理論なんかなんにもならねーよ、残念ですが。。

10月19日 快晴

秋の草刈り中の伊川の河川敷
秋の草刈り中の伊川の河川敷

気持の良い秋晴れが続きます。

昨日の日曜日も、雲一つない青空が広がっており、どうにも身体がウズウズ、丁度先週、高砂の友人に頼まれていた電磁波測定の積み残しが有った事を思い出して、ここぞとばかりチャリンコでトレーニングを兼ねて走ってきました。

往復60km、いい天気なのに暑すぎる事もなく、時折吹く涼しい風はこの季節ならではの爽やかさ、最高でした。(笑)

高砂電磁波測定サイクリング
高砂電磁波測定サイクリング

 木を見て、森を見て、苗を植える

今日は朝から顧問の会計事務所さんとあと2か月半を残しての月次決算報告会。
年頭に立てた数値計画に何とか追いついて、年末は順当な(笑)決算を迎えれる様で、まずは一安心。

ですが、部門別に細かく見ると、当然、イケテル部署とイケテナイ部署があるわけで、目標を大きく割り込んでいる部署に対しては根本的な対策を講じる事を決めました。
根本的な対策というと、やっぱり『人』、またもや先行投資になりますが、新たな人材の登用、育成に取り組むコトを今日の決算報告で決定しました。

足元の進捗チェック、重要ですね。(笑)

月次決算、なかなか経営に反映出来ないんだよなー、っていう方はこちらを覗いてみて下さい。

http://www.hirookakaikei.com

月次決算報告会
月次決算報告会

しゃべりまくる週間、スタート

夕方からは、NPO法人ひょうご安心リフフォーム推進委員会の実行委員会、広報部の責任者として、理事の皆さんに新たな提案をしてみました。週末には消費者向けのセミナーの開催で、講師の大役も控えており、今後益々忙しく活発な活動になりそうです。

今週は、NPO活動の他にも、建築業界の集まりで、スピーカーの依頼を頂いていたり、自社で開催している『職人起業塾』の開催日があったりと、しゃべりまくる週間になってしまっています。

最近、喋る機会を頂く事が多くあるのですが、その殆どはやっぱり建築にまつわる業界の方々です。ところが、先日ご依頼頂いて、来月のTEDx京都の前日に長岡京市の勉強会?にて話させて頂く対象者は、『女子』限定!しかも、『ハイセンス女子』限定らしく、もう少し詳しく聞いてみると、にゃんと!「ハイセンス美人女子アーティスト」の集まりとのこと。

さて、どうしましょう(笑)

一応、「ものづくりに携わる立場からのマーケティング理論の概要と総論を話してくれたら良い」との事ですが、左脳的発想バリバリの建築屋のオヤジの理屈で共感を得られる自信は全くもってありまてん。(汗、)

実は、若干悩んでます。と言うより結構びびってます。(笑)

あれこれ思い悩んだ末出した結論は、先日、小田全宏氏にご教示いただいた、『何を喋るかよりも何を伝えたいか』に焦点を合わす事。

そう考えた時、全く異業種であり、しかもアーティストの女子たちに私が伝えたいことと言うと、『理論には一切の価値がなく、行動だけが結果を作る』ってこと。

なので、一応、スモールビジネスの理論構築の話をさせては頂きますが、実はこんな話あんまり意味無いよって話に着地してしまいます。残念ですが、、

でも、自分の強み=自分らしさをしっかりと見つめ直して、そこから生み出される『バリュー』を冷静に分析して、顧客価値を伝える影響の輪を広げる『行動』にコミットすることをもう一度整理して頂くのはそんなに悪くないのかな、なんて思っています。

あとは、「かわいー!」って言ってもらえる様なppt資料を作ってみるくらいで大丈夫かな?

智美様、そんな感じで如何でしょうか?(笑)

 

パンフレット出来ました!

おまけ、『職人起業塾 京阪神木造住宅協議会研修事業』のパンフレット出来ました!
デザインはhanauta Designさん、ロゴは一応、私の直筆です。
資料請求はお気軽にこちらまで、笑
http://sumireco.co.jp/question.php

職人起業塾パンフレット
職人起業塾パンフレット
職人起業塾パンフレット
職人起業塾パンフレット

 

 

 

人生を変えた1冊の本。

10月17日 今日も快晴

素晴らしい秋晴れの日が続きます。

舞子浜
舞子浜

原稿校正週間突入(苦笑)

今日は朝から、そろそろ佳境を迎え、アウトラインが固まって来た『知的資産経営報告書』の作成の打ち合せに行政書士の三佳先生のオフィスへ。
もう少しで出来上がりつつある『知的資産経営報告書』は、創業以来私たちが問題解決を繰り返しながら、改善していたこと、取り組んできた事がきれいに整理され、それらのプロセスとコンテンツがトータルしてすみれの企業価値として見える様になっておりました。
私の頭の中が丸み見えになった様なへんな感覚を覚えたりもしましたが、本来の暗黙知を形式知に昇華させるという目的は間違いなく達する事が出来そうです。

ま、思いの外テキストのチェックをしなければならない事が分かり、校正作業が書籍の出版と丸かぶりになってしまい、当分忙しくなりそうです。。。(苦笑)

 

進撃の巨人@グランフロント大阪
進撃の巨人@グランフロント大阪

昼からは昨日に引き続き大阪へ、(苦笑)

グランキューブで行なわれた盛和塾の公開経営セミナーで厨房機器業界で大躍進を続けられている福島工業株式会社の福島裕社長の講演を聴きに。
昨日、開催日を間違って(自分に、涙、)スカタンをくらい勝手にリベンジの意気込みで向いました。(笑)

が、少し早く大阪に着いたので、気になっていたグランフロント大阪に立ち寄って見ました。
イベント広場?のナレッジプラザで行なわれていた『コタツ会議』少しだけでも参加したいと思っての事です。

******ここから引用******

「こたつ会議 6回目」とは?

「社会を変える、大阪から世界を変える」を合言葉に展開している知的想像拠点「ナレッジキャピタル」と、その運営管理会社である株式会社KMOによって主催されるトークイベントが「こたつ会議」です。時代を率いる有識者がこたつに集い、独特のムードの中で意見を交わす、「見て」「聞いて」楽しいトークイベントです。
第6回目となる今回のテーマは「人生を変えた1冊」。各方面から集まったオピニオンリーダーたちが、本にまつわる熱い思いとエピソードを披露して、ナレッジキャピタルのコアバリューである「OMOSHIROI」を追求します。

2人の「こたつ会議亭主」の元に各界の識者が集う

「こたつ会議6回目」は1部と2部に分けての開催となり、それぞれ日本のバラエティ番組を切り開く放送作家の倉本美津留氏と、「水曜どうでしょう」の立役者でもある、北海道テレビディレクターの藤村忠寿氏を中心に行われます。
他にもスタンダードブックストア代表の中川和彦氏、漫画家の江川達也氏、インタビュアーの吉田豪氏など、本のプロと己の道を突き進む粋狂者が集まって、「今読むべき1冊のOMOSHIROI」について、熱いトークを繰り広げます。

