終身の計

JUGEMテーマ:日記・一般


変な天気のいちにちでした。
晴れたかと思えば土砂降りになったり、冷えるなぁ、と思ったら突然雹が降ってきたりとコロコロと目まぐるしく表情を変える空。
気まぐれに変わる天気に翻弄されながら自然が完全に自分の影響の輪の外にあることを再認識をすることとなりました。
1月17日。
私の運命をも大きく揺り動かしたあの日から19年経ちました。
偶然、打ち合わせに伺った三宮センター街ではアーケードを見上げ、よくぞここまで神戸が戻ったと改めて思わずにはいられませんでした

あの時失われたたくさんの尊い命。
その哀しみは19年経った今も消えることはありませんが、今一度、被害に遭われた方のご冥福を心から祈念いたします。

夕方からは今年一発目となる職人起業塾。
年の初めということで、今年一年の計について話し合いました。
メインのテーマは人生の方向性を明らかにする。で、そのテーマと絡めて、10年の計、終身の計と参加者と共に考察を深めました。
スティーブ・ジョブズは毎日鏡に向かい、自分に問いかけた、と言います。
「今日死んでも悔いの無いように生きているか?」
毎日、自分の死を思いながら、一日を過ごしたとのこと。
そんな死生観が妥協を許さないモノづくりに彼を駆り立て、イノベーションを起こし続けたのだと思います。
敬愛してやまないスティーブン・コビー博士は、生きる方向性を見いだす為に、自分の死の瞬間をイメージしてみるべきだ、と言いました。
「今まさに、生涯を閉じようとするとき、誰に、どんな風に見送られたいか?」
その状態をイメージすれば、おのずと生涯をかけて行なうべきこと、進んでいくべき方向性が見えてくるはずだ。と、
今日のディスカッションの中で、その質問をすると、
「仕事で関わった仲間、お客さん、家族によくやったな、と言われたい。」
という答えが出て来ました。
結局、人生の方向性とはそのゴールに向かってブレずに判断を繰り返し行動を積み重ねて行くことではないか?という事に、メインテーマの考察も帰納されました。
死ぬ時にありがとうと惜しまれる様な関わり合いを、仕事の仲間、お客さん、家族に対して常にすることが出来るか?
そんな事を常に頭の片隅におくことで、自分の進むべき方向性を見いだせるのだと思います。
一年の始めにふさわしい、良い勉強会となりました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
 

すみれ建築工房の目指すサイクル



創業時から変わらない私達の“想い”



建築のプロとして周りの人々にすこしでも笑顔になってもらいたい。



建築の仕事を通して健康や安全をお渡ししたい。



そして、地域社会に必要とさせる企業となりたい。


 





工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を果たして社会に貢献することを



私たちの事業の目的としています。






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(バカみたいに)続ける。


今日は今年最後の茶の湯のお稽古でした。
年末の慌ただしい日常をしばし離れ、ゆっくりと流れる時間の中に体を預けて心を落ち着かせる時間を持ちました。
遅々としてなかなか上達しないお稽古事ではありますが、続けるということを守るだけで、それなりに少しずつ身に付いてくるものもあるもので、今年の1年間を振り返ると確実にやってきただけのことがあると思ったり、、
できの悪い弟子を根気よく教え続けてくださる先生や、諸先輩には感謝するばかりです。

続けること。
毎年、年の瀬が近づいてくるとやっぱり1年間の振り返りをしたりします。
今年の成果はどうだったか?
という自分に対する問いはもちろんありますが、もう一つ、決まって毎年いつも問い掛けるのは続けることができたか?という問いです。
曲がりなりにも経営者としてスタッフやお客様そして取引業者様に対しての責任を担っている立場を改めて考えると今の私はあまりにも無知で無力だと思うのです。
もっと溢れる才覚を持ち、あらゆる問題をサクサクと解決に導いてご縁をいただいた周りの人たちを幸せに導きたい、いや、導ければいいなと思うのですが、非常に残念ながらそこまでのスキルや才能を持ち合わせておりません。
そんな私にできること、それが(自分で決めたことを)続けることだと思っています。
努力あるのみ。です。。(苦笑)
人より才覚が劣る分、補うのはそこしかないのかと。

