一打差の重み。と、原因と結果の法則(涙)

5月6日 快晴!

GW最終日の水曜日。

すみれ事務所はローテーションでシフトを組んでいるので、GW中も平常営業ですが、今日は水曜日ということで、お休み。

と、言いつつも彦根で頑張っているヨーヘーをはじめ、数人の工務スタッフは出社しておりますので、事業所としては相変わらず不休の体制でやっております。

頑張ってくれてる皆さん、ごくろーさまです。

絶好の天気に恵まれた連休最後の日、私といえば、仲良し同業者のNKR社のゴルフコンペにおよばれ頂き、シーズン真っ盛りの気持いいラウンドを楽しみました。

東条の森カントリークラブ 宇城コース
東条の森カントリークラブ 宇城コース

実はこのゴルフコンペに参加するのはずいぶん久しぶりで、固定ハンデ戦にも拘らず、最近の平均スコアとかではなく、以前の超悪いスコアが参考にされていて、どーんとハンデをもらえるというラッキーなことになっていました。(笑)

大チャンス到来です。

(大したことはありませんが、)「最近のスコアで上がれば、ふつーに優勝できるで、」というO社長の言葉もあり、優勝する気満々で意気揚々と参加してきました。

で、結果はというと、、
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
一打差で優勝を逃しました。。。(涙)
今、思い返せば、
あのパットが入っていれば、、
あのショットがバンカーに入らなければ、、
後3センチ強く打っていれば、、
もう少し右を狙っていたら、、
と、反省と言うより後悔すること満載ですが、イロイロ考えた結果、結局は練習不足に尽きる、と自分自身で結論づけました。(苦笑)
実は以前から、そもそも、パターがヘタすぎる、という重大問題を抱えておりました。
1週間程前に、今回、千載一遇のチャンスが巡って来たことを知って、これは何が何でもパターをマシにしなくてはいけない!と思い、物置に押し込んであったパター練習用のマットを引っ張り出しました。
一番良く使うクラブなのに、全く練習しないこと自体がナンセンス、と以前から分かり切っていたことをやっとこさ実践に移したのです。
しかし、、
ありがちなことですが、パター練習用マットを広げた時点で、少し満足してしまい、、
全くしなかった、とは言いませんが、練習した!と自身を持てる程大して練習しないまま今日を迎えてしまったのでした。
一打差で優勝を逃した結果は、その「練習出来る状態にしたのに、練習しなかった」という一点に尽きます。
なんて情けない。。(涙、、)
地道に培って来た努力が実力となり、その実力を持って行なう一瞬の判断が積み重なってスコアを作り、結果となる。
いわゆる、『原因と結果の法則』そのまんまです。。
悔しい、と言うよりは情けない思いを噛みしめながら、
「ゴルフのスコアって、結局は一日一日積み重ねる人生と全く同じやん、」
と気付き、ゴルフだけに限らず、自らが求める結果を残すには、やっぱり毎日、目標に対して、
『今出来る事をやり切る!』
と言う決意が必要なのだと改めて感じた次第です。
そして、人生はワンチャンスだけではない!
今回のような大量の固定ハンデをもらってゴルフをすることは二度と無いと思いますが、もうすぐ取引先や協力業者さん、勉強会の仲間達に集まって頂いて大勢で開催させて頂く、『第二回すみれコンペ』もあることですし、もう一度、明日から(←今日からやれ!って話、、)気持を切り替えて地道に、面白くないパターの練習にコツコツと励みたいと思います。(笑)
ゴルフネタを語る程、一生懸命ゴルフをしているワケでもないし、語れる腕前も持ち合わせておりませんが、今日のラウンドは本当に大きな反省と示唆を頂きましたので、悔しついでに書き残しておきたいと思いました。
O社長はじめ、NK会の皆様、ありがとうございました。
次回は、ハンデが減った分、しっかりと練習をしてから参加させて頂きますね。
宜しくお願いします。(苦笑)

よし、京都に行こう!@サムライの残像

5月5日 こどもの日 晴

昨日の雨空はどこへやら、五月晴れの下、昇って来た朝日に起こされた朝は爽快でした。

少し早めに起き出して、いつもの筋トレの後、ゴルフクラブを数本握りしめて、アイドル犬チャックのお散歩がてらゴルフ練習場で一汗かいてスッキリとした頭で出勤。

今日も午前中はGWを利用して補修工事を進めている現場へ。

休み無く出てくれる職人さんのお陰で、何とかうまく仕上げることができそうでした、本当にありがたいことです。

塗装仕上工程
塗装仕上工程

現場の状況を確認した後、昼からは茶の湯のお稽古に滋賀県の和邇まで向かう予定でしたが、思いの外時間が出来たので、通り道やし、と思い、Facebookで姫路のコツブちゃんがアップしてくれていた写真展を覗きに京都で途中下車しました。

一時、CMで流行った、「そうだ、京都に行こう。」です。(笑)

人でごった返す京都駅
人でごった返す京都駅

覗きに行ったのはこちら、

KYOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015

「 TRIBE − あなたはどこにいるのか? 」

TRIBEを直訳すると「部族」となりますが、ここでは血や地域といった先天的なつながりだけではなく、個々人の意志で結ばれた様々な視点からなる人間の集まりを指しています。そして様々な視点とは、世界の先住民文化やその歴史はもちろん、現代ポップカルチャーまでもが含まれる、いわば表現しえる思想や文化全般に関わるものです。

新しいTRIBEという視点の発見が、誰もが尊く素晴らしいということを再認識させる一助となり、また情報過多のこの現代において自分の立ち位置を見つめ直すきっかけとなるよう、KYOTOGRAPHIE独自の視点からセレクトして開催される14の写真展です。

 

京都のあちこち(14カ所!)の美術館やギャラリーで開催されている写真展は、2日ぐらいしっかりと時間を取ってゆっくりと見て回るべき、なのは重々分かっており、告知のwebサイトを見た時はそこまでの熱意も時間も無く、オレには関係ないな、といつもなら簡単にスルーしてしまうのですが、今回はとりわけ目を引いた一枚の写真があり、どうしても実物を見てみたい、と思い時間を切り詰めて見に行ってみました。

