彼らの人生が大きく飛躍するきっかけになることを切に願いつつ、「日本で待ってるよ、」と固い握手を交わして面接会場をあとにしました。

第3期技術実習生と記念撮影
第3期技術実習生と記念撮影

面接を終えて、今回の訪中のミッションがひとまず成功した夜、同行の協同組合のメンバーさん、送り出し機関の担当者、そして中国No1の実積を誇るまでになった煙台国際のyuu会長と夕食を共にしました。

通訳の趙経理を通していろんな話をしましたが、そんな中私がこれだけは聞いて欲しいと話したのは、中国人実習生事業を継続している理由。

今では国策とも相俟ってずいぶんと認知が広がった海外からの実習生の受け入れ事業ですが、関西でそのパイオニアとして奮闘されて規模を拡大されて来たのが、生前非常にお世話になった故嶋田理事長でした。

3年前、その嶋田理事長が急逝されたあと、協同組合の幹部の方が、法改正で建設業の受け入れ条件が変更された等もあって一時途絶えていた実習生の受け入れを再開してくれないか、と訪問されました。

強面のその幹部の方は、目に涙をうっすらと浮かべて、「故嶋田が最後に行なった『商品力の強化』の成果を見て欲しい。」と訴えられました。

実は、実習生の受け入れ事業は社内で賛否があり、工務部のスタッフに諮ると3年間という期間限定の人材よりも、もっと長い目で育てることが出来る若者を採用するべきだ、という意見が多数を占めており、当面実習生事業の再開は見送ることになっていました。

しかし、その幹部の訴えは、『商品力とは人間力と語学力だ!』と、当時どこの機関も取り組むことをしなかった、いや出来なかった実習生の来日時点での日本語検定3級の全員取得と、感謝力に重点を置いた日本式の教育を中国で実施する!と気を吐いていた故嶋田社長との勉強会でのエピソードを思い出すこととなり、社内の反対を押し切って、実習生の受け入れ事業の再開を決定することに私を決意させることになりました、

そして、その決断が現在の王くん、張くんの大活躍に至っています。

私自身、感謝することしきりですが、中国人実習生の受け入れに難色を示していた工務スタッフも配属された彼らのレベルの高さに非常に喜んで、助かっていると言ってくれており、また実習生の彼らも周りから認められる環境で加速度的に技術、語学の習得を早めてくれているのは嬉しい限りです。

と、そんなエピソードと共に、実習生と受け入れ企業の双方のこれからの為に、(為替の問題や、中国国内での賃金の高騰など、様々な問題は有りますが、)今のレベルを維持、継続してもらえますように、とyuu会長にくれぐれもお願いをしておきました。

故嶋田社長の夢であり、遺言です。と。

いろいろと難問も山積みの日中間のこの事業が民間レベルで少しずつでは有りますが、小さなWin-WInの関係を広げ続けることで『世界中の人に日本を好きになってもらう』という理念の実現に寄与出来ればと思っています。

『夢は叶う。叶うから夢なんだ』

嶋田社長、あの世から見てくれてますか?

運を天に任す。けど、

3月3日 曇り時々晴れ

天気予報ではおもいっきり雨の予報だったので予定していた新築現場の上棟を明日に延ばしたのですが、雨雲はどこかに行ってしまったようで、あまり降りそうにありません。

先日のマラソンの時の教訓で天気予報は疑う事無く、まるっぽ信じることにしたのですが、マメにチェックしてみると半日の間でコロコロ変わるし、思いの外頼りないことを再認識、結局、大自然には逆らえないし、科学技術の粋を集めても完全な予測なんか出来ないということですね。

運を天に任す、と言えば投げやりに聞こえてしまいますが、出来る事と出来ないことはハッキリと区別することが大事ってことなのでしょう、どーしようもないことって結構あるものです。

image

昼からは中華人民共和国の山東省、煙台に来ています。

受け入れから7年目、3期生となる中国人技術実習生の面接です。

現在、大活躍してくれている張くん、王くんの様に優秀な人材を採用出来るかどうかは、面接試験に集まってくれている6名にかかっている訳で、半ば運を天に任せる部分が大きいのですが、『優秀な人材を選ぶ』という私がコントロールする、役割をになっている以上、五感を総動員して最善を尽くしたいと思います。

人が人を評価する。

そして選択すると言うのは本当に難しいことであり、一度の面接で選ぶことが果たして出来るのか?という疑問をいつも持ちながら中国に来ていますし、私の選択が実習生として祖国を離れ異国にやって来る彼らの人生に大きな影響を及ぼすことに対する畏れもあります。

人とのご縁なんて、天気予報のようなもの、必死で探して、捕まえようとしても絶対にコントロール出来るものではありません。

しかし、運も実力の内、と言われる様に引き寄せることが全く出来ないとは思っていません。

天に委ねながら、出来る限りのことを尽くし切る。

頑張って見ます。

 

おまけ、

フルマラソン後のアイシングをしっかりしなかったので膝にダメージが残ってて、フライトは出来れば通路側をお願いします、とお願いしたところ、なんと!ビジネスクラスの席になってました!