本の「OMOSHIROI」を体感できる参加型企画も

さらに、一般募集の出店者がそれぞれのスタイルでダンボール一箱分の古本を売って、本屋気分を楽しめる「一箱古本市」や、自分にとっての「人生を変える1冊」で誰かの人生を変えることができるかもしれない「人生が変わる巨大ガチャガチャ@デイリーポータル」などの参加型企画も同時に開催予定。

出典:

コタツ会議
コタツ会議

 

人生を変えた1冊の本

福島社長の講演会まであまり時間がなかったので、コタツ会議を最後まで見届ける事は出来ませんでしたが、ニコニコ動画で生放送されていたので続きは後で探して視聴してみたいと思います。
ほんと便利な世の中になったものです。(笑)

こたつ会議に参加してみたかったのは会議の議題に興味があったからで、少し前にひょんなきっかけでご紹介頂いて喜多川泰さんと言う書籍愛に溢れた作家さんと出会ったこともあり、本の持つ力を最近再認識したところでした。実際自分自身を振り返っても本によって人生を大きく影響されたという実感があります。

私にとって、人生を変えた一冊と言うとなんといってもスティーブン・R・コビー博士の「7つの習慣」です。

今でもその本に書いてあった教えをかたくなに守って事業を行なっていますし、自分自身のあり方を見つめ直すようにしています。

先が全く見えない、将来に漠然とした不安を抱えながら、押し出される様に起業した際、一縷の望みをもたらしてくれたのがこの本でした。

なにかヒントがないかなー、と立ち寄った書店で手に取り、即購入した後、無我夢中で読みふけり、これでオレの人生、何とかなる。と確信めいたものを感じたのを今でもはっきりと覚えています。

そして、翌日から興奮気味にその本に書いてあった30日トライアルに取り組み、20年近く経った今もなおその時の気持ちを忘れずにいます。

まさに人生を変えた1冊。

7つの習慣
7つの習慣

 

(もう一度、)本について熱く語ろう!

あまりに劇的な変化を私にもたらしてくれたこの書籍はコトあるごとに紹介させて頂きますし、特に若い経営者の方には是非とも読んでみて下さい!と強く奨めます。
が、しかし、、分厚いからか、読みにくいからか、奨めた相手から「良かったです!これで人生が変わります!」というような喜びのレビューをもらった事が有りません。(苦笑)

どちらかというと、「あ、あれね、本棚に置いてますけど、そんなに奨められるんやったらもう一度読んでみましょうかな、」という反応が大半です。ま、世界で一番読まれているビジネス書と言われるくらいですから、皆さん一度は手に取っておられるのでしょう。

自分自身でもそうですが、以前に読みかけて、一度やめてしまった本ってもう一度読み返すのは非常にハードルが高いもの、そこにもう一度火をつけるには今日のコタツ会議のような本について改まって熱く語り合う場が必要なんだな、なんて思いました。

ありがたい事に、私の場合、喜多川泰さんのファンの集いなる『本について(定期的に)熱く語る場』を頂いております。(笑)
多分、そろそろ開催の時期?になると思いますので、楽しみにしたいと思います。
田中さん、杉本さん、ご連絡お待ちしております。(笑)

とにかく!『7つの習慣』まだしっかりと読み込めてない人は是非もう一度チャレンジしてみて下さい!改めて、絶対的におススメします!(笑)

コタツ会議
コタツ会議

 

無駄と不毛と直感力@de sign de > cafe

10月16日 快晴

大阪、中之島のリバーサイドのカフェにて、

de sign de > cafe
de sign de > cafe

久々にやってもたー(T T)

今日は店舗のデザイン、改装工事を生業とする建築会社と密接な関係がある厨房機器業界の風雲児と評され、業界を変える勢いで業績を伸ばされている福島工業株式会社の福島社長の講演会にお誘い頂き、ずいぶん楽しみにして張り切って大阪グランキューブにやってきました。

しかし、、

あろう事か、会場に着いても全く講演会が開催される気配がなく、よーーく確認してみるとなんと!明日の開催でした。。(涙、)

一体、何をやっとんねん!と自分自身に怒り心頭!

では有りましたが、やってもた事はしょうがない、、と(いつもの様に、笑)サクッと頭を切り替えて、中之島のリバーサイドにある『de sign de > cafe』なる気持ちのいいカフェで日がとっぷりと暮れるまでガッツリと仕事をさせて頂きました。(笑)

お店の方にはご迷惑だったと思いますが、一応少し気を遣って4回おかわりをしたので、店員の女の子も思いの外、親切な温かい目で見守ってくれました。(笑

de sign de > cafe
de sign de > cafe

無駄なこと。

意味も無く大阪にやって来て、なんちゅう無駄な一日を送ったのか、と言われても仕方が無い様な時間を過ごしましたが、私としては一切誰にも話しかけられる事も無く、デスクワークに集中出来たのはまんざらでもないと思っています。

世の中はすべからく表裏一体とよく口にしますが、無駄は得てして有意義な時間やコトやモノをもたらしてくれる様に思います。バスや電車での移動時間も有効に使えば事務所のデスクに座っているのと大した変わりは有りませんし、却って集中力が高まったり、インスピレーションが湧いたりする事も少なく有りません。

『無駄な事』と言えば、昔、取引銀行の担当者さんに言われた事を今も忘れられません。それは、

「社長、イマドキ職人を抱えて正規雇用するする様な会社がありますか?人材の在庫は無駄以外の何ものでもありませんよ、どこの工務店も外注にして必要な時だけ職人を集めているじゃあないですか」

と、言われた事。

その当時、確かに決算内容が芳しく無く、銀行の担当者さんにすれば、目先の収益を上げる事が最優先だろ、と思われても致し方無かったのも事実ですが、私としては事業の目的は目先の利益を上げる事ではなく、苦しい時、厳しい時代を共に頑張って来てくれた職人達を守る事だった訳で、、

悔しさに唇を噛んだ事を今も鮮明に覚えています。

今、振り返ってみると、(銀行マンが言った)無駄な事はすみれの強みとなって、非常に大きな経営資源になっています。

無駄は未来を連れて来てくれたのです。

 

不毛な事。

そんな経験もあり、私としては無駄な事をしてもにあまり違和感を感じないのですが、無駄とは別に、不毛な事には敏感に嫌悪感を感じてしまいます。

例えば、場当たり的な対処をして同じ過ちを繰り返したり、目先の得をとって、先に繋がる事のない行動を繰り返したり、何処までも平行線を辿ると分かっている人間関係を続けてみたり、、

毎日を過ごしていると、色んな出来事があり、問題が起こります。「明らかに不毛や、」と思う事も少なく有りません。

だからといって、問題から逃げたり、人間関係をぶった切ったりする事は有りませんが、無駄な事と不毛な事はそれぞれ判断をして一線を画す様に心がけています。

ちなみに、不毛の定義は、

デジタル大辞泉の解説

ふ‐もう【不毛】

[名・形動]
 土地がやせていて作物や草木が育たないこと。また、そのさま。「不毛な(の)地」
 なんの進歩も成果も得られないこと。また、そのさま。「不毛な議論」
とのこと。