その写真はこちら、

日本の武者(射者)
日本の武者(射者)※ポスターより。

今まで見たことが無かった、武者のリアルな『写真』を観て、私が生まれるわずか100年前、1867年の大政奉還まで、武者、武士が職業として成り立っていたとう事実と、それからのわずかな期間に欧米と肩を並べるまでの発展を成し遂げ、その後戦争に敗れて国中が一旦焦土と化しながらも、今また、世界のトップの先進国の一翼を担うまでに復活して来た日本と言う国の強さを改めて思い、改めてその凄さを感じずにはいられませんでした。

同時に脳裏に思い浮かんだのはその強さの根源って、一体何なのか、という素朴な疑問です。

そして、サムライの写真展を見て、ぼんやりとですが、その答えが垣間見えた気がします。勤勉、実直、または我慢強いとも言われる日本の国民性ですが、世界でも類を見ない成長と発展、そして復興を成し得たのは世界中探しても見当たらない高い精神性、倫理観を国民全体が持っていたことが原動力となったと言うのは間違いないコトだと思いました。

サムライの残像
サムライの残像

江戸時代に戻るべきだとはモチロン言うつもりも有りませんし、この100年の間に起こった文明の凄まじい進化を否定するものでも有りませんが、欧米型の資本主義経済の行き詰まりが世界に閉塞感と新たな紛争の火種となっていると言われる現代、私たちは今一度、サムライの精神に学びなおす時が来ているのではないか、なんて思ってしまいました。

 

日本人が古来から大事にして来た価値観、自然界の全てに神が宿るという八百万神への信仰心や、フロンティアスピリッツとは真逆の自然との共生、義の為に命を賭ける真摯さ、三方よしに代表される高い社会的倫理観、地域に根を張り根気よく土を耕す原理原則主義を見直すことこそが、これからの日本に必要なことではないでしょうか。

この写真展のテーマ『TRIBE』=部族をもう一度直視し、見直すことが新たな多様性を受け入れる下地となり、未来に光を見いだすことの出来る新たな価値観になるような気がしました。

とにかく、素晴らしい企画と写真でした。

まだもう少し、開催しておりますので、京都近郊にお住まいの方は是非足を運んでみられては如何でしょうか。

てか、コツブちゃん、ありがとう!

 

おまけ、

湖西では神戸より一足先に田んぼに水が引かれ、田植えが済んでおりました。

もう夏です。(^ ^)

和邇の田んぼ
和邇の田んぼ

ひとつだけの望みを叶えてくれる観音像。@長谷寺

5月4日雨

ゴールデンウィークも折り返しとか後半に突入とか、朝の情報番組で耳にしましたが、今日の私は残念ながら出勤日。

image

連休の時にしかできない土間の手直し工事の現場に朝から向かった後、以前電磁波の対策をさせていただいたお宅のアウターフォローに奈良県桜井市へ。

電磁波測定
電磁波測定

久しぶりのロングドライブとなり、混み具合を少し心配しておりましたが連休も谷間ということでたいした渋滞もなくスムーズにミッションをこなすことができました。

電磁波と言う見えないものに対する対策は、目に見えないだけになかなか厄介で、一度対処をしたからと言っても、検証の計測をしてみないときっちりと対策ができているかどうかはわかりません。

今日のアフターフォローでも、完璧にできているところばかりではなく問題が残っている所が浮き彫りとなり、引き続き改善のサポートをさせていただくことになりました。

確認、検証の重要性を再確認です。

長谷寺山門
長谷寺山門

その後は、少し早めに仕事を切り上げさせてもらって、唯一、夫婦の共通の趣味?である大好きなパワースポット巡りと、いつもお世話になっている大神神社にお礼参り。

天恵を受ける三輪山
天恵を受ける三輪山

まずは大本山長谷寺へ。

雨の長谷寺本殿
雨の長谷寺本殿

なんでも、期間限定でご開帳されているご本尊の観音様のおみ足に触れると1つだけ願い事が叶うそうで、、

向かう道すがら、1つだけ叶えてもらいたい願いってなんだろう、と散々想い悩みながら山深い高台にひっそりとある古刹へと車を走らせませた。

長谷寺の本堂に着いてみると、なるほど日本最大級と言われる観音様の立像は迫力満点で神々しい光を放ち、確かに願いを叶えてくれそうなありがたい雰囲気を醸し出しておりました。

それにしても、本当に叶うか、かなわないかは別として、1つだけ願いを叶えてもらうとしたら何を願うか、というのは非常に難しい問題で、いざ仏像を前にしてもどうにも心が定まりまりません。

その問いは、ある意味において、「私は何のために生を受けてこの世に生まれてきたのか?」という人としての永遠の命題と深く関わるような問いかけです。

私のような小さな会社の事業主にとって、「人生」と事業とはほとんど同義こと言っても過言ではありません。

事業を通して成し得たいこと=人生をかけて達成したい目的とほぼ同じなのが実際のところ。

私は一職人からの叩き上げで、職人時代に感じていた不安や恐れ、厳しかった暮らし向きのことが今も心の奥に染み付いて忘れることができません。

日本のものづくりの底辺を支える重要な職業であるはずの職人がそんな状態のままでは、建築業界のみならず日本全体に大きな悪影響を与えると考え、「職人の社会的地位の向上を図る」ことを事業を通して叶えるべき使命、ミッションに掲げています。

なんとしても、職人のあり方、そして雇用する工務店のあり方を変えて、未来に光を見いだせる業界に変えたいと心底願って事業に取り組んでいます。

で、その成功を観音様にお願いしたかと言うと、、

結局そうではありませんでした。

悩みに悩んだ挙句、結局、私が観音様にお願いしたのは、人生をかけてなし得たいと思っている事業ではなく、、

「家内安全」

家族の健康でした。

それは、事業の事は神頼みでなく自分の力でやる!と言うような驕った考えではなく、まずは家族を守ることさえできない人間に、世の中を変えると言うような大それたことができるわけがないと思ったからです。

