人が健康になる内装仕上げ?@焼き鳥は炭火がうまい理論。

平成30年10月19日 秋晴れ

決戦の金曜日

爽やかな秋らしい天気が続きます。明け方にパラパラと通り雨が降り、空気中のチリやホコリを洗い流してくれた雨上がりの朝、海沿いの道をサイクリングしたら最高やろなー、なんて妄想しながらも今日もガッツリ建築実務の1日。ハーレーダビットソンみたいな単車に乗ってる人みたい、と揶揄かお褒めの言葉か分からない感想をお客様に頂いた作業服を着込んで午前中は台風直撃以来に繰り返してを焼いている工場の雨漏り原因の調査にホースリールと高圧洗浄機を積み込んで向かいました。今日こそは原因を全て突き止めてケリをつける!と気合いをいれただけあって、2箇所の漏水箇所を特定して決戦の金曜日に勝利した気分で意気揚々と引き上げてきました。

大工の日。

昼からはロケーション抜群の海沿いのマンションを購入される予定の方のお宅にプランナージュンちゃんに同行して現場確認とご要望の開閉式間仕切りドアの収まり等、大工としてのアドバイス等々、その後はすぐ隣のこれも更に海が一望出来る一戸建てのリフォーム現場に立ち寄って現場の搬入経路等の再確認を済ましてから、見積もり提出後、即工事のご依頼を頂いた三ノ宮の公益社団法人の事務所にて詳細の打ち合わせと日程調整、夜はUXデザインを共に学ぶXデザイン学校の研究生チームと大阪本町のTHE DECKのコワーキングスペースにてそろそろまとめに入らなければならないサービスデザインのMTGと息をつかせぬスケジュールをこなしました。忙しいのはホンにありがたい事です。(^ ^)

怪しげでおかしな提案。

さて、お題目はまた怪しげな理屈を持ち出して、おかしな事を言ってると思われるかも知れませんが、最近、私がオススメするだけでは無くお客様からのオーダーも非常に増えている断熱塗料を内装材に使用する場合に、付加価値というかというか、おまけとして説明している効果効能の件です。今年、日本エコ大賞を受賞したセラミックを使った断熱塗料は宇宙開発機構JAXAと共同開発されている最先端と言っても過言では無い建材で、以前からその存在を知っていた私もあまりの人気の高まりに再度、販売代理店さんに赴いて実験を見たり、性能を担保する理論を聞かせてもらったり、臨床データーを確認したりと勉強をし直しています。コップの外側に断熱塗料を塗り、中に氷水を注いでも一切結露が起こらないのはセラミックの特性を最大限発揮した温度を表面で一瞬にして同化する性能だと納得した結果、外壁に使うのも良いですが、実は結露が起こりやすいマンションの北側の部屋の内装に使うのが正解だと考え、エコカラットや珪藻土などの調湿で結露を起こりにくくするのとは全く違うメカニズムで結露を抑える事ができるとお客様に説明をしています。

相対湿度に関係なく確実に結露を止める仕上げ材

結露は室温と相対湿度の関係で、窓や北面の壁など躯体の温度が低く露点になる部分に起こります。調湿建材と呼ばれるものは室内の湿度を結露が起こりにくい値にコントロールする事で結露の発生をコントロールしますが、この断熱塗料は湿度と関係なく塗膜の表面温度が絶対に露点に達する事なく、室温と同じ温度に断熱するという優れた性能を持っており、湿度のコントロールはさておきですが、結露、そこから派生するカビの発生を抑えたい人にはもってこいの施工方法と言えます。で、そこで気になるのは結露以外の影響についてですが、全くの自然素材では無いので有機材への懸念についてはVOCの計測で通常使うF☆☆☆☆の建材よりも低い空気濃度のエビデンスもあり、おまけに、セラミックが発すると言われている遠赤外線による体内温度を上昇させる効果も実験で計測されているとのことです。

人が健康になる?焼き鳥は炭火がうまい理論。

この部分については実際に住んで見てもらわないとなんとも言えませんし、効果効能を保証するものではありませんが、遠赤外線といえば炭火、炭火焼きに拘った焼き鳥屋を長年経営していた私としてはガスや電気で表面から焼く焼く鳥と、炭火の遠赤外線で焼き鳥では味に雲泥の差があり、それは遠赤外線が表面からではなく焼き鳥の芯に直接熱が伝わるからだと実体験で解釈しています。そう考えると遠赤外線を発するセラミックで内装を仕上げるとそこにいる人の体内の芯に熱が伝わり中からほっこりと焼ける、訳ではありませんが、温まって体内温度が上がるのもそんなにおかしな話では無いと思うのです。美味しい焼き鳥の理論を住宅の内装仕上げに持ってくる事に対する賛否はあると思いますが、メーカーには東京工業大学と検証した実際の実験データーもあり、学生を検体にしてクロス仕上げの部屋に比してセラミック塗料で仕上げた部屋にいるだけで腸内温度が3度上がっている検証結果を見せてもらいました。ガンをはじめとした病理に打ち勝つ、人間の免疫を高めるには体温をあげるのが非常に有効だというのは今時常識になりつつあることを考えれば、焼き鳥理論を内装仕上げのおまけ程度に試してみる価値は十二分にあると思うのです。「おいおい、何を焼き鳥と家づくりを混同しとんねん、」と思われた建築関係の皆様、是非ともご意見を頂ければと思います。コメント、メッセージお待ちしています!(笑)

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忙中閑あり。

平成30年10月18日快晴

明日は週末。

東北への出張から帰ってきて出社してみるとあっという間に週末がすぐそこに迫っており、1週間がかくも短いのかとぼう然としながら朝からパンパンに詰まった予定をこなしています。台風からこっち、秋のリフォームシーズンの繁忙期と言うこともあり、毎日が分刻みの予定で埋まっており、スケジュールをマネジメントしていると言うよりは、スケジュール帳にこき使われているような気がしてなりません。タイムマネジメントこそが人生を決定するというのに、こんなことじゃだめですね、、(苦笑)

ポカリと空いた時間。

ただ、今日は昼からの打ち合わせが諸事情があって1件キャンセルとなり思いがけず時間に余裕ができました。とはいえ、別に暇なわけじゃないし、たまってる仕事はワンサカ、お待ち頂いている先も溜まってあるので結局事務所に帰ってデスクワークに励んだだけの事ですが、なんだか少しだけ心に余裕ができて午前中に医院の改装工事のご相談に伺っていた垂水商店街で遅めのランチをとった後、(妻の誕生日だと突然思い出したし、苦笑)いつになく通り掛かりに買い物をしてみたりと意識したわけではありませんが、いつもと少し違う行動パターンをとってしまいました。

忙中閑あり。

忙中閑ありと言う古い言い回しがありますが、日々、仕事に追い回されるような煩雑な日常を過ごす中にも、ほんの少しの時間の余裕があるだけで気持ちがぐんと楽になったりするものだと最近になってとみに思うようになりました。人生は緊張と緩和の連続であり、緊張ばかりでは持たないし、緩みっぱなしではダメ人間になってしまいます。世の中はすべからず表裏一体と言う原理原則に沿った当然の事なのかもしれませんが、忙しい中にも心のゆとりを持つ時間を少し意識することで緊張も緩和も質が高まるのではないかと思った次第です。