原理原則論にコミットする私としては、一度は不毛な地も耕す事をするべきだとは思いますが、そもそも何の進歩も成果も得られない事も世の中には有るのだと認識する事も大事じゃないのかな、なんて思ったり、、

de sign de > cafe
de sign de > cafe

 

直感力を鍛える一日。

そんな風に考えると、無駄と不毛の境界線を自分ではっきりと持てる様にするべき、となりますが、これが非常に難しい。。

結局は未来に対しての種蒔きになり、糧になる、と思えるか、思えないかの自分の直感に頼るしかなく、しかもその結果はずいぶん先にしか見えてきません。

直感=感性が示す力を鍛えるしかない、と考えると、今日の川沿いのオシャレすぎる(Living & designのイベントも行なわれていた!)カフェで、(コミュニケーションをデザインする。という)アカリさんという同じ神戸のデザイナーさんとのひょんなご縁を頂いたりの一日は非常にいい時間になった!なんて、妙に納得してしまいました(笑)

奇しくも、私は只今『ゼロベースに立ち返って学び直すキャンペーン』を絶賛継続中です。

この機会にしっかりと感性を磨き、直感力を身につける学び、続けていきたいと思います。

学びの機会を与えてくれた、うっかりな自分に感謝します。(苦笑)

それにしても、、de sign de > cafeのスタッフさま、長居してすみませんでしたーーー。(笑)

信用と信頼についての考察。@創業117年のリフォーム会社

10月15日曇りのち晴れ

朝、愛犬チャックといつものように伊川の河川敷を散歩していた時は全く見えていなかった青空も、昼前には機嫌よく顔を覗かしてくれました。

今日は(祭りで湧く)ブライダル都市高砂へ。

電磁波測定依頼現場
電磁波測定依頼現場

 

財布を忘れたサザエさん的失敗。(涙、)

新築のご相談をいただいている物件の現場確認と、何かと仲良くしていただいている同業の方に相談いただいた電磁波の測定に向かいました。

せっかく高砂まで行くのだからと、(初めて!)会社訪問もさせていただき、社長にお時間を頂いて色々と情報交換などもできて良い時間を過ごすことができました。

魚橋社長、クリーミーカレーうどん美味しかったです、ありがとうございました。(笑)

残念だったのは、電磁波測定に行ったのに測定器を持っていくのを忘れたこと。
買い物に行くサザエさんじゃないんやから、と1人ツッコミを入れながら帰ってきましたが、また近いうちにお邪魔することになりそうです(笑)

柿の木
柿の木

創業117年のリフォーム会社の圧倒的強みと新たなチャレンジ

今日お邪魔した高砂の魚橋車はなんと創業117年の老舗の会社です。
地域密着どころか、地域と共に生きてきたことを強みとされて長年事業をされておられます。

私からすると、「すごいなぁ」の一言。

長年培ってきたその地にあり続けたと言う実績は何事にも変え難く、後発のどんな会社もその1点においてはどう足掻いても追いつくことはできません。
まだ創業して15年を迎えた程度の私からすると、うらやましい限りです。

しかし、長い歴史を誇っているからといってそれに甘んじていては成り立っていかないのが今の建築業界を取り巻く厳しい経営環境です。

長くやっとりゃ、えーってもんでもないのもまた真理。

老舗として圧倒的な強みを持つはずのウオハシ社の社長と専務も積極的に学びに出向き、今まで行なっていなかった不動産事業をはじめられる等、新しいチャレンジを次々と続けておられます。

長年にわたり地域と共に歩み続けた信頼と実績を誇る企業でさえ危機感を持って新しい取り組みに励まなければならない今の時代、翻って考えると我々のような社歴の浅い会社はよっぽど気合を入れねばなりません。アグレッシブに攻めの意識を持たないばならないと改めて思いました。

 

『攻め』の2つの道

そして、攻めの姿勢には2つの方向性があると思っています。

1つは外へ外へと広げていく方向。
広告宣伝に力を入れ、認知を広げ、顧客を増やし、事業所を増やし、継続的な増収増益にコミットすることを攻めの経営と言われる方も少なくありません。私もそれはそれで間違っているとは思いません。

もう一つの道は、内へ内へと深く入り込み、品質を高め、顧客に対するバリューに焦点を合わせて自分たちの存在価値を高めていく方向。本質的な価値にコミットすることによって、認知の拡大や顧客の数は自然と増えていくという考え方です。

私は、建築屋だけに何事においても、基礎を固め、土台を敷いて、その後に柱を立てて屋根をかけるといういたって建設的な思考をしてしまいます。土台を固めずにして大きな建物を立てるとちょっとしたトラブルや、外部環境の変化で全てがもろくも崩れさるとつい思ってしまいます。

 

はじめにインサイドアウトありき、の原則

そのように考えると、まず攻めるべきは社内の整備であり、法例に対する遵守であり、顧客接点の強化になります。そして、それを胸を張ってスタッフに指示できるように自分自身を攻めるべきだと思っています。

所謂、インサイドアウトという考え方になるのでしょうか。。。

スタッフと共に、一つずつの現場をしっかりと『顧客満足』という結果を残せるようにアフターフォローまでやり切る事によって、大手や、老舗の企業に負けない信用を得て、職業人として、また人間としてのあり方を見つめ直すことで人として、企業としての信頼を得続けることを目指して果敢に攻め続けたいと思っています。

 

信用と信頼こそが宝

今日は夕方から 工務部スタッフによる月次の現場精算報告会。それぞれの現場で利益を残すことは非常に重要、これが担保出来なければ企業としての存続はあり得ません。
しかしそれよりも大事な事は社の信用とそこにいるスタッフへの信頼だと意識を共有する場にしたいと思います。そして、それはただ安穏と目の前の仕事を片付けているだけで得られるモノではなく魂を込めて取り組まなければならない。信用と信頼こそが我々の宝であり、それは日々の積み重ねによって形作られるものだと。

ま、その為にはまず、自分自身信頼される人間になるべく精進しなければね、、

気張って攻めて行こ。(笑)

志を買う時代。

10月14日 快晴

水曜日。スミレ事務所は定休日。

いい天気やし、私も日曜日にランニング出来なかったツケを返すため、午前中は休みを取って、、
などと、頭をよぎりましたが、昼からの予定も詰まっていた事もあり、そこはグッと堪えてデスクワークに勤しみました。

去年の今頃は大阪マラソン出場を控えて必死になって長時間走の自主トレに躍起になっていましたが、今年は結局、神戸マラソン、大阪マラソン、姫路マラソン、東京マラソンと立て続けに落選、全滅の憂き目に会いちょっとテンションが下がっているのが正直なところ。
とは言え、フルマラソンより厳しいという噂もチラホラの六甲全山縦走だけはエントリー出来ちゃった(苦笑)ので、そろそろ本気でトレーニングに励まないといけないのですが、、、

昼からは三宮にて神戸最大のランチ会、『神戸パワーランチ』に出席の後、三宮、元町界隈を廻って来年着工予定の案件の現地調査を2件、打ち合せをこなしました。
それにしても、10月の半ばから来年のお仕事のお声掛けを次々頂けるとは、本当に嬉しい限りです。スタッフ共々気合いを入れてご期待に応えたいと思います。

 

さて、お題目

最近話題騒然?のクラウドファウンディング。

クラウドファンディング英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である[1][2]。ソーシャルファンディングとも呼ばれる
出典:Wikipedia

今日も、大阪の農家さんのプロジェクトに甚く共感して支援と言う名で野菜をどっさり購入してしまいました。そのプロジェクトはこちら、

*****以下転載(抜粋)*****

悪天候でも援農活動が出来るビニールハウス建築プロジェクト

このプロジェクトについて

土日に雨が降っても農作業体験ができるように、ビニールハウスを建て、食料自給率2%の大阪府で活動!未来の農業を担う農家の卵も応援!

