人生は選択で作られるが、1度の選択で良い人生が作られるとは限らない。#知ってるワイフ

令和3年1月30日晴れ

空き家対策プロジェクトチーム活動中!

令和3年1月30日晴れ神戸は少し風が冷たいけどいい天気が続きます。今日の午前中は空き家対策プロジェクトチームの活動の一環で舞子の駅すぐ近くの豪邸を物件調査に行きました。JR舞子駅から徒歩で7分ほど坂道を上った高台に建てられた鉄筋コンクリート造のまさしく邸宅と呼ぶにふさわしい豪華な空き家はこのまま放置していては神戸市民の財産が損われると思うほどの素晴らしいオーシャンビューと立派な庭園があり、誰もが1度は住んでみたいと思えるようなお宅でした。プロジェクトチームのメンバーと知恵を出し合って単なる賃貸住宅ではなく、時代を先取りする様な利活用の道を探ってみたいと思います。

何を選択しても叩かれる総理。

さて、緊急事態宣言の発出から始まった令和3年も明日で1月が終わり。2月7日までとされている緊急事態宣言は連日加熱するコロナ報道の影響を受けて延長される(というか解除しにくい)雰囲気を醸し出しておりますが、私の感覚では緊急事態宣言を解除して飲食店の営業時間の制限をなくしたり、会食のルールの制限をしなくても、もう充分みんな感染防止を心がけることが身に付いており、緊急事態宣言を解いても大して問題はないような気がするのですが、これって楽観的過ぎるのでしょうか? ま、どちらにしても、どんな選択をしても結果論からボロカスに言われるのが目に見えている政権運営なので、なんとも言えない感じですが、感染拡大を抑える事だけにコミットした感染症の専門家の意見がそのまま政治に反映されるのであれば、政治家は要らない事になる訳で、火中の栗を拾った菅総理には後世に名を残す英断をして貰いたいと思います。無理か、笑

緊急事態宣言の副産物。

小さな飲食店は時短要請の救済金で平常時より儲かったり、要請を無視して深夜営業している店は連日超満員だったり、ピザ屋さんが大きく売り上げを伸ばしたり、朝営業を始めたラーメン店が人気になったりと緊急事態宣言の副産物は数々ありますが、我が家では私の出張および夜の会食が激減したのと、娘のアルバイト先のイタリアンのお店が休業したことが相まって娘と家で顔を合わすことがやたら増えました。普段、一人でリビングにいるときは極力くだらないTVをつけずに読書に耽るのですが、娘がいるとTVドラマや(2周目に入ったらしい)marvel作品のヒーロー物を順を追って彼女が見続けるのについ付き合ってしまったりしてしまいます。見てしまった後は時間を浪費したとまーまー後悔するのですが、多少なりとも親子の共通の話題ができるのは嬉しいものです。(笑)

怒る広瀬アリス
怒る広瀬アリス

広瀬アリスが水野真紀様とそっくりな件。

昨日もなんとなくTVの画面に流れていたドラマを観るとはなしに見ていたら、関ジャニの大倉くんが主演を務める恐妻家の主人公が、タイムスリップして妻を入れ替えてしまうというファンタジーラブストーリーでタイムマシーンを使って人生をやり直すが、幸せになるはずの人生がイマイチで、元に戻した方がいいのかと悩み始めるシーンでした。ヒロイン(恐妻役)の広瀬アリスさんが若かりし頃の水野美紀さんにそっくりで、つい見入ってしまいました。ちなみに、こんな記事も、https://mdpr.jp/news/detail/2114383(笑)
そのドラマが示唆しているメタファーは、幸せな人生は誰と過ごすかでは無く、誰とどの様に過ごすかであり、結局自分自身の在り方が結果を導くというシンプルな原理原則で、若者向けに製作されたドラマもバカにできないなー、なんて感じました。娘がそんなことを感じながらドラマを見ているのかは疑問ですが。。

水野真紀様
水野真紀様

人生は選択で作られるが、1度の選択で良い人生が作られるとは限らない。

人生は選択の連続であり、一瞬の選択の積み重ねによってまるであみだくじの様に人生の結果は導かれて行きます。人生は選択でつくられるというのは、あながち間違いではありません。そして、人は人生を左右する様な大きな選択を行うべき場面にいくつか遭遇します。その時の選択によって五年後、十年後の人生が大きく変わることになるのですが、この「知ってるワイフ」というドラマでは過去の選択をやり直してみるという、誰しもが一度は、あの時違う選択をしてたら今頃どうなっていただろうか?と考えたことがあるであろう、選択のやり直し、過去に遡っての人生の書き換えのストーリーです。大倉くん演じる主人公が気づくのは、人生がうまくいかないのは自分の在り方の問題で、パートナーの選択ではなかった、という事で、選択が人生を作るけど、それは一度きりの選択では無く、常に正しい選択をし続ける必要があり、自分だけが、と我を強く自己中心的な選択を繰り返すとどんどん人生は悪い方向に進むという真理です。なかなかどうして、身につまされる深いテーマでした。たまにはくだらなさそうなドラマを見てみるものですね。。

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世界はTwitterを中心に回ってる。

令和3129日晴れ

終わらない冬はない。

神戸は朝から青空が広がり天気はすこぶる良いのですが、やたら強い風が吹いてまた寒さが戻ってきたのかー、と感じる1日になりました。令和三年のスタートを切った1月も今週でおしまい、2月には必ず大雪が降る寒の戻りがあると言いますが、それでも春はすぐそこまで近づいてきています。明けない夜がないように、降り止まない雨がないように、春が来ない冬は無い。寒い時期があるからこそ、春の暖かさが身に染みて嬉しいもの。寒いのは苦手ですが、もう少しの辛抱だと自分に言い聞かせています。(笑)

風の時代の新たな取り組み。

昨年の暮れ、地の時代から風の時代へと変わる節目に、私も何か新しいことをやろうと考えて長年ほったらかしにしていたTwitterを改めて再開してみることにしました、ロゴも風の時代ぽいし。
そもそも
SNSに向かってつぶやくことなどないわ、と思って今まで放置してきましたが、テレビニュースの元ネタがほとんどTwitterになっているなど、数年前からTwitterが情報インフラとして確固たる地位を築いているのに気づいて、以前から興味を持っておりました。ただ、神戸の片田舎の建築会社のおっさんにはいまいち馴染めない雰囲気もあり躊躇しておりましたが、何事も勉強だと思って最近はちょいちょいつぶやいています。()

世界はTwitterを中心に回っている。

正直なところ、まだあまりTwitterの使い方がわかっていないのですが、最近改めて感じたのは世の中のトレンドはTwitterを中心に回っていると言うことです。もちろん、それが全てではありませんがTwitterの中での流れがそのまま世の中の風潮に転嫁していることが少なからずあり、誰もが無視できない存在になっていることだけは確かだと思うのです。昨日の国会の代表質問でも蓮舫議員がTwitterの中でトレンドワードになった「上級国民」と言う言葉を取り上げて、コロナ下でクラブに行った自民党議員の失態を菅首相を責め立てており、緊急事態宣言で経営が立ち行かなくなっている銀座のクラブの厳しい現状を聞きに行った国会議員が辞職をしなければ収まらない位の勢いで詰められておりました。

もっと取り上げるべき事はないのか?

