体験を理論に、よりもまず理論ありきで裏打ち(実践)

12月7日大安吉日晴れ

五黄大安建築吉日。

天まで抜けるような真っ青な空が広がる絶好の上棟日和の天気となった大安吉日。すみれ事務所からほど近い明石で工事中の新築店舗工事の建て方をするにはもってこいの最高の1日となりました。今回の新築工事は重量鉄骨で施工しており、私たちがいつも行っている地元の木をつかう木造在来工法とは全く違う工法にはなりますが、地域密着で紹介の輪を広げて商いをする我々にとっては顧客のニーズを汲み取ってどんなことでもできなければならないと、毎年数件はこのような重量鉄骨の建物を建てています。絶好の天気に恵まれ、工事中もこれといったトラブルもなく無事夕方には棟が上がり、夕方には上棟祭を滞りなく終えることができました。協力工事関係者の皆様には心から感謝いたします。

共に学び、共に成長する。

話は変わって、、昨日は全国の若手?リフォーム事業者が中心に集まって活発な学びの場となっている一般社団法人jack 関西ブロックの忘年会が京都の祇園で開催されました。長年に渡って定期的に交わる機会があり、懇意にして頂いてる心易い仲間達はそれぞれの地域で目覚ましい活躍をされており、そんな皆さんとの時間はリラックスしながらも学ぶことの多い充実した時間を過ごすことができました。
そんな中、ふと見ると一年近く合っていなかったメンバーさんが久しぶりに参加されておられ、「おー久しぶりじゃないですかー」と近況を聞こうとビール片手に席を移動、1年間に及んで勉強会等、あまり外に出ずに社長自ら社内で実務に集中して足元を固めることに専念していたというお話を聞かせてもらい、自らを振り返って社内でもやることがてんこ盛りなのを思い出し、冷や汗をかいた次第です。。(苦笑)

自分が思っているほど、人は見ていない。

忘年会の最後に、その久しぶりにお会いした経営者さんに「高橋社長にどーしても訊きたかったことがあるんです!」と声をかけられ少し驚いたのですが、その質問とは「職人起業塾って何ですか?」ということ。私としては、一般社団法人職人起業塾のHPやこのブログ、メディアでの連載や取材記事などで内容や目指すことを繰り返し発信しているつもりだったのですが、この程度ではまだまだ全くダメダメで、もっとしっかりと私たちが何をしているのか、どの様な理論を持って、どんな研修を行い、その目的は何なのかを繰り返し発信しなければならないことに改めて気付かされることになりました。I社長、本当にありがとうございました、プロモーションをもう一度イチから考え直して見る様に致します。。

掛け合いブログが好き。(笑)

そんなこんなで、昨日のI社長の質問に答えた内容を(反省を込めて)ここで再度まとめておきたいと思います。UX KANSAIのUXデザイン研修で同じチームで学んでいるデザイナーまちやんさんのブログでのまちやんとナマケモノのナマヲの掛け合いが素晴らしく、すっかりファンになったこともあり、ちとニュアンスは違いますが、掛け合いのストーリー調で以下に昨日のI社長とのやりとりでの会話を再現してみたいと思います。I社長にはこの掛け合い(説明?)で分かりにくかった部分がご理解頂けた様でしたし、紹介を込めて掛け合って見ます。(笑)

職人起業塾
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あの、、職人起業塾って何ですか?


I社長:「前からどーしても訊きたかったんですが、職人起業塾って何ですか?」

私: 「簡単に言っちゃうと、マーケティングの無料勉強会と有償研修会です。すみれ本社では毎月、経営者を中心に多彩な職種の人が集まって無料の勉強会をしていて、全国各地で行なっている研修事業は職人や現場監督、営業職等の現場実務者向けにマーケティングの基礎理論とその他に必要なスキルを学んでもらってます」

I社長:「へー、高橋社長の会社で実践された内容を体系化して研修をされているんですね、」

私: 「いえ、違うんですよ。私は15年位前からマーケティングの勉強をしてて、その理論体系を元に、自社で実践して来ただけなので、実ははじめにマーケティングの概念、理論体系ありきだったんです。それを分かりやすく伝えているだけなんですよ」

I社長:「えっ、そうなんですか、その理論体系ってもしかしたらジェイ・エイブラハムですか?」

私: 「そうそう、私のマーケティング理論はジェイのハイパワー・マーケティングの卓越の戦略が元になってるんですよ」

I社長:「やっぱり!それは凄い!実は私も少し前にジェイの勉強会に行ってきたんです。でも、それを従業員向けに教えるんですか?経営者向けならわかるけど、、」

私: 「すみれ本社で開催しているのは経営者が多いんですけど、経営者がマーケティング理論を学んでも結局、実践するのは現場の実務者で、そこに落とし込むのが難しいんですよねーってなりがちでしょ、だからはじめから顧客接点である現場担当者に基礎理論を教えた方が実践に結びつくっていう考え方なんですよ、あと、厚生労働大臣認定事業なので、参加される殆どの従業員さんの研修費用は全額返ってくるし、経営者さんは無料で参加してもらってるので、あまり負担を負わずにマーケティングを社内の仕組みに取り入れることができる様になってます」

I社長:「なるほど、、そうなんですか、、」

私: 「マーケティングって結局、販促の反響などに頼らずに、目の前の顧客に満足してもらい、リピートや紹介を繰り返して顧客の持つLTV(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)を全て一手に受け取ることで、これがきっちり実践出来れば遠い先まで安定した売り上げが見込める様になりますもんね、その仕組みを実践を積み重ねることでボトムアップで作ってもらう研修なんですよ、いい仕事してくれたあんたにこれからずっと任せるわって行ってもらえる様にってことです。」

I社長:「へー、斬新ですねー、でも現場監督とか、職人さんにはハードルが高くないですか?