モノの提供ではダメ。

現在、(というか、3年目)私はUXデザインを学ぶ研究生としてXデザイン学校の大阪分校に毎月通っているのですが、そこでの今年のテーマは「豊かな暮らし」を実現するサービスデザインとなっています。そのテーマを建築の観点から見ると、建物のロケーションやデザイン、使い方等で豊かな暮らしを表現しようとしてしまいがちですが、同じ建物で暮らしていても豊かさを感じるかどうかは人それぞれであり、決してハード面だけで豊かな暮らしを提供することはできないというのがUXを学ぶ上で私が強く感じたUXを建築に落とし込む前提条件です。

緊張があるから緩和が浮き立つ。

人生は一瞬の時間の集積であり、暮らしとは即ち一定期間を括った時間の事でもあります。時間のマネジメントを建築計画と一緒に考えることが「豊かな暮らし」を提供するには必要ではないかと、シャッター街になりつつありながらもそれなりの活気を保っている垂水商店街の古ぼけたお店で店番をしながら談笑する人や、店員さんたちと話しながらのんびりと買い物をする人たちを見て、「なんとなくいいな」と感じたのに釣られて自分自身もそこで買い物をしてみてぼんやりとした「豊かさ」を感じることが出来ました。それも日常ではなく、非日常だからこそ感じるのかも知れず、忙しい緊張の時間とメリハリのあるゆったりとした緩和の時間を切り分けつつも両立することでそれが浮き上がるのではないかと思った次第です。

コンセプトを事業で実現する。

具体的に建築の提案にこの考え方を落とすとなれば、例えば朝、ミルでコーヒー豆をゆっくりと挽いておいしいコーヒーを飲める時間を持てるように、通勤時間を割愛できるワークスペースが一体になった住宅、若しくは働き方を建築の計画と一緒にする事や、自宅でリモートワークをするとプライベートとの切り分けが難しくなるのを解消出来るようにオンオフをスパッと切り替える事が出来る離れがある間取りの提案などになるでしょうか。「家は建ててからがスタート」というコンセプトを掲げているすみれでは建物を作るのではなく、暮らしを作る事にシフトしようと現在鋭意奮闘中で、そのコンセプトを事業に落とし込んで、社員大工による無料の巡回メンテナンスや定期的な建物診断、また、暮らしを豊かにするヒントを得てもらえるようなイベントを毎月開催したりしております。でも、まだまだ建築だけの提案では片手落ちだと日々反省する事しきりで、その突破口をUXデザインを学ぶ事で見つけれれないか、と模索を続けています。そんな私としては「忙中閑あり」という概念が豊かさに繋がるのではないかというのはちょっとした発見で、今後のサービスデザインを考える上で深く掘り下げたいと思った次第。日々勉強は続きます。。

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読書の秋と聖地巡礼@平泉

平成30年10月17日 曇りのち晴れ

仙台から帰神。

昨夜は東北出張のシメに、仙台でデザイン工務店としての認知と地位を確実に固めつつある有力工務店、株式会社スタップの大川社長にお付き合い頂き、同年代の創業経営者として今後の展望というか、事業継承をどうするのか、後継者の選定をどのように行うのかと引退後の事業の着地へのステップと考え方についての意見を交換、熱く語り合いながらきらびやかなお店で夜遅くまで痛飲。そして夜中に締めのラーメンと、楽しくも色々と考えさせられる、また為になる時間を過ごすことができました。大川社長、本当にゴチになりました、ありがとうございました。
そんな余韻を引きずりながら今朝は仙台駅前のホテルで目を覚まして仙台空港から(神戸に飛ぶと思っていたのに!)伊丹へと飛んで、帰神というか出社、なんとか予定していたMTGに間に合いました。相変わらず詰めが甘いというか、ギリギリの生活です。(笑)

矢のような催促。。

さて、今回の東北出張では仕事としての講演活動の他に、ついでというにはあまりにも盛り沢山で充実しすぎる程、あれこれと詰め込んでみましたが、高橋克彦作品にのめり込んでいる私としては聖地巡礼の旅は実はまだまだこんなもので満足出来るものではなく、津軽、十和田湖や太閤秀吉に最後に喧嘩を売った男としてその名を馳せる九戸政実が果てた九戸城跡など、行きたいところはてんこ盛りで、当分、私の東北、陸奥熱は冷めることがなさそうです。(笑)
そんな(仕事のついでに)平泉、中尊寺、江差藤原の里への聖地巡礼を果たして興奮覚めやらぬ中、出社してパソコンのメールをチェックしてみると、隔月で発行しているニューズレターのコラム寄稿の日限が過ぎていると苦言のメールが目に飛び込んできました。他にも、雑誌に掲載してくれる企業紹介の原稿も期限を過ぎていると苦言を呈されていたり、見積書が来ないと電話がかかってきたりと、彼方此方から矢のような催促。。やっちまった、と大いに反省して、躍起になってよる夜遅くまで原稿の執筆他、実務に勤しむことになりました。。
そんなバタバタの中で書いたこの秋の高橋コラム、ニュースレターに先行して以下に転載しておきます。読書の楽しみ方が倍増する聖地巡礼の旅、本当にお勧めします。(笑)

読書の秋と聖地巡礼@平泉

気がつけば今年もあとわずか2ヶ月ほどになりました。異常と思えるほど厳しかった今年の夏の暑さもすっかり忘れさり、近頃は朝夕の冷え込みに冬の足音を感じる今日この頃、気温の上下が激しい季節の変わり目となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。夏には夏の、冬には冬の楽しみがあるのが日本に住まう素晴らしいところ。秋は夜長を楽しむ読書の季節ということで、私は多くの書籍を買い込んで夜毎に遠い世界、悠久の歴史に想いを馳せています。最近の私の流行は高橋克彦さんの陸奥を舞台にした歴史小説でして、陸奥4部作を全て読了して平安時代から太閤秀吉による天下統一までの長い日本の歴史の中で蝦夷と呼ばれ、中央政権から一線を画した立ち位置で独自の文化圏を築いてきた人達の繁栄と滅亡を繰り返した物語にのめり込みました。

特に、最も心を打たれたのは「火怨」という作品で東北のヒーローであり、大阪、京都にも深い関わりがある阿弖流為が、最終的には絶対に勝つことができない朝廷という巨大な敵に対して、策を練り繰り返しの侵攻を退けた後に、蝦夷の首領達と無理やり反目し、わざと朝廷側に寝返らせて領地の安堵を得させた後に、初代征夷大将軍に任じられた坂上田村麻呂に自ら首を差し出し、自らの命と引き換えに蝦夷の地をを戦火に巻き込むことなく、蝦夷の民を守った姿にはすっかり心酔し、リーダーかくあるべきと、在り方を学んだのを皮切りに他の高橋克彦作品を読み漁ることになりました。

蝦夷の歴史の中で最も栄華を極めたのは、源義経を庇護するなど、歴史の表舞台にも度々登場した奥州藤原氏です。その繁栄の象徴として今も遺されている平泉、中尊寺の金色堂はその昔、黄金の国ジパングと異人に言わしめるに相応しい豪華絢爛、当時の工芸、建築の粋を集めて建てられたもので、建築を生業としている私は以前から一度は訪れてみたいと思っておりました。しかし、東北、岩手県は遠く、これまで見に行く機会を作れずにおりました。この度、高橋克彦作品を読み進め、NHK大河ドラマにも取り上げられた奥州藤原氏の繁栄と滅亡を描いた「炎立つ」の最後に金色堂の金色堂の須弥壇内に藤原清衡、基衡、秀衡、泰衡の四代に渡る遺体と首級が安置される一節を読んで、金色堂は煌びやかに美しいだけの建物ではなく繁栄と滅亡を今の世に伝える敗者の棺なのだと強烈な興味を持ち、当時から1000年近く経った現代にその姿を実際に見ることが出来ることが奇跡に感じられました。

