ひょうご木づかい王国学校の役割について。

7月25日 曇り

 

 

同時多発イベント開催!と雑誌創刊!

火曜日は朝活の日。今朝も早くからポートピアホテルの会場にてMS(モーニングセミナー)を聴講し、原理原則に沿った生き方にコミットするところからスタート。若干寝ぼけ眼ではありましたが、充実した朝となりました。(笑)

昨夜は神戸ハーバーランドのひょうご木づかい王国学校にて兵庫県の職員さん、県木連の役員さんを交えて事務局からの報告を中心とした定例会と民間の任意団体である木の住まい相談窓口のメンバーとの理事会を開催しました。忙しい時期にも拘らず、今回も多くのメンバーさんにお集まり頂き今回も熱い議論をたたかわせました。

今回のメインの議題は2つ。1つ目はいよいよ今週末に迫った山と街と人を繋ぎ、地域を活性化させる私たちの取り組みの象徴的なイベントである多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅と、木の良さと同時に木造建築の素晴らしさを広く知ってもらうべく、木材の手刻みと組み立てのデモンストレーションとホウノキを切り出して作るバターナイフワークショップを開催するひょうご木づかい王国学校出張イベント@神戸駅前採光ドームの同日開催の2本立てイベントの最終打ち合わせです。

あとの一つはいよいよ来月創刊を目指して動き出したひょうご木づかい王国学校のオリジナル雑誌の企画会議。消費者にメリットを感じてもらえる様に最大215万円の補助金が受け取れる国交相の助成事業、地域型グリーン化事業の申請も終えて、最近、木工ワークショップだけではなく幼児向けの英語教室やリトミックなどイベントのバリエーションも増え、家づくり勉強会の開催の計画も立ち上がって学校としての体を成しつつある今後の施設の運営内容と共に広く地域の方に認知を広げる為の取り組みの打ち合わせでした。
ちなみに、どーでもいい話ですが、会議の後の懇親会はハーバーランドの絶景ビアガーデン、20:30過ぎて行くとなんと半額の二千円でした!アンパンマンミュージアムの向かい、高浜岸壁側です!(笑)

 

 

ひょうご木づかい王国学校の役割について

昨日の会議でこの度の雑誌の発刊にあたり、巻頭の特集ページにひょうご木づかい王国学校とは何?という素朴な質問に応えるべく、説明とも挨拶とも言えない文章を書くお役目を(一応、理事長として)拝命してしまいました。このブログに訪問頂いている方でも「ひょうご木づかい王国学校って何やろか?」と思われている方もおられるかと思いますので改めて以下にこの施設というか運動の役割と立ち位置を知った頂くべく、巻頭ページ用の挨拶文を転載しておきたいと思います。

 

______ここから転載_______

神戸の中心地、ハーバーランドモザイクにあるひょうご木づかい王国学校は兵庫県と兵庫県木材連合会が共同で創設した木育のための施設です。「遊ぼう、学ぼう、楽しもう」をコンセプトに無垢の杉のフローリングの気持ちのいい室内ででヒノキのボールプールや木のおもちゃで遊んだりして子供達がお父さん、お母さん達と一緒に木に親しみながら楽しめる施設として2015年の開設以来、人気を博して来ました。この施設の目的は、木に触れあって木の良さを知ってもらい兵庫県に豊富に育っている木を使いたいと思ってくれる人を増やすことであり、地元の木材の利用を推し進めることによって、植樹、伐採、製材、消費のサイクルを回すことで地域に循環型経済を根付かせようという試みです。また2017年6月には兵庫県議会で『兵庫県県産木材の利用促進に関する条例』が制定され官民一体となって豊かな森林資源の活用と整備、そして守り育てる姿勢を明らかにされました。その取り組みの拠点となる施設です。
私たちひょうご木づかい王国学校 住まいの相談窓口のメンバーはそんな地域活性化の取り組みと同時に地域の方々に安心して暮らせる住まいを取得して頂くサポートをすることで循環型社会を具現化すべく様々な活動を行っています。主な活動は3つあり、以下にそれぞれについてご紹介します。

 

1.木に親しむワークショップ

毎月の週末2回〜3回、親子で参加できる木工ワークショップを開催しています。丸太を使ったスツールやホウノキを小刀で削り出すバターナイフ作り、フォトフレームや踏み台などの実用品をプロの大工さんの指導のもと作って頂いています。また、ワークショップイベントを行っていない平日も積み木を使った工作等いつでも楽しんで頂ける体制を整えています。

 

2.山と街と人を繋ぐイベント

年に2回、実際に山に入り木を伐採する現場を見学したり、木を運び出して乾燥させたり製材したりする一連の流れを体験してもらうイベント企画を行っています。地元の木の良さや森林整備の重要性そして資源を循環させていく意味などのレクチャーを受けながら地元で採れた食材を使ってのBBQ、気持ちいい森林浴を楽しんで頂いています。

 

3.住まいづくりサポート

住宅は人生においても非常に大きな買い物であり、長年の健康を支える最も身近な環境でもあります。住まいの相談窓口では安心して暮らせる住まいの実現のための知識を得て間違いのない選択をして頂けるように無料のライフプラン作成サービスをはじめ、土地の探し方、間取りの考え方、住宅性能についてのレクチャー、電磁波への対策等々、住まい手向けの無料勉強会を継続的に行っています。また、新築、リフォームにまつわる国の補助金枠も取得しており、申請の代行業務も承っています。そのほかにも国内で最も安心な住宅ローンである兵庫県産木材利用特別ローン利用のサポート等、賢くお得に安心して理想の住まいを手に入れて頂ける様にあらゆるお手伝いをしています。

 

木の住まい相談窓口とは、

この様な取り組みを行っているひょうご木づかい王国学校 木の住まい相談窓口のメンバーは兵庫県から認められた地元兵庫で活躍する工務店・リフォーム会社が中心となり、木材流通、商社、建材メーカー、職人、ライフプランナー、ファイナンシャルプランナーなど地域活性化、自立循環型社会を目指す趣旨に賛同した企業や人、約50社が集い活発な活動をながら運営しています。住宅は地域に根ざすもの。地域が活性化することによりそこで暮らす人たちの生活も豊かになるはずです。また、地域密着の企業はお客様と家を建ててからも長年に渡るお付き合いをすることによって将来の仕事を確保することができることから、住まい手に幸せな暮らしを送ってもらうことと利益の相反が起こりません。売りっぱなしの不動産業者や融資をしたら殆ど付き合いのなくなる金融機関とは違い、住まい手の目線に立ったアドバイスを行うことができるのです。全国的に見ても珍しいこの取り組みでは住まいに関するありとあらゆるご相談に対してプロがお答えする体制を整えておりますのでお気軽に足を運んで頂ければ幸いです。

_________転載ここまで__________

 

そんなこんなで、兵庫の森を守り、地域を活性化しつつ地域のものづくりを支える私たち工務店として自助の精神も発揮しつつ、様々な取り組みを進めております。志を共にする強力な仲間と共に気張って参りますので、応援よろしくお願いします!

 

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イベントのご案内。

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

私が代表を務めているひょうご木づかい王国共催、加美林業研究クラブ主催で山と街と人を繋ぐイベント、山を知り、感じ、楽しむイベント開催します!

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イベントの夏!と兵庫県県産木材の利用促進に関する条例制定!

7月24日 曇りのち晴れ

 

イベントの夏!

すっかり夏真っ盛り。な感じの7月の最終週、夏といえばイベントのシーズン!ということもあり、次から次へと入っていく8月の予定の整理をしてみたら神戸にいる日が10日もなくなっており、その中で1日事務所にいる日はその半分くらい、、ノマド生活(あちこち移動しながら仕事をする)には慣れっこですが、仙台、東京、九州、大阪、岡山、広島とこれだけ出張が連なるとなんとなく焦って来ました。(笑)ちなみに、締め切りを終えたものもありますが、主催したり参加するイベントごとの整理を行ってみると、まさにイベントの夏!以下にまとめてみます。(笑)

 

まずは明日の開催、毎年恒例のオープンテラスでのマーケティングを切り口にしたグループコーチングの勉強会とBBQがメイン?のお楽しみイベントです。
第47回【元祖】職人起業塾テラス開催&bbq&波動セラピー

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この週末(7月29日、30日)は神戸駅南側、地下におりた広場で木材の手刻みと組み立てのデモンストレーションとホウノキを切り出して作るバターナイフワークショップ、私も講師を努めます。ひょうご木づかい王国学校出張イベント@神戸駅前採光ドーム

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅
上記の神戸駅と同日で大好評の森林伐採ツアーをひょうご木づかい王国学校で開催します。
私もいく予定だったのですが、今回はワークショップ係となった為、断念しました。。

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第8回 夏の富士登山【ご来光ツアー】
今年で八年連続9回目となる富士登山、今回は20名を超す大人数でのアタックです。いい天気になりますように!