私: 「そうなんですよ、大体、他人とコミュニケーションを取るのが苦手で現場で働いているって人もいますしね、でも、そこをフォローできる様に外部講師の先生に来てもらって可能思考やコミュニケーションの研修、人間力アップや問題解決の講座なんかも行って頂いているので、大丈夫なんです。」

I社長:「えっ可能思考ってあの◯本創造研究所みたいな!」

私: 「そこはちょっと違ってまして、アクティブ・ブレインセミナーという記憶術の講座で、初日に脈絡のない単語を160個覚えてもらうワークをしてもらうんです。正しいやり方と反復をすれば全員ができる様になるので、絶対に出来っこないことが出来るんや、とアファーメーションではなく、静かに自信に満ちた可能思考を持てる様になってもらうんです」

I社長:「それはすごい!一度見に行ってみたいです。」

私:「年明けの1月から大阪で第8期が開講するので是非オブザーバーで来てください!経営者さんは無料でご招待していますので。ただ、外部講師のセミナーは有料になってしまいますけど、、」

I社長:「その次の大阪の開催はいつなんですか?」

私: 「今の予定では来年の11月、ちょうど一年先になってます」

I社長:「えっ、そんなに先なんですか!」

私: 「そうなんです、現在大阪の他に東京、鹿児島、福岡で開講してまして、来年は仙台、広島でも開講する予定になってて、大阪はおおよそ一年に一度くらいして開催できそうにないんです。」

I社長:「わかりました、まずは来年の1月、オブザーバーで参加します!」

私: 「大歓迎します!研修後の懇親会にも是非参加してください!(笑)」


補足。

とまあ、こんな感じ。以前からずっと気になっていた、と言われたI社長が「わかりました、一度見に行かせてください!」と言われるまでのプロセスを再現してみたので、同じ様にぼんやりと職人起業塾ってなんやろか?と思われている方には同じ様にご理解頂けるのではないか、と思って問答のシーンを再現してみました。ま、I社長は◯本創造研究所もジェイ大(ジェイ・エイブラハム大学?)も参加され、それらの研修内容を経験されているのでご理解が早かったということもありますが、そうでない方もそこそこ分かり易いストーリーになっているのではないでしょうか。(笑)
補足って訳ではありませんが、もう少し私たち、一般社団法人職人起業塾の事業の目的とか、助成金のサポート内容とか、講座のバリエーションとか、講師はどんな人かとか、活動内容とか、詳しいことを知りたいって方はこちらのHPをご確認ください。なんか最後は売り込みっぽくなってしまいましたが、まだまだ私の発信が足らないことが発覚したので、これくらいでちょうどいいのかも知れないな、なんて思ってます。→https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

今日のアタリマエ

  • 飲みの場と雖も仲間との時間は学びの時間。
  • 情報発信は自分が思っているほど人は見ていない
  • 人に伝えるなら箇条書きはダメ、ストーリー、できれば掛け合いで。(笑)
  • 実践を体系化した理論よりも理論を実践(裏打ち)した知恵の方が信憑性がある。
  • 顧客の持つLTV(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)を全て一手に受け取る仕組み
  • 難しい取り組みに立ち向かうには可能思考のインストールが必要
  • 正しいやり方を知り、反復をすれば高いハードルも乗り越えられる。

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ベイビーステップに学ぶ戦略思考。

12月6日快晴

夜朝ハイブリット型生活。

水曜日にてすみれ事務所は定休日。私は昨日に引き続き今朝も若いメンバーいっぱいの方の朝活に夜明け前に起き出して張り切って出かけました、夜朝ハイブリット型の生活が続きます。(笑)
昨夜は日曜日からの睡眠不足を取り返すべく、少し早めに就寝しようと思っておりましたが、日頃の習慣とは恐ろしいもので、結局、iPhoneのベッドタイムでお休み時間のアラームを聞くまで読書に耽ってしまいました。ま、寝不足を寝溜めで取り返せる訳ではないのでいいんですが。(笑)

知られざる名作。

読書といっても、今はまり込んでしまっているのは実は本ではなく漫画でして、東京で開催中の職人起業塾の塾生の矢島さんに勧められた「ベイビーステップ」と言う漫画、全48巻にもなる長編大作の読破に取り組んでいます。今やっと中盤を過ぎた位ですが、この可愛らしいタッチの少年テニス漫画がやたら面白く、また面白いだけではない、私たちのビジネスに対する気づきや学びとすべきコンテンツがちりばめられており、非常に示唆に富んでいます。子供向けの漫画と言ってもなかなかどうして侮れません。はっきり言って、名作だと思います。(マンガ大賞とってるみたいやし)

ベイビーステップ
ベイビーステップ

秀才少年のテニスサクセスストーリー

超簡単に内容を説明しておくと、決して身体能力が高くない決してスポーツの才能に恵まれているわけではない普通の中学生で学業優秀、全科目オールAの秀才主人公エーちゃんが運動不足解消のために始めたテニスでその頭脳を生かして理論を学び、その理論を元にした実践でスキルアップを図り、学校の勉強と同じように学んだことをノートにとって思考を整理し、戦略を立て強豪選手たちを次々と打ち破り、全国の舞台で活躍、プロテニスプレーヤーになっていくという物語です。