夕方から参加した「理念と経営を考える経営者の会」では私が前から尊敬して止まない、ステージケアの真田社長の会社に訪問させていただきました。
魂の経営者(私は勝手に言っている)の真田社長は老人のためのホームヘルパーによる介護事業から障がい者の若者に対する就労支援まで、すべての人がいきいきと高いクオリティの生活が実現できるように、という理念のもと精力的に事業を展開されています。
あらゆる人にすばらしい可能性が秘められている。という今日の社長のお話は正直胸が熱くなりました。
結局私たちが目指すべきものも同じでは無いのかと思ったのです。

その勉強会の場で、今年を振り返り、感想を漢字一文字で表すとという話題になり、私が出した答えは、
省みる
の「省」と言う漢字でした。
省みたからといってすべて是正できたわけではもちろんありませんが、今まで気づいていなかった自分の弱点と言うか、悪しき習慣にずいぶん目を向けた年となったのは間違いないと思います。
そんなことを思うことも毎月コツコツと学びの習慣を守り続けてきたおかげ様、今の環境をありがたいと感謝しつつ学びを無駄な時間に終わらせないように来年につなげたいと思います。
勉強会でご一緒いただいている皆様、今年1年本当に有り難うございました。
来年も精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
深謝。

 

変化と安定と最適化。

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久しぶりの朝から本格的な雨でした。
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厚い雲は放射冷却を止めて寒さを緩めるかと思いつつ、そんなこと無いですね。。
雨と共に寒くなるそうです。
雨の中、昼からは姫路へ、
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月に一度の建築の研究会ということで全国の同業の皆様と学ぶ機会を持たせてもらいました。
小田社長、ありがとうございました。
今まで知らなかったいろんな面を見ることが出来てとても勉強になりました。
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同じ建築の事業を行いながらも皆それぞれに常に最適化を目指して変っていきその都度、仮説と検証を繰り返します。
そのような仲間にまみれることによっていろいろな会社をケーススタディーとして見続けることが出来るというのは素晴らしいことだと思っています。
今年も随分と学ばせて頂くことが出来ました。
皆様、ありがとうございました。
 

お題目は『変った』ことで結果を出した明るい?ニュース2つから、

「脱オランダ風」で最高益 ハウステンボス、9月期決算

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131214-00000003-asahi-bus_all

予定よりも早く経営再建を成し遂げたということで、長崎市からの資金支援を5年も前倒しで断った。

中国自動車市場、日系メーカーが“最先端”投入で攻勢、シェア拡大を図る―中国メディア

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131216-00000025-xinhua-cn

トヨタ、日産、ホンダ共に倍増の勢いでシェアを伸ばしているのは、ハイブリッド車の先端技術を中国に持ち込んで合弁会社で生産を始めたことに起因する。
 

ハウステンボスが変ったのは、来場者に喜んでもらえるように、と『オランダ風』というあやふやな価値観を脱ぎ捨てて、アトラクションやイルミネーション等、大人から子供までが楽しめる価値の向上に全社で取り組まれた結果であり、これこそテーマパークが目指すべき本質の価値の実現の結果だと思いました。
素晴らしい経営再建の例だと思います。

翻って中国での日本車のシェア拡大のニュースは混迷する日中関係の中、世界最大の市場で存在力を失って行くことに危機を募らせた結果、とうとう、なりふり構わずに目先の売り上げをとりに世界最高と言われる最先端技術を現地生産に持ち込んだとのことです。

中国での現地生産で先端技術を公開した結果、あとで大きな痛手を被ることになるというのは私の様な素人目からみてもそう見えるし、今までもの家電業界をはじめ同じ様なケースで世界中の企業が中国企業に対して競争力を失った歴史を繰り返すだけのように見えてしまいます。

そう言えば、新幹線のニュースはまだ記憶に新しいですね、、

中国、日本の新幹線技術を国際特許出願

http://biz-journal.jp/2013/06/post_2406.html

ダーウィンの進化論では最後に生き残るものは変化、適合することが出来た種である。

とされていますが、生き残ることだけが最終的な価値として考えるのならば、それはイグアナと同じレベルです。
 

人として、国単位、地方単位、会社単位、家庭単位で豊かな暮らしを実現して生き残って行く為には、企業は、目の前の適合、迎合ではなく、将来を見据えた価値の創造と提供を目指すべきだと思います。