長年、家族を顧みず仕事ばっかりしてきたという負い目があるのかもしれませんが、小さなところからしっかりと土台を固めて、1つずつ積み重ねていきたいと改めて思い返した次第です。

さすが、すみれママ☆のソウルメイトイチ押しのパワースポットだけあって非常に深い気づきと決意をいただくことができました。

叶うかどうかはわかりません、しかしたったの1つ願いことを考え、願い、祈るという貴重な機会をいただける、ありがたいご本尊のこのたびのご開帳は5月月末までです。

ゴールデンウィークもあと2日あります、特にご予定が決まっていない方は行ってみられてはいかがでしょうか。

強く、お勧めします。(笑)

 

おまけ、昨日のが〜まるちょば、最高でした。

言葉を使わないエンターテイメントの力、偉大です。

が〜まるチョバLIVE
が〜まるチョバLIVE

御社の、ケイエイリネンて何ですのん?

5月2日 引き続き快晴

好天のGW
好天のGW

世間様ではゴールデンウィークに本格的に突入。すみれでは今日まではすべての現場が動いており、中にはゴールデンウィーク中も継続して進める現場もいくつか。

すみれ事務所も若干出勤者は少なめですが通常通り営業しておりますので、何か御用がございましたらお問い合わせください。

土留め工事完了!
土留め工事完了!

今日は、休み前ということもあり精力的に現場を回ってきました。

午前中は、新築の現場、海の見えるSumikaでお施主様の立合の下、気密試験を行いました。C値と言われる数値の測定で、送風機で空気を送り出して建物にどれぐらいの隙間があるかを調べるという測定です。

気密測定器
気密測定器

結果は上々、「建物の隙間が少ないはから送風機のファンが回りませんね」という、ぴこりの大高さんの言葉に一同ほっと胸を撫で下ろしました。

すみれの卒業生で、職人起業塾の塾生でもある施行担当のコムさんは、「ほれ見たことか、」と鼻たかだかになってました。(笑)

気密測定中
気密測定中

海に面した高台、最高のロケーションに建つこのお宅では台風の時だけでなく常時激しい風を受けることを想定されるだけに、「この数値だと外部の風の影響は全くありませんね」という測定士さんの言葉はずいぶんと喜んでいただけたようでした。

工務店は工事品質が命、丁寧な施工をしてくれたおかげで面目躍如できてよかったです。(笑)

image

さてお題目はその後、渋滞を覚悟しながら現場回りに車で走ってた時に聞いていたYouTubeにアップロードされている大好きな田坂塾長の講演から。

ヘーゲルの弁証法から資本主義社会のあり方、日本式経営哲学の素晴らしさへと流れるように、そして理路整然と説かれるその話ぶりに(いつもながら)非常に心を打たれました。

その中に、日本型の経営は実業で社会貢献とする。といったという言葉があり、これには特に感銘を受けました。
すみれの経営理念は、

「建築を通して地域社会に貢献する。」

でして、それを叶えるためのミッションや行動指針としてのミッションステートメントも創業時からありますが、「御社の経営理念は?」と聞かれたら前述のシンプルな経営理念を口にします。

私たちが目指すべき事業の目的を考えに考え抜いて最大公約数をまとめつつ、且つできるだけシンプルにと考えた末に作り上げたこの経営理念ですが、あまりに大まかで、当たり前すぎるのか大体の人の反応は「ふーんそうですか、」的な反応がほとんどで、あまり強い印象を持たれる事はないように感じています。
それは、スタッフにしてもそうで、新入社員などは、ぼんやりとした感じに受け取られあんまりピンと来てないような顔しています。(苦笑)

まぁ、いいといえばいいのですが、、

なのでよくスタッフには、

「社会貢献とはまず雇用を守り社員の家族を幸せにすることや、その次に協力業者さんとwin winの関係を構築することや、そしてそれをもとに現場で結果を出してお客様に満足してもらうことやで、そこから少しずつ地域へと幸せをと広げていくことが我々の社会貢献なんや」

と説明を繰り返しています。

実は、もっとわかりやすい具体的な文言に経営理念の策定をやり直したほうがいいのかしら、とずいぶん前から悩んでおりまして、、、
実際あれこれ考えてはみたものの、これ以上いいのが浮かばなかったというのが実情です。

しかし今日、田坂塾長の講演を聞いてこれはこれでいいんやな、と妙に納得してしまいました。

本業として社会貢献を実現するのが日本型の経営の根本である。

なんて素晴らしい勇気づけられる一言でしょう(笑)

その大きな目的に向かってスタッフと一緒に力を合わせて努力をし続けたいと思います。

混み合うの覚悟をして車で出かけてよかったです。やっぱり人生はすべての物事に意味がありますね。

その田坂塾長のご講演、少し長いですが、是非見て(というより聞いてみて)下さい。

自己限定解除のススメ。

5月1日快晴

まさに薫風香る季節、暦の上ではそろそろ夏がやってくる5月になりました。

いいことが起こる予感いっぱいの朝、いつものように近所の総社へお朔参りに行ってきました。

5月の総社
5月の総社

今日はゴールデンウィークを前にした貴重なウィークデーと言うことで朝から現場にて設計事務所の先生と打ち合わせをしたり、事務所に帰ってきて設計担当として店舗レイアウトのすり合わせをを2本行ったりと忙しく1日を過ごしました。

土留め工事進行中
土留め工事進行中

慣れないCADを使って疲れたわけではありませんが、(笑)夜は早めに仕事を切り上げて、娘がアルバイト、ではなく家業のお手伝いとして働く焼き鳥店へ。

別に心配なわけでは無いですが、、(苦笑)

店舗厨房レイアウト打ち合せ中!
店舗厨房レイアウト打ち合せ中!