阿弖流為との共通点

子供向けのテニス漫画の何にそんな50歳過ぎのおっさんがはまってしまったかと言うと、戦略を持って戦う事の重要さを改めて教えてくれるからでして、少し前にこのブログで紹介した蝦夷と朝廷の戦いを描いた歴史小説「火怨北の燿星アテルイ」の阿弖流為が絶対的な戦力を誇る朝廷軍相手に知恵を絞り、思考を巡らせ、戦略の限りを尽くして何度も退け戦に勝ち続けた物語と相通ずるものがあり、圧倒的に弱いものが知恵を絞って強者に立ち向かい勝利する姿はいつまで経っても少年から抜け切れないおっさんの男の子心をくすぐってやみません。

https://www.amazon.co.jp/火怨-北の燿星アテルイ-講談社文庫-高橋-克彦/dp/4062735288
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戦いを略す思考

戦略とは戦いを略すると書きます。具体的に何を行って勝つか、という戦術の前段階にあるもので、中長期の視野を持つ意味合いがあり、闇雲に力や勢いに任せて戦うのではなく、知恵を絞り思考を張り巡らせて戦いを有利に導く。もしくは孫子の兵法にあるように戦わずしてして勝利する策のことを指しており、私は子供の頃から戦国時代や三国志などの歴史小説を好んで読みまくったこともあり戦略を持って戦う人に対して非常にリスペクトしてしまいますし、自分自身も出来るだけ目先のことだけに囚われずに出口を見つけてから行動を起こしたいと思っています。

血みどろの戦場。

ビジネスに置き換えて考えると、マーケティングとは戦略に他ならず、ドラッカー博士が定義した「マーケティングとは一切のセリングを不要にするものである」という言葉に代表されるように究極は戦わずして勝つ仕組みのことを指しています。10数年前、現在の私たちの拠点、すみれ本社が竣工した頃、私は何の戦略も持たず、その当時流行出していたチラシによる販促、反響による集客を一生懸命行いました。これは人真似の戦術で、多額の費用をかけて新聞にチラシを折込、同じような販促をしている会社とガチンコの相見積もりで血みどろの戦いを繰り広げながら、何とか仕事を受注しておりました。毎月、あの手この手と趣向を変えたチラシを撒いて自社の社屋で販売促進のイベントを行い売り上げを作っておりましたが、売り上げは上がれども販促費用が嵩み利益は出ない、しかも、立ち上げたばかりの後発の会社ということで、価格的なメリットを前面に押し出していたこともあり忙しいばかりで全く儲からない会社でした。

マネジメント
マネジメント

戦術よりも戦略

その頃の私は「このままでは、会社もスタッフも疲弊してしまう、」と随分と悩みましたが、建築実務だけにどっぷりと浸かっていた私に何らいい考えが浮かぶことなく、出口の見えないまま焦燥感だけを募らせておりました。そして、「何とかせなあかん!」と必死にあがき、考えた挙句、手にしたのが私のバイブルと言っても過言ではないスティーブン・R・コヴィー博士の著書「7つの習慣」であり、ジェイ・エイブラハムの「ハイパワーマーケティング」です。その2冊の書籍に書いてあったのは小手先の戦術ではなく、ビジネスマンである前に人としてどうあるべきか、「在り方」から始まる原理原則論であり、世界最高峰の戦略だったのです。それまで全く経営の勉強などしていなかった私は初めてマーケティング、戦略なるものに触れ全く出口が見えなかった暗闇に一筋の光を見出したのでした。

戦略を支えるのは習慣力

それからの私は試行錯誤を繰り返しながらも、とにかく、戦略に基づいての行動を実践することに重きを置いてきました。すみれの事業ドメインは「自社設計、自社施工のモノ作りに強みを持つ施工会社」ではあるのですが、実は本当の強み(他社との違い)はマーケティング戦略を習慣に落とし込む実践力であり、このブログと同じように設計スタッフのブログも10年以上毎日更新を継続している、大工スタッフが顧客への巡回メンテナンス訪問を継続している等、私のマーケティング思考を実践してくれるスタッフの習慣化の力です。そのおかげで、小手先の戦術だった新聞チラシや R社の(取材された体の)住宅情報誌への広告など一切のマスメディア広告をやめても売り上げが作れるようになったのでした。

7つの習慣
7つの習慣

戦略思考というメタファー

戦略を立てる思考こそが未来を作るというのは、マーケターと呼ばれる人なら全員がフツーに口を揃えて言われます。何も考えずに闇雲に戦うのは愚の骨頂。戦略を持てば身体能力の高くないテニスの経験が浅い少年が全国大会で活躍することができたり、10倍もの戦力を誇る朝廷軍をわずかな手勢で翻弄し、領地を踏みにじられるのを阻止できたりする訳で、そんな成功事例を漫画や小説で繰り返し読むことで戦略を立てることの大切さ、その戦略を立てる為の学びの重要さ、実践し、成果を手にするパターンを読み取ったり、感じ取ったりすることができます。同じ書物を読んでも感じ方は人それぞれとは思いますが、そのストーリーの中に潜むメタファーを見つける意識を持つことでどんなものにでも学べることはあると思うし、私の経験則から言うと小説でも漫画にしても面白い物語ほど、勉強になるような気がします。とにかく、「ベイビーステップ」超オススメです。

