餞は『一期一会』と『残心』

9月23日 晴れ

大型連休となったシルバーウィークも今日で終わり。

今日は水曜日と重なったということで、連休関係なしのすみれ事務所もほぼお休み、さすがに静かな一日でした。

私も特に外出の予定もなく、落ち着いて事務所に籠って書類整理と資料作りと書き物に集中することができて、夕方は毎年恒例のお墓参りへ、良い締めくくりになりました。

お彼岸の墓参り
お彼岸の墓参り

 

それにしても、月日が経つのは早いもの。

連休が明けるとまもなく中国人実習星の王くんと張君が中国に帰国します。先週末に送別会をした時はまだ先のように思っていましたが気がつくとXデーはもう直ぐそこ。

3年間の実習期間も長かったようで振り返ればあっという間だったような気がします。

歓送迎会集合写真
歓送迎会集合写真

 

外国人実習生を受け入れ続ける理由

外国人実習生の受け入れは、様々な問題点が指摘されることもしばしばで、賛否両論あるのはよく知っています。

それでも、長年にわたって実習生の受け入れを続けているのは、お互いにとってメリットのあるwin winの関係が築けると思っているから。

自社の社員大工による施工は、極力1人ではなく、ひと昔前で言う『てったい』(手伝い)や『ボンさん』(見習い)を連れて現場に2人で行くようにさせたいと思っています。現場を担当する大工の数だけ若衆が必要となりますが、建築業界に若年層の入職者が激減して、そんなに多くの若衆が集まらない原状があります。実習生を受け入れることで、それを補完できるのは非常に大きなメリットです。また、異国の地まで来て技能や言語、文化を学び取ろうとする前向きさ、高いモチベーションを持って仕事に向き合う姿勢は日本人スタッフに取って大きな刺激を与えてくれます。

実習先は日本に来ることで、(一応、)中国にいる時よりは稼げるとともに、日本語を習得し、日本文化を理解することで帰国してから大きなチャンスを掴むことができる可能性が開けます。彼らにとっても、人生を成功に導く大きな転機になるきっかけになると思っています。

彼らは単に出稼ぎに来てお金を貯めるだけではなく、また私たちも単に低賃金の労働力を確保する為だけではありません、それだけを目的としては外国人実習生事業は絶対にうまくいく事はなく、お互いの成功を望み合う関係性を構築出来るからこそ、実習生の受け入れを継続しています。

送別会にて、工務部集合!
送別会にて、工務部集合!

彼らに学ばせてもらった、周りの環境は自分次第ってこと。

そして、それはどちらの立場にあっても自分次第で良くも悪くもなるというのが実際で、全ては自分次第です。その意味から言うと今回実習を終えて帰国する2人は素晴らしい人材でした。

片言の日本語しか話せない状態でやってきて、日々勉強を積み重ね日本語の検定試験に合格し、飽くなき向上心と前向きな思考で仕事を覚え、いつしか日本人のスタッフと同じように頼りにされるようになりました。自らの努力で周りの環境を一変させて、自らも働きやすく、周りに感謝される環境を自分達で作り上げたのです。

そして、日本の文化を理解し吸収しようというたゆまぬ努力を積み重ね、日本人よりも日本人らしい価値観、基準で物事を判断できるようになりました。

恥ずかしながら、私自身もすみれのスタッフもそんな彼らに多くのことを学ばせてもらったように思います。

なので、送別会は涙、涙、大ちゃん男泣き(笑)

号泣のプレゼント贈呈式
号泣のプレゼント贈呈式

これには私も思わずもらい泣き、、

餞の言葉が言葉にならない
餞の言葉が言葉にならない

建築女子も大泣き。

 

お餞別

そんな彼らに帰国のお土産にと所望されたのは、私の直筆の書を書いて欲しいとのことで、(文字も指定、笑)この連休の落ち着いているときに、と、拙いながらもなんとか書き上げてみました。

恥ずかしながら、、(出来映えについては、私自身の備忘録という事でご容赦下さい、汗、)