お題目は、初々しく働く高校生の姿を見て思った事です。

親が店に客としてくるのは気恥ずかしいのか、どうもぶっきらぼうな接客をする娘を見て、いつもこんな事はないんやろうなぁ、、と心配に思いつつ、自分の若い頃を思い出しました。

【経験不足と自己限定の関係】

私の若かりし頃の事をご存じの方は皆さん口を揃えて言われます。「まるで別人になったよーや」と。

人間的に成長したと言うよりは、根本的に何かが変わったんじゃないか?とも言われます。

それは単に経験の積み重ねだけではなく、もっと根本的な目を向けて解決をはかってきたことが大きいと思っており、実はそれは自己限定を認識するところから始まりました。

人は成長するにしたがって、新しいことにチャレンジする機会が増えていきます。今までやった事ない事は、もちろん自信満々とはいかないでしょう。
そして自信がないままのチャレンジは失敗する可能性も高い。

もちろん、経験を積んでいけばできるようになっていくことがほとんどですが、その境目に『自己限定』の解除の瞬間ががあると思うのです。

やったことない→できない

から、

やったことない→教えてもらった→できる気がする

もしくは、

やったことない→やってみた→できた

そして、

やったことない→いつもできる→たぶんできる→できた

1つずつ経験を積み重ねていくことによって自分の可能性に目覚めていくというか、未知のものに対する向き合い方が変化していきます。

人は皆、生まれてきた時はおぎゃーと泣くこと以外、何1つの経験もなくこの世に出てきます。

そこからの人生は全てが新しい経験でありやったことがないこと、それを1つずつクリアして大人へと成長していきます。

小さな頃は、自分ができるとかできないとか考えることもなく何事もチャレンジするのに、だんだん大人に近づいていくと成功体験だけでなく、うまくいかなかった経験も記憶の中に埋め込まれ意識するしないにかかわらず自己限定が始まります。そして、その自己限定は自分では意識することがないまま徐々に強くなっていたりするようです。

【限定解除の必要性】

人の成長の定義はいろいろありますが、1番はやっぱり、できないことができるようになることだと思います。
仕事上で言うと、成果を上げれるようになること。
それは常に、新しい目標を設定してチャレンジし成功すると言う上向きのスパイラルの渦に身をおくこととなり、結果の積み重ねが大きな価値を生み出すのではないでしょうか。

それを阻害するのが「自己限定」です。
その解除の方法を身につけると今まで経験したことない難しいタスクに向き合える力が湧いてくるようになると考えています。

【自分では気付かない自己限定】

しかし、自己限定というものは非常に厄介で、全て自分で認識できているものばかりとは限りません。
いわゆるマインドブロックとか、セルフイメージの持ち方と言われたりしますが、知らず知らずに「自分はこういう人間だから」と言う思い込みを持ちそれを大前提として物事に向き合うようになったりします。

自分の大前提となった時点で、問題として認識はできなくなってしまいます。

かつて、私も非常に強いマインドブロックを持っており、それをヒプノセラピーを受けてはずしてもらうことに成功してからずいぶん物事に対する見方が変わりました。

いわゆる、限定解除の成功です(笑)

今になって思うのは、身の回りの物事がうまくいかない根源を一生懸命探し、考えた結果、その根本的な解決に向けてあらゆる手段を講じようと決意したのが幸いしたのだと思います。

ごくごく自然に、知らない間に身についてしまう自己限定を意識するのは簡単ではありませんが、なぜかうまくいかないなぁ、と思うようなことがあれば自分の心の奥底にブロックがないか確かめて見られるのがいいと思います。

【まとめとオススメ】

とかく人生はあらゆる問題に満ち溢れています。
人生を成功に導くには問題解決のスキルを高める事が非常に重要であり、それを身につける基本として自分自身の限定の解除方法を知っておくべきだと思います。

ただ、残念ながら認識出来ないことを解決はできません。このブログを読んで、

「やる気はあるし、努力もしている、しかし、原因が良く分からないが、うまく行かない・・」

と思われている方が、ひょっとしてうまく行かない原因はマインドブロックなんか?と意識を持つきっかけになれば幸いです。

私が主催する職人起業塾でも問題解決の方法論の一環として、ヒプノセラピーを受けてマインドブロックを外してみたら?とアドバイスすることも少なくありません。

受けられた方はそれぞれすっきりと自分の問題の根本を理解されるようですので、それなりの成果が上がっているようです。

ご興味がある方はやり手(美人)ヒプノセラピストさんをご紹介しまので、お気軽にお問い合わせくださいねー。

新社会人に贈る(先輩達からの)16個のエール

4月30日 晴れ

image

1月はいぬ、2月は逃げる、3月は去ると言われますが、4月も疾風のように過ぎ去っていきました。

あっという間に新年度の月も今日でおしまい。

今日は、朝から新入社員の1ヵ月目のオリエンテーションを行いました。
入社式の後行ったオリエンテーションの内容の振り返りや1ヶ月働いてみた感想などを聞いてみました。
すみれ期待の若手大工候補達は、先輩に優しく見守られながら機嫌よく働いておられるようでした。

右も左もわからない、社会と言うよりは現場業界に飛び込んできていろんな不安があったでしょうが、なんとか馴染んでくれそうな雰囲気にほっと胸を撫で下ろしました。

image

新人オリエンテーションの後は、設計スタッフとの業務改善会議、その後は職人起業塾の社内バージョンの勉強会を工務部スタッフ全員で行いました。

日が暮れてからは、3階のテラスでバーベキュー、いわゆる『新歓』、新入社員歓迎会を行いました。

それぞれが、現場単位で動いているすみれの業態では、顔を合わしコミニケーションを取ることが少ない先輩も多くいることから、スタッフ全員が一堂に会して懇親を深める場を持ってみました。

image

お題目は、その新歓(新入社員歓迎会)で先輩達からこの度一緒に働くことになった若者達に送った言葉まとめです

  1. あきらめない
  2. 逃げても一緒
  3. 楽しいことを探して仕事する
  4. あるいは素晴らしいあるいはアウト
  5. あきらめなければ必ず勝つ
  6. 1番辛い時が1番大事な時
  7. 何事も経験
  8. 感謝の心を忘れない
  9. がんばれ、一生懸命したら誰かが見て応援してくれる
  10. 友達を大切に
  11. ピンチはチャンス
  12. 夢を忘れないでください
  13. 過去と他人は変えられない
  14. 継続するこそが力なり
  15. 種をまかねば芽は出ない
  16. 習慣が人生を変える