「思いは招く」とよく言われますが、そんな陸奥へ行ってみたいと想いを募らせていたら、なんと、仙台のメディアの方から突然連絡があり、震災復興が落ち着いて、消費税増税に戦々恐々としている石巻の工務店向けのセミナーを開催するので震災後の消費増税を経験した工務店の代表として講師役で登壇してほしいとのオファーがきました。渡りに船とはこの事で、旅費をセミナー主催者に負担して貰えるという幸運に恵まれて、この度、念願叶い奥州平泉・中尊寺に聖地巡礼の旅に行ってきました。実際に訪れてみると小説を読んで頭の中で思い描いていた、陸奥の山深い風景に開けた平野を見下ろすように、堂塔40余、僧坊300余に及ぶ壮大な伽藍を造立したと言われる中尊寺の圧倒的な存在感を肌で感じることができました。そして、夕暮れ、凛とした空気が漂う中で目にした、奥州藤原氏滅亡から500年経って彼の地を訪れた松尾芭蕉の銅像と歌碑に刻まれた「夏草や 兵どもが 夢の跡」「五月雨の降り残してや光堂」の二つの俳句は小説の中の悠久の歴史ロマンの世界を十二分に堪能させてくれました。

せっかく今は読書の秋、もう一歩踏み込んで小説の舞台を実際に訪れる聖地巡礼の旅に出かけられては如何でしょうか、今よりも格段に読書が楽しくなるのを請け負いますし、強くお勧めします。

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消費税増税の荒波を乗り越える「理論×実践」「概念×事例」@石巻

平成30年10月16日 曇りのち晴れ

石巻にて。

今日は東日本大震災後に訪れて以来の宮城県石巻市に来ています。震災復興も漸く一段落、仮設住宅に住んでいた被災者がほぼ定住先の住居に移られたタイミングで、来年の消費税増税を迎えることになり、ダブルで需要の先食いをやりきった後の先行きの不透明感に苛まされている石巻の工務店さんたちが、一気に需要が冷え込むのが確実視されている来年以降の経営に対するヒントを求めて20年前に同じ状況を味わったであろう神戸の工務店の話を聞いて見たい、と言われた事がきっかけとなり、今回、私にセミナー講師としてお声がけを頂きました。石巻駅から会場へ移動するタクシーの車中から見えたのは全く人気のなくなった仮設住宅の残骸と田んぼの中に作られた新しく建った住宅が並ぶ団地群。解体を待つ仮設団地の寒々とした佇まいは昨日、平泉で感じた栄枯必衰の理に通じるものがあるような、復興需要で忙しかった工務店さん達の焦りの象徴のようにも感じました。

同じ立ち位置、同じ職業。

グラスウール断熱メーカーのワンワールド社、住宅性能は窓から考えるべきと訴えるYKK AP社、設備機器だけではなくHEMSを活用して家電も車も丸ごと省エネ化を行い、太陽光発電を搭載し、ゼロエネルギー化を果たして住宅をイニシャルコストではなく、ランニングコストとして考える事で、住まい手も、作り手もhappyになって環境にも優しい住宅提案のサポートを行うという三菱電機社の3社によるZEH(ネットゼロエネルギーハウス)の必要性と価値についてのプレゼンテーションが第一部。1時間に3社という忙しいプレゼンが終わった後、第2部の基調講演のスピーカーとして「高橋先生」と紹介されて登壇した私が、冒頭に申し上げたのは、「私は先生なんて柄じゃなく、皆様と同じ地域工務店の経営者で、しかもここにおられる誰よりも、学がなく、大した事ない人間です」という事で、「同じ立ち位置で日々悩み苦しみながら工務店の経営を行なっている」という事です。今現在も全く皆さんと同じ実業を、日々悪戦苦闘を繰り返しながら取り組んでいますと、正直に申し上げました。

東北人の洗礼。

冒頭の自己紹介で恥ずかしげもなく自己開示をした事で、アイスブレイクに成功してなかなかの共感を得たかのような印象を持ったので調子に乗って、私を知ってくれている人もいるのではないかと思い、「昨年新建ハウジングで昨年1年間に渡り私が連載していた記事を読んだことがある人!」と挙手をお願いした所、なんと一人も手が上がらないという悲しい結果になりました。ただ、講演を終えた後に挨拶にこられた工務店経営者さんは、「実は、連載毎月楽しみにしておりました」と言ってくれた方も数人おられて、「なんやねん!」と突っ込む場面も。あいかわらずの東北気質?の洗礼を今回も受けてしまいました。それでも講演の間中、ウンウンと頷いてくれる方が複数人おられ、(東北にしては)話しやすい雰囲気にしてもらえたのは感謝することしきりです。それにしても、12月に行うオープンセミナーは盛り上がるように参加型にしようとかと思っていましたが、少し内容を考え直したほうがいいかもしれません。。(笑)

マーケティング思考への転換

震災復興の先食い需要を食い尽くし、消費税増税でどん底に叩き落とされた建築業界で生き残った営業手法 〜外部環境に振り回されない工務店の「在り方」〜と割と凄いタイトルを冠された今回の講演で私が一番伝えたかったのは、これまで通りに普通に営業を続けていたら、時代の流れと共に普通に潰れて消えていくだけだ、という事で、集客の数に血眼になるのではなく、集客の質をあげることに本気にならなければ、「本物の時代」と言われる平成の次の時代には生き残っていけないと声を枯らして訴えました。(笑)
ちなみに、変化するべきなのは売上を支える集客の方法論であり、セールス思考からマーケティング思考へと転換して上っ面では無い本質的なサービス、ものづくり、設計、アフターメンテナンスを行うことで、真実の瞬間と言われる「この会社で良かった」という顧客から卓越した評価をもらえる行動とその選択を顧客接点にある全ての人ができるようになることにより顧客がリピート、もしくは紹介ができる絶対的な安心を提供することです。参考までにと紹介した私たちすみれの創業時からこれまでのビジネスモデル変遷の流れを整理するとこんな感じ。

0.0 大手ハウスメーカー等の下請け工事、接待受注
1.0 地域ミニコミ誌でプチ元請けリフォーム、低価格集客、受注
2.0   チラシ、イベントによる新築、リフォーム、レッドオーシャンガチンコ反響集客、受注
3.0   チラシ、イベント、ブログ、SNS、ポータルサイト等、メディアミックス認知集客、受注
4.0   マーケティング理論の実践、脱マスメディア販促、紹介・リピート集客、特命受注