優れた技術を公開することは決して悪いことでありませんが、強みを生かして自助することをしないとグローバル資本主義社会では生き残って行けない現実があるのも事実。
拡大も縮小も、どちらも非常に難しい選択だとは思いますが、大手自動車メーカーが揃って同じように最先端技術の移転のリスクを背負った背景には、きっと次の一手が考えられているのだと信じたいと思います。
変化することは安定を目指すことであり、
安定は変化し続けなければ保てない。

 

私たちの様な小さな会社であろうと、常に最適を目指して変化していかねばと、改めて思った次第です。
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創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。



 

お客様に安心と安全そして心地よい環境を提供して、また次の仕事へと繋げていく。

それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を果たして社会に貢献することを事業の目的としているから。


自然の摂理に逆らうのではなく、アタリマエの連続で自然な流れを作って行く。

だからこそ、業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。

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モンサント社の噂は本当らしい。

いやー、今日はいろいろと勉強になりました。
午前中は今年最後のコーチングセッション。
今年の振り返りと来年への展望をしっかりと整理することができました。
昼からはマーケティング事業部のミーティング。
私がイメージした通りの成果が上がらない理由を担当者に実際の顧客の声を聞いて深掘りし、大いに反省をする時間となりました。
顧客にオファーを受け取っていただくためには大まかなプランやしくみだけではなくディティールが大事ということなのだと思います。。。
夕方からはひょうご新民家21と言うNPO法人の研修会に行ってきました。
講師はなんとムシのプロフェッショナル。
奥村さんという方で気候変動やハウスシック法の施行によって住宅建材が健康に留意された事による影響で住宅にとっての害虫が非常に繁殖しているという話でした。
人の健康にも優しいものは、虫にも優しい。
当たり前のような話ではありますか健康に留意した住宅にしたがため、その家の中でシロアリやキクイムシなどの虫が繁殖するなんてやっぱり気持ち悪いものです。
てか、仲良く一緒に住むなんてやっぱり無理ですよね。
今日はその被害の実例、そして対策を事細やかにレクチャーしていただきましてずいぶんと認識を新たにすることができました。
建築業界の常識は虫の業界では非常識。
我々が当たり前になっていることがすべて正しいとは限らないということをもう一度再認識する良い機会となったとともに、自分たちがやっていることが大きく間違っていないことも再度確認することができてとても良かったです。
ただ、シロアリやキクイムシの大きな自然のサイクルの中では重要な役目を担っている重要な生き物であることもしっかりと認識して、ただ駆除すれば良い、という短絡的な考え方だけではなくて、上手に共生する道を探るべきだとも思いました。
しかし、まぁ、この忙しい年末に研修会に顔を出し、その後の忘年会にも顔を出してということが続くとこんなことやってていいのかと(若干)思ったりもしてしまいますが、常に学び続けることをスケジュールに組み込んでいる以上、守っていくことはとても大事なのだと改めて感じた次第です。
当たり前のことを当たり前に行うというのは非常に難しいという話があります。
楽天の三木谷会長が少し前に記者会見で言ってました。
それ自体も意識をしないとなかなかできないことではありますが、当たり前になっている事を常に疑い続けるということはもっと難しく重要なことなのかもしれません。
当たり前なだけに疑いにくいということを含めて。
我々住宅業界にいるものはお客様の一生に1度の買い物を担うという重責がある以上、常に最新の技術、最新の情報を得ながら研鑽を続けていかなければならないと思っています。
今日のコーチングでも今年の1つのテーマとしてその部分の研究を進めたということが振り返りとしてでていましたが、今年1年間で整理できたことが結構たくさんあるように思います。
今日もまたその一日となりました。
出会いに感謝。
そしてご縁に感謝するばかり。
奥村さん本日は本当に有り難うございました。
ああ、お題目ですが、外資系の農薬会社にて第1線で活躍されていたという奥村さん曰く、
モンサントの遺伝子組み換え種子と農薬のセット販売のビジネスモデルはネット上で問題視されている通り、非常に危険である。
また、住宅の防蟻薬剤として長年使われ続けているネオニコチノイドの害はヨーロッパ諸国が禁止するのが妥当な位、環境に対する負荷が大きい。
ときっぱりと言い切ってくださいました。
反対側の立場にいた方の意見はやっぱり貴重、重みが違いました。
どうもTPPはいただけないようです。
よろしければ見てみてください。
映画『モンサントの不自然な食べもの』
http://www.uplink.co.jp/monsanto/about.php