誰が言い出したかわからない「上級国民」という言葉はいかにもTwitter向きで拡散されやすい詰りかただと思います。それに食いついて軽い気持ちでリツイートしたり、コメントを打ったりする人たちの数を取り上げて、まるで世論だとの勢いでテレビの情報番組でも取り上げて、延々と与党議員の役職者の代議士先生をボロカスにこき下ろしており、私はそのしつこさにさすがに少し違和感を感じました。確かに、緊急事態宣言を出して、飲食店を始めとした多くの事業所に厳しい状況を強いながら立法府の議員がそのルールを守らないとは何事だ!と言うのはごもっともな意見です。それにしても、叩きすぎだ。と感じるのは今の世の中では異端者になってしまっているのではないかと不安になってしまいました。

価値観、判断基準がさっぱりわからない。

国会での代表質問に立った蓮舫議員は、夜遅くまで銀座のクラブのママさんの話を(本当かどうか分かりませんが、)酒も飲まずに聞いていたと言う議員さんを公職者にあるまじきと、さながら人格否定までしている雰囲気を醸しておりましたが、その同じ口で特措法の改正案に対して、本来人間が持っているべき自由を奪い、人権を脅かす悪法だと批判をされていました。
特定感染症で陽性反応が出た人に感染拡大にならないように家に入るように命令して、守らない人に罰金や懲役の罰則を付加することの方が、銀座のクラブで23人で話を聞いた人をなじって辞職に追い込むよりもずっと重要だし、人間としても公職者としても守るべきことのように思いますが、それを声に大にして言うことが憚れる今の世の中は、やっぱり何かが狂ってしまっているのではないかと感じるのです。

世の中の流れを知る。

とは言え、私の思考回路は完全に昭和時代を生きてきた旧人類?のそれであり、平成に生まれ、まだ小さい頃からスマートフォンに慣れ親しんでTwitterによる情報収集が当たり前になっている今の若い世代と比べると、全く価値観も判断基準も違います。どちらがマジョリティーだ、正解だと言うことではなくて、これから日本の社会の中心を担う若者たちがどのような思考を持っているのかを知る事は非常に重要だと思うので、今更ながらTwitterに手を出して馴染もうと涙ぐましい努力をしておる次第です。そして、ついアカウントを本名そのままにしてしまったので、おかしな世間の流れだなー、と思いつつも、思った事を素直に呟くと袋叩きに合いそうで、なかなか呟けていないのが現状ですが、これからなんとかもう少しがんばろーと思っています。

Follow   me!(笑)

若者を中心としたTwitterの世界の人々の感覚を知りたいと覗いていますが、新しいことと、正しい事は決して同じではないし、古くても守るべきものもたくさんあると思っています。また、情報が溢れかえる今の時代では、何が真実で何がフェイクなのかさえわからなくなっています。昨年、ファクトフルネスと言う本が世界的に大ヒットしましたが、事実を事実として見る力がこれから問われるのは間違いなくて、ただその事実さえも自分の目で、自分の感性で確かめて判断する必要があると思います。そんなことを考えながらビジネスとはあまり関係のない立ち位置でTwitter上でつぶやいておりますので、よかったらフォローしてみてください。()
高橋剛志 (@5bEJRGefnvJJxpm) | Twitter

 

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JKでも分かる古典的マーケティング理論。#第89回職人起業塾

令和3年1月28日 晴れ

被って被って被って。。

今日は終日、事務所におりましたが、なぜか午後に予定を詰め込み過ぎて社内を走り回る事になってしまいました、まるでコントをやってる様な馬鹿馬鹿しいくらいの慌しさにアドレナリンが噴き出しました。(笑)そもそも、建築業界誌大手の新建ハウジング社のインタビューを受ける予定は午前にしていたはずなのに、なぜか昼からで、それからマネジメント研修の補講、顧問先での耐震改修の案件のサポートに申請が得意な設計さんを引き合わせたり、夕方からの月に一度の無料勉強会「継塾」の参加者が続々と来社されたりとずっと前の予定に被って次々と対応することになっててんやわんやでした。もう少し、余裕を持ったアポイントを心がけようと反省しきりです。。

理想の状態は五年足らず。

令和3年初めての開催となる本日の第89回継塾はもうすぐ丸8年を超えて9年目を迎えます。よくもまあここまで継続してこれたものだと自分でも思いますが、スタート当時から熱心に通い続けてくれている方もおられ、毎年繰り返し同じような学びを継続することによって、マーケティングコンセプトへの理解が深くなり、結果的に状態を整える取り組みがブラッシュアップされて、数年前から比べると考えられないほど、いい環境になったと言ってくださる方もおられます。今日も保険セールスの田中さんは6年ほど前に出会った頃は自分の事をミスターアベレージと自嘲気味に自称しており、売上目標達成の為に血反吐を吐きながら踏ん張っていたとのことですが、「今では売上には全く意識を置かなくても自然に達成する様になった」と自信に満ちた雰囲気を醸しながら口にされていました。今では誰もがスーパーマン扱いをされています。(笑)

JK登場!

もう一人、私がまだ私塾を開講する前、大阪までジェイエイブラハムの勉強会に熱心に通っていた時から一緒に学び続けている中村さんは前職時代、原理原則に則ったマーケティング理論を実践することで、飛び込みお願い営業から、逆にお願いされ、数年先までの受注を積み上げる様になった挙句、起業して経営者として順調に事業を伸ばして、現在は従業員さんも増やされています。「マーケティングを学んだことで全く想像もできない世界にたどり着けた」と今日も(いまだに)興奮気味に話されていました。そんな中村さんはなんと今日は高校一年生の娘が興味があると言っているので連れて行きます!とお嬢ちゃんを帯同して参加されました。私もいつになく張り切って、(文字通り子供にも理解されるくらい)わかりやすく熱心にマーケティングの根本的な理論を解説しました。(笑)

JKにもわかるマーケティング理論

今日の継塾は年始一発目と言うこともあったのか、想定外に多くの方が参加されました。オンライン参加はおおよそ12名、リアル参加は20名以上も事務所に集まって、コロナ下の中でこんなに多くの人が来られるとは想定していなかったので、ソーシャルディスタンスが崩れていく様を見ながら、いいのかしら?と少しドキドキしてしまいましたが、勉強会が始まってしまうと後はいつもの調子で「風を読め!志を持て!学びを実践で裏打ちしろ!」と熱く語り続けました。いつもと少し違ったのは、途中でチョコチョコとJKに「今の話わかった?」と確認をしてたくらいで、垢抜けた理論、インサイトは中学生にでもすぐに理解されるとの格言?に私の話が沿っているかを確かめながら進めてみました。JKにはその都度、「うん大丈夫、わかりました。」と言ってもらいすっかりご満悦です。

JKに伝えたかったこと、

私がJKに伝えたかったのは、古典的なマーケティング理論は二千年を超えて古代から綿々と現代に受け継がれてきた人間としての「在り方」を正し「人の道」を踏み外す事なく歩む事で、多くの人からの信頼を得ることで持続可能な事業モデルを創り上げることが出来ると言う、誰もが分かっているが誰もが出来ていない世界の真理です。そして、時代の波は目に見える物質の世界から、目に見えない精神、感性の世界へと価値観がシフトして、これからその傾向が益々強くなっていくのを踏まえて、金が儲かりゃいい、今だけ、自分だけが良ければいい、と言った自己中心的な考え方を排除して、未来を見据えて、人様の為に、金だけでは無い価値の創造を目指す人や事業こそが陽の目を見るとの明るい希望です。今日は参加者全員に一年の計、十年の計、終身の計を発表頂いて、志の高い大人がこんなにも沢山いることを感じてもらえたのか、将来起業してみたい!との頼もしい言葉を口にしてくれてました。日本の未来は意外と明るい。いつまでもお父さんと仲良くしてあげてくださいな!