みなさんはじめまして、くじらのペンギンハウスの花野眞典と申します。

私は大阪府の岸和田市在住で、6年前に会社員から独立し専業農家として働いています。地域の若手農家を応援するための団体「くじらのペンギンハウス」を立ち上げ、農業ボランティアを募り近隣の若手農家さんへの紹介等も行っています。

今回、さらに多くの方に気軽に農作業を体験してもらえるように、ビニールハウスの建築を検討しています。しかし、建築に必要な費用の一部150万円が足りていません。どうか皆様のお力を貸していただけないでしょうか。

全国的に、農業従事者は高齢化。後継者は全国的に不足しています。

みなさんご存知の通り、農業従事者は全国的に高齢化しています。農家の平均年齢は66才。会社員ならとっくに定年退職を迎えています。今後、遊休農地や耕作放棄地が増加することは容易に想像できると思います。

日本の食糧自給率39%に対して、大阪府の食料自給率はたったの2%!
足りない若手農業者。日本の農地はどうなる?!

私が暮らす大阪府下においても、次世代の農業を担う若手農業者に対して、円滑に農地管理の世代交代を行っていかなくてはなりません。しかしながら、若手農業者の絶対数が少なく、引き継ぎが間に合っていません。

そこで、次世代の農業者が育つまでの間、農業サポーターを募って共に農地管理を手伝ってくださる方を広く募集しています。

しかし、この現状に賛同いただいて、興味を持っていただいた方がいたとしても、普段会社員や学生をされている参加希望者がほとんどです。土日祝日等の決まった曜日にしか参加できません。更に言うと、天気が悪かったりすると参加することも難しくなります。

本業として農作物の栽培を行っている農家は、大雨など関係無しに毎日収穫作業をして出荷作業を行いますが、悪天候のなか、貴重な休みを使っていただいている一般の皆様に、負担が多い作業をお願いできないのが現状です。

ビニールハウスを新設!天候に左右されずに農業体験を!

そこで、天候に左右されずに、一般の方の農作業ができるようにするために、ビニールハウスをつくりたいと思っています。ビニールハウスがあれば、雨の日でも室内で野菜の栽培から、収穫作業までの農作業のお手伝いをいただけるようになります。

土日祝日、という参加日時に制限のある一般の皆様にも、農業体験をしていただける機会を安定して提供するためには必要不可欠です。

*****転載ここまで*****

私たちすみれも会社を挙げて近所の農家さんとコラボして農業研修を受けて、自分達で育てた安心できる安全な野菜を食せる様に農業に取り組んでいるのですが、実際、天候が悪いときは延期にします。

この若い農家さんが訴えている事が自分の事の様に良く理解出来ましたし、若手の入職者が激減して作り手の引き継ぎが行なえていない現状は私たち建築業界でも全く同じ悩みを抱えており、何とかせんといかん、と言う気持ちも痛い程分かります。

その志に、微力ながらも応援したい!と素直に思ってしまいました。

プロジェクトの成功を祈りたいと思います。

 

キャルファームさんがニュース番組で特集

若者が魅力を感じなくなってしまった職業は職人や農家は、指をくわえたまま現状に流されていては近い将来本当に供給する力を失ってしまいます。

衣食住と言われる人が暮らして行く為の必要な3大要素の二つが崩れるというのは、国として存亡の危機を迎えると言っても過言ではないと思います。

私も自分の出来る範囲で様々な取り組みをして、若手の職人を育てる努力を続けているのですが、同じ様な志を持つ人が徐々に増えて来ていることも肌で感じています。
その一人が農業研修でお世話になっているキャルファームの大西雅彦氏で、今日のサンテレビの夜のニュース番組で特集を組まれて紹介されていました。

ニュースポート キャルファーム特集
ニュースポート キャルファーム特集

今までの農家の様に作物を栽培して出荷するというスタイルを根本から覆し、私たちにしてくれている企業向け研修事業や畑で婚活や、子供向けの収穫体験など、畑の楽しさ、土に触れる喜びを体験出来るビジネスとして展開されています。

たまたま、取材の日は私たちも畑にでておりまして、

ニュースポート キャルファーム特集
ニュースポート キャルファーム特集

私も少しだけインタビューに答えたりしましたが、

キャルファームにて取材
キャルファームにて取材

さとーくんやリカちゃんの話している方が多く使われておりました。。(苦笑)

キャルファームにて取材
キャルファームにて取材

マーケティングは『志』の時代へ。

今までのマーケティングの世界ではとにかくバリュー(顧客に渡せる価値)を高める事がマストだったのが、社会問題を解決する志を持った人を支援する風潮の高まりで、志に共感出来るビジネスが市場に受け入れられ、消費者は単に良いものだから、安いから購入するという購買活動ではなく、この事業の社会的使命に支援したい、この人達の志を応援したいから費用を拠出する様になって来ている様に思います。

ちなみに、最近、私がクラウドファウンディングで支援した3つのプロジェクトは全て目標金額を達成している事から、その大きな流れが垣間見える様に思います。

志を買ってもらえる時代。

本物の時代はすぐそこまで来ているようです。

オレもガンバロ。(笑)

キャルファームにて取材
キャルファームにて取材

(自分の)OSを書き換える。

10月13日 引き続き快晴。

最高にいい天気が続きます。

昨日までの富士山麓での小田全宏氏による講座での学びの余韻を引きずりながら、気持ちいい朝を迎えました。なんとなく、頭の中がスッキリとクリアになった感じがして、本当に実のある研修に参加させて頂けた事に感謝する事しきりです。

スッキリついでに朝の掃除ではテラスのウッドデッキをゴシゴシとブラシ掛け、爽やかな気分を満喫しました。(笑)

秋の日のデッキ掃除
秋の日のデッキ掃除

夕方までは終日デスクワーク、このところ出歩く事が多かったせいで、気になりながら片付けられてなかったタスクを一気に整理、アクションへのリ・スケジュールも行なえて、後は集中して一つずつに取り組める様に自分自身の中の体制を整えました。実も心もスッキリ!です。(笑)