 

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それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

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ヤマダ電気41億円の赤字に沈む。

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毎日ドタバタとしているうちに日が流れて行くような気がします。
毎日のタスクをこなすのがやっと、、
という感じになりつつありますが、やると決めたことは守るべき、と、なんとか日々を乗り越えています。(苦笑)
そんな中、今日は朝からリフォームのご相談にお客様宅へ、帰ってからは新築現場の構造見学会と、(引き渡しを終えてすでに住んでおられる)オーナー様宅へのバスツアーということで大忙しでした。
工事中の現場では建てるプロセス、電磁波対策の具体的な施工方法と、実際に数値を計測して電磁波の発生状況を見て頂きました。
お住まいになっているオーナー様宅への訪問では、自然素材と一緒に暮らした実感や、高気密高断熱住宅に住み替えて暮らしが変ったこと、そして太陽光発電システムが家計を実際に楽にしてくれている、などの実際の声を聞かせて頂きました。
ご参加頂いた、これから家づくりに取り組む皆さんには随分と参考にして頂けたのではないでしょうか。
T様、G様、お忙しい中無理を聞いて頂きましてありがとうございました。
皆さんにとても喜んで頂きました。
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バスツアーの運転手を終えたあとは間髪入れずに勉強会のファシリテーター。
第4回目となる『職人起業塾』の開催日。さすがに年末の忙しい時期ということで参加者は少なめとなりましたが、その分内容の濃い勉強会となった気がします。
事前課題は、最近のこんなニュースネタから、

あの「ヤマダ電機」も赤字撃沈、ネット通販の「猛威」…住宅事業と提携、捲土重来を期す家電量販店の“逆襲戦略”とは

ニュースの内容をかい摘んでまとめてみると、
家電量販店の盟主、ヤマダ電気は最低価格保証を掲げ、大量仕入れ大量販売で業績を伸ばしてきた。
しかし、ここに来て地デジ&エコポイントの需要先食いの影響で業績は低迷、41億円もの赤字を見込んでいる。
その原因はバブルの崩壊だけではなく、インターネットによる最低価格の値崩れで無理な安値販売をしていることもあるという。
このニュースが意味するのは、
同じモノを買うなら安い方がいい、というのは絶対的な顧客のニーズであり、簡単に無視をすることは出来ないが、限度を超えると企業として成り立たなくなる。
インターネット、スマートフォンの普及で個人が簡単に情報を手に入れれるようになった今、表示する価格を少し間違うと初めから検討のテーブルにさえ乗れなくなる。
顧客ニーズを叶えることと、企業の持続継続を両立することが望ましいが非常に難しく、悩ましい問題です。
そんな難しい問題について意見をたたかわせながらディスカッションを繰り返したのですが、結局行きついた先は、(ありきたりの出口ではありますが、)『セグメント』と、『ポジショニング』と言う事になりました。
次回はその2点について深堀をしていこう、ということで今回はディスカッションを終えましたが、そのありきたりとも言える、答えをこれから起業しようとしている職人の口から出てきたのは、素晴らしいことだと思いました。(笑)
セグメント=自分が圧倒的に優位に立てる得意な分野を絞り込む。
ポジショニング=自分の強みを遺憾無く発揮出来る立場を作ること。
(規模が小さいので、経費もかからんし、)とにかく他社よりも安く、というのは起業したときに陥りやすいパターンですが、価格勝負だけではそのうち疲弊してしまうのは目に見えており、出来ることならその辺りの戦略を整理してからスタートを切ってもらいたいと思います。
しかし、、なんだか、私の方が勉強させてもらった感じです。(笑)
職人起業塾、来年もさらにパワーアップして開催を継続させていきたいと思います。
ご参加頂きました皆さん、ありがとうございました。
 

