職人不足って結局、ビジネスモデルの問題だよね。

平成30年8月8日晴れのち曇り

水曜日は朝活の日。

今朝も相変わらずの朝起きでBNIドリームチャプターの朝のビジネスミーティングに参加してきました。このところ出張続きで私自身はなかなかこの朝会に参加できておらず、スタッフに代理出席をお願いするのが続いておりました。ちょっと久しぶりに参加した朝活は相変わらず活気にあふれ、あちらこちらでビジネス話に花が咲き、やっぱり多くの専門家のメンバーと一緒に仕事ができるのはいいものだなぁと改めて。代理出席に任せなくて済むように水曜日の出張はできるだけ控えたいと思います。

職人不足問題の抜本解決ディスカッション

さて、昨日はとある出版会社からお声がけをいただいて、岡山で開催されたディスカッションに参加してきました。諸事情により詳細は割愛しますが、メインテーマの1つが建築業界の職人不足の解消と言うことで、職人の育成と雇用の促進、すぐそこまで迫ってきている急激な職人不足問題の根本的な問題解決を探る糸口を探せないかと言うことで、その部分に長年取り組んでいる私も呼んで頂けたようで、私としても工務店支援を行なっているメディアの大きな影響を持っているキーマンに対して持論を展開したいと考え、お誘いいただいた際は、一も二もなく参加を承諾しました。

問題提起のブーメラン。

この度の企画が立ち上がった理由というかきっかけの1つに、私がセミナーなどででよく話している「職人問題に向き合わんかったら、これから工務店はいくら工事を受注しても売り上げ作られへんようになるで」と言っていたのを聞いてからそれが頭にこびりついて離れなかった。と事業部長のU氏は言われておりました。私としては期せずして、いい感じで自分が投げたブーメランが帰ってきたわけですが、工務店支援をされている会社の方に喫緊の危機感を持ってもらえたのは嬉しいことで、あちこちでベラベラ喋ってみるのも悪くないと、精力的に(儲からないけど、)セミナーでの啓蒙活動をしているの無駄では無かったと自分自身で得心した次第です。

働き手がいないのではない、受け入れ側がなってないだけ。

職人不足問題の根底にあるのは、あらゆる業態の中で最も酷いと言われる建築職人への若者の入職者がこの20年で激減したことにあり、それは職人がきつい、汚い、危険の3K職種と言うだけの単純な問題ではありません。東京のとあるリノベーションの買い取り再販事業を行われている上場企業が自社社員の職人を育成するのに職業訓練研修付き、キャリアパスの制度を整えて大工見習いの募集をかけたところ100名近くの応募があったといいます。さすがにそんなに採用ができない。となり、応募者に対して協力業者への就職を斡旋したところ、同じ研修制度を担保していたにもかかわらず、誰1人として工務店には就職しなかったと言われていました。職人志望の若者がいないのではなく、リノベーションやものづくりに興味がある若者は大勢いるし、業績が安定しているデザインリノベーションを行っている上場企業には就職したいが、街の工務店には就職は見送ると言う事です。

職人は道具じゃない。

従来の建築業界で職人を育成してきた徒弟制度は完全に崩壊しており、職人が職人を育てることができなくなった今、企業がその役目を担うべきなのは明らかですが、それも若者には全く支持されていない。問題解決の入り口は若者がキャリアプランを持てる様に、まずは職人の正規雇用から始まるべきだと思っています。そして、正規雇用を行う以上、キャリアパスを明らかにして、入職してきた若者たちの将来設計ができる環境を整えなければならないと思っています。5〜6年間、安い給料で下積みをさせて、そこそこ仕事ができる様になれば「独立」という名目で便利に使える下請けにする様な人材育成では若者にそっぽを向かれて当然ですし、(もちろん、本人のやる気やセンス、努力もありますが、)職人として一生安心して暮らせる程度の保証を最低限つけてから若者に職人にならないか?と誘うべきだと思うのです。

実務者向けの人材教育、人材開発に鍵はあり。

職人がキャリアパスを叶え、一生安心して収入を得られる様になるには、単なる現場作業を機械的にこなせるだけではダメで、年齢を重ね、現場から離れた後も同じ様に稼げる力を身につける必要があります。職人は使えなくなったらポイ捨てされる作業員から、豊富な経験と知識を持った専門家として、施工管理、営業、設計、人材育成など工務店の幹部として重用される人財に自らも努力して成長して行かねばなりません。また企業は研修を行い、資格取得を推奨し、職人が作業以外の役割を担える様に人材育成に投資をしなければ成り立たないのです。しかし、現場で叩き上げて技術を身につけた大工が建築士の資格を取得して、現場の工程、品質、予算のマネジメントが出来て、顧客とのコミュニケーションを円滑に行える様になれば、現場作業をしなくても十分に稼げるのは誰が見ても明らかで、役割の多能工化こそが職人のキャリアパスとなり得ます。新卒で大工として就職する際に、地方公務員と同じ生涯賃金を得られる保証(若しくは可能性)があれば若者にとって魅力ある選択肢になるはずです。

職人を正規雇用しない訳

それは、すみれでまさにこの10年来取り組んできているスキームで、その為の社内研修が現場の大工に経営者感覚を叩き込む「職人起業塾」の原型な訳ですが、実はこれはそんなに簡単に出来ることではなく、かなりの決意と覚悟が無ければ取り組めません。7〜8名の大工を外注扱いから正規雇用に(職人の手取りを下げずに)変えると年間1000万円ほど、福利厚生費が余分に掛かります。私自身、「気が狂ったのか?」「ばかじゃないか?」と散々誹謗中傷も受けましたし、まともな経営をされている工務店の経常利益率の平均は3%(全体で見るつもっと低い)のから考えると売上4億円くらいあっても、職人を正規雇用すると利益は全て吹っ飛ぶ計算になります。すみれも実際そうでした。これから需要が激減すると言われる中、もっと売上げ、利益をあげている会社にしか取り組めない高いハードルになりますし、現状と同じ売上げで大工への福利厚生で1000万円余分にかける、しかも少し暇になったら人員の在庫で一瞬にして利益を食いつぶすという馬鹿な経営者は世の中にそんなに多くはいないでしょう。。

それってビジネスモデルの問題だよね、

要するに、職人不足問題の根本はこれまで「筋肉質の無駄のない経営」とか勝手な理屈をつけて人材育成を放棄して他人任せにしてきた工務店のビジネスモデルにあります。これから新たに人材育成に取り組むなら、売上の増大、あるいは利益率の向上、もしくは大胆な経費の削減のいずれかを選択しなければできない訳で、ビジネスモデルの転換を図らなければ職人の育成はできないのです。しかし、今、これが出来ないと今後、いくら受注を得ても人材の手配がつかず、工事が出来ないから売上が上がらないという震災後の被災地で多くの人が経験した厳しい事態を全国の工務店が一斉に味わうことになり兼ねません。とにかく、工務店、リフォーム会社などの企業が職人を育成しなければ誰もそれを担ってはくれないのですから。職人不足問題の根本は工務店のビジネスモデルの問題なのです。

セールス思考からマーケット思考へ

一概に「ビジネスモデルを転換して、利益を増やして人材育成をしましょう!」と言ったところで、それが出来るまで待っている内に圧倒的な職人不足の波に呑み込まれてしまいます。国交相が公表しているデーターを見ると5年後を見据えて今すぐ取り掛かってギリギリだと思っていて、収益構造の改善と人材採用、育成は両輪として走りながら整えるしかないのです。
では、そもそもビジネスモデルの転換とはどの様なことを指すのか?それが、これまで建築、住宅業界に馴染みが薄かった原理原則に基づいたマーケティング思考の会社への転換だと思っていて、一般社団法人職人起業塾ではその、顧客から卓越した存在になることで、未来の売り上げを手に入れる「卓越の戦略」の概念を細分化してお伝えし、それを元にそれぞれの会社に合った計画を立てて、ドラッカー博士が定義した「一切のセリング(売り込み)を無くして売上を上げ続ける」仕組みの構築を図ってもらっています。

現場で未来を作る!