一期一会
一期一会

一期一会は、(いつ出逢いがあっても万端の準備を整えるべく)日々のたゆまぬ努力こそが人との素晴らしい出逢いを生み、その『縁』が必ず君の人生を豊かにしてくれるはず。

残心
残心

残心とは、心を残すこと、それは優しさを忘れない事に他なりません。
そして、優しくあるには強くあらねばなりません。
人との縁を生かし、強く、優しく、意義の深い人生を送って下さい。

という、彼らへの3年間の感謝と、これからの人生についてのエールを書き込んだ手紙と共に。

またの再会と、お互いの成長を確認し合える機会があることを願いながら、日本での経験が彼らのすばらしい人生の糧になることを祈りつつ、、

王くん、張くん、本当に三年間ご苦労様でした。

ありがとう。達者でな!

スリーショット
スリーショット

成果をあげる目標設定@建設職人甲子園Osaka

9月22日 晴天というか秋晴れ。

原因不明の腹痛にさいなまされた昨日から一日経って、なんとか復活。(笑)

昨日は今年2回目?の休肝日として、ホットワインを一杯だけ飲んで(結局飲んでる、苦笑)ゆっくりと風呂につかってからベッドに入ったら、なんとか朝までぐっすり眠ることができました。

体を緩めることも大事ということですね。

 

秋空
秋空

数年に1度と言われる大型の連休となった今回のシルバーウィーク、SNSを覗くと旅行にイベントにと、楽しそうな画像がいっぱいで私も気分だけ楽しませていただきました。

とは言え、すみれ事務所、現場も数件は相変わらずの平常営業、私も午前中は設計事務所の先生にご紹介いただいた先に見積もりの提出と打ち合わせに行ったりといつもとなんら変わらぬ1日をお過ごしましたが、あまりにもいい天気なので少し早めに仕事を切り上げ、夕方からお誘いいただいたBBQにお邪魔させて貰おうかと思っています。

 

さて、お題目は一昨日の夜、工務スタッフのいっぺーくんと大ちゃんを伴って参加してきた勉強会での気付きです。

建設職人甲子園Osaka定例会
建設職人甲子園Osaka定例会

 

建設職人甲子園定例会

『 建設業界から日本を元気に!』というスローガンを掲げ、『共に学び、共に実践、共に輝く』の理念のもと、職人の社会的地位向上を目指して職人自らが学ぶ場を作ろうという試みです。

創業時から、職人の社会的地位向上を会社のミッションとして取り組んできた私たちと同じ方向性、同じ思考の団体ということで、すっかり意気投合してこの度、すみれも正規会員に入会しました。

基本的には、毎月私が自社で開催している「職人起業塾」と同じような内容で、職人が意識改革をして、行動を起こし自らの価値を高めることで業界全体を変えてしまうことを目指しています。
いつも社内で私の同じような話ばかり聞いて、いい加減うんざり気味の帯同した工務スタッフの二人も、場所を変え、講師を変えて学ぶ事で新たな気付きがあったのではないでしょうか。(笑)

 

成果を上げる為の目標設定とは

今回の研修会のテーマは『目標設定』ということで、表面的な数値目標や行動目標ではなく、しっかりとした目的意識を持って、理念やミッションという大きな方向性の中で目標を設定する事の重要さを説かれました。講師の宮脇春夫氏はなぜ目標設定が大事なのか、なぜ目標を人と共有する事が必要なのかという根本の部分からワークも交えながら丁寧に説明頂き、非常に分かりやすい良い講座だったと思います。

その中で、目標設定の5つのポイントとして、『SMART法』をお紹介頂きました。

  1. Specific (明確な期日と内容)
  2. Measurable (数値化)
  3. Attainable (挑戦しがい、達成可能な)
  4. Relevant (関連のある)
  5. Timebound (締め切りを設ける)

どれも当たり前に大事な事ばかりですが、その中で重要なのは、挑戦しがいのある目標設定にすべきだ、との事。なるほどなー、と思いました。

挑戦しがいのある目標設定とは、成功率が高すぎても、低すぎてもモチベーションが上がらない事を考えると、成功率が50%前後、頑張ったら到達するけど、少し失敗が重なると達成しない部分であり、確かに、簡単に達成出来る目標はおざなりで、難易度が高すぎるものは無茶な設定となります。
そして、成功率というぼんやりとした基準は人それぞれであり、経営者が立てる目標に対してスタッフが同じ成功率を感じられるかというと、非常に疑問が残ります。