質の高い集客>現場評価>現場意識改革>経営者感覚移植>学びの習慣

今回の石巻での講演もいつものように当たり前の原理原則論を声だかに叫び、建築業の評価は現場にしかない、現場という最大の顧客接点である職人や施工管理者に対する意識改革を通して、コミュニケーションスキルの向上、学びを実践する前向きで主体的な思考、そして目の前の顧客の笑顔、満足こそが未来の売り上げを作るのだというマーケティングマインドと経営者感覚を植え付けることが、激しい変化の晒され続ける建築業界で外部環境に振り回されることなく生き残る「地力」を蓄える道であり、お互いに信頼、尊敬、感謝の固い絆で結ばれた顧客を如何に増やして自社独自のマーケットを作り上げるかは、経営者が常日頃から概念を学び、実践で裏打ちする習慣を実務担当者と共有するかにかかっていると訴えました。特命受注>最高の現場評価>現場意識改革>経営者感覚移植>学びの習慣という一連の流れは理論的にはそんなに難しいものではく当たり前の理屈ですが、すぐに成果が現れない地道に過ぎる取り組みであり、実際に行動に移し、継続するのは一筋縄では行きません。この度のご縁を機に、東北、石巻の建築業界にマーケティング思考を持って、現場実務者と共に学び、実践に取り組む事業所が1社でも増えてくれればこんなに嬉しいことはありません。また、この度のご縁を下さった主催の東北電力、共催のYKKAP、三菱電機、ワンワールド、そして運営の南北社の皆様、本当にお世話になりました。心から感謝いたします。

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兵たちの夢のあと。聖地巡礼@平泉

平成30年10月15日 曇りのち晴れ

(まじで)オオカミが来た!

昨日の報道で安倍首相が来年10月からの消費税増税を可決された法案通り、来年の10月から消費税を10%に引き上げるのを既定路線として、前回、前々回の様に有識者を集めて検討をすることなく粛々と法案に則って施工する姿勢を表明した。とのことです。ロジカルに考えれば税収を増やすには消費税はあげるよりも、あげるよあげるよ詐欺?を定期的にやり続ける方が経済効果は高いに決まっているのですが、そんな子供じみた政策があるか!と(既にやって来たくせに有言不実行過ぎると恥ずかしくなったのかも知れませんが、笑)どうやら今度こそ本当に消費税は10%になる様です。現在の建築業界の好況の原因はあまり顕著ではないと言われつつも、絶対に消費税増税による需要の先食いなのは間違いなく、10%という衝撃の税率の余波を来年の秋以降、私たちは味合わなければならなくなります。来年一年後のこの季節は厳しい冬になりそうです。

東北へ。

奇しくも、明日は宮城県石巻市で東北電力主催、YKK AP共催の工務店向けセミナーがあり、私もそのイベントに登壇するために今日は前乗りで東北にきています。(※ちなみに、写真は聖地巡礼の江刺ふじわらの里と中尊寺です。)このイベント企画を任された会社が工務店向けにセミナーを開催するにあたり、興味がある内容についてアンケートをとったりヒアリングしたところ、「震災復興が落ち着いて、仕事が薄くなって来たのを感じる今、消費税が10%に増税されたら一体どうなるのか?」という不安を抱える方が多かったらしく、阪神大震災の3年後に消費税が3%から5%に上がった事例を思い出して阪神淡路大震災、消費税の荒波を潜り抜けて生き残った工務店から話を聞いて見たいとの要望に応える形でイベント企画のメディアの会社から私のところにオファーが来ました。丁度、仙台で研修講座を開講した頃で、あまりにいいタイミングに驚いて、誰かの紹介かと質してみればそうではなく、インターネットで検索していたら、私のこのブログが出て来て、この人でいいか、となった様です。笑

増税の荒波を切り抜ける方法。

今回の講演の段取りであれこれとそのメディアの方とやりとりをしていて、講演内容のレジュメを送った後に念押しの様にメールで送られて来たのは、「内容に付きまして、一つお願いがございます。震災後の増税という現状認識はあるものも、先行きの不安を抱えている故、阪神大震災後の増税後どのような状況で切り抜けていったかなどのご自身の経験踏まえお話頂戴頂けるとありがたいです。」という言葉で、私の話を石巻、東北の工務店の方々が聴いて、消費税増税の甚大な影響を躱す事ができるうまいやり方があれば是非!というのは主催する側の立場からすると非常によくわかります。しかし、私の経験則から言わせてもらうと、消費税に限らず、市場の購買意欲が冷え込んだら基本的に打つ手は無く、どうしようもありません。マーケットが温もりを取り戻すまでじっと我慢の子で待つしかないのが正直なところです。これまで通りの売り上げが上げれないのなら、遠方に出稼ぎに行こうが、下請け仕事をやろうが、とにかく厳しい季節が過ぎ去るのを耐えるしかないと思っていて、実際、私は1997年の消費税増税後、2年間に渡り奈良、京都、大阪を転々と出稼ぎに回っておりました。。

残念ながら、どーしようもない。

そんなご依頼に対する私の返信は、「震災後の増税の大きな影響の中でどう切り抜けたか?というご質問に対しては実のところ、どうしようもなく、倒産した工務店が数多くあったのが事実で、 私はその煽りで大工から起業することになりました。消えて行った工務店を数多くみた中で感じたことは、大手の下請けは外部変化に非常に弱い。チラシや広告に頼って新規を追いかけていては市場が冷えた時に全く反響がなくなるということで、脱下請け、脱マスメディアでの反響営業のストック型ビジネスモデルを作り上げなければ生き残れないということです。消費税増税の荒波を乗り切るのは、対処療法ではなく、日頃からの予防に努め、自社独自のマーケットを構築する地道な努力しかないと思っています。私が消費税増税後、マーケティング理論に沿った工務店経営を目指したのはこれまで、耐震偽装、悪徳リフォーム事件、リーマンショックなど繰り返し起こる外部環境の大きな変化に振り回されない経営体制を作りたいと思ったからであり、この度の石巻でもそんなお話をさせて頂ければと思っています。」と書いてお返ししました。

聖地巡礼。

今回、セミナーの開催時間の関係で仙台に前乗りしないといけないことになり、それならばついでに早めに来て以前から絶対に行こうと決めていた平泉と江刺にあるふじわらの里を訪れました。奥州藤原氏三代の栄華を偲ばせる平泉の中尊寺で奥の細道で有名で私が大好きな「不易流行」の概念を俳句を通して提唱された松尾芭蕉翁が詠んだ「夏草や 兵どもが 夢の跡」という歌碑に刻まれた句を見て改めて感じたのは儚い人の世の栄枯必衰の理であり、自ら討って出ることをせずに平和な楽土の建設を夢見て実際に山深い奥州に京を凌ぐとさえ言われた賑わいを見せた平泉の都市を作り上げた藤原清衡、秀衡、泰衡の三代の奥州藤原氏さえ、100年しかその繁栄は続かなかったのは、如何に人の世の持続継続した繁栄が難しいかを物語っています。

民だけが生き残った。

そして、江刺、平泉で感じたのは栄枯必衰の理と共に、それでも民は生き続けているという事実であり、統治者は変われども実体としての国が民を指すのであれば、実は栄枯盛衰というのは表面上のことであり、時代の劇的な変化に翻弄されようとも強かに生き続け、生き残っているのは統治するもの、覇権を目指す者ではなく、民衆であるということ。東北に伝わる英雄達の夢の跡、阿弖流為、伊治呰麻呂、藤原経清、安倍貞任、九戸政実、等々の各時代のトップリーダー達が策を練り、綿密かつ大胆な行動で時代を動かし、未来に希望を見出して来たにも関わらず結局、潰えてしまったのは、目指すべきは民の幸福な暮らしであり、それを目的としつつも、東北の覇者としての立場なり、中央政権に呑み込まれない自立権を守ることへの執着がどこかにあったのだと思います。それは決して悪いことではありませんが、絶対勝てない敵に攻めてこられた時に本当に強いのは国の実体としての民であり、その立ち位置に同化することこそ、生きながらえる唯一の方法論ではないか、なんて思いました。混迷を深める建築業界で自立循環型のビジネスモデルを構築するには、本当の意味で地域に埋没し、同化するべきであり、消費税増税の荒波を乗り越える策ではないかと思います。石巻の工務店の皆さんにそんな事が伝われば良いと思いつつ、平泉を後にしました。