そして、原理原則に則って工務店のビジネスモデルの転換を考えた時、最も重要なのは顧客の評価であり、それは「現場」です。設計やプレゼンが如何に良かろうと顧客の評価は全て現場次第ですし、これまで「売り切り」のビジネスで新築を建てて引き渡したらそのまま顧客との縁を切ってきた事業者が多すぎます。顧客に胸を張って向き合える様に、現場での品質、工程、そしてコミュニケーションの圧倒的な向上は現場実務者への教育しかなく、それをするには職人を正規雇用して、教育するしかありません。しかし、ある程度のレベルから顧客の評価が上がり始め、顧客の予想を超える現場になった時点で、「これから一生、御社にお願いするわ」と、リピート、若しくは紹介を頂ける、既に信頼関係にある質の高い集客のチャンネルが出来上がります。

(事業継承のない)ミニマム工務店では当たり前に成功しているモデル。

この様なビジネスモデルはミニマム工務店と言われる社長が現場の最前線で活躍されている会社では当たり前にうまくいってます。経営者の分身を多く作れば当たり前にうまくいく道理となりますが、ビジネスモデルの転換は工務店の売り上げ規模にもよりますし、人材が育ち、成果を挙げ始めるまではなかかなか収益が上がりそうもない地道な取り組みです。しかし、住宅業界が壊滅しかねない職人不足問題の根本的解決はこれしか無いのではないか、なんて思っています。職人が子供達の憧れの職業になるには、まずは、他業種と比べてそこそこふつーに稼げる選択肢になるべき、雇用する側は、これまで割いて来なかった人材育成への投資を捻出出来るビジネスモデルに転換すべき。と言う事です。以上が私の三段論法です、イマイチぼんやりしててよく分からんなーと言う方は個別にじっくりご説明しますので、お気軽に私(高橋)までご連絡ください。(笑)

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さよなら!クレクレタコラ。

12月13日快晴

二つの朝活。

今朝の神戸の最低気温は1.8度、昨日も随分と冷え込みましたが、最低気温を更新して今年1番の冷え込みとなったようです。火曜日に引き続き、水曜日も朝活の日。今朝も暗いうちから起き出して若干の寝不足で重くなった瞼をこじ開けて張り切って出かけました。水曜日の朝活はBNIなる、専門分野の1業種につき1社のメンバーが集まり毎週ビジネスミーティングと言う名のショートプレゼンを全員が行い続けることによってメンバーの仕事の内容を把握して身の回りに発生するニーズを拾い上げてそこ集う人に紹介する、リファーラルマーケティングに特化した交流会です。火曜日に通っている倫理法人会では、メンバー内での営業行為を一切禁止すると会則にあり、対照的な2つの朝会ですが、どちらも大事なことだと思って毎週2日の朝起きを続けています。

96%と3%

私は通っているBNIドリームチャプターは実のところまだ正式に立ち上がっておらず現在新規メンバーを絶賛募集中です。36名の専門分野に特化したメンバーを集めなければ正式な立ち上げができないと言うことで毎回ビジターと言われるゲスト招待して一緒に活動しませんかと熱心にお誘いしている段階です。そんな状態ですので、初めて来られたビジターにこの交流会はどんなものかを説明する時間を毎回設けて理念やシステムなどを分かりやすく説明をしています。その内容を説明するプレゼンテーションの中で、スモールビジネスの集客チャンネルの要である紹介で仕事を手にされたことがある人は?と言う質問があり、参加されているほとんどの人が挙手されます。統計によると96%の人が紹介によってビジネスチャンスを得たとのこと。にもかかわらず、その中でシステムもしくは仕組みを組み立てて定期的に紹介をもらえるような状態を作れている会社の割合は3%と言われており、私たちが取り組んでいる職人起業塾でのマーケティングもその3%に含まれています。

問題解決の根本的アプローチ。

「マーケティングはあり方から」と言うのは私の口癖ですが、この朝活で行われているリファラルマーケティングも根本的には全く同じロジックになっており、ゲスト向けの説明のプレゼンを聞きながら改めて全く以て理にかなっていると感じるところが多くありました。ビジネスにおいて売り上げを増やしたいとか、将来的にも安定した売り上げが上がるような仕組みを整えたいとか、経営者でなくとも職業人は全員がそのような願望を持っています。そして(スモールビジネスでは特に)売り上げや利益は人を介してやって来ます。という事はビジネスをうまく回すにはご縁をいただく機会を増やし、紹介される信頼を身に付けることに集約されるといっても過言ではありません。要は人望を身につけるこそがスモールビジネスにおけるありとあらゆる問題解決の根本的アプローチとなり、これがマーケティングがあり方からと言われる所以です。

ギバーズゲイン。

人望とは望まれる人になること。それは、人のためになれるひと、相談事や要望を受け入れてくれるひと、何とかしてくれる人、と考えれば、オールマイティーにすべてのことができなくてもその問題を解決する力を持ち合わせた人とのつながりを持っていて、ご縁を繋げてくれる多くの引き出し、チャンネルを持つ人という解釈もできるかもわかりません。このように考えるとスモールビジネスにとって絶大なパフォーマンスを上げる人望と言う用件はスキルではなく在り方から発生するもので朝活のBNIの理念であるギバーズゲイン(与えるものこそ与えられる)こそ人望を身につける入り口と言えると思うのです。

自己研鑽の入り口。

とはいえ、簡単に周りの人に仕事を紹介すると言っても、自分の仕事のみに没頭しているだけで、人に物事を頼まれるなどありませんし、自分のブレーンを増やし、ネットワークを広げることなどできません。BNIのシステムはそこを意識的、強制的に時間を作り、信頼できる専門家のネットワークを構築する仕組みであり、人望力を身につけるトレーニングを兼ねた活動でもあります。実はすみれでは2年前から私ではなくスタッフの大工が他のBNIに所属させてもらい、ギバーズゲインの実践のトレーニングをさせてもらっています。このような取り組みに関わることで気付かされるのは自分自身も信頼されるに値する人間にならなければならないということであり、自然とコミュニケーションや専門家としての技術、知識スキルの研鑽に励まねばならないというごく当たり前のことです。上っ面の仲が良い仲間を作るだけでは最終的にビジネスには繋がらないことを深く認識できるようになると思うのです。一週間に一度、朝起きして時間を作ることは、ただ単に仕事をもらえるチャンスをもらえるという薄っぺらいものではなく、自己研鑽のきっかけを持てる貴重な時間なのです。

理論は実践で裏打ちすべし。

そんなこんなで、毎週水曜日の朝7時から8時半までの朝活、入会希望者絶賛募集中です。理論は実践の裏打ちを続けてこそ知恵として自分の血肉とすることができます。その昔、クレクレタコラという欲しいと思うとなんでもクレクレと言い続けてその度にどつかれて引き下がるという示唆に富んだ(笑)子供向けのTV番組がありましたが、そんな思考、行動、結果にに決別して、人望力を身につけて、スモールビジネスでの根本的問題解決へ取り組みたいと思われる方は一度ビジターとして参加してみられることを強くお勧めします。何より、信頼できる仲間が多くできることは人生の宝であり、それは日常業務を離れた時間を持たなければなかなか手に入れることは出来ません。ご興味がある方はお気軽に私までご連絡、お問い合わせを頂ければと思います。

今日のアタリマエ。

  • スモールビジネスにおいて紹介によるビジネスチャンスはなくてはならないもの
  • 97%の人は紹介される仕組み、システムを持たずに成り行き任せになっている
  • 人望力を手にすれば、多くの問題を解決することができる。
  • 日常業務を淡々とこなすだけで人望など身につかない。
  • 人に紹介をしようといる意識が自己研鑽の必要に気づくきっかけになる。
  • 与える人こそが与えられる。
  • 理論は実践で裏打ちしてこそ知恵になる。

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不易流行と成功体験の焼き直し。

9月27日 晴のち曇り一時雨

 

約束を守る結果。

水曜日にてすみれ事務所は定休日。私はといえば最近すっかり染まりきっている朝活に今朝もまだ暗いうちにベッドから飛び起きて参加してきました。ビジネスミーティングというに相応しい、とてもいい朝会でした。1時間半のミーティングを終えた後はプランナーカナちゃんが乗ってきた車に拾ってもらい、リフォームの打ち合わせに同行。別にこれといって私の出番はありませんでしたが、10年前からのお付き合いの流れで私宛にご連絡を頂いたお客様ということで同行させてもらい一生懸命に見積もり内容を説明するカナちゃんの横に座って、フンフンと相槌を打っておりました。(笑)

それにしても、星の数ほどある工務店や建築業者の中から私たちすみれを指名してくださり、信用して見積もりを提出すると同時に工事のご依頼を頂けるというのは本当にありがたいものです。2軒目に伺ったお客様宅では「毎年一度か二度程度、すみれの社員大工が巡回メンテナンスに立ち寄ってくれる」と、大そう喜んでくれており、社内の決まり=お客様との約束を真面目に、真摯に守って行動を積み重ねてくれるスタッフに感謝することしきりです。

 

 