 

とっととOSを書き換えた理由

話は変わりますが、つい先日、iPhoneのOSを最新のものにアップデートしました。
実はワタクシ、案外慎重な方でして、毎回、新しいOSがリリースされる度に、周りの人のレビューやネット上の評価をじっくりと見て、不具合が出た、とか、使いづらい等のネガティブな意見があらかた収まって、落ち着いたなーと思ってからインストールする様にしています。

少し思うところが有って今回はいつになく早い訳ですが、その理由とは、自分自身もOSを書き換える、アップグレードする事に積極的になろうとしているからで、このところ、iPhoneだけでなく自分の脳の中身もなんとかアップグレード出来ないかと思い、その方法を模索しています。

 

成長の2つの方向性

「成長したい!」と言うのは人間の根源的な欲求と言われますが、その成長には、今のままの自分を大きくする、とか高みに導く、というものと、パラダイムシフトを引き起こして、根本的な部分からまるで違う自分に生まれ変わるという2つの方向性があると思っています。

人生には解決すべき問題が山積しており、問題解決を繰り返しながら成長したり、理想に近づいていったりするのですが、その手法は常に対処ではなく、根本的な部分にアプローチしなければ、問題は解決ではなく、単なる先送りになってしまいかねません。モグラたたきゲームを終わらせるには、出て来るモグラを叩き続けるのではなく、電源を落としてしまうべきなのです。

根本的な解決に向き合うには自分自身も根本的に変わらなければないかと思うわけで、それは発想の転換であり、今のままの自分ではなくパラダイムを一新する必要性が有ると考えていますし、自分自身を振り返ってみれば、「どうしようもない、」と途方に暮れる様な大きな問題は必死に考えて解決したのではなく、(偶然と思えない)人との出逢いを通してパラダイムを転換させて乗り越えて来た様に思います。

 

刃を研ぐ習慣

そんなこんなで、只今『セロベースに立ち戻って学び直すキャンペーン』を行なって、今まで学んで来た事の復習や、今まで出逢っていなかった方との出逢い、聞き漏らしていた人の意見を聞いて、自分のOSを書き換えようと鋭意努力をしているところです。

『問題は外部に有るのではなく、常に自分のパラダイムの中に有る。』

10数年前に読んで深い感銘を受けたスティーブン・R・コヴィー博士が著された『7つの習慣』の冒頭にあった、まず在り方を正すべきだと提唱された『Inside Out』の概念を胸に刻みつつ。。

天命を知ると言われる50歳を前に再新再生を図ってみたいと思います。
きっとあちこちに顔を出すと思いますので、皆様宜しくお願いします!(笑)

 

あ、iPhoneの新しいOSの使い勝手ですか?

メモの同期がうまくいかない等、あんまりスムースに使えてまてん。(涙、)

 

おまけ、

夕方からはTOTOリモデルクラブの定例会議にて、(祭りで燃えかすになりかけていた、笑)ヒュート増家社長の経営計画をきかせてもらって自分なりの問題解決を考えてみました。
いい勉強になりました、ありがとうございました。

増家社長のプレゼン
増家社長のプレゼン

どうしても伝えたいこと。

10月12日  日本晴れ

2015年初冠雪の富士山
2015年初冠雪の富士山

富士山麓での二日間の研修を終えて帰途についています。

(私個人的に)絶賛開催中のゼロベースに立ち戻って学び直すキャンペーンの目玉、顧問社労士の川西先生に誘われて小田全宏氏のスピーチ講座に参加してきました。

今回の研修での学びの目的は、人に自分の想いをどのようにしたらしっかりと伝えることができるかという長年の懸案への解を求めてで、そのために必要な理論やスキルを小田先生にみっちりと教えていただきました。

ガッツリと二日間、脳みそは心地よい疲労感に包まれながら、しかしすっきりとクリアになった満足感でなんだか幸せな気分を味わっています。

2015年初冠雪の富士山
2015年初冠雪の富士山

伝える力の必要性

工務店のオヤジがなぜスピーチ講座に行くのか?と疑問に思われる方もおられるかもしれませんが、実は私たち建築に携わる者にとって話すスキルは非常に重要です。

私たちの仕事では何をさておき、お客様からのヒアリングが最も重要であり、どのような建物にしたいか、そこで何をしたいか、なんの為に工事をするのか、というお客様の要望を聞き取ることから全ては始まります。

そして聞き取った事を理解するだけではなく、その内容を反映して実際に現場でその『モノ』を作らなければなりません。

そのためには、現場に関わる数多くの職人たち全員にお客様から聞き取った想いや要望をしっかりと伝えなければならず、モノづくりを生業とする私たちは、ヒアリングのスキルと同じ位の『人に伝える力』が必要なのです。

とは言え、『人から人に伝達する力』の定義は非常に曖昧で、確固とした方法論が確立している訳ではなく、「伝わっているかを確認しましょう、」程度の注意を喚起するくらいしか出来ていないのが正直なところ。
もう少し、社内で伝達する事の共通認識を持てる工夫は無いものか、と長年の悩みの解決の糸口が有るのではないかと思い、今回の研修に参加する事に決めました。

そして、案の定解決の糸口を見つけさせて頂きました(笑)

陽転思考
陽転思考

どうしても伝えたい事。

もう一つの理由は、最近人前で話をさせて頂く機会が増えて来た事もあり、時間を割いて私の話を聞いて頂く方々に対して、無駄な時間になったとガッカリされない様に努力をしなければならないと思っていたから。
せっかくのお時間を頂くのなら少しでもバリューを感じて頂ける様にしたいとの想いです。

そして、それに付随して私には『どうしても人に伝えたいこと』があります。
その『伝えたい事』をしっかりと話せて、聞いて頂いた方の記憶の片隅に残してもらいたい、その為には慣れない、拙い、分かりにくい現在の私の話から脱却しなければと考えました。

その『私がどうしても伝えたい事』とは、大工をはじめとする職人が仕事に対する意識を変えれば明るい未来を見ながらやりがいを持って働けるようになるということです。
そして、将来の展望が見れる様になれば、現在全くと言っていい程、入職する者がいなくなった次世代のモノづくりを担う若者を育てる土壌を作る事が出来るということ。

それを職人や工務店の経営者さんにしっかりと伝えることで職人の働き方、付加価値、雇用の見直しを図り、職人たちの社会的地位の向上を叶えて日本の宝である大工が誇りを持って働ける社会にもう一度戻したいと言う想いです。

2015年初冠雪の富士山
2015年初冠雪の富士山

人生を変えた1冊の本に書いてあった原則

私の人生を大きく変えたと言っても過言ではない、1冊の本、『7つの習慣』の中に、「理解してから理解される」という人生を成功へ導く原則が書いてありました。
創業当初、全く先が見えない時にその一文を読んで、これだ!と衝撃を受けた私は、必死になってその原則を実践する様に努めました。