おまけ、

建築業界の方はこの本も良かったらどうぞ、、戦略思考を職人にもすんなりとわかるくらい超分かりやすく、読みやすく書いてます。(笑)
すっかり品薄で定価の2倍から10倍くらいに高騰してしまってますが、、→こちら

今日のアタリマエ

  • 我以外皆我師、人のススメには乗っておくが賢い。
  • 漫画をバカにできない、名作はいっぱいある。
  • 他社と同じ戦術なら血みどろの白兵戦を覚悟すべき。
  • 自分で考える前に世界トップの思考を学ぶべき。
  • 長期的な計画は長期的な実践でしか成り立たない。
  • 学ぶ気構えがあれば何処にでも、誰にでも学ぶことができる。
  • メタファーを意識することで概念化が行える。

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How to 学んだ概念の実践。

12月5日 晴れのち曇り

火曜日は朝活の日。

今朝もまだ真っ暗なうちに起き出して倫理法人会のモーニングセミナーに参加、昨夜の忘年会で一緒だった良くんも(飲み会での勢いのまま)覗きに来てくれ、朝から共に背筋を伸ばして経営者としての当たり前について学ぶ時間を持ちました。昨夜は忘年会ラッシュのとっかかり、BNIメンバーとの飲み会でしたが、日曜日の夜勤明けのまま朝からずっと働いて丸2日寝てない状態で、正直、今朝はちゃんと起きれるか自分でも心配しておりました。しかし、習慣とは大したもので自分では意識していないようでも目覚ましが鳴るのと同時にパッチリと目が覚めるようになっているから不思議です。

概念を学び続ける習慣。

今日の倫理法人会のモーニングセミナーでの講話は倫理研究所から宇都進氏がお越しになり倫理のプロとしてのお話を聞かせていただきました。順序や役割を意識して原理原則に従って、姿勢を正し、自分を律することで世の中の見方が変わり幸せを感じるようになると言う倫理から始まる世界観は今日も非常に勉強になりました。私は倫理法人会に入会してまだ1年にもなりません。その全体像や真髄を理解していると言うには程遠いですが、「あり方」と言う概念を毎週朝起きして学び続けることの大切さは毎回参加する度にひしひしと感じています。

自己制約を外す方法。

すこし話は変わりますが、先週末に参加したUXデザインのセミナーの中で浅野先生が言われたことがずっと耳の奥に残っていて、何とか自分のものにできないかと思いを巡らしています。それは、「制約の殆どが自分の中にある。」と言う言葉で、その制約を外すためには自分の殻の外の世界から学ぶ姿勢が必要で、同時に話された「他業種から学びを得るには概念化が鍵、公式、法則、概念化を見つけることだ。」というヒントは非常にしっくりと得心した次第。もしこれが本当にできるようになれば一気に思考の幅が広がりグッドアイディアが次々に生まれそうな気がします。

成功パターンは概念にあり。

朝活でモーニングセミナーに参加して様々な業種の方の講話を聴講する機会を得られるのは、いわば自分が住んでるのと違う世界を倫理と言う概念、共通言語を持ってのぞかしてもらうことに他なりません。昨夜の忘年会の席で前職の後輩でもあり、同業の若手経営者である良くんを今日のモーニングセミナーに誘った時、私が口にしたキラーメッセージは「うまくいく経営者のパターンが見えると思うで、」ということです。(笑)
自らのあり方を正し、原理原則に則って経営をされている事業所で卓越した業績は残されている会社は建築業界でも少なくありません。それらの事業所で倫理法人会に所属されている経営者は結構な割合に上ります。これもいわば法則、公式、概念を学ぶ場でもあると私自身は考えています。

概念を事例に転換する手法。

そして概念を学んだ後に絶対に必要な事は自社に合った仕組みや行動指針に転換することで、それが当たり前のことを当たり前に行うと言う事になる訳ですが、これが誰もがなかなか一筋縄ではうまく行かない厄介なところ。「わかっているけどできない」のジレンマに誰しもが陥る例のやつです。概念をいくら学んだ所で実践に結びつける力が無ければ学ぶ意味はありません。しかし、その厄介な部分をどのようにすれば解決するかというHow toを学ぶ場(How toのみならいくらでもあるが大まか使えない)というのは意外に少なかったりするもので、UXデザインを学ばせてもらっているUX KANSAIのセミナー&ワークショップは概論と実践を結びつける点において非常に具体的かつ論理的で素晴らしいカリキュラムになっていると感じています。

やっぱり習慣と状態管理。

その部分、倫理法人会ではどうなっているかと言うと、朝起きから始まり、挨拶、返事、即行動、姿勢、整理と続く当たり前に過ぎるありとあらゆる正しい習慣を持つことで、私が二日間で3時間半しか眠っていていなくてもパッと目を覚まして学びに行ける状態にあったように、習慣こそが概念化を実践に結びつける唯一無二のHow toだと感じた次第。やっぱり、(いつもと同じ着地ですが、)人としての成長、ビジネスモデルのブラッシュアップは全て習慣化するというスキルを磨くこと=状態管理に全て集約されるのではないか、と改めて。