運は我にあり!(笑)

 

ラッキービジネスクラス
ラッキービジネスクラス

 

 

 

試練は成長への糧やろ。

3月2日晴れ時々曇り

今日も日中は現場周り、完工現場のチェックと、新たに着工させて頂く物件の担当者への引き継ぎを兼ねた現場打ち合せ。

神戸牛源吉ファザード
神戸牛源吉ファザード

『神戸牛源吉』

デザイナーさんが入られただけのことはあって、凄いお店になりました。

神戸牛源吉 カウンター
神戸牛源吉 カウンター

オリジナルティー溢れる意匠と、デザインが醸し出す空気感に、流石!と唸りながら出来上がったお店の中を見て回りました。

オリジナル行灯
オリジナル行灯

デザイナーの尾前先生にも完全にイメージパース通りに出来ている、と言って頂いた様で、一安心、お店のオープンが楽しみです。

神戸牛高倉 現場確認
神戸牛高倉 現場確認

厳しい工期と高い現場品質の両立を目指して頑張った担当のイッペー君には引き続き次の現場も頑張っていい仕事をしてもらいたいと思います。(^^)

 

さて、気付けばもう3月。

今月が終わると今期の第一四半期が終わるということで気合を入れ直そうと密かに燃えております。

そんな3月の初っ端、昨日は二度目となるフルマラソンに挑戦してきました。

「淀川寛平マラソン」

淀川の河川敷の芝生の上を走るコースで寛平ちゃん主催ということもあり、吉本の芸人さんが若手中心に220人も参加されるという楽しそうなマラソンイベントです。

 

淀川寛平マラソン2015
淀川寛平マラソン2015

いかにも楽しそうな看板がかかっておりました。(笑)

 

が、しかし、当日は天気予報通り朝から本降りの悪天候。

それでも、そんなに土砂降りにはならんやろう、どうせ走って汗かいたら一緒やし、と暢気に楽観視して参加してみたのですが、冬の雨の中でのマラソンの過酷さを身をもって体験することとなりました。(涙、)

淀川寛平マラソン2015
淀川寛平マラソン2015

雨と風で体は冷え切り、手がかじかんでと言うよりしびれてiPhoneを手にとって写真を撮ることさえできませんでした。

軽快に走るはずだった芝生は雨で沼のように泥にまみれて、アスファルト部分は避けるところもない位に水たまりに。

そんな中でも、ふんどし姿で頑張ろう頑張ろうと声を出しながら走ってくれてる芸人さんもいて、それなりに楽しめたと言えば楽しめたような…

 

淀川寛平マラソン2015
淀川寛平マラソン2015

ゴール前の10キロぐらいはいっそう雨足が強くなり、走るどころか靴が脱げそうになるぐらいぬかるんだ足元に完全に心を折ってしまいましたが何とか完走、ネットタイムは5時間11分でした。

この(ボロボロの)完走証明書が全てを物語っている気がします。(笑)

淀川寛平マラソン2015完走証
淀川寛平マラソン2015完走証

ちなみに、今日のマラソンサイトによる昨日の参加者による昨日のレースの評価は見たことも無い40点台という低評価のレースとなってました、皆さんぼやきまくり(苦笑)

大会レポ
大会レポ

私も「雨の日のマラソンなんて二度と出場するものか!」と若干キレ気味に帰ってきましたが、温かいお風呂に入って冷え切った体を戻し、ビールを一杯飲むとやっと冷静さを取り戻して、ふと我に返って思ったことは、

肉体的、精神的にかなり追い詰められた今回のフルマラソン、目標タイムには届きませんでしたが一応最後まで走りきった事でC目標は達成できたし、高い負荷の中での完走は自信にも繋がるかも、

また、近年こんな厳しい経験をしたことがないよなー、と思い返し、それはそれで良い経験ができたのではないかと考え直しました。

きっと、次のレースでは天気が良いだけですごく幸せな気分で、42.195キロメートルの距離が長いことなど辛いなんて思わずに気持ちよく走れるような気がします。

試練を乗り越えてこそ人は成長するとよく耳にしますが、今回の経験は走ることに関してはずいぶんメンタル面で鍛えられたと共に、思い出に強く残る良いレースだったと思える様になってきました。(笑)

喉元過ぎれば熱さ忘れる。というか、風呂に入れば辛さ忘れる。ですね。

今となっては、試練を乗り越える機会を与えてくださった寛平ちゃんに感謝したいと思います(笑)

ぼやいてごめんねー。

伊川の夕暮れ3.2
伊川の夕暮れ3.2

PS.そんなこんなで(諸事情あり、)出場を取りやめたキヨちゃんの判断は正解だった、と思うと共に、こんな貴重な経験二度とできんかもわからんでー、と(負け惜しみではなく)言わせて頂きたいと思います。(笑)

キヨちゃん、堺シティーマラソン一緒にどう?