表裏一体論と志。

平成30年7月9日快晴

朝起き習慣

土曜日の夜に大河ドラマ「西郷どん」の撮りためたビデオを現行の放映回まで追いつこうと明け方まで起きていた上に、昨日の日曜日はあまり寝ていないまま毎週の習慣であるランニングに出かけ12km程走ったのも手伝ったのか、昨夜は心地よい疲れに誘われていつになく早めに寝てしまい、今朝もつい夜明け前に目を覚ましてしまいました。このところの朝活と弾丸出張の連続の日々に朝起きの習慣がすっかり体に馴染んできたようです。

未曾有の大水害

今朝は久しぶりに真っ青な空に美しい朝日が昇ってくる爽やか過ぎる程気持ちのいい夜明けとなりましたが、朝のニュースを見てみると悪夢の様な週末の豪雨の被害が次第に明らかになっており、西日本で80名以上の死者と未だ数十名の行方不明者がいるとの事。完全に水没した岡山の街の映像を見ながら、自然災害の恐ろしさと人間社会の脆弱さ、そして人の無力さを感じずにはいられませんでした。被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げると共に、尊い命を失われた方々のご冥福を祈念いたします。

人間の歴史は水との戦いの歴史

人はその昔、獲物を求めて移住を繰り返す狩猟型の暮らしから安定を求めて農耕、定住へと生活スタイルを変えたと言われます。そして農業には水が不可欠で世界4大文明が生まれた古の時代から人は川の近くを中心に発展して来ました。出張で飛行機の乗った際に窓から日本各地を見下ろすと、山から流れ出る川の周りに街が形作られたのが顕著に分かります。そしてそれには、川の氾濫を人がコントロールする治水事業が付きまとい、何千年という時をかけて時に暴れ狂う水害と闘い続けた結果、今の日本の街が出来ている訳で、21世紀になってこんなにもテクノロジーが発達したにも拘らず、いまだに毎年の様に自然災害で多くの人が苦しめられる現実は衝撃というか、人間の無力さを示されている以外の何でもない様に感じます。

世の中はすべからず表裏一体。

それにしても、世の中の出来事はすべからず表裏一体と言われますが、安定を求めて定住すれば大きな災害を免れぬようになったり、便利を求めて水辺に住めば繰り返しの水害に大きな不便を被ることになる。安定を求めれば求めるほど不安定になり、不安定を受け入れると安定していく、非常に矛盾に満ちたなかなか素直に受け入れがたい事実ではありますが、確かに事業も人生にもそんな側面があり、確かに安定と不安定、メリットとデメリットは表裏一体なのだと納得せざるを得ません。所詮、無力な自分の力でコントロールできるものはわずかばかりであり、大いなる自然の力の前に我々は抗わず受け入れるしかないのかもしれません。

木造4階建て現場見学会。

今日は京都で京阪神木造住宅協議会の研修会とその前に役員会が催されました。研修会の内容は、会のメンバーである河原工房さんがこのたび竣工された木造4階建てのゲストハウスの見学と、通常は3階までしか建てられない木造建築の殻を破ったこのたびの事業の設計、施工、そして1千万円にも上る補助金の活用など、非常に貴重な経験をシェア頂いて地域工務店がこれから目指す新たな事業分野について学ばせて頂きました。今回の研修会には会員以外の参加者が非常に多く、国が強力に後押しする国産木材を活用する木造建築の新たな可能性に対する興味のほどがうかがえました。通常は鉄骨造か鉄筋コンクリート造で作る4階建ての建物木造に置き換えるメリットに興味を持たれている方が多かったのではないかと思います。

メリットとデメリット。

本来、鉄骨で計画することが多い4階建ての建物を木造で建てたことにより得られたメリットを河原社長に伺ってみると、やはり基礎や軸組などの構造にかかる費用が抑えられた事と、京都府が行っている地場産木材の活用に対する助成金を利用できたことで建設費用が抑えられた事を挙げておられました。ゲストハウスとして運用され、収益で建物のイニシャルコストを償却しようとされているお客様にとってはずいぶん大きなメリットだったのではないかと思います。逆にデメリットの部分についてはあまり語られませんでしたが、普段やりつけない木造耐火構造は設計、人生、施工のそれぞれずいぶん難しく思い通りにいかなかったような印象を受けました。

損得ではなく志。

河原社長の話を聞いていて感じたのは、メリットとデメリットだけを比べての判断ではなく、「思い」を形にすることに価値基準を置かれているということで、木造建築の新たな可能性にチャレンジしたい、地域工務店の事業の幅を広げる可能性を見つけたい。等々の思いや志に突き動かされて、なれなく困難な今回の事業に取り組まれたのではないかと勝手に想像した次第です。世の中はすべからず表裏一体でありプラスとマイナスは複雑に絡み合い、損得の基準のみで物事を考えると訳が分からなくなってしまうことも少なからずあると思います。しかし、我々が判断の根っこに据えるべきは損得勘定だけではなく、思いや志を実現したいと言う方向性ではないかと思うのです。受け入れざるおえない者は受け入れ、コントロールできないものが世の中の大半だと知った上で、志を実現しようとする勇気を持ち続けたいものです。河原社長本日は良いお話をありがとうございました。

おまけ、

懇親会場の二条のがんこ最高でした。事務局の皆様ありがとうございました。

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西郷どん流、顧客満足100%へのアプローチ。

平成30年7月7日 豪雨

急遽帰神。

数十年ぶりと言われる記録的な大雨となった西日本。あまり雨による災害に見舞われたことがない神戸でも昨日から降り続いた雨により土砂崩れや川の氾濫が相次ぎ、交通の要である国道や高速道路が通行止めになった影響で神戸市内ではどこに行っても大渋滞。電車もあちこちが不通となり都市機能がほぼ麻痺した状態に陥ってしまいました。東京から鹿児島へと出張中の私は昨夜、鹿児島県霧島市の昭和風情溢れる温泉宿に泊まり、土砂降りの朝を迎えましたが、西日本全体と神戸の惨状をニュースで目にしてこりゃエライコッチャと今日の予定を急遽変更、夕方の飛行機をキャンセル待ちで繰り上げてもらい、(というか、ほぼ取り直しでしたが、)昼にはなんとか神戸に帰ってきました。

通行止めだらけの神戸。

神戸空港に降り立ち、車に乗っていざ帰ろうと思って道路状況をチェックしたらなんと!どこもかしこも通行止めだらけ、いつも使っている高速道路も山麓バイパスも通れないことになっており、仕方なく地道を通りましたが、案の定どこまでもノロノロ運転の住宅で、結局いつもより2時間近くも余分に時間が掛かった後に出社することになりました。しかし、雨漏り対応で走り回っているスタッフに聞くところによると昨日はこんなもんじゃ無く、幹線道路はどこも全く動かないくらいの大停滞だったとの事、交通インフラも脆弱なんだなー、とたかだか雨ごときと侮れない大自然の破壊力に慄きました。とにかく、神戸界隈でも土砂崩れや河川の氾濫、浸水被害が相次いでおり、これ以上、被害が広がらない事を祈るばかりです。。

自社社屋も雨もり、(恥)