継塾2021年度 年間スケジュール
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味噌作りと書道と教養。#ブランディングのテーマは文化。

令和3年1月27日曇り時々晴れ

水曜日は朝活の日。

今朝もまだ真っ暗な家から事務所の3階ショールームでパソコンを立ち上げてオンラインミーティングに参加しました。圧倒的他者貢献を標榜するギバーが集まる週に1度のミーティングは非常に安心できる場であり、様々な専門家の方々が提供してくれる情報で多くの気づきと刺激をもらえます。今日のメインプレゼンターは新進気鋭の司法書士、土肥先生の後見人制度の話など、非常にためになる話も聞かせてもらえて、今朝もモチベーションを上げてとても良い1日のスタートを切ることができました。

モーニングルーティーン。

私は火曜日の神戸市倫理法人会と、水曜日のBNIドリームチャプターの2つの朝活に参加して活動しておりますが、実は朝のルーティーンを数多く持っており、いわば軽めの毎日朝活の状態になっています。愛犬チャックの散歩や、腹筋と腕立て伏せのショート筋トレはもう長年継続しておりますし、昨年は毎朝論語の素読を行っていました。今年からは、倫理法人会から配布される「職場の教養」と言う日めくり冊子を読んでその内容に対する感想を全スタッフに向けてチャットで個別に配信しています。

職場の教養。

倫理法人会に入会するとセットとして自動的に送ってこられるこの「職場の教養」がなかなか秀逸で、朝礼に活用されている会社も多いとの事ですが、毎日その日に合わせたエピソードや考察が様々なジャンルの観点から書かれており、その幅広い内容は確かに教養を身に付ける足がかりになると感じています。ちなみに、今日の内容は日本の食文化を大切にしましょう。と言うことで、旬の食べ物のことを「走り」や「名残」と言って楽しんできた日本の食文化の素晴らしさについて書かれていました。私たち株式会社四方継ではスタッフ全員で無農薬農業に取り組んで、安心安全な季節の野菜を収穫してそれぞれの家庭にシェアする取り組みを行っており、スタッフも職場の教養の内容に共感してくれるところがあったのではないかと思います。

ひと、街、暮らし、文化をつなぐ。

実は、昨年リニューアルした株式会社四方継の経営理念は「ひと、街、暮らし、文化をつなぎ四方良しの世界を実現する」と定めています。理念は事業の目的ですから、具体的な事業計画に落とし込み確実に理念の体現に近づいていくアクションを行わければなりません。もともと建築事業が中心の会社なので、街や暮らしに対してのアプローチは以前から行っているものをブラッシュアップする形で事業計画を立てており、昨年から新たに立ち上げた「つない堂」は地域コミュニティー事業と言うことで人をつなぐ事を熱心に行っています。最後に残った「文化」についての事業が今一つぼんやりしておりこれからの課題となっています。

テーマは文化。

我々が次世代に着くべき文化とは、まず第一に長年の伝統に支えられてきた世界に誇る木造建築の技術の継承で、この部分については社員大工育成の一環として長年継続して取り組んでいます。しかし、それだけでは四方良しの世界を実現する大目標とはかけ離れており、全く話になりません。文化とはもっと幅広く多岐にわたって人の営みを良くするものであり、伝統と革新の両方の要素が混ざりやった抽象的でありながらも明確なものだと思うのですが、残念ながら現状ではまだまだ勉強不足の感が否めないのが正直なところです。

まず必要なのは教養から。

マーケティングの神様、コトラー博士はその著書マーケティング4.0の中で、目指すべき姿として事業者が提供するサービスや商品によってユーザの自己実現に寄与するようにならねばならないと書かれています。それもまだiPhoneが普及していない時代にもかかわらず、オンラインとオフラインをシームレスにつなげたコミニケーションが必要であるとも示唆されています。自己実現の定義として、マズローの人間の5段階欲求の構成から見れば、明らかにモノではなく目に見えない何かであるのは間違いなく、私はその1つの解が文化だと理解しています。奇しくも今日は毎年恒例の天然酵母を使った味噌作りのイベント開催と書道のお稽古の日、まずは熱心に学び、文化の下地となる教養を見につけるところから社員とともに取り組んでみたいと思っています。


以下は告知です。

暮らしを良くするつない堂のイベントページはこちら
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信じる事で人は変わる。#お前の親になったるで

令和3年1月26日 晴れのち雨

怯え過ぎない、ナメ過ぎない。

火曜日は朝活の日。今朝は寒さもずいぶん緩みましたがまだまだ夜明けが遅いまま、今朝もまだ夜の延長のような真っ暗な内から神戸市倫理法人会のモーニングセミナーの会場であるポートピアホテルへと向かいました。緊急事態宣言下ではありますが、倫理法人会の兵庫県支部は感染予防に留意しながらもリアルな対面式のモーニングセミナーを果敢に開催を続けています。風邪やインフルエンザと同じ感染症であるコロナに対して怯え過ぎず、侮り過ぎないフツーの感覚に従って判断している感じが素晴らしいと感じて、私も毎週参加する様にしています。特に今日はコロナ第3波の前から計画していたスペシャルセミナーで、100名近くの参加者が集い熱心に学びの時間を持たれている様はなかなかの壮観でした。

苦すぎる経験。

本日の講話者は様々なメディアにも取り上げられている、職親プロジェクトの立ち上げメンバーで、受刑者の更生を支援すべく、刑期が明けた受刑者を引き取り、仕事と住宅を提供されているカンサイ建装工業の草刈健太郎氏でした。不良少年に生き甲斐とやり甲斐を持って働ける環境を整え、一人前の職人に育てることをミッションに掲げている私としては非常に興味をそそられるどころか、完全に感情移入してまるで自分のことの様に深く聴き入ってしまいました。草刈氏の講話は全体を通して笑いも挟みながら明るい雰囲気で運ばれてはおられましたが、その言葉の奥に隠された壮絶で苦難の連続であろう実際の事業運営をイメージしてしまったのは自分自身が何度も若者に裏切られてはまた受け入れることを繰り返してきた苦い経験を嫌という程してきたからだと思います。

決断。

草刈氏は以前、アメリカに渡っていた最愛の妹を同居していたアメリカ人の彼氏に惨殺されるという厳し過ぎる経験の持ち主で、被害者の親族として犯罪に手を染めた者を忌み嫌うのが一般的だと思いますが、震災ボランティアなどの活動を続けていたご縁で刑務所に拘留されている受刑者の社会復帰をサポートする団体と関わり、日本の再犯率の高い事を知って、更生の手伝いをする事で自分と同じ様な悲しい思いをする人が少しでもいれば良いと考えたと言われます。とは言え、再犯率が40%と言われる受刑者を、親代わりとなって引き取り、社員として受け入れるのはやもすれば事業所の存在さえも危うくする位大変なことで、理屈でわかったからといっておいそれとできることではありません。ご自身の悲しい経験もさることながら、周りの人にも大きな迷惑をかける可能性がある受刑者の採用は簡単な決断ではなかったと思います。

人は変われる。

正直に申し上げると、私には前科はありませんし犯罪者ではありません。しかし、まだ中学生の子供の頃ではありますが、警察のご厄介になったことが数回あり、今となっては世間様に顔向けできないような面倒を起こし、ご迷惑をかけた経験があります。社会に出て、数多くの先輩方に支えられ、教えられて漸く人並みに真っ当に働いて生業を立てることが出来る様になり、今では偉そうに研修事業を行ったりして若者に上から人の道を説いたりしておりますが、元々そんな大した人間じゃないし、そんな資格もありません。ただ、私が信じてやまないのは、人は(程度の差はあれ)誰しも過ちを犯すし、その過ちを悔い改めて変わる事が出来るという事です。そんな自分自身の経験から、今の日本の試験に合格するための学校教育に馴染めない、学歴社会からドロップアウトせざるを得なかった若者達に夢と誇りを持って働く場を提供したいと思い、これまで何度も少年院や児童相談所からの若者を引き受けてきました。