 

以上、先輩からのエールを次のオリエンテーションまでに全て暗記して心の中にインストールするようにと言う私のオーダーはちょっと厳し過ぎるかもわかりませんが、きっと努力で目標達成してくれるものだと信じています。

と言うのも、オリエンテーションの中で、アクティブブレインで教わった記憶術を私が簡単にレクチャーして、(薄っぺらいながらも)覚える技術を身に付けてもらったから。
彼、彼女らが先輩たちのエールを全て覚えてるかどうか非常に興味が湧くところです。(^ ^)

とにかく、日々年老いていく私たちが、持続継続できるビジネスモデルを構築するには次世代を担う若者の育成が不可欠です。

厳しくも優しいまなざしでスタッフ全員で育てていきたいと思っていますので、すみれの新人がお邪魔した際は、何卒皆様も温い目でご指導、ご鞭撻をいただけるようによろしくお願いいたします。

おまけ、最近すみれの大工はイケメンぞろいと噂があり。

なんでも、小栗旬、櫻井翔、向井理にそっくりとのこと。

image

続いて、マキダイ、ブルースリーなんですと。(笑)

image

富士登山2015 ご来光ツアー、リリース!

4月29日 曇りのち時々晴れ

今日は水曜日ですみれ事務所はお休み、珍しく祭日と重なって世間様と同じ様にGWに突入、というウキウキした気分を味わいました。(笑)

私といえば、朝早くから起き出して(メンバーではないにも拘らず、笑)何かとカラミの多いBN!なる朝活の異業種交流会のゴルフコンペにご招待頂き、参加してきました。

ローズウッドゴルフクラブ
ローズウッドゴルフクラブ

スコアの方は相変わらず、、(涙、)でしたが、ドラコン賞とニアピン賞を一つずつゲット!メンバーさんと天候にも恵まれ、最高のゴルフシーズンを堪能してきました。

昼過ぎにゴルフを終えて、夕方は太陽光システムの設置を行なっていた新築工事中の海の見えるsumikaへ。

 

屋根から見える明石海峡
屋根から見える明石海峡

南向きの大屋根にビッシリ、と太陽光モジュールが敷き詰められていました。

この海の見えるsumikaは国土交通省のゼロエネルギー認定を受けて助成金を受けております。

1次エネルギー換算で、作るエネルギーが消費するエネルギーを大幅に上回る住宅となり、実質ずっと光熱費がかからない、と言うよりも売電の収支の方が上回るという画期的な住宅です。

電気料金が上がり続ける状況の中で、光熱費の負担が無い家に住まえると言うのは大きな安心に繋がると思います。

内装下地プラスターボード貼り
内装下地プラスターボード貼り

この週末には現場での気密試験を控えており、急ピッチで内装下地を進めておりました、すみれ期待の建築女子、リカちゃんも頑張っておりましたよ。(^^)

 

さて、お題目はいよいよGWに突入!ということで、山へ海への行楽気分が高まって来たことも有り、かねてから希望者が多かった毎年恒例の『富士登山 ご来光ツアー』のリリースです。

本日のBNIのメンバーさんからも、今年は是非参加させてください!との声も多く頂きましたので、昨年にもまして賑やかに(今年で6回目となる)日本一の山、富士山に登りたいと思います。

今年の日程等、すみれのfbページで公開しております。

*****内容はこちら、*****

第6回 夏の富士山登山【ご来光ツアー】

 

「やっぱり一生に一度は富士山に登ってみたい」
そんな声にお応えして、登山初心者でも気軽に参加、登頂、そして日本一のご来光を見て頂ける様に、との想いで企画して今年で6回目を迎える富士登山。
親子、ご家族での参加を特におススメしています。
すみれのスタッフがフルサポートしますので、ご興味がある方はお気軽に御相談、お問い合せ下さいね。

日程は、
新富士駅9:20発の富士急行バスにて5合目へ、
昼食、高度順応の後13:00から登山開始、
18:00に8合目の山小屋に到着して夕食、仮眠。
25:00から登頂アタック、4時に登頂、4:29のご来光参拝。
8:00から下山、10:30のバスにてパナジウム温泉へ、入浴、昼食の後、新富士駅へ。15時頃解散の予定。

※雨天中止することがあります。また火山活動が活発化した場合も見合わせる可能性があります。ちなみに、5回中3回は美しいご来光を拝めていますのでご期待下さい!(笑)

*****ここまで転載*****

毎年、様々なドラマを見せてくれた富士山、今年はどんな感動を与えてくれるのか今から楽しみでしょうがありません。

ちなみに、今までの富士登山の振り返りブログはこちら、良かったら覗いてみてください。

https://shokuninshinkaron.com/?s=富士登山

募集は5月末までで締め切りますので、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

すみれの新人研修の一環として、新入社員2名も参加することになっていますので、私はもとより、スタッフでのフルサポート体制を整えております。まだ一度も富士山の山頂に立ったことが無い方は是非この機会をお見逃しなく!

沢山のご参加、お待ちしております!