ちなみに、、お恥ずかしい話ですが、すみれ本社の社屋も今回の大雨で雨漏りがしており、事務所や廊下からポタポタと雨水が浸入して落ちてきています。雨があがったら私自ら原因追求と修理をしなければならない羽目になっておりまして、乾ききっていない内にサーモカメラを駆使して漏水ルートを探り当てて、秋の台風シーズンに備えようと思います。(苦笑)
もう既に多くの方から雨漏り修理、点検のご依頼のご連絡を頂いておりますが、普段は雨漏りはしなくて、大雨の時のみ雨漏りするという方も、最近の激しい気候変動を鑑みてこの機会に原因追求と雨漏り対策をされたほうが良いかも知れません。そもそも、在来工法の木造住宅は今回のような何十年に一度といった激しい風雨にさらされると、どこかしら雨が入ってくるものでしたが、このところの度重なる自然災害を考えると、もっと雨仕舞いの仕様を強固に考え直さなければならないのかも知れません。これからは、今までの延長ではないのはビジネスモデルだけに限らずあらゆることに当てはまるのかと思った次第です。

卒塾生という絶好のアテ。

さて、そんな西日本各地の豪雨のニュースを耳にして、不安な気持ちをかき立てながらも昨日の夜は遠く鹿児島の地におり、ジタバタしてもしょうがなかろうと、前回に続き今回も鹿児島での研修に社員さんを派遣下さっており、また、現地事務局もお願いしている大庭社長と第4期職人起業塾@鹿児島の卒業生のマイライフオオニワ社の従業員さん二人と霧島温泉郷の山あいにある鹿児島名物である地鶏専門店に食事にお誘い頂きました。研修の最後にいつも私が口にするのは「研修が終わってからが本番であくまで研修はそのための準備期間にしか過ぎない」と言うことです。その意味では1年前に卒塾した塾生さん達のその後の状況を聞くのを何より楽しみにしており、昨夜も絶品の鹿児島黒地鶏をつまみに焼酎を煽りながら「その後、アクションプランの進捗はどうやねん」と二人に詰め寄りました。(笑)

現状維持は緩やかな破滅への道。

同席してくれた二人とも、研修時に掲げたアクションプランはすっかり習慣もしくは仕組みとして定着し、その当時目指していた程度の成果は確実に手にされているような雰囲気で、若干得意げな話ぶりと表情にそこはかとない自信がちらほらと見られました。しかし、「そうか、素晴らしいね、頑張ってるねぇ。」と手放しに喜んで褒めるほど私は優しいタイプではなく、「一年も経てばそんなことは出来て当たり前やけど、その次はどうなっとんねん?」と現状維持は緩やかな破滅への道。と言われるように常にアクションプランのブラッシュアップをしているのか?と厳しい目で質しました。さすがに二人共、1年程度の期間でそこまでは進んではいなかったようで、飲みながらの席ではありましたが、ついでに次のステップに上がるための課題を明らかにし、私の方から次なるアクションプランの提案をしておきました。(笑)

お客様はリピートはしても紹介はしない。

職人起業塾の研修ではまずマーケティングの基本中の基本である顧客のライフタイムバリューを受け取る事を入り口としておりますが、それだけでは時と共に顧客の数は自然減となり、そのうち業績も徐々にジリ貧となってしまいます。まさに現状維持は緩やかな破滅への道ですし、事業を維持継続するには常に新規のお客様とご縁を得ることが必要不可欠であり、今お付き合いしてるお客様を生涯顧客となってもらい繰り返しの注文をもらえる関係性を維持すると共に、更に信頼を積み重ねて、そのお客様から新たなお客様を紹介してもらわなければなりません。しかし、住宅工事という非常に個人的かつ大きな費用がかかり、一度工事をしたら長期間のおつきあいとなる業種というのはとても紹介し難いもので、些細なミスや連絡の不備、品質の問題、工期の延長など、自分は我慢出来るとしても、紹介した先が少しでも嫌な思いをしたら自分の責任になると思うと、積極的に紹介をしようとは思わないものです。

西郷どん流、顧客満足へのアプローチ。

紹介で新規の受注を得ようと思うなら、丁寧で真摯なヒアリング、完璧な工事、細やかなアフターフォローとお客様と出会ってからずっと、一切の落ち度を無くさねばならないということになります。要するに、工事を終えた後のアンケートで100点満点を頂けてやっと、お客様に「知り合いの方を紹介頂けませんか?」という口が持てるというものです。ちなみに、すみれでもこのアクションプランに取り組んでいるところで、これからアンケート結果を見て、検証と方法論の煮詰めを行なっていくところです。K六君には、私達もこれから取り組む西郷どん流の(超ストレートに想いをぶつけて行動する)秘訣を伝えたので、次回は紹介受注を増加するというアクションプランの成果を聞かせてくれると思います。二人とも気張りや、チェスト!
てか、西郷どん観なよ、盛り上がってきていもすよ。(笑)

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教える事は未来を語ること、学ぶ事は誠意を胸に刻むこと。

7月6日雨

東京から鹿児島へ。

今日は鹿児島。第9期職人起業塾@鹿児島の第12講の研修講師として登壇すべく、昨日に引き続き夜明け前に起き出して朝1番のフライトで羽田空港から鹿児島へと向かいました。東京も鹿児島も土砂降りの悪天候で、フライト中も随分と機体が揺れて、うとうとと居眠りをしていると着陸したのかと思う位、時折激しい揺れを感じて目を覚ますほどで無事に着陸できるのかと心配をしましたが、なんとか予定通りに研修会場の牧園商工会議所の会議室に到着することができました。

神戸でも豪雨被害の報。

研修を行っている最中にも激しい雨は降り続け、それにしてもよく降るものだと感心していたら、ネットのニュースでは神戸でも土砂崩れなどの災害が出て避難勧告が発令されている地域もあるとのニュースが飛び込んできました。スタッフに電話をして聞いてみると、南北の道が土砂崩れで塞がれて神戸市内のあらゆる道が渋滞で全く身動きが取れないとのこと。お客様からも雨漏りの発生等の連絡が次々と入ってきており、もう大変です!と、てんやわんやのテンパった声を上げており何だか落ち着かないままで講座を続ける事になりました。天からの恵みも大事ではありますがこれ以上、大雨による被害が広がらないようにと祈りつつ、目の前のの塾生さん達に向き合いました。

心が変われば人生が変わる。

さて、鹿児島で開催中の研修を今回を超えるとあと3回のみで終了となり、私の担当はあと2回でおしまいです。開講時には半年間にも渡る長い研修と言いつつも、終わりが近づいてみればあっという間の出来事で、塾生さん達も当初は気の遠くなる様な長い研修に参加することになった。といった風情でしたが、ここまで来ると意外と早かったとその印象を述べられます。今日の研修の冒頭にこれまで研修を受けて来た感想を訊いてみると、「いしきが変わった」「仕事への向き合い方が変わった」「一緒に参加した社員と方向性の共有が出来た」等々、私にとっては非常に嬉しい感想を述べてくれていました。意識が変われば態度が、行動が、習慣が、人格が、そして人生が変わる変わるとの古のヒンズー教の教え通りに大きな変容を手にしてもらいたいと思います。

研修講師の資格なし。(泣)

今日の講座ではマーケティング理論を切り口にした現場改革の最期のレクチャーとして、目的意識を持ち続ける事の重要さと、そこを目指した行動を遂行する為のリーダーシップについて話し、塾生の皆さんにそれぞれ考えてもらいました。私は自分自身の経験から建築現場で起こるありとあらゆる問題やクレーム、失敗は全て目的と手段の履き違えに起因すると思っていて、長年の念願であるクレーム撲滅への根本的な問題解決のアプローチは全てのスタッフによる目的意識の共有にあると考えています。とは言え、昨日のブログにも未だに無くならないお客様からのクレーム、お叱りの言葉を頂いた事を書きましたが、情け無い話ではありますが、十数年来、我々の目的は顧客から絶対の信頼を得る事だと、意識の共有への取り組みを続けても拘らず未だにクレームを完全に撲滅出来ていないのが現状で、そんな私が研修講師をする資格があるのかと悩んでしまいます。。

何のために?

