ブランディング×職人不足解消×現場改革@福岡オープンセミナー

令和元年8月2日 快晴

心頭滅却すれば・・・

朝から容赦なく強い日差しの太陽にまるで攻め立てられている様に感じた朝、いつもの様に伊川の河川敷を散歩していたら、草むらの中に朝露に濡れた朝顔が顔を覗かせていました。気持ち涼しくなった様な気がして視覚によって暑さ寒さは変わるのだと、人の感覚、主観のいい加減さというか、世界は自分の見方、パラダイスが形成しているのだと改めて感じさせられました。(^ ^;)

楽しい時は一瞬。(^^)

今日は九州博多への弾丸出張、今期2度目となる福岡でのオープンセミナーで、前回の私の話を聞いて従業員さんや知り合いに聴講を勧めてくれた方のお陰で、長時間のセミナーとその後の懇親会も大いに盛り上がりました。私の話にとても共感したので飛び込みで懇親会に参加した、と言って下る方もおられ、同じ価値観を持った方々との時を忘れる楽しさに、もう少しで(また)最終の新幹線に乗り損ねるところでしたが、なんとか無事に神戸に戻ってきています。(笑)

テーマはブランディング。

今期のオープンセミナーは工務店のブランディングについて、を切り口にしており、今すぐにでも令和の激動の時代を乗り越えるブランド構築に取り組むべきだとの提言を熱く語っています。ただ、私は長年、チラシや雑誌をはじめとする宣伝広告を一切やめており、はっきり言ってプロモーションが得意ではありませんし、専門でもありません。なので、広く生活者の人々に知ってもらい、好感を持ってもらう認知活動については一切語りませんし、その資格もありません。ブランディングを語るには随分と畑違いな感も否めませんが、最近、ブランディング戦略について学んだ中で、プロモーションを行う前に踏むべきプロセスがあるのでは?と気づき、「ブランド構築の前提条件」について提言をまとめてみました。

インナーブランディングの重要性

ブランディングの勉強をさせてもらうのにブランド工務店と言われるサンプロ社や平成建設社、またオープンイノベーションで地域における工務店ブランド構築を目指すロカス会議等に参加させてもらって痛烈に感じたのは、ブランディングは外向けのアウターブランディングと内実を整えるインナーブランディングが表裏一体のワンセットだという事で、煌びやかなブランディングをされている企業ほど、インナーブランディングに力を入れておられるという揺るぎない事実です。

ブランド価値とは顧客体験の再現性。

インナーブランディングとは社内ガバナンスであり、品質の担保であり、顧客との約束を守る状態管理であり、事業目的の共有です。まずは当たり前の事を当たり前に行える事、そして顧客の期待値を超えるサービスを提供して、顧客との信頼構築を全ての顧客接点で再現できる仕組みを作り上げる事に他なりません。特に、「何のために?」という問いに対する答えが社員だけでなく、協力業社、取引先を含めて顧客接点である現場に携わる全員が同じ方向に向く事が最重要で、そのためには意識改革が必要です。

期待値を超える仕組み。

要するに、アウターブランディングに取り組む前に、実際にサービスを体験した顧客が期待値を大きく超えた感動を再現する仕組みを構築しておかなければならず、建築業界においてそのタッチポイントは顧客の期待値が低い現場にあるのではないかと思っていて、「決められた範囲の自分の役割を決まった通りに果たせばあとは関係ない。」との思考は職人や施工管理者などの技術系の現場実務者にありがちな思考で、自らをコミュニケーション下手だと自認する現場系の人たちこそ少し意識を変えれば顧客の期待値を大きく超えても感動を与えることができると思っています。

建築業の評価は現場が全て。

私たち一般社団法人職人起業塾で行っている研修は、現場実務者に対して経営者感覚を浸透させ、目先の損得や効率ではなく、しっかりと事業の目的=経営理念を現場での選択に反映させる事に主眼を置いています。建築業の評価は結局、現場での成果物とプロセスに集約される訳で、現場作業に行く先々で、お客様から「これからもずっと御社にお願いしたい。」と言われるような関係作りを現場で実務者が行うことがブランディングの前提であるインナーブランディングの要となると考えて、この度のセミナーのコンテンツをまとめました。

目指すのは全員が経営責任を負う組織づくり。

セミナーの最後に、経営の神様ドラッカー博士の著書から「最終的には全員が経営書として全責任を負う組織を作らねばならない」という言葉を引用しており、今日のセミナーではそのスライドに大きく頷いてくださった経営者や警官が数多くいて下さったことに非常に嬉しく感じました。とは言え、「他人と過去は変えられない」と言われる位、人の意識を変えてもらうこと難しい事はなく、私も20年以上工務店を経営しておりながらいまだに試行錯誤送り返しています。意識を変え、態度を変え、行動を変え、習慣を変えるには長い期間をかけてのトレーニングが必要であるのは私自身の経験則で痛いほど身に染みており、そんな場を提供したいと考えて半年もの長期間の研修及び、毎年のフォローアップ研修を行っています。

ブランディング×職人不足解消×現場改革。

そんなインナーブランディングの必要性と構築の具体的な方法論についてのセミナーは来週8月8日の東京で一旦終了です。建築現場のマネジメント改革から職人等の現場実務者が生み出す付加価値を増大させ、職人の社会的地位の向上と企業の利益、顧客への期待値を超える体験の提供の三方良しの実現に興味を持ってくださった方と情報の共有を図りたいと思います。未来の集客を支えるブランディングの必要性、職人不足の解消の根治的アプローチと合わせて熱く語っておりますので、関東方面の皆様、是非ともご参加ください。お会いできるのを楽しみにしております!


8.8東京オープンセミナーにて最終です!

全国一斉、現場ブランディングと現場実務者育成に必要な6つのコンテンツ。 @職人起業塾オープンセミナー&フォローアップ研修開催します。

【東京開催】 □日程:8月8日(木)14時~18時30分 □場所:株式会社 Ship セミナールーム https://www.facebook.com/events/419618805307424/


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