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キーワードは地域密着と工事品質。


今日は昼から大阪へ。
ジャックという全国の同業者が集まる勉強会の関西ブロック開催の日でした。
業界のトップランナーと言われる100億円を売り上げる企業から自分で事業を起こしたばかりのまだ売り上げが立ってないような会社まで幅広い層の中小企業の経営者が集まって共に学び共に成長する勉強会です。
今回は1年の締めくくりということで今年1年で卓越した結果を出した会社のビジネスモデルを発表いただいてそれを皆で共有するというビジネスモデルの研究会でした。
ビジネスモデルというのはやり方とか収益構造とか仕組みとかを指すと思いますが、重要なのは再現性なのだと思います。
それぞれの会社がそれぞれの強みを生かして、あたらな取り組みを行なって結果を出していく。
トライ&エラーを繰り返しながら、徐々に仕組みに昇華させていき、再現性のある業態を作って行く、その貴重な実践の結果を聞かせて頂く事はそうなかなかある物では有りません。
今回も業界の常識を打ち破るような集客方法の事例や、職人を直接雇用して自社施行によってお客様の喜びの生の声の職人が聞くことをきっかけに大きく業績を伸ばした事例、また同じような業態でありながらも全く違う顧客層を開拓して潜在層の掘り起こしに成功している新たな取り組みなど非常に勉強になる内容ばかりで非常に勉強になりました。
全国規模のこのような最新の取り組みを学びそして自社に持ち帰ることが出来るありがたさを身に染みて感じるいちにちとなりました。
恵まれた環境だと、つくづく思わずには居られません。
あとは、自社のモデルに照らし合わせて参考にさせて頂いた事を如何に実践に結びつけるか。
今日の学びを糧に、来年の事業計画に織り込ませて頂く事とします。
発表者の方々、またメンバーの皆さん、本日はありがとうございました。
深謝。
夜は、やっぱり忘年会。

学びを噛み締めながら、ミナミの夜は更けていくのでした。(笑)
 

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無名の質。

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今朝は随分冷え込みましたが、その代わりに青空となりました。
曇ってもよし、晴れても良し。
暖かくても感謝、晴れても感謝出来るようになって来ました。(笑)
いい天気♬というコトとは関係ありませんが、今日は昼から現場廻りに出掛けました。
着々と増え続ける神戸のオールアース住宅の趣味と暮らすsumikaでは現場発泡の吹き付け断熱の施工を前に内部の下地が着々と進んでおり、下地の段階で気密工事と空気を流すディティールを現場で確認したりしました。

夏は涼しく、冬は暖かな住宅は細かな施工を重ねてこそ、ということです。

その後はすぐ近くで工事中のマンションのリノベーションの現場へ、
海の見えるマンションリノベーション2では、アクセントのモザイクタイルも張り終わり、工事も大詰めを迎えております。
週末のお引き渡しを前に、(相変わらず)細かな事をチクチクと、、(笑)
それにしてもいい感じのお部屋に生まれ変わっておりました。


さて、お題目は昨日の夕方から参加した月に一度の勉強会、「理念と経営を考える経営者の会」での学びです。
先進的な取り組みを推し進めておられる司法書士の横野先生の自宅での開催ということで随分盛り上がりましたが、その中で、
『地域に眠る“無名の質”を触発すればいろいろな事業が生まれてくる』 
という題材に沿ったディスカッションを行ないました。
『無名の質』というあまり聞き慣れない言葉は実は建築家が提唱した言葉でありまして、ここでは、地域が、もしくはそこに住まうコミュニティーが潜在的に持っている願望、という様な意味で引き合いに出されておりましたが、元々は建築家のクリストファー・アレクサンダーが建築や街づくりにおいて本質的な価値観として著書で建築理論を展開したのが元となっています。
クリストファー・アレクサンダーは、無名の質には7つの特性があるとして、それらの共通する部分から抽出される物が建築において重要な価値だと定義付けられました。
7つの特性とは、
1.「生き生きとしていること」 (Alive)

2.「全一的なこと」 (Whole)

3.「居心地の良いこと」 (Comfotable)

4.「捕われのないこと」 (Free)

5.「(知識の)正確なこと」 (Exact)

6.「無我であること」 (Egoless)