だからといって、それぞれがそれぞれのスキルに合わせて個々に目標設定、その達成に向けて努力するのは良いとしても、それではいつまで経っても会社全体として大きな目標を設定、達成して大きな成果を生み出す事は出来ません。
会社全体の業績を向上させる為の目標を設定し、その達成に力を合わせて皆で取り組む事は非常に大きな意義があるのも事実であり、そのギャップを埋める取り組みを行なう事が成果を上げる為の目標設定の考え方になるとの事でした。

建設職人甲子園Osaka定例会
建設職人甲子園Osaka定例会

 

コミュニケーションを阻害する6つの理由

そして、ギャップを埋めるにはどうすればいいか?という問いへの答えはやっぱり、情報発信とコミュニケーションとなります。経営者は大きな目標を立てる意味やそれに対する勝算、具体的な達成方法について他のメンバーと共有するべきだし、その経営者の考え方にギャップを抱えて理解、納得出来ないメンバーは、どの様な理由でその目標が難しく感じるかを伝えるべきです。
その相互間のコンセンサスを取る事で、会社としてやりがいのある、そして成果の上がる目標を作り上げれる様になる、という理論は非常にしっくりと腹に落ちる内容でした。

ちなみに、建設業界、特に職人に多い、意志の疎通を妨げる、自分の意見、情報発信をしない、(だから)伝わらない理由は、

  1. 照れくさい
  2. 慣れていない
  3. 言葉が出て来ない(語彙が少ない)
  4. 考えが明確になっていない
  5. 言った事が出来ない時に困る
  6. 自信が無い

との事でした。ほぼ、職人アルアルですね。(笑)

 

結局は意識改革

どれも、「なるほど、職人さんってそうかもね、」と思えるようなもっともらしい理由ですが、そんなことを大事に守って一体なんの良い事があるねんっ、と、冷静に考えると、一つずつ慣れたり、勉強したり、考えたり、勇気を出してみたりするべきだと思いますし、それこそが『意識改革』に繋がり、圧倒的な行動の差=成果の差を生み出すと思います。

ひとり一人の職人が、『自分の未来は自分で切り開かなければならない』という意識を持って、苦手意識を払拭して自立出来る人材に変わっていく事で、この建設業界は大きく変わると思っています。逆に、これが出来なければ、職人の社会的地位の向上も、次世代を担う若い職人の育成も侭ならず、旧態然の悪習に引きずられて日本の建設業界は衰退の一途を辿るのではないでしょうか。

建設職人甲子園、職人起業塾の仲間と共に力を合わせて職人、経営者の意識改革を進めて行きたいと思います。

まずは、いっぺーくん、大ちゃん、見本となる職人として頑張って!よろしくー。

 

 

おまけ、

毎月すみれ本社で開始している日本式、職人、建築会社経営者向けマーケティングの勉強会の参加者の声を沢山頂いているので、コツコツご紹介させて頂いてます。
今月はいよいよ今週、25日(金)19時からです。
参加費は無料、懇親会は飲み食べ放題3000円!です。(笑)
ご興味がある方はお気軽にコメント欄まで〜。
イベントの詳細はこちらです→第25回職人起業塾

職人起業塾参加者の声⑦

引き出されます!見つめなおせます!行動にしていけます!心の火が灯りっぱなしになっているのを体感中…です。

高砂市 ナチュラルライフオーガナイザー A様

*****レビューここまで******

A様、シンプル且つ熱いコメントありがとうございました。

ご参加頂いてからの溢れ出るような情報発信をされている姿を見て、私自身も大きな刺激を受けております。日々の情報発信を通してご自身の中でのブラッシュアップ、そして本質の抽出を繰り返されているのは圧倒的で、勉強させて頂く事も多く、陰ながら感謝しております。

引き続き、ナチュラルに頑張って下さい、私も置いていかれない様に鋭意努力致しますので、宜しくお願い致します。

ちなみに、非常に勉強になるA様のブログ、ご紹介しておきます。ご一読をおススメします。

ナチュラルライフオーガナイザー 秋田真沙美のあなたらしく、心地よく、ナチュラルな暮らし作り

 