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義経

平成30年10月13日晴れ

お天道様の恵みに気づく季節。

秋らしい爽やかな日が続きます。だんだんと朝夕が涼しいくなり、と言うより寒いに近づいてきて、季節の移ろいを肌で感じるようになりました。我が家のアイドル猫のニャロは(私のベッドでは無いですが)布団に潜り込んで眠るようになり、朝起き出してくると朝日が当たる窓際の陽の当たる場所を陣取って毛づくろい。そんなに寒いかー、とツッコミを入れておきましたが、寒くなるほどお天道様のありがたさを見に染みて感じるものです、そんな季節になってきました。

出張前の分刻みのスケジュール。

今日は朝から築50年ほど経つ和風住宅のエクステリア工事のご提案に行って、他社さんが提案されたピカピカのカーポートを設置する提案から(地味な)鉄平石と洗い出し土間と孟宗竹の生垣を作る和風の駐車場の新設の提案を持っていて、住宅、暮らし方に沿った佇まいのあるエクステリアの案に大筋の合意をいただいけるという幸先の良いスタートから、新築の打ち合わせ、RC造のリノベーションの打ち合わせ、マーケティング部のミーティング、夜も店舗グループと工務部リーダーによるミーティングと来週からも出張が続く事もあり、パンパンに予定が詰まっておりましたが、精力的に建築実務に勤しみました。忙しいのは本当にありがたいことです。

心の汚れを洗い流す時間

そんな慌ただしい日常を送り、やもすれば仕事漬けの毎日になりがちな日々の暮らしの中で心を落ち着かせ、心の疲れをリセットする時間と言えばやはり毎晩の読書の習慣です。ここ数年はすっかり「為になるビジネス書」の類を読むのはやめて、もっぱら小説ばかりを読み進めておりまして、特に高橋克彦さんの陸奥を舞台にした歴史小説にどっぷりとつかり込んでおりましたが、最近はまた昔から大ファンである司馬遼太郎の「義経」をはじめとして幅広いジャンルの読書を楽しんでいます。「義経」は日本人なら誰もが知っているであろう源義経の英雄伝説と、兄である源頼朝に追われ、非業の最期を遂げた物語で、栄華を極めた平家の栄光必衰の理を表した平家物語と共にその名はあまりにも有名ですが、英雄の一生を事細かに書く司馬遼太郎で復習して見ました。

木を見て森を知る。

源義経が平家を打ち滅ぼした戦歴の発端となった一ノ谷の合戦場は神戸にあり、ちなみに須磨寺には(司馬遼太郎曰く)日本で初めて騎馬による奇襲戦法と言う戦略を用いて大きな勝利を収めた様が詳しく展示されています。私にすれば、現在のランニングコースでもある地元の須磨の海岸が日本の歴史を大きく転換させた場所と言うこともあり、以前から非常に興味を持っておりましたが、おおまかな知識だけで稀代の英雄である源義経の生涯について、それ程詳しくは知りませんでした。少し前に高橋克彦さんの「風の陣」を読んで奥州藤原氏と源義経との深い関係を知り、再び興味をそそられてこの度、司馬遼太郎の小説を手に取ってみた次第です。まるで数珠つなぎのように興味の対象が広がって、これまで大まかにしか知らなかった歴史を事細やかに知ることで、現代に脈々とつながる奈良時代から近代までの歴史の流れを俯瞰して見れるようになるのは非常に面白く勉強になることも少なくありません。

結果ではなく原因を知る。

小説「義経」については、父である源義朝が平家に敗れ、罪人の子となり鞍馬山に押し込まれ、不遇の少年期を過ごした後、奥州に身を寄せて陸奥の王として君臨していた藤原秀衡に息子のように愛されながら鍛錬し、源頼朝の挙兵とともに奥州を飛び出して鎌倉軍に参戦し、鎌倉に居座る頼朝に代わって京に上って木曽義仲を討ち取り、そのまま平家に向かって軍を進めて一ノ谷の合戦を皮切りに平家に対して連戦連勝の日本の有史始まって以来の武将として大きな戦績を上げて一躍時の人となるも、兄である頼朝に疎んじられ最後は奥州平泉に戻って自害する。と言うおおまか誰もが知っているストーリーのままですが、なぜそのような数奇な運命を辿ることになったかを司馬遼太郎はいつもの調子で義経の人となりや心のひだの機微を表現しており、(あくまで小説ですが)歴史に名を残した源義経の人生の詳細を知ることになりました。学校の歴史の授業では大きな戦功を挙げた義経がなぜ頼朝に討たれなければならなかったかまで教わっていなかった様に思います。

戦いの歴史を俯瞰する。

日本の歴史上初めて騎馬隊による奇襲の策を立て、それを実行し、圧倒的な勢力を誇っていた平家を滅亡に追いやった源義経は、それまでの武将と全く違う思考回路を持っていたと小説には書かれていましたが、義経が身を寄せていた陸奥、奥州では源氏の中興の祖である八幡太郎義家よりも遥か前の坂上田村麻呂が初めての征夷大将軍に任命された時代から騎馬隊による戦略を立てて朝廷からの侵略?を繰り返し追い返していたと高橋克彦の「火怨」を読むと書かれています。義経が一ノ谷の合戦で使った奇襲が圧倒的な栄華を誇っていた平家を打ち破って鎌倉幕府を生み、その後、戦国時代になってからは、義経の戦略を学んだ織田信長が桶狭間の戦いで上洛を目指していた大軍の今川軍を打ち破って天下統一を果たす糸口にしたことを考えれば、日本の歴史に大きな影響を与えたのは、蝦夷と言われ、中央政権と隔絶した文化圏を持っており、優れた馬の産地であった東北地方にその源流を見いだすことができるのではないかと思った次第です。

ありが巨像を倒す方法を知る。

陸奥の国の阿弖流為、源義経、そして織田信長と歴史と時代を大きく変えた英傑たちが私たちに残してくれたものは、圧倒的に力で劣っている弱者でも策を立て敵が考えもしないことを行えば到底叶う事がない様な強大な敵をも倒すことができる。と言う弱者にとっては非常に大きな勇気をもらえる示唆ではないかと思います。繰り返し、様々な偉業を成し遂げた先達の物語を読み、その人生を疑似体験もしくは間接体験することによって脆弱にすぎるスモールビジネスに取り組む自分たちの考え方を変え、策を巡らし、深く読み切った思考に沿った行動を行うことで勝てるわけがない強大な敵に立ち向かえるのではないかと妄想を膨らましてしまいます。歴史小説を読むと言うのは、空想の世界に遊ぶだけでなく、英雄達の人生を間接体験すること自分のセルフイメージを上げる、もしくは書き換えることにつながると思っていて、このセルフイメージの書き換えこそが「俺はもっとできる」「俺はこんなもんじゃない」とモチベーションを高め行動に移す原動力になると実体験を通して感じています。これから、ちょうどいい季節、秋の夜長にセルフイメージの書き換えに精を出したいと思います。(笑)

