何が有っても絶対に落ちない。

8月19日 晴れ

盆明けの夏空
盆明けの夏空

天気が良すぎる晴天の下、今日も屋根に登ってました。(笑)

お盆明けで現場がギシギシに詰まっているという事で、ご依頼頂いた現場調査を回り切れない!とのSOSを受けて、急遽予定変更して、軽トラにハシゴを積んで出動。

雨漏りを直したいというお客様先に到着すると、隣のお宅も見てあげて、と調査と見積りをご依頼頂きました。

先日の台風直撃の影響はもう少し続きそうです。

それにしても、よくこんなに毎日の様にご紹介のご紹介と数珠つなぎにお声掛けを頂けるもので、ご縁に感謝するばかりですが、紹介しよう、と思って頂ける信頼を勝ち取ってくれているスタッフのがんばりには本当に頭が下がります。

 

がっつりと2件の現場調査をした後、昼からは売り出し中?のプランナーカナちゃんとリノベーション計画中のお客様先にプランの確認に同行、そのまま本日上棟した重量鉄骨住宅の現場へと確認に向かいました。

重量鉄骨住宅の上棟
重量鉄骨住宅の上棟

行ってみると、担当のコムさんはいないし、鉄工所の真ちゃんは忙しそうに電話をかけているし、変な感じ。。

なにかあったのかな?と思いながら近寄ると、

「大変なんです、鳶さんが熱中症で倒れてしまって!」

とのこと。

病院に搬送して点滴を打ってもらい事無きを得たので良かったですが、百戦錬磨の鳶職の職人が気をつけていたにも拘らず、倒れてしまったと聞いて、やっぱり私たちの仕事って厳しい職業だと改めて。

 

重量鉄骨の建物の上棟は足場を先行して組まずに行なっており、安全ネットや親綱を張って落下防止の処置はしてはいますが、屋根梁の上でもし意識が遠のいてしまったりしたらと考えてぞっとしました。

鉄骨住宅建前
鉄骨住宅建前

盆を過ぎて朝夕は涼しい風が吹き始めました、とはいえ、厳しい季節はまだまだ続きます。

私たちの事業の根幹を支えてくれている現場で作業する皆さんにはくれぐれも気を緩めずに、十分注意をしながら作業を進めてもらいたいと思います。

 

私も若い頃、足場も親綱もない高い梁の上を歩きながら、落ちたら死ぬな、と思いながらの作業をよくしていました。

「命がけの仕事って、どうなんやろ、」

と言う疑問を抱きながら。。

その頃に比べると現在の現場環境はずいぶん整備されましたが、それでも常に危険と隣り合わせの仕事だという事は本質的に変わっていないのかもしれません。

そして、建設業界と言うのはそんな厳しい環境の中働く人たちによって支えられているという現実も。

 

とにかく、

何が有っても絶対に落ちない。

という決意とともに臆病なくらいの安全対策を講じてもらいたいと思います。

ご安全に。

悪魔の実を食らう。

8月18日 晴れ。

お盆休みに週末がくっついて世間では例年よりも少しだけ長めの夏休みだった様ですがそれも昨日でおしまい。

今日からは終わり行く夏を惜しみつつ、忙しい日常に戻ります。

私といえば、富士山頂でもらって来た風邪が一向に良くならず、体調は思わしくないままでして、、

ここは一発汗をかいて治してみようと、昨日は日曜日の習慣である10km強のランニングに汗を流してみましたが、キツいばかりであまり効果が無かったようです。。。

方向転換して、少しおとなしく体調を整えようと思います。

 

さて、お題目はお盆の間にまとめておこうと取り組んでいた、私が主宰する勉強会のコンテンツの整理をしていてふと思いついた事、マンガネタです。(笑)

ワンピース
ワンピース

非常に有名なので名前くらいは誰もがご存知だと思いますが、『ワンピース』と言うマンガがあります。

いい年したオッサンが、子供達が熱狂するマンガに熱心に食いつく、というのもどうかとも思いますが、年代を超えてたくさんのファンを獲得しており、私も同年代の経営者の方に強く奨められて読んでみました。

ストーリーは簡単且つ乱暴にまとめると桃太郎と里見八犬伝を足した感じ。(笑)
主人公ルフィーが個性的な仲間を増やしながら、海賊王になる事を目指して冒険をして様々な困難を乗り越えて行きます。
表面上のストーリーはさておき、なかなか示唆や考察に富んだ内容で、読んでいてハッと気付かされる事があったりします。