『在り方』の学び方。

9月21日曇り

シルバーウイーク中盤、世間さまは絶好の行楽シーズンを楽しまれているようですね。

 

超久々の体調不良につき、、

私と言えば、昨日の夜半過ぎから突然厳しい腹痛に見舞われ、一晩中ベッドとトイレを行ったり来たり。いつの間にやら空が白々となり、とうとうろくに眠れないまま朝を迎えました。

『食あたり』になりそうな心当たりは無いのですが、珍しくひどく体調(胃腸?)を崩してグロッキー気味、朝になっても全く良くなる兆しがなく、ずいぶん悩みましたが、大事をとって出かける予定をすべてキャンセルとしました。

映画「大地の花咲き」お披露目イベント in 関西

楽しみにしていた映画の配給会社「ハートオブミラクル」さんの最新作、「大地の花咲き」の関西初めてとなる上映会も行くのを断念、チケットを昨日たまたま一緒に映画に行こうと誘った山本太郎さんに譲って代わりに行ってもらうこととなりました。

太郎さんに後で映画の感想をじっくりと聞いてみたいと思います。(苦笑)

とにかく、失ってみて初めてわかる健康の大切さ。普段から体を動かしたりとかして、ある程度は気をつけているつもりではいましたが、胃腸も鍛えれる様に?もう少し気を配ることが必要なのかもしれません。痛いとかもありますが、とにかく腹下しは突然やって来る便意の恐怖で表を出歩けませんので。。。(苦笑)

 

ハートオブミラクル社の提供されているモノ

さてお題目は、本日参加できなかった上映会に関連してのまとめです。

実は、毎年1回、同業者の経営者さん達と共に合同で自主上映会を開催しておりまして、今期で4年連続4回目となります。

今回予定しているのは、新作の「大地の花咲き」で、この作品を含めて、自主上映会で取り上げる映画はすべて「ハートオブミラクル」さんの作品です。

ちなみに、これまでの作品を並べてみると、

4分の1の奇跡
http://www.heartofmiracle.net/movie/index.html#s1

僕の後ろに道はできる
http://bokunomichi.net/ying_hua_punoushironi_daohadekiru_%7Eqi_jiga_qi_jidenakunaru_rini_xiangkatte/homu.html

日本一番幸せな従業員を作る
http://www.heartofmiracle.net/movie/index.html#s6

となっており、すべて実話に基づくドキュメンタリー映画。どれも自分たちのあり方を考えさせられる非常に素晴らしい作品です。

 

在り方から始まる。

それぞれの作品は、建設業には直接関係が無いようなテーマではありますが、どんな業種、業態であっても根本にあって1番重要な事は、『人としてのあり方』、『企業としてのあり方』だと思っています。

あり方を考える=理に叶う行動を念う=理念の構築と繋がって、企業活動の目的とされる理念の体現とは、まず、正しい在るべき姿を考えること、『あり方』を考えることからすべてが始まると思っています。

その意味からするとこれらの作品で入江監督、岩崎監督が私たちに問いかけてくれる「どうあるべきか?」という設問は観るたびに胸に迫るものがありまして、この体験を何とかスタッフや同業種の仲間たちと共有できないかと思い、毎年、自主上映会を続けている次第です。

 

とにかく盛会おめでとうございます。

そんなこんなで、年明けの来年1月に予定している自主上映会では今日関西で初めてお披露目をされた「大地の花咲」をぜひやりたいと思っておりまして、今日はなんとしても上映会に参加しなければならなかったのでした。

本来は、お披露目上映会に参加→感想をシェア→自主上映会の告知。

と言う流れのはずでしたが、、、暴飲暴食の毎日の暮らしを反省します。(泣)

しかし、今回の上映会を皮切りにこれから頻繁にあちこちの劇場で上映されることになると思います。私もできるだけ早い段階で見に行きたいと思っておりますし、(まだ見ておりませんが、)絶対にいい映画だと思いますので、告知を見かけたらぜひ観に行って頂ければと思います。

ジャンルや業界が違えども、同じような価値観、同じような方向性を持っている数多くの方々とのご縁を心より嬉しく思っております。

岩崎監督、本日は非常に盛会だったようで何よりです。おめでとうございます。

珍しく体調を崩してしまい、残念ながら参加できませんでしたが次の上映会には必ずいきたいと思っておりますし、今期も自主上映会の企画をしておりますので引き続きよろしくお願いします。

とにかく、おめでとうございました。

 

 

おまけ、

今日は安倍首相の誕生日との事ですが、売り出し中プランナーカナちゃんも誕生日。

夜になって(腹の調子も)少し落ち着いたので近所の肉バルへお祝いに。

カナちゃんHBD!
カナちゃんHBD!

