宮大工のマーケティング論に学ぶ。

10月7日 快晴

今日も神戸はすこぶる良い天気。

しかもすみれ事務所は定休日と言うことで、あまりに気持ちの良い秋空に自転車で遠出をしてみたいなぁなんて思いつつも、残念ながら事務所に籠って電話番とデスクワークに励みました。(涙)

秋空
秋空

昨日は京都で職人的マーケティングの研修講師。

昨日は午前中の農作業の後、急いで事務所に戻りスーツに着替えて京都へ。

先月に引き続き、『FPの会』と言う建築会社の集まりの研修会に講師として呼んでいただきました。

参加されているお会社は皆さんそれぞれ真面目にしっかりと事業を行っておられる先輩経営者ばかり、正直、私のような若輩者が偉そうに教えることなど何もないはずなのですが、毎月自社で行っている「職人起業塾」で皆さんにお伝えしている、マーケティング理論の工務店に於ける実務への応用とわかりやすい解説を9つのステップにまとめて、ワーク形式でお伝えしました。

マーケティングという言葉の定義は受け取り方によって様々ですが、私の中では、市場調査や広告宣伝等のメディアの使い方ではなく、自然と売上利益が生じる仕組みづくりのことを指しています。

ドラッカー博士はマーケティングを、「一切の販売活動を不要にするもの」と定義付けました。

チラシや雑誌、TV、ラジオ等のメディアを駆使して集客をして、躍起になって売り込まなくても自然と顧客が集まってくれるような仕組みを作ることだと言っています。

 

未来を創るのは『人』と言う原則

そのために行うべきこととは、何も特別なことではなくて当たり前のことを当たり前にできるかどうかにかかっています。

その当たり前の事とは、私の解釈では、スティーブンコヴィー博士が「7つの習慣」の中に示された原理原則に則った経営や活動ができているかどうかだと思っています。

昨日の研修会でも、その辺のことを分かりやすい言葉に直してご説明したのですが、その中で1番私が伝えたかったのは、未来を作るのは人を育てるしかないということです。

種をまかねば、芽は出ないのは当たり前、『企業は人なり』と言う事業における大原則を考えたとき次の世代を担う人材を育てることこそ原理原則に則った経営の第一歩だと思うのです。

 

鵤工舎 小川棟梁のマーケティング論

研修会の中で、過日東京まで弾丸で聴講に行ってきた、鵤工舎の小川三夫棟梁の話を引用させていただきました。

私は大工上がりの経営者として、小川棟梁のお話は胸に刺さるところが随分たくさんありましたが、その中で私の中では宮大工のマーケティング論とも取れるお話がありました。

小川三夫棟梁は法隆寺の鬼とも言われた伝説の宮大工、西岡棟梁の内弟子から独立されて以来ずっと仕事を切らさず元請けの工事のみをやり続け、独自の徒弟制度を構築することで世にたくさんの大工を輩出して来られました。
今では押しも押されぬ日本一の棟梁と言って過言ではないと思っています。

宮大工も食えない時代になって久しいと言われる現代において卓越した職人集団を作り上げた功績は計り知れないのですが、その成り立ちを小川棟梁はその講演の中で、

  • 当初、仕事も無いし「嫁ももらえないこんな仕事はやめておけ」と西岡棟梁に断られた。
  • 食える宮大工でなければならない。
  • 若者をまっさらにして修行をさせることで技術を伝える事が出来る。
  • 若くて、賃金が安くて、一生懸命働く若衆がいるからやって来れた。

と言われていました。

(マーケティング論と言うには少し違うというご意見もあるかもしれませんが、)若い入職者を受け入れて修行させ、育てることで稼げる大工の集団を作ってきた事は、伝統文化の担い手を育てたにとどまらず、卓越した技術を若者に継承するという本質を磨くことによって売り込みをすることなく安定した受注を繰り返す、原理原則に基づいた経営手法であり私にとってはマーケティングのお手本のような存在です。

 

言うは易し、行うは難し、ですが、やらねばならぬ3つの事。

地域の中小零細工務店が、厳しい経営環境の中、世界一厳しいと言われる日本の労働法を守りながら、若い職人を育てるのは非常にハードルが高く、それなりの原資が必要です。

それを得るには、

■本質に磨きをかけ地域社会に必要な存在になること、(意図と力量)