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【OOMISHIMA SPASE DIYワークショップ(2日間)】
先日のブログにも書きましたが、これからのトレンドでもあり、本格的な新しい取り組みのテストでもあるDIYイベントにしまなみ海道の大三島まで鬼講師役として行って来ます!

https://camp-fire.jp/projects/view/32681
https://camp-fire.jp/projects/view/32681

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜
これもすっかり毎年夏の恒例行事となった木工教室。
事前に作りたいものの設計から子供達にしてもらい、実際に作っちゃうなかなかハードルが高い本気の木工教室です。

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役割と使命。

こんな夏の予定を並べてみると、一体自分が何者なのか分からなくなって来ますが(笑)、、
建築の仕事は全てがあくまで手段の一環であり、建築そのものが目的になることはない。目的はあくまで私たちが造った建物やお店でのお客様のその後の暮らしが豊かで楽しいものであること。というすみれで繰り返し言い続けている建築に対する定義からすると、自分自身ではどれも違和感はありません。ま、このイベントごとの合間に研修講師として鹿児島、東京、大阪で講座をするとなると、正直、少しやり過ぎている感も否めませんが、建築実務はスタッフの皆がしっかりと行ってくれると信じて、私のマーケターとしての役割であるマーケティングアクション、そして創業時から目指して来て、使命だと思っている建築業界における現場実務者の意識改革、そこから生み出されるはずの職人の地位向上への取り組みを進めたいと思います。

 

 

兵庫県県産木材の利用促進に関する条例制定!

話は変わって、、以前にもこのブログでも書いていましたが、現在の私が担っている第3の役割である地元の木材利用による地域活性化の取り組みが新たな局面へと進んでいます。前述のイベントもひょうご木づかい王国学校がらみも多く、ハーバーランドの施設の方も最近になって大分盛り上がって来ておりますが、実は先月に兵庫県議会で『兵庫県県産木材の利用促進に関する条例』が制定されました!やっと、自治体からもしっかりとカタチとした後押しを行ってもらえる体制が整ったと思い、非常に喜んでいます。所謂木づかい条例と言われるこの条例は木材の産地である県で現在続々と法制化されつつありまして、豊富な森林資源を抱える兵庫県もやっとその流れに追いついたというわけです。
兵庫県議会のHPにて詳細が載ってます→http://www.hyogokengikai.jp/regular/regular12.html

 

 

人類最大の発明、役割と責任

ただ、県の条例に制定されたからといって民間の住宅建築、一般の方に対して行政から何らかのアプローチがあるかといえばそんなことはありません。条例では山主、製材所、材木商、建築会社、消費者がそれぞれの立場で山を守り、地域を活性化する役割を果たすべきとなっていますが、大々的な告知をする訳でもなく、地道な啓蒙活動は結局、私たちひょうご木づかい王国学校の運営メンバーが担っていかなければならないのは従前の通りです。それでも、一歩前進したことは間違いない訳で、これからもメンバーの皆さんと力を合わせてアグレッシブな活動を続けていきたいと思っています。

参考までに、条例の理念と人類最大の発見と言われるそれぞれの役割と責任を明確に書かれている部分のみを転載しておきます。

(基本理念)

第3条 県産木材の利用促進等は、次に掲げる事項を基本理念として行わなければならない。
(1) 事業活動や日常生活において県産木材を優先的に活用する意識を高め、建築用から家具、用具、さらには燃料用まで余すところなく利用すること。
(2) 県産木材の利用により、森林の有する多面的機能の維持発揮に資すること。
(3) 県産木材の利用により、伐採、利用、植栽及び保育という林業生産活動が円滑に循環し、豊かな森林資源が次代に引き継がれること。

 

(県の責務)

第4条 県は、前条に定める基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、県産木材の利用促進等に関する施策を総合的かつ計画的に策定し、及びこれを実施するものとする。
2 県は、前項の施策を策定し、及びこれを実施する場合においては、森林所有者、林業事業者、木材産業事業者、建築関係事業者、その他事業者及び県民との協働に努めると ともに、国及び市町と連携を図るものとする。

 

(市町の責務)

第5条 市町は、基本理念にのっとり、県、森林所有者、林業事業者、木材産業事業者、 建築関係事業者、その他事業者及び県民と連携し、第12条第1項の指針を参酌して県産 木材の利用促進等に関する施策の策定及び実施に努めるものとする。

 

(森林所有者の責務)

第6条 森林所有者は、県が実施する県産木材の利用促進等に関する施策に協力するとと もに、森林の有する多面的機能が持続的に発揮されるよう、その所有する森林の適切な 整備、管理及び保全に積極的に努めるものとする。

 

(林業事業者の役割)

第7条 林業事業者は、県が実施する県産木材の利用促進等に関する施策に協力するとと もに、地域における森林の経営の中核的な担い手として、森林の適切な整備及び保全、 林業の振興並びに良質な県産材の安定的な供給に積極的に努めるものとする。

 

(木材産業事業者の役割)

第8条 木材産業事業者は、県が実施する県産木材の利用促進等に関する施策に協力する とともに、県産木材の有効利用及び安定供給の推進、県産木材の新たな用途の開発その 他の木材産業の振興に積極的に努めるものとする。

 

(建築関係事業者の役割)

第9条 建築関係事業者は、県が実施する県産木材の利用促進等に関する施策に協力するとともに、自らの事業活動を通じて、県産木材に係る知識の習得、木造建築技術の継承 及び向上並びに人材の育成を行い、県産木材の積極的な利用に努めるものとする。 (その他事業者の協力)
第10条 その他事業者は、県が実施する県産木材の利用促進等に関する施策に協力すると ともに、自らの事業活動において、県産木材の積極的な利用に努めるものとする。

 

(県民の協力)

第11条 県民は、木材利用の意義及び重要性について理解を深め、日常生活を通じて、県 産木材の積極的な利用や森づくりへの参画に努めるとともに、県が実施する県産木材の 利用促進等に関する施策に協力するものとする。

 

今日も夕方からはひょうご木づかい王国学校の定例会と理事会です。地域全体が同じ理念を共有して役割と責任が全うされる社会になることを祈りつつ、地道な活動を続けてきます!(^ ^)

 

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

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エビと釣り針とDIY。

7月22日 晴れ

 

海外ビジネスの難しさと楽しさ。

今日はほぼ1日事務所にて、午前中は海外で建築事業に取り組まれている若き経営者さんの来訪を受けて、文化の違いによる一筋縄では解決できない問題への対し方や今後の方向性や取り組むべきアクションについてのアドバイスを求められました。同じ海外でのビジネスに取り組んでいると言っても国が違えば言葉も慣習もまったく違うので、私の台湾での経験が参考になったかは甚だ疑問ではありますが、それでも離れて見ているからこそ見えることもあるのと、やっぱりビジネスの構築は原理原則論に立ち返るべきで、大きく経済が発展していく社会に身を置いておられる今の焦りは良く分かりますが、3年後、5年後を見据えて種を撒く、もしくは畑を耕すような地道な取り組みを続けるべきではないでしょうか、とビッグチャンスが訪れた時に確実にモノにできるだけの実力を培うようにアドバイスをさせて頂きました。Yさん、遠く異国の地での挑戦は大変だと思いますが、試練を楽しみつつ未来を見据えて努力を積み重ねてください。成功を心から祈念しております。

 

人事を尽くして神頼み。

昼から、少し所用で出たついでに、垂水の海神社に立ち寄りました。明日は一級建築士の学科試験の日で、スタッフの受験に少しでも勇気づけれればと、学業成就のお守りを授与してもらい柏手を打ってお参りをしておきました。ちなみに、すみれのスタッフだけに限らず、職人起業塾の塾生さんで一級建築士を目指しておられる方は何人もおられます。研修講座の中で目標達成、問題解決に必要な影響力を広げるアプローチとして資格取得を強く推奨して来た私としては、(特に資格取得に関しては)塾生さんに日々のコツコツとした積み重ねは絶対に裏切らないと訴え続けて来ていただけに、全員が合格されて、人生を大きく変える一歩を踏み出してもらいたいと心から願っています。一級建築士を受験される皆様、日頃の努力の成果を思う存分発揮して何が何でも合格してください!