男子の志は塩の様に溶けやすい。

私が今までいわゆる非行に走ったと言われる不良少年達を受け入れてきた結果は、正直あまり芳しくありません。当然、引き受ける時は親代わりのつもりで預かりますし、大工の見習いに入る事で人生を大きく変える転機にしようぜ、と将来のキャリアプランを提示して、今までと違う世界で生きていく事を本人の口から聞いて、それをサポートすることを約束します。しかし、残念ながら人の意思はそんなに強いものではななく、昔のことわざで「男子の志は塩の様に溶けやすい」と言われる様に、少しの時間で初心を忘れてつい、安易な方に流れてしまいがちなのは、若者だけではなく、50歳も半ば近くの初老になった私でさえも、未だにその傾向を払拭できずに悩む事があります。いわんや、未成年の子供にそれを主体的に継続させることも強制することも出来ようはずもありません。遊びたい盛りの若者をダメだボケだカスだと言ってもしょうがありませんし、言えないのが現実です。

信じる以外の選択肢はない。

今日の講話者の草刈氏は、刑務所から引き取った若者が何度も逃げ出してもまた受け入れ、違う職につきたいと言えば斡旋し、何度でも際限なくチャンスを与え続けると言われません。そこまでしないと人は簡単には変われないし、またそこまでしても離れていってしまう人もいるのでしょうが、受け入れてくれる人や場があるだけで、犯罪を犯す一線を越えるのを踏みとどまる人は必ず出てくると思います。私も今一度、若者との関わり方を考え直す素晴らしい機会を頂けました。今までも結構な数で裏切られてきましたが、まだまだこんなもんじゃない、信じて信じて信じ切る姿勢を持つことを改めて覚悟したいと思います。それが私のミッションの根本でもある事を思い出させてくれる素晴らしい講話でした。草刈社長、本日はありがとうございました。


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信頼は現場からしか生まれない。#一期一会と四方良し

令和3年1月25日晴れ

至福の日曜日。

久しぶりに青空が広がる気持ちの良い月曜日の朝になりました。昨日の日曜日は台湾での事業でご縁を頂いてスタッフ共々何かとお世話になりっぱなしのクライアントと朝から日本での新規物件の設計打ち合わせ、そのまま昼から知り合いの茶人が開かれた茶事、初釜にご一緒した後、夕方からは神戸では唯一無二の本格的なBarを併設した江戸前寿司のお店に食事に行き、新進気鋭の寿司職人による日本の食文化の最高峰を丁寧な仕事で出してもらい最高に幸せな時間を過ごしました。期せずして、これから計画する建物に和の文化を取り入れる提案にもなったようで嬉しい限りです。幡社長、本日は長時間お付き合いいただきましてありがとうございました。

現場からの引き合い。

朝一番に店舗の改装工事の現場に立ち寄って担当者に注意点の説明だけしてから出社すると、先日寿司店の工事をご依頼いただいたクライアント先の製造業を営んでおられる本社の総務課から事務所に電話がかかってきました。たまたま居合わせたので電話を取ってみると、寿司屋さんの工事をすごく丁寧に良い仕事をしてもらい満足しているので事業所の他の部署の案件でも是非とも工事を頼みたいと社長が言っているので来てほしいとの事でした。もちろん喜んでお受けしたのですが、実のところそのお寿司屋さんの工事は私は紹介を受けて予算だけを聞いて担当の大工にデザインから予算組みまですべて任せきりでその社長とも契約時はもとより完工後も結局一度もおお会いできていないままでした。スタッフの努力で現場で結果を出し、クライアントの信頼を勝ちとって、きっちりと次の仕事に繋げてくれたのは本当に嬉しい限りです。

紹介に頼って大丈夫ですか?

ひと昔前、小さな工務店に営業ノウハウを販売するとの触れ込みで荒稼ぎしていたコンサルタント会社は「紹介やリピートに頼った営業で大丈夫ですか?」と工務店経営者に対して危機感を煽りました。そして、新聞折込チラシの反響の取り方や現場見学会でのクロージングのやり方、そしてハウスメーカーと同じような企画商品の開発の必要性を訴えて、先行きの見通しが明確に立っていない工務店はこぞってそのコンサル会社の支援パックをリースを組んで購入しました。今考えたらむちゃくちゃですが、その当時、宣伝広告に長けたハウスメーカーやリフォーム会社の台頭によって地域密着の工務店経営者は危機感を持っており、こぞって「やり方」を教えてもらうのに大金をはたいたものでした。もちろん、それをきっかけにして大きく成長した会社もありますので、一概に詐欺まがいの悪徳商法だとは言いませんが、そこから蟻地獄のように次々と出されるやり方、ノウハウばかりを大金をはたいて追い続けてダメになった会社は数知れません。。

あり方への回帰。

私が建築の世界に入った30年近く前くらいからこの業界は大きく変わり宣伝広告やプロモーションに多くの費用をかけれる会社、もしくは上手な会社が数多くの仕事を集めるようになり、昔ながらの良い仕事をしていたら次々仕事はきれずにやってくるものだ。と言っていた大工工務店は自分では仕事が取れず、下請けをするようになってしまいました。時代の流れについていけず、消費者に安心で頼りがいのある存在だとの認知を広げることができなかった工務店にも問題はありますが、そこにつけ込んだコンサル会社が跋扈することによってトドメをされた会社も少なくありません。そんな経緯があって、住宅業界ではやり方ばかりが取り沙汰され、あり方を正し、本質的な価値を高める風潮がなくなったのと、圧倒的な職人不足に陥っている現状とは深い関係性があります。

一期一会の現場

そんな中にあって、今回のように大工スタッフに全て任せて工事を行い、圧倒的な信頼を勝ちとって次の仕事の依頼をとってきてくれるのは私にとっては非常に嬉しいことで、社員の大工をを信じて全てを任せて良かったと思うとともに、その私の期待に応えてくれるスタッフには心から感謝をしています。30年ほど前までは、ごく当たり前だったことではありますが、その当たり前が全く通用しなくなった今の世の中で、地域に密着する工務店としてあるべき姿に引き戻せているのは、ひとえに現場担当者がお客様の立場に立った選択を行い、その喜びを真剣に考え、同時に関係する職人さんや、協力業者さん達と良いものづくりをしようと心を1つにして努力してくれているおかげだと思っています。その根底には四方の皆によくなってもらいたいと言う経営理念に対する理解があるのだと感じられ、とても嬉しい1日となりました。引き続きスタッフとともに一度のご縁を一生の付き合いにできる丁寧なものづくりを進めていきたいと心から思います。


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風の時代に対する誤解 #自己正当化と都合解釈

令和3年1月23日雨

設計の日

昨日の朝から降り出した雨は季節はずれの長雨になり今日も1日中振り続きました。今日は1日中事務所にこもって珍しく設計チームのサポートをすべく、CADを立ち上げて店舗の納まり図面や、新築の構造図等、(簡単な)図面を描き続けました。設計自体はそんなに得意ではないし、ずっと設計業務に携わって熱心に勉強している設計チームの担当者の方が間違いなく私よりセンスは良いのでしょうが、開口部の内法を揃えるとか、製材されてくる構造材の寸法に合わせて建物の架構を考えるとか、現場での経験を積んだ大工上がりの視点でアドバイスをしておきました。たまにやってみると完成をイメージしながら図面を書く作業は楽しいものです。