■1つずつの現場で答えを出して顧客から圧倒的な信頼を得続けること、(誠実さと結果)

■そしてその存在を地域社会に広げ、知ってもらう事(認知と繋がり)

の3つが不可欠です。

言うのは簡単、実際に行うのは非常に難しい問題が山積ではありますが、在るべき姿から目を逸らす事無く、勇気を持って未来に向かって立ち向かうことが必要です。

 

共に学び、共に成長する。

そんなこんなで、昨日は小川棟梁の話と共に、ジェイエイブラハムのマーケティング理論やスティーブン・R・コヴィー博士が提唱された在り方の解説に織り交ぜて偉そうにそんなことを話させて頂きましたが、実際は私たちもまだまだ道半ば。そして、講師のご依頼を頂いてアウトプットする事、皆様のお話を聞かせて頂く事で逆に多くの気付きも頂く事が出来ました。
これからも志を共にする同業者の皆様と共に学び、共に実践しながら、明るい未来を創って行きたいと思います。

FPの会の皆様、前回に引き続き、この度もありがとうございました。

また20日、お会い出来る事を楽しみにしております、宜しくお願い致します!

FP京都 研修会
FP京都 研修会 杉浦社長のfbより勝手に拝借、スミマセン。。^ ^;

建築会社が農業に取り組む3つの理由。

10月6日晴れ

今日は絶好の秋晴れの下、朝から畑、岩岡のキャルファームさんにてスタッフと一緒に農業研修からスタート。

キャルファームにて農業研修
キャルファームにて農業研修

この季節、天気が良い日の農作業は本当に最高です。土に触れいい汗を流して気持ちの良いスタートを切りました。

おまけで、サンテレビのテレビクルーが地元の企業が農家さんとコラボして農業を社内研修に取り入れているのを不思議がって?取材に来られており、私も少しだけ、農業とは全く関係のない工務店がなぜ農業に取り組むのですか?と取材を受けました。

テレビの取材に慣れていない事もあり、あまりうまく話せませんでしたが、、(苦笑、)

キャルファームにて農業研修
キャルファームにて農業研修

建築会社が農業に取り組む3つの理由

ちなみに、私たちが農業に取り組んでいるのは3つの理由があります。

1つ目は、健康への意識。
健康は何ものにも代え難い財産であり、そして人の身体は食べるもので出来ています。
自分も含め、スタッフやその家族に体に良い食べ物を口にしてもらいたいという想いです。
とはいえ、現在行なっている月に2〜3回の農作業に行く程度で、食卓に並ぶ野菜を全て自家製で賄うことは不可能です。しかし、自分達で直接手をかけた無農薬の安全な野菜を少しずつでも食べる事で普段の食生活に対する意識は確実に変わると思っていますし、将来的には収穫量を増やしてある程度の自給自足が出来る様になればいいな、なんて考えています。

2つ目は、顧客のライフスタイルへのサポート。
自然素材の内装、地元産の木材利用そして電磁波のよる負荷を低減した健康に留意した住宅を提供する事業者として、お客様に対して建物だけではなく食べ物に対しての提案もできるようになりたいという想いです。私たちが提供するのは単なる住むための箱ではなく、そこで過ごす『楽しい暮らし』でなければなりません、年2回の収穫祭へ参加して頂くのをきっかけに安心で安全な食への意識を持ってもらえれて、健康に楽しく暮らすきっかけを持って頂ければと思っています。

3つ目は原理原則をスタッフに肌で感じてもらう事。
自立循環型の住宅と地域社会を目指して、原理原則に則ったビジネスモデルを標榜する事業者として自然の摂理を実際に体験することをスタッフと共有したいという想いです。種を植えねば芽はでない。芽が出たら中起こし(土を耕して空気を送る)をして作物が大きく育つ様に手をかける、そして収穫した作物は全て食べてしまうのではなく次に備えて種を残す。そんな日常生活の全てに当てはまるような当たり前のことを、農業というとても分かりやすい実体験を通して感覚に刻み込んでもらいたいと思っています。

しかも、それらを楽しくコミュニケーションを取りながら出来る場が畑ということです。

S__16842755

とてもいいご縁をいただいて、キャルファームの大西さんというプロの(先進的な)農家さんのサポートをいただきながらスタッフと共に無理なく農作業に関われることを本当に嬉しく思っています。

大西さん、いつも本当にありがとうございます。

キャルファームにて農業研修
キャルファームにて農業研修

ちなみに、(確か)取材の様子は来週水曜日の21時半のニュース番組で放映されるとの事でした。タイミングが私も合えば見てみたいと思います。

10月25日(日)はすみれ収穫祭!