7.「永遠であること」 (Eternal)
とのことで、建築に於ける考え方というよりは人の在り方としての原理原則を整理したという方が理解しやすいかも知れません。
要するに、建築を学ぶには人を学べ、という事なのか、なーんて思ったりして、とにかく目先の技術や数値、経験則に縛られる事無く、人として根源的な価値観を大事にする事が建築に限らず、どの様な職種にあっても大事な事なのだと改めて感じた次第です。
潜在的なニーズとは人間としての本質的な欲求であり、しかもそれはとても複合的で個別に具現化されにくい故、包括的に取り込み、偏る事無くニーズを満足させるのは細かな注意が必要だということ。
そこを突き詰めていくことがスタンダードになっていく事で、本物の時代が(きっと)もうすぐやってくる、という事なのかも知れません。
やっぱり、異業種の方達との学びの場は強烈な刺激と共に、学びと気付きの宝庫です。
ご参加頂きました皆様、楽しいながらも深い学びをありがとうございました。
横野先生、ご家族の皆様、こころ温かなおもてなし、心に沁み入りました。
ありがとうございました。
深謝。
 

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おまけ、住まいの電磁波対策の切り札、導電性スパンボンドが事務所に届いておりました。
また一つ、人工的な電磁波の負荷を低減させた住宅を作れる事を心から嬉しく思います。
我々の提案にご理解を示して頂けるお施主様に感謝します。

大手住宅メーカーの時代は終焉に向かい、地域工務店の時代が来る。

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今日は名古屋周りの四日市へ。
月に一度のシクミ研究会の建築部会での企業訪問に三重のアート・宙の石田社長のところに(忙しい中)訪問させて頂きました。
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大手住宅メーカーでカリスマと言われる実績を上げて事業部長という地位まで上られたにも拘らず、その地位と保障をを投げ打って起業をされたという建築業界ではあまり聞いた事の無い経歴をお持ちの経営者である石田社長のお話は、私たち(まだまだ業界では若手と言われる)には非常に刺激的で、勇気をもらえるお話でした。
特に、上場企業の当時日本でナンバーワンと言われていた大手に在籍していては、どうにも納得がいかず、本当に良い家をお客様に提供するには、地域工務店という(ベタな)立ち位置に身を置くしか無かった、というくだりには自分達が行なっている事業に対する確信みたいなモノを感じる機会となりました。
そして、今後の重点項目に自社での職人の内製化と育成を目指す、と言われた言葉にははっきり言って心が震えました。
石田社長、本日はお忙しい中お時間を割いて頂き本当にありがとうございました。
オールアースパートナーの先輩としても、地域工務店のベンチマーク企業としても、経営者としての大先輩としても今後とも引き続き宜しくお願い致します。
本当にありがとうございました。
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そして、やっぱり心に残ったのは、魂の存在についての意識というか向き合い方です。
社員に豊かな人生を送ってもらいたい、という言葉と共に、
自分のミッションとはなにか?
建築業を通して実現するべきは一体何か?
を真摯に考えながら事業を進められている事を痛く感じました。
輪廻転生が本当にあるか、無いかはさておき、卓越した業績を残されている会社の経営者は皆さん、何の為に生まれて来て、何の為に事業を行い、何の為に死んでいくのか?
という人生の大命題を常に念いながら経営を行なっているのだと言うことがはっきりと分かりました。
勉強させて頂いた事を無駄にする事が無いように、私もじっくりと考えてみるようにします。
本日は本当にありがとうございました。
心謝。
 

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地域工務店の存在意義。

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広島に来ています。
(この忙しい時期に)相変わらずドタバタとあちこち走り廻っておりますが、、、
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今日はJBNという団体の全国大会ということで、(いつの間にかなってしまっていた)近畿地区の下部団体の理事を務めている関係で招集されました。
全国2300社という工務店ネットワークとしては国内最大のこの組織は、元々まとまりが無かった工務店という業態をまとめて、業界として国に認めさせたという団体であり、中小零細工務店の立場から政策提案をする様な団体となりました。
基調講演は今の住宅政策の根幹となった住宅基本法と省エネ基準改正法案の元になる『福田ビジョン』をぶち上げた福田康夫元内閣総理大臣でした。
今の、そしてこれからの住宅業界の行く末を占う意味でその内容をざっくりとご紹介しておきたいと思います。
ここから(ざっくりですが、)講演のメモです。
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基調講演「200年住宅と地域工務店」

元内閣総理大臣 福田 康夫

200年住宅と銘打って福田ビジョンの時に打ち出した住宅政策はあれから5年が経ち、長期優良住宅として今に引き継がれ、これからの普及モデルの基準となる住宅として実際に普及の段階に入った。