目指すべきは真の価値創造

夕方からは同業の若手経営者と(これも珍しく)サシ飲みで語り合うべく明石の老舗寿司店へと足を運びました。私は全国や地域の事業者団体に数多く参加しており、50歳も半ば近くになった年齢的なものあり、そのうちいくつかは会長職や副会長など運営側の役を拝命しています。商圏が重なる同業者とも「我々が目指すべきは競合他社を蹴落して、自社の受注を取りまくることではなく、真の顧客満足であるべきだ。」との考え方をもとに、近くの工務店やリフォーム会社とも競合として敵対視するのではなく、切磋琢磨しながら共に成長すべく、忌憚なくなんでもいい合える関係を長年築いてきました。そんな立場的な視点から今日はどうしても聞いて(言って)おきたいことがあり、年下の若手経営者を私の方から食事に誘いました。

地産地消の啓蒙活動

実は私、数年前に兵庫県の林務課から地域木材活用の啓蒙団体の運営を委譲されて代表を務めています。その運営資金の捻出のために第三者的な立ち位置で、建築知識のある事務局担当者による地元産財の活用とともに、地域で活躍する安心安全な住宅を適正な価格で請負い、工事を行っている工務店を紹介する仕組みを構築してきました。工務店でありながら、同業他社を紹介する仕組みを作ってきたと言うのは少しおかしな話ではありますが、規格化された大して性能も高くない住宅を注文建築だと言って高額で販売する営業会社である大手ハウスメーカーに比べて、資金力が脆弱で宣伝広告やプロモーション、莫大な費用をかけ続けて住宅総合展示場にモデルハウスを出店するなどの集客は出来ないけど、ハウスメーカーよりもずっと顧客に寄り添い、丁寧な良い家づくりができる工務店さんを多くの人に知ってもらいたいと思ってその団体を運営しています。

ボランティアじゃ無くミッション

ちなみに、私のような工務店経営者が代表務める工務店を紹介する団体で、私が自社の受注をとってしまっては、公平性が担保できないと言うことで、弊社はその団体からの紹介先として外しています。何年にも渡って1円の見返りもない事業に時間とお金を使い続けているのは、正直ばかばかしい話ではありますが、業界全体が少しでも良くなれば良いと思いますしし、何より夢のマイホームを取得しても後悔する人が後を絶たない現状を、モノづくりを生業にしている一人の設計士であり職人としての観点から改善できれば良いと思っています。住宅は人生を作る環境であり、建築にはものすごい力があると信じているからです。そして、私が創業以来からのミッションに掲げる職人の地位向上は、まず工務店が安定経営の基盤を整えて人材育成に取り組んでもらうことが不可欠で、そこには理解ある見込み客の集客が欠かせないと思うからで、ボランティア活動では無くミッションです。

人材育成の為の環境整備

そんな私の立場的なこともあり、余計なおせっかいとは思いつつも、メンバーの経営者向けにアドバイスやワークショップを開催したり、ときには厳しい批判をすることも少なからずあります。その根底にあるのは、自分だけが良ければ良いのじゃないってことと、住宅事業に携わるには常に今だけではなく、長期的な視野に立って経営を行わなければならないと言うこと、そして、事業を成り立たせる売り上げ利益は非常に重要ですが、同時にそれを継続させるための人材育成に取り組み金額だけでは計れない価値を想像するべきだと言うことです。特に、ものづくりの本質である作り手の育成は大きな先行投資が必要なだけに長期的なビジョンとともに覚悟を持って向き合わなければ絶対に前に進みません。一般社団法人職人起業塾で建築実務者向けの研修事業を行なっていることもあり、そこに取り組んで貰える状態を整えるお手伝いをしたいと思っています。

世の中はすべからず表裏一体

新型コロナによるパンデミックを機に、世界中の価値観がひっくり返り、風の時代になったと言われます。ロジックではなく感性重視の時代とのことですが、それは思いつきばったり、気の向くまま、嫌な面倒なことから逃げる、好きな事だけをやってればイイ、個人主義を貫く、周りへの影響を顧みない、今だけ良ければイイ、金だけ儲かればイイ、自分だけ良ければイイと言った価値観が正当化される時代という意味では決して有りません。むしろ、自由は責任とセットだと言われますし、自由を手に入れるためには力を身につける必要があるのは時代に関係無く通ずる真理です。世の中はすべからず表裏一体だと考えれば、風の時代にこそ、根本的な部分についての確固たるロジックとその理論を口先だけでは無く行動で示す信頼性が重要になったと言えると思うのです。今夜、次世代を担ってくれると期待を寄せている若手工務店経営者にはそんな在り方を今一度見直し、面倒で苦手な事から逃げるのは金輪際やめにして圧倒的な信頼性を持って工務店業界を盛り上げてくれ!と強い口調で言っておきました。もちろん、自戒を込めて。こんな一見無駄な事の積み重ねが、きっと、少しずつ四方良しの世界に近づいていくのだと信じつつ。(笑)


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同じ資金計画で中古リフォームから新築? #卓越の戦略

令和3年1月22日雨

記念日決め放題。

いい夫婦の日と言えば11月22日と思ってましたが、1月22日もどうやらいい夫婦の日らしくて、〇〇の日と言う記念日は思いついた人が勝手に作りたい放題なんだと改めて。ついでになぜかカレーの日でもあるらしく、今日のランチは自作のカレー。ではなく、少し悲しい気分になりつつも、大好きなカレーカップヌードルをすすってしまいました。深い意味があるなしにかかわらず、単純に記念日だと言うだけで何かしら人の行動を促すもの、私も何か語呂合わせを考えて何とか記念日を作ってみようかと思ってしまいました。と言っても、あまりいいのが思いつかないので、社内でスタッフに募集してみたいと思います。

何を伝えるかよりもどう伝えるか。

金曜日は朝活の日では無いのですが、スタッフ佐藤君が参加しているBNIアルバトロスチャプターでメインプレゼンテーションの担当が彼に回ってきて、昨年末まで私が主催する一般社団法人職人起業塾で行っていたリーダーシップ研修の内容から「事業の棚卸しと細分化したマインドマップをもとにプレゼンテーションを行います。」と彼に報告を受け、興味があったので私もゲストとして参加させてもらいました。口下手の佐藤君にしては、(結構練習したのでしょうが、笑)なかなかしっかりと私たちの新しい事業内容について説明をしておりました。ただ、今は風の時代、何を伝えるかも大事ですがどのように感情に訴えて聴き手に伝えるかが非常に重要です。上手に話すことに集中し過ぎて、熱い思い、パッションが伝わりにくくなってしまっていたのが少し残念でしたが、我々の事業の目的をよく理解してくれている感じが伝わり、わたし的には合格点をあげたいと思います。(笑)

契約とは約束。

朝活の後は今年初めてとなる新築工事の契約に設計担当のまゆみさんに同行して、設計事務所としての重要事項説明(一応、管理建築士です。)と、工事請負契約書の約款についての説明をさせて貰いました。資金計画と土地探しを終えて、設計、プランニングの段階になるとほぼ私はノータッチで設計スタッフと大工スタッフに任せてしまうのですが、これから始まるお客様との長いお付き合いの節目となる契約にはできる限り立ち会わせてもらうようにしています。スタッフとともに誠意を持って理想の暮らしづくりに精一杯の努力をいたします。との思いを込めて、末長いお付き合いを約束して契約書を締結してきました。