 

 

時代の流れを察知する。

話はまったく変わって、、昨日のメルマガにも書きましたが、最近、アメリカ生まれの配車サービス、Uberに関するニュースが非常に多く目に飛び込んできます。私が気にしているから余計に目立つというかアンテナに引っかかるのでしょうが、記事を目にする度に時代の大きな変化を感じて目の前の実務をこなすことも重要ですが、経済環境を含めてあらゆることが劇的に変わると言われている2020年以降までの今後5年間くらいまでを俯瞰して事業の計画を再検討しなければと考えてしまう毎日です。私ごときが考えても時代の流れが変わる訳ではなく考えるだけ時間の無駄と思われるかも知れませんが、これまでも時代の流れを敏感に察知してきたことでなんとか事業を続けてきた経験を持つ私(12年前にマーケティングを学んでおらず、10年前にブログに取り組んでいなければ確実に今はない)としてはここ最近のIT革命の大きな変化は看過できないことばかりです。(笑)

 

 

エビと釣り針モデルの進化。

マーケティングの基礎理論の一つにフロントエンドとバックエンドという考え方があります。今ではすっかり一般化(コモディティー化ともいうか、)しましたが、10年前は実際のビジネスに取り入れている会社は非常に少なく、いち早く取り組んだ私たちすみれはその概念を実践に取り入れてきたことで生き残ってきたと言っても過言ではないと思っています。釣り針とエビモデルなどと言われますが、創業時は全国最安値のフローリングキャンペーンなどとっつきやすいサービスで顧客ゼロの状態から集客をして5年で1000軒程の顧客リストを手にして事業の基盤を作りました。Uberのニュースをみているとそのフロント、バックのビジネスモデルも大きく進化して以前からの概念とは全く変わってしまったことに気がつきます。それはIT革命によってポータルサイトに圧倒的に人を集めることができればそれだけで巨額の利益を手にすることができることを証明したgoogleやAmazonが行って来たモデルであり、既存のサービスの無料化、無価値化です。Uberの初めて配車サービスを利用する際は(1500円程度まで)無料というのはフロントエンドというにはあまりにも強烈でしかも、Amazonの格安中古本販売と同じように企業はなんのリスクも抱えずに出来てしまっているのが恐ろしいところです。

 

 

無料化と無価値化

タクシーがただで乗れる、ナビゲーションシステムがただになった、1円で中古書籍が買える、グループチャット、電話さえもただ、そしてあらゆる情報が無料で瞬時に手に入るようになりました。今まで収益を上げて商売として成り立っていたものが無価値となっていく世の中の流れは本当に便利になったと思いますし、今やスマートフォンとPCが無ければ仕事にならないどころか日常生活に支障をきたすようになってしまいました。これがたった、ここ5年ぐらいで急速に普及したことに驚いてしまいますが、この流れは止まることはないでしょうし、そんな世界が当たり前の世代がこれから社会に出て来て私たちの顧客層となっていく訳ですから今まで通りのビジネスモデルは急速に陳腐化すると考えた方が良さそうです。

便利でリスクのない、そして価値の高い無料サービスを提供する企業が勝ち残る時代、私たちのような資本力の脆弱な中小零細企業にとっては非常に厳しい環境になると感じずにはいられませんが、同時にいち早くこの時代の流れを察知してこれまでと全く違う新しいフロントエンド〜バックエンドのモデルを構築すれば大きなチャンスを手にすることができる可能性もあるとも思います。

 

 

建築の無価値化

では、具体的にどうすればいいか?と自問自答を繰り返している訳ですが、そんなに簡単に見つかるわけではもちろんなくて、広く情報を集めながら思料を重ねなければならないですが、一つのヒントとしては先日のリフォーム産業フェアで非常に人気を博していたDIYのサポートではないかと思います。建築工事を生業としている建築会社が顧客が自分で工事を行うDIYを手伝うというのはある意味、自身のビジネスの無価値化であり、収益を手放すことになります。しかし、そこに顧客のニーズがあるのならそれも無視は出来ない訳で、プロでなくてもできる工事をサポートすることで家に対する愛着を持ってもらい、工事の大変さを知ってもらい、一緒に作業をすることで固い信頼関係を築くことができるなら、バックエンドとしてのビジネスに繋げることが出来る可能性は十分になります。

 

 

DIYワークショップやります。

実は私も以前からそんなことを考えておりまして、この夏は試しにDIY講師としてしまなみ海道の大三島で古民家を再生して宿泊出来るコワーキングスペースというか研修施設の改装工事に参加してみることにしました。主に杉のフローリングを(コンプレッサーなどの工具を使わずに)貼ったりを指導したりですが、現在のところ、リノベーション、DIYに興味がある方が8名ほど参加される予定になっているようです。まだ若干名募集しているようですので、ご興味がある方は問い合わせしてみてください。(笑)
こちら→https://camp-fire.jp/projects/view/32681

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

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差別化戦略の欺瞞と本質的選択と集中。

7月21日 晴れ

 

学びの日。

朝からうるさいくらいに蝉が鳴き、日差しも強くなってきてすっかり夏本番、知らない間に梅雨も明けてたようです。今日は昼からNPO法人ひょうご安心リフォーム推進員会の運営委員会と会員向けセミナーの開催、高知県から(株)光テック 取締役 夕部 美子さんを招聘して「プラスワンで素敵に見えるリフォームコーディネート」と題したセミナーイベントを開催しました。ひとさじリッチ❤リフォームを合言葉に数多くのお客様に感動のリフォームを提案しておられる実例を元に女性ならではの視点をご披露頂き、メンバーさんの女性スタッフも多く参加された充実のセミナーイベントとなりました。夕方からはひょうご木づかい王国学校にてこちらもメンバーさん向けの勉強会を開催。賛助会員さんの断熱材施工店さんによるウレタン吹き付けとセルロースファイバーのそれぞれの長所を説明いただきました。近年急激にシェアを伸ばしているグラスウール以外の断熱施工における代表的な2社の直接対決とも言えるトークイベント的セッションもあり、稀有な機会に非常に盛り上がると共にコアな部分の疑問にも答えて頂けて大変勉強になりました。

 

 

選択と集中。

午前中は相変わらず滞りがちのメルマガの配信を行いました。来週の25日に迫ったすみれ本社で開催する元祖職人起業塾の今月の課題とテーマについての事前配信です。今回のテーマは「選択と集中」京セラの稲盛和夫会長がJALの事業再生の際のスローガンに掲げられたり、Canonの経営再生の原動力になったと言われたりしてすっかりお馴染みの言葉ではなりますが、私個人的には「選択と集中」という事業改革への概念はそんなに簡単なものではなく、私たち中小零細企業にはとっつきにくいというか、使いづらい考え方だと思ってきました。しかし、苦手なものに目を閉ざすのではなく、正面から向き合うのも信条として持っていることから、若干の躊躇もありながらも今回のテーマに取り上げてみました。以下は本日メールマガジンで配信した内容の抜粋です。

___________以下転載______________

第47回職人起業塾テーマ:選択と集中

GEの例

その昔、GEの再建を託されたCEOジャック・ウェルチ氏がドラッカー博士に尋ねました。
ジャック・ウェルチ:「これからのGEはどうしていけばよいか」
ドラッカー博士:「この事業の中で、今、もしも行っていなかったとしたら、絶対に手を出さないだろう、というものはあるか?」

この質問で、ジャック・ウェルチは何を選択すべきかを悟り、結果、30を超える事業分野を持っていたGEを、その分野で世界ナンバー1か少なくともナンバー2になれる事業だけに経営資源を集中し、それ以外の事業は他社に売却して撤退するという方針を打ち出し、集中した分野での業績を徹底的に伸ばした結果、不振事業のマイナスという足かせがなくなったGEを見事に復活させた。

 

アシックスの例

アシックスはシューズだけでなく、スキー用品はじめスポーツウェアなど周辺商品の販売にも手を広げたものの、バブル崩壊による市場縮小で大打撃を被りました。結果7期連続での赤字計上。倒産の危機すら噂され瀕死の状態にあった同社がとった起死回生の策が、そもそもの本業であり自信を持って販売できるシューズ事業への特化、経営資源の集中でした。シューズへの技術開発、製品開発への全社的注力は潜在的市場の堀おこしにもつながり、業績はV字回復を遂げます。そして05年には連結売上高で宿敵ミズノを抜き国内トップになりました。