その物語の中に『悪魔の実』というそれを食べる事で超能力を得る事が出来るコンテンツが出てきます。

主人公ルフィーもその実を食べて強くなる訳ですが、、

これ、

悪魔の実
悪魔の実

物語では極端かつ短絡的に悪魔の実を食べる→強みを持つと言う構図が展開されるますが、考えてみると、私たちが住む現実の社会のなかでも同じようなコトってあると思うのです。

全ての人はそれぞれに違いがあり、違うってことは独自性を持っているという事に他なりません。
そして、その独自性は見方によってはその人しか持っていない『強み』でもあるかもしれないのです。

ただ、自分の強みを見いだす為に自己の内面を深く観察し、掘り下げ、見出した特徴を強みにまで研鑽する事って誰にでも簡単に出来る事ではありません。

と言うより、そんな事をしなければならないと思っている人自体、あまりいないと思います。

しかし、たった一度切りの人生は誰のモノでも無く、自分自身のモノ。

主体的に楽しく、気持ちよく、そして自分が生きた事を価値ある時間にするためには、自分自身の良いところ、強み、自分に合っていることを発揮することに向き合って見るべきだと思うのです。

少しの努力が必要ですが、自分の心の奥にある『悪魔の実』を探し出し、勇気を持って食して見るべきだと。

自分が心の奥底に持っている悪魔の実を探し出し、食べてみることを意識すれば、その先の人生が大きく変わる可能性があると思うのです。

ちなみに、ワンピースの中では悪魔の実を食べると超能力を得る代わりに、カナヅチになって海で泳げなくなってしまいます。

強みに特化することって、何かを捨てる事が必要なのかも知れません。

 

私のケースで言うと、『コツコツの実』という悪魔の実を8年くらい前に食べました。

そのお陰で、『続ける』という強みを手に入れて、小さな習慣を続けることで人生を大きく転換する事ができましたが、その代わりに失ったものが、確かに有った気がします。

ま、失ったのは主に遊びの時間ですが、、まいいか、(笑)

 

私が毎月一度、主宰する職人起業塾という勉強会では、職人と言う括りの人だけではなく、それ以外の職種の方も含めて、仕事を通して人生をより良くコントロールするためのマインドセット、原則論に基づいた日本式マーケティングの基礎知識の習得と実践等と共にUSP、コアコンピタンスと言った参加者の強みを探しプロモートするお手伝いも行なっています。

ついでに、多彩なキャラが登場するワンピースの中のどのキャラが近いか、というワンピースキャラ分析もお手伝いしたりもしていますよ。(笑)