10年間の接点。

このところ、リフォームシーズン突入ということなのか、たまたまのタイミングなのか分かりませんが10年前くらいに工事をさせて頂いたお客様から次々にご連絡を頂いており、私もご指名を受けた以上、できるだけお客様宅に足を運ぶようにしています。そこでは「ご無沙汰しております、お久しぶりです。」の挨拶から始まって、工事の依頼内容をヒアリングさせてもらうのですが、どのお客様もすみれ便りなる各月で発行しているニュースレターの私のコラムを読んで下さっていたり、工務部スタッフが巡回メンテナンスに立ち寄ってきたことに感謝して下さったりと、長いおつきあいを続けてきた中でのすみれとの接点について話してくださいます。自分自身を振り返って考えても、人は忘れっぽくて、新しい物好きなのに、私たちのことを覚えていて下さり、事あるごとにご連絡を頂ける関係が出来ているのは本当に宝ものだと改めて思いました。

 

 

 有難い状態。

20年近く前の創業間もない頃は(当たり前ですが、)そんなお客様は一人も居なかったことを考えると現在はなんて恵まれた環境で商売をさせていただいているのかと思いますし、その当時では想像だにできなかった状態に今現在、辿り着いていると感じました。そしてこれは毎年確実に我々に信頼を寄せてくれるお客様を増やしていくことでまた10年先にはもっと有難い状況になっているのだと思った次第です。

まさにこの10年間我々が取り組んできたマーケティング理論がそのまま結果となって目の前に現れている瞬間であり、このときのために長年あれこれと試行錯誤繰り返しながらお客様との信頼関係を構築してきたのが成果となって現れたように思いました。私が考えた理論をアクションプランとして実践してきてくれたスタッフには本当に感謝するばかりです。

 

 

未知の世界に生き残る術。

昨日の元祖職人起業塾や一昨日のオープンセミナーでも冒頭に話させていただきましたが、世界はこの1年で圧倒的な変化を遂げて、これまで私たちが経験してきたそれとは全くレベルが違う、全てを根底からひっくり返すようなまさに革命が起きていると感じています。先行き不透明と言うよりも未知の世界に足を踏み込んでいる感さえある我々は、煩雑な日々の業務に追われながらも未来を標榜した取り組みを進めなければ激しい時代の荒波に飲み込まれて消えてしまうだけだと思っています。

これまで経験したことがない世界にどのようにして生き残っていく力を身に付けるかと考えたとき、私のように学も経営資源も脆弱な中小企業の経営者は最先端のイノベーションを自ら起こすような実力も知識も持ち合わせておらず、途方に暮れるような思いに駆られそうになります。しかし、私たち工務店はこれまで施工して建物を引き渡しできたお客様の家を守り続けると言う使命を負っており、おいそれと会社を畳んでしまうわけにはいきません。ではどうする?と言う自問自答を繰り返して、挙句出てきた答えは原理原則に立ち戻ると言うありきたりの考え方しか思い浮かびませんでした。しかし、ここにきてそれもあながち大きな間違いでは無いように感じたりもしています。

 

 

不易流行。

原理原則に立ち戻るといっても、何も昭和の工務店スタイルに全く戻るのではなく、本来のものづくり企業の本質としての価値を抽出することと、今日訪問したの案件で次々ご契約をいただけたように、自分たちが持つ小さな成功体験のパターンを読み取り、そこから抽出した強みに磨きをかけて最新のテクノロジーや概念と掛け合わせることで新しい時代への対応策を考えなければならないと思っています。

不易流行という言葉がありますが、まさに守るべきものと取り入れるべきものを掛け合わせることで時代に即したビジネスモデルの構築がなせるのではないかと考えています。そのために建築業界では馴染みの薄いUXデザインの研修に通ってみたり、AIやIotの技術革新に対するアンテナを張り巡らせたりして自分の持つマーケティング理論を最新のものに書き換える努力をしています。

 

 

パターン抽出によるセルフイメージの最適化

その中でもこのところ非常に重要だと感じているのはパターン化という概念です。建築業界で非常に大きな問題になっている職人不足問題の根本にあるのは案件の積み重ねで売り上げを積み重ねる建築業界において5年先10年先の売り上げに対する根拠が見えにくいこと、外部環境に左右されやすいビジネスモデルに対する漠然とした不安が根底にあると思っています。そのような側面から見ると2年先3年先の売り上げさえ確定していないのに5年先10年先を見越して若手の人材を育成しようと誰も思わないのは当たり前です。この非常に難解な問題をスッキリと解決することが出来れば、職人育成に時間と費用を投資する企業が一気に増えると思っています。

しかし、受注が安定しないと言っている工務店さんでも20年30年と続く社歴の長い事業者が少なくなく、実際は毎年それなりに売り上げも利益も上げておられる会社が多くあります。要は本来、事業を持続させる実力があるにも拘らず、それに気付かずに自分自身に対しての自信を持てないでいる経営者があまりにも多いように感じるのです。根拠の薄い自信過剰は非常に問題ですが、統計やデーターを分析することなく自身に対する評価やセルフイメージが低すぎるのも大きな問題だと思うのです。

 

 

成功体験の抽出と概念化。

私から見ると自分自身、もしくは自社の成功パターンを分析することなく、マーケティング理論の確立はできることはないと思うのですが、将来に対して自信が持てないのは未来の売り上げに対するエビデンス(=マーケティング理論の構築)が明確にならないからではないかと思うのです。ここで重要なのはこれまで何十年も事業を積み重ねてきたこと自体がある意味マーケティングとして機能していたはずだということです。その部分の成功パターンを抜き出してこれからの時代に適応できるように加工しながら再現性をもつ概念として理論構築をすることができれば将来に対する不安は払拭されるのではないかと思うのです。実際私の場合も職人時代の営業理論をそのまま社員大工に落とし込んで現在のマーケティングを組み立てていますし、その元はと言うと佐川急便時代の経験、成功体験を生かした模倣です。

 

 

実践型現場マーケティングマネジメント論公開中。

先行きが不安だ、これからどうしていったらいいかわからない、と言われる経営者ほど実はきらりと光るすごい強みを持っておられたりするのは珍しいことでも何でもありません。「何をするかよりも誰とするか」「何を買うかよりも誰から買うか」と言う人間の価値観を言い表す至言がありますが、私たち地域に根を張ってスモールビジネスを組み立てる事業者はやっぱり「人こそが強み」であり、狭くセグメントされたマーケットの中では大したことがないように思える人となりでさえお客様に対する真摯な思いだけあれば絶対的な強みになったりするものだと思っています。

そんな地域密着の工務店のマーケティングと実践型現場マネジメントについて昨年から新建ハウジングプラスワンで1年間の連載を続けておりました。現在、期間限定ではありますが一般社団法人職人起業塾のオフィシャルページで経営者向けのマネジメント論を新建ハウジング社のご好意で掲載させていただいています。全てが原理原則に帰納する理論だけに当たり前の事が多すぎてあまり面白くはありませんが、それだけにやろうと思えば誰にでもできる、しかし実際に会社のシステムに落とし込むところまで実践されている会社はほとんどないのが現状です。参考までにご一読いただき、これからの混迷の時代を乗り切るヒントに少しでもなれば幸いです。

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キャラ立ちのススメ。(笑)

6月17日晴れ

最初で最後の文化祭。

昨夜は大阪ミナミで中の良い同業の経営者さん達と楽しく飲み。いつもより少し早めにお開きにして余裕を持って神戸に帰ってきましたが、結局ベットにはたどり着けずリビングのソファーで朝までぐっすりと寝てしまいました。そのおかげで睡眠時間が確保できたせいか、いつもより少し早めに目を覚ましいつものルーティーンをこなそうと思いきや、娘に(もう何十回目になるかわかりませんが、)「一生のお願い!」と学校まで車で送るようにせがまれて送る羽目になったりとドタバタしながらの一日のスタートとなりました。
娘を学校まで送って行く道中で、少し位気をつかってくれたのか、「パパも時間あったら遊びにおいでよ」と本日開催されている文化祭に誘われて昼前に少しだけ仕事を抜けて最初で最後となる高校の文化祭に足を運びました。いまどきの高校生が催す文化祭は(そもそも学生生活が長くなかった)私にとっては非常に新鮮で、学生さんたちのキラキラの笑顔がまぶしくてしょうがない感じ。あまり見ることがない青春を謳歌している娘の姿は(子育てに全く参加していない)親として感慨深いものがありました。彼女たちには一生に1度しかない今の時間を大切に楽しんでもらいたいと思います。

 

キャラ立ちが必要。

話は変わって、昨日行われた京阪神木造住宅協議会の研修会で、新潟からオーガニックスタジオ新潟の相模社長をお迎えして講演をいただいた中で、人気漫画の分析になぞらえて、工務店のビジネスモデル構築の重要なファクターの1つに「キャラ立ち」があると言う話がありました。子供の頃から小説や漫画の世界に没入し、織田信長などの歴史上のヒーローたちに多大な影響を受けて、人生をゲームに見立て、ミッション遂行をするためにストーリーを編むことが生きることだというパラダイムで生きてきた私にとっていたく共感できる話であり、さすが同世代の経営者は同じ価値観を持っている感動すら覚えました。(笑)