今日のアタリマエ

  • 在り方を正すのは習慣がセット
  • イノベーションは自分の殻の外にある
  • 未来の成功はパターン化にあり
  • ワークショップは概念の事例化への稽古
  • 数稽古をこなすのには習慣化が最適
  • 習慣化するには習慣にできる状態管理が必要
  • アタリマエのことをアタリマエにするには思想と哲学が必要。

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来年1月 大阪開催は満員御礼、募集締め切りました。大勢のお申し込みありがとうございました。

来年2月 鹿児島開催厚生労働大臣認定での受講は締め切りました。キャリアアップ、一般型の補助金活用の方の締め切りは12月20日です。

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三人のレンガ職人に学ぶ職人が学ぶべき理由。

12月4日 晴れのち曇り一時雨

師走る。

12月初めの月曜日、日々年の瀬に近づいている感が満載、師走らしくなってきました。12月になると今年中にやっておきたい、片付けたいことが頭に浮かぶのは人間誰しも。師も走り回らなければならない程忙しくなるのはその所為か、とにかく気忙しい日が続きます。そんな割には昨日は予定していたアポイントメントが2件もキャンセルになり(先延ばしなだけでで暇ができたわけではないが、)比較的ゆっくりした日曜日になりました。いつもの通り海岸線を10km程走り、大好きな海岸に面した銭湯、龍の湯にゆっくり使って久しぶりにアカスリなんかしてもらったりして日曜日を満喫、昼からは一応出社しましたがいつもに比べて随分とゆっくりとさせてもらいました。たまにはこんな日もないとね。(笑)

眠らない。

夜は家族で食卓を囲みながらM-1グランプリを見つつ、年末風情を感じたりしておりましたが、そこは師走、そんなゆっくりしたままでは問屋が卸しません。実は昨夜は超久しぶりに店舗工事の着工に解体の職人として駆り出されることになっておりまして、いよいよM-1の準決勝が始まろうとする時間からおもむろに支度をはじめ、M-1の盛り上がりはこれから!という時には大工の大ちゃんと共にダンプに乗り込んで出発!姫路駅前のフェスタという複合ビルでのテナント工事に一職人として向かいました。今日は今日とて夜勤を終えて帰ってきたからと言って月曜日の午前中に寝ている訳にも行かず、シャワーを浴びてそのまま出社、冷静に考えると、昨日の朝起きてから、ずーーっと起きてて、今向かっている今日の忘年会がお開きになる頃には40時間くらい起きっぱなしってことになってしまいます。ほんと、ショートスリーパーでよかった。(笑)

解体とコンリートブロック積みのミッション完遂

昨夜の久しぶりの現場作業は解体工事という簡単な仕事で、長らく現場を離れて勘が鈍った私でもそこそこ戦力として使えた気がします。若手大工のリーダー格の大ちゃんに墨出しや水盛りなどの細かな、そして大事な仕事は全て任せて丸ノコをぶん回し、大バールを振り回して汗をかきました。明け方、解体した廃材を台車に積む込みダンプまで運んでいると、ビルの守衛さんに「オタクは解体屋?」と違和感なく問いかけられたのにも、「ハイそうです。」と私も自然と解体屋になりきって返事をしてしまいました。きっと根っからの土方体質なのでしょう。笑

不要な部分の床の解体工事を片付けた後は、厨房と店内を防水区画で区切るコンクリートブロックを積む工程でした。前日に、大ちゃんにそこまではやるので材料の準備をしておく様に言っておいたのですが、明け方の帰る時間に思っていた通り綺麗に進んだのには未だに現場のイメージを元にしてシュミレートする力は衰えていないのだとご満悦。ま、ブロックは主に大ちゃんが積みましたがそれも私のイメージ通りといえばその通り、すっかり満足してきれいに掃除をしてから帰途につきました。

三人のレンガ職人の話。

大ちゃんと2人でモルタルを練り、コンクリートブロックを積みながら、思い出したのはこのブログでも何度も紹介していいる有名な三人のレンガ職人の話です。(そのままですが、笑)
とある街でレンガを積んでいる職人に出会い「何をしてるんですか?」と聞くと一人目の煉瓦職人は「見たらわかるやろ、レンガを積んでるんだ」と言いました。二人目の煉瓦職人に同じ質問をすると、「俺はね、大きな壁を作ってるいるんだよ」と自慢げに話しました。三人目に出会ったレンガ職人に同じ質問をすると、その職人は「私は立派な教会で人々が救われ、幸せになるその場所を作っているんだ」と言ったという話。同じ仕事をしていても、人の感じ方次第でその意味合いは全く変わるし、やりがいも達成感も幸福感も人それぞれ、まさに人生はパラダイム次第、事実は一つ、解釈は無数っていう示唆を私たちに与えてくれる寓話です。

レンガ職人

職人という生き方。

バケツでモルタルを練りながらそんな話を思い出しつつコンクリートブロックを積みながら、ふと考えたのは同じ仕事をしている3人の職人がどうしてそんなに違うパラダイムを持つようになったのかと言うことです。自分自身の体験を振り返ってみると職人になってモノを作るようになったときは正直何をやっても楽しかったもので、同じ作業をどのようにすれば早く美しく仕上げることができるかばかりを考えて作業に没頭していたような気がします。ものづくり携わる仕事って高い志があろうとなかろうとそれだけで非常に楽しく面白くやりがいがある仕事で、ひとりめの煉瓦職人がただひたすら美しくレンガを積むだけに固執することも十分に理解出来ますしそれはそれで決して悪くないことだと思うのです。