 

シャープの例

シャープは00年ごろから液晶テレビを他社に先駆けて積極的に取り組み「液晶のシャープ」の地位を確立しました。この好調を受けて同社はさらなる飛躍を狙い、経営資源の液晶部門への「選択と集中」を行います。三重県の亀山市に相次いで液晶パネル工場を増設し国産、高品質の「亀山モデル」を印象付けると、さらに大阪府堺市にも液晶の大型工場を建設したのです。この時期の同社の投資総額は1兆円を超えるほどの巨大規模となりました。しかし、08年のリーマンショックで需要は落ち込み、追い討ちを掛けるように中国や韓国などの新興勢力の台頭による激しい価格競争に巻き込まれて収益は悪化の一途をたどります。とどめを刺したのが、10年7月の国内地デジ化完了による地デジ対応テレビ特需の終焉でした。翌11年には、シャープの巨額赤字体質への転落が明らかになり、その後4年間で総額1兆円以上の経営赤字を計上するというどん底に突き落とされたのです。

 

選択すればいいのではなく、集中すれば良い訳ではない。

これら3件の事例に学ぶのは選択と集中は必ずしも正しい経営判断ではなく、正しい選択が出来ていれば集中した方が効果性が高いということであり、正しい選択が出来なければ、選択と集中は失敗を加速させるということです。

まず選択ありき。そして(その選択が正解ならば)集中すべし。となりますが、選択したコンテンツやサービスが他者に勝てるものでなければすべて負けることになり、事業は一気に破綻します。正しい選択が出来てこそ、集中する価値があるということです。

「正しい選択」とは何かを考えた時、思い出すのはドラッカー博士が何度も言い続けていた「強みの上に立ちなさい」という言葉であり、(大した)強みがないものが選択と集中をしてはいけないのです。

Q:強みに焦点を合わせて、あなたにとっての選択(これは負けない!と思える強み)と集中(行動、計画、プラン、習慣)をお答えください。

___________転載ここまで______________

 

差別化戦略の欺瞞。

「なんでもやる工務店は何にもできない工務店と同じ。」と数年前から差別化戦略を推奨する風潮が工務店業界には随分と一般的になり、得意な分野に特化すべきとセミナーや研修に参加する度にコンサルティングの先生から言われました。私としては地域密着の工務店は際限なくマーケットを広げるのではなく、地域のインフラを含め建築にまつわる地域住民のあらゆるニーズを汲み取って狭くても太い繋がりを大事にすることで小さくても持続性のあるビジネスモデルを作り上げるべきだとの想いがあり、事業内容を絞り過ぎることに対して非常に抵抗があったのが正直なところです。

また、一口に建築といっても現在は随分と分業、細分化が進み上述の差別化戦略ばやりの影響もあってか新築、リフォーム、店舗工事のそれぞれの専門会社に分かれているのが現状で逆に(私達すみれの様な、)どの工事でも専門業者に負けないレベルで設計・施工ができる工務店の方が稀になっているのが実際のところです。そして、建築工事というのは設計図書さえあれば(ある程度のスキルは必要ですが)誰でも同じものを作ることができますし、材料にしてもなんでも手に入るようになっており、実は本当の意味での差別化、更にその先のコアコンピタンスに強みを磨き上げるのが非常に難しい業界でもあります。多分、殆どの工務店経営者が薄々感じておられるのだと思いますが、モノのカテゴリーで考えると工務店側の売り手目線では強みに特化しているように思い込んでいても消費者目線に立つとどこもあまり変わりはないのです。

 

 

本質的な選択と集中。

そんな現状を見ると選択と集中の概念の向かう先が少し変わってきます。モノではなくコト、ハードではなくソフトに目を向けて選択と集中を行うべきだと考えると、新築の企画商品、リフォームのデザイン提案等々の提供するモノではなく設計・施工でそれを支える人のスキルや属性、人となりに焦点を合わせるべきだと思うのです。

そんな訳で、今月の元祖職人起業塾は、すぐに誰にでも真似をされるような表面的な強みではなく、小さくセグメントされた小さな市場で構わないのでその中で持つ絶対的な強みを再度見直し、その強みを伸ばすための取り組みを選択と集中という概念で見つめ直して頂く機会を持って頂こうと思っています。ちなみに、自社に置き換えて考えて見ると、私達の強みはゼロエネルギー住宅の企画商品であるsumika zeroなどの住宅商品や豊富な経験に裏付けされた店舗改装の設計施工、女性アドバイザーによる丁寧なプランニングを特徴とするリフォームといった表面的な商品やサービスではなく、設計・大工共自社の社員として育て、真摯に誠実に顧客に向き合う姿勢と共に全体のスキルを高めてきた社内教育とスキルの移転に強みがあり、それがバックボーンとなってマーケティング・アクションを実行できることです。選択と集中すべきは人材育成、また知識やスキルの水平展開の仕組みの再構築に尽きるということになります。手前味噌になりますが、塾長の立場で問いを立ててメールマガジンでアウトプットした訳ですが、我ながらいい気づきを得ることができました。(笑)
苦手なことに向き合うことの重要性を再確認、そしてアウトプットにこそ学びあり、ですね。

 

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「セックスシーンは脱いだパンツから始めるな!!」に学ぶこと。

7月19日晴れ

水曜日にてすみれ事務所は定休日。私は電話番を兼ねて事務所でしっぽりとデスクワークの1日の予定でしたが、午前中の顧問会計士との月次決算報告MTGを皮切りに、次から次からへといろんな方が来社され、結局夕方の社員との個人面談までドタバタと忙しない1日となりました。色々とやることはあるものです。(笑)

 

 

異業種に学ぶ重要性。

先日、fbの知り合いの投稿を見てとても興味をそそられました。それは建築とは全く関係がありませんが、漫画の書き方入門のサイトで、なるほどなーと妙に納得させられて、印象に残っているというよりも頭にこびりついています。漫画の書き方なんか建築会社を経営している私には全く関係がないといえばそうなのですが、私は常日頃から、自分の専門である建築の仕事の精度を高めたり、ブラッシュアップしたりするのは同業者に学ぶことも大事ですが、全くの異業種に学び、それを自社の業務に落とすことの方がはるかに重要だと思っており、実践を心がけてきました。
代表的なのはマーケティング理論の学びで、十数年前にマーケティングの勉強会に通い始めた頃、建築関係の人が一人もいないのを見て、不思議に思いつつも大きなチャンスを見つけたように感じて熱心に通いましたし、近年もUXデザイン理論の研修会に通い続けたり、倫理法人会に入って人間力の基礎を鍛える原理原則論の復習を毎週行っています。

 

 

セックスシーンは脱いだパンツから始めるな!!

非常に興味をそそられた、そのウェブサイトの記事のタイトルは、「セックスシーンは脱いだパンツから始めるな!!」というキャッチーなもので、この見出しを見ただけで一気に惹きつけられました。(笑)なんのことかと言いますと、中川いさみさんという漫画家(シュールなギャグ漫?画のクマのプーさんが代表作)が改めてストーリー漫画にチャレンジするにあたり、そのメイキングの過程を漫画にしており、その中で漫画の書き方を鋭い視点でわかりやすくまとめておられます。

とりあえず描いて見た漫画を高名な先生に読んでもらい、アドバイスを頂こうと(圧倒的な世界観で日本を代表する漫画作品の一つと言っても過言でない)アキラで有名な大友克洋先生宅に持っていき感想とアドバイスをもらい作品の完成度を高めようとします。そこで出たのが上記の名言?です。(笑)

 

 

演出と説明

(漫画の書き方入門なので、)大友先生の指摘は、構図やコマ割りで読者をぐいぐいと作品の中に引き込んでいく専門的手法なこともありましたが、ストーリーを展開して上で「演出と説明」という視点での持論を結構なスペースを割いてレクチャーされておりました。数年前に『ストーリーとしての競争戦略』という楠木建氏の書籍が話題になりましたが、その著書に書かれていたのはストーリー性を持つもの、物語を語る者が人の興味を引き、心を動かさせ、共感を得られるという理論であり、そもそも本好きの私としては大いに共感して参考にさせて頂きました。確かにストーリーを語る、もしくは書く際に説明が多くなりますと味気ないものになってしまいますし、事象の展開ばかりを書き綴る(もしくは語り続ける)と、伝えたい核の部分がぼやけてしまうことが往々にあり、そのバランスは漫画に限らずとても重要な視点だと改めて気づかされました。

http://www.moae.jp/comic/mangakarestart/42/1
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読者目線が基本。