その相模社長に私のことを「キャラが立ってる」とお褒めの言葉?をいただいたのですが、それは長年自分のキャラクターづくり=セルフイメージの作り込みとセルフプロモーションを繰り返してきたからに他なりません。とにかく自分は人生と言う小説の主人公であり、数々の冒険や困難を乗り越えてミッションを達成するゲームの真っ最中なのだと結構真面目に思っているからであります。そんな流れから、50歳になろうかと言ういい年になっても未だに小説だけではなく漫画も読みますし、その世界観を読書と言う疑似体験を通して感じ、心に火をつけてモチベーションをあげてみたりすることも少なくありません。
人気漫画はできるだけチェックするようにしておりますが、その中でも幅広い層に最も大きな支持を集めているのはワンピースだと思います。ゴムのように手が伸びる主人公に子供たちが狂喜する姿を見ていて子供っぽいくだらない漫画だと思いきや、仲良し同業経営者のO社長に勧められて読んでみたところ、壮大な舞台設定に綿密に伏線を張り巡らされたストーリー構成と示唆に富んだ息をつかせぬエピソードの数々、友情とあらゆる困難に立ち向かい克服する勇気をテーマにした素晴らしい内容にどハマりしました。(笑)

 

 

悪魔の実とインバウンド

そんなワンピースの中でも、特にすごいと思ったのは登場人物のキャラクターの多彩さとそのキャラ設定のディティールの細かさです。子供から大人まで、男女問わず人気があるのはその多彩な登場人物の中に自分を重ね合わす人物を見つけることができて、感情移入をするからではないかと言う仮説を立てました。もう5年前になるかと思いますが、その私が立てた仮説を検証すべく周囲の人に「自分をワンピースのキャラクターに例えると誰?」と聞きまくっていた時期があります。(笑)

すみれ本社で毎月行っているマーケティングの勉強会、元祖職人起業塾の中でも、自分の強みを見出すUSPのワークの中で悪魔の実を食べるとその実が持つ力を身に付けて超能力者になれると言うワンピースのエピソードになぞらえて、「どんな悪魔のみを食べますか?」と言う設問をしたりしていました。ちなみに私は「習慣化と言う強みを持つためにコツコツの実を食べた」と言ってました。(笑)
実は、悪魔の実を食べると言うのはセルフイメージの書き換えであり、超能力者になると言うのはセルフプロモーションであり自分自身のキャラクター作りともいえます。原理原則論に基づいたマーケティングはユーザに信頼されることがベースであり、信じられる人になることが絶対必要です。そのためにセルフイメージを書き換えて、あり方を正した自分を人から理解してもらえるようにプロモートすることが不可欠で、見つけられなければ存在しないと同じになる情報過多の今の時代には内に秘めた価値を理解されるように発信することが必要だと思っています。インバウンドマーケティングの基本的な考え方ですね。

 

 

あなたは誰?

そんな観点から自分自身を見たときに自分のキャラは非常に重要で、それがインバウンドマーケティングの基礎をつかさどっていると言っても過言ではありません。実際自分のキャラはどんな人物像で、他人から見たときにどのように見えているかというのも非常に興味が湧くところで、そんな流れから1時、だれかれ構わず自分をワンピースのキャラクターに例えると誰?と言う設問を繰り返していたと言うわけです。(笑)

しかし、自分のキャラクターって意外とわからないもので、人様から見たときと自分のイメージはなかなか一致しなかったりもします。偶然にも今日、Facebookを覗いていて目に止まったのはなんと! 心理ゲームのように10個ほどの質問に答えていくとアルゴリズムに従って自分がワンピースのどのキャラに当てはまるかを診断するアプリで、これを待ってた!とばかり、相当嬉しかったので間髪入れずに診断してみました。結果はこれ、

メラメラの実を食べて強い力を持つも早々と死んでしまい物語から消えていった火拳のエースのキャラが私と似ているかどうかについてはさておき、セルフイメージを書き変えバージョンアップすること、それを人様に伝わるように情報発信、プロモーションすることの2つを意識することは商売の上では非常に重要と考えればこんなアプリで遊びながら、自分の内面に目を向けて内面を見つめ直す機会にするのは悪くないと思います。(暇な人は)ぜひ一度、トライしてみてください。(笑)

こちら→https://www.arealme.com/which-one-piece-character-are-you/ja/
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職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中
※福岡開催締め切り間近です!【残席9名】

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現場の改革から業界を変える取り組み、ご一緒出来ることを心から楽しみにしております。
多くの方のお申し込みおまちしております!

第7期生【九州地区:福岡会場  9月1日~2月22日 申込〆期6月30日まで】
第8期生【広島地区:広島会場 10月13日〜4月12日 申込〆期7月30日まで】

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起業塾.

 

 

マーケティングとは不条理の解消@ひょうご安心リフォーム推進委員会

12月30日 曇りのち晴れ

今年もとうとう晦日を迎え、残すは明日1日のみ。
世の中はすっかり休暇ムードで、SNSをのぞいてみると楽しそうな、美味しそうな写真がいっぱい、私も気分だけお休み気分を味あわせて頂きました。(笑)

 

善は急げ!で、年末に。(笑)

今日は朝から、NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の打ち合わせ、というか、4者面談。
NPO法人を立ち上げてからの2年間、これまで安心リフォーム基準を満たす事業者の認定事業、そして一般消費者向けに安心できる業者の選び方、補助金を利用したお得なリフォームのやり方、性能向上リフォームによる健康維持などのセミナーを通して啓蒙活動を地道に行なってきましたが、活動をより活発に、そして意義の大きなものにするために、そろそろ専任の事務局担当者の配置が必要になってきておりました。

先日の運営委員会でもその話題が上がり、以前から私が候補者として目をつけて(笑)協力をお願いしていたKはしさんに改めて聞いて見たところ、快く時間を割いてくれて、善は急げ!と。年の瀬も押し迫った今日、盛理事長、橋本副理事と共に面談となりました。(笑)

 

強力者(笑)現る?!

結果は上々、私からNPO活動の理念と趣旨を説明し、理事長、副理事長から実務についての要望とこれからの展望を事細かに話していただいたところ、大いに賛同をいただくことができました。
ちなみに、NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の事業の目的とはこちら、
http://anshin-reform.org/aboutus/

正式には年明けの運営委員会でメンバーの同意を得てからとなりますが、力強い協力者を得て、これからのひょうご安心リフォーム推進委員会の活動に大きな弾みをつけれるようになると確信しています。Kはしさん、大いに期待をしておりますので、宜しくお願い致します!(笑)

 

 

緊急じゃないことこそが忙しい、

そんなこんなで、年末最後まで走り回っているわけですが、(おかげさまで)いくら片付けてもキリがなく仕事があります。(笑)その理由は、私の社内における役割の最も重要かつ多くのウエイトを占めているのが、マーケティング担当ということだからで、目の前の実務の殆どはスタッフに任せているのですが、マーケティング=自社独自のマーケットを作る。という未来を作る役割を担っていると、緊急な仕事はあまりこない代わりに、緊急性のないしかし、重要な仕事はいくらでもやってくるし、作れます。

このNPO活動もその最たるもので、毎月の運営委員会に啓蒙活動のセミナー開催、事業者向けの研修会と活発な活動をしたところで、目先の売り上げ、利益には全く結びついていないのが実際で、本当に手弁当の非営利活動そのものです。残念ながら。(苦笑)

 

 

リフォームは地域密着ビジネス。

しかし、そのような地道な活動を継続する事によって、悪徳リフォーム問題をはじめとする、業界全体に対するダークなイメージを払拭し、一般の消費者の方が安心してリフォームしよう!と思える環境づくりが整って行くと考えています。

そして、リフォーム事業は地域密着の事業であり、私たちが地域住民の安全を担保する役割を担っているという思いがあります。大手ハウスメーカー系のリフォーム会社は殆どが営業会社であり、工事を実際に行うわけではありません。高額な代金で受注して、結局は私たちのような地場の工務店やリフォーム会社に丸投げするのが通常であり、施工力を持っている会社は皆無だという事実があります。

 

 

業界のあるべき姿を目指す。

地震などの災害が起こった時、初動での応急処置は絶対的に工事ができる施工店であり、神戸の震災の時も実際そうでした。ハウスメーカーが爆発的な活躍をしたのは少し落ち着いてからであり、先般の熊本地震でも、被災した家屋の屋根にブルーシートをかけて回ったのは、地元の中小零細の工務店やリフォーム会社の職人さん達でした。

