1億総(ソフト)輩時代?!#逆転の世界に生きる

令和2年7月4日雨

ニュースタンダード。

今日の神戸は雨が降ったりやんだりのうっとうしい天気でした。昨日のブログで半夏雨に注意をしないと、と書きましたが、熊本の八代市では球磨川が何カ所も決壊し、またもや死人や多数に行方不明者が出る大きな被害とのこと。八代市と言えば堺建設さんと言う大工育成を熱心に行われている職人起業塾の参画企業があり、塾生が頑張っている土地でして、他人事とは思えずとても心配しています。それにしても、50年に1度の大雨が毎年日本列島を襲うのがごく当たり前になってきました。これも、今までとは全く違う世界に時代が変わった表れ、私たちは事実をまっすぐに受け止めて、そろそろ新しい常識を身に付けなければなりません。

逆転の世界。

コロナ禍をきっかけに世界が大きく変わったのは多くの人が感じられていると思いますが、私は以前の価値観がひっくり返ってすっかり逆転したと思っています。しかもそれは、コロナによる影響だけではなく、それ以前からも既に変わりつつあったと感じていて、インターネット、スマートフォン、SNSの普及と一般化、情報、IT革命の進行が最も大きな要因ではないかと思っています。誰もが簡単に、しかもすぐに世界に向けて情報の取得、そしてまるで自分のメディアを持っているかの如く配信をできるようになったのは、世の中の構造をがらりと変えたと思うのです。

弱者に食い殺される強者

最も顕著な例は、日本国の国政の長たる安倍首相がインターネット上では呼び捨てにされ罵詈雑言を浴びせられていることではないでしょうか?国の権威なんてあったもんじゃありません。弱いものが強くなり、自分を強いと驕るものこそ弱い立場に追いやられているのではないかと感じます。次々に不祥事で消えていく政治家、高級官僚、大学の理事長にカリスマアメフト監督と、弱者の逆襲に遭い、日の当たる場所から消え失せた人は枚挙にいとまがありません。昨年、映画化された「新聞記者」と言うノンフィクションノベルでは、朝日新聞の女性記者が書いた内閣官房長官を始めとする政府中枢への批判と告発が延々と綴られており、世間でも随分と話題になりました。どちらが正しいとかではなくて、それによってその記者がメディアの中で大きな発言が出来るポジションを得たと言うのは間違いのない事実です。

弱者が自粛警察に変わった

権威の逆転の構造自体は、私は別に悪いこととは思ってませんし、私たちのような中小零細企業の事業主にとってはどちらかと言うと歓迎すべき流れだと思っています。しかし、同時に弊害も多くある様に感じていて、自分の価値観に凝り固まった正義を振りかざし、自分勝手な主張を押し通そうとする風潮が世に蔓延っていないかと危惧しています。コロナ騒動の時の自粛警察は、自治体からの要請を断って夜8時以降に営業していた店に石を投げたり、道端でマスクをしていない人に罵詈雑言を浴びせたり、他府県ナンバーの車と言うだけで文句を言ったりと、別に法律で決まっている訳でも無い、個人的な判断に委ねられていることさえも、やもすれば暴力沙汰になってもおかしくない様なトラブルが各地で発生していたと聞きます。

金物屋さんからの迷惑料の請求事件。

ちなみに、私の身近でも最近おかしなことがありました。とある学校の現場に建築資材を注文し、メーカーから直送で送ってもらいました。なんのトラブルもなく到着予定日に無事に着いたのですが、後日、金物屋さんからさも困った感じの声で電話がかかってきて、相談があるとのことでした。内容を要約すると、「つむぎ建築舎の事務所から送られた発注書の現場住所が地番で、住所ではなかったので、運転手が送り状の電話番号に連絡を取ったら、現場担当は上棟工事中で電話に出られず、結局3時間待ちぼうけを食らったので、迷惑料を払え」とのことでした。私が調べてみると、確かに地番は1−2−3で、住所は1−11−2となっており、住所欄に地番を書いていた様で、確かに迷惑をかけたのは事実なので迷惑料を払えと言うなら払います。とお答えしました。