セックスの描写をするのに脱いだパンツから行ってはならない理由として、大友先生は単純に「そんな絵を見せられてもしょうがないから」と一刀両断にされておられましたが、要は説明的すぎるとのことで、別に脱いだパンツから展開しなくても、女の子の顔のアップとか、手を繋いだ描写とか、一般的に読者が見たいと思う絵を描く方が読者はのめり込むに決まっているわけで、特にセックスシーンなどの刺激的な場面には読者が見たいだろうと思う絵を描くべきとのこと。(読者の一人として)大いに納得です。(笑)

説明するのではなく演出することでより面白く、興味を持ってもらえるというのは分かっているけどつい(くどくど説明を)やっちゃう訳ですが、それを避けるためにはストーリーを俯瞰して眺めるのではなく、自らがストーリーの中に入り込む視点が重要だとのことで、そうすれば「面白い」が説明の前に来るようになる。読者目線で物語を共に楽しむような感覚が必要とのこと。説明と物語の違いを考えた時に面白さ、興味深さがその違いであるならば、非常に重要なことだと思いました。

http://www.moae.jp/comic/mangakarestart/42/1
http://www.moae.jp/comic/mangakarestart/42/1

 

売り込みではなくインバウンド。

この漫画の書き方入門を読んでいて、ふと思ったのは、私たちの日常の業務にでもこの説明と演出の概念が当てはまるのではないか、ということ。説明は面白くなく、演出は楽しんでもらえる。マーケティングでいうと、売り込むための説明は迷惑がられるのに対して、これ、欲しい!と買ってもらえるように演出することこそ、マーケティングであり、そこにはあくまで消費者の目線が重要で、売り手目線から離れて消費者が得る体験の価値に焦点を合わせるべきです。

演出というとあざとい印象になってしまいますが、売り込み(自社のサービスの説明)を熱心にするよりも、見つけてもらい、興味を持ってもらって価値を感じて購入に踏み切ってもらえるように自社の商品やサービスを磨き、情報発信を繰り返すインバウンドマーケティングの要諦が大友克洋先生の漫画理論にぎゅっと詰め込まれているように感じた次第。ちなみに、この中川いさみさんの漫画は7月13日発売のモーニングに掲載されているとのことです、読んでみよう。
いやー、勉強になりました。(笑)

 

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しくじり先生に学ぶ事例と概念化、行ったり来たりの重要性。

7月18日 晴れのち曇り


 

火曜日は朝起きの日

3連休明けの火曜日。伊川の河川敷では朝からセミが大合唱しておりすっかり真夏の風情の朝となりました。火曜日は朝起きしてモーニングセミナーに参加する日なのですが、今日は広島への出張(と墓参り)がありお休みとさせて頂きましたが、早く起きるのが習慣になりつつあるのか今朝も5時前から起き出して一仕事のあと、筋トレと散歩、ゴルフの練習といい汗をかいて爽快な一週間のスタートを切りました。朝起きは本当にいいものです。(笑)

 

 

しくじり先生。俺みたいになるな!

さて、話は変わって、この3連休は相変わらず世間様の楽しそうな様子とは全く関係なくふつーに仕事をする毎日でしたが少し早めに帰宅したりもできました。ご近所の(全国でご活躍されている)有名設計事務所の松尾さんのfbの投稿で同級生のお笑い芸人(レイザーラモンHG)が夫婦でTV番組の「しくじり先生」に出演している旨を知り、レイザーラモンファン(主にRGですが、笑)の私としてはこれはチェックしておかねばと、珍しく放映時間を狙ってテレビの前に陣取りました。放送の内容はHGキャラで大ブレイクの後、一発屋となって、またプロレスで大怪我をするなどどん底の辛酸を舐めたHGの復活までの劇場での地道な努力の話と、HGが落ちぶれて全く仕事がない間、事業を起こし年収1億円の大成功を収めるも飲食店の出店に失敗し預金を全て失ってしまったという波乱万丈のカリスマ主婦でHGの妻である住谷杏奈さんご夫婦の成功と失敗、そしてそれらの出来事を通して学んだ教訓を「おれみたいになるな」と示唆を与えてくれる授業形式の番組です。

 

 

インバウンドマーケティングに必須のスキル。

内容のことはともかく、この番組を見ていて非常にわかりやすいなーと思ったのは、私が職人起業塾でいつも推奨している「事例と概念化の行ったり来たり」の手法について。
ブログを書くにしても、プレゼンをするにしても、またOne to Oneで話をするにしても、人に何かを伝えたいと思う時、聞き手に興味を持ってもらうべきであり、そして読んだり聞いたりした時間が無駄な時間だと思われないようにすることは誰にとっても非常に重要なことで、特に自分自身の持つ価値を磨き、発信することでビジネスに繋げるインバウンドマーケティングに取り組むにはそのスキルを磨くべきだと言い続けています。しかし、「事例と概念化」という言葉自体がわかりにくいみたいで、例をあげるとなるほど、と言ってくれますがいざ自分でやってみると難しいようで、なかなかうまく進まないのが実際です。そんな方にうってつけの教材?がしくじり先生だと思ったのです。この番組を繰り返し見ることでブログやプレゼンのスキルは一気に向上するのではないかと思うのです。

 

 

事例と概念化の行ったり来たり。

なんのことかと言いますと、おれのようになるな、という教訓を与えてくれるこの番組では、まず始めに起こった出来事(事例)を紹介、次にその出来事に対して感じた感情、そしてしくじったことを二度と繰り返さないように教訓にして残すという手順を繰り返して積み上げていき番組の最後にまとめの名言的な教訓を残されます。(今回はワンフォーオール、オールフォーワンというラグビーの名言でした。)まさに事例と概念化の繰り返しであり、行ったり来たりです。この完全にパターン化された番組の進行にはなるほど!と非常に勉強になりました。塾生さんたちにオススメするのはもちろんですが私自身もこれから何かと使わせて頂こうと思います。(笑)

 

 

概念化の必要性。

そもそも、なぜ事例と概念化の行ったり来たりが重要なのかというと、個別の事例というのは面白く、興味を引きやすいですが、聞いている方にしてみるとどこまでも他人事であり、結局、「ふーん、そうなんやー」で終わってしまいます。概念化は誰にでも当てはまる教訓のようなもので、学びや気づきに繋がりますが、面白くなく興味をそそられなければ聞くこと自体が億劫に感じられることになりかねません。「人はお互いを尊重しなければならない。」という誰もが聞いたことがあり、知っている教訓に再度深く共感してもらうにはHG&住谷杏奈夫妻の夫婦関係崩壊と再構築の物語を語る方が多くの人の心に届くというのは容易に想像がつくというよりも、誰しもが理解されると思います。そして、このスキルが身について概念化する思考が習慣になると、毎日起こる様々な出来事を俯瞰してみることができるようになり、パターン化して要点だけを抽出できる力を得ることができて、物事の本質を見極め、問題解決能力を圧倒的に高めることにも繋がると思うのです。
そんなこんなで、しくじり先生、定期的な視聴をオススメします!(笑)

 

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目指してきたのは自立循環型というコンセプト。

7月17日 海の日 曇り

 

海の日。

このところ、既に梅雨が明けた?かの様な好天が続いておりましたが、夏本番を前にしてイベント目白押しの本日、海の日は朝から曇天の上に神戸では雨の予報となりました。ま、別段遊びに行く予定もなく普段通りの仕事をこなす予定だった私には、自転車で現場に行くのをやめて電車に変えた程度であまり影響がありませんでしたが、海やプールに遊びに行こう!と張り切っておられた方には残念な天気でした。結局、あまり雨は降りませんで結果オーライな空模様の1日になりましたが、楽しい3連休の最終日となりましたでしょうか。(笑)

 

 

人生=仕事?!