ちなみに、私は黒足のサンジらしいです。

こんな感じ、、

サンジ
サンジ

悪魔の実を食らってみようと思われる方、お気軽に高橋までお問い合わせください。

僕と平和の使者との3000日戦争。

8月16日 土砂降り。

雨雲
雨雲
すみれの社屋の3階には大きなテラスがあります。
8年半前、新築するときにイベント(主にBBQになってしまった、笑)等に利用してコミュニケーションを取れるスペースが欲しいと要望を出して設計してもらいました。
いつでもイベント事ができる様にと、雨の対策もバッチリで、テラス全体に大きな屋根がかかっています。
し、しかし、、
世の中はすべからず表裏一体、良い事は同じだけの良くない事を連れて来がち。
竣工当時からその屋根を支える梁は恰好の雨宿りの場所としてたくさんの鳩達が集まってきました。
テラスの屋根で憩う鳩の親子
テラスの屋根で憩う鳩の親子
鳩が集まる事自体、別に良いのですが、問題は糞。
鳩達が集まるのを黙認しているとあっと言う間にテラスのデッキは糞だらけになっていまいます。
これじゃ、たまらん。と思い、社屋が竣工してからの8年間、鳩が住み着かない様にあれこれと手を打って闘い続けて来ました。
鳩が嫌がるらしい、と言う噂を聞いて、CDをぶら下げてキラキラさせてみたり、
不吉や、といわれながらからすの模型?をぶら下げて来たり、、
それでもダメな時はホースで放水して嫌がらせをしてみたり、、
靴を投げつけて威嚇してみたり、、
とにかく、私と鳩たちは8年間に渡って長く厳しい戦いを続けてきました。
し、しかし、、
いろんな対策をし、その場では一旦解決を見る様になったと思いきや、実のところ彼らはひつこく、何をしても根本的な解決には至らず、忘れた頃にこっそりと帰って来ては、クルックー、とやり出します。
私としても、この不毛な戦いに嫌気がさして来たのが正直なところで、今日の様な土砂降りの雨の日などは、しゃーないな〜、と停戦協定を提案し、雨宿りを黙認する様になって来ておりました。
楽しそうな鳩の親子
楽しそうな鳩の親子
そんなある日、ふと気付くと夫婦の鳩があろうことか屋根の奥まった所に『家づくり』をしているのを発見しました。
おいおいおいおい、勝手になにしとんねん!
と突っ込んでみましたが、既に完成目前まで工事は進んでいる様子。
人様の家づくりのお手伝いをしている立場の私としては、そのしあわせそうな巣を破壊するという選択は非常に厳しいものでして、、
どうしたものか、と悩んでいるうちにあっというまに彼らの愛の巣は完成。(涙)
おまけに、あっという間にピーピーと言う声が聞こえ始め、なんと2羽のひなが孵ってしまいました。
それからというもの、親達はせっせとエサをとって来てはひなに与えはじめ、そしてその姿は、非常に微笑ましく、宿敵として闘い続けて来た私でも、ついにこやかに見守ってあげたいと思ってしまうほど。。。
で、結局、この度、私は8年半の長きに渡る戦いに敗れ、これから彼らが落とす糞の掃除を毎日やり続けるという条件を全面的にのむ事になったのです。。
ウッドデッキにて鳩の糞掃除
ウッドデッキにて鳩の糞掃除
愛の力は偉大。ということでしょう、、(苦笑)
そんなこんなでこのところ、毎日ウッドデッキを水洗いするという習慣が身に付いてしまったわけすが、毎日掃除してみると、これが意外に大した事無いものでして、、
今思うと、何故たったこれだけのことでムキになって彼らと不毛な戦いを続けて来たのだろうか?と必死になって彼らを追い払う事に時間を割いていた事がばからしく思えて来ました。
考えても見ると、毎日デッキ掃除をする習慣さえはじめから持っていれば、彼らとの諍いなどする事も無かったのです。
てか、愛犬チャックとは毎日散歩に行ってウンチを取ってきてるわけやし、、
昨日は終戦記念日。日本人が先の戦争に対する反省と二度と同じ誤ちを犯さない様に、不戦の誓いを新たにする日でした。
戦争が好きか?と聞かれて好きだと答える人はいないと思うし、私もモチロンその一人です。
なのに、ただ、一日に少しだけの掃除をするのが嫌なだけで鳩を攻撃し排除しようとしてしまう。
今更ながら自分の心の中に有る闇に気付き、愕然とする思いです。
スティービン・R・コビー博士は利益が相反する相手、意見が違う人に対して、闘い勝ち負けを決めるのではなく、お互いが勝つことができる『第三の案』を探し求めるべきだと言い残されました。
WIN-WINの考え方こそ、人の心を平安にするということでした。
奇しくも?鳩は平和の象徴。
末永く、彼らと共に仲良く暮らしていきたいと思います。(笑)

終戦記念日 広島にて。

8月15日 終戦の日 雨 広島。

もみじまんじゅう看板
もみじまんじゅう

ご先祖様が帰って来ているということで、一人広島まで墓参り(掃除)に。

今まで一人で行った事はありませんでしたが、天気も悪いし、娘は(一応)受験生ということで忙しいみたいやし、すみれママ☆も仕事が溜まっているとのことだったのでたまには一人で行くのもいいかと思い、行ってきました。

日蓮宗 国分寺
日蓮宗 国分寺

おじいさんの代までは広島市内だったので、本来親戚が広島にたくさんいてもおかしくないのですが、69年前と9日前、米軍によって投下されたリトルボーイという名の爆弾で一族郎党ことごとく灰と化したらしく、神戸に移っていた祖父以外、生き残る事が出来なかったようです。

雨宿り
雨宿り

ただ一人残っていた遠い親戚筋のおっちゃんも今では音信取れず、お墓の掃除、供養はもっぱら私の仕事になっています。

墓
高橋家の墓

(土砂降りの中)墓前に手を合わせて、今私たちがここにある事への感謝を唱えてきました。

 