信頼関係からのスタート。

私たちつむぎ建築舎は、一切の宣伝広告を行っておらず、基本的にご紹介とリピートのお客様だけで事業を成り立たせています。ごく稀にホームページからの問い合わせもありますが、検索で上位に表示されるSEO対策も随分前に切っておりますし、ブログでの情報発信はしていますが、インターネット上のプロモーションも一切行っておりません。京都のお茶屋さんのように一見さんお断りと言うわけではありませんが、ご縁を頂く当初の段階から信頼関係の構築ができやすい方と仕事をしたいと言う思いがあり、とにかく工事を終えてお引き渡しする際、その後のお付き合いを通してご縁をいただいた方にご納得、ご満足頂いて、つい知り合いに紹介したくなるように、現場での顧客満足を最大限まで高めるようにスタッフとともに様々な努力を重ねています。

同業者からの紹介

紹介で生業を成り立たせているので当然ですが、いろんな方からお客様をご紹介いただきます。本日ご契約いただいた方は、いつもとは少し毛色が違い同業者の工務店さんからご紹介してもらいました。紹介してくれた工務店さんは私が主催する塾の塾生でもあり、数年前から新人営業マンの彼に資金計画の組み立て方からマーケティングまでさまざまなレクチャーをしてきたこともあり、自分が忙しすぎて対応できないこともあって弊社のスタッフに連絡をくれたようです。ただ、紹介された当初は新築ではなく中古物件の一戸建てを買ってリフォームをして住み変える計画になっており、ほぼ決めかけていると言う候補の中古物件の調査に行ったのがきっかけです。

中古を買ってリノベーションの是非。

近年、中古物件を買ってリノベーションするのが少しブームになったこともあり、新築にこだわらず住み替えの中古物件を探される方も多くなってきました。私もよくそんな相談を受けるのですが、十中八九、物件購入をお勧めしません。とアドバイスしてしまうのが実際で、中古物件を購入してリノベーションしましょうと実務に進むのはほんの稀な案件のみです。正直なところ、私としては目の前に仕事がぶら下がっているのにそれをなくしてしまうような選択は、少し残念ではありますが、長い視点で物件の価値を見たり、耐震や断熱の性能面とイニシャルコストだけではなくランニングコストや、住宅ローンの適用金利など、トータルコストを考えると、やめておきましょうとアドバイスする結果になってしまいがちです。仲介をされる不動産屋さんには随分と嫌われますが、良心に従った結果ですので致し方ありません。(笑)

ご縁に感謝。

今回ご契約となったお客様も、結果的に(ほぼ決めかけていた)築浅の中古物件を買ってリフォームをするのをやめて、神戸市から外れた少し西にエリアを変更して広めの土地に必要な間取りを兼ね備えたコンパクトな新築住宅のプランに変更することになりました。全体の資金計画的には、国交省の補助金の活用などもご提案したこともあり、中古物件を購入するのとほぼ同じ金額ではるかに使いやすい、住みやすい家が出来上がると随分とお客様には喜んでいただいています。契約後に、「当初出会った頃のリフォームプランから考えるとずいぶん大きな変更になりましたね」と申し上げると、「本当にあなた達に出会えて良かった」と嬉しい言葉をいただくことができました。ご紹介いただいた工務店さんにもきっと喜んでもらえると思います。(笑)

目指すのは四方良しの世界。

私たちが信奉する原理原則に則ったマーケティング理論を如実に表す「卓越の戦略」と言うものがあります。それは戦略というよりも世界ナンバーワンマーケターと言われていたジェイエイブラハム氏が提唱した「あり方」で、株式総額を含めて押しも押されぬ世界一のブランドApple社も取り入れているその戦略(在り方)の中に、「まだ顕在化していない顧客の真のニーズを汲み取り導くリーダーとなる」と言う一文があります。私たちはプロフェッショナルとしてお客様に言われたことをそのまま鵜呑みにして行うだけではなく、本質的な願望や要望を汲み取り、それを実現するための提案をできなければならなくて、出来る限り綿密なコミニケーションとUX的な観察・調査を行うことで、潜在的に眠っているニーズを汲み取り、それを実現して初めて事業の目的に沿った仕事ができると思っています。そんな思いをプランを作る設計担当から実際に現場でものづくりを行う大工、そしてアフターフォローを行う担当者までの全員で共有して初めて工務店としての強み、存在意義を発揮できると思っています。また一歩、四方良しの世界の実現に近づけたような気がした良い1日でした。(笑)


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言ったもん勝ちの世界の終焉 #本物の時代

令和3年1月21日晴れ

新大統領就任。

雨降って地固まる。と言う表現が適当かどうかは分かりませんが、とにかく大きな混乱もなくアメリカはバイデン新大統領に政権が移行しました。ここ数日、アメリカ大統領就任までにクーデターまがいの大きな波乱があるとあちこちで耳にして、これをみたほうがいいと紹介されるYouTubeを見てみると、これが真実だ!との触れ込みでバイデン新大統領こそが巨大な悪の中枢で、トランプ元大統領は長年不正を続けてきた闇の組織を暴く正義のヒーローの扱いになっている動画がたくさんでした。一昨日配信された動画にはメキシコとカナダの国境から250,000人の人民解放軍が国境を越えて侵攻したとの情報を大手メディアは隠しているが真実だ、いよいよ戦争が始まったのだ。と気勢を上げる方までおられました。それはないやろう〜、と、その動画を見て私は一気に冷めてしまいましたが、少なからずバイデン新大統領に選挙戦での不正があったと思っている方はきっと今でも多くいるし、これからまだ不安定な政治状況が続くと言う話題はネットの中で拡散され続けるんだと思います。

沈黙は金か?

中国の古いことわざで雄弁は銀、沈黙は金と言うものがあります。私は20年以上建築会社の経営を続けてきて、ペラペラと必要以上によくしゃべる男がいかに信用できないかと言う事例を数多く体験し、言葉ではなく行動でしか人を評価してはいけないことを骨身に染みて知っています。なので、上述の沈黙(してても行動で示せる人)は金、と言う価値観が人を見るとき、評価するときの根本にあります。もともとのことわざの意味合いとは少しズレるかもですが、言ったもん勝ちの世界にだけは絶対になってはいけないと思っています。しかし、インターネットの発達で誰もが自分のメディアを持ち、自由に情報発信できるようになった今の世の中では、フェイクニュースが蔓延しているだけでなく、少なからずオーバートークやポジショントーク(自分に有利なロジックを並べる)がそこここに散見されます。今は、言ったもん勝ちの世の中になってしまったと少なからず嘆いています。

メッキだらけの世界。

しかし、薄っぺらいメッキは必ず剥げるのは物事の理。今は時代の大きな変化の過渡期にあり、大容量のデーター通信が誰にでも簡単にできる様になった事でブレイクしたYouTubeが目新しいこともあり、大きな人気を博して情報配信による認知拡大、集客ツールとしてもてはやされています。アメリカ大統領選挙にまつわるフェイクニュースが繰り返し拡散された事でもわかる様にYouTubeこそ言ったもん勝ちの最たるメディアになっていると思います。フェイクニュースもまさかここまで嘘を堂々と言わんやろーと思うくらい堂々と繰り替えされると、だんだんとそうかしら?と思ってしまうのは人間の心理の怖いところですが、これはフェイクニュースだけではなく、利益誘導のためのボジショントークでも同じで、建築業界でも専門家として一般消費者に正しい知識を身につけてもらいたいとの思いで客観的事実を配信している様でも、結局それが自社にとって都合のいい側面だけを述べてしまっている動画の多い事に少しうんざりしています。