毎年(というか毎回)のことですっかり慣れてしまいましたが、今年も3連休は全くもって普段通り。午前中は昨日の日曜日の振替で出社を少しゆっくりにして、太山寺まで12kmのランニングをしましたが、その後はスタッフとの面談や店舗改装工事の打ち合わせに三宮に出かけたりと忙しく走り回りました。朝の間、ランニングをしながらふと思ったのは、起業してから此の方、ゆっくりとした休みって殆どとってないよなー、ということで、実は趣味と思われがちなランニングやサイクリング、登山にゴルフ、茶の湯や書道、読書なども実は全て仕事のための状態管理をためであり、休みという感覚はありません。(元大工としては)刃を研ぐ時間が仕事のパフォーマンスを高めるのは自明の理で、心と体の状態を整えるために趣味の様な時間にスケジュールを空けているに過ぎません。
ちなみに、すみれ事務所は水曜日が定休日ですが工務部は工事を進めておりますので、緊急の連絡があった際の対応のため私が(神戸にいれば)電話番で出社しております。要するに私には定休日はなく、年中常時仕事、いや人生=仕事といったボーダーレス思考がすっかり染み付いてしまっています。(苦笑)

 

 

自分探しの旅の終わり。

今朝のランニングの途中、そんなワーカホリックな自分を振り返りつつ、なぜに仕事にそこまで執着するのかを思い返して見ました。もちろん、起業の当初はお金を稼いで家族を守ることに我武者羅になるところからスタートしていますし、とにかく受注が切れることの恐怖から逃れることに必死になっており休みどころではなかったのが正直なところです。しかし、だんだんと事業が軌道に乗り始めてからもその傾向は弱まるどころか益々強くなった様に思います。スタッフやその家族、お手伝い頂いている職人さんや協力業者さんと事業に関わる人が増えて責任が重くなったことも、もちろんありますが、実のところは若かりし頃、自分探しの旅を始めてから見出せずにいた答えを今の仕事に見出し始めたのではなかったかと思っています。

徒手空拳、ロクに学校にも行かず、なんの取り柄も強みもなかった私が世間様に必要とされ、仕事をすることで感謝される様になるなどとは夢にも思っていなかったですが、大工として建築の仕事を覚え、現場を知り、お客様に対して真摯な対応をすることでこの世にいてもいなくてもどーでもよかった自分の存在意義を見出せる様になったからではなかったか、と。

 

 

次のジレンマ。

そんな人生と仕事が同義語になり始めた頃から、(想いの部分に限ると)自分たちよりもまともな建築屋は世の中におらず、自分達が工事を請け負うこと、現場でその想いを発揮することが何よりもお客様のためになると信じてきました。しかし、すぐに次のジレンマに突き当たります。それは自分の身体は一つで、大工として現場で働くには同時にいくつもの現場を進める訳には行かないこと、そして建物が出来上がった後の責任を負うには事業を継続できる様にしなければならないことの2点です。その解消は自分の想いを現場で共有してくれるスタッフを育てること、その一点に尽きました。人を育て、私と同じ判断基準を持った大工を現場に常駐させることで、ある程度の事業規模を保ちつつ、また私に何かがあったとしても事業を継続してお客様に対する責任を全うできる体制を作らなければならないと考えたのです。社員大工の内製化、育成と私たちが目指したのはまるで農業の様に種を植え、育てて成果を得続ける持続循環型のビジネスモデルであり、自立循環型社会への貢献です。

 

 

自立循環型社会への建築としての貢献。

際限の無い規模の拡大ではなく、持続、継続しながら責任を全うできる事業規模を目指した結果、今のすみれの規模に落ち着いた訳ですが、根底に据えた価値観はビジネスモデルだけに止まらず、資金計画から設計やプランニング、そして地域との関わりにも共通して反映する様になりました。新築住宅をsumika+という規格にまとめ自然の力を最大限活用して環境負荷の少ない自立循環型住宅の設計概念を取り入れたのもその頃で、神戸ならではの海からの風を利用した通風計画や冬の間の日射取得による暖房負荷の軽減、そして断熱、気密性能を高めてエネルギー消費を抑えることと太陽光発電による発電でエネルギーバランスをとり、電気の供給を受けなくても自立できる住宅を目指す様になりました。この数年、毎年供給を続けているゼロエネルギー住宅sumika zeroはそれを誰にでも手に届く価格で提供したいと考えて規格化した商品です。

 

 

想いをカタチに。

そんな想いから、長年、本当の自立循環型住宅を作りたいと考えてエネルギーだけではなく食までも自給自足ができる提案がしたいと思い、会社として農業に携わってきました。そして、昨日工事を終えてお引き渡しをしたお宅は脱サラして新たに就農された農家さんの住宅であり、借り入れをすることなく手持ち資金で建てられたBELS(建築物省エネ性能表示制度)で最高等級となるゼロエネルギー住宅でした。住宅で消費するエネルギーは太陽光発電で賄い、豊かな六甲山系の水脈の井戸が利用でき、もちろん食物は畑で収穫する完全な自立循環型住宅です。

デザインや素材など私たち建築会社が拘るべきことは多々ありますが、何よりも執着すべきはお客様の「その後の暮らし」です。そのコンセプトを掲げてこれまで建築に携わってきましたが、今回完成してお引き渡しをした物件は私たちが目指してきた一つの大きなマイルストーンとなりました。本当に素敵なご縁を頂けたことに心から感謝すると共に、想いをカタチにしてくれる設計・施工を担うスタッフにも感謝したいと思います。

ありがとうございました。心謝。

 

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広島にて今年最後のオープンセミナー開催します!

「現場のマネジメント意識が業界を変える!」
~現場実務者の戦力化で利益を生み、工務店の未来を切り開く~ 

先日の福岡でも大好評頂きました実践型マーケティングマネジメントの総論のセミナーです。

10月からの【第8期】広島での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

日時:平成29年7月18日(火) 14時~17時30分

会場:まちづくり市民交流プラザ北棟4F 研修室B 広島市中区袋町6番36号

参加費:3000円  定員30名

お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/960182647456803/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22feed_story_type%22%3A%22117%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

 

 

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イベントのご案内。

毎年恒例!夏の富士山登山、今年も行きます!

詳細、お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/1372228686164849/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22page_upcoming_events_card%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue%7

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

私が代表を務めているひょうご木づかい王国共催、加美林業研究クラブ主催で山と街と人を繋ぐイベント、山を知り、感じ、楽しむイベント開催します!

詳しくはこちら→https://www.facebook.com/events/1690458584582360/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

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Uberが建築会社に与える劇的な影響。

7月15日 晴れ

花寄せ。

昨夜は記念すべき東京開催の職人起業塾の第1講の後の懇親会で盛り上がりすぎて、まさかの最終の新幹線に乗り遅れるというハプニングに見舞われましたが、何とか始発の新幹線乗って月に1度の必須の習慣である茶の湯のお稽古には滞りなく参ることができました。今日は亭主と客が一緒になって多くの花入れに花を活ける花寄せのお稽古で、1年に1度か2度しかない貴重なご指導をいただくことがきました。何年も通い続けている割には上達が遅すぎる茶道ではありますが、私にとっては慌ただしい日常を離れ、暫し心を落ち着かせるとても貴重な時間となっています。今回は出張帰りのままドタバタと伺いましたがとても良い時間を過ごさせていただけて気持ちの切り替えもできた様に思います。一期一会の出会いに心から感謝することしきりです。

 

 

Uberは初回の利用無料!

話は変わって、今週は(期せずして、笑) 1週間も東京に滞在することになり地方都市とは違う様々なことに驚かされることがありました。1番便利だなぁと思ったのはタクシーでのICOCAの決済が可能なこと。東京在住の方はタクシーの利用頻度が他の都市に比べてかなり頻繁と言うデータを見たことがありますが、それに拍車をかける出来事と思って興味津々でタクシーに乗りまくりました。(笑)そして、最も驚いたのは、場所の確認や乗り換えを検索するのにGoogle マップを開けるとUberや全国タクシーの予約が一緒に立ち上げがということです。しかも、Uberの利用は初回無料!(1500円まで)とのことで、グローバルな巨大ポータルを持つ会社が日本の中心部で席巻してることをまざまざと目にすることになりました。結局、常にUberの方が全国タクシーよりも値段が高く、移動時間も変わらないということと、わざわざネットで呼ばなくてもすぐに流しのタクシーが捕まるので今回利用することはありませんでしたが、刻々とそして劇的に変わっていく時代の流れを肌で感じることとなりました。

 

全米NO1タクシー会社を倒産させた驚異のサービス。

今回、試してみようと思いつつ、結局利用する機会を逃してしまいましたが、このUberは確実に消費者の暮らしに中に浸透してきている様で、少し前から気になって仕方がないのが以前このブログでも紹介しましたこれ→Tokyo のフード配達サービス | UberEATS
なんと、配車サービスの会社がフードサービス(出前!)に進化しています。しかも六本木ヒルズの人気店からマクドナルドまで登録されてあるレストランやファストフード店のメニューが出掛けなくてもなんでも自宅に届けてもらえるという画期的なサービスです。

現在、東京でどの程度利用されているかは分かりませんが、初めての利用が無料のUberを試しに使って見る人は少なくないでしょうし、その際にメールアドレスやSNSアカウントを登録することで、様々なサービスの案内が利用者に継続的に届く様になることを考えればこのUber eatsも一気に普及する可能性も低くないと思います。サンフランシスコでは市内で認可されているタクシーの数は1800台なのに対してUber等の配車サービスの登録車数は4万5000台との衝撃的な数字も公開されています。こんなニュースも→激化するサンフランシスコ市内の渋滞、原因はUberやLyft?