職人を続けることさえ難しい。

25歳のとき私は勤め人をやめて職人になると言う生き方を選択しました。その時、別段大して高い志があったわけでも、仕事の先にあるべき本当の目的を考えていたわけではありません。ただ、自分の腕に職をつけて誇りを持って働きたい、稼げるようになりたいと思っただけのことです。もし、阪神淡路大震災、そしてその後の震災復興に目処が立ったのと時を同じくして行われた消費税増税のあおりを受けて勤めていた工務店から出て行かざるを得なくなり、自分で仕事を探さなければならなくなったことが無ければ、私はお気に入りの大工という生き方で(仕事さえ切れず、働ければ)十分満足していたように思います。その思考は前述の一人目、もしくは二人目のレンガ職人と同じと言っても過言ではありません。しかし、残念ながら手に職をつけただけでは家族を養うことすら出来ないし、ましてや弟子として自分の下で働く者への最低限の義務さえ果たせなくなったのが現実でした。

誇りも自由も無い職人時代。

押し出されるようにして起業した私が、その当時したこと(出来たこと)と言ったら、知り合いに頭を下げて仕事の紹介をお願いすることくらい。腕に職をつけて自由に暮らせるようになりたいと思って建築の世界に飛び込んだのに、結局、技術を身につけただけではあっという間に職にあぶれる不安定な生活で、誇りを持って自由に生きるどころか、あちらこちらに頭を下げて回った挙げ句、安い日当だろうが遠方だろうが歯を食いしばり辛抱し、仕事を持っている人に言われた通りに走り回るだけ。美しく、完璧にレンガを積めるだけでは結局、職人として誇りを持って働くことなど出来ないのを身を以て学んだのでした。

職人がマーケティングを学ぶべき理由。

このままではあかん。と、人に頼って仕事をもらうのではなく、自分で受注出来るようにならねばと考え始めてから、様々な場所に行ったり、本を読み漁ったり、教えを請いに出向いたりして遅ればせながら必死で学び続けました。その結果、漸く元請け建築会社として成り立つ様になったのは今から10年程前ですが、その頃の私はただ美しくレンガを積むだけではなく、何故レンガを積むのか?という問いを深く考える様になっていたのです。レンガ職人の寓話は志を持った仕事をしよう!という話のみにあらず、当初は稼ぎたい、安定した暮らしをしたいと思う個人的な欲求からスタートしたとしても学びのプロセスを経ることで志を大きく持つことにつながり、結果的に誇りを持って働くことが出来る状態を作り上げることができるのを示しているのでは無いでしょうか。私が職人は儲かる理論、マーケティングを学ばなければならないと思う理由です。

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UX KANSAI #8 ペーパープロトタイピング

12月2日晴れ

UX KANSAI #8 ペーパープロトタイピング

今日は朝1番から大阪へ。UX KANSAIのセミナーでした。朝の9時から研修前のチームメンバーとの下打ち合わせ、10時から夕方6時まで丸一日みっちりと講義とワークショップ、終わってからは東通りの焼き鳥店での懇親会ととん平での二次会、丸一日どっぷりとUXデザインの世界につかりました。一年近くかけて行われる全9回の講座も今回を終えると1月のあと1回を残すのみ、最終会はサンプル企業へのサービスデザイン、ビジネスモデルのプレゼンテーションなので実質、今回がUXの思想を取り入れたサービスデザインを学び、考える最後のワークショップとなりました。幸運なことに今年のサンプル企業に取り上げられたのは日本最大手の某住宅メーカーで、これからの住宅市場の縮小に備え新たなビジネスモデルを模索しており、そこにUX的観点から新たなサービスデザインを提案するという私にも非常に深い関連のある興味深いテーマとなっています。

新しい働き方と住まい方。

私たちBチームが立案したプランはフリーランスや企業に所属しながらも自分の持つスキルを活かして余裕のある時間で仕事をしたいと考えるクラウドワーカー、もしくはこれからスタートアップを目指す若者が働きながら暮らしやすいコワーキングスペースと住居が一緒になり、仕事や情報が集まるSOHOのような施設の運営で、プライベートと仕事のバランスをこれまでとは違うボーダレスにすることによってそこに住まう人が自分らしい生き方を標榜できる梁山泊のような賃貸施設を全国に展開するプランです。これから日本が抱える人口減、人材不足の解消には働き方改革が求められると言われていますが、新たな働き方、稼ぎ方ができる場の提供、また人材不足に悩み、アウトソーシングを増やしていきたいが、クラウド経由だけでは心許ない、もしくはクラウドでの発注に慣れていない企業にも業務委託の選択肢を増やせる可能性があると考えました。

意味があるのか?尊敬されるのか?