今日の講座では、社内でも常日頃から言い続けておりますが、目的を忘れ、手段を履き違えて問題を起こすのを防ぐには「何のために?」という問いを自分自身に持ち続け、何度も繰り返す事が重要であり、いつ何時もそれを絶対に忘れないでくださいと繰り返し伝えました。何のために仕事をするのか、何のために現場に来たのか、何のために作業するのか?と煩雑な日常の中で、何かしらの判断をしなければならないときにふと手を止めて少し考える時間を持ち、時間や金額や期限等の目標の奥にある「目的」を考えるようにすれば、目先や小手先での対処ではなく本質的な価値に向き合えるようになると思うのです。

教える事は未来を語ること、学ぶ事は誠意を胸に刻むこと。

そして、何のために?と言う問いに対する答えが本質的な価値に向かうには高い志を持ってもらう事が不可欠で、仕事をする目的、働く理由が自分が稼ぐため、ただ家族を養うため、会社が利益を上げるためと言う金銭だけではなく、仕事や事業を通して世の中に貢献したり、お客様の喜びを創造したり、お客様の暮らしの安全を担保したり、今よりも少しでも良い世の中にして次世代にバトンを渡す気概を持ち、誰かのためになることにその方向が向かなければ、結局は「金だけ、今だけ、自分だけ」といった誰からも受け入れられることのないようなパラダイムに陥ってしまいかねません。今回も福沢諭吉の「学問のススメ」を紹介し、明治神から昭和初期の日本人全員が学んだ、学ぶこととは富を手にすることであり、それは動物や虫が巣を作って飯を食うのと同じ程度の目的ではなく、高い志を掲げて世の中に寄与することである。塾生の皆さんも世の中を良くすると言う高次の目的を持って建築の仕事に勤しんでくださいとお願いしました。そして、その志はそれぞれの会社の経営理念として掲げられているはずで、皆さんが現場に関わる多くの人たちに理念を伝え、皆で経営理念の実現を意識することが全ての根本になると伝えました。その後の塾生全員の発表を聞いていて、経営理念の浸透こそがクレーム撲滅の鍵あるとご理解いただいた様にに感じた次第。このような志しの高い実務者が建築業界に増えていく事で、業界全体が良くなってくれると信じています。第9期生の塾生の皆様、熱い志を持って気張ってください。チェスト!

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夢見るばかりじゃ無く足元を見ろ。@お客様からの諫言

平成30年7月5日 雨

暴風雨からのスタート。

九州に大きな被害をもたらした台風は日本海で熱帯低気圧に変わって消滅。これで一安心かと思いきや、台風に刺激された梅雨前線が夜半から激しい雨を降らし始め、朝になってもその勢いは弱まるどころか、余計に酷くなりました。今日は東京にて【第11期】職人起業塾の開講日となっており、朝一番のフライトで東京に飛ぶべく神戸空港に向かいましたが、土砂降りというよりも横殴りの暴風雨に駐車場からターミナルまで歩くだけで傘は壊れるわ、パンツまでびしょ濡れになるくらい濡れてしまうという波乱含みのスタートとなりました。ま、何とか飛行機は無事に飛んで講座には間に合い事無きを得てほっと胸をなでおろしました。

【第11期】職人起業塾@東京開講

今回で2回目となる東京での研修講座は人材育成に熱心な経営者さんが多く、今日の開講にも従業員さんと一緒に朝から研修に参加してくれるなど、一緒に研修を盛り上げてくださいました。経営者さんが意欲的に参加してくださると当然、研修も盛り上がりますし、同じ理論を聞いて頂く事で研修内容を現場で実践してもらう環境も整いやすくなります。講座終了後の懇親会でとある経営者さんに「研修の成果が上がる会社とあまり成果に結びつかない会社がありますか?」と聞かれた際に、「研修はきっかけであり、学んで頂いた内容が事業に落とし込まれて成果に結びつくには事業所でのフォローが欠かせません」とお答えしましたが、マーケティング思考の会社になって仕組みを構築してもらうには経営者さんの協力が欠かせません。その意味では今回の東京の講座は非常に楽しみな開催となりそうです。

研修中のクレーム報告。

さて、今日も研修講師として一日中熱く語り続けましたが、その最中にスタッフからメッセージが送られてきました。休憩時間に見てみると以前から繰り返しリフォームをさせて頂いているお客様からメンテナンスに伺った際の施工が悪いと厳しくお叱りを受けたとのことで、いわゆるクレームの報告でした。私自身が研修の中で現場でのものづくりの精度を上げることを起点にクレームを撲滅して、顧客満足を高めて、お客様と長いお付き合いをする事でLTV(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)を引き受けて未来の売り上げを作ることを推奨し、その仕組みづくりをお手伝いしているにも関わらず、自社がお客様からクレームを頂くとは本当に情けなく、恥ずかしい事ですが、十数年来に渡って社内で取り組みをしているにも拘らず未だに完全にクレームを消し去ることが出来ていないのが現状で、講座の中でも塾生さん達を前に正直にそのことを話しました。私たちも皆さんと同じ様に未だにリアルに取り組んでいると。

メンテナンスとは施工した責任を全うする事。

研修の合間を縫ってお叱りを受けたお客様に電話をかけて謝罪をしたところ、お客様に「理想を掲げて夢見る事ばかりじゃなく、もっと足元を見てください。」と厳しい言葉で、社内の体制をもっと細やかに丁寧に見直す様にと諫言を頂きました。言い訳の言葉も無く、ただ平謝りするばかりでしたが、電話を切る前の最後には「これからもずっと、20年くらいはメンテナンスをお願いするんですから潰れないで下さいね」と一度施工した責任は最後まで取る様にとの厳しくも愛のある言葉を頂けたのがせめてもの救いで、出張を終えて帰神したら、スタッフに任せてばかりでは無く、謝罪と御礼に足を運ばねばならないと感じた次第です。

在るべき姿を追い求めるしかない。

波乱含みの東京での研修講座開講を終えて、明日は鹿児島での講座に登壇すべく明け方の飛行機で移動します。週明けには一度、工務部のスタッフを全員集めて再度、現場作業、メンテナンスでの留意点や施工品質の担保について注意喚起と根本的な問題解決へのアプローチ、お客様のお宅を自分の家の様に大切に考えて、お客様の立場に立った工事やサービスについての話し合いの場を設けてお客様からご指摘を頂いた内容の共有と改善策の実施を今一度徹底し、今回のお叱りをサービス品質向上の機会とさせてもらえる様にします。本当に情けなく、顔から火が出る程恥ずかしい想いを忘れる事なく、諫言を下さったお客様の期待に応え、責任を取っていきたいと思います。
起業してから20年近く経ってもまだまだ道半ば、本当に地域の方々に必要とされ、いつまでも存在を許される企業になるのはいつの事になるのやら、という感じではありますが、あるべき姿を追いかけたいと決意を新たにした次第です。T様、この度は本当に申し訳ございませんでした。そして、厳しいお言葉を頂けた事に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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マーケティング思考は現場から。

平成30年7月4日 曇り時々雨

お見舞い申し上げます。

九州の西部を掠めて日本海を北上中の台風の影響で神戸も朝から荒れ模様。時折叩きつける雨と強い風に台風の中心は遠く離れているにも拘らず強い影響を与えられる大自然の脅威を感じてしまいました。昼過ぎに電話で話した長崎の工務店経営者さんも、「結構ひどいことになっていて、朝から鳴り続ける電話対応に追われている」とのことでした。先日の大阪北部地震、滋賀県米原市の竜巻発生、今回の早すぎる台風来襲と日本全国で立て続けに起こる災害に心を痛めつつ、いつ何が起こるか分からないご時勢になった事を改めて感じてしまいました。兎にも角にも被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

MTG!MTG!MTG!