そして、今月25日はいよいよ秋の収穫祭、普段御世話になっているお客様や協力会社の皆様、モチロンスタッフとその家族と一緒に、採りたての落花生を地元産の新米と一緒に昔ながらの本格的な竃で炊いて、とれたて野菜の味噌汁と一緒に大地の恵みを存分に味わっていただく計画です。

まだ、人数に余裕がありますので外に出るにはモッテコイの秋の爽やかな一日を畑で過ごしてみたいと思われる方はお早めにご連絡いただければと思います。落花生の収穫体験はなかなかできませんので、ぜひ子供たちに経験していただきたく思っております。

詳しくはこちら→https://www.facebook.com/events/894064153981049/

 

事業の目的は理念の体現

すみれの理念は『建築を通して地域社会に貢献する事』私たちが目指す建築とそれに関連する事業として、お客様そして地域の皆様に貢献できることを考えた取り組みは、少しずつではありますが確実に目指す方向に向かって歩みを進めております。

あくまで、私たちの事業の目的は、理念を体現すること。

その目的意識をスタッフとしっかりと共有して、建築の仕事、そして建築を通して『暮らし』に焦点を当てて地道な活動を続けていきたいと思います。

ブログの効果を検証するブログ@播州ブログ部。

10月4日 晴れ

今日(と昨日の)トピックス。

週の立ち上がり、月曜日は朝から京阪神木造住宅協議会の理事会に出席、午後の研修会に続いて、夜は以前お世話になった倉科先生による大阪でチームビルディングのワークショップに参加の予定と相変わらず慌ただしい1週間のスタートとなりました。

先週も連日連夜走り回り、ろくにベッドで寝た覚えが無く、昨日の日曜日はお休みを頂いてゆっくりとリフレッシュして、、

とするべきだったのですが、仲良くして頂いているダイシンビルド清水社長からのお声掛けで、大阪で行なわれた『夢の家フェスティバル』にエース大工ヨーヘーに木工教室の講師として参加してもらった事もあり(一応、笑)会場を覗いて、そのまま滋賀県和邇まで茶の湯のお稽古。夜は神戸を通り越して姫路に取って返して『播州ブログ部』なる勉強会に参加と、関西の東の端から西の端まで走り回りました。。。

「人生は短い、時間を目一杯使って今日やれることをやるべきや。」などと独り言をいいながら、、(笑)

画像は(ちょこっと立ち寄った、笑)イベントの様子。

エース大工、木工教室講師にて本気モード。笑
エース大工、木工教室講師にて本気モード。笑
清水社長、大工になる。
清水社長、大工になる。

『夢の家づくりフェスティバル』はとにかく大盛況でした。
よーへーくん、ご苦労さんでした、清水社長、大工として参加出来ずにスミマセン。。。

 

 

さて、お題目です。

独学での思い込みをゼロベースに戻すキャンペーン中。

実は、(密かに)今まで独学で学んだり、スタイルを作ったりして来た事を再度見直し、ゼロベースにして現在自分が持っているパラダイムが本当に正しいか(=原理原則に則っているか)を検証し直すキャンペーンを張っています。

その一環として、元社員であり、現在はすみれのWEB顧問&用心棒として活躍してもらっているゾロアスタ高橋君が主宰する『播州ブログ部』というマニアック且つ多彩な感性と価値観を学べる勉強会に先月から参加させて頂いてます。

以下は、昨夜参加したブログの勉強会での学びを早速実践に移してみた記事です。

 