お客様が求めている事を理解して、それを建築の実務として実践する。そしてその結果を見て頂いて納得された方が私を理解してくれる様になりました。
その当時のお客様は工事を終えた後、「あんたやったら大丈夫やわ」と言って、友人や親戚、知り合いの方等を次々紹介してくださり、その度にまた、『理解してから理解される』という原則を実践し続けると起業してまだ間もない本当に小さな会社だったにも関わらず、徐々に安定して受注を得る事が出来る様になりました。

すみれが大工職人数人の集まりから、建築会社へと発展する事が出来たのは、間違いなくその当時の私たちのことを理解してくださったお客様のお陰です。その後、徐々に事業規模は大きくなって行きましたが、5年程経ってから成長はピタリと止まります。しかも、それまで無かった様なクレームが続出する様になりました。

その原因は、仕事を取って来るのは私の仕事で、年がら年中忙しく走り回り、そのしわ寄せで実際にお客様の要望を反映すべき全ての現場に行けない様になったのが大きな要因でした。

現場の数が増え、職人の数が増えたことで、『理解して(実践して結果を出してから)理解される』という原則が守られなくなっていたのです。

「このままではあかん、、」

ずいぶん悩んだ結果、思い浮かんだ事は、やっぱり原則に立ち返るべき、という事です。結局、私が行なっていた事は片手落ちの中途半端な原則で、現場で実際にモノづくりをする職人に理解されていなかった事が分かりました。
まずは、職人達の事を理解する姿勢を持たなければ、理解されるはずが有りません。

そんな当たり前のことに、やっと気付いた私は、それまで社員とは言え日給月給の日雇いに毛が生えたような雇用条件だった大工職人を正規雇用に切り替え、労働法に完全に適合した真っ当な労働環境を整備することに踏み切りました。そして、正社員となった彼らに『原則』を教え、共にそれを実践してくれる様に理解を求めたのです。

要するに、『意識を変えてくれ』と頼んだのでした。

2015年初冠雪の富士山
2015年初冠雪の富士山

意識が変われば未来が見える。

その結果、社員になった大工達は、それまでの「現場作業だけ言われた通りにやればいい、」という考えを切り替えて、お客様との窓口や現場全体の品質管理、アフターメンテナンス等、イマドキの一般的な大工職人がやらない様な事を行なってくれる様になりました。

そのお陰で、現在のすみれは一切の宣伝広告をやめても毎年同じ様に受注を頂く事が出来ており、また来年、5年後、10年後の売り上げの見込みが立つような仕組みが出来上がりつつあります。

(私を含め)職人が意識を変えることで明るい将来が徐々に見えるようになってきたのです。

このことを世の職人たちや工務店経営者にどうしても伝えて絶滅危惧種となりつつある大工に日本の宝として、職人の誇りと生きがいを取り戻してもらい、安心して働いてもらえるような業界に変えたいと思っています。

そもそも、建築業界にどっかりと横たわる根本的な問題は、将来の売上げ、利益が読めない事だと思っています。だから職人という最も重要であるはずの人材の育成に投資が出来ず、外注の職人に任せてしまわずにはおれない構造になってしまったのだと。
この問題を根本的に解決する事で業界は大きく変わるのではないかと思っています。

道のりは遥か遠いですが、近い将来必ずやってくる深刻な職人不足が表面化する前に職人会社である私たちが、なんとか一石を投じておきたいと思います。

そのような意味を踏まえ、今回の研修は非常に意義の深いものであったと思いますし、今回の学びを糧に自分の想いを人に伝えることにしっかりと向き合って、創業以来掲げてきたすみれのミッション、「職人の社会的地位の向上」を果たすべく社業に邁進したいと思います。

この度の研修にお誘い下さった川西先生、本当にありがとうございました。

そして、小田全宏先生、(いつもですが、)今回も大変大きな勇気をいただきました、今後ともお力添えをいただきたく存じます、よろしくお願いします。

心より御礼申し上げます。

心謝。

 

ゼロベースになって学び直すキャンペーン中。

10月10日曇天

少し肌寒い朝でした。

リカちゃん追っかけ蟻継ぎ刻み中。
リカちゃん追っかけ蟻継ぎ刻み中。

ここ最近は、突き抜ける青空が広がる気持ちのいい好天が続き、日中は汗ばむ日もちらほらでしたが、今日は久しぶりにお天道様を見ることなく、ようやく秋らしい一日になりました。

午前中は倉庫で刻みの練習をしているリカちゃんに鑿とのこぎりの使い方を(ちょろちょろと)指導しながら、(笑)しっとりとデスクワーク、昼からは夏の間伸びるだけ伸びた植栽を剪定している現場に工事の様子を見に行ったり、新築引渡し後のお客様宅に手直しや残工事の打ち合わせに伺ったりと建築屋らしい一日を過ごしました。

剪定作業中
剪定作業中

 

世間様は3連休、私はと言えば特訓です。

陽が落ちて、真っ暗になっての帰り道、高速道路がやたら混み合っているのをみて、ふと気付いたのは世間様ではどうやら3連休ってこと。
(全く意識はしていなかった!)私はと言えば明日から2日間ギッシリと泊まりがけの研修合宿に富士山麓まで行ってきます。

実は、最近ひそかに自分の中でゼロベースに戻って学び直すキャンペーンを行っておりまして、明日からの研修も一応、その一環です。
その他、この度のキャンペーンで行った新しい取り組みと言うと、建設職人甲子園に入会して幅広い職人さんの生の声を聞いてみるとか、9年目に突入している毎日更新のブログをブラッシュアップするたびに播州ブログ部なる勉強会に参加してみたりとか、1時中断していたビジネス系メルマガの購読を再開しててみたりとか、チームビルディングの研修を再受講したりとか、同業種の勉強会にも今まで以上に積極的に参加したりとか、とにかく思い込みを無くしてもう一度新たな気持ちで学ぶ姿勢を保つ特訓中です。

 

安定は不安定であり、不安定は安定である。

と、最近色んな人の口からよく耳にする言葉があります。私の中では、世の中はすべからく表裏一体という原則と合わせて非常に腹落ちしている言葉です。
今まで学んできたことや、それをもとに実践してきたこと、それらの理論構築に対して自分の中で確信めいたものが感じられる様になればなるほど、どんどん視野が狭くなって排他的になってしまいそうな自分を感じたりしていまして、、

また、昨日も弊社のシステム上のミスでお客様から厳しい苦言を呈されてしまいました。
ちょっとしたミス、では済ますことが出来ない失態にただ平謝りするばかりなのですが、何年も前に十分に留意して既に解決済みであるはずの問題が今なお10年前と同じように発生すると言うのは今まで見えてなかった見方や考え方による解決が必要です。

出来ているはずの事が出来ていない、その根本的な問題解決は今まで通りのアプローチでは無く、大きく視点を変える必要が有る事を痛感した次第ですが、パラダイムシフトってやろうと思ってそんなに簡単に出来るのもでは有りません。

今回密かに?取り組んでいる自分キャンペーンがその視点を変えるきっかけをきっと与えてくれると信じつつ、ひょっとしたら明日からの合宿でいきなり小田全宏先生に薫陶を頂けるのではないか、なんて期待に胸を膨らましながら明日は早朝から出発します。(笑)