間違ったものが全て悪い。

金物屋さんは運送会社からその様な請求が来て随分困っていたようで、私に相談という形で電話してこられ、奇特なことに迷惑料の半分は私が払います、と言ってくれておりましたが、責任は全て私たちにあるので、それは結構です、私が全て払います。ときっぱりと断りました。しかし、その言葉を発した後で、なんだかしっくりこないというか、モヤモヤした感じがこみ上げてきて、金物屋さんに「責任は確かに私だが、運送屋のプロなら学校宛の荷物の住所の枝番が違うくらいで電話がつながるまでじっとしていたなんて考えられんし、今時小学生のガキでも機転を利かせてスマフォで検索して探すやろ、迷惑料を払う代わりにその運送屋の社長から直接私に電話をかけてもらってください」と依頼しました。私としては、そのトラック運転手が3時間もの長い間、何をしていたかが非常に重要だと思ったし、もし、3時間、同じ町内にある学校を探しもせずにじっとトラックの中で電話をかけ続けていたとしたら、運送会社の社長に、「あんたの教育は一体どうなってるんや?」と聞きたかったのです。

弱者ほど暴走しがち。

今回の、前代未聞の住所を書き間違えたから迷惑料を払えと言われた事件の最終的な顛末は、私が運送会社の代表者からの電話を待っていたのに結局掛かって来ず、代わりに金物屋さんから電話があって、「もういいです。とのことです。」の一言でおしまいでした。昔の私なら、吐いたツバ飲むんか!と食い下がって運送会社を突き止めているところですが(笑)、今回はそうですか、と何事もなかったことになったと、随分と困っていた事務所の担当に伝えました。後で考えると、運送会社は長い間、厳しい競争に晒され続けて、随分と疲弊していた業界で、昨今の人手不足を機に、ヤマト運輸が低価格で契約していたamazonとの取引を断ったり、他の運送会社も含めて人員不足を理由に値上げに踏み切った、弱者が強者に転換したことが背景にあるのでは無いか、なんて思いました。虐げられていた弱者程、力を持った時に暴走するのは歴史が教えてくれる世の常、今回のことを他山の石にして自分への戒めにしなければと思った次第です。気をつけましょう。(笑)


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半夏雨に思ふ。

令和2年7月3日 雨

半夏生に降る雨。

大人しくしていた梅雨前線がまたまた活発になってきたとかで、この週末は随分とまとまった雨になるそうです。半夏生の時に降る雨を半夏雨と呼ぶらしいですが、昔から田植えを終えて百姓が一休みできる頃、まとまった雨が続いて川の氾濫などが起こりやすい季節の雨で注意喚起の名前だそうです。ここ数年、夏から秋にかけて50年に1度とか、100年に1度の大雨や、生まれてこの方見た事がないほどひどい被害に見舞われる台風が毎年のように襲来しては大きな被害をもたらしています。避難所に逃げ込んだらコロナの感染が危惧される今、半夏雨があまりひどい雨にならないことを祈るばかりです。

工務店の使命。

二四節気の暦通りに降る雨に足並みを合わせた形のように、今日は朝から漏水関係の問い合わせや相談が事務所に相次いで入りました。私のiPhoneにも創業当時のずいぶん昔から仲良くさせていただいているお客様から電話が入り、私も緊急対応に出動したりしました。決して人様の困った顔を見るのが好きなわけではなく、人の不幸を喜んだりはしませんが、それでも豪雨や台風、地震などの自然災害に見舞われ度に私たち建築業界は否応なしに忙しくなります。因果な商売だと思うこともしばしばですが、今日のように緊急の水漏れで困っておられるお客様宅に行って、即日に問題を解決できた時は嬉しいものですし、それこそが地域に密着した建築会社の最も重要な使命ではないかなんて思います。

施工力こそが本質。

今日も改めて感じたのは、困り事の電話が入った際に、すぐに様子を見に行く事も大事ですが、そこで原因を解明したり応急処置を施していてこそ本当の価値があると思いました。被災現場を見に行ってえらいことですねと、同情したところで何にもならないですし、それから職人を手配しますと時間をかけてしまったら問い合わせから早い対応をしたところで大した意味はありません。現場に必要なのは施工力に基づいた経験と知識であり、実際に工事ができる力なのは誰しもが認めるところだと思います。地域の方が求めているのは、見に来てくれる人ではなく、直してくれる人なのです。