今日は水曜日ということでいつもの朝活、BNIのビジネスミーティングに参加した後、兵庫県に豊富に蓄えられている森林資源を擁する森と街(の工務店)を繋げて、広くエンドユーザーに兵庫県産木材を使うメリットを伝え、地場産木材を活用した地材地消の家づくり、循環型モデルの地域活性化を進めようと地道な活動を続けている「ひょうご木づかい王国学校」の打ち合わせ。その後一旦帰社してデスクワークに勤しんだ後、夕方からはいつもすみれの工事に協力頂いている職人さんや業者さん、商社さん、メーカーさん等を招いて未来を作る「すみれプロジェクト会議」を開催。皆様にご意見を頂戴する機会を設けながら、現場に関わる全員にご協力頂いて現場の精度を上げて、現場顧客満足、顧客からの評価を得て未来を作ろうと熱い議論をたたかわせ、現場に携わる全員が共有できる、わかりやすくて胸にグッとくるスローガンを策定しました。3つのグループでのディスカッションの結果からそれらを組み合わせて決まったスローガンは現場を自分の家だと思い、心を込めて作ること、そして誇りを持った仕事をしてお客様をはじめ、そこに関わる全ての人に一生お付き合いをお願いしますと言ってもらえる仕事をしよう!と、まさしく私たちが取り組むマーケティング理論を現場に落とす言葉になりました。「現場は我が家、虜にするぜ俺の仕事で!」の心意気で設計、施工、現場管理、アフターメンテナンスと一連の業務の精度をあげてもらいたいと思います。

生き残りは原理原則の履行から

話は変わって、、一昨日、ひょんなきっかけで(というか朝会で一緒の金山さんと椙山先生からのお誘い、そして解体工事でお世話になっている藤川社長からの直電で!)久しぶりに日本創造研究所の研修に参加させて頂きました。普段、講習で前に立って話す機会が多い私ですが、久し振りに経営セミナーの受講生として席に座り、グループワークに参加するのはなかなか刺激的な体験で、同じ講師目線からも随分と勉強になりました。講義の内容についてはさして目新しさはありませんでしたが、それでも激しく変遷する時代背景と中小零細企業の生き残り戦略について、奇を衒うのではなく、原理原則に基づいた地道で本質的な取り組みをすべきだと、具体的な事例をいくつも挙げられ、腹にストンと落ちる、非常にわかりやすく実践的な内容でした。

オンラインとオフラインの融合

5時間のセミナーを終えた後に(何故か)カレーを食べながらの経営問答にも参加させてもらい、「松原講師に質問はありませんか」と指されたのでセミナーを聞きながらずっと引っかかっていた事を伺いました。それは、AI .Iotの技術革新が急激に進む中、中小零細企業が取り組む生き残り戦略、戦術の中に全くデジタルツールを活用すると言う話が全くなかった点で、デジタル世代が顧客層に入ってくる今後を鑑みるとこれからの時代は、これまでの延長線上にはないと言う危機感が戦略や戦術に反映されないと思ったのです。アメリカのマーケティングの父、コトラーはその著書マーケティング4.0の中で「オンラインとオフラインをシームレスにつなぎ顧客との新たな関係性を作り上げなければならない」と書かれていました。オウンドメディアの時代と言われて久しいですが、まさにその通りだと思っています。

未だ建築業界はマーケティング2.0

日本を代表する研修機関の1つである日本創造研究所の代表取締役でもある松原講師の答えは、中小企業は未だマーケティング3.0にも届いておらず、その先に言及をするのは時期早尚である。とのこと。ちなみにマーケティング3.0とはいわゆる「モノからコト」への転換で、4.0とはその次のステップに進み、顧客の未だ表面化していない真のニーズを汲み取って自己実現のサポートをすると言う考え方です。私としては激動の時代を生き残るにはこの部分への取り組みが必須だと考えてUXデザインを学んだり、建築請負業から離れてDIYのプロジェクトに参加したりしているのですが、それらは業界内の常識で言うとかなり特異な取り組みであり、松原講師のご意見は(建築業界においては特に)さもありなんと思いつつ、逆に自分達には大きなチャンスがあるのではないかと思った次第です。

マーケティング思考は現場から。

明日は2回目となる東京での第11期職人起業塾の開講日。建築業界内では非常識な部類に入る原理原則に基づいたマーケティング理論を実行できる職人や現場管理者を育てる活動を広げていきます。関東でも塾生の皆さんと「これからはこれまでの延長ではない」と言う危機感を共有しつつ、建築現場から、顧客がまだ自分自身も気づいていない、自己実現につながるような潜在的なニーズを掘り起こし、建築と言うサービス業でそれを提供する取り組みを進め、共に学び共に実践しながらスキームを作りたいと思います。そして、全国にそのような仲間が増える事で他の業界に比べて大きく立ちおくれていると言わざるを得ない建築業界においてマーケティング思考を広げて建築現場に従事する人達が未来に希望を持ち、活き活きと働ける環境を作っていきたいと思います。気張ろ。(^_^)

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日時:2018年7月6日(金) 10:00 – 18:30

場所:霧島市商工会牧園支所

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良い習慣が運を招く。

平成30年7月3日晴れのち曇り

モーニングセミナー

火曜日は朝活の日。すっかり日の出も早くなり、目を覚ますとキラキラの太陽が顔を出し、朝日が窓から差し込んでくる、朝が爽やかで気持ちの良い季節となりました。そのおかげなのか、徐々に朝起きが習慣になってきたのか、最近は目覚ましをかけ忘れてもきっちりと朝活に間に合う時間に目を覚ませるようになり、今朝も早くに目を覚ましすぎたので二度寝を決め込みましたが、時間通りにパチっと目が覚めて張り切ってモーニングセミナーの会場へと出かける事が出来ました。今日のモーニングセミナーの講話者は大阪倫理法人会の副会長を務められている、業界最大手である川村義肢株式会社の代表取締役 川村慶氏で、アメフトで鍛えられたと言われる巨軀?を揺らしながら迫力満点の御講和を行って頂き、面白くも非常にためになるお話に背筋を伸ばして聴き込んでしまいました。

朝起きの会は成功法則

毎週火曜日に倫理法人会のモーニングセミナーに参加して、(出張と重なり参加できないことも多いですが、、)この会が本当に素晴らしい学びの場だと毎回のように感じます。倫理法人会は今や全国で70,000社の会社が参加されており、特に、私が個人的に素晴らしい経営をされておられるなぁと尊敬している大先輩の経営者さんは大体、倫理法人会に参加されておられることから、これってある意味、1つの成功法則ではないか?と以前から思っておりましたが、今日の川村社長のお話はまさにその部分を改めて腹に落としてくれる非常に良いお話でした。

人生には運とツキが重要。

川村社長は盛和塾でも熱心に学ばれているとのことで、生きたレジェンドと言われ、日本で現存する最高の経営者と言われる稲盛塾長が、学者のようにロジカルに経営について話されるにもかかわらず、事あるごとに運の良し悪しを非常に重要視されるのを挙げられ、やっぱり経営者は運とかツキを手にするべきではないか、と言われておりました。実は私は無宗教で、特定の宗教に入信したりする事は残念ながら今のところありませんが、40歳を過ぎた頃から自分の力でどうしようもできないことがあまりにも多いことに気がついて、神社やお寺に定期的にお参りしたり、グランディングや座禅をして「大いなる何か」に対して敬意を払うようにしています。川村社長のお話を聴きながら運とかツキが大事と言うのはそれと同じような思考なのかな、と感じた次第です。実際、私のような何も持っていなかった者が徒手空拳からこれまで20年近くも事業を続けて来れたのは単にツイテいたとしか思いません。(笑)