私は、自分自身がハウスメーカーの下請け大工をやっていた経験から、施工店が実力をつけてエンドユーザーから直接受注できるようにならなければ、実際の施工ができる会社が無くなってしまい(職人の育成問題の解消も含めて)この業界は絶対に良くならないとずっと思ってきました。
私たちのNPO活動は、小規模の事業所でも、しっかりとした保証を備え、最新の情報を持って、施工やプランニングができる、良心的な会社はいくらでもあることを世に知らしめる活動でもあります。

 

 

県の認定よりも厳しい認定基準。

ちなみに、私たちが安心してリフォームを依頼するに値する先として認定している事業所の基準はこちら、

(1)兵庫県住宅改修事業者登録又は同等要件を満す事業者
(2)建設業登録している事業者 ※建設工事の業種区分の建築一式登録があること
(3)総合賠償責任保険の加入(請負作業遂行中に発生した事故等を保証)
(4)リフォームかし保険登録事業者
(5)兵庫県内に本社を置き、県内に事業所を開設している ※4名以上の打合せスペースがある
(6)工事中の中間検査、完成検査を実施している。及び工事記録を残している ※一定規模以上のリフォーム工事
(7)主たる営業形態が訪問販売でないこと ※販売手法の確認のため誓約書の提出を求める場合があります
(8)当NPO法人が指定する「あんしんリフォーム基準」認定登録事業者研修会を受講すること
(9)「あんしんリフォーム基準」登録事業者研修会の受講者は、経営者又は事業責任者とする
(10)当NPO法人の定款、倫理規定、倫理憲章を遵守すること ※認定登録事業者の登録時において誓約書を提出すること

自治体(兵庫県)の認定事業者要件よりも厳しいこれらの条件をクリアして、平素から切磋琢磨して技術力、プランニング力、提案力を磨き続けている認定事業者は決して大手ハウスメーカーに引けは取らないと強く自負しています。

 

 

不条理に立ち向かう。

マーケティングは在り方から、と、私は常に口癖のように言い続け、このブログにも書き続けておりますが、正しい在り方の向かう先は、世の中の不条理を正すことだと思っています。業界では当たり前になっている悪習を正し、市場(顧客)が安心を手にすることができるように根本的な問題の解決に向けてのアプローチを行うことこそ、マーケティングアクションの最たるものではないでしょうか。

不条理を解消し、本質的な安心と安全をマーケットに提供できるようになった時にはじめてマーケティングが構築されたと言えるのだと思いますし、そのような状態を作ることで市場からの認知と信頼を得られるのだと思います。そして、それは業界全体に限ったことではなく、私たちすみれにとってのお客様一人ずつに対しての向き合い方も規模の違いはありますが、根本的には同じだと思うのです。

顧客にとって最も価値のあるあるべき姿の追求こそマーケティング。
そりゃ、やり出したら際限ないはずですね、、
明日ももう一日、気張って今年を終えたいと思います。(笑)

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カレートマトラーメンに見る顧客接点の重要さ。

10月13日 晴れ

 

今日は姫路。

第二期職人起業塾の第11講の講師として朝から塾生として参加しているスタッフと共に姫路へと向いました。職人や現場監督、営業、設計と建築実務に携わる従業員さんに向けて現場基軸のマーケティング理論を理解し、実践してもらう為の半年の長きに渡る研修講座もそろそろ終盤戦、今日で私のレクチャーは終了して、いよいよ実際の業務において何を行動し、それを継続するシクミに落とし込むかという講座の目的への仕上げの段階に入りました。

学びを実践に、実践を習慣に、一気には変わらないかも知れませんが、地道に積重ねる事で、確実な成果を出すそんなマインドを身につけてもらえる事を心から願っています。

 

イチオシ新メニュー

会場の姫路勤労市民会館の近くには昼食を摂るお店が限られており、私はいつもらーめん●ろうさんにラーメンを食べに行きます。塾生の皆さんも一番近い飲食店と言う事で、大半が同じ店でランチを摂っています。

今日行ってみると、新商品のおススメメニューがテーブルの真ん中にどん、と置いてあり、メニュー表を見てもイチオシメニューと言う事でそこにもランキング一位!と大きく書かれてありました。
知り合いのSNSで紹介されていた事も有り、私は迷わずその新メニュー、『カレートマトラーメン』を注文、食べて店を出たのですが、(価格が税別で表記されている事もあり、)支払った後、ランチのセットメニューに比べて少し割高なのかな、なんてぼんやり考えて会場に戻りました。

 

カレーラーメンブーム到来?!

昼からの講座が始まって、冒頭に朝のTVの情報番組でカレーラーメンが大阪でブームを巻き起こしているという報道を見たのを思い出し、塾生のみなさんに「カレーラーメンを注文した人は何人いますか』」と聞いてみました。

すると、なんと言うことでしょう!私たちのテーブル以外でカレーラーメンを食した人は1人もいなかったのです。お店側からするとブームに乗っていることもあり、新商品を開発してイチオシ!とお勧めして食べてもらいたいと思っているメニューにも関わらず誰1人注文していなかったのです。
ちなみに、「カレーが嫌いな人いますか?」と聞いてみると1人もおらず、全員がカレーに対しては前向きに捉えていることがわかりました。ではなぜ?と、続いてカレーラーメンを頼まなかった理由を聞いてみると、

「 ランチの方がお得だった、」「そんな気分じゃなかった、」「単品で頼むのが割高だった、」などあまり強く拒否をするものではなく、なんとなく頼まなかったと言う風にも受け取れました。
ちなみに、店員さんに「イチオシの新メニュー、食べてみていただけませんか?」と奨めれたら多分注文していたと思うと言う人もちらほら。

お店にとっては1番食べて欲しいメニューだったでしょうし、食べる人が広がればブームに乗ると言うことも考えられ、非常にもったいない機会を逃したのだと思いました。

顧客接点が経営を分ける。

注文ごとに行く店さんが一言かけるかかけないかでお店の売り上げが大きく左右され、経営者の戦略が実現されるかされないかの分かれ道は顧客接点の従業員の意識にかかっているわかりやすい例だったと思います。
塾生さんには、この顧客としての体験を自らに振り返って、顧客接点において会社の意図や方針を共有し顧客に伝えることの重要性を再認識してもらうように伝えました。

結局のところ、売り上げも利益を『人』次第、社員さんの意識1つで会社全体の経営が大きく変わることを理解してもらえたのではないかと思います。

ちなみに、カレートマトラーメンは若干の割高感はありますが大変美味しくいただきました。(笑)

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10月20日 KBN(鹿児島ビルダーズネットワーク)様の御協力を得て、無料の説明会を開催します。これから職人育成を考えている、現場基軸のマーケティングの構築をお考えの方は是非お越し下さい!

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茶の湯とマーケティングの共通点。

9月19日 曇のち雨

 

月曜日は整える日

秋のシルバーウイーク三連休の最終日。

わたしにとって祭日なのは全く関係なく昼から出社、(このところの凡ミス→ギリギリセーフ続きを反省し)月曜日は整える日に制定したので、整えついでに朝の間は昨日の日曜日に出来なかったランニングで体調を整えておきました。

ランニングが今日にスライドしたのは、昨日は月に一度の茶の湯のお稽古に当たっていたからで、昨年のシルバーウイークの中日も同じ様に滋賀県までお稽古に行っていた様です。
習慣の奴隷を自認している私、あれこれと継続していると、意識していなくても毎年の行動パターンが同じになって来るようで、これは良い事か、宜しくない事か、と一瞬悩みましたが、『継続する事に価値がある』と(上達のスピード他、問題点も有りますが、)基本的に価値を感じているのでいいとします。(笑)

 

 

茶の湯のお稽古

昨日のお点前は炭点前で、初めて風炉で炭継ぎをさせて頂きました。
炉では何度かお稽古をした事がありましたが、風炉は作法も少し簡略化されているのと、周りが狭いので降ろした釜を遠くまで引かねばならない、そして、炉口が小さいのでずいぶん勝手が違いました。

先生に細かなご指摘を頂きながらなんとか炭継ぎを終えてからは、薄茶のお点前。替茶碗を使い、4杯も連続して点てたのも初めてのことで、非常にいいお稽古をさせて頂く事が出来ました。
茶の湯に興味を持って、一緒に学びたいと言ってくれた同業の経営者仲間が集ってくれて、人数が増えたお陰でもあります。感謝しないといけません。

 

 

自然こそ理

いつにも増してがっつりとお稽古を付けて頂きながら感じたのは、(いつまで経っても拙いながらも)少しずつお点前の組み立てが腹に落ちて来たと言う事。
それは先生に細かな所作を指摘されるのと同時に、その意味を教えられ、自然な流れに沿えば、自ずと決まった所作になると言われ続けて来たのが漸く理解出来て来たのかも知れません。

