夢と志がある仕事。#意図あるところに道は開ける。

令和3年2月5日快晴

春ちかし

立春を過ぎて暦の上ではすっかり春、神戸では朝夕はさすがに少し冷えますが、日中は10度越えの暖かい日が続きます。少しずつ春が近づいてきているようです。今日は朝からクライアントが購入を計画されている不動産投資物件の内覧や、神戸歯科医師会の事務局部長から紹介されたクリニックの先生の改装工事のご相談、子供の頃からお世話になっている幼なじみのご実家のリフォームの打ち合わせに伺って気持ち良く工事のご依頼を頂けたりと、忙しく神戸市内を走り回りながら、3月から公募が始まると噂されて随分とざわついてきた事業再構築補助金の事業計画の相談を複数受ける等、建築屋らしい1日になりました。

暗い世情を打ち破れ

緊急事態宣言の延長措置が発表され、世の中は沈みがちなのかと思いきや、ポジティブで意欲的な人が私の身の回りにこんなにも多いことに驚かされます。日経平均の株価も随分と活性化しているようですし、コロナのリスクの実態がないのか、経済自体が実体のないのか頭をひねってしまいます。テレビの情報番組やネットニュースは相変わらず政治家の揚げ足取りや、センシティブにすぎるニュースで溢れかえっておりますが、実際、コロナの影響で業績を大きく伸ばしている業態も少なからずあるようですし、とにかく、本格的に春になり暖かくなるのに合わせて世の中の景気も上向きになることを心から祈ります。

夢のある仕事

クライアントと一緒に移動中の雑談で、「夢のある事業をしたいですね。」との話題になりました。世の中の需要は老人の方が多くあるのでしょうが、未来を託す子供向けの事業の方が確かに夢がありますし、建築では閉店する店舗の増加や空き家問題で解体業者がバブルかよ、と言うくらい忙しくなっているようですが、やっぱり単純に潰すだけではなく、味のある古民家を再利用、再活用したり、撤去した後も街全体が良くなるような事業に繋げられるようにしたいものです。住宅業界ではこのところ、新築市場がやたら活性化しておりますが、空き家を解体した後に、パワービルダーの安かろう、悪かろう、建てっぱなしで売りっぱなしの建売住宅が立ち並ぶ街並みを見ると少し寂しいものがあります。

残念な土地活用に陥る仕組み

そもそも、土地の売り買いは法律で宅地建物取引士の資格者が行わなければならない事が決まっているので、土地を処分したい持ち主は当然、不動産会社に相談に行きます。ほとんどの不動産会社は建築に対する深い知識を持っていない、と言うよりも、常にいかに早く売り捌いて利益を上げるかが思考の中心にあり、まずはエンドユーザーの買い手を見つけるよりも買い取ってくれる業者に(業者価格で少し低めの設定ですが)オファーをかけるのがセオリーのようになっています。その結果、低性能、低価格の旧態依然の建物が街に溢れるようになっているのが現実です。土地を探しているエンドユーザーになかなかいい土地が回っていかない業界特有の事情があります。

志高い事業者のチーム

別段不動産会社を悪く言うつもりもありませんし、不動産取引とはそういう商売だと私も理解をしています。ただ、すべての不動産会社がすべてそんな風ではなくて、私の周りには志の高い不動産業者の方もおられて、ただ単に不動産を転売して利ざやを稼ぐだけではなく、地域や町並みに配慮して町全体が良くなるような計画を立てたいと奮闘される方もおられます。今日ご一緒していたクライアントにそのような話をすると、不動産投資にぜひとも加わって意味のある事業を進めたいと申し出てくれました。

意図あるところに道は開ける。

今日夜中にたまたまNetflixでイコライザーと言う映画を見ておりましたが、その中の1シーンでデンゼルワシントン扮する主人公が絶望に包まれる若い女の子に「世界は君の思うように作り上げられる」と言葉をかけておりましたが、あらゆる物事は意図する方向に進み、その繰り返しで世界は作られるのだと思います。今だけ、金だけ、自分だけ志向ではなく、志を持って丁寧な仕事を心がけることできっと世の中は少しずつ良くなっていくんだと思いますし、そう信じたいもの。理解やるチームメンバーと理解ある顧客とともに四方良し世界を目指したいと思います。


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