地域工務店はその政策の実践者だと思っている。

今を賑わす大手ホテルチェーンや飲食店の偽装問題、建築業界でも少し前にあり、業界に大変な衝撃を与えた事件が有りました。

そして、その時の国土交通省の対応は敏速で半年あまりで国会での立法を叶えた。

その時の迅速さは今まであまり例のない事ではなかったのか、と思う程だった。

それが住宅基本法である。

そしてその一番始めが長期優良住宅への取り組みであり、それは時代の要請だった。

日本は世界第二位の経済大国の座から陥落したと言われるが、実際に大事なのはGDPで計る経済の規模だけではないし、

国民一人当たりのGDPを持ち出すまでもなく今でも日本は世界トップレベルの高い質があると思っている。

世界トップレベルに駆け上った戦後からの復旧の時代の住宅では必要に迫られて質を重視せずに量産化に走った。
それは時代の要請が有ったからで、決して間違った事ではなかったが、長持ちする住宅を造って来なかったのは事実である。

しかし、高度経済成長が終わり、人口増も止まった時点で住宅を耐久消費財として考えた場合、質を見直さなければならなかった。
 

寿命が30年しか持たない様な住宅を作り続けてきたが、振り返って考えると、今までの住宅は消耗品だった。

そして、その当時は考えられていなかったが、今では環境への負荷の問題が大きく取りざたされるようになってきている。

その反省を踏まえ、これから未来を作る為に発案されたのが耐震強度偽装問題をきっかけに制定された住宅基本法だったのです。

そして、この政策がうまくいくと叶う事は国民の住宅費が軽減するということ。

それは、

少子高齢化の日本では将来的に社会保障に大きな費用がかかってくる。

今回の消費税どころではなく、外国並みに税金を上げないとしょうがないので、結果的に個人が使えるお金が少なくなっていく。

現在の住宅費の負担の大きさを考えるとその理由の一つに住宅が短命で価値が低いことが上げられる。

スエーデンを代表する北欧のように優良な中古住宅が大量に建てられておれば、中古の住宅を安価で購入、もしくは借りられるように

なり、その為に長期優良住宅の普及が必須と考えている。
それは住宅が長期に渡って価値を持つようになることで、結果的に国民の資産の喪失を防ぐことになる。

 

そんな意味から考えると国民に幸せを与える産業が工務店業界だと思う。

工務店が良い仕事をすればする程、国民の資産を増やしていく事になると思っておるので、是非がんばってもらいたい。

人口減の局面に有って、これからの住宅産業のマーケットは厳しくなると思うが、伸び代もある。
 

長期優良住宅は23%これえからもっと増えて良いはず。

リフォーム産業はまだ10兆円、すぐに30兆円の産業になる。

住宅履歴はまだ普及が進んでいない。

中古住宅市場の活性化の為には非常に重要なので、これが進まなければならないし、それが進む事でリフォームのマーケットは拡大する。

大前提は、良い家をつくること、

高齢者に留意する事、町並みを考えて建てる事、緑との調和を考えた街作り。など良い環境を作る仕事をしていけば決して悲観する事はない。
国策もそれを応援して新築、リフォームをして認められた長期優良住宅については相続税の軽減などこれからも普及の後押しをしていかねばならない。

 

ここまで。
これまで国土交通省、林野庁、環境省がとって来た政策についての是非はあれども、批判ばかりをしていても何も始まらないのは事実であり、福田元首相が言われるように、私たち地域に根を張る工務店は日本の家づくりの中心をになっているという意識を持って前向きに取り組んでいく事しかない、というのが私の持った感想でした。
あと、重要なのは次世代を担う職人の育成。
全国から若手の大工が技を競う大会では、素晴らしい技能を競っておられ、職人を育てる工務店がまだたくさん有る事も実感することができ、勇気を頂けました。

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家づくりとは人づくり、「本当に良い家づくり」とはなにか。
をよく考えながら、前向きに進んでいくことを考える良い機会になりました。
ありがとうございました。

 

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それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。

 

 

 

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私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献することを目的としているから。