いくつになってもこんなのって盛り上がっちゃうよね、(笑)
おめでとう!

茶の湯に学ぶ、最高のパフォーマンスを叩き出す状態。

9月19日 晴天

今日は月に一度の茶の湯のお稽古の日。

表千家の中興の祖、如心斎の忌日を偲んで、お茶湯のお稽古でした。

あまり扱う事の無い油滴天目茶碗でのお点前は緊張しきりであまりスムースに出来ず、いつもながら情けない気持ちを引きずりながら、反省しながら帰途に着きました。

明石城お堀
明石城お堀

 

一向に上達する気配がない。。(焦)

茶の湯のお稽古に通い始めてもう4年が経とうとしているのにも拘らず、実は一向に上達しておりません。(汗、)
月に一度程度のお稽古でそんなに上達するものではない、と先生に言われ、「ま、ゆっくりでもしょうがないか、」なんて自分で自分を慰めておりましたが、最近になってそれにしても上達のスピードが遅すぎる事に気がつき始めています。
年月をかけて教えて頂いた事を蓄積していればそんなことは無いはずですが、お稽古を終えて、翌月に行くと先月習った事の半分くらいしか出来ない始末。この調子じゃ、いつまで経ってもまともなお点前なんか出来っこ無いのでは、と真剣に焦り初めています。

 

原因は、、ではなくしょうもない言い訳。(涙)

季節によって炉と風炉が切り替わるとか、薄茶とお濃茶がごっちゃになるとか、自分なりに覚えられない原因?は色々とあるのですが、冷静に考えるとそれらを含めて茶の湯な訳で、それ自体難しい事を言い訳にしてしまうと、もうどうしようもありません。。
社内でも良く話すのですが、大体の人は、言い訳をしようと思って話す事はなく、胸を張って出来ない理由をまことしやかに話すもの。「言い訳ではありませんっ、理由の説明ですっ」と自信満々に言う程、実際他人から見れば酷い言い訳だというのはよくあることです。。
ここはやっぱり、しょうもない言い訳をせずに、子供の頃から教えれてきた学びの基本に立ち返り、予習、復習をしっかりしよう、それしか無いか、、と反省しきりです。

和邇浜を臨む
和邇浜を臨む

 

課題は次から次へと、、

それにしても、お稽古を積み重ね、遅いなりにもお点前を覚えて行く中で、上達したらしたで、次のステージでの新たな課題が生まれてきます、というか課せられます。
初めは、茶の湯を点てる順序、道具の配置等から覚えていく訳ですが、それらが分かって来た頃には所作の端々について、細々とした指摘を頂きます。
全体の流れから細部の所作に移った時点でお点前はまたもや一気に難しくなり、私のノータリンの頭はすっかり混乱。挙げ句、覚えていたはずの事まで分からなくなってしまったりと、振り出しに戻ったように思う程、情けない事も少なくありません。
しかし、これって茶の湯のお稽古に限った事ではないよな〜、なんて普段の仕事でも同じようなコトが起きているとハタと気付きました。
問題解決の先には得てして次に克服すべく問題が待ち受けているものです。

 

 