この度のキャンペーンを通して、自分自身の考えや理論に対して全く違う切り口での考察や、大きな視点での全体像の確認や、高い位置からの俯瞰をしてみたいと思い、様々なことを改めて学び直すことで、硬直しかけている(かも知れない)頭の中をもう一度整理整頓することでなんとしてもあとワンランク上の(人としての)安定感を手に入れたいと思っています。

 

ミッションの為に。

私は、事業を通してどうしても人に伝えたいことがいくつかあります。社内ではスタッフの耳にタコができまくる程、(苦笑)何度も同じようなコトを繰り返し伝え続けているのですが、最近は、対外的にもセミナー講師や研修、グループコーチング等のご依頼を頂く事が増えて来て、職人的マーケティング論を中心にお話をさせて頂く機会にずいぶんと恵まれています。

不慣れで拙い話を聞いて頂いて申し訳ないなー、なんて思う事も少なく無いのですが、人前で話をさせて頂く度に、「大丈夫か?オレ、」と思う事も増えてきたのも正直なところ。
自信が無い訳では有りませんが、せまーい了見でのちっちゃな考察を大きな声でしゃべっているのではないか、という疑念は常につきまといます。

当たり前のことですが、アウトプットの質はインプットの質に依り、インプットの質は、アウトプットの質に依ると考えると、アウトプットの機会が増えれば自ずとインプットを増やすべきですし、私がもう一度あれこれと学び直すことで社内外に向けて私が発信するメッセージもブラッシュアップできるのではないか、なんて思っています。

かつて、メンターは言われました。『成長は自省の中にのみ、謙虚な心を持てばこそ。』

私も年齢だけはいつの間にかいい年になってはおりますが、修行はまだまだこれからです。
初心を忘れること無く、ミッションの遂行に尽くしたいと思います。

ガンバロ。(^^)

他人任せの幸せな家づくり!?

10月9日晴れ時々曇り

忙しい一日でした。。

秋の夕空
秋の夕空

 

IT化という砂上の楼閣

朝から事業所のインターネット回線の入れ替え作業のためNTTの工事会社が来られて作業始められたのは良いのですが、15分で終わるはずの作業が1時間たっても終わらず、挙句の果てにNTT局内のサーバーがダウンしました。と言い出して、ネットも電話もfaxも不通のままの状態に、、

おまけに、事務所内のサーバーやパソコンを立ち上げるのをやめてくれと言われ、所員全員、全くもって仕事ができない状態になってしまいました。

社内は騒然、どうしよう、どうしよう、みたいなことになっているところに、NTTからはエリアのマネージャーらしき人がやって来て、

「原因もはっきりわからず、復旧のめども付きません、申し訳ございません。」

と、どうでもいいような報告というか謝罪に来られるし、来客や会議の予定は朝から夕方までびっしりと詰まっているし、非常にタフな一日となってしまいました。。。

まるで、砂上の楼閣。光回線に依存し過ぎている事業所の脆弱性を身に沁みて感じる出来事でした。連絡不通でご迷惑をおかけした皆様にはお詫び申し上げます。

 

住宅取得のはじめの不安

お題目は、そんなドタバタの中で来店された新築をお考えの方へこれだけは知っておいてほしいと私が話したことについて。

30代で家を建てようと考えたときに、まず初めに考える事はお金のこと。

今日来社された若いご夫婦も「まずはそこです。」とおっしゃってました。

一体いくら借りることができるのか、そしてちゃんと返すことができるのか。

家づくりに取り組むにあたって、楽しみなこともあるけれど、どちらかと言うとその部分の不安の方が大きいとのこと。

そんな方にアドバイスをする前にいつも聞くのは、

「借りる金額や返せる金額のボーダーラインは誰が決めるのですか?」

ということです。

大体は皆さん、

「借り入れる金額は銀行に聞いてみないとわからないし、費用がいくらかかるかも分からないし、、」

と言うような答えが返ってきます。

住宅の取得は年収の何倍もの費用をかけて取り組む人生の大事業であり、何十年もかけて返済する多額の借金を背負うことになります。しかも、生命保険に入って命を担保にかけてまで借り入れを起こすわけで、「そんな重大なことを人任せにしていて大丈夫ですか?」という問いをします。

建て売り、とか売り建て、とか言われる分譲住宅の購入では、先に販売価格が決まっており、購入を申し込むと住宅ローンが通って買えるか買えないかを販売会社が判断します。

所得に比べて、高額な買い物であっても「何とか借り入れできる金融機関を探してみましょう!」
と営業マンは親切に言ってくれます。

そこでは、住宅を購入して住み始めた後の購入者の生活など関係なく、ローンが通ればそれでいいという判断基準になりがちです。

 

人生の大事業が、完全に人任。

また、注文建築で設計事務所や工務店で計画を立てた場合、費用が良く分からないため、まず見積もり金額の提示をしてもらうことになります。

「こんな暮らしがしてみたい、こんな家に住んでみたい!」
と希望に胸を膨らませプランニングをしてもらい、出てきた金額と購入する土地の値段を合算して銀行に融資を申し込みます。

この場合も銀行が独自の基準で融資金額を決定します。それは年収の30% 、35%という行内の基準、もしくは保証会社の基準と、もしも返済が滞ったときにその物件に担保価値があるかどうかで判断されます。

やっぱり、人任せ、、銀行目線で算出した金額に人生の大事業を任せることになってしまいます。

 

住宅取得はゴールではなくスタート。

長い人生において、住宅の取得はほんの一瞬です。それはあくまでスタートにすぎず、それから長い生活がいかに快適で楽しいものになるかは本来重要であるべきです。

いたって当たり前のことではありますが、住宅の購入や注文建築下の家づくりに経験のない人は自分でコントロールできる範囲の外(融資限度額、建物や土地の価格)について、銀行や住宅販売会社、工務店等に「こんなもんですよー」と案内されると、「この業界の常識ってこんなものなのかなぁ」と漠然と不安を抱きながらも受け入れてしまうことになりがちです。
殆どの方が専門の知識も経験も無いのだから仕方がありませんが、、

 

人生はギャンブルではない。

そんな流れに乗ったまま住宅を取得しても全員が失敗するとは限りませんが、人生は博打ではありません。家族を守り、自分も幸せな暮らしをするには自分のコントロールできる範囲に注目して、安心して返済できるボーダーラインを自分自身で決めるべきです。

そのために、最低限の知識を身に付けてくださいと、提言して、金利の計算方法や、変動金利や固定金利等の金融商品の種類、そしてそれらを自分に合うようにカスタマイズもできますよ、といったことをレクチャーするようにしています。

 

なかなか聞けない素朴な疑問にお答えしてます。

今日来社された若いご夫婦も、来られた時は「実は、楽しみよりも不安の方が大きいです。」
と言っておられましたが、お帰りになる頃には「不安はスッキリ解消されて前向きに取り組めそうです。」と言ってくださいました。

「これから、ファイナンシャルプランナーのところにライフプランの見直しに行ってきます!」

と言われたときの楽しそうな笑顔がとても印象的でした。

私たちすみれ建築工房では、一旦工務店と言う立場を離れて、はじめて住宅を取得しようと考えらていれる方に、フラットな情報提供と無償でのライフプランのお手伝い資金計画のレクチャー等を行っています。

こんな内容です→http://sumireco.co.jp/4points.php

銀行や住宅販売会社では絶対に聞くことができない消費者目線の情報は皆さん非常に喜んでいただいております。

「住宅取得するにあたって不安な点を聞いてみたい、でも売り込まれるのが嫌だなぁ」と思いながら、漠然とした不安を抱えられておられる方はぜひお気軽にお問い合わせをいただければと思います。

お問い合せはこちらから→http://sumireco.co.jp/question.php

家づくりは人生に於ける大事業、誰一人として後悔されることが無い様にして頂きたいものです。

 

おまけ、

夜は10年前に新築させて頂いたお客様を招いてのプチホームパーリー、贅沢な時間を過ごさせて頂きました、Pさん、ありがとうございました!