良い習慣が運を呼び寄せる

川村社長は講話の中で「運を呼び寄せるには良き習慣を持つ方が良いに決まっていて、そのように考えると倫理法人会に参加して朝起きの習慣を身に付ける事が出来れば会社の業績は良くなるに決まっている」と断じられており、それを聴いた私も確かにその通りだとストンと腹に落ちる思いがしました。朝起きは状態管理の最たるものですね。また、もう一つ業績を上げるために必要な事は元気であることで、業績が悪くなると元気がなくなり、業績が良いと元気になるのを逆から考えれば、まず元気を出せば業績がそれに付随して良くなるはずで、実際に川村義肢株式会社では朝の朝礼を元気に行うようになってから不振に喘いでいた生産部門の業績がみるみる上がっていったと、ご自身による実際の体験を語っておられました。私も元気な挨拶をする習慣を今一度意識して、なんとか身に付けようと思った次第です。

論理ではなく感性に訴えることでマインドが変わる。

このような本質的、かつ原理原則に則した学びを毎週繰り返し、言葉のシャワーを浴びるが如く受けさせてもらえると言うのは本当にありがたく、人間誰しも一度や二度良い話を聞いたからといって行動や習慣が変わる事はありませんが、何年にも渡って繰り返し今日のような講話を聴き続けると、いつの間にか自分の中の常識が入れ替わり、原理原則に則したモノの考え方に変わったり、その結果、自然と行動や習慣に結びついたりするようになるのは想像に難くなく、川村社長は論理ではなく感性に訴える母性のシャワーを浴びると言う表現をされておられましたが、まさに潜在意識に働きかけられ、成功パターンに身を投じていくことになると感じた次第。ちなみに神戸倫理法人会のモーニングセミナーはお試し参加は無料ですので「成功法則ってどんなんかなぁ」と思われる方はお気軽に私までお声掛けください。喜んでご招待させていただきます!(笑)

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「なんで、儲かりませんことやってるんですか?」にお答えします。(^_^;)

平成30年7月2日快晴

しもた屋リノベーション

2018年下半期に突入の月曜日は朝から古民家、と言うより「しもた屋」(御施主様談)と呼ばれる戦後まもない頃に建てられた古い住宅のリノベーションの可能性を探りに現場調査からスタート。耐震や温熱環境の性能を考えれば一度、解体して更地に戻し、建て替える方が良い位の老朽化が激しい物件ですが、建築基準法の改正により建て直すと極端に建築面積が減少してしまうことから、再生への道を探るご依頼を頂くになりました。先日の大阪北部地震で改めて日本ではいつ震災に見舞われるかわからないリスクを再認識させられたこともあり、使い勝手や快適さ、コストも重要ではありますが、やはり安全面を最優先にしたご納得頂ける提案をしたいと思います。

経営研究会にオブザーバー参加

そんな建築実務の仕事も忙しいくなってきた傍ら、今週は木曜日に東京で第11期職人起業塾の開講や、連チャンでの鹿児島での研修講師、明日の大阪でのオープンセミナーなど一般社団法人職人起業塾の仕事もパンパンに詰まっており、週に2回の朝活もあるし、睡眠時間を削って全国を飛び回ることになりそうです。にもかかわらず、今日の午後は日創研の経営研究会にオブザーバーとして参加させてもらいました。アウトプットとインプットは常にバランスを取らなくてはと思いつつ、こんな忙しい時期にあえて行かなくても、、と思わなくも無いですが、久しぶりの研修の参加で学ばせて頂こうと思います。

何のために?

話は変わって、昨日のブログではJBN全国代議員総会の際に若手大工の育成に悩む工務店経営者さんとの間で話題に上った、若手の職人が離職せずにキャリアを積み重ねて一人前の大工として活躍してもらうには、正規雇用するだけではなく体力的に衰えが見え始めてからもがっちりと稼げるキャリアプランを提示するべきだと言う私の持論を紹介しましたが、実はそんな話をしていた最後に、「高橋塾長はなぜ全国で(儲かりませんのに)研修事業なんかをやっているのですか?」と質問を受けました。自分ではセミナーや講座で人前に立って話す際に研修事業を行っている目的を熱く語っていたつもりでしたが、思いのほか伝わっていないものだと改めて気づかされた次第です。

現場基軸のビジネスモデル構築。

10年以上前から大工の社員化、正規雇用に踏み切って安心して働ける環境を整えると共に、社員大工に対して技術以外のコミニケーションや現場管理等のスキルを高める研修や教育を繰り返して、現場力を高めることでなかなか見つけることが難しい工務店としての強みを見出し、現場を基軸にしたビジネスモデルを構築するのだと、事あるごとに言い続けてきましたので、古くからのお付き合いのある経営者にはご理解してくださっている方も多くおられるとは思いますが、近年になってその活動を一般社団法人として別団体で立ち上げて自社での取り組みを研修事業として全国に広げている理由を今一度ここに書き連ねてみたいと思います。

焦燥感に追われ続けた毎日。

私はろくに学校も行かずに若くして社会に飛び出し、運送業などのいわゆるガテン系の肉体労働に従事していた流れから、独立を夢見て建築世界へと足を踏み入れ、大工として働き始めました。若いうちはものづくりの仕事はほんとに面白くて、手に職だけつければ仕事にも困らないだろうと軽く考え、のんきに働いておりましたが、神戸の震災の後、消費税が増税になったのをきっかけに神戸では全く仕事がなくなり、自分で必死になって働く先を探さなければならなくなりました。ちょうどその頃、結婚して子供が生まれ、家族を守ると言う重大な責任を背負いながらも、不安定この上ない仕事にいつも焦燥感に掻き立てられるような毎日を暮らしておりました。

同じ思いをさせたくない。

それでも1年365日、ろくに休みもなく必死に働いていると、徐々に一緒に働きたいと言ってくれる若衆も増えてきて、ハウスメーカーの下請けを始めるなど、それなりに仕事がもらえるようになりましたが、それでもいつ仕事が切れるかわからない、怪我や病気をするとすぐに稼ぎがなくなる不安は払拭される事はなく、自分はともかく若い大工たちが結婚をして家庭を持ち始めるとその家族たちも私と同じような不安を抱えで暮らすのだと考えて、何とかしなければならないと言う気持ちになりました。そんなことを考えた末、決断したのは大工の正規雇用への転換で、日給月給ではなく最低限、毎月決まった給料持って帰れるような仕組みを作り始めました。

経済無き理念は寝言である。

安定して給料を支払うようにするには、安定した売り上げ、利益がなくてはなりません。しかし、ハウスメーカーの下請け工事はどんどん単価が下がって行き、利益など残らない状態になりましたし、建築の仕事と言うのは一件ずつの案件の積み重ねであり、連続性が非常に見えにくく、1年先、5年先の売り上げが見える事などいつまで経ってもありませんでした。どげんかせんといけん、とわらにもすがる思いでさまざまな書籍を読み漁り、研修やセミナー出向き、上っ面の対処ではない根本的な問題解決の方法論を探し続けたのです。そんな折に出会ったのが原理原則に基づいたマーケティング理論であり、これを社員と共に実践することで未来が見えると思い、これまで愚直にその思いを守ってきました。