美しい所作は指先から

最近、先生に教えられた事で印象的だったのは、「指先をまとめたら美しく見えます。あなたのお点前は小指がすぐにばらけるからダメなのよ、」とのご指摘です。
なるほど、と思い、指先をまとめようと注意しながら行なうのですが、気にしているにも拘らず、一向にきれいに指先が揃いません。
「またばらけてる、」と何度注意されても、どうにもうまくいきません。
そんなとき、姉弟子の教えて頂いたのは、手のひらを丸くすること。
「(張り切って、)指先を伸ばそうとするから自然と小指が離れてしまうのよ」との事でした。
実際、やってみたら、なるほど!5本の指先をピンと伸ばしたら、自然に小指が離れます。
指先を伸ばして所作を美しく見せようとすればする程、手先がばらけてまとまりの無いお点前になってしまい、力を入れずに少し手を丸めるくらいのつもりでいれば、全体的にきれいに見えるという事が分かりました。

 

最高のパフォーマンスを叩き出す状態。

『自然体』と言うのでしょうか。
お点前の所作を通してお教え頂き、自分自身、体感した事は、きれいに見せよう、よく見せようと意識し過ぎると、変なところに力が入って結局、うまくいかなくなる。って事であり、これは決して茶の湯に限った事ではないような気がします。
仕事にしてもスポーツにしても、適度にリラックスして自然体を保つ事が最高のパフォーマンスを叩き出す事に繋がるとよく言われますし、武道の世界では平常心を保つ事の重要さをよく耳にしました。
この度、自分の身体を通して学んだ事は非常に貴重な体験で、言葉で分かっていた事を体感として腹に落として理解出来た気がします。この学びを日常の様々な事に対する戒めとして最高のパフォーマンスを出す自然体、平常心を養って生きたいと思います。

日々是修行ですね。。

 

比良山
比良山

 

おまけ、

毎月すみれ本社で開始している日本式、職人、建築会社向けマーケティングの勉強会の参加者の声を沢山頂いているので、コツコツご紹介させて頂いてます。
今月は来週の25日(金)19時からです。
参加費は無料、懇親会は飲み食べ放題3000円!です。(笑)
ご興味がある方はお気軽にコメント欄まで〜。

職人起業塾参加者の声⑥

マーケティングをはじめ、沢山の難しい言葉が出てきます。難しい塾です。

それを、学のない私にも理解できるような塾であります。

しかし、いくら勉強してマーケティングを覚えても行動しなければ絵に描いた餅、食べることはできません。

マーケティングの事はまだまだ分かりませんが、塾長がよく話される、今しなければならない、緊急性のない大事なことを、自分から進んでするようになりました。

肝を教えるのと同時に、一番大事な心の奥にある自分のやる気を起こさせてくれる塾です。

塾長!ありがとうございます!

神戸市 リフォーム会社経営 T様

*****ここまで転載*****

T本さん、ありがとうございます!

学びをキッチリと行動に移す姿勢、素晴らしいの一言です。
目覚ましい成果を挙げておられるのも当然の事だと思います。

地域に密着して、顧客に愛されながら継続的に売上げ、利益を上げ続けるビジネスモデルの確立に邁進して下さい。

私も一緒に学び、行動し続けたいと思っておりますので、引き続き宜しくお願い致します。

 

想いが叶う6つのステップ、または想いを叶えない6つの難関。

9月18日曇り

食欲の秋全開!なのか、最近やたらお腹が空きます。今週は外食が少なかったこともあり、自宅で食卓に出されるまま食欲に任せて食べているとどうやら消費カロリーを摂取がオーバーしていたようで、秋本番を前にしてまさかの2.5キロ増。

朝の筋トレの運動量を5分から7分に増やさないと、と若干焦り気味です。(笑)
食欲の秋、摂取と消費のバランスにしっかりと留意したいと思います。

 

今日の(個人的)トピック

昼からは、事業所兼住宅の新築工事の提案と見積もりを提出にお客様宅へ向かいました。
1回目のヒアリングでお客様の要望がまだぼんやりとしており、あまり確かな方向性が見えてなかったので、ご提案ということでオススメのプランを作ってお持ちしました。
お客様に見ていただくと、思いのほかイメージに合っていたようで大まか喜んでいただけたように思います。後は、予算とのすり合わせ。本音の部分のご要望をしっかり汲みとって、ご納得いただけるプランに修正したいと思います。
まぁ、もちろん設計、プランニングは私がするわけではなく、スタッフにがんばってもらうだけなのですが、、

みまっち、よろしくねー。(^^)