大東亜戦争が終結して69年。

戦争を体験した方も少なくなって来て、今では遠い昔の出来事の様になりつつありますが、私が生まれたのは終戦後わずか22年後。

世界中を見渡しても最高レベルの自由と豊かさを満喫した暮らしを現在私たちが送れている事は奇跡的な事なのだと改めて感じると共に、先人の耐え難い苦労と血のにじむ様な努力に対して敬意と感謝の念を忘れてはならないと改めて感じる時間となりました。

 

感謝致します、ありがとうございました。

合掌。

 

おまけ、新幹線で広島駅に降り立つと駅の北側に出てしまいます。

北側の飲食店街にもみっちゃんなど、お好み焼き屋さんはあるのですが、勇気を振り絞って地下の連絡通路を南に渡ってみると、麗ちゃん、いっちゃんなど、地元でも人気のお店がキラ星の如くあります。

ま、どこも1時間待ちの行列ができてましたが、、(笑)

牡蠣お好み焼き
牡蠣お好み焼き

比較的行列が少なかった『おおい』ここも十分イケました。(^^)

Pizzeria Del Mare 〜オッサンの挑戦〜

8月14日 雨のち曇りのち晴れ。

東条の森 大蔵コース
東条の森

世間様はすっかりお盆休み。

私も今日は人並みにお休みを頂きまして、いつも仲良くして頂いている同業のK若旦那に誘って頂き灼熱の昼からスルーでまわるという過酷なゴルフへ、(笑)

曇ったり、小雨が降ったり、太陽が顔を出したりとめまぐるしく変わる忙しい天気でしたが、とにかく凄い湿気で蒸し暑い、、スタートしてすぐからすぐにへばってしまいました。

夕暮れの大蔵コース
夕暮れの大蔵コース

それでも夕方になり日が落ちると涼しい風が吹き、スコアも尻上がりに良くなりましたが、ラウンドを終えてみると、結局いつも通り。後の祭りでした。。

 

さて、お題は三木のゴルフ場の帰り、前から言ってみようと話題に上っていたお店に行こう!ということでK若旦那と一緒に行ったピザ屋さん。

 

Pizzeria Del Mare

Pizzeria Del Mare

5.0
石釜でピザを焼く森崎オーナー
石釜でピザを焼く森崎オーナー

なんと、このオーナーシェフは元々私たちと同業のリフォーム会社を経営されていた方で、ピザ好きの趣味が高じて自分で石釜を作って焼く様になり、それがエスカレートしてリフォームの会社を廃業し、本場イタリアに修行に行ってしまったという凄い人です。

で、少し前に帰国してピザの専門店をオープンされたのでした。

 

私たちと同年代の経営者のその勇気ある決断と凄い行動力には脱帽ですし、私たちの様な年齢になってもまだ全く新しい人生にチャレンジする事が出来るという勇気を頂いています。

新しいご商売はどうですか?

と聞いてみると、「飲食って大変ですよ。」との事でしたが、好きだったピザを焼く事はやっぱり楽しい様で、羨ましい気持ちになりました。

M崎さん、中年のオッサンの夢の実現、心から応援しています!

打倒チー○くらいの勢いで頑張ってください!

また行きますね!

本格エスプレッソは甘甘。
本格エスプレッソは甘甘。

本格的なエスプレッソも最高でした!

 

まず行動、そして習慣。

8月13日曇り

お盆休みもそろそろと本格化。

総社
総社

私は少しゆっくりめではありますが、溜まったままの仕事の残務処理など、ボチボチと仕事をしています。

昼からはお盆の真っ最中と言うのに良くこれだけ集まったなー、と感心してしまった、100人でのランチ会、神戸パワーランチに(久しぶりに)参加してきました。

今回はなんと!やり取りの真っ最中のお客様で何かとお世話になっている方が事務局の一員として参加されておりビックリ!