ブログの効果性についてのブログ。

毎日更新を目指してこのブログを書き始めて、いつのまにか9年目に突入しております。

日々の気付きやその日学んだ事の振り返り、その時の心情の備忘録、スタッフへのメッセージやお客様への感謝の気持ちを表すなど、私がブログを書く目的は色々有るのですが、その中で最も重要なことは、実は『微力』を積み重ねる習慣を身につける事だと思っています。

ブログの中身、書く内容もモチロン大事なのですが、たまーにぽろっと書くブログがそんなに大きな効果を期待出来るとは思っておりませんで、毎日継続し続けることを見える様にしている事の方が私にとってはずっと重要であり、『何を書くか』よりも『どうやって書き続けるか』をまずは整えなければならないと思っています。

そんなことを思いながら長きに渡って続けて来たブログの効果性について改めて考えてみました。
18世紀の産業革命を越える大きな変化と言われる情報革命が起こっている真っ只中の今の時代、「情報発信に取り組んでみようかなー」と思いつつ、「ほんまにやる意味あるんかいな、」と疑問を持っておられる方の参考に少しでもなれば幸いです。

 

ブログを書く理由①:『三無い状態』の起業家の厳しい現状。@建築業

私たちのような神戸の片田舎で起業した社歴15年程度の若く小さな企業は、残念ですが経営資源といっても大したものを持ち合わせていません。

経営資源を表す指標を簡潔に、『ヒト』『モノ』『カネ』と言い表したりしますが、私たち起業家ははっきり言って潤沢に資本金を持っている大企業にどれを比べても何一つ勝てるものは有りません。(涙)
そんな大企業と全く違うフィールドで商売をしているのなら、「そんなの関係ないねー」と、さらっと流すのですが、残念な事に建築業界と言うのは日本全体で見てもメインの産業となる大きな市場で、規模の違いは有るにしても、住宅や商業施設を作ると言う意味においては大企業も中小零細も基本は同じです。そして、建築業界以外からも大企業が地域の小さなビジネスに着目して次々と参入して来られるのは近年加速するばかり。

少子高齢化による市場の縮小と合わせて、中小零細の工務店、リフォーム会社にとっては極めて厳しい状況であり、消費税増税が施行されて消費が萎縮、競争が激しくなる来年以降は存続の危機に立たされているといっても過言ではないと思っています。

 

ブログを書く理由②:起業家が誰でも(やろうと思えば)出来る事。

そんな何の経営資源も持たない私たちが出来る事といえば、『ほんの小さな事』であり、それを積み重ねる事しかやりようも有りません。

しかし、微々たる成長、成果でも毎日続けることで、複利計算が成り立つ様になると思っておりまして、その力を利用すれば、私たちを取り巻く厳しい環境も何とかなるのではないか?と考えました。

その一つがこのブログ。一日の振り返りを書き残す事によって、たった1/1000だけ毎日成長出来るとします。(実際それくらいはあるのではないかと思っておりますが、、)

どーゆー事かというと、、

1からスタートしてブログでその日の学びをアウトプットすることで翌日は、1.001の自分に成長しています。これを継続して行くと、翌日は1.002001の自分に、その翌日は、1.003003に、その翌日は・・・

この調子で10年間毎日続けたとしたら、、

ちなみに、1年間で、1.438812501になり、なんと1.4倍の自分に成長している事になります。

2年目は2.07639817に、二年間の継続で倍の力を身につける事になります。

ここからが複利の恐ろしいところで、成長は加速し始めるとまるで雪だるまのように次々と新たな展開を見せ始め、たった30分~1時間程度の時間を取って、頭の中を整理して情報発信を続けるだけで、8年と少し、3000日続けると、1だった自分の力はなんと!20.03541583となり、すぐにはイメージしにくいですが、20倍にも膨れ上がります。

20倍の『力』を身につけた自分って、凄い。(笑)

実際、8年間ブログを続けて来た成果はというと、この数年、採用した社員の殆どは、ブログからのご縁で面接に来られましたし、ブログのご縁で深いお付き合いになった友達、経営者仲間は数知れず、もちろん、仕事にも繋がって頂いたご縁も数えきれません。

