一汁二菜の賄いランチmtg #組織改革は地道な努力。

令和3年2月1日晴れのち曇り時々雨

御朔日のランチミーティング

2月の御朔日は珍しく月曜日と重なり、第一、第3月曜日の定例、昼前からの設計チームとのミーティングでした。昨年、自社社屋の3階のセミナー室を造作キッチンのフィッティングができるショールームに改装した流れで、実際にキッチンを使ってみて、オーダーメイドで作るキッチンの使い勝手を検証がてら、ランチのまかないを作る取り組みを始めました。前回はスパイスペーストを使ってのカレーで、女性ばかりの設計スタッフの料理の評価は平均80点位でした。今回は、もう少し喜んでもらえるようにと気合を入れて、自家製味噌で作る具だくさんの豚汁とお土産にもらった葉付き沢庵と先週畑で収穫してきたトマトを添えて玄米ご飯との一汁二菜のシンプルなランチメニューにしてみました。

効率を追うと効果性は下がる。

今日の私の手料理のスタッフからの評価はと言うと、(忖度もありながら) 100点満点の高評価飛び出すなど、喜ばせてもらい、俄かまかない夫の私もすっかりご満悦です。ただ、前回はカレーに流行のレンコンを入れてみてなかなかやるやん。と数名からお褒めの言葉をいただいたのですが、今回はにんじんとごぼうをカット野菜を使ったのがばれて、そこについては厳しい評価を下されました。手間を省いて効率を追い求めると顧客満足度が下がるのをいたく実感して、やっぱり既製品を使う建築からは完全に脱却しなければならないと改めてスタッフに教えて貰いました。(笑)

笑顔こそモチベーションの根源。

私がミーティングの際にまかないランチを作るようになったのは、少なからず中井貴一さんがナレーションを務める「サラメシ」と言う番組の影響で、社長が一生懸命作った昼食を楽しそうに食べる社員さんの姿が映し出されるのを見て、いつもあまり盛り上がらないミーティングで少しでもスタッフに笑顔になってもらえたらと思って始めてみました。実際やってみたら思いのほか皆さん和気あいあいと楽しそうに食べてくれて、料理すること自体には大して興味を持っていませんでしたが、俄然やる気になった次第です。(笑)

組織風土づくりと言う難題。

曲がりなりにも経営者を20年以上続けてきて、私が最も難しいと感じるのは組織、その風土作りです。これまであーでもないこーでもないと規則や組織図やロジックをこねくり回していましたが、私が多分、理想型だろうとイメージしているのは、個々が自立したスキルと責任感と役割を全うしつつ、全体最適になるように協業する組織で、ヒエラルキー型の指示命令、管理、規則で縛った組織ではなく、フラットでそれぞれの個性が存分に生かされ、相乗効果で高い生産性を実現する組織です。しかし、そんな組織実現するのは一筋縄では叶いません。コビー博士の7つの習慣で言うところの、高いレベルの相互依存の関係性を社内で構築するのを目指してきましたが、一向にその糸口が見つけられずにここまで来ています。

螺旋的成長。

そもそも、一般的な常識で言うと自立は依存を拒絶して、依存は自立を妨げます。相互依存と言う関係はお互いがお互いを認め合い、しかも相手のことを思いやり助け合う関係を築く必要があります。お互いがお互いを尊敬しあい、信頼し合えるようになるには、全員が高い人間性を持ち、専門職として託した知識と技術を兼ね備えるような集団にならなくては絶対に実現しないわけで、おいそれとできるものではありません。しかし、社歴10年起こすスタッフが半数を超えるようになり、少しずつではありますが私が目指す理想への理解も深まっていると感じますし、設計業務等のスキル面では私よりもスタッフの方がずっと高いレベルになっています。時間がかかっていますし同じところをぐるぐる回っているようにも感じることもありますが、少しずつ理想の状態に近づいているとも感じるのです。

問題解決の糸口はいつもコミニケーション。

私たちが理念に掲げる四方良しの世界を実現するには、まず社内の組織が、皆が気持ちよくやりがいを持って楽しく働ける環境にととのうことが不可欠です。決して簡単なことではありませんが、その状態を作り上げる突破口はコミニケーションしかないと思っていて、私がまかないを作って笑顔で食事してもらえる時間が少しでもじゃないコミニケーションの向上に寄与すればと願っています。ま、やってみると料理すること自体も結構楽しいし、皆に喜んでもらえるまかない作り、当分がんばってみたいと思います。(笑)

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