 

 

アースオーガに学ぶ、問題解決と目標達成。

4月28日快晴

今日も(4月なのに)夏日の神戸です。

ネパールからの悲報が次々と伝えられ、またもや、やるせないというか無力感に苛まされておりますが、自分に出来る事を考えながら野口健さんがfbにアップされる情報を見守りたいと思います。

それにしても、、大自然の力に対して人間って無力なのだと、またしても思い知らされることとなりました。今回の地震で尊い命を失われた方へのご冥福を祈りつつ、800万人とも言われる被害を受けられた方に心からお見舞い申し上げます。

晴天の土留め工事
晴天の土留め工事

昨日に引き続き、今朝も早くから新築工事の前段階に当たる土木工事の現場立ち会いでした。

アースオーガ(と言うドリルの親玉)で地中深くまで穴を堀り、H型の鉄骨を打ち込んで土留めを行っているのですが、嫌な予感が的中というか、悪い方の予想が当たった、というか…

地中の中で岩にあたりまくり、かなりの苦戦を強いられました。

しょうがないですが、やってみなければわからないことって結構あるものです。

ま、とかなんとかいいながらも、頼りになるプロフェッショナルな杭工事屋さんののおかげでなんとかなりました。

ありがとうございました。

晴天の土留め工事
晴天の土留め工事

【問題はとにかくいくらでもある】

お題目は今日の土木工事を行ないながら考えたこと。

人生はとにかく、問題に満ちあふれています。(笑)

全然問題なーい、全く関係なーい、とジャニーズの誰かの歌でありましたが、社会に出て働き出すと、なかなかそんな風に手放せない様々な問題が次々とやってきます。

今回の工事の地中の岩のように、掘り進まなければ存在すら分からない問題はあちこちに隠れていて、しかもやってみなければ分からないので、問題を避けて計画することもままなりません。

しかし、地中の岩の様に調べる手だてが無いことばかりではなく、行動を起こす前に綿密な下調べをしてリスクを回避することが可能なコトもモチロン有ります。しかし、残念ながら目に見える顕在的な問題って、潜在的なソレに比べて圧倒的に少ないような気がします。

いつ発生するかもしれない潜在的な問題の代表として、今回も多くの犠牲者を出した地震のリスク等はいうべくも有りませんが、もっと身近な例に例えれば、ヒューマンエラー。

最近頻繁に有る飛行機事故や交通事故なんかがその最たるモノですが、いつもできているはずのことがふとしたきっかけやうっかり、もしくは体調の変化や感情の揺らぎでミスを犯したりすることって完全に防ぐ方法はないと思います。

最近の車にはエマージェンシーブレーキという優れものが搭載されているようですが、だからといってシステムや機械に頼ればそのリスクは減るかと言うとあながちそうとも言い切れません。

 

【問題には立ち向かうしかない。てか、それが人生】

しかし、物事を進めていく、目標を達成していくには次々と現れる問題を1つずつ解決することが不可欠です。解決出来ない、と諦めてしまうと全てはそこでおしまい、ゲームセットを迎えてしまいます。

そして、人生は問題だらけ、という事を考えると、「もうあかん、やめた。」とあきらめてもすぐに違う問題に打ち当たったりします。

結局、逃げても逃げても問題は次々にやって来ることを考えると、ひとつずつに丁寧に向き合い、最善を尽くし障がいをクリアし続けるしかない、というか実は人生ってそもそもそんなもので、自分自身の問題だけに限らず(アドラー心理学的に考えると)他人の問題も含めて解決するからこそ達成感ややりがい、満足や幸せを得られるのかもしれません。

アドラーが言う『他者貢献』とは言い換えると『他者問題解決』とも言えると思うのです。

 

【穴を明けながら考えた問題解決に対する考え方】

ビジネスにおいて、もしくは人生において目標を掲げ、それに対して努力を重ね、達成することは非常に重要、かつ素晴らしいことだと思います。そして、目標達成する力とは杭工事に例えると障がいとなる岩を排除しながら掘り進むこと、すなわち問題解決する能力と言えるのかもしれません。

問題解決が必要な場面で頼りになるのは、(私の少ない経験則に照らすと、)知識よりもむしろ経験値だと思います。その理由は、応用の使い方を知るには実際にやってみなければ分からないから。

そもそも、複雑怪奇なこの人の世は、知識だけでスカッと解決出来ることの方が珍しいくらいだと思いますし、一度うまくいった問題解決が何度も通用する程、世間様は甘くないような気がします。

経営の神様、ピーター・F・ドラッガー博士は「全てのモノは陳腐化する」と言われましたが、その陳腐化するモノの中には問題解決に対する手法や知識が含まれている、というかそのものズバリではないか、なんて思います。

問題てんこ盛り沢山だった今回の杭打ち工事の現場でなんとかミッションを達成しながら感じたのは、以下の5つです。

  1. スピードを上げればいいってもんじゃない。(アースオーガはゆっくり回りながら岩を貫きます)
  2. 尖っていればいいってもんじゃない。(ドリルの先は岩に負けない様に丸く太くなってます)
  3. 激しく叩けばいいってもんじゃない。(衝撃を与えれば岩が割れる訳でもなく、、)
  4. 愚直に我慢すればいいってもんじゃない。(いつまで待っても抜けない岩盤がありました)
  5. 諦めればそこで終わり。(角度を変え、方向を変え、最悪位置を変えてでも本来の目的が達成出来ればそれで良し。

相手が地球という得体の知れない程大きなものであったからかもしれませんが、「あかんのかなー」という諦めから、「なんとかなるやん」への気持の復活は非常に大きな示唆をいただきました。(笑)

とにかく、問題があるかもしれないことを心配しても一切何の役にも立たないし、発生した問題についてはさっくりと事実として受け止めて、最善を尽くすように知恵を絞るしかないってことですね。

 

【問題解決4つのステップ】

「あかん、」『困った、」「イケル?」「なんとかなるねー」と一喜一憂しながら現場を進めながら、以前、小田全宏氏にレクチャーを受けた問題解決に向き合う4つの思考法を思い出し、なんだかとてもよく腹に落ちました。

問題解決4つのステップとは、

  1. 本当に解決したいのか?
  2. 解決した後の最終イメージは明確か? 問題が解決した時にどんな喜びが得られるか?
  3. 自分の力で変えられないことは受け入れる。
  4. 自分の力でかえられるモノは勇気を持って変える。

 

【まとめ】

結局、何か問題が現れた時には、自分で解決できる問題なのか、自分の問題なのか、解決しなければならない問題なのか、本来在るべき姿は明確に分かっているのか、そんな自問自答を繰り返しながら一つずつ丁寧に問題に向き合っていくことがやっぱり大事やな、というかそれしか無いような気がします。

アースオーガのようにしっかりと軸をを持ちながら、ゆっくりと、でも確実に目標の深さまで掘り進めるように、たゆまない回転運動を螺旋状に続けていきたいと思います。(笑)

建築現場でのノマド生活(笑)
建築現場でのノマド生活(笑)

アツイ!に思う、強み(USP)考。

4月27日 快晴

いい天気が続きます。

天気予報によると今日は4月にも拘らず夏日になる模様、というか豊岡市の今日の予想最高気温は29度!もう真夏日って!