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店舗デザイン・設計が変わる。

情報革命は18世紀の産業革命で第一次産業(農業)から第二次産業(工業)へ人類が大きな転換をしたよりも更に劇的な変化を世界にもたらすと言われてきました。ここ最近の講演やセミナーでよくこの手の話をするのですが、この大きな変化が私たちにもたらすのは何か、建築会社にどの様に関係するのかと考えて見てもあまりピンとこない方が多い様に思います。

このUber eatsのサービスが浸透したらどうなるかと考えれば、飲食店のビジネスモデルを大きく変える可能性があります。すみれでは店舗改装、新規出店の際の新装工事を頻繁に行っていますが、飲食店の設計、プランニングを行う際には厨房のスペースと客席のスペースの割合が業態によって基本的に決まっています。テイクアウトのお店は店舗の広さに関係なく売り上げを稼げるのは誰でもわかることですが、Uber eatsが圧倒的に普及すれば全てのお店がなんのコストもリスクも無くしてテイクアウトのお店として営業できる様になります。当然、店舗デザイン、客席のレイアウトに対する考え方は一変しますし、立地が9割と言われた飲食店ビジネスは駅前の目抜き通りでは無く、インターネットのポータル上で如何に目立つかの方が重要になってきます。私たち店舗設計・施工を行う建築業者にとってもこれまでの考え方を一変しなければこの大きな変化に対応できずに衰退、消滅してしまう分水領を迎えている様に感じています。
ポータル企業が世界を制覇する新しい時代、私たちも考え方を一新する必要がある様ですね。。

 

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職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中

福岡開催締め切り間近です!【残席5名】

福岡開催の厚生労働大臣認定の申請は締め切りました。キャリアアップ助成金を利用される方、助成金無しでの受講のみ受付とさせて頂いています。現場の改革から業界を変える取り組み、ご一緒出来ることを心から楽しみにしております。多くの方のお申し込みおまちしております!

第7期生【九州地区:福岡会場  9月1日~2月22日 申込〆期7月20日まで】
第8期生【広島地区:広島会場 10月13日~4月12日 申込〆期7月30日まで】
第9期生【鹿児島地区 2018年 1月開講予定 事前予約受付中】
第10期【大阪地区 2018年 2月開講予定 事前予約受付中】

問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ
fbページ:https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku/
ホームページ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

 

 

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広島にて今年最後のオープンセミナー開催します!

「現場のマネジメント意識が業界を変える!」
~現場実務者の戦力化で利益を生み、工務店の未来を切り開く~ 

先日の福岡でも大好評頂きました実践型マーケティングマネジメントの総論のセミナーです。

10月からの【第8期】広島での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

日時:平成29年7月18日(火) 14時~17時30分

会場:まちづくり市民交流プラザ北棟4F 研修室B 広島市中区袋町6番36号

参加費:3000円  定員30名

お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/960182647456803/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22feed_story_type%22%3A%22117%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

 

 

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イベントのご案内。

毎年恒例!夏の富士山登山、今年も行きます!

詳細、お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/1372228686164849/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22page_upcoming_events_card%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue%7

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

私が代表を務めているひょうご木づかい王国共催、加美林業研究クラブ主催で山と街と人を繋ぐイベント、山を知り、感じ、楽しむイベント開催します!

詳しくはこちら→https://www.facebook.com/events/1690458584582360/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

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世界報道写真展2017

7月13日 晴れ


引き続き東京にて。

東京は今日も快晴。完全に梅雨は明けたやろ。と思ってしまういい天気が続きます。
昨日までのリフォーム産業フェアを終えて、明日から【第6期】職人起業塾@東京がスタートということで、谷間の今日も引き続き東京に滞在中。あれこれと予定もありましたが、研修の開始を明日に控えているにも拘らず、まだ厚生労働大臣の認定通知書が出ていない事業所があり、その対応に振り回される1日になりました。これまで事務局から何度も問い合わせをしていたところ、のらりくらりとした回答に終始した挙句、瀬戸際になって原因を明らかになったのは、単なる東京労働局の凡ミスで本省(厚生労働省)に書類が渡っていないことが今更発覚!日本の首都、大都会東京は地方に比べてあらゆることが進んでいて、ちゃんとしていると思いきや、意外にそうでもないという衝撃の事実にうち震えながら責任の所在と、今後の対応について詰め寄ることになりました。結局、何とか事なきを得る事にはなりましたが、この国はいったいどうなっているんでしょうか。

  

 

東京ならでは、、

そんなドタバタした1日を過ごしながらも、せっかく東京にきたのだから、と合間の時間を利用して東京ならでは、地方に居ては中々触れることが出来ない「コト」に触れる時間を持ちました。世界有数の大都市東京と地方都市との格差は色々ありますが、(私が考える)最も大きな違いは、文化的な情報の東京一局への圧倒的な集中です。大阪や名古屋も大都会ではありますが、東京のソレとは格段の違いがあると思っています。そんなわけで、東京に滞在する際はできるだけ美術展などの展覧会に行く時間を持つようにしています。

 

 

世界報道写真展2017

今回は東京都写真美術館で開催されている世界報道写真展に行ってみました。実は、私、若かりし頃、報道カメラマン(戦場カメラマン?)に憧れていた時期があり、報道写真には非常に興味を持っているのと、最近流行りの写真系SNSのInstagramを見ていて、写真の撮り方一つで同じ事象の伝わり方が全く違うのを強く感じていたからです。

毎年、世界中の約100会場で開催される世界最大規模の写真展「世界報道写真展」は60回目を迎えます。 今年は125の国と地域から5,034人のフォトグラファーが参加し、80,408点の応募がありました。大賞などを含め、 受賞作品を紹介する「世界報道写真展2017」を6月10日より東京都写真美術館で開催します。
今年は、8つの部門25カ国から45人が受賞しました。大賞は、トルコのブルハン・オズビリジ氏の作品です。 トルコの首都・アンカラで開かれた写真展で、現地の警察官が駐トルコ・ロシア大使を射殺した事件を捉えています。
マグナス・ウェンマンはイスラム国(IS)の恐怖と食糧難によってやむなく郷里を去り、避難民キャンプで過ごさざる を得ないこどもの姿を撮影しています。こどもが夢や希望をなくす姿を静かに伝え、人々の部で単写真1位を受賞して います。このほか、リオデジャネイロ・オリンピックの決定的瞬間をとらえた作品や漁具により生命が脅かされるウミガメ の姿など、世界の現状を伝える写真が並びます。紛争、環境問題、スポーツの決定的瞬間から日常的な場面に至るまで、 普段目にすることがない、世界の「いま」を見ることができる貴重な機会です。

 
写真の力

現在、世界が 抱える問題や失われ行く文化、スポーツでの決定的な瞬間などをテーマごとに分かれて受賞作品を中心に展示されている報道写真を観て感じたのは、この世の中はまだまだ苦しみと哀しみに溢れ、成熟とは程遠い未熟な争いが絶えない世界だという事。如何に日本が平和で安穏な暮らしを享受出来ているかの再認識です。同時に、言葉ではなく画像で一瞬を切り取る写真の持つリアリティとその奥に広がる世界を伝える素晴らしい力というか、「その場」に居合せたカメラマンの行動力と勇気に対する憧憬とも言える何とも言えない感情です。

  

  

父親の言葉。

写真展を見ながらそう言えば!と思い出したのは子供の頃父親に言われた言葉でした。「人は誰しも社会と関わって生きねばならない。一度きりの人生は社会を良くする役に立てるべきだ。」はっきりは覚えていませんが、中学生になった頃そんな事を言われて、そんなものかなあ、などと思った覚えがあります。その言葉を意識して生きてきたわけではありませんが、報道カメラマンになって見たいなどと思ったのには潜在的な父親の影響があったのかも知れません。