神戸の狭さを改めて感じてしまいました。(笑)

 

その後は人材コンサルタント会社の新しい担当者さんと打ち合わせをしたり、西宮警察署に届け出を出しに行ったりと全くもっていつもと同じ感じ、、

お盆を感じさせない一日でした。(笑)

 

さて、お題目は昨日のコーチングセッションで感じた事。

いつもの様に、「最近はどうですか?」という質問から、このところの振り返りへと入って行くのですが、ちょうど半期の決算が終わったところという事で、(遅っ)上半期の振り返りとなりました。

今年の初めは消費税導入前の駆け込み需要が有ったこともあり、ずいぶん忙しくさせて頂いたのですが、忙しいながらも昨年の決算につづき、2年前に目標として掲げた数値を守る事が出来ました、というご報告をさせてもらいました。設定していた数値と言うのは量ではなく質だったということで、忙しくしててもそれが守れたということで価値がある結果だったと。

かといって、毎回のコーチングセッションでその目標達成に向けて進捗の確認や戦略を練り直したりする事は全くなくて、実際、コーチとのセッションの中では目標を立てたのさえ薄い記憶となりつつありましたが、一昨年からその目標を達成する為の取り組みを地道にコツコツと積み上げて来た結果がやっと実ったので、一応ご報告ということです。

 

目標とは『目的を達成する為に段階を踏み、刻んで行く数値と時間の設定。』という風に私の中では定義しており、その数値を達成する為には、プランを立てて、状態を整えて、行動を積み重ねる。そしてその行動の結果を検証し続けることでプランを修正して行けば必ず達成出来るものだと思っています。

その意味では、目標設定の段階で決めた習慣を守るだけで出来て行く事ってかなりたくさんあるような気がします。

 

セッションの中で「目標達成が出来た一番の原因はなんですか?」

と、コーチに聞かれ、私が答えたのは、「やっぱり意識改革だと思います。」ということでした。

 

ヒンズー教の教えに、

『心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる』

という言葉がありますが、行動を習慣に昇華させる事で人格が変わるというのは言葉を変えると意識が変わる、という事だと思います。

今回、一つの目標を達成出来たからといって運命も人生も変わらないかも知れませんが、こんな小さな目標と言う階段を一段ずつ登って行く事で、人生の目的に少しずつ近づいて行けると思っています。

しかし実際に私が経験則として持っている、そして実際に心がけているのはこのヒンズー教の教えとは、少し違います。

『まず、行動ありき、そして習慣に落とし込むこと。』

今回の事も意識が変わったから結果が出たのか、というと決してそうではなく、結果にコミットして細部に拘った習慣を持った事で徐々に意識が変わっていき、それが奏功して結果が出たというのが本当のところです。

心を変える(意識を変える)にはまず行動、そして習慣というカタチをつくることが結果を出す近道であり、頭の中で考え過ぎて、こねくり回すよりもずっと効果的だと思っています。

まず、心が変われば、というヒンズー教の教えとは順序が違うように思えますが、これは結局サイクルで、一度まわり始めると、スパイラルを描く様にグルグルとまわると思いますので、結果的にはおなじ事なのかも知れません。

とにかく、行動なくして目標達成なし!ということだけはいつも心に刻んでおきたいと思います。

私的にアレンジしてみると、

『行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、意識が変わる。

意識が変われば、結果が変わる。

結果が変われば、心が変わる

心が変われば、人生が変わる。』

ってところでしょうか。

 

おまけ、スクスク育っているニャロ(仮称)

(おなかが減っている時だけ)ずっと私の後をどこにでもついてきます。(笑)

いつもつきまとうにゃろ(仮称)
いつもつきまとうにゃろ(仮称)

強みと価値のビミョーな関係。

8月12日 曇りのち晴れ。

屋根の台風被害の典型
屋根の台風被害の典型

まだ、台風被害の余波は広がっています。

お盆前に一仕事、と鉄骨の住宅のリノベーションの現場調査に伺ってみると、屋根の棟部分の笠木とスレート瓦数枚が飛んでなくなっておりました。

間取り変更や水廻りのリニューアル、外装のリフォームと盛りだくさんの見積り依頼を頂きましたが、取り急ぎこの部分だけでも大急ぎで修理しましょう、と提案をしてきました。

調査は念入りにしなければいけませんね。

 

さて、お題目は昨日の続き。

昨日のブログでは想いは顧客にしっかりと伝わっているか、いくらいいものを持っていても伝わらなければ誰も店には来ない。ということを書きましたが、備忘録としてもう少し掘り下げておきたいと思います。