言ったもん勝ち、やったもん勝ち。

今日、紹介で相談に来られたお客様は一年ほど前に新築で夢のマイホームを手に入れられた方でしたが、予定していた二期工事を新築を発注した施工業者には頼みたくないと、私たちのところにお越しになりました。話を聞くと、その業者の経営者は契約するまでの態度と契約後のそれとは全く180度変わり、細かなニーズをくみ取って一緒に満足できる家づくりを行います、とか、家は出来上がってからのメンテナンスも重要です、頻繁にコミュニケーションをとって、維持管理をしていきましょう、などと耳障りのいい事を並べていたにもかかわらず、結果的には電話をかけてもメールを送っても返信もなく全く連絡を取り合わない様になってしまったとのことでした。私としては双方のお話を聞いたわけではないし、同業者のことをジャッジする立場ではありませんが、同じ建築業者として、住まい手側の契約の履行(請求通りの代金の支払い)が誠実に行われたのであれば、長年に渡って責任をとる義務があると思います。これもまるで言ったもん勝ち、やったもん勝ちの世界です。

本物の時代がやってくる。

私が原理原則に則った経営を行う古典的マーケティングを学び出した15年前に、まず始めにやり方では無く在り方を学び、自ら正せと当時まだご存命だったメンターに教わりました。そして、まず作ったのは、私たちが何の為に、どの様な想いでこの事業に取り組んでいるかをリアルな自己開示と共に言葉に表す事と、それを言葉だけでは無く、仕組みに組み込んで実業で必ず実現できる体制(状態)づくりでした。この地道な取り組みこそが、自分から売り込む事なく安定的な売り上げ、利益を上げ続け、事業を存続させる力でありロジック(マーケティング)だと教わりました。その時の文面は今は新しくなった株式会社四方継のHPからは見ることが出来なくなっていますが、その文末に私が書いていたのは「本物に時代がもうすぐやってきます!」との言葉でした。現在の言ったもん勝ちが蔓延る風潮に抗う意味を込めて、初心を忘れることがない様に近いうちに社名等の修正を行ってからHPに戻してもらおうと思います。当たり前のことが当たり前に為す人と人との繋がりこそが四方良しの世界を作ると信じてやみません。以下に、創業の想いの文章を改めて再掲しておきます。

ご縁を頂いたあなた様へ

私のことについて。

はじめまして、すみれ建築工房の代表取締役 高橋剛志と申します。初めてのご挨拶として自己紹介がてら、少しだけお話をさせて頂いてもよろしいでしょうか。
私は生まれも育ちも、今までの人生のほとんどをこの地で過ごして来た、根っからの神戸っ子です。その性分と言いますか、特徴はと言いますと、片田舎の小都市であるにも拘らず、古くから港町として栄えて新しいもの、珍しいものを早くから取り入れてきたことの名残りが街の随所に見られるように、異文化を柔軟に受け入れることだと思っております。目新しいものにはなんでも興味を持って、すぐに飛びつく、と言ったあまり良くないような風にも言われますが、本当に価値があるものか?使えるものなのか?広く受け入れられて定着するものなのか?と言った、本質に目を向けて判断するバランス感覚は知らず知らずのうちに養われてきた様に思います。関西に在って、大阪のような経済の中心でもなく、京都のような歴史の中心、表舞台だったような風格もなく、港が栄えたことによって幾ばくかの産業をもたらされただけの小さな町はとても窮屈な感じがして、若い頃はあまり魅力的には感じずにこの地から離れて暮らすことを選んだこともありました。しかし、離れてみると、住んでいた時には感じなかった良さが見えてくるもので、神戸の小さい町特有の仲間意識や、海と山がいつもそばにあり気軽に自然に親しめるロケーションが実は好きでたまらないということに気付き、何年も経たずにこの神戸の地に舞い戻ってくることになりました。

被災地での経験。

神戸に帰ってきてからの私は様々な仕事につきました。学歴も、資金も、コネクションも持たない自分が将来を切り開いていく方法を懸命に考えました。そして、たどり着いたのは、ありきたりですがやはり手に職をつけるということでした。それからは大工の見習いとして小さな工務店に働きながら、将来の独立を夢みて独学で建築の勉強をする日々が続き、数年後には建築士の資格を取得することができました。そして、奇しくもその翌年に、あの大震災が起こったのです。その時、私も被災者の中の一人でした。水道もガスも一月以上復旧せずに、神戸市外の親戚の家までお風呂を使わせてもらいに通いました。母親が住んでいた団地は玄関ドアの開閉が出来ないほどの損傷を受けて、全壊の判定を受けましたし、震災の当日に見舞いに行った長田地区の友達や知り合いの家や事務所は瓦礫の山と化していました。あの地震でたくさんの方が尊い命を亡くされ、神戸の経済が壊滅的な打撃を受けたのはご存知の通りです。実は、震災前の神戸の建築業界は構造不況とも言える大不況の真っ只中にありました、小さな工務店などは息も絶え絶えな状態のところが本当に沢山ありました。それがあの震災を期に、捌き切れないほどの仕事が突然舞い込んできて、神戸の建築に携わる者全員が息を吹き返したのもまた事実なのです。まずは仮設住宅の建設、次には膨大な数の倒壊した家屋の解体撤去、そして街が少し落ち着くと資金がある人は我先にと新しい家を建てたり被害にあった部分を直したりしました。私はその頃はまだ大工職人として工務店に勤めておりましたので、休みも無くがむしゃらに働くだけだったのですが、今考えると、そんな中でより忙しくしている会社に転職をしたりもして、独立への基礎を固めた時期でもあったようです。私の人生もあの地震で大きく変わったのは否定することは出来ません。『すみれ建築工房は、阪神・淡路大震災がきっかけで出来た工務店である。』というのもまた事実なのです。

私たちの存在意義。

私たちはとても小さな会社ではありますが、その誕生のきっかけの底辺に神戸の人たちの大きな悲しみがある以上、ほんのちっぽけなことでも、何かお返しをしなければならないと考えます。そして、その悲しみの原因は天災だけではなかったのです。震災後、私たちは瓦礫の山になった住宅を押し分けるようにして家を建てていきましたが、倒壊しなかった家というのは特別な構造の住宅では決してありませんでした。現在では震災の教訓を生かして建築基準法は改正され、検査での技術的な水準は大きな進歩をしましたが、その当時でも、昭和56年に制定された新耐震基準と言うものがありました。実際、倒壊した建物のほとんどがその基準を満たしていなかったのですが、それはただ、築年数が古かったというだけの理由ではなく、構造的な根拠を持たない建築業者や大工が安易にリフォーム・増改築を行ったことに起因して壊れてしまった建物も沢山あったのです。それは完全に旧態依然の悪しき慣習にどっぷりと浸かった建築業者による人災だったのです。震災の復興事業は誰が想像したよりも早く進みました。しかし、それは表面上だけで、被害が大きかった地域に少し入ると基礎だけが残されて、更地にもならずに放置されたままになっている土地が未だ随所に見られます。それと同じように日本全国から建築業者が集まってドサクサの中で行われていた建築の震災復旧では、実は表面上だけの繕いに終始して、本質的な問題解決をなされないままになっている建物もいまだに多くあるようです。震災前までの長年の間、神戸の産業の中心だった港湾関係の活気は震災前の面影には戻りません。真の震災復興と言うのはありえない、と言っていいほどあの地震は取り返しのつかないほどの深い爪あとを神戸に残して行きました。そんな表面的な震災復興が終ったタイミングで創業した私たちは自分たちの存在意義を考えます。建物の作り手として、設計者として、建設業者として、人として、何のために存在しているのか、何のために存在を許されているのか、その答えを探すことが、神戸で震災後に生まれた建築業者としての事業そのものであると考えております。
・私たちは、お客様の命をお預かりしていることを、認識しています。
・私たちは、お客様の生活の基盤を作るお手伝いをしていることを理解しています。
・私たちは、お客様の楽しく、明るい、幸せな家庭を築くために神戸の地で建築の仕事を続けていきます。