理念なき経済は罪悪である。

その結果、チラシや雑誌等の販促に頼らずにリピートとお客様のご紹介で売り上げを作り持続させていくスキームが徐々に形作られ、現在では売り上げの95%がこれまでご縁をいただいたお客様の皆様からのお声掛けで成り立つようになりました。もちろん、今も盤石の体制が整ったわけではなく、毎年売り上げ利益は上下に振れますが、それでも何とかやって来れているのは我々の行うべきことを理解してくれているスタッフのお陰だと思っています。売り込みをしない自社のマーケットを構築してきたのと同時に、すみれの経営理念でもある、ものづくりの本質である作り手を守り育てる活動にも注力することができるようになり、若手の大工の育成も社を挙げて行える環境が随分と整って参りました。

新たな職人時代への種まき。

今年ですみれとしては第18期、個人で起業してからは20年を迎えるにあたり、創業時に掲げたミッションである「職員の社会的地位の向上を実現する」と言う志に向き合い、自分たちだけが良ければ良いと言うのではなく、職人を道具のように使い捨てにする建築業界の悪臭を断ち切るべく、技術以外のスキルを身に付け、経営者感覚を持って未来の売り上げを作れる現場実務者を量産することでミッションを叶えるべく(儲かりはしませんが)精力的に研修事業の全国展開に踏み切ったと言うわけです。建築実務者が技術の習得はもちろんですが、マインドセットを変え、顧客から圧倒的な支持を得られる高い価値を作り出し、顧客から圧倒的な支持を得られる現場でのマネジメントができるようになれば、大工は引く手数多の人気業種に変容すると思っています。10年かけてそんな職人が現場監督を選任卒業させることで、建築業界が根底から変わるまで上をできるのではないかと思っており、その志のために車を削って前(と言う待っていると次第です。そんな時代が来ることを祈りつつ、明日の大阪のオープンセミナーで熱く語ってきます。

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〜ポスト平成への3つのキーワード〜

日時:平成30年7月3日(火) 14時30分~17時 (受付14時〜)

受講料:3,000円(ブログ見ました!で特典あり!) 懇親会費:5,000円

場所:総合生涯学習センター 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪第2ビル5F 第3研修室

イベントページ:https://www.facebook.com/events/219149128883362/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1529489280822606

お問い合わせ先:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お申し込み/お問い合わせ/

IT、情報革命による本物しか生き残れない時代に圧倒的な職人不足の到来、消費税増税後のマーケットの縮小と建築業界は非常に先行き不透明な状況です。混迷の時代を乗り越えるのは品質とコミュニケーション力を掛け合わせた現場力だと考えています。現場マネジメントの見直しでの根本的問題解決のアプローチこそ未来を開く扉です。

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日時:2018年7月6日(金) 10:00 – 18:30

場所:霧島市商工会牧園支所

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Q:若い職人が辞めて行くんです。A:解決は方法は、、

平成30年6月30日晴れ

水無月の梅雨明け!

関東甲信越地方では観測史上初めて6月中の梅雨明けが発表されたとのこと。「関西は一体どうなったんや?」と不思議に思いつつ、日中は完全に夏の日差しと不快指数100%の蒸し暑さでした、きっと関西も梅雨明けになっているのでしょう。昨夜は梅雨の終わりを惜しむが如くの激しい雷雨に見舞われて神戸の西区ではプチ停電もあったらしく、その影響で、朝からお客様からあれこれと不具合が出た等の連絡があり、私も家づくり学校にご紹介されたお客様宅にインスペクションの結果の報告とその問題解決の為のリフォームのご提案に伺ったりの実務に追われながら、メンテナンスに駆り出される週末のスタートとなりました。

One to Oneマラソン

さて、気づけば2018年も今日で半分がおしまい。すみれでは(暦通りですが年末決算なので、)明日から下半期に突入します。現在、半期に一度のOne to Oneの個人面談マラソンを絶賛開催中で、本日で(出張で延期になった者以外は)大方終了しました。年頭の経営計画発表会の際に掲げた全体目標に対して、部署ごとの売り上げ、個人の技術、知識等を伸ばすそれぞれの目標設定に対する取り組みの結果や、大工による自主運営体制の半期での総括を行い、下半期に向けて事業計画の修正と改善をこれから大急ぎで策定して、実行に移して行かなければと慌ただしくなっていると言うか、7月も殆ど社内に居ない過密スケジュールを睨んで焦っております。ここはやっぱり、寝ないことやな、と。笑

若い大工が辞めて行く・・

話は変わって、先日、東京で開催されたJBN代議員総会に参加した際に全国各地から集まった多くの工務店経営者とお話させて頂く機会に恵まれて、様々な意見交換を行いました。その中で、若手大工が辞めて行くのが多くてみんな頭を悩ませている。と言う声がありました。大体その話題の次には「我々が修行時代は・・、」と、今時の若者との意識のギャップを口にされるのがいつものパターンですが、今回もやっぱりそのような声を耳にしました。その工務店経営者さんも昔気質な徒弟制度ではなく、大工の社員化に取り組まれており、研修に送り込むくらい自分の若い頃とは全く違う大工育成に踏み込まれているにも拘らず、若い大工が去って行くのを本当に辛そうに語られておられて、「こんなに(自分たちの頃に比べて)いい待遇にしているのになんでやねん」と、臍を噛む思いを悔しそうに語られておられました。

輝かしい未来が待っている職人。

私的には、若い大工が辞めてしまうのは(そろぞれ個人的な事情もあるのでわかりませんが、)基本的には未来が標榜出来ないからだと思っています。見習いで職人の門を叩き、5年、10年、20年とその仕事を続けて行くことでどんな将来がひらけるのか、結婚をして子供が出来て、家を建ててどんなオヤジになるのか、その未来のイメージがワクワクする楽しいものであれば、キツイ現場仕事を乗り越えて技術を習得し、知識を身につけて、経験を積み重ねることで会社からも地域からも必要とされる人材へと成長して行くと思いますし、それが突き抜けたら起業して工務店の社長になれるかもしれません。今後、圧倒的な職人不足になることが確定している現状を考えると、職人を目指す若者は非常に重用される人材になる可能性は高いし、大工になり手がない今こそ大きなチャンスを手にすることができると思うのです。

技術だけじゃ道具と一緒。

しかし、職人は基本的に肉体労働者です。年齢的、肉体的に衰えると稼げなくなるリスクがつきまといます。大工として長年に渡り働いて、年齢を重ねた後、肉体的なピークが過ぎて生産能力が落ちてくる50歳、60歳になっても、もしくは病気や怪我で現場に出れなくなっても収入を落とさずに豊かな暮らしを続けようとすると、大工は現場での技術以外の能力を身につけるべきで、工事現場全体の施工管理を行うマネジメント力であったり、お施主さんとの折衝ができるコミュニケーション力であったり、見積もり積算、そして設計やそれらを全てを兼ね備えた営業ができる様にならないと未来を見れないと思います。これらのスキルは、現場で設計図書に決められた通りの作業をするだけでは絶対に身につく事はなく、資格取得を含めてそれなりの学びの時間を持ち、意識を変えて習慣に取り組まなければなりません。ただ、若い時からその意識を持って大工見習いをしていけば必ず明るい未来は見えてくると思うのです。

職人は使い捨てにしたい、じゃダメ。

せっかく大工を目指そうと工務店の門を叩いた若者が辞めてしまうと言うのはその未来を見れないからと言うのが一因にあると思っています。その根本的な原因は「大工が習得すべきは技術のみでいい」と言う悪習が建築業界全体に蔓延っているからだと思っています。酷い工務店経営者は「大工にいらんこと教えたら独立して競合会社になるから、技術以外の事は教えたくない。」と言いますし、これは工務店に限ったことではなく、厚生労働省の助成金の規定にも建設職人向けの助成金対象は技術と実務に関する事のみに限り、意識改革もマネジメントもコミュニケーションスキルも対象外とすると明記されています。使い捨ての作業員を自分たちの都合で育てたいとばかりの勢いで、これでは、ただでさえ入植者の少ない若い職人が、若いうちはこき使われて年寄りになったらまるで古くなった道具のようにポイ捨てされると思い辞めて行くのも致し方ない様に思います。

若者が学び、実践し、成長し、豊かになるスキームを作れ!