経営に対する強い想いというのはその人なり、もしくはそのお店なりの強みにつながるものだと思います。

それが人に伝わって初めて「価値」となるわけですがこのつながりをきちんと持つというのは結構難しかったりします。
自分の強みはあくまで自分が思うところの強みであって他人の価値観における強みではありません。
その強みがいいものかかどうかはそれぞれ人の判断基準よりますし、他人にとって価値があるかどうかというのは残念ですが、自分が感じる強みと関係がありません。
そこを担保する為に買い手目線とか顧客目線とかを持て!とよくいいます。
確かにお客さんにとってのメリット、バリューがあるかどうかは非常に重要ですが、そこにばかり気をとられていては本当の『自分の強みを発揮』するというのは難しくなったりします。
迎合は魂を弱くすると思うのです。
じゃあ、どうすりゃええねん。
となってしまう訳ですが、その答えは、『本質に迫る事』ではないかと。
自分のもしくは自社の強みって思っている事は果たして本当にそれが強みなのか、表面上に見えてることではなく本質的な強みが他にあるのか。
顧客が求めているもしくは認めている価値っていうのは価格や見た目を重視しているのか?
自分自身が強みだと考えている事が結構的外れだったり、多くの人に受け入れてもらえる様に、と本来の強みではない部分に無理して注力してみたり、そもそも、強み自体に気がついていなかったり、、と言う様な事もあると思います。
そんな場合、マーケットとの整合が取れなかったり、始めては見たけど長続きしなかったり、同業他社と同じようなコトばかり後追いで取り組んでみたり、、と独自性を見いだせず埋もれてしまったりしてしまうことになりかねません。
USPやコアコンピタンスと呼ばれる様な事業の核となる部分がぼやけたままになってしまいます。
少し視点を変えて、表面上に現れている事象ではなくて本質的に持っている強みや価値を探し続けることによってその接点を見つけられると思うのです。
そしてそのどちらもが根本、原理原則に即しているものになれば、その接点を起点として商品を磨きプロモーションをかけるようにすればきっと強みと価値が業績に結びつくようになるのではないかなんて思っています。
昨日のラーメン屋さんの店主がこのブログを見られることがないかもしれませんが、私自身の身につまされることがあまりにもあったので少し書き残しておきたいと思いました。
本質的な強み、しっかり探し出したいと思います。
ま、一人でその答えを導き出すのって、難しいんですけどね、人様の意見に良く耳を傾ける様に心がけたいと思います。

 

想いは叶う。いや、その前に伝わってるか?

8月11日 台風一過、曇りのち晴れ

 

台風が過ぎた空

朝から現場へ。

ずいぶん昔から懇意にして頂いている輪太鼓道場の新装の着工、基礎工事中の現場、台風被害のお客様先、台風の合間に応急処置を施したビルの補修箇所の確認など、ガッツリと現場周りな一日となりました。

関西を直撃した台風の被害はなかなかのもので、メンテナンス担当の和田さんをはじめ、台風前、直撃中、そして今日とスタッフ総出で対応にあたりました。

残念な事に、私自信にも甚大な被害が、、

 

台風11号に無惨に倒されたゴーヤのグリーンカーテン
台風11号に無惨に倒されたゴーヤのグリーンカーテン

たわわに実り始めて、チャンプルにするのを今か今かと楽しみにしていたゴーヤのグリーンカーテンが強風でひきちぎられて無惨な姿になってしまいました。。。

 

ま、所詮人の力など大自然の威力には逆らえないってことなのでしょう、とりあえず実っていた実だけ炒めて頂く事にします。

 

ユンボと夏空
ユンボと夏空

お題目は今日のランチに訪れた、ラーメン屋さんでの出来事。

以前からオープンしていたのを知っており、一度行ってみようと思っていた御影のマクドナルドの隣にあるお店に行ってみました。

外看板に、こだわりの製法や素材について大きな字で長文を書いており、店主の意気込みみたいなものを感じていたので気になっていたのです。

で、食べてみると、イメージしていた通りの化学調味料無添加のラーメン独特の優しい、そしてパンチが効いていないスープでした。

私個人的には好きなタイプということで美味しく頂いたのですが、周りを見てみるとお昼時だと言うのに、私以外はノーゲスト。

食の安全で物議をかもしている隣のマクド○ルドは満席。

なんか、非常に残念な気分になりました。

 