ここ4年間はマス媒体による広告宣伝を一切やめても売上げ、利益を維持出来る様になったのも、毎日継続するブログを基点として、緊急性の無い重要な事にスタッフと共に取り組んで来たからに他なりません。
また、ブログを通して身につけた毎日継続する力を利用して、毎日5分の筋トレによる肉体改造にも取り組み、内蔵の疾患を完治させて、50歳で死ぬはずだった寿命を30年延ばす事にも成功しました。

たしかに20倍、凄い破壊力です。(笑)

 

まとめ:ブログの効果について。

私がこの8年間のブログの更新を通じて体験した同じ事が、誰の身にも起こるかどうかは分かりません。しかし、やってもやらなくても明日は全く変わらない事を毎日積み重ねる努力を続け、習慣に昇華させる事が出来れば、ブログ以外の様々な『緊急ではない重要な事』への取り組みへの敷居が下がるのは間違いないと思います。

煩雑な毎日を過ごしていると、つい、目先の事ばかりに囚われがちなのは決して私だけではないと思います。そんな中で、一日の終わりに少しだけ立ち止まって、その日を振り返る、または感じた事を書き残しておく事は、『本当に重要な事は何か?』を考える機会になると思いますし、未来を作る為の行動を起すエンジンになってくれると思います。

未来を作るのは、毎日の行動の中のほんの少しを『人生に於ける本当に重要な事』に時間を割く様に切り替えるしかありません。
問題解決は対処を繰り返すのでは無く、根本を正す。
成果という金の卵を手にするには成果を産むガチョウを育てるべきです。
日々、目先の緊急性が高いタスクだけに追われるのではなく、(実際、これも大事では有りますが、)勉強をして専門のスキルを高めるとか、運動をして健康になるとか、スタッフの教育に時間を割いてクレーム自体を撲滅するとか、本を読んで感性を高めるとか、習い事をして人間性を高める、といった、人生に於ける本当に重要な事=幸せな未来に繋がる行動は習慣の力を利用するのが不可欠だと思っています。

「ブログを始めてみようかな〜、」と思っている方が、をこの私の経験談を見られて、挑戦する心に火をつけられ、ブログを継続して更新する事で習慣の力の使い方を身につけられて、明るい未来を創るきっかけの一助となればこれ以上嬉しい事はありません。

とにかく、私の場合は人生観を根本から変える程の大きな効果が有った事は事実です。

長文にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。(笑)

那須社長、頑張って!

昨日の比良山
昨日の比良山

果報は『かけたし』で待て。(笑)

10月3日秋晴れ

漏水調査
漏水調査

爽やかすぎるほどの青空が広がった週末、残念ながら、私はあいからずお仕事ですが、午前中は台風や酷い風雨の際に雨漏りが発生すると御相談を頂いている海岸沿いのお客様宅に調査に行く事になっており、サイクリングがてら、自転車で向かいました。

仕事とはいえ、青い空にひんやりとした浜風、最高でした。(笑)

大蔵海岸
大蔵海岸

昼からは店舗や新築住宅の現場廻りと打ち合わせ。最後はお施主様と設計事務所の先生と青春を過ごした街、板宿にて3人で男飲み、いい時間を過ごさせて頂きました。

T様、T先生、いつもありがとうございます!

板宿商店街
板宿商店街

仕事=趣味=遊び?

と、仕事なのか趣味?遊び?なのか分からない1日、今日も機嫌よく過ごさせて頂きました。(^^)

そんな毎日を送っていても、合間にポロポロと電話が鳴ったりして、新しい案件やご紹介を頂くことがしょっちゅうあります。

私のケータイでは無くても、すみれ事務所には毎日の様に現場調査や見積りのご依頼があるようで、本当に有難いことでして、昨日今日も、とてもいいお話を数件頂いて感謝することしきりです。
お声掛けをいただきました皆様、本当にありがとうございます。

 

果報は寝て待つ?