上記のプランで目指したはテーマである、企業が持て余している現在使われていない社員寮などの遊休施設を再活用することでその施設の所有者である企業と建設会社であるサンプル企業、そして入居するユーザーの3者が共に幸せになるようなスキームです。講師の浅野先生が繰り返し口にされる、「その事業をこの企業がやる意味があるのか?」と「そのビジネスは尊敬されるビジネスなのか」という問いに対する答えを織り交ぜつつ、これまで行ってきたユーザー調査やインタビューで得た知見をもとにまだ顕在化していない顧客のニーズや劇的に変化する時代の流れを鑑みながらあれこれと議論をたたかわせてきました。その中で一番の問題は、マネタイズと言われる事業としての収益性の部分であり、ここにはチームメンバーさんと一緒に随分と頭を悩ませました。その結果、私が提案したのは、事業収益のサイクルを短期間ではなくもっと長期的な視点に立って計画をすることです。

ビジネスの起点は常に集客。

遊休施設の活用にはとにかく、そこに住まう人が集まらなければ話になりません。スキルと経験を持った社会人や才能を持った若者に集ってもらうにはそれなりのメリットが必要でこれが出来なければ何も始まりません。ある程度のスキルを持った人が移り住みたくなる理由づけには仕事が集まるSOHO的賃貸マンションというコンセプトなので、そこで得た収入に応じて家賃設定をするのはどうかと考えました。仕事が順調に回れば家賃を多く支払うし、収益が上がらない内は最低限の格安な家賃しか課金されないという条件です。建物のオーナーにすると最低限の収益が必要となるため、事業主体となるサンプル企業が一括借り上げをして建物オーナーの利益を確保して事業に参画してもらいます。問題は一括借り上げをする事業主体である住宅メーカーが手にする利益ですが、これは採算を取れないことを初めから覚悟して、CSR活動の一環、もしくは企業のブランドイメージ向上のための広告費という位置付けで予算計上をしてもらいます。結局、採算の取れない慈善事業のように感じられるかも知れませんし、マネタイズが成り立っていない無謀な計画のように見えるかも知れませんが、才能やスキルを持っているにも拘らずそれを活かせていない人たちに活躍の場を提供する取り組みは社会的に大きな価値を持つだけではなく、住宅メーカーとして近い将来、注文建築を受注することができる信頼関係を結んだ見込み顧客を創造する企業ブランド価値を高める大きな可能性を秘めていると思います。

リフレーミングから始める。

以上のプランは私の個人的な提案であり、まだチームメンバーとの合意が取れている訳ではないので、まだ最終回のプレゼンでサンプル企業に提案するかはわかりません。大体、収益は取れませんが、社会のためになるので新規事業として取り組んでください。なんて失礼な提案をするなんて常識的にはあり得ません。(笑)しかし、UX KANSAIでこの2年間学ばせてもらったのは今まで通りの思考では激変するこれからの時代には通用しない、ユーザーの体験から導いてまだ顕在化していないニーズを見つけ、提供することで新たな価値を生み出し、これからの時代にあったサービス、デザイン、ビジネスとして成り立たせることができる。今までの常識を打ち破ること、リフレーミングの思考を持つところから始めるべきということでした。実際にこのような新たな事業を立ち上げるというのは簡単なことではありませんが、業界を牽引するトップ企業であるからこそできることでもあると思いますし、全く新たな視点での事業モデルという点に関しては建築業界の枠組みにはない発想の提案ではないかと思います。(絶対に採用はされませんが、笑)

未だ見ぬ、未来の素晴らしい体験を作る哲学。

2年近くUXデザインを学んでみて、私がその理論体系が理解出来たかと言うと残念ながらそんなことはなく、未だ何にも実務に落とし込めてないのが現状ではあります。しかし、そろそろ来年から設計のステップにUXの手法を取り入れて、顧客の体験を調べること、知ることから未来の素晴らしい体験をデザインできる設計手法の確立を目指して行きたいと思います。とはいえ、漸く全体の流れ、ユーザー調査から分析、情報の可視化、そしてストーリーテリング、ペーパープロトタイピング、アクティングアクトというサービスデザインを生み出すプロセスの概要がぼんやりと理解できたに過ぎません。ご縁を頂いた浅野先生、UX KANSAIのコミュニティーの皆様にはこれからもご指導、ご教授をお願いしなければなりませんし、来年以降も引き続き学び続け、UX的な思考、哲学を身につけることができるように精進したいと思う次第です。特に今回は建築業界からサンプル企業が選ばれたこともあり、本当にいい勉強になりました。他のチームも(苦しみながら、笑)斬新なアイデアを考案されておられましたし、来年一月の最終講、各チームの発表を非常に楽しみにしています。とにかく、新しい世界を学べる環境よご縁には本当に感謝するばかりです。

深謝

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思えば招く。#ひょうご木づかい王国学校

12月1日 晴れ

お朔日。

今年もあっという間に師走がやって来て、ここから年が明け、新年を迎えるまでは本当に一瞬なのを50歳にもなれば知ってます。いつもの総社へのお朔日参りでは、一月の無事を感謝するとともに、今年やり残していること、積み残していることをなんとか(格好がつくところまで)やりきります!と決意を心の中でつぶやきました。人生とは時間のこと。一瞬の積み重ねがその全てだと意識して悔いのないような選択を繰り返せるようにしようと月に一度の習慣に紐付けて今一度、自分自身に思い返させました。

前を向いて歩く

事務所でひとしきりデスクワークを片付けた後、昼からはハーバーランドのひょうご木づかい王国学校にて打ち合わせ。以前このブログでもその経緯を書きましたが、兵庫県からの委託を受けて山と街を繋ぎ、兵庫の地元の森の活性化と地域に根ざす工務店の活性化を目指して兵庫県産木材の利用促進を喚起するための地道な啓蒙活動を繰り返して来た施設、ひょうご木づかい王国学校はこの年末をもって突然閉校、そして移転することになりました。施設の存続ありきで活動を続けて来た私たちに(というか、賛同してくださった多くのメンバーさんや支援者から)するとやるせない感満載のまさに晴天の霹靂以外の何物でもなかった衝撃の通達だったのですが、契約社会のルール上、これも致し方なく受け入れざるを得ないこと。怒ったり、腐ったりするのではなく前向きに今後どうするかを模索し続けています。