茶の心が分かってきた!などとは口が裂けても言えませんし、今の調子で行くと一生その高みには辿り着けないと思っておりますが、それでも少し雰囲気(程度)を掴めて来た様に思います。

 

 

マーケティング・マインド

茶の湯のお稽古で感じた事と同じ様な経験が以前にもありました。
それは、10数年前から通い続けて学び続けたマーケティング理論です。マーケティングを熱心に学ばれている方と話をしている時に、『マーケティング・マインド』という言葉が頻繁に登場するのですが、そのマインドというのはいつも曖昧な表現で、定義もたぶん人それぞれ。それでも雰囲気で話は通じるし、大まかな共通の認識を持てているのです。

要は、事業計画を練る際、マーケティング・マインドを持っていれば自ずと自然に売上げが上がって来るシクミの構築が出来る。といった意味なのですが、これは明らかに理論ではなく感覚です。

 

 

コンセプトの咀嚼

長年、理論や事例を研究し、検証を行ない続けると、感覚を身につけて自然と目先の利益に振り回される様な愚にもつかない簡単ちんな計画を立てなくなるということで、『強み』『リスクリバーサル』『バリュー』『ベネフィット』『ライフタイム』『バーター』『コラボレーション』といった重要なコンセプトを全てバランス良く織り交ぜながら事業の計画を立てる様になれるってこと。

そしてそれを下支えする『在り方』や『主体性』『重要事項の優先』『習慣』を常にブラッシュアップする意識を持てているということでもあります。

 

 

継続が浸透させる。

この感覚の熟成はセミナーに行っても、書籍を読んでも身に付くものではなく、実際に自分自身で行動。実践しダメなところを修正し、立て直した行動を検証するPDCAのサイクルを何度も廻してみて初めて出来るもの、面倒ですが、時間がかかってこそ身体に沁み込み、マーケティング・マインドという名の感覚となって身に付いてくると思うのです。

そんな風に考えたら、茶の湯のお稽古で徹底的に型を身体に叩き込むコトとマーケティング理論に基づいてビジネスを組み立てるのは非常に似ており、どちらも身体に浸透させるコトで徐々に自然と出来る様になって行く、継続する事の本当に意味がそこにある様に思います。

何でもかんでも続けりゃいいってモノではありませんが、長年継続しなければ見えて来ない世界が確かに存在する、そんな事を感じたシルバーウイークとなりました。

すみれスタッフ、職人起業塾の塾生さんにもなんとかこの感覚を伝える事が出来ればな、なんて思います。

 

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以下はセミナー情報等の告知です。(笑)

 

■一般社団法人住宅長期支援センター主宰のスキルアップセミナー

いよいよ今週から始まります。2daysで『工務店の為のビジネスモデル構築の基礎』と題して理念再考とマーケティングの基礎の集中講座開催します。ご興味があれば問い合わせてみてください。

1日目 9月21日(水)13:15~16:45
マーケティングは在り方から、経営理念の再考で売上UP!
 2日目 10月19日(水)13:15~16:45
マーケティングの構築、実践で未来の売上げを作る

 

 

■先日出演したラジオの音声が公開されています!

職人起業塾の活動の成り立ちから塾生さんの参加しての感想など、カミカミながら一生懸命話してますので、良かったら来てみて下さい。ちと恥ずかしいですが。。
ナカジュンのアップデート→http://goo.gl/hp4EKp

 

■理念再考、構築のグループコーチングのワークショップ受け付けています。

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■京阪神版職人起業塾6ヶ月コース第4期募集スタート!

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 三期生(神戸、大阪)の募集は締め切りましたが、第4期の開講準備に入ります。すこしでもご興味がお有りの方はお気軽にまずは一度お問い合せ下さい!

【2017年1月開講予定四期生募集にご興味がある方はこちらまで、】
http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.ht

 

■fbでも健康的な?ラーメン情報など(笑)、リアルタイムな情報を発信しています。

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■『職人起業塾通信』をメルマガで配信しています!

日常の中で気付いたマーケティングについての解説や実践するためのヒントを(不定期&低頻度ですが、、)メールマガジンでも配信しています。
決して建築業界だけに当てはまる理論ではありませんので、良ければ登録してみて下さい。モチロン、登録は無料です。
【職人起業塾通信】→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

 

■モノからコトへ!より良い暮らしのご提案『すみれ住まいの学校』イベント情報

すみれスタッフが手塩にかけた野菜の収穫祭、リリースしました。詳しくはこちらhttps://www.facebook.com/events/535574649985137/

http://sumireco.co.jp/life-school.php

テクニックに固執しろ!

2016.6.25 曇り

雨上がりの神戸から。。

 

昨夜は第34回職人起業塾。

平日の夕方、神戸とは名ばかりのアクセスの悪い西の果てにも関わらず、相変わらず勉強熱心な30名の大勢の方々にお集り頂きました。(いつもですが、、苦笑)セミナールーム内ではギュウギュウになりそうなのと、雨が上がったのと、(風邪を治そうとランチで食べたニンニクラーメンの臭いが気になったので、)先月に引き続き、テラスでの開催にしてみました。

子供の頃から、「子供は風の子」と育てられたせいかどうかは分かりませんが、私は風が好きで、風に吹かれる事に快感を覚える変わった質を持っています。なので、少し風がある中でのテラスでの勉強会はハイテンション。(笑)
ですが、思いの外強風が吹いて、ご参加頂いた塾生諸氏には若干迷惑をかけてしまいました。(笑)

まさかのイギリスのEU離脱、参議院選挙が公示されたとたんのTwitter上での『#自民党への質問』の大炎上とあわせて、荒れ模様の金曜日となりました。

勝たねばならない事。

この度の職人起業塾の事前課題は、『絶対に勝つ為に何を鍛錬しますか?』と、いつもながら普段あまり考えない事を皆さんに想い巡らせて頂いてから参加頂きました。

そもそも、人生は勝ち負けではありませんし、商売もそうだと思っています。そんな前提に立ってなお、勝たねばならない事とは何か?その為に何を鍛錬するか?という設問は非常にややこしかったと思いますが、皆様懸命に考えて厳しく、素晴らしい回答を用意して下さっておりました。

(私の発表の場は無いので、)ここで自分自身を振り返ってみると、勝たねばならないのはやはり自分自身の甘さであり、弱さです。ちなみに、『鍛錬』の定義を剣豪、宮本武蔵は、

「千日の稽古をもって鍛とし、

万日の稽古をもって錬とす」

と言われました、それぞれ、3年、30年にも渡り鍛え、練り続ける事だと。
50歳近くなっても甘さの抜けない自分自身の戒めにして、弱く情けない自分に向き合い続けねばならないと言うことですね。

 

 

視座を上げる。

自分自身と向き合い、鍛錬した先を見て、もう少し視座を上げて考えたとき、どうしても勝たねばならない事というのは、今の社会に蔓延る悪習やおかしな常識、弊害をもたらしているシステムだと思うのです。それを正す事こそ志であり、生きた証になるのではないかと。

志を持つ事が全ての源となる、とは吉田松陰の言葉ですが、鍛錬無くして志もなにも有ったモノではない訳で、己に克つことから始めるべきは、自然の摂理にも似たあたりまえの事となります。

私の場合、『職人の社会的地位の向上を果たす』という(自分の力だけでは出来そうも無い大きな)志を掲げて起業した以上、鍛に錬を重ね、同じ志を持つ同志を集め、今の建築業界の本質から外れた職人を蔑ろにし、育てる事をしない風潮をなんとか正したいと思います。
昨日の勉強会では同業の藤原社長が切り口は違いますが、「同業者に勝つのではない、共に成長して顧客の安心、安全を担保する業界に変えるのだ。」と、同じ方向性を示して下さいました。

共に、業界の発展に尽力して参りたいと思います、藤原社長、宜しくお願い致します。

 

相互依存の関係性を理解する。

職人起業塾では、そのようなマインドセットに働きかける根本の思考や理論を学んで頂いておりますが、私が常日頃申し上げるのは、「目先の利益に囚われず、本質を見る事が重要ですが、今の利益が無ければ会社が立ち行かなくなる事もまた事実。未来を創る選択、行動は足元の実務がしっかり出来て、利益を上げる事が出来ていて初めて意味を為します。」ということ。

一見、相反する様に見える、金の卵とガチョウは実は表裏一体であり、お互いがお互いを扶助する『相互依存』の関係性にあるのです。その厳しさ無くして、マーケティングの理論を学んだところで何にもならないと。要するに、しっかり稼げ!という叱咤激励です。(笑)

その為には、テクニックやノウハウ、業界内の情報収集など、知るべき事が山ほど有り、その情報収集もせずに自分一人で考えこむなどと言うのは愚の骨頂。とまではいいませんが、知る為の行動を起こす事を強く推奨しています。(笑)

 

 

新築相談のノウハウ。

そんな流れもあり、勉強会後の懇親会では、明日初めて新築の相談を一人で担当するという職人起業塾【第1期】の卒業生にマーケティング理論を落とし込んだ新築相談への対応の仕方を叩き込みました。しかもロープレ付きで。(笑)

私の新築を考えている方への対応の仕方は、まず、来社される前にイメージをしてお客様の立場に立って考える事からです。

新築の相談依頼をされるというのは、売り込まれたいのではなく、情報提供を求めている。

今までの経験則から、不明点、疑問点を訊くと、多くは土地の探し方、総費用の予算の目安が分からない。といわれる方が大多数。

そして、どこに行っても自社のアピールをするばかりで、いい業者選択の基準が分からない。

この3点が「新築の相談に行かせてもらってもいいですか?」と言われる方へ提供すべき価値だと思っています。

 

先ず型を覚えろ、テクニックを身につけろ!