ちなみに、私が主宰している職人起業塾は元々、社員大工の独立支援のための勉強会で、マーケティング理論を切り口に上述の未来を切り開く方法を伝え、実践するように行動を促してます。どのようにして信頼を勝ち取り、安定的に仕事の受注をできるようになるかを、自分の在り方を正し、相手の立場に立って物事を考え、信頼を得る為に自分に欠落している部分の改善を日々の習慣に落とし込み、成果をあげる目標達成能力を身につけるように若手からベテランまで全ての大工に取り組んでもらっています。その積み重ねで新卒採用で入社した大工見習いも3年目で水周り(のみですが)リフォームの担当者として現場管理も含めて任せて下さい!と言うようになりました。当然、稼げるようになれば給与体系の位が上がり、給与もアップ、次はもう少し大きな現場を任せられるようになればまたステップアップすると言う仕組みになっています。最終的にはマネジメントの専任者や経営幹部への道、もしくは(厳しい時代なので勧めてませんが、)起業して経営者になることも選べます。技術はもちろんですが、その他に建築会社として必要な事を学び、実践し、経験を積む事で単なる作業員ではない人材に育ってくれています。もちろん、施工管理をする以上、資格取得は必須なので来年は必ず建築士資格を取得するようにときつく言い渡しています。(笑)

まとめ。

要するに、工務店が若者の職人をつなぎとめるには、フューチャー・ペーシングと言われる未来を見せることが必須であり、事業者は正規雇用はもちろんのこと、安心して働ける環境整備と同時に未来へのキャリアプランを明示すること、そしてスキルアップのサポート、技術以外のスキルについて学ぶ機会を与えると共に成長に従ってその評価を行い、昇級するステップを明らかにして実践の目標設定を自ら検証させて自省と改善、チャレンジが出来る場を作ることに取り組むべきだと思います。ま、ここまでやっても結局、辞めて行く若者はいるでしょうし、絶対に人材が育つとは言い切れませんが、まずはとにかく、若者大工の身になって「この仕事を続けていて、先があるのか?」を考え、「ダメだ、、」とならないようなスキームを組んであげてもらいたいと思います。そんな風に考えると若手大工の離職を防ぐのも簡単ですね。(笑)
あと、技術以外のスキルを教える時間もタイミングもノウハウも無いぞ、と言われる方、職人のキャリアプランの作り方がよく分からないと言う方は一般社団法人職人起業塾でお手伝いしますのでお気軽にお声がけ頂ければ懇切丁寧に対応します!詳しい話に触れてもらう機会も設けておりますので、ご興味があれば以下の案内ををご参照ください!↓(笑)

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〜ポスト平成への3つのキーワード〜

日時:平成30年7月3日(火) 14時30分~17時 (受付14時〜)

受講料:3,000円(ブログ見ました!で特典あり!) 懇親会費:5,000円

場所:総合生涯学習センター 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪第2ビル5F 第3研修室

イベントページ:https://www.facebook.com/events/219149128883362/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1529489280822606

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IT、情報革命による本物しか生き残れない時代に圧倒的な職人不足の到来、消費税増税後のマーケットの縮小と建築業界は非常に先行き不透明な状況です。混迷の時代を乗り越えるのは品質とコミュニケーション力を掛け合わせた現場力だと考えています。現場マネジメントの見直しでの根本的問題解決のアプローチこそ未来を開く扉です。

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故青木前会長の遺志を継ぐ@JBN代議員総会

平成30年6月29日 快晴

東京弾丸出張。

今日は東京。有明ワシントンホテルにてJBN(一般社団法人全国工務店協会)の第11期代議員総会に出席の為またもや弾丸日帰り出張、新幹線に飛び乗りました。昼前には東京駅に着いていつもの東京ラーメンストリートのチェックを済ませてから、早めに会場入りして現在絶賛募集中の福岡での第十二期職人起業塾の現地事務局をお手伝い頂いている人にやさしい家を考える会の事務局、高藤さんと大橋会長との意見交換の時間を持ちました。特に大橋会長には従業員の若手大工さんを第八期職人起業塾@福岡に派遣頂いていたこともあり、卒塾生のその後の動向や研修を受講した成果についてお伺いする時間が持てて、リアルなフィードバックを頂けることが出来てとても良かったです。

新体制のJBN発足。

工務店の全国組織の立ち上げ、その取りまとめに長年尽力された青木前会長がお亡くなりになり、十一期にして初めて会長が変わって新体制になったJBN。大野新会長の元に青木会長の遺志を継いで更なる発展を期した総会となりました。人口減、消費税増税による市場の縮小と深刻な職人不足、若者の入職者の低迷と問題は山積ですが、工務店による工務店の為の組織として活路を見出し、全国の地域工務店に生き残りの道を示していけるような組織へと進化、変容を遂げてもらいたいと思いますし、新理事を迎えて刷新した執行部に期待したいと思います。

国土交通省が示すこれからの住宅市場。

総会後の基調講演は国交相住宅局 長谷川氏による「今後の住宅政策について」という題で最新のトピックスなどを交えたご講演でしたが、話の中心は「リフォーム市場の活性化について」の項目に重点を置かれておりました。これまでの住宅ストックの課題(数、規模、取得の困難さ)は概ね克服出来たが、これからの課題は「性能の不足」であり、断熱性能、省エネ性能が全く担保できていない住宅が数多くあり、これからの住宅施策の肝であり、リフォーム市場を8兆円規模に伸ばすと言いながらも簡単ではない現状を示されました。

ストック住宅の殆どは解体するしかない。

空き家が増大し、既存住宅流通活性化が新築需要が減少する中、住宅事業では大きな市場を形成していかねばならない、今後のマーケットを占うと若年世代の年収は右肩下がりの減少傾向にあり、なおかつ住宅を少輔したいというニーズもあからさまに減っており、今後の新築需要は非常に見通しが暗いのが明らかになっておることを考えても、比較的安価で住宅の取得ができる既存住宅をリフォーム、リノベーションするのが市場を活性化の唯一の道ではないか?と言いつつも、全体で820万戸の住宅ストックのなかで耐震性能が担保されていて、老朽化対策がなされていて、駅近の物件は48万戸しかないのが現状で、殆どの物件はいくら空き家がたくさんあっても使えないのが実際である。とのこと。新築が減るのでリフォームにシフトと言いつつも簡単では無い現状を明らかにされました。

リフォーム市場の課題と対策。

今後の課題を整理すると、国交相の調査によると、リフォームして中古住宅を取得しなかった理由を「中古物件への不安」「不動産事業者への不安」「リフォーム事業者と工事への不安」の3つが浮かび上がったというのことで、その対策としてまずは宅建業法の改正から一気に普及が進み出すと目されているインスペクションによる建物の品質を明らかにする取り組み、2つ目は中古住宅に国のお墨付きをつけて購入を促す制度の安心R住宅で、実際は国がお墨付きをつけるのは事業者団体であり、団体の運営が問題になる可能性もあるのですが、耐震性や老朽化の程度とリフォーム後の写真などを公開する、もしくはリフォーム提案を付加しての物件の提示を進める。最後はリフォーム事業者の見える化、これも国の認定団体を指定することで安心して工事を依頼できる事業者が消費者から分かるようにしようという取り組みで、JBNもこの指定団体になっておりますが、現状では全く消費者が業者選定に際して活用されておらず、もう一歩踏み込んで各団体ごとにリフォームの技術基準を設けるとか、厳しい加入条件を付加するとか、工事の完成保証を団体内で担保する等の新たな特色を付加する必要があるのでは無いかと提言されておられました。