ドン・ペリニオン!
ドン・ペリニオン!

職人不足解消への根本的なアプローチ。

10月8日 晴

相変わらずの好天の中、今日は大阪からスタート。

工事中の明石駅
工事中の明石駅

関西はこのところ毎日が最高の天気ですが関東方面はまたまた発生した台風が接近しているとのことですが、大丈夫でしょうか。
弱り目に祟り目的な大きな被害がないことを祈りたいと思います。

 

 

たまにはリフォームのこと。

昨日、お客様宅に外装リフォームの完工確認と、集金に伺いました。

外壁の塗り替えがメインの工事で、久しぶりに伺ってみると(スミマセン、笑)すっかりくすんでいた築30年の木造モルタル塗りの住宅がピカピカになっており、お施主様は非常に喜んでおられました。

長年住み続けた家って年数が経つ事に愛着が湧いてきて、リフォーム後の家を見るお施主様はまるで我が子を見るような優しい眼差しになられます。きれいになった我が子に目を細めておられるのを傍目に見て、リフォームの仕事っていい仕事やな、と改めて思いました。

 

リフォームを通して提供しているもの

外回りをぐるっと回り、施工の確認をした後、家に上がらせて頂き、コーヒーをご馳走になりながら雑談をひとしきり、、

私、「この度はありがとうございました、外壁塗料の保証は10年ありますし、実際は20年は持つと思いますので、当分安心してくださいね。」

お施主様、「10年持ったらもう十分、私たちそんなに長生きしないから、大丈夫よ、笑」

私、「いやいや、最近皆さんそんなことを言われながらも長生きされますよー」

お施主様、「ほんまやねー、でもまあ、今回の工事でもう安心やし、後も何かあったら、あんたにお願いしたらええもんね」

私、「はい、任せておいて下さい!」

とまあ、リフォーム屋さんにありがちな会話では有りますが、会話をしていて改めて思ったのは、私たちは外壁リフォームを販売しているのではなく、安心を提供しているのだという事です。

 

安心、安全、信頼は現場力から。

そして、そこに繋がっているのは、やっぱり、実際に現場で工事を行なった職人のクオリティーと真面目な姿勢、そして施工中にも細かな連絡、説明をしながらお施主様に安心して頂きながら工事を進める姿勢です。

「おとなしい、真面目な職人さんに来てもらってよかったわー」とお施主様から言われる事が信頼を得る大きな要件であるのは間違い有りません。

ちなみに、すみれでは自社職人による責任施工を事業の特徴としてご案内しているのですが、全ての工事が自社の社員ではありません。

大工工事に代表される所謂建築工事は自社の職人で行ないますが、それ以外は協力業者さんと一緒に工事を進めます。

電気、ガス、水道等のそれぞれ許認可や資格が必要な専門業種はモチロンのこと、塗装、内装、板金、塗装、左官等々多くの職人さんに協力をお願いしてお施主様が思い描いた理想の住まいを作って行く事になります。

それらの職人さんも、お施主様からすると、依頼した先=すみれの職人さんとなる訳で、いくら社員の工事が良かったとしても、現場に出入りしている職人の一人が粗相をしたら、いっぺんに全体の信頼を失ってしまいます。社員だけではなく、協力業者さんの工事に対する意識も非常に重要になります。

 

目指すのは未来の受注

私たちのような地域に根ざす小さな企業は顧客からの口コミが生命線、工事現場で結果を出せなければ将来は有りません。

そして、お施主様の信頼を失って困るのは現場に携わる全員、そこには社員、協力会社の区別は無い訳で、絶対に工事を終えた後、お施主様に満足してもらえる様にするんや、という強いコミットメントを数多くの職方全員で共有しなければなりません。

最も必要な事は、『なんの為にこの工事をしているのか』という問いを全職方が持ちながら一つずつの工程を進めて行けるかにかかっているのだと思っており、すみれではその意識の共有をすべく、半年に一度、全職方に集まって頂いて勉強会をしています。

今年から運営委員会が発足してより活発な活動になりつつあるこの会では、参加する全員で協力して、『明るい未来』を創るシクミづくりを目指しています。

 

職人不足解消への布石は根本的な問題解決。

建築業界、特に工務店業界では近年、職人不足が大きな問題となっておりますが、その根本は将来の売上げ、利益を読めない事に有ると思っています。「若い衆を育てんとあかんねんけどな~」という左官の親方は、「でも、ずっと仕事があるかわからんしな、、」となかなか一歩を踏み出しませんが、見ていると年がら年中忙しそう。(笑)

しかし、いくら目の前、来月、半年先まで忙しかったとしても常に漠然とした不安から逃れられないと言います。

真面目に将来の事を考えれば考える程不安が増すのが今の建築業界の現状と言っても過言では有りません。そんな多くの職人さん達と協力して、一件ずつキッチリと顧客満足を勝ち取って、お施主様に「これから一生、工事の事はあんたらに頼むわな、」と言われる件数を重ねて行けば、自ずと将来の受注が見えて来るはず。

それをなんとかすみれのスタッフを含めた関係者全員で作り上げようと、プロジェクトを組んで会議を積み重ねています。

 

問題解決は対処ではなく、根本から。

モグラたたきはモグラを叩くのではなく、コンセントを抜いちゃう。(笑)

我々はただ単に工事をするのではなく、安心と安全、そして快適で健康な暮らしを提供するのだと言う使命感を共有しつつ、多くの職方とガッチリスクラムを組んで進んで行きたいと思います。

大西委員長、宜しくお願いします!(笑)

 

おまけ、

10月21日は第3回目となる『すみれゴルフコンペ』
いつも御世話になっているお客様、協力会社様、職人起業塾にご参加頂いている皆様、たまには暫し仕事を離れて気持ちのいいベストシーズンの秋空の下、一緒にゴルフを楽しみに行きませんか?
参加表明がまだの方はそろそろ参加の表明をお願いします!

イベントページはこちら、多数のご参加お待ちしております!

https://www.facebook.com/events/1500265196950742/