懇親会ロープレの中で私が行なったアドバイスは、

  • お客様の立場に立って、欲しいモノを考えて提供しろ。
  • 不動産業界のカラクリを教え、いい土地の探し方を伝授しろ。
  • 今の暮らしと新築後の暮らしの比較イメージを持ってもらえ。
  • 予算は建築会社でも、不動産屋でも、銀行でもなくお客様自身が決めなければならない理由を説明しろ。
  • 大きな変化を迎えている建築業界の最新の情報とこれからの見通しをレクチャーし、建物の価値基準を教えろ。
  • 好きなイメージ、雰囲気を実際にカタチにする方法論を教えろ。
  • お客様の新築後の暮らしが絶対的に安全で安心できる提案をする業者の見分け方を教えろ。

と、たかだか1時間くらいの間に新築を考えている方に対しての姿勢(とも型ともテクニックともとれる)を叩き込みました。(笑)

なので、きっと今日の初回面談の目標は達成されている事だと思います。

 

 

先ずは、『守破離』の守からはじめよ。

最近、すみれスタッフや塾生さん達に強力に推しているマンガ『ドラゴン桜』にも、受験勉強する中で、「型を覚えろ、」「テクニックを身につけろ!」という一節が出てきますが、世阿弥が芸事の修練、習得から大家へと進む中で『守破離』という概念を示された様に、型を繰返し行なう事で本質が見えて来る様になり、やがて自分独自の世界観を形作る事が出来る様になるのは茶の湯にも通じる真理だと思っています。

そんな意味から考えると、いつも同じ話をする私の私塾に年間通して通い続ける事も『守』の入口になるのかもしれません。

塾生の皆さん、毎月大変だと思いますが、気合いと根性で頑張っていきましょう!(笑)

 

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以下は告知です。(笑)

■建築業界、リフォーム業界の皆様へ、

職人目線で会社の持続継続の為の要諦を考え直して頂く業者会、安全大会での講演、承っております。日程の調整が必要ですが、出来る限りの対応に務めますのでお気軽にご連絡下さい!

  • 大まかな内容ついてはこちらをご参照下さい。→職人起業塾

 

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『結果』『売上げ』『利益』ではなく、それらを無理なく生み出す『状態』を整えることで、自立循環式の持続型ビジネスモデルの構築を目指しませんか?そんな切り口で緊急セミナー開催します!7月15日 TOTO大阪ショールーム 13時〜17時 受講費3,000円!
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スライド1

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■『職人起業塾通信』をメルマガで配信しています!

日常の中で気付いたマーケティングについての解説や実践するためのヒントを(不定期&低頻度ですが、、)メールマガジンでも配信しています。
決して建築業界だけに当てはまる理論ではありませんので、良ければ登録してみて下さい。モチロン、登録は無料です。
【職人起業塾通信】https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

 

■モノからコトへ!より良い暮らしのご提案『すみれ住まいの学校』イベント情報

今年も日本一の頂きに登ります!ご都合が合えば、是非ご参加下さい!

7月27日、28日(水、木)第7回 夏の富士登山【ご来光ツアー】

 

■厚生労働大臣認定事業『職人起業塾@京阪神木造住宅協議会』
第3期生募集終了。第4期は2017年1月開講予定にて、近日募集開始致します!

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 三期生(神戸、大阪)の募集は締め切りましたが、第4期の開講準備に入ります。すこしでもご興味がお有りの方はお気軽にまずは一度お問い合せ下さい!

【2017年1月開講予定四期生募集にご興味がある方はこちらまで、】
http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.htm

ギアを上げる 〜ルフィに学ぶ問題解決〜

2月16日晴れ

雨上がりの澄んだ空気と抜けるような青空。少し寒かったですが、気持ちの良い朝となりました。

   

 

クレーム根絶は「絶対無くす!」という意識から。

昨夜は給料日。工務部ミーティングの日でした。各現場担当の収支報告の後、全体の工程調整。
すでに始まっている消費税増税のあおりによる先食い需要により一昨年の増税時と同じ様な忙しさになりつつあります。ご依頼いただいた工事を工期通りに終えてお渡しできるようにと全員に改めて気を引き締めるように伝えました。

そして、忙しくなってくると出てくるのがクレーム。つい先日、連絡の不行き届きでお客様にお叱りを受けたこともあり二度とクレームを出さないようにと厳しく上で皆に申し伝えました。

要は技術なんか二の次で、その前にやるべきことあるべき姿にしっかりと立ち戻れということ。計画、期限の設定、そしてその連絡を絶対に怠るなと。
当分タフな状況が続きそうですが何とか皆の力で乗り切ってもらいたいと思います。

 

書籍『職人起業塾』のレビューご紹介。

話は変わって、このところ続々と書籍についての感想をブログやSNS等でいただいており非常に喜んでいるとともに感謝をしています。
少しずつこのブログでもレビューをご紹介したいと思います。
まずは、すみれ本社で毎月開催している職人起業塾に参加頂いている塾生の秋田 真沙美さんの感想文。正直、レビューを読んで泣いてしまいました。自分が書いた書籍がこんなに想いを同じくした人に読んで頂けて、少しばかりでも勇気や光を感じて頂けるなんて想いもしていませんでした。
秋田さん本当にありがとうございました。

職人起業塾、読書感想

by秋田真沙美様

 

 

メールマガジンの不備?についてのお詫び。

書籍が出版社から発送された書籍が先行予約頂いた方へお手元に届き始めたのと同時にメールマガジンの登録も毎日のように頂いています。残念ながら低頻度の配信なので、登録頂いてからなんにも届かない現象が起こったり、バックナンバーを見れるシステムを利用していないので、登録いただいた前に配信したメルマガは読んでいただくことができません。(ただいまIT用心棒に相談中です、笑)

昨日配信したメールマガジンは次回の職人起業塾@すみれ本社開催のメインテーマの参考文でしたので、未登録の方のためにここでもアップしておきたいと思います。
▼まだの方は良ければ、こちらから登録してみて下さいね。
【職人起業塾通信】https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

 

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~ルフィーに学ぶ問題解決~

※以下はメルマガより転載(一部抜粋)

■この週末は北九州マラソンに出場します。

マラソンの季節ももう少しで終わりです。神戸、姫路、京都、大阪、東京と今シーズンののマラソンエントリーは全て外れて唯一のフルマラソン参戦は九州への遠征となりました。
目標タイムは4時間30分。大したことないタイムですが、走りきる事が目標だった二年前の初マラソンの時から考えると、自分自身の中では凄い進化と言えます。
ここに来て、お試しチャレンジランナーから、市民ランナーへの仲間入りを果たした?的な新たなステージに立った様に思えます。(笑)

■人生というゲームに遊ぶステージ感。

何かしら新しい事に取り組む時、まずは継続して続ける事から確実に達成できる道筋をつけて目標を設定します。
計画通りなんとか継続が叶い、習慣となって定着したとき、1つステージを登った感覚を覚えます。
そして新たなステージで更に習慣をブラッシュアップすると、また新たなステージに上がることになり、(私の経験則では)その繰り返しを続ける事で、いつの間にか初めに設定した目標自体をブラッシュアップ出来て思わぬ大きな成果を手にする事が珍しくありません。
勉強会を繰返しているとコンテンツが磨かれていつしか書籍になって出版されたりとか。(笑)

これって、人生をゲーム感覚、もしくは小説の中の主人公であるかの様に人生を俯瞰しているからそんな風に思うのではないか、なんて思っています

■習慣の階段を上るのは陳腐化からの脱却。

今月の職人起業塾@すみれ本社開催では、メインテーマを『習慣の階段』としています。
ドラッカー博士が言われた「全てのものは陳腐化する」の言葉を真摯に受け止めると、行動から習慣へと繋げた問題解決への弛まぬ取り組みも、(非常に残念で厳しい話ですが、)ブラッシュアップを繰返さないと直ぐに色褪せて特別なものでも、強みを磨くものでも無くなることを示唆しています。つねに、これで良いか?大丈夫か?顧客のニーズと合っているか?がっかりされていないか?を繰り返し問い続ける必要を感じます。