里山住宅博 in KOBE meets ひょうご木づかい王国学校

突然の移転話のとりあえずの着地点は、運営メンバーさんの卓越したアイデアとご好意で建築業界内では大きな話題となり全国の工務店が見学に訪れた、また最近では十人十色というテレビ番組で取り上げられて大きな話題となった里山住宅博in KOBEのモデルハウス内に移転させてもらうことになりました。里山〜のコンセプトも地域工務店が建てる家であり、地元の木材を使って建てた家も多く、全くなんの違和感もなくむしろ相乗効果を発揮できる可能性もある素晴らしいコラボだと思っていますし、ひょうご木づかい王国学校が目指す、失敗や後悔をしない家づくりのための相談所というこれから住宅を取得しようかと思っている人に向けての環境としては抜群だと思っています。

里山で抱えるジレンマ。

多くの方のご理解とご協力のお陰でなんとか来年もひょうご木づかい王国学校の事業を継続していける目処がついたのですが、それでも幾つか気がかりなことが残っていて、その一つが施設として販売しているモデルルームを使わせて頂くということで、モデルハウスの販売が終了すると居場所がなくなること。仲間である里山住宅博に出展している事業者さんのモデルハウスはできるだけ早く販売を完了してもらいたいと思いますし、そうなれば居場所が無くなるというジレンマを抱える構造はあくまで期間限定の仮の営業であり、その出口を考えずにはいられません。

思えば招く。

今日のひょうご木づかい王国学校での打ち合わせはそんな私の懸念を払拭してくれる素晴らしい時間になりました。「思えば招く」というのはTEDxSapporoでのプレゼンテーションで一躍有名になった植松努氏の言葉ですが、そんなことって本当にあるのだと心底思ってしまいました。ひょうご木づかい王国学校で私たちが目指しているのは兵庫県産の木材利用での森の活性化であり、それは同じ理念、価値観を持った地域の工務店の活性化に直結します。不思議ですが近くの山にふんだんにある木材よりも外国産材の方が安く、大手ハウスメーカーやビルダーは競争力とコストの圧縮を重視して地元の木を使うことがありません。私たちのような地元の企業がもっと消費者に認められ使う量を増やさないと山は廃れる一方です。しかし、集客と営業力に長けたハウスメーカーが大きなシェアを握っているのが現状で、性能もデザインもコストパフォーマンスにも優れた工務店が多くあるのに知られていないのをなんとかして地域に循環型経済を根付かせたいというのが私たちの願いです。

メディアの使命。

しかし、これから家づくりをしようとしている人に知ってもらう、そして価値観を理解してもらうなんてことはそんなに簡単なことではなく、私たちも試行錯誤を繰り返しながら悪戦苦闘を続けてきました。そんな時、ひょんなご縁を頂いて、全く同じ取り組みで大きな成果を手にして全国展開をされている岡山にある「家づくり学校」の事業責任者のU氏とご縁を頂き、その流れで本日神戸にお越し頂いたのでした。改めて聞かせてもらった、私たちとは全く違うメディアを運営されている立場からのU氏の話は強烈でした。「消費者に後悔しない家づくりをしてもらえるように情報を提供したいだけ」「選ぶのは消費者であって、私たちは間違いない選択をするサポートをするだけで紹介の事業じゃない」「本気でやらないと成り立たない」「業界ではタブーとされているけど完全成功報酬のみの広告として事業をしている」「循環する息の長い事業を目指している」等々、こんなに真っ当な考え方を持って目先の利益度外視で事業に取り組まれている方がいるなんて!と胸が熱くなりました。

ご縁に感謝しかない。

今後のことはまだ何も決定してはおりませんが、同じ理念、同じ価値観、同じベクトルを共有する方とコラボできて共に歩めることになるなら私にはなんの躊躇もありません。是非神戸に出店してください!と再度強くお願いをしておきました。とにかく、私たちが目指してきたことをそのまま理想的な形で事業化されていることへの尊敬の念と、目先の利益に囚われることなく本質に根ざすその姿勢に対する感情は共感を超えて感動と言っても過言ではありませんでした。ご縁を頂けたことに感謝するばかりのいいお朔日となりました。Uさん、俊介さん、本日はお忙しいなか遠方より神戸にお立ち寄り頂きまして本当にありがとうございました。心より感謝申し上げると共に、今後も引き続きお付き合いのほどよろしくお願いいたします。心から感謝致します。

心謝。

今日のアタリマエ

  • 建築用に植林された木を使わなければ山は荒れる
  • 地元の森を守るには地域の事業者がその意識を持つべき
  • 地域材の活用など消費者には興味がない
  • 実は県産材利用による低金利ローンや補助金の利用などのメリットがある
  • 情報過多の時代になり消費者の立場に立った住宅相談の場所でバイアスがかかっていない情報提供が求められている
  • 本気で失敗や後悔の無い家づくりのサポートをする機関は消費者から圧倒的な支持を得る

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来年1月 大阪開催は満員御礼、募集締め切りました。大勢のお申し込みありがとうございました。

来年2月 鹿児島開催厚生労働大臣認定での受講は締め切りました。キャリアアップ、一般型の補助金活用の方の締め切りは12月20日です。

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