この差の原因はたくさん有ると思いますが、一番私が惜しい、と思ったのはラーメンといえども、製法と素材に拘って、きちんとしたものであれば健康的な食事だという事がここでは全く伝わっていない、と言うことです。

ラーメンを食べ終えて、支払いをする際に(他にだーれもお客さんがいないので、)店主に聞いてみました。

「とても美味しく頂きました、ところで、化学調味料って使っておられます?」

まだ30代と目される店主は、

「外の看板にも書いてありますが、豚のげんこつと鶏ガラ、北海道産の昆布と煮干しを使って長時間煮込んでスープを作っています。」

との答え。

「そうですか、ところで化学調味料は使ってます?」

と再度同じ質問をしてみると、「使ってません」との事でした。

 

よくわかるんです、拘って、精査した素材と製法が自分の強みだと言うことは。

しかし、化学調味料をふんだんに使って塩分たっぷりのパンチの効いたスープを出すラーメン屋さんもキャッチーなサインの一つの手法として同じようなうんちくを書いているお店がたくさん有る事を考えると、その看板の文言を見る人からすると、

『ふつーのラーメン屋さんとの大きな違いは解らない』

となってしまっているような気がします。

老婆心ながら、というか私がそんなことを言う筋合いはなったくありませんので、このオッサンなにを余計な事いうてんねやろ、と思われると思いましたが、

「無化調(化学調味料無添加)と言うのは味がぼやけやすいし、パンチも効かない。そんなスープを出しているラーメン屋さんはそんなにたくさん無いんですから、そこをハッキリ、しっかりとアピールされた方が良いと思います。」

と、言ってその店を後にしました。

 

周りの競合を見た時に、ラーメン屋というセグメントではなく、国産の厳選された自然素材のみを使った安心で健康的な飲食店という括りにシフトする方が絶対に良いと思っての事ですが、伝わっているかどうかは解りません。

大将はただ、ラーメンを売っているのか、それとも安心と健康と美味しさのバランスが取れた食事を提供しているのか?

次に行ったときに、全くなんにも変わっていなかったら(おせっかいついでに)聞いてみようと思います。

ラーメン好きのオッサンとしてはせっかくいいモノを持って、頑張っているのにほっとけないです。(笑)

 

※毎月一回開催している『職人起業塾』ではマーケティングの基礎から、コピーライティングの基本的な考え方までをグループコーチング形式で行なっています。

このラーメン屋の店長の様な質問をされたいと思われる方は是非一度参加してみてくださいね、(笑)

 

おまけ、昨夜の設計チームのお疲れさん!会、なかなかの盛り上がりでした。

またしましょ。

すみれ設計チームおつかれさん!会
すみれ設計チーム@牛やとみた

日本の素晴らしさ、を今一度。

8月9日 台風接近中、大雨。

大型で強い台風の影響で朝から酷く雨が降っています。

風はまだあまり強くなっていませんでしたが、激しい雨に嫌な予感が、、

今日は予定を振り替えて事務所で待機する事にしました。

 

しばらくして、案の定お客様からの電話が続々となり始め、雨漏りで困っているとSOSの声が。

神戸市内のあちこちに散らばって作業をしている工務社員に次々に連絡を取って応急処置と漏水の原因のあたりをつけて台風が過ぎ去った後に補修工事が出来る様に、と指示をしまくりました。

 

私たちの様な地域に根ざした工務店の存在意義の一つに、このような緊急時の対応を行なう事で、地域の方々に安心して頂く。という事があると思っています。

私たちすみれの事業の目的は、モノづくりの作り手のしあわせを叶えながら、『建築の仕事を通して地域社会の安心、安全に貢献する。』という事ですから、はっきり言ってこんな時は私たちの出番です。

その事を良く理解して土砂降りの雨の中、走り回ってくれるスタッフには本当に頭が下がります。

感謝ですね。

 

さて、諸事情あって写真無しのブログの更新をしておりますが、お題目はその理由について。

実は(また、)ケータイを失っておりまして、、

富士登山からの帰りの新幹線で気がついたのですが、下山後のバスの中で落としてしまっていたのでした。

バス会社の連絡先を調べて、乗車時間と座っていた席を告げて探してみて欲しい旨伝えると、わずか15分程で電話がかかって来て、「ありました。」とのこと。

「助かりました、ありがとうございます。じゃ、送ってもらえますか?」

とお願いすると、当然の様に「分かりました、本日発送します。」と言って下さいました。

 