広告や宣伝を 全くしていないにもかかわらず、このようなふんわりした感じで商売を続けていけるのは少し不思議な感じもするのですが、ふと頭をよぎったのは、「果報は寝て待て」という格言です。

私はどちらかと言うと人よりも睡眠時間が少ないともいますし、別にずっと寝ているわけではありませんが、必死に仕事を探し回って、売り込んで回るわけてもないのに仕事のほうから自然な感じでやってきてくれるというのはそんなことかなと。

いい言葉やなぁ。とつくづく思ってしまいました(笑)

また、同じような言葉に、『引き寄せの法則』というものがあります。
あと、『念ずれば花ひらく』も同じ様なものかな。

これらの言葉が本当ならば、「何もしなくてもいいやん」となりそうですが、世の中そんなわけはありません。

しかし、これらの格言や言葉があながち全くあり得ない話かと言うとそうでもない。

どこかにその境目があるんやろ、と考えてみたら、その本質は少しニュアンスはは違いますが『人事を尽くして天命を待つ』では無いかと思いました。

全くなんに原因が無いのに仕事が勝手にやってくる結果になる訳はなくて、その為の種をまくことを、ずーーーーっと続けている結果、やっぱりその種が芽を出すのではないかと思うのです。

出来る限り、やる事をやって、で、待つ。

そんな意識を持つ事が大事ではないのかと。

で、何を出来るだけやるかというと、『人の道』に叶う行動、そして選択を繰り返す事ではないかと思います。

『引き寄せの法則』も、『念ずれば花開く』もそれなりに種を撒いてなければ、そんなに都合のいい事ばかり起こる訳はないのではないかと思うし、(あくまで私見です。)世の中に神秘的な事、不思議な事、理屈だけでは片付かない事が山ほど有るのはよく認識をしておりますが、それらを全て違和感無く受け入れらるかというと決してそんなことは無く、私のような小市民的原理原則論者からとすると、アレンの『原因の結果の法則』が一番腹に落ちる訳です。

祈ったら想いが叶う、という与太話(失礼!)よりも、陰徳を積む事で人としての魅力がついて、信頼してくれる人が増える事で豊かな暮らしになるという理論の方がリアリティを感じてしまいます。(決して私が陰徳を積んでいる生活ばかりをを出来ている訳では有りませんが、、汗、)

とにかく、やれる事は全てやった、あとはいい知らせが来るのをジッと待とう。と思える様に日々を生き切る、精一杯の努力を重ねたいと思います。

 

『かけたし』の法則

ちなみに、自戒の意を込めて新入社員に伝えている人としての在り方の基本は『かけたしの法則』です。

  • か=過去と他人は変えれない。

–変えれるのは自分と未来。

  • け=継続のみが力なり。

–続けることで世界が変わる。

  • た=種を撒かずして芽はでない、花も咲かない

−人は自然の摂理の中で暮らしている

  • し=習慣が人格を作り、人生を作る

–良い習慣を身につけ、悪しき習慣を捨てる

 

若衆に人生にまっすぐ向き合え、という以上、自分自身も襟を正さなければと思う毎日な訳です。(笑)

とのかく、明日もいい事が有ります様に、(祈)

 

おまけ、明日は夢の家フェスティバル。エース大工、ヨーヘーが大工講師として参加してます。

お近くの方は是非お運び下さい。

夢の家フェスティバル
夢の家フェスティバル

LTVを見れば未来が見える。

10月2日 晴

 

秋空
秋空

昨日の昼から降り始めた雨は夜にはずいぶん激しくなり、夜中はまるで嵐の様相を呈しましたが、朝になると雨雲はすっかり晴れて少しひんやりとするくらい。気持ちのいい朝になりました。

振り子の法則ですね。(笑)

 

社内版職人起業塾の開催日

午前中、少し所用に出た以外は今日は一日事務所にお籠りで、設計事務所さんとの打ち合せや新しく導入する現場管理ソフト『ダンドリワーク』の運用準備と、実務に精を出しました。
夕方からは工務部スタッフにクラウドを使っての情報共有のレクチャーのあと、社内勉強会『職人起業塾』でLTVについての考え方を話し合い、実際の経験とそれぞれが普段気をつけている事、直近の現場ではどうだったかと言う振り返りをしてもらいました。

LTVとは、※ライフタイムバリュー=顧客生涯価値のこと。

ご縁を頂いた顧客が一生涯の間にどれくらいの売上げをもたらしてくれるかをしっかりと認識することで、目の前のお客さんへの対応は一生涯お付き合いすることを念頭において向き合う様にすべし、というマーケティングの基本中の基本です。