モノづくりの力。

先日のブログにも、建築会社、地域に根ざした工事店こそが時代の変化に押し流されることなく、長きにわたり事業を継続できやすい業態だと書きましたが、それは、地域に住む人のインフラやライフラインを支えている重要かつ不可欠な職種であるというのが非常に大きな要因です。自然災害等で多くの人が困ったときに、頼りになる存在であればこそ、その存在価値を発揮できるわけで、白いシャツを着てネクタイをしめた営業マンが束になっていても非常時には一切役に立ちません。本質的な価値を守り、多くの人に必要とされるようになるには、建築業はやはり、本質であるものづくりの力を蓄え磨くべきだと思います。

つくり手と住まい手の乖離。

しかし、本当に残念なことですが、現在の住宅業界は作り手と住まい手が直接つながって家を作ることが非常に少なくなっています。建売と言われる分譲住宅は、不動産販売に強みを持った会社が建てて、法律に従って10年保証が付加されていると建前上はなっていますが、現実は売りっぱなしでおしまいです。数少ない注文建築の分野では、大手ハウスメーカーと言われる広告宣伝と、営業力に長けた会社が大きなシェアを握っており、しかも、資本力があることを背景に安心をウリにしていたりします。神戸の震災の時もそうでしたが、被災者がハウスメーカーの営業マンに助けを求めても、屋根のブルーシート1枚かけられない、と嘆いていたのを今もよく覚えています。

顕在化し始めた圧倒的な職人不足。

大自然の大いなる力の前には私たち人間はあまりにも無力です。半夏雨も台風もただ黙って受け入れ、やり過ごすしかありませんが、そのリスクを回避するためには私たちのような作り手を育てる会社がもう少し増えていかなければなりません。朝の情報番組で大雨が降りそうな気配を前に昨年の台風で甚大な被害を被った千葉の被災地を取材していましたが、1年近く経った今も未だブルーシートをかぶったままの住宅が数多くあるとの事でした。圧倒的に減少を続ける職人、それを育てる会社が力を失った事により、被災地の復旧、復興が遅れており、これまで水面下で進行してきた職人不足が日本全国で顕在化し始めています。それを防ぐにはつくり手を育てる会社が販売力、その存在と価値の認知を広げる力を手に入れて、住宅販売会社やブローカーの様なハウスメーカー、ビルダーからシェアを取り戻すしかありません。

人材育成はマーケティングと表裏一体。

私が建築会社の経営を行いながら、古典的マーケティング理論を切り口にした研修や勉強会を主催し続けている理由はそこにあり、地域に根ざしたモノづくりの会社が自社の強みを磨き、それを広く知ってもらう力を身につけると同時に、建築会社の本質であるつくり手の人材育成を行える財務体質を整えてもらいたいとの想いを強く持っているからに他なりません。そして、先行投資でもある人材育成とマーケティングの構築は常に一体です。稼ぐ力を身につける事こそが地域を守る存在になれると考えています。そんな無料の勉強会を今月もオンライン併用で開催します。全国どこからでも気軽に参加して頂けますし、原理原則に則った商売の理論構築に向き合ってみる事で視野を広げ、視座を高めるきっかけを見出してもらえる様にしたいと思っています。お気軽にご参加ください。→第83回【元祖】職人起業塾改め「継塾」#無料オンライン開放


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コミニケーションツールとしての散髪。

令和2年7月2日晴れ

カリスマからの学び。

多くの刺激と気づきと学びをもらった津を後にして神戸に戻ってきました。午前中はいつも何かとお世話になっているカリスマ左官、淡路島の植田親方が神戸の観光名所、北野にある異人館の修復工事を建設当時の伝統的な工法で修復されているのをfbで見かけて、後学のために無理をお願いして現場を見学させて貰いに行きました。植田親方にはいつも伝統的な左官技術の素晴らしさと、本質を守りながら最新の技術を取り入れる柔軟さを、業界の第一人者である圧倒的な説得感でご教示いただいています。今回も、神戸を代表する伝統的な建築物を今ではすっかり使うことがなくなった昔ながらの技術で施工されているのを細かくご説明いただき、非常に勉強になりました。世界に誇る日本の技術が廃れない様に次世代の職人に受け継いでもらえる業界にしなければと改めて感じた次第です。