工務店の半数が消えるカウントダウン。

上述のリフォーム市場の課題解決の為に国交相としてもスマイルダイヤルによる電話相談、見積もりチェックサービス、弁護士、建築士などの専門家に対面相談ができるサービスを開始しており、また、リフォーム瑕疵保険もここにきて増えてきており、既存住宅売買瑕疵保険も全体の1割程度まで普及が進んでおるとの事で、国が示してきた策も徐々に浸透して来ているとまとめられておられました。最後に建築基準法の改正についても言及があり、建物の用途変更の緩和、耐火構造の木材利用についての緩和などと共に、近年建てられた住宅のエネルギー消費性能の改善についての調査を進めており、法改正後の基準を示しているにも拘らず、実際はなかなか進んでいない高断熱高気密住宅の普及を確認しながら、2020年の義務化に向けて着々と準備を進めているとのこと。工務店の半分、国策に興味を持たない小さな大工工務店が性能の数値化が義務化になった後、新築を建てることができなくなり、リフォームでは認定団体から外れて、消費者から信頼を寄せられずに消えてしまうカウントダウンが進んでいるのだと改めて実感した次第です。

故青木前会長の遺志

私としては故青木前会長に生前、「大工の育成は正規雇用と意識改革、そして若者が将来のキャリアプランを見て、希望を持てる取り組みを同時に進めなければならず、JBNとしても推進していくので手伝って欲しい」と言われたことを受けて代議員になった流れで、引き続き職人起業塾での職人、施工管理者等の実務者向け研修を続けながら、工務店経営者が目を伏せ続けている、職人は道具じゃない、年齢を重ねた体力的に生産能力が落ちて来てからも稼げるキャリアプランを示すべきで、その為には技術だけ習得させるのではなく、現場全体の管理、顧客とのコミュニケーション等を習得して経営者と同じ思考が持てるような育成をしなければならないと、未来に向けた社内整備、社内教育への取り組みを喚起して行きたいと思います。これから半分しか生き残れないと言われる工務店の生き残りに少しでも寄与できればと思います。気張ろ。

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日時:平成30年7月3日(火) 14時30分~17時 (受付14時〜)

受講料:3,000円(ブログ見ました!で特典あり!) 懇親会費:5,000円

場所:総合生涯学習センター 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪第2ビル5F 第3研修室

イベントページ:https://www.facebook.com/events/219149128883362/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1529489280822606

お問い合わせ先:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お申し込み/お問い合わせ/

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オブザーバー参加受付中!目的と手段の明確化〜なんのためにを考える〜

日時:2018年7月6日(金) 10:00 – 18:30

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知る→やる→続ける

平成30年6月28日 曇り

朝起き習慣

今日は大阪。第八期職人起業塾の第14講の講師として朝早くから自宅を飛び出しました。とはいえ、毎週火曜日、水曜日の朝活や東北や九州への弾丸出張に比べれば大して早くも無いのですが、このところしょっちゅう、早起きしなければならない前日に夜中遅くまで飲みの席におり、寝過ごさないかと心配しながら寝ているからか、最近は目覚ましと関係なく5時前に目が覚める様になっており、(二度寝する事もありますが)習慣ってこんな風に形作られて行くものだと一人で納得している次第、今朝も朝起きのお陰で普段できないゴソゴソした事を朝から片付けられてすっかりご満悦です。(笑)

佳境。

さて、現在行なっている大阪での職人起業塾も今回を終えると残すは卒塾検定のある最終講を残すばかりとなり、佳境を迎えています。私は社会人向けの研修というのは実務で成果を上げる為のインターバルだと位置付けており、自分自身が通って来た、また今も通い続けている学びの場でもそこで得た知識は実戦で裏打ちできるレベルまで学び続けるようにしていますし、その意識を持って教えられたことを素直に受け入れてきたことで、ろくに学校に通っていない学のない私でもなんとか20年近く事業を続けて来れたと思っています。それは基本的に今も変わっておりません。

助走と踏み切り

今日の講座でも、塾生の皆さんに伝えたのは「研修の終わりはスタートであり、これまでの半年間は高く遠く飛べる為に助走をつけてきたと思い、最終講はいわば踏切ですから次回に向けてトップスピードに加速して下さい。」という事です。多分、生涯で二度と無いであろう、半年間もの長きに渡る座学の研修を経営者の理解と期待を受けて受講する機会に恵まれた建築業の職人や現場管理の実務者が今回の研修をキッカケに経営者感覚を身につけて、自社の本質的な価値を高めて業績に大きく寄与する事で自分自身の人生をコントロールして素晴らしいモノとしてもらえたらこんなに嬉しい事はありません。その為にも次回の最終講で力強く踏み切って飛び立って貰いたいと思います。

薄っぺらいよそ行きの言葉はいらんねん。

今日の講座ではこの半年間に学んで貰ったこと、自分自身で考えた事についてダイジェストで振り返りました。その中で耳にタコができる位に繰り返し言い続けたのは、知っている事と出来ること、やり続けている事のギャップというか隔たりで「知識を学びことに何の意味もない、実践に落とし込み、仕組みとして定着させて初めて価値がある」ということ。とにかく耳障りの良い薄っぺらい研修用の言葉ではなく、「リアルに実務における根本的な問題解決を図れる様なアクションプランを立てて、実践せよ!」と熱く語り続けています。

自信は実践で培われる。

最終講での力強い踏み切り、研修終了後の大きな飛躍に向けて、助走に勢いをつける今回に講座の最後では研修中に策定して実践して貰っているアクションプランに対する進捗の発表と検証を行いました。塾生の皆さんは何度も私にダメ出しをされ、それぞれの立場で成果に結びつくプランに修正を繰り返して来たこともあり、殆どの人は自信有り気に嬉々として発表をされておられました。最終講、そしてその後の大きな活躍がイメージできる素晴らしい発表でした。ただ、先の大阪北部地震の震源地近くを拠点にされているサクラペイントのメンバーは今回の非常事態への対応で流石に今日の研修には参加出来なかった様ですが、きっとそれぞれの現場で気張っておられる事だと思います。

知る→やる→続ける

いつも言い続けている事ですが、凄い理論、素晴らしい考え方など、ビジネスを圧倒的に変容させる方法はそこいらにいくらでも転がっていて、書籍を買えば2000円も出したら世界トップの経営者やマーケターが類稀な成果を生み出した実例を欲しいままに手にすることができます。しかし、その知識を得て、それをそのまま実践して同じ成果を手にする人は殆どいないのが現実で、それだけ煩雑な日常を振り切り、行動を起こす、もっというとその行動を継続させるのは決して簡単ではありません。私が半年間もの研修を行なっているのはその高いハードルを越えてもらう為に最低限必要な期間がそれくらいは必要だと思っているからで、私が上梓した書籍「職人起業塾」の理論をそのまま実践してもらうサポート期間という位置付けです。知る→やる→続けるの隔たりを超える体験を通してこの研修で誰もが知っている、でもできな理論を成果に結びつけるパターンを身につけて貰えれば彼らのこれからの人生は大きく変容を遂げると思いますし、当然、彼らを派遣された事業所にも大きな貢献をしてくれると思います。とにかく、次回の最終講、少し寂しくもありますが、非常に楽しみです。

第八期のみんな気張れ!チェスト!

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場所:総合生涯学習センター 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪第2ビル5F 第3研修室

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大好評頂いているオープン講座、鹿児島にて開催します!

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日時:2018年7月6日(金) 10:00 – 18:30

場所:霧島市商工会牧園支所

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