175号線
175号線

夢をカタチに。

私たち建築会社の仕事は、お客様の言葉を聞いてそれを図面に現し、なおかつ、実際に建物として作り上げるのが仕事です。

日々、当たり前のようにやってはおりますが冷静に考えるとコレって非常に難しい仕事です。
「夢をかたちに」と、建築の世界ではその一連の流れを相言葉のようによく言われますが、それを実現するためには越えねばならないくつかのハードルがあります。
そのハードルを上手に越えないと建築の仕事は単なる無駄な作業の積み重ねとなってしまいます。

 

6つの難関。

そのハードルとは、

建主がまずどんな建物にしたいかという想いがまとまっているか。

次にその想いが言葉にできているか。

そして聞き手がその言葉を理解できているか。

建築のプランニングにその理解した想いを落とし込むスキルがあるか。

設計した意図を建て主にフィードバックができるか。

そして図面通りに建物を作るのはもとより、建て主の想いを理解して現場で工事を進めることができるか。
と、建て主の想いが叶う建築には次々と難関が待ちうけています。

それぞれ、どれも難しい問題であり一つずつ取り上げてみても一筋縄では解決できないようなことばかり。

 

想いを叶える鍵

私自身、日々その難しさを体感しているわけですが、その解決の方法の鍵はやっぱりコミニケーションじゃないかと思うのです。

建て主の思いをしっかりと汲み取れる場を作ること。
聞き取った内容をしっかりと確認ができること。

設計図に表した際はもちろんですが、絵に描いたよう餅と実際に食べるそれは違うモノ。
実際に建物に出来上がっていく過程でもその安心できる『場』を作って作り手が積極的に建主に向き合い、意に沿った建物になっているか確認しながら進めなければ想いを叶える建築は絶対に叶わないと思っています。

一発勝負の家づくり。

多くの人にとって、家を建てるというのは、そんなに何回も経験出来る事ではありません。
殆どの人は初めての経験、かつ一生に一度の事。

生命保険に加入して借り入れをしてまで取り組む一生に一度の大事業、絶対に失敗は許されない事を考えると、確認の上にも確認、そのまた上にも確認と「これでもかっ」と言う位の周到さが必要だと思うのです。

終わり悪けりゃ全てダメ。

そんなこんなで、入り口から出口まで、一貫して建主の想いを汲み取り、確認する『場』を作り上げる事が、建築会社にとってマストなタスクだと思っています。

そして、どうしてもコミュニケーションが欠落しがちなのは現場の職人。

作業はモチロン、コミュニケーションを積極的に取る事が失敗しないモノづくりに携わる者の仕事だと理解する、職人の意識改革こそ、建主の想いを叶える建築の要諦だと思っています。
すみれでは、毎月一回、職人の意識改革を目指す勉強会、『職人起業塾』をオープンに開催しております。
ご興味がある方は気軽に問い合わせ下さいね。(笑)←今月は25日、結局告知かよ、(^_^;)

http://sumireco.co.jp/craftsman-support-project.php#01

 

おまけ、夕方からは三木で予定外のサシ飲み。

O林社長、ゴチになりました。^ ^

O林社長の事務所
O林社長の事務所

おまけ2、

このところ、すみれで毎月開催している(職人の意識改革とそのシクミ作りの)勉強会のレビューを多数頂いておりますので、コツコツと紹介させて頂きます。

職人起業塾参加者の声⑤

私は開講以来SNSで参加させていただいております。毎回開催後、職人起業塾議事録をアップしてくださるので、そのレジュメと高橋社長の補足、参加者の方々のコメント、ブログでみなさまの意見を知り、一人で設問を考えるスタイルで学ばせていただいております。高橋社長の詳しくかかれた議事録ときめ細やかなフォローのおかげで、日々の行動が変わりました。「信頼を得る」「人として、どう在るか」はビジネスだけででなく、人生テーマにもなっております。職人起業塾に参加させていただき本当によかったです。

アクティブブレインセミナー認定講師 N様

*****転載ここまで*****

Nジュン様、ありがとうございます。

リアル参加されていないにも拘らず、非常に積極的な姿勢で学ばれているのには、いつも頭が下がる思いです。
それにしても、一人で考える時間を持つ習慣って素晴らしいですねー。

引き続き宜しくお願い致します、そのうち是非、リアル勉強会にもご参加して下さい。

お待ちしております。

 

Nジュン様に頂いたレビューにあった様に、実はこの勉強会、SNS上に勉強会の参加者むけの非公開グループページがあり、コンテンツの大公開をしています。
門戸は広く開けておりますので、気になるなーと言う方はお気軽にお声掛けくださいね!