ご縁を頂いた方との約束。

小さな町神戸で、私をはじめ、すみれ建築工房のスタッフ一同は、生涯をかけて、私たちに関わって頂く、すべての方々の楽しく心地よい暮らしと、安心と安全の住まい、そして明るい未来に向かえる生活の基盤つくりのお手伝いに情熱を傾けることを決意すると共に、固く約束致します。この約束を守ること、この約束を継続し続けることが私たちの存在意義となって行くのだと思います。そして、この約束を守るために、私たちは考えうること全てに取り組んでいきます。まずは、はじめの接客窓口からご希望を真摯に伺うヒアリング。そして設計、プランニング、積算、見積りを一貫して行える設計部門の内製化と、スキルの向上への絶え間ない努力。次に、思いをカタチに具体化する、建築現場での作業を自社の社員で行う内製化と、技術基準の平準化、そして厳正な社内検査による品質の確保。工事が終わってからも、普段からお住まいに関するあらゆる問題点をいち早く解消出来る様に、常時専任の担当者が半年に一度以上の頻度で定期的に無料メンテナンスに巡回する仕組みも構築してきました。私たちはとてもちっぽけな会社ではありますが、ものづくりを自らの手で行うことにより、私たちと関わり合いを頂く皆様に安心・安全・ココチよい、を確実にお渡しすべく、固い志をもってこの神戸の地にゆっくりと、そしてじっくりと根を張ってきました。あなたさまが私の思いを聞いて下さったこと、そして、このような出会いがあったことに心から感謝致します。ありがとうございます、そして今度は私たちにあなたさまの思いを是非お聞かせください。ホンモノの時代がもうすぐきっとやって来ます!


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読んでから行くか、行ってから読むか。#お伊勢さん詣 #神話の世界

令和3年1月20日快晴

禍福糾える縄の如し。

昨日から伊勢に来ています。毎年、新年の松の内が明ける頃に、松坂で建築・不動産事業を営まれている上月社長にアテンド頂いて信心深い同業の仲間と一緒にお参りさせて頂いている伊勢神宮に今年も無事にお詣りすることが出来ました。例年は地元伊勢のカリスマ現地ガイドさんの説明を受けながらの参拝なのですが、新型コロナの影響でボランティアガイドの活動も止められているらしく、今回は以前にガイドさんにお聞きした説明を皆で復習しながら外宮、正宮、別宮を回ることになりました。伊勢神宮の鳥居にはなぜ〆縄が無いのか?など、鳥居をくぐる前から足を止めて丁寧に説明してくださったガイドさんがいなかった分、今回は例年に比べて参拝が早く進み、今まで立ち寄れなかった別宮にもお詣りする事が出来たのは瓢簞から駒?災い転じて福と成す?的な感じでとても良かったです。

別宮コンプリート!

ちなみに、今回の参拝でお参りしたのは、内宮(皇大神官)の別宮では荒祭宮、月読荒御魂宮、月読宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮・瀧原宮、瀧原並宮、倭姫宮、風日祈宮。外宮(豊受大新宮)の別宮では多賀宮、土宮、月夜見宮、風宮と格が高いとされる別宮をほぼコンプリート出来たのはとても嬉しい誤算でした。特に、正宮(内宮)から車で30分以上離れているにも関わらず毎年必ず立ち寄るゼロ磁場のパワースポットとして有名な瀧原宮の前に、この地に天照大御神が祀られるきっかけとなった倭姫のエピソードが絵で紹介されているのを見ていたその倭姫を祀られている別宮に足を運べたことで神話の世界がより身近に感じる事が出来たのは大きな収穫でした。

無宗教ですが。。

実は私、毎月御朔日に近所の氏神様にお参りに行ったり、神道において最高神と言われる天照大御神を祀っている伊勢神宮に毎年通ったり、初詣は日本最古の神社とも言われる大神神社に詣ったり、日本でもっとも高い霊場であり、神社がある富士山に10年間続けて登拝したりしておりますが、普段からがっつりと神道を宗教として認識し、信者として過ごしている訳ではありません。「あなたの帰依する宗教は?」と質問されたら「残念ながら無宗教なんです、」と答えています。ただ、日本人としてふつーの感覚で八百万の神の存在をさほど意識する訳でもなく、そもそも在るものとして当たり前に認識しているというのが正直なところです。神道系でも天理教や金光教など、熱心に活動されている方からすると信仰しているとは言えない頼りなさですが、世の中には自分自身の力ではなんとも出来ない事がたくさんある認識は持っていて、八百万の神に対して畏敬の念を持って向き合うようにしている次第です。

薄い様で深い日本人の宗教観。

ちなみに、宗教色の強い国と言えばやはりイスラム諸国だと思いますが、イスラム教徒がモスクに礼拝に行く数よりも日本人が神社に足を運ぶ数の方が何倍も多いと言われます。日本人ほど宗教に関心が薄い国民は世界に無いと言われることもありますが、実は古代から連綿と続いてきた日本人の宗教観は八百万の神と言われるほどの多神教であるが故、表面的な意識をしないまま、全国民と行っても過言でないくらいに広く、そして奥深くまで浸透しているのかも知れません。自然な感覚で日本中どこにでもある神社に立ち寄る度に、感謝を胸に、願望やそれについての決意を空で唱えるのは日本人なら誰しも違和感を感じないと思います。そんな神と自然と人間との緩やかで実は固く結ばれている関係が世界に誇れる日本人らしさを形成しているのではないかと思っています。

神の存在。

そんな、あまり熱心ではない私の信仰(というのもおこがましい?)ですが、年々歳を重ねる毎に興味が湧いてきて、少しずつではありますが信仰心が芽生えてきている様に思います。だからこそ、三輪山や富士山に登拝したり、伊勢神宮に通ったりするのですが、その様な経験を積み重ねる度に神の存在を感じる事が多くなりました。昨年から通い出した屋久島は半分は屋久島で作られる屋久島の杉で作ったフローリングなどの製品の販売・流通を通しての仕事で、地域活性化の為に山と街を繋げる取り組みの一環ですが、あと半分は九州の山岳信仰のメッカの屋久島にお詣りに行っているというのが正直なところです。屋久島の森に入って樹齢7千年と言われる縄文杉に代表される樹齢1000年を優に超える屋久杉や太鼓岩と言われる巨岩に向き合う事で間違いなく何か目に見えない力を与えられていると感じます。若干、スピ系のノリなのは否めませんが、目に見える事より目に見えない事の方が圧倒的に多いのも真理だと思っています。

アマテラスの暗号

そんなこんなですっかり他力本願な考えが染み込んでいる私ですが、この数年、大好きな歴史小説のジャンルも戦国時代一辺倒から神話系にまつわる本を読む事がとても多くなっています。衝撃的に面白く、のめり込んだのは高橋克彦さんの「竜の柩」で古代日本と世界最古の文明と言われるシュメールが繋がっていたと言うトンデモ系ではありますが、あながち単なるフィクションじゃないのでは?と思えて、その後、関係する九州の宇佐神社や国東半島の聖地巡礼まで行ってしまったくらいです。(笑)そして、今回のお伊勢さん参りに合わせて読んだのが「アマテラスの暗号」で、ダビンチコードを凌ぐ名作と書かれた帯に惹かれて手に取りましたが、非常に面白く、伊勢神宮参拝の楽しみが倍増しました。映画と原作の関係の様に、読んでから行くか、行ってから読むかの悩ましい問題は(繰り返しお参りに行くなら)関係なく、ずっと楽しめる視点を持つ様にできる良書です。お伊勢さん詣でに行かれる方は是非読んでみてください。強くお勧めします。(笑)
こちらからどうぞ→https://honto.jp/netstore/pd-book_30406878.html


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