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ものづくりは人づくりから。

平成30年10月12日 曇り

声を枯らした東京出張。

昨日の東京での職人起業塾の研修の後のジンギスカンで打ち上げは大いに盛り上がり、そんなに、がなり立てたつもりはありませんでしたが、朝起きてみると喉が枯れて声が出ない状態になっており、来週は仙台での東北電力主催の講演があるのに大丈夫かしら、と一抹の不安を感じつつ帰神、今日も昼からは分刻みのスケジュールをこなして遠方からの客人、古くからのお客様、設計事務所の先生等との打ち合わせをこなしました。

九州からの客人。

今日、わざわざ九州から神戸の西の果ての辺鄙な場所にあるすみれ事務所までお越しくださったのは、建築資材流通大手の会社の幹部の方で、なんと(知りませんでしたが)TOTO製品の販売シェアナンバーワンを誇る非常に勢いのある会社の方でした。商社機能を持つ企業としては非常に珍しく、自社による全国で配送の流通網を整備してきめ細やかな現場対応、迅速かつ確実、丁寧な配送に強みを持っておられるらしく、目指すのは佐川急便だと言われる現場での力の入れようには少し驚きました。佐川急便出身で、工務店業界の佐川急便モデルを自認する私としてはすっかり意気投合、良いご縁をいただけたと一緒に喜んだ次第です。

講演依頼殺到中。

そんな大手企業の幹部が何をしに神戸の片田舎の小さな工務店である我々のところにこられたかと言うと、やっぱり工務店向けの研修やセミナーのコンテンツを探しておられるとの事で、現在九州地区で行っているパナソニックリフォームクラブ向けの連続研修や、来週招聘されている東北電力とYKK AP社が開催する工務店セミナーの登壇、来月はクリナップ社が行う水回り工房の情報交換会での講演と立て続けに住宅設備機器メーカー各社からお声掛けを頂く一連の流れは、工務店の業態の変革を当事者である工務店だけではなく、むしろ業界全体が望んでいるのだとひしひしとと感じずには居られません。

当たり前のことばかり。

流通大手市場の幹部の方とは1時間程度に面談をしましたが、私が語るのはすべて当たり前のことばかりで、なんら新味があるわけではありません。しかし、わざわざ神戸まで来て良かったとお帰りなられた後にメッセージをいただけたところを見ると、当たり前の話の積み重ねも悪くなかったようで、遠方からわざわざ来ていただいてがっかりさせることがなくてよかったと胸を撫で下ろしました。同じ佐川急便モデルを目指す者同士、今後とも良いお付き合いができれば幸いです。(笑)

職人不足による現場の劣化。

今日お越しになられた方が最も危惧されていたのは大工不足の顕在化による現場の意識の劣化です。下請けの手間受け大工が現場で偉そうに居座り、建材や商品の配送の人たちにひどい態度で接したり、顧客の方を全く向いていない姿勢が見られても、元請け工務店の人は何も言わずに見過ごしているのがあちらこちらで見受けられるとのこと、ひどい事例としては、雨の日に配達に行ったら現場の大工に現場の中は邪魔やから洗面台を外に置いて帰れと言われた。など、昔から建築業界にはありがちな話ではありますが、多額の費用をかけて家を建てられる顧客にとってはなんともやるせない話です。未だにそんな意識が低い大工がいるのかと思いましたが、その方によるとますますひどくなっている風潮があるとのことです。

必要なのは理念の共有とその実践。

  • 私たちが職人起業塾の研修で行っているのは大工や施工管理者等、現場実務者に経営者感覚を持ってもらい、事業の目的(経営理念)を最も濃厚で長時間の顧客接点である現場で体現してもらうことです。理論は非常に簡単で、工務店がもうすぐやってくる消費税増税等の外部環境の変化に振り回されることなく安定的な受注を得て、事業を持続継続させるには信頼関係に結ばれた顧客が集まる自社独自のマーケットの構築が不可欠であり、それは顧客や地域社会から評価を得た結果の蓄積でしかできることがありません。
  • 工務店の評価は現場にしかない。

  • 建築会社の評価は現場で行うものづくりにしかなく、そしてそれは経営者が作るものではなく職人や施工管理等の実務者が汗を流して作ります。その末端の実務者が仕事の目的を目先の損得ではなく、顧客満足と自分たちの未来は同一ものであると言う認識を持ってあらゆる判断をできなければなりません。自明の理と言っていいほど当たり前の理屈ですが、大工を始めあらゆる職人を外注にしてきた工務店業界ではこんな当たり前のことができにくくなっている現状があります。
  • 職人教育の難しさ。

  • 要するに現場実務者向けの技術だけではない教育が必要になるわけですが、これを社内で行うのが至難の業で、特に営業に長けた営業系工務店、リフォーム会社では職人に現場実務を「大工さんを教えてください」と聞く立場にあることが多く、教えるべき立場と教えられる立場の逆転現象が少なからず見られます。また、コンサルタントに職人教育をお願いしたとしても、職人が「現場のことをわからんやろ、ほなお前がやってみろ」と言うかどうかは別として、思った時点で教育など全く成り立ちません。
  • 蛇の道は蛇。

  • 蛇の道は蛇と言うと非常にいかがわしい表現になりますが、職人の教育は職人上がりでないとできないと言う事実があり、様々なメーカーや団体から楽もなければたいした商売もしていない私に講演や研修の依頼が来る理由は、実際に職人の育成から原理原則に則ったマーケティング理論を実践する工務店の実業を行い、悩み苦しみ汗をかきながら、当たり前のことを当たり前に行うことしかないと無一文から起業して20年近く事業を継続できている、机上の空論ではない実践者と言う立場にあると思っています。
  • とは言え、私たちが全ての問題を解決し、完璧な工務店経営を行えているかというと決してそんなことはなく、まだまだ志は道半ば、様々な問題を抱えているし、お客様からお叱りの言葉や苦言を呈されることもいまだにあり、その解決に日々必死に取り組んでいるのが現状です。人様に対して偉そうなことを言える立場でもないのも事実ではありますが、それでもものづくりは人づくりから、職人を正規雇用して、年齢を重ね現場作業ができなくなってもがっちりと稼げるキャリアパスを渡せるように技術以外の教育を行い、職人を道具扱いしない工務店を増やして業界の底辺を支えていく取り組みは創業以来の私のミッションであり、工務店の実業と同時進行で一般社団法人職人起業塾の研修事業を進めていかなければならないと思っています。そんなこんなで、マーケティングと一体の建築現場マネジメント改革に対するよろず相談いつでも承っておりますので、お気軽にお声掛けください。ご相談お待ちしております。(笑)

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100点満点現場の作り方。

平成30年10月11日 雨のち曇り

今日は東京。

第十一期職人起業塾の研修講師としていつも通りの始発の新幹線に飛び乗って水道橋にあるシップ社のセミナールームに1日中詰めて熱く語り続けました。研修の後は中間の打ち上げ懇親会に参加、経営者の皆さんにもご参加いただき大いに盛り上げる長い1日になりました。早いもので第十一期の研修も今回が第9講、次回、その次は小田全宏先生の問題解決講座で、今日を終えると私の講義は残すところあと2回だけとなり、あっという間に12月の卒塾検定を迎えそうです。