社内版職人起業塾
社内版職人起業塾

 

金無し、人無し、学無し、の創業時代。

創業当初、文字通り徒手空拳、なんの経営資源も持っていなかった私は、一度知り合って、仕事でお付き合いした方は二度と離れられない様にと必死になって自分が出来るあらゆる事を提供しようと心がけていました。

大工工務店の代表である自分が自ら現場で働き、真摯な顧客対応をして、誠実な費用を貰い受ければ絶対にお客さんに受け入れられるだろう、というぼんやりとした、希望的観測にも似た感覚は少しずつ顧客の数が増えて行くに従って、確信に変わりました。

しかし、少しずつスタッフが増え全ての現場の隅々までの管理を出来なくなって来た頃から、2〜3人で営業していた頃には考えられないような失敗や顧客からのクレームをもらう様になりました。

その度に、「オレたちが得るべきは目先の金じゃない、お客さんからの信頼や!」と叱咤して採算を無視して全てやり直す様に指示をして来たのですが、当たり前では有りますが、ささやかな利益はすぐに消えてなくなっていきました。

忙しくなればなるほど問題は増えて、しかも全く儲からない最悪の状況の中、大工の人材としての育成を根本、性根からやり直さなければならない事を痛感したのをまるで昨日の様に覚えています。

 

現場顧客満足のつくりかた。

今日の社内勉強会では、顧客の信頼を得る為には現場でどのような事を心がけるべきか?と言う問いと共に、直近の現場でそれがしっかりと実践出来たか?を工務スタッフに訊いてみました。

信頼を得る為に工期を絶対に守る。というエースの言葉に、不具合を見つけたので工期を延長させてもらってでも、自主的に手直しをさせてもらった、というスタッフもいたり、工事とは関係のない古い家具の修理をしたらとても喜ばれた、と胸を張る者も。

普段、スタッフにLTVについて考えろ!と言うような事は言わないですが、改めて訊いてみると皆がそれぞれ、現場で顧客に満足してもらえる様に、工事を終えてからのお付き合いを気持ちよく出来る様に心を砕きながら作業を進めている事が良く分かりました。

 

あたりまえの積み重ねが未来を創る。

とはいえ、こんな事はあたりまえ。

決して、「どうだ!こんなに親切やろっ」と胸を張ることなく、謙虚な気持ちを忘れずに当たり前の事をあたりまえに淡々とこなしてくれさえれば、自ずとお客様からの、そして市場からの支持を得られる様になると思っています。

兎にも角にも、企業は人なり。

スタッフ全員の力で未来を切り開いて生きたいと思います。

みんな、たのむよー。(笑)

 

明日もいい天気になあれ。
明日もいい天気になあれ。

神戸ラーメン紀行Vol.131

10月1日 曇のち雨

 神無月のお朔日
神無月のお朔日

神無月のお朔日

朝は毎月の習慣、愛犬チャックとお散歩がてらにお朔日参りに近くの総社へ、

今年も9月まで、1年の3/4を無事に送れて、第4四半期を迎える事が出来た事への感謝と、残りの3ヶ月も宜しくおたの申します、とお願いに。(また、)お賽銭を忘れてタダでお願いしてしまいました。また機会を見てお賽銭だけ納めに行こうと思います。(笑)
総社は秋祭りの櫓組みの真っ最中、秋本番を感じる朝となりました。

キタの町並み
キタの町並み

 

カリスマの慎重な姿勢

昼からは大阪へ。

TOTO大阪ショールームの研修ルームにて新住協関西支部の研修会に設計スタッフみまっちと一緒に参加してきました。

今回はなんと!断熱のカリスマ、元室蘭工業大学教授の鎌田理事長に来阪頂き、断熱と気密についての最新の情報を交えた講義を聞かせて頂き、住宅の性能を測る計算ソフトの精度を上げるバージョンアップの細かなデーター分析から始まり、関西に合った断熱機密の施工方法についてのお話は床断熱を見直してははどうかという斬新な話まで多岐に渡りました。