そんなこんなで、夕方に手元に返って来た訳ですが、これって実は凄い事なのではないか、と(いまさらながら)思ってしまいました。

世界中のどこの国に行っても、こんなに簡単に無くしたモノが返って来る事って無いんじゃないのかな、と。

少し前にネットの上で国連が発表した『民度』のランキングが話題になりました。

日本は堂々の1位で、2位はアメリカ。私なんかはどんな基準でランキングしたのかしら、なんて疑問に思ったりもしてましたが、結局、今回、私に起こった事が世界で一番民度が高いということの証明なのだと改めて理解出来た気がします。

ちなみに、そのランキング記事はこちら、

中国は後ろから二番目、日本は一位だ。中国の国民素質が我々を心配させる。何十年も世界ランキングで160番目以後、或いはびりから二番目だ。それに対し、日本の国民素質は30年あまりに渡って連続一位だ。

1 日本
2 アメリカ
3 フランス
4 オランダ
5 スイス
6 カナダ
7 オーストラリア
8 ドイツ
9 ロシア
10 ニュージーランド

159 東ティモール
160 スリランカ
161 メキシコ
162 北朝鮮
163 ウクライナ
164 タイ
165 コンゴ
166 アフガニスタン
167 中国
168 インド

http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-11948.html

このところ、海外に出張に行く事が増えた事もあり、ニッポンの素晴らしさに改めて感動してしまってます。(笑)

成熟した社会は私たちが世界の規範になって作り上げて行くってことなのか、とも。

とにかく、富士急バスさん、お世話をおかけしました、ありがとうございました、心から感謝致します。

心謝。

 

誠実×信頼×現場こそ命綱。

8月8日 曇り、台風接近前。

曇り空と海
曇り空と海

昨日までの富士山に続き、今日は新規のお客様宅の屋根に登ってきました。(笑)

曇り空
曇り空

瓦の色あせが酷いので塗装して欲しい、との事で、現在リフォーム工事中のお客様宅のお隣さん。

今にも雨が降り出しそうな空の下、なんとかもってー、と祈りながら2tダンプにハシゴを積んで現場に向かい、ギリギリのタイミングで屋根にの上る事が出来ました。

屋根に上がってみると、いわゆる平瓦で築15年くらい、部分的に傷んでいるところはありますが、塗装して保護する必要など全くない状態でした。

屋根からおりて、

「割れている瓦の交換と釘の浮、コーキングが切れている部分の補修で十分ですよー。」

とおきゃくさんに告げると、「せっかく塗ってっていうとんのに、そんなんでええの?」

との事、ありがとうありがとう、といたく喜んで頂きました。

 

後で聞いてみると、現在工事中の現場にその方が見に来て、「今来てはる工務店さんってどうなん?」と私たちの評判を聞かれていた様で、そのお施主さんが、「商売人とは思われへん、肝の大きな人やでー」と、言ってくれていたようです。

なんの事かというと、今回のリフォーム工事の工事範囲外だった少しの面積にフローリングを張りたい、という事になり、倉庫に眠っている在庫品で色が気に入ってもらえれば(少ない面積やし)材料は差し上げますよ、と私が言った事を大きく評価してくれたようでした。

ま、そもそもそのお施主さんを紹介してくださった、ご近所の大のお得意様が、「あんたんとこ、倉庫にフローリング転がっとうやろ、知っとうで、」と突っ込まれたという事もありますが、、(笑)

今日、屋根に上らさせて頂いたお宅は、簡単な補修工事をさせて頂く事になりましたが、築20年が近くなって来るということで、何かといろいろ直さなあかんし、相談に乗ってね、と言って頂きました。

紹介が、紹介を生み、しかもその紹介に、『信頼出来る』という言葉をつけて頂く事が私たちの様な地域密着の工務店が継続した事業のシクミ(マーケティング)を作れる根本だと思っています。

 

そして、その答えは現場にあり。

現場で実際に働く職人が一生懸命汗をかき、丁寧な仕事で結果を出す事が大前提。

 

次々にお知り合いを紹介し続けてくださるお客様にはモチロンですが、現場で信頼を裏切らない仕事を確実にしてくれるスタッフに心から感謝するばかりです。

今日もありがとうございました。

心謝。