兵庫県職業能力開発協会主催のトップマネジメント研修に行ってきました。
お題目は 1.危機管理マネジメント
2.経営品質とは経営者品質
講師は㈱船井総合研究所の常務執行役員 大野 潔 氏でした。
県の認定である、キャリア形成促進の認定を受けたことがきっかけで、
セミナーの案内を頂いたのですが、とてもいい研修でした。
船井総研といえば、リフォーム業界に
反響営業のスタンダードを構築したことで有名ですが、(狭い建築業界では)
私はその集客の仕組みを利用する営業会社に疑問が多々あり、
コンサルティングは素晴らしいと聞きながらも一歩引いた感じでした。
しかし、今日の公演はどうでしょう!
多種多様の業種の経営者の方が大勢集まって居られたのですが、
どの方にもしっかりと当てはまる、「原理、原則」を基準にした、
素晴らしい公演でした。
もの凄く要約して、ワードのみを羅列すると、
企業は環境適応業→分相応の№1を目指すべき→原理原則→お天道様は見ている→
ステークホルダーとの関係深化→他人軸の有効性→自己の客観視→
武士道精神「惻隠の情」→コミニケーション→
経営者品質。
何のことかさっぱり分からないと思いますが、要は、
企業の体質、性質、判断基準、方向、倫理観、思想・・・良心等
を決めていくのはやっぱり経営者、経営陣であり、
その者達が襟を正し、思いやりの情を持ち、人格を磨かなければ、
発展も、存続も、継承も出来ないということです。
このところの弊社の取り組みと、一致するところが多々あり、
私の理論を確認してもらっているようないい気分になっていたのですが、
最後に自分をどれだけ律しているかとの問いに、
「う~ん」と唸ってしまいました。
自分を厳しく、見つめ直します!!
日: 2007年9月26日
雲ひとつ無く。
昨夜は「中秋の名月」。
神戸の空に浮かんだ月は、太陽に照らされて光っているというよりも、
そこだけぽっかりと穴が開いて違う空間に突き抜けたようでした。
秋の夜長に満月、昨夜あたりから夜風も涼しくなって、
久しぶりに、ゆっくりとお酒を飲んでしまいました。
季節の移り変わりの節々で、自然の現象に目を留めて、それを楽しむ。
世界中のどの国でもある、風習や慣習だと思いますが、
特にこの国は“四季”がはっきりとあることで、古人は世界中でも稀なほど、
たくさんの行事を行い、楽しんでいたようです。
現代、地球全体の気候が狂い始めているといわれて久しいですが、
もちろん、物質的な改善、CO2の削減や、資源のリサイクルは重要です、
それとあわせて、自然を愛でる心、季節の変化を楽しむ時間を持つことの
素晴らしさを、見つめ直し、伝えていく意識を持つことを個人から地域へ、
地域から社会へと、広げて行く取り組みをしないと、環境破壊と共に、
日本の伝統や文化も風化してしまう気がしました。
来年は、しっかりお団子を積んで、お月見を。