マーケティング4.0を実現するライフスタイル提案と情報ソース

令和3年2月4日晴れ

脱建築業

今日は事業系のクライアントに当初の相談内容とは全く違う着地で私の提案を受け入れていただき、無事ご契約を頂くという嬉しい出来事がありました。一昨年から昨年の年頭にかけて社名も事業内容も刷新すべくリブランディングに取り組んで以降、私たちは建築請負業ではなく、お客様の真のニーズを汲み取って暮らしやご商売の課題解決のお手伝いをする地域コミュニティー事業だと言い続けておりますが、だんだんとそれが形になってきたように感じています。建築はあくまでも手段の1つであり、目的にはなり得ないことを肝に銘じてこれからもスタッフと共にお客様に向き合っていきたいと思います。

マーケティング4.0

脱建築請負業を標榜するにあたって、最も重要だと位置づけたのはクライアントの目的を共有する深いインタビューと観察調査であり、同時に私達が身につけ無ければならないのは、見い出した課題を解決するための提案力です。本業が建築業であるだけに、相談される内容は建築にまつわることが多いのは当然ですが、クライアントの目的は理想のライフスタイルの実現であり、建物を作ることではない以上、私たちが提案する内容は建築以外の切り口が必要で、そのためには幅広い知識の引き出しを持たねばなりません。マーケティングの神様コトラー博士がマーケティング4.0は顧客の自己実現に寄与する事業であると予言されましたが、まさに時代のニーズがそこに高まってきていると最近とみに感じます。

何を得るかより誰から得るか。

顧客の真のニーズに対応するには、建築以外にも提案の引き出しを数多く備えなければ本来の我々が目指している事業は成り立たないわけで、それはとにもかくにも情報収集が命です。しかし、闇雲にインターネットをサーフィンしたところで使える情報が手に入るわけではありませんし、情報が溢れかえる現代は余計に必要な情報が手に入れにくくなっているように感じます。私が情報ソースとして大事にしているのはやっぱり人とのつながりで、様々な分野の人たちと交流を持つことで情報得るヒントを数多くいただいています。どんな情報を得るかよりも、誰から情報を得るかの方が重要だと最近とみに感じています。

学ぶべきはあり方と世界観。

今日の夕方からもサードビジネスの提唱者であり、著者で地域活性化コンサルタントの清水ひろあきさんと、専業DIYerになる決意を固めた山中くん、空き家対策プロジェクトチームのキーマン、背は低く、腰も低いが志は高い鶴田さんとのミーティングの場を持ちました。そこでの話題は建築の専門的な話ではなく、ビジネスモデル構築の話でもなく、これから我々が目指すべき世界観とか、地域を創生するコミュニティーのあり方だとか、基本的な価値観を熱く語り合う場になりました。このような多様性を持ったコミュニティーに参加することで、アイディアや情報収集のヒントを得ることができ、提案の引き出しを増やすことができると改めて感じる時間となりました。引き続き幅広い専門分野の方々にご教授いただきながらクライアントの自己実現に寄与できる提案力を磨き続けたいと思います。清水さん、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 


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