意識が変われば行動が変わる。

毎回のことですが、開校当初はほとんどの塾生が半年間もの研修に参加するのに、「大変やなぁ、」的な顔つきをされているのが、中盤を過ぎると毎回楽しみにして来られるようになり、それに伴って徐々に顔つきも学ぶ姿勢も生き生きとした態度に変わっていかれます。また、本日オブザーバーで参加いただいた経営者さんも、「研修に参加し始めてからスタッフが主体的、積極的にお客様のフォローの仕組みを作るのに関わってくれるようになりほんと感謝しています。」と言ってくださったように、研修の時間だけではなくそこで学んだ理論を確実に現場での実践に活かして活躍の場を広げられているようです。

アクションプラン、PDCAのC

今日の講座は中間検証と言うことで、前回マーケティング理論をもとに考えたアクションプランを実際に1ヶ月実践してみた、その成果を全員の前で発表してもらい、グループコーチング形式で修正やブラッシュアップを繰り返しました。リフォーム会社で施工管理をされている塾生は、「アクションプランとして工事中の近隣への配慮に留意して、掃除や養生をこれまでと違うレベルで一生懸命行ったところ、近所の方から声をかけてもらいリフォーム工事を受注した、これまでで1番嬉しい体験でした。」と語っておられましたし、外装リフォームの施工管理をされている塾生は、「毎日の進捗連絡をお客様にメールやLINEなどで欠かさず行うようになり、お客様との人間関係が非常にスムーズになったと発表されておりました。

当たり前こそ難しい。

私が職人起業塾で行っている研修は何も特殊なものではありません。誰もがわかっている当たり前のこと(原理原則)を当たり前に行えるように、お客様や取引先、職人さん達に信頼されるように理論や考え方を整理して、腹の底まで納得してもらうことでその理論を実際の行動に移し、それを継続してもらうだけの事です。ただ、当たり前のことを行うことほど難しいものはない、とよく言われるように、イチローが誰にでもできること(自己鍛錬の練習)を誰にでもできないレベルまでやり切る事で世界にも類を見ない成績を残す大選手になったように、頭でわかったこと、わかっていることを行動に移す、もしくはその行動を継続して行うのは一筋縄ではいかないのは誰もが知るところです。半年の期間を設けて、改めて原理原則を学び、実践に取り組んでみると言うのは、実は建築業界でこれまでできなかったことをできるようにする取り組みとでも過言ではありません。

紹介には100点満点が必須条件。

今日の研修の最後に、塾生のみなさんに伝えた当たり前のことが、オブザーバーで来ていただいていた綿谷社長に随分と喜んでいただいてたのでここで紹介しておきたいと思います。我々が取り組むマーケティングとは、お客様から評価を得て、繰り返しの注文やご紹介をもらえる自社独自のマーケットを構築することであり、そのためには工事現場で確実に顧客満足を得なければなりません。そして、お客様に紹介をいただこうと思えば、百点満点以上の評価をいなければならず、95点や98点ではリピーターとなって繰り返しの注文はもらえたとしても、何かしら少しの不満や不安を持たれている以上、「ここがいいわよ」という強い推薦を含んだ紹介にはつながりません。紹介をもらうには工事終了後にお客様に評価を尋ねたら「100点満点です、何の不満もありません」というお客様からの答えをもらうことが必要です。

結果にコミットする。

塾生さん達に100点をもらうにはどのようにすればいいか?と質してみたら、「完璧な工事を行う」「近隣住民にも配慮する」「お客さんとコミニケーションを取る」等々の当たり前というか、むしろ建築会社として絶対に出来なければならない答えが返ってきました。しかし、(弊社を含めて)すべての工事会社はそれを目指しているにもかかわらずなかなか100点満点の評価をもらえないのが実際の現状で、それを叶えるには工事着工の段階で「私は何一つ問題を残さない100点満点の工事をします!」とコミットメント、口に出してお客様と約束することが必要です。工事を始めるときに「100点満点の工事をします、どんな些細な事でも気がかりなことがあったら言ってください。」と、お客様に伝え、工事の進捗に合わせて「何か問題はないですか?ここまでは100点満点の工事ができていますか?」と確認し、工事を終えてお渡しする際も「どんな小さな事でも気になることがあったらすぐに直ますから言ってください!」と工事担当者は言うべきで、それらが全てクリアになってていれば工事終了後にアンケートへの記入をお願いするとお客様は「100点満点でした」と書いてくれると思うのです。

(やれば)思考は現実化する。

着地するべき結果を先に決めて、その目標に対してあらゆる努力を惜しまなければおのずと当初に掲げた目標は達成されるようになるのは誰でもイメージできると思います。後はそれを実際にやるかやらないか。そしれ「やる」目的が本当に理解できているか、やった結果生み出される価値がどのようなものかがわかっているか、建築業の評価は現場しかない。お客様から圧倒的な高評価を得る会社には間違いなく未来があり、評価を得られない会社は消えていくのみ。そしてその評価を作るのは決して経営者ではなく、現場の担当者であり職人であることを本当に理解していれば、100点満点の現場は当然できるはずのことです。そんな当たり前のことを実直に行う現場実務者を全国各地に増やしていくのが私たち職人起業塾の事業の目的の大きな1つです。現在、東京と仙台では実際の講座をオブザーバーとして参加していただくことができます、ご興味がある方は下記の告知欄を確認頂きお気軽にお問い合わせください。(笑)

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チャンス君はしかめっ面。

平成30年10月10日曇りのち雨

連日の朝起き。

水曜日も火曜日に引き続き朝活の日。今日も夜明け前に張り切って自宅を飛び出しました。昨日は滋賀県大津市で新築の上棟工事があり、夕方から私も上棟祭の取り仕切りと建方のチェックに現場へ足を運びました。天候にも恵まれて何とか無事上棟を終えることができました。ただ、最後に垂木の部材のチェックが漏れていたのが原因で、予定していた屋根仕舞いまでを終えるところまでは行きませんでしたが、建物が50坪と大きかったことを考えればまずまずの進み具合、褒めたりする事はありませんで、ぶつぶつ文句を言いながらも社員大工たちの労をねぎらいました。日がとっぷりと落ちてからの上棟祭を執り行った後は、お施主様にお招きいただき、工事を担当する大工達と一緒に食事をご馳走になり、理解あるお客様に恵まれている幸せを噛み締めながらビールやワインをしこたま頂き、気持ちよく帰途につきました。

最高に嬉しい言葉。

何より嬉しかったのは、上棟祭の時にお施主様から頂いた言葉です。「高橋さんとのご縁で家づくりを考えるようになり、人生そのものも考える時間を持てました。」と、上棟式での一言は、「家は立ててからがスタート」と言うコンセプトを掲げて事業を行っている私たちにとってはこれ以上ない最高の言葉であり、私からは「気のご縁を大切に一生のお付き合いをさせていただきます。」と心から述べさせていただきました。幡社長、この度の上棟、本当におめでとうございます。そして我々を信頼して家づくりをお任せ頂いたことに心より御礼を申し上げます。スタッフと一丸となって人生を豊かに楽しんでいただける場所を精魂込めて作らせていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。