 

■楽しまないと損、は人生も同じ。

常に上に、更に上にと習慣への取り組みをブラッシュアップを行い続けるのは「たいへんやなー」とも思いますが、自分の取り組みを俯瞰してみて見ると陳腐化もステージを次々にクリアして上がって行くのも実はそんなに特異なことでは無く、むしろ、せっかくゲームに参加しているのだから次々とアクションを起してチャレンジしないともったいない!となりますね。(笑)

■チャレンジすることで地味な習慣を楽しむ。

根本的な問題解決、その先の大きな目標達成の為には日々の習慣に落とし込んだ第二領域(緊急ではない重要なこと)への取り組みが不可欠です。これって地道で、地味な取り組みの様に思ってしまいがちですが、ステップアップを繰返し、ルフィー(ワンピースの主人公)の様にギアを上げる感覚を身につけると、その影響の輪の拡大のスピードを実感して、とんでもなくワクワクするエキサイティングな世界に突入して行きます。
ワンピースを良くご存知無いと言う方はこちらを参照して下さい。(笑)
https://one-piece.com
http://tweet-manga.seesaa.net/upload/detail/image/936_mini.jpg.html

ルフィーギア2
出典:yahoo画像検索

■次回の職人起業塾@すみれ本社は2月25日(木)テーマ:『習慣の階段』

お越しになられる方は以上の事に留意しながら、テーマについて想いを巡らせつつ御参加下さい。
単に、次の習慣をどうやる?と言う問いに対して考えるだけでは無く、全体を俯瞰することでワクワク感をもちながら、楽しみながら勉強会に臨んで頂ければと思います。
当日参加されない方も、自分自身の胸に手を当てて説く考えてみて頂ければと思います。(笑)

♪人生は~ゲーム~♪という歌が昔流行りましたが(古っ)当時から私は
「つい、口ずさんでしまう、なんだかしっくりくるフレーズやな~、」
と思っておりました。価値観というか、パラダイムが合っていたんですね。(笑)

■とにかく、人生を、習慣を楽しみながら大きな目的に向って突き進んで参りましょう!

 

******転載ここまで(加筆修正有)*********

まとめ

人生万事塞翁が馬といいますが、生きているうちに起こる良い事、悪い事は全て捉え方、見方次第です。塞翁の物語の様に人生を俯瞰してみれば、どんな大変な事も苦しい事もドラマティックなストーリーのファクターだと考える事も出来ると思います。
ゲーム感覚というとふざけた印象になってしまいますが、人は誰しも自分自身が主人公のドラマを生きています。

コヴィー博士が第1の習慣と言った様にやっぱり、まずは主体性をもって自分の人生をコントロールする事が重要だと言うことではないでしょうか。

ギア上げていきましょ!

 

おまけ

■書籍『職人起業塾』のお申し込み

Facebook上ではお手元に届いた方々によるレビューをアップして頂くという有り難い『祭り』を開催して頂いており誠に感謝しております。(笑)
書店、Amazonでは19日前後から発売予定の書籍『職人起業塾』の先行販売はこちら、直ぐに致しますので是非!【送料、手数料無料キャンペーン中!】

http://www.mediasion.co.jp/?cn=100171

 

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■直近のセミナーのご案内

平成28年2月18 日(木) 神戸市農業共済会館にてJBN主宰のセミナー講師を務めます。
職人起業塾の全体像、総論をお話しします。
広島、岡山、徳島、京都、大阪と他府県からも多くの申し込みを頂いておりますよ。【残席有り】
http://keihanshin-mokuzou.jp/pdf/JBN160218.pdf

 

■厚生労働大臣認定事業『職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 第3期生募集中!

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 二期生(姫路)募集終了、三期生(神戸、大阪)の募集も開始しておりますよ。【二期生定員になり締め切りました】【三期生絶賛募集しています!】
http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html

 

鳥貴族とライフスタイルマーケティング。

1月22日 晴れ 

 

最強寒波襲来の余波

週末に最強の寒波が襲来するとのことで、楽しみにしていた日曜日のツーリングイベントが中止されるとの一報がありました。
寒いのは得意じゃないけど、寒い中でのスポーツは好きな方な私としては、非常に微妙なところ、寒いのは嫌やなー、と思いつつも逆に燃えてたりなんかして。(笑)
残念なようなほっとしたような。。。
ま、来月には今シーズン唯一のフルマラソン出場の北九州マラソンが近づいていることもあり、日曜日の自転車は諦めてコツコツと自分の足で走ってトレーニングを積みたいと思います。

 

鳥貴族の快進撃のニュース

話は変わって、、昨日、ネットのニュースで株式公開後、破竹の勢いで出店を重ねられている鳥貴族の大倉社長のインタビュー記事を見かけました。
飲食店の工事を非常に多く手がけている上に、自社でも飲食店を経営している私としては飲食店業界の動向にも非常に興味があります。
全品280円、客単価3,000円以下という低価格帯で営業をされているにもかかわらず、業績を伸ばし続ける同社には以前から興味があり、知り合いの成内さんの結婚式で大倉社長とお会いしたときには直接、挨拶をさせていただきました。焼き鳥屋の社長と言うよりは、学者のような佇まいの上場企業の社長というのがその時の印象です。

 

 

鳥貴族のライバルはコンビニエンスストア

上場されているのですから当然だと思いますが、しっかりした経営戦略や将来の展望をお持ちなんだろうと思いましたが、ご挨拶をさせて頂いた際はもちろんそんなお話を聞く時間もなく、娘が関ジャニの大ファンなんです、と言った程度でした。(笑)
いつか機会があれば伺ってみたいと思っていたところ、偶然そんな記事を見つけて喜んで読みこんでしまいました。
大倉社長曰く、単価が低ければ低いほど顧客層は大きくなる、そのボトムのマーケットでの勝負に勝てば成長戦略が見えてくるとのことです。国内1000店舗の展開を標榜する同社が、社内競合する事無く成り立つ筈と例としてあげられたのは、飽和状態になったと言われてから久しいにもかかわらず、まだ増殖を続けているコンビニエンスストアです。一般的に考えられているよりもずっと大きなマーケットがそこ(ボトム)にあるとの論拠でした。
売上=顧客数×単価×購買頻度の方程式から鑑みると、顧客数と購買頻度に焦点を当て、そこに注力するという非常にわかりやすくシンプルな経営計画、展望だと思いました。
また、ボトムでの争いは飲食店との競合ではなく、コンビニエンスストアや持ち帰り弁当との勝負であるとして、低価格ながらも満足感を感じられるようなサービスや商品の開発に現在も余念がないとのことでした。

 

 

必要なのはライフスタイルマーケティング

ライフスタイルマーケティングの考え方からすると、ハーレーダビッドソンの競合相手はスズキやホンダなどのバイクメーカーではなく、ブランド品の服であったり、高級腕時計であったり、ミシュランの星を取ったレストランであったり、注文住宅であったりする。と聞いたことがありますが、まさにその逆バリのボトムラインでのライフスタイルマーケティングなのだと理解した次第です。なるほどなぁと妙に納得して自らのビジネスを振り返ってみて、私たちの競合相手はいったい何か?と考えを巡らしてみました。

果たして同じ住宅業界の中の小さな枠の中での争いに巻き込まれていないか、顧客のライフスタイルに焦点を合わせたの価値を提供できているか、を考えて見たところ、例えば新築住宅の商談の際に、私が比べてくださいとクライアントに行っているのは、銀行の金利であったり、光熱費であったり、医療にかかる費用であったりと競合として認知しているのは確かに暮らしの中のコストです。

 

 

提供すべきは、モノからコトへ。

10年前に富士山麓の研修所で故水口健二先生に叩き込まれた「モノからコトへ」「プロダクツからソリューションへ」とライフスタイルに焦点を合わせたマーケティングを構築しなさいという理論が10年という長い年月を経て血となり肉となり徐々に私たちのビジネスにも身に付いてきているのかな、なんて思いました。鳥貴族の大倉社長の記事を読んでライフスタイルマーケティングの考え方を再考する機会を頂けました。
それは付加価値の高い、高額な商品を扱う業態だけではなく、あらゆる業態、商圏でも顧客へ渡すバリューをしっかりと見つめる事で価値を認めてもらうコトが出来る可能性を示唆してくれるものだと。

良い機会を頂けましたし、すみれ飲食部の店長と一緒によーく考えてみたいと思います。(笑)