業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。



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心で考える時代。

JUGEMテーマ:日記・一般

小さな会社の経営者の仕事ってなにか?
ときかれたら。
営業、資金繰り、教育、シクミ作り、ビジョン作り、経営理念の策定、、、
答えは様々だと思いますが、私個人的には情報収集が非常に優先順位の高い重要なことではないかと思っています。
大きな転換期にある建築業界では商品技術、工法は日進月歩であり、情報量不足は直接顧客に伝えるべき、お渡しするべきメリットを損なう事に繋がります。
そして、新しい情報は全て良いものか?正しいものか?と言うと決してそうでもなく、現場でのモノづくりをする感覚と照らして取捨選択をする為には大まかすべての情報は(浅くても)知っている、というくらいまで出来るだけ多くの情報量を持つべきだと思っています。
そんなこんなで、今日も情報収集へ、昼からはクリナップの情報交換会へ。
そしてその後は神戸が誇る給湯器のトップメーカーノーリツの関連会社であるハーマンの工場視察。
情報収集もちと度が過ぎますね、、(汗、)
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クリナップさんの情報交換会の基調講演は『価格から価値へ、』というテーマでした。
これまで耳にタコができる位、聞き続けたよな、なんて思いつつ聞いておりましたが、なんのなんの、切り口を変えて付加価値戦略について分かりやすくご説明頂きました。
切り口とは、思考のパターンについて。
仕事だけにかかわらず、人の思考パターンの考えたとき3つに分ける事ができる、
頭で考える。
マニュアルで考える。
そして心で考える。
そして、価格競争から抜け出して価値を高める事で勝ち残っていくには『心で考える』という思考が出来なければならないとの事。
非常に勉強になりました。
その中で印象に残った具体的なお話をご紹介しておきます。
****ここから転載****
 

飛行機が離陸のため滑走路に向かうと、ほとんどのライン整備士は
事務所に引き上げていました。
ところが、たった一人のベテラン整備士が飛び立つ飛行機に向かって、
手を振っていたそうです。
ある時、そこに配属されてきた新人整備士が疑問に思って、
このベテラン整備士に尋ねました。
「先輩は、どうしていつも手を振っているんですか」
それに、こう答えたといいます。
「オレは元々、沖縄出身なんだよ。
お客さんが真っ黒に日焼けして帰っていく姿を見ると、
よかったですね、来た甲斐がありましたね、と嬉しくなるんだ。
台風が続いて真っ白な肌のお客さんを見ると、申し訳なくて、
もう一度素晴らしい沖縄を見に来てください、
と心の中でお願いするんだ。
そういう気持ちで手を振っているんだよ」
さらに、
「機内のお客さんが手を振り返してくれると、すごく嬉しい。
オレたちが整備した飛行機に乗っているお客さんに
手を振ってもらえるなんて、幸せなことじゃないか」
これを聞いた新人整備士さんも、手を振るようになりました。
やがて、その輪は広がり沖縄空港支店だけでなく、
全国すべてのANAに広がりました。
それを見ていた他の航空会社の整備士さんたちも
手を振るようになり、今では、日本のみならず、
海外ステーションでも実施されているそうです。
これは、マニュアルではなく、
お客様を思う一整備士の気持ちから生まれたことで、
先輩から後輩に引き継がれています。
*     *     *     *
(参考図書)
お客様と共に最高の歓びを創るANAが目指すCS
社会経済生産性本部著・生産性出版
ここまで。
現在ではJALの整備士に波及しただけではなく、全世界の空港で整備士はこのグッバイウェーブを行なうようになっているとの事です、そう言えばあちこちの空港で整備士さん達が手を振っている姿を目にした様な気がします。
あまり気には留めておりせんでしたが、悪い気はしなかったと思います。
マニュアルで考えて行動するのではなく、頭で考えて行動する訳ではなく、心で考える。
心で考えるとは即ち、相手の気持ちを思いやり、考える事。
心で考える。
カルロスゴーン氏が日産に来て初めに行なったことは社員研修を見にいく事。

その当時の日産は営業マンの成績を上げるべく、売る為の研修、プレゼンテーションのロープレばかりしていたとの事です。
カルロスゴーン氏はそれを一変させて、
「売り込む事ばかりをなぜ行なうのだ?まずやるべきは聞く事だろう」
と言い放ち、聞く事、そして共感することに集中して社内研修を行なったと言います。

そのカルロスゴーン氏が鍛えろと言ったのは、共感力(empathy)だったとの事。
最近の私の気付きである、論理脳から共感脳への切り替えとも重なるとても良いお話でした。
クリナップさん、とても良い情報をありがとうございました。

 

心謝。
 

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