縁は異なもの乙なもの。

それにしても、ご縁と言うのは本当に不思議で、そしてありがたいもので、今回の工事につながったのはなんと台湾で事業を展開されておられるクライアントです。3年前に飲食チェーン店本部を運営されているクライアントが台湾に進出するのに伴って、店舗の設計施工のお手伝いに私も台湾に出向き、多くの日本食のお店が流行っているのを見て今後の展開を睨んで台北に事業所を開設しました。その当時、私が毎月のように台北に通っていたのをFacebookで見かけた知り合いが台湾で商売をされておられる方を紹介してくれて、その方と面識が無いままFacebookでつながり、台中のお店にご挨拶に上ったのが本格的なお付き合いのきっかけです。まさかそんなご縁がつながって日本で住宅の新築工事を依頼されるようになるとは夢にも思いませんでした。

ポジティブ・シンキング

「頼まれごとは試されごと」とは、朝活BNIでご一緒しているスーパーライフプランナー堀口さんのキャッチフレーズです。また「返事はハイかイエスか喜んで」はもう一つの朝活、倫理法人会に誘ってくださった村山順子先生に入会時や役員に指名された際に言われた言葉です。子供の頃に学校でケニアの人はどんな難しく達成困難な頼まれ事をした時も無理だとは絶対に言わず常に「やってみましょう」と言うのが習慣になっていると教わった記憶があります。職人起業塾のカリキュラムにも組み込まれているアクティブブレインセミナーの創始者である小田全宏先生には常に物事を明るく捉える陽転思考を繰り返し教わりました。とにかく前向きに物事を捉え、チャレンジ精神を持ち続ける事は周りの人の気持ちも明るくするのだと様々な場面、切り口で教わり続けている様に思います。そんな事を繰り返し聞き続けているせいか私の思考も自然とポジティブシンキングになっているようです。

チャンス君はしかめっ面。

人生を好転させるキッカケはそこいらにいくらでも転がっており、それをチャンスに変えるか、見過ごすかは今よりもっと良くなりたい!と思い、変わった自分をイメージできるか、変わりたい欲求を持っているかにかかっていると思っていますし、あちこちでそんな話を良くします。セルフイメージと自己変革への欲求も重要ですが、もう一つ欠かせないのは、大変なこと、無理難題に出くわした時にチャンスと捉える前向きな思考であり、困難に向き合った時こそ、成長出来るタイミングだと考えて積極的に取り組む姿勢がキッカケをチャンスに変える原動力になると思っています。行ったこともない国、一人の知り合いも居ない台湾での工事を依頼された時に、「やってみましょう!」「返事はハイかイエスか喜んで!」「頼まれ事は試され事!」と向き合えた事が確実に今に繋がっているのだと明確に思いますし、そんなポジティブシンキングが未来を切り拓いてきたのは間違いありません。よくチャンス君には前髪しか生えていないので、きた時にすぐ掴め、と言われますが、実際はチャンス君はにこやかな笑顔で駆け寄ってくるのでは無く、しかめっ面の難しい顔をして近づいて来ます。ややこしいなー、出来れば避けたいなー、と思うチャンス君を正面から受け止める勇気が必要なのだ。そんな事を感じる上棟祭となりました。とにかく、ご縁に心から感謝です。

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魚は頭から腐る。

平成30年10月9日大安吉日快晴

信ずればなる。

火曜日は朝活の日、倫理法人会のバイブルである、万人幸福のしおりの17箇条の中で私が最も好きな「信ずればなり、憂いいれば崩れる」の1文を朝から輪読して秋晴れの天気に呼応するが如く、朝から清々しい気分になりました。夏の間は早朝の起床だったのが、この時期になると朝の4時台はまだ夜が続いているような暗闇に包まれておりますが、朝起きは繁栄の始まり、これから冬に向けてますます気合を入れて朝活に励みたいと思いました、素晴らしい学びをいただけるご縁に感謝いたします。

自分を律する習慣。

古代中国の歴史をひもといた史記に「士は己を知る者達のために死す」と言う言葉があり、万人幸福のしおりにも引用されています。人生は信によってなり、乱れは信のかけたところから起こると言う一節は、私たちが取り組んできた原理原則系マーケティング理論の根幹であり、いかに信じられるに値するものになる努力を怠らない習慣化が事業継続の要諦であると言うことを早朝から改めて向き合い、そのコンセプトをいかに自分自身の日常に、そして事業の実務に落とし込むかを考えながら出社する1日のスタートとなりました。

不思議なご縁。

今日のモーニングセミナーの講話は山陽設備株式会社の中津社長で、兵庫県倫理法人会の会長でも在らせられます。たまたま、昨年職人起業塾の参画企業でもある上林建設社の安全協力会の講演を依頼されて伺った際、安全協力会の会長がその中津社長で、私の講演を熱心に聞いていただきました。今日は私が講演を聞かせていただく番となり、立場が逆転。本人曰く喋りづらい等とおっしゃっておられましたが、地に足をつけた実践が感じられる非常に素晴らしい講話でした。中津会長ありがとうございました。

倒産する会社の特徴。

中津会長の講話で印象に残ったのは、「魚は頭から腐る」と言う一言で、TKCと言う全国の税理士が集まって組織される団体で、日本が成長期にあり、どこの企業も順調に売り上げ利益を上げていた頃も倒産して消えていく会社は確実にあり、その原因を全国800,000社のデータをもとに分析したところ、企業倒産の原因の最も多いのは社長の質が悪いと結論づけたとのこと、約束を守らず、金銭にルーズで、家庭不和の企業経営者が会社を潰すと言うことが明確なデータとして明らかになったとのことです。

マーケティングはあり方から。

企業は長く続ければそれでいいと言うものでは決してないと思いますが、従業員やその家族、お客様、取引先や協力業者の生活を守ると言う意味では企業の倒産は絶対的な悪で、「事業所は何のために存在するか?」と言う問いに答えるとともに持続継続を目指さなければなりません。データベースから読み取った企業倒産の原因がトップの資質が低いにあると言うのは非常に分かりやすい話であり、逆に経営者は常に姿勢を正し、学び続ける習慣を持つことこそが企業存続の最も根幹になる重要なタスクだと言えるのかもしれません。「魚は頭から腐る」と中津社長は言われましたが、マーケティングはあり方から、経営者があり方を見つめ直す習慣を持つために朝起きして学び続ける習慣を持つ倫理法人会に全国で70,000社が加盟しているのも納得できると言うものです。

人生を変える第一歩。

「男の志は塩のように溶けやすい。」と言いますが、毎週繰り返しコミットメントし続ける事が志を溶かさない仕組みになると思いますし、たかだか朝起きもできない経営者に持続継続できる事業経営などできないといっても過言では無いかもしれません。昼間は人生を変える。と言う心理を、言葉では理解していても体現できている人はそんなに多くいないのが実情で、まず初めに何か1つでも習慣を持つことから始めるならば、朝起きと原理原則を繰り返し学び続ける倫理法人会はうってつけの仕組みだと思います。かく言う私も、自分から率先して朝活に飛び込んだわけではなく、ご縁をいただき誘ってもらい意を決して飛び込んだ1人です。自分1人の力はたかだか知れており、周りの人に助けられ導かれて少しずつ成長するのを実感しているところです。朝起き習慣、そして朝活、大いにお勧めしますし、私がお誘いした方はぜひ「ハイかイエスかよろこんで」の返答を持ってご参加ください。(笑)

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