暑い!暑過ぎる。(^ ^)

とにかく気持のよい青空の下、今日も朝から現場に、打ち合せにと走り回りました。

土留め工事
土留め工事

着工したての新築の現場では、基礎工事の前の土留め工事。

アースオーガなるドリルのバケモンを据え付けて、現場にてコンクリートプラントを据え付けて、地中深く鋼材を打ち込んで行きました。

 

現場プラント
現場プラント

一つ一つのモノが大掛かりなだけに、少しのミスが大きな事故に繋がりかねない工事、(私は見守るだけですが、、)細心の注意を払いながら施工を進めました。天候に恵まれたお陰で、遅れかけていた工期を取り戻すことが出来そうです。

お天道様に感謝です。

 

それにしても、、ここ数日の抜けるような晴天の影響か、なんだか世間様はGW気分が高まっているようです。

昨日、日曜日のおやくそくのランニングで神戸の街中を走ってみると、ハーバーランドでは神戸まつりの目玉としてすっかり定着しているサンバのダンスチームが(たぶん)リハーサルを大々的にやってましたし、

メリケンでサンバ
メリケンでサンバ

昼から一緒に茶の湯を学ぶY社長の茶道具の購入に付き合って京都に行ってみると、どこもかしこも凄い人出でした。

京都茶華道具館
京都茶華道具館

つい、私たちも観光気分になってしまい、人でごった返す錦市場や鴨川をブラブラ歩いたり、

 

錦市場
錦市場

先斗町で夕方から一杯飲んだり、、

 

夕暮れの先斗町
夕暮れの先斗町

兎にも角にも、天気がいいって本当にいいモノです。(笑)

 

【アツイ人のアツイ応援】

さて、お題目は、初夏を通り過ぎたような今日のアツイ!日差しのことではなく、つい先日頂いた私の応援歌を見て。

こちらです。(笑)

『高橋の応援歌』

何でも、松岡修造さんが100人分の名前やニックネームを網羅されて応援ソングを歌われているらしく、サイトを見てみると「あ、俺の応援歌や!」と、結構、当てはまる人もおられるのではないでしょうか?

C.C.Lemonのサイトはこちら、

C.C.Lemon 元気応援SONG

松岡修造さんが歌・作詞を担当!
熱いメッセージとともに、キミの名前を呼び掛けてくれるぞ!

キミの名前、友達の名前はあるかな!?
世界一熱い応援歌、100人分!

http://suntory.jp/CCLEMON/song/

バカバカしいと言えば、ばかばかしいですが、『アツイ人』の代名詞となっている松岡修造さんが個人名を連呼しつつ、アツイ応援をしてくれるのは、なかなか悪くないものです。

「ほんとこの人アツイよねー」ってどちらかと言うと好意的というかほほえましく、というか嬉しくなって(笑)見てしまいます。

 

(あくまで私見ですが、)元から持っておられるキャラをどんどん増幅させた松岡さんの現在の『アツイ!』イメージはとても好印象になっていると思います。

しかし、テレビへの露出が増え始めた当初は「チョット変わってるってか、暑苦しいよな、、」と、ネガティブな見方もなかったとは言えませんよね、、(苦笑)

 

【強みとは違いのデフォルメ】

今の松岡修造さんの人気は、もともと松岡さんの『アツサ!』は強みとは言い切れなかったのをどんどんデフォルメして自身の持たれる『変わったところ』を強みに変えていったのだと思っています。素晴らしい、卓越した個人ブランディングです。
今では、その(わけのわからない位の)アツサ!を売りにした日めくりカレンダーも売り切れ御免の大人気らしいですし、その人気ぶりを上手に使われたC.C.Lemonのコマーシャルの制作担当者には脱帽です。(笑)

強みとは、他人との差異を認め、それを磨き上げること。当初は強みでも何でもない単なる違いがブラッシュアップすることによってユニークな強みへと変化していくのだと思います。

マーケティングの世界ではまず自社の強みをはっきりと打ち出すことが肝心だと言われます。所謂、USP(ユニーク・セリング・プロポジション)な訳ですが、はじめから他者が持っていないユニークなウリを持っている人や企業はごくごく稀な訳で、(私も含め、)殆どの方は試行錯誤を繰り返しながら必死に考えを巡らせて独自の強みをひねりだされます。それも何度も繰り返し。。
それが一般的、だと考えると、これって元々は強みの逆のコンプレックスにもなりかねない、『他社との違い』から発生するものでは無いでしょうか?