継ぐ使命。

昼からは、15年ほど前に新築工事をさせていただいたお客様宅に、メンテナンスのご連絡をいただいて伺いました。「お久しぶりでございます、お変わりなく何よりです。」とご挨拶をしながら、近況を伺うと、工事をさせてもらっていた当時、まだ小学生だった子供が立派な大人になっていたり、お孫さんがたくさんできていたりと、あっという間のように思っていた15年の年月の大きさを感じさせられました。何かあるたびにお声掛けいただき、長いお付き合いができるのは本当に建築屋冥利に尽きるもの。工事を終えた後のアフターフォローはお客様と私達との約束であり、私達が建てた家が次世代に引き継がれる事を考えれば、これからも安心して暮らしていただけるように、永遠に続く会社になるように頑張りたいと思いました。

コロナの思わぬ影響。

夕方、事務所に戻ってきてからしばしの時間を見つけて、近所の床屋さんに散髪に行きました。私は、短髪で髪の毛が伸びるのが目立ちやすい髪型なこともあり、10日に1度、月に3回程度散髪に行くようにしています。このところ、コロナの影響で散髪屋さんが営業自粛しておられていたり、緊急事態宣言明けと同時に改装工事で営業されていなかったりが続き、なかなか散髪に行くことができずに、近年まれに見る位髪の毛が伸びてしまいました。私を含めおっさん連中は大体皆さん同じだと思うのですが、行きつけの床屋さんに行くと「いつもの通りで良いですね?」と言われるがまま、ずっと同じ髪型になってしまいがちです。この度、期せずしていつになく髪の毛が伸びたのでこれを機会にイメージチェンジを図ってみようかと密かに考えておりました。

モデルはブレない男

床屋さんの椅子に座って、マスターに「いつものように」ではなく、何かイメージチェンジをしようと考えていると伝えたのですが、だからといって急に長髪になるわけでもなく、時間をかけてパーマをあてたりしたいわけでもなく、結局普段より少し長めに髪の毛を残しておく程度になってしまいます。どうしたものかと考えてふと頭に浮かんだのは、コロナの間にすっかりハマったNetflixで見た韓国ドラマ『梨泰院クラス』の主人公の短髪だけども特徴的なイガグリ頭です。多分、生まれて初めてだと思うのですが床屋さんで韓流スターの写真を見せて、「こんな感じでお願いします。」と恥ずかしげもなく頼んでみました。マスターは含み笑いをしながら、「髪質も違うし、セットしなければこんな風には、なりませんよ。」と前置きをして、それでも一応、圧倒的にぶれない男として人気を博している主人公のパクセロイに沿った感じで髪の毛を切ってくださいました。

ミーハーなオヤジ。

髪型が変わったくらい、見た目が少し変化したからといって別段、人としての中身が成長するわけはなく、あまり大した意味は無いと思っていたのですが、散髪を終えた後、ガラス窓に映った自分の姿を見てみると少し韓国風の仕上がりになっていて、信念を貫き、「人」と「信頼」を理念に掲げ、韓国経済界でのし上がっていった主人公の面影を自分の中にほんの少しですが見出してしまいました。(笑)  その後、同業の経営者さん達と食事に行ったのですが、その際に、ぶれない男と同じ髪型になった私は、(ミーハーで流行に弱い馬鹿なおっさんだと失笑を買いながらも)私もパクセロイと同じように信念に生きるんだ!的な軽口を叩き、すっかり悦に浸りました。

ノンバーバルコミュニケーションの重要性。

有名なメラビアンの法則の提唱者のアルバート・メラビアンによると、感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合で、ノンバーバルと言われる非言語のコミニケーションの方が大きな影響を与えるとの事でした。私は、2005年に出版され100万部を超えるベストセラーとなった竹内一郎氏の著書『人は見た目が9割』の様な偏った考え方が結構世の中に逆説的な常識としてはびこっているのでは?とずっと違和感を感じていまして、やっぱり見た目よりも中身が大事派を押し通しておりましたが、今回、見た目を変えるとコミュニケーションが変わり、伝える内容が変わり、周りへの影響が変わる事もあるのだと改めて気づくことになりました。非常にわかりやすい見た目に変化を起こすことで、伝えたいメッセージを語るきっかけが生まれたり、意図を汲んでもらえることでコミニケーションが円滑になることも多いのを自分自身のたかが散髪をきっかけに、体感することになりました。髪の毛なんて、寝癖がつきにくければ良いとこれまで全く構いませんでしたが、少しは気をつけて、当分韓流スター風でいってみることにします。ちなみに、少々の無理を言っても叶えてくれる腕利きの床屋さん紹介できます。(笑)