鎌田先生の講義の中で印象深かったのは、すべての施工方法、材には『一長一短』あり、また地域によって条件が変わることから、あまりに細かな現象にこだわりすぎると、『論理矛盾』を引き起こすことがあったりと、必ずこれが正しいと言う答えはなく、必要なのは『検討項目を全て並べて判断する事だ』と、さすが日本の気密断熱業界を理論と実践の両面で長年牽引されてこられた方だけあって、慎重かつ的確な見解を示されました。

本日は非常に勉強になりました。鎌田先生ありがとうございました。

鎌田理事長講義
鎌田理事長講義

研修会が終わって、懇親会の場でもずいぶんとレクチャーをいただき、まだまだ試行錯誤することは山ほどありますが、ずいぶんスッキリした気分になることができました。

懇親会、二次会と盛り上がり、〆は清水支部長といつものラーメン、なんと(よくあることですが、)1日に2杯のラーメンを食べることになってしまいました。(笑)

そんなこんなで、9月の振り返り行ってみたいと思います。(笑)

 

神戸ラーメン紀行vol,131

マメにアップしなければ、と思いつつ、またまたひと月分溜まってしまいました。。。

それでは、お楽しみ下さい。(笑)

ホッポ屋本店 コテ麺上 820円
高橋 剛志さんの写真
本店の力を見せて頂きました!ひと味違うとはこのことね。っていう一杯。
 集大成 中華そば 500円
高橋 剛志さんの写真
国道2号線像に出来た新店、結局究極は醤油の中華そばってことか?
もうちょっと集めてもいいと思いました。笑

 

横浜家系 三ノ宮商店 ラーメン 硬め、普通、普通 680円
高橋 剛志さんの写真
北野坂に出来た新店、家系って店名にすることも無いと思うけど、、
神戸で受け入れられるか注目です。

 

居酒屋しゃらんべ 麻婆餡かけ麺 680円
高橋 剛志さんの写真
これ、ラーメンか?と言う疑問が残る一杯。
ま、担々麺のようなもの。笑
漫天兄弟 漫天ラーメン 800円
高橋 剛志さんの写真
京都の九条だったか、で飛び込んだお店、正直ヒットでした!
リピートします。笑
 とりひめ 博多焼きラーメン 730円
高橋 剛志さんの写真
焼鳥居酒屋での〆の一杯。焼きラーメンって珍しいけど、、まーいけました。笑

 

薩摩地鶏わげんや 鶏ガララーメン580円
高橋 剛志さんの写真
三木の地鶏専門店の〆の一杯、あっさりして最高の出汁が出ていました。
大林会長、ゴチになりました〜。
 哲家ラーメン 哲家ラーメン 550円
高橋 剛志さんの写真
すこし前から気になっていた新店、コスパは非常にいいが、スープが少しぬるかったような、、名前が気に入ったのでもう一度行ってみます。笑
チムジルバンスパ神戸 韓国冷麺 780円
高橋 剛志さんの写真
今年の食べ納め、になる予定。本格派のコシのある麺でした。

 

 魂心家 631ラーメン 930円
高橋 剛志さんの写真
ラーメン王国になりつつ有る静岡にて人気の家系らーめん、鉄板の黄金律は海苔6枚、チャーシュー3枚、味玉1個、との事。ちなみに海苔はご飯に巻いて食べるんですと。^ ^
ラーメン桜井 屋台のラーメン 800円
高橋 剛志さんの写真

むかしーから有りますが、今も健在、明石駅南の屋台。昔ながらの中華そば、結構イケます。
この時期には最高っすね。

金虎ラーメン トマトチーズラーメン 750円
高橋 剛志さんの写真
ご近所の新作をチェックしてみました。残念ながら、塩辛すぎてせっかくのトマトがいきてまてん。

 

 タイ食堂みうら屋 タイグリーンカレーラーメン750円
高橋 剛志さんの写真

スタッフと一緒に大阪駅に降り立ったのでおススメの一杯をごちそうしておきました。
少し味が変わっていたけど、、ま、許容範囲かな。

博多ちょうてん バリコクトンコツラーメン 870円
高橋 剛志さんの写真
博多駅筑紫口から歩いて10分くらいのところにある人気店の関西出店(だと思う)本場のスープと変わらぬレベル、イケました。(笑)
今回はここまで、ごちそうさまでした。(笑)