『強み』とは思えないような他者との『違い』をしっかりと見つめて、デフォルメ、ブラッシュアップすることで強みに転化することって、芸能人に限らず、誰にでも、どんな企業にも必要なことの気がします。

 

【まとめ】

マーケティング戦略構築の始めのアクションとして、他者にはない独自性を見いだすことは非常に重要です。ただ、誰もがそんなことは百も承知ですが、ありとあらゆるモノが出尽くした感のある成熟した日本のマーケットでは、『自社独自のユニークな強み』など、おいそれと見つかるものでは有りません。

しかし、松岡修造さんの様に、はじめはアツイコメントを発するだけだったのを変化させ、アツイ行動にアツイ格言を組み合わせるとカレンダーが飛ぶ様に売れたり、さらに歌と踊りをプラスするとコマーシャルとして大きな影響を及ぼしてスマッシュヒットを飛ばしたりと、一つずつでは大したことないことも合わせ技で凄い強みに変わることも少なく有りません。

大技の『一本』を狙うばかりではなく、小技の『技あり』を積み重ねることで独自性を打ち出せることって誰にでも出来ると思います。

あとは、粘りと根性!(笑)

それでも、イマイチ、、「違いを強みに変える?そんなん難しいなあ」と思われる方や、これ以外にも物事が思うように運ばず、「凹むなぁ・・」と思うことがあるときは例のサイトを訪れて松岡さんに応援してもらってはいかがでしょうか。

きっと前向きなパワーをもらえると思います。(笑)

職人不足を根本から解決するシクミ。

4月25日今日も快晴。

すこぶるいい天気の週末となりました。

仕事するのがもったいない位の天気ではありましたが、残念ながらGW前の追い込みと、4月中に片付けておきたいタスクでパンパン、(苦笑)

今日も1日中慌ただしく過ごしました。

春の伊川
春の伊川

朝は三宮へ、急遽、店舗の改装工事のプランを打ち合わせの窓口を買って出て、遊びに向かっているであろう車の渋滞の中を走っていきました。

今回も、親切な不動産仲介業者の住谷社長にお手数をおかけしました、ありがとうございました。

 

昼からは、もうすぐ2年になる毎月すみれの社屋で開催している職人のためのマーケティング講座「職人起業塾」関連の打ち合わせ。

ボランティアでコツコツ続けている活動ではありますが、業界紙に大きく取り上げられたりと、ここにきて業界全体で認識がやっと広まってきた職人不足問題の解決の糸口として注目をいただいており、少し活動の場を広げようかという打ち合わせでした。

国からの補助金事業としての後押しもいただけそうと言うことで、工務店さん達に無理なく現場で働く人たちのスキルアップ、意識改革に取り組んでいただける下地ができてきたように思います。

理解をしてくれる方、応援をしてくれる方も続々と増えてきて、どんどん状態が整ってくるのを肌で感じているこの頃、ここは一発、気合を入れて気張ってみたいと思います。

image

夕方からは、工務スタッフと基本給のベースアップに係る人事考課の面談。

1名あたり30分で終える予定が2人で3時間半、、

つい熱く語り過ぎてしまいました。(笑)

 

では、その語りすぎた面談の内容から、職人不足を根本から解決するすみれモデルの考え方を簡単にご紹介したいと思います。

 

【自分自身の体験から生み出されたミッション】

すみれの事業を通してのミッションの1つに、

「職人の社会的地位の向上を果たす」

というものがあります。

私自身が、職人として働いているときに抱えていた漠然とした将来への不安、家族に心配をかけていたこと、そして共に働く仲間達の厳しい状況を長年目の当たりにして、何とかしなければと思い立ったのが、現在形作っているすみれのビジネスモデルのそもそもの始まりです。

私が痛感していたのは、「職人は変わらないければならない。」ということ。

そのために、まず守られるべきだと言う事を合わせて大工の正規雇用に踏み切ったのは10年ほど前のことです。

職人の安定した生活を担保する代わりに、一般社会で働く誰もが求められるようなスキルを身につけることを彼らに求めるところからスタートを切りました。

 

【守られるべき者にならなければ守れない】

守られるべき職人は守られるべきスキルを身につけるべきだ。というのが私の基本的な考え方です。

外注扱いの職人で施工をする住宅メーカー、工務店に対して、法令を遵守して社員として雇用すると、人の在庫を抱えるというリスクと共に、社会保障料の半額を事業所が負担することで金銭的に大きな負担を強いられます。

それが業界的に一般的でない以上、市場の競争原理に照らし合わせると、その費用負担は事業所にとっては非常に厳しい選択です。

しかし、私たちはものづくりの会社であり、現場で物を作るのか本質である以上、そこで働く人を育てることこそが本質だと確信してこの10年間、試行錯誤を繰り返しながら走り続けてきました。

 

【現場力がビジネスモデルを構築する】

それは、大工職人が最も苦手、もしくは嫌がるコミニケーションスキルの体得であったり、ITスキル、事務作業のような煩雑な業務を押し付けることにもなり、「ついていけません」と言って去ってしまう者も続出しました。

しかし、残ってくれた者たちは私の厳しいオーダーに応え続けてくれ、業績として結果を出してくれるようになりました。

そのおかげ様で、この数年間、チラシや雑誌などのマスメディアに全く販促費を費やすことなく毎年決まった量の受注を上げれるようになっています。

それは、一つ一つの現場で彼らが信頼を勝ちとり続けてきてくれたから。

もちろん、設計やプランニング、見積もりといったすみれ事務所の女性プランナー達の活躍も大きくありますが、結局現場で結果を出すことができなければ、いくら良い提案もコストパフォーマンスに優れた見積もりも一切が水泡に帰してしまいます。

その意味では、「現場力」が工務店の屋台骨を支えていると言って過言でないと思います。

その現場力を高め、強みとすることに執着し取り組み続けてきた私たちの取り組みは、きっと日本の職人の社会的地位の向上に大きく貢献できると思っています。

そして、それを実現できるかどうかは君達の意識、行動に全てかかっている。そんなことを個人面談で延々と熱く語りました。

 

【メンターにもらった3つの教え】

私がメンターとして慕っていた、故島田社長からいただいたメッセージは3つあります。

1、自省の中にしか成長はなし

2、経営者として哲学を持て

3、夢は叶う、叶うから夢なんだ。

そして今ようやく「夢の扉」が目の前に見えてきたような気がします。

3つの教えを胸にミッションの遂行のため、あと20年程、気張り続けたいと思います。

私のむちゃぶりを一生懸命実践してくれるスタッフとともに。

皆さん、よろしくお願いします。

 

【おまけ】

『職人起業塾』に毎回、京都の長岡京市から参加してくれている杉浦社長から頂きました。

ああ、春真っ盛り!

長岡京の筍
長岡京の筍

めっちゃ美味しかったっす、杉浦社長、ありがとうございました!