 

 

人生の意味と意義。

天命を知ると言われる50歳になった今、社会を良くするために生きているかと問われると、胸を張って「そうです。」と答えられる訳ではありませんが、少なくとも自分の為だけに生きている訳ではなく、大した事は何一つ出来ていないにしても、生業としている建築の仕事を通して業界が良くなる様にと走り回っているのは社会との関わりを求めているからなのかも知れません。せっかく天より授かったこの命、何とか意味や意義のあるものにしたいもの。そんな事を思い出させられました。とにかく、先ずはあと10年、気張ってみようと思います。

 
 

未来を標榜する工務店@リフォーム産業フェア

7月12日 晴れ

 

リフォーム産業フェア2日目。

昨日に引き続き東京ビッグサイトにて、リフォーム産業フェアのブースに詰めてます。
いつもhasセミナー(ハウジング・アクティブ・ソリューションズ@大阪)などでご一緒させて頂いているダンドリワーク、イオグランツ、イエプロさんや、東京開催の職人起業塾で会議室を提供して下さるシップ社などは随分と立派なブースを作り込んで、ド派手?にそしてきっちりとプロモーションを行われているのに比べて、シンプルというか地味にすぎる簡単ちんなカウンターとテーブル、椅子だけのブースで地味な説明を繰り返しています。(笑)


わざわざ東京まで出張って来たので多くの人に認知を広げたい気持ちもありますが、提供しているサービスがニッチすぎる職人や現場管理者向けの研修事業ということで、闇雲にパンフレットを配っても単にビッグサイトのゴミ箱にゴミを増やすだけになるので、慎ましく、興味を持ってブースに足を止めてくださった方だけに熱く説明を繰り返しました。


ありがたい事に、以前私の講演を聴いたり、書籍や雑誌の連載を読んでくれた方がわざわざ(分かりにくい小さな)ブースを探して立ち寄ってくださり、「なんとなく興味はあるけど、イマイチ、なんのことかよくわからない」と思われていた方と話し込み説明を差し上げる機会ができたのは非常に良かったと思います。

 

脱!井の中の蛙。

全国から多くの方が建築業界の最新情報の収集に集まられているこのフェアは地域ナンバーワン店と言われるような先進の事業者の方も多く、私も工務店の経営者として、全国のトップランナーの工務店やリフォーム会社の経営者さんと交流を持つことができて逆に超工期短縮や断熱リフォーム、従業員教育などのヒントや気づきを頂くこともあり、神戸の片田舎に引き籠らずに外の世界に出て行くことの重要性を改めて感じる機会になりました。職人起業塾ブースにお立ち寄り頂いた皆様、2日間、本当にありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。


職人起業塾のブースに足を止められたすべての方の共通点として皆様口を揃えて言われていたのは若手職人の入職者の圧倒的な少なさとこれから加速する職人不足への危機感です。私たち職人起業塾で提言しているその課題に対する解決策について話を聞いて頂くと全員が「既にわかっているよ!」という風情で大きく頷かれておられました。そんな姿を見て、ある一定数の事業者が私と同じ感覚を持っておられるのを実感して嬉しく感じましたが、逆にパンフレットを手にしても何の興味も示されない工務店経営者やリフォーム業者さんが圧倒的多数という事実に残念な気分も同時に味わう事になりました。

 

職人不足に陥った原因の共通認識。

いつも、講演やセミナーで語り続けている事ですが、私たち建築会社は現場で工事をして生業としています。いくら集客が出来ても、契約をもらえても着工できない、工事を終えることが出来なければ売り上げは一切上がりません。また、私たちの評価は現場で作った住宅や店舗にすべて委ねられます。どこまでもモノづくり企業としての本質を守らなければ事業を継続して行くことはできません。にもかかわらず、若者の入職が殆どなくなって久しい今の現状を見ると、若手職人の育成は喫緊の課題であり、若者から、そしてその親からも完全に見放された建築職人という業種をもう一度魅力を発信して飛び込んでみようと思ってもらえる環境に整えなければなりません。

若者が集まらない業界は確実に衰退、それがそのまま加速すれば消滅します。何とかするにはこれまでの手法と反対、逆張りの方法論が必要になるのは明らかです。現在の職人不足に陥った原因を振り返って見ると、以前から言われ続けている「きつい、汚い、危険」の3Kはもちろんですが、それにも増して所得が低い(大工の全国平均所得は14000円程度!)、他業種に比べて保証がない、将来に対するキャリアプランを見出せない、怪我や病気をしたら失業する不安定感、住宅ローンが通らないから自分の家を建てることも出来ない等、労働環境、待遇面での問題もありますが、それにも増して立ちはだかるもう一つ大きな原因は、受け入れ側の問題です。

 

 

受け入れ側の意識が未来を左右する。

少し前まで、私たちの時代までは職人育成はそもそも、徒弟制度が支えて来ました。それが、コストの見直しの名の下に分業化が進み、職人は施工費のみの金額で工事を請け負うようになりました。それでは、自分の日当を稼ぐのがやっとで弟子をとって育てる経費など生み出せる訳がありません。職人が弟子を育成すること自体が崩壊しました。そして、大工や左官などの職人を雇用して来たはずの職人の親方的立場だった工務店は受注量が減った時に対する人件費リスクを軽減するために、職人を独立させるとの名目の下、外注扱いの業者にしてしまいました。要するに、職人を育てる機関がなくなってしまったのです。この事実は別に珍しくも何ともない話で、建築業界の人なら誰しもがわかっていることで、本当に若い職人を育成しようと思えば、工務店やリフォーム会社が組織として取り組まなければならないのは明白です。

それはこれまでの逆を行く、正規雇用による他業種並みの社会保障や労働環境を整え、将来のキャリアプラン、現場を離れたとしてもしっかりと稼げるスキルを身につける教育を行い、安心してやりがいを持って働ける状態を作り上げなければならない訳で、この2日間で職人起業塾のブースに足を止めて、私の説明を熱心に聞いてくださった方はその理論を理解されており、未来に向けて果敢に取り組もうとしている方ばかりの様に感じました。

 

 

教育×マーケティングが現場を変えて未来を変える。

上述した様に、建築業の評価は現場でなされる。現場には職人、現場管理者の思考が反映される、生涯顧客になってもらえる程の顧客満足こそがストックビジネスとなり、持続循環型のサイクルで企業の存続を支えることを考えた時、企業は人なりの大原則は、顧客接点強化=現場実務者の教育こそが利益をあげる仕組みの根底にあることを如実に示します。

消費税増税の嵐が吹き荒れるのを目前にして、今後厳しさを増すばかりの建築業界において私たちの現場実務者の意識を変えて、顧客満足と顧客と繋がり続ける仕組みづくりを実践してもらう取り組みが少しでも寄与することが出来れば幸いです。

この二日間、ご協力頂いた皆様、お立ち寄り頂いた工務店、リフォーム会社の皆様、本当にありがとうございます。「職人の社会的地位の向上」という創業時のミッションを掲げこれからも地道な活動を続けて参りますので、引き続き宜しくお願い致します!


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職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中
※福岡開催締め切り間近です!【残席5名】

福岡開催の厚生労働大臣認定の申請は締め切りました。
キャリアアップ助成金を利用される方、助成金無しでの受講のみ受付とさせて頂いています。
現場の改革から業界を変える取り組み、ご一緒出来ることを心から楽しみにしております。
多くの方のお申し込みおまちしております!

第7期生【九州地区:福岡会場  9月1日~2月22日 申込〆期7月20日まで】
第8期生【広島地区:広島会場 10月13日〜4月12日 申込〆期7月30日まで】
第9期生【鹿児島地区 2018年 1月開講予定 事前予約受付中】
第10期【大阪地区 2018年 2月開講予定 事前予約受付中】

問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ
fbページ:https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku/
ホームページ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

「現場のマネジメント意識が業界を変える!」
現場実務者の戦力化で利益を生み、工務店の未来を切り開く~ 

先日の福岡でも大好評頂きました実践型マーケティングマネジメントの総論のセミナーです。
10月からの【第8期】広島での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。
企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

日時:平成29年7月18日(火) 14時~17時30分
会場:まちづくり市民交流プラザ北棟4F 研修室B 広島市中区袋町6番36号
参加費:3000円  定員30名

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

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