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カリスマ経営者の遺言。#継ぐ価値

令和2年7月1日 雨のち晴れ

2020下半期スタート!

株式会社四方継の第20期の後半戦のスタートなる7月の御朔日は水曜日と言うことで定休日。私は尊敬してやまない三重の先輩経営者の引退記念のゴルフコンペにお誘いを受け、コロナ明け初の県外へのゴルフに津市に来ています。大工から事業を起こされ、三重県でナンバーワンのリフォーム会社に育てあげられて、非公開株のまま22年目に全株式を売却、この度、還暦を機に会長職を退かれ、新たなスタートを切られる神田会長のお祝いに馳せ参じた次第です。天候に恵まれたゴルフのほうは相変わらず残念なスコアでしたが、かなり久しぶりに全国の知り合い、仲間と顔合わせ、和気あいあいとグリーンコミニケーションを楽しみました。コロナによる影響の情報交換もできて、充実した時間となりました。

コロナの影響。

今回全国から集まっておられた、各地で抜きん出た業績を上げられている工務店やリフォーム事業者の経営者の皆さんとお互いの近況報告がてらコロナによる影響や、今後の見通しなどを聞いてみて感じたのは、他の業種業態、特にサービス業に比べ、私達の業界はかなり影響が限定的だと言うことです。もちろん、緊急事態宣言下で世の中が全体的に自粛ムード一色になっていた時の売り上げはどこも下がってはおりますが、そもそも数カ月先まで受注残がある私たちの業態は、急にすべての仕事が止まってしまうことにはならず、また、住宅事業は不要不急ではなく、必要火急なインフラ、ライフラインを支える事業でもあり、地域の人々の暮らしを支える役目を担っており、絶対になくなる事は無いのだと、今回のような急激な変化にも耐えやすい業界だと改めて強く感じました。

カリスマの遺言。

そんなことを思いながら昨夜の宴席の後、いろんな経営者さん達に様々な話を聞かせてもらっておりました。その中でも、和歌山の有名な新築を中心にした事業所の経営者の言葉が強く印象に残りました。その方が口にされたのは、「先代の社長は建築だけではなく、ありとあらゆる事業を行い、先見の明を持っていたことで大きな成功を収めて、和歌山県で誰もが知るような不動の地位を築いたのだが、そのカリスマ経営者から事業を引き継ぐ際に申し渡されたのは、他の業種はさておき、建築の事業だけは絶対に手放すな。と言われた」とのことでした。よくも悪くも建築の事業ばかりを20年以上続けていた私たちとは、レベルが違う大きな視点を持って、財を築かれたカリスマ経営者の言葉に、私がぼんやりと考えていた建築業の位置づけがぴったりと重なった事に驚くとともに、大きな勇気を与えられました。

継ぐこと自体が価値。

そのカリスマ経営者が建築業を旗艦事業として続けるように言われた理由は私には明確に理解できるわけではありません。アミューズメントから金融業、公共工事まで多方面に事業展開されているからこそ見える事もあるでしょうし、私が感じていたのとは全く違う観点からそのように言われたのかもわかりません。しかし、結果として建築の仕事を継続していくべき最重要な事業だと位置づけされたことに大きな意味があると考えます。世界で最も長く存在している企業は法隆寺の建築に携わった金剛組だと言うのは非常に有名です。事業の成長、拡大ももちろん重要ですが、継続していくことに価値の重点を置くならば、人々の営みを支える我々建築業こそ、重い責任も伴いますが、非常に価値のある、そして世の中の環境の変化に強い事業なのかもしれません。神田会長が選択された事業継承のお話を含め、改めてそんなことに気づかされた津での二日間になりました、ご縁に心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

 


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