対処ではなく『予防』が未来を作る。

9月17日雨のち曇

午前中は結構激しい雨が降りましたが、昼からは小康状態。
しかし、夕方には日が差しはじめ、空気中の塵が全て洗い流されたような爽やかな風が吹きました。

雨上がりって、気持ちのいいモノです。

雨上がりの新神戸
雨上がりの新神戸

今日の(個人的)トピック①

昼からは新築現場にてオールアース工法®の中間検査でした。
お施主様立会のもとで電磁波測定器を使って住宅内の電磁波の存在とその対処としての除去を行なった範囲の数値の確認をして頂きました。

そういえば!と、「電気カーペットを使っていると私だけピリピリとした違和感を感じるのよ」と現在のお住まいで感じておられる電磁波の怖さにも気付いて頂けて非常に良かったと思います。
漠然とした見えない不安を計測、数値化によって見える化したことで、安心して新居に引っ越して頂く事が出来そうです。モノではなくコト、家というハコではなく快適な暮らしに焦点をあてて電磁波対策を標準仕様としている私たちの『健康な住宅』に対する想いも少し伝わったのではないかと思います。
電磁波の人体に対する悪影響は医学的には未だ臨床試験ではっきりとは証明されてはいません。しかし、疑わしきは予防すべきの大原則は非常に大事な事だと思っています。

電磁波測定@中間検査
電磁波測定@中間検査

今日の(個人的)トピック②

夕方、雨がやんだタイミングで少し前に防水補修の工事をさせていただいたお宅に完工の確認に向かいました。

3社競合で屋上の漏水の改修工事の調査と見積りを依頼され、私以外は全面やり直すべきとの見解で、補修工事でも5年ぐらいは大丈夫ですと言ったのは私だけ。
同じ対処ならば、出来るだけ少ない費用で済ませる方がいいと思います、と進言しました。
結果、雨漏りもきっちりと止まったようで非常に喜んでいただきました。

『最低のコストで最高の工事を。』と言うのは10年前にすみれが掲げていたスローガンです。今でもその思いは変わらずに、質を落とすのではなく適正な工事を行うことで最高のパフォーマンスをあげたいと思っています。

帰りがけには、「予算が大幅に浮いたので、」と、お客様にエクステリアの工事の提案の依頼の声を掛けていただき、自分の選択が間違っていなかった事を喜びながら、ご縁に感謝しながら帰途につきました。

大きな屋根のsumika
大きな屋根のsumika

沈黙は金か?!

昔からの格言で、『沈黙は金』と言いますし、私も普段から沈黙することの重要性をよく気にかけています。
他人とのコミニュケーションをするにあたり、喋りゃあいいっていいもんではなく、相手の想いや考えをしっかりと聞くことがまずはなにより重要だとすれば、沈黙の時間はおのずと長くなると思っていて、相手が沈黙を破って話される言葉に本質的なニーズを汲み取るきっかけが隠されていると思っています。

しかしすべての事は表裏一体、黙っているだけでは伝わらないこともあり、積極的に口火を切ってやっと理解されることもあるのも事実。そんな時は躊躇せずに言葉を発するようにしようとも同時に思っています。
今は大きな問題になっていない事でも、近い将来に大きな問題となる予感がする事に気付き、口火を切って注意を喚起、問題意識を共有する為には黙っていては始まりません。誰も言わない時程、沈黙を破る必要が有ると思っています。

『つもり』と他人の目とのギャップ

人は誰しも、自分のことはなかなか見えないもの。『出来ている』『やっているつもり』でも他人から見ると全くできてないことがいくらでもあるものです。

今日は、ある職人にコミニュケーションの基本となる「挨拶」について改善するように強く指摘をしました。
本人は懸命にコミニケーションを取ろうと思っているようですし、打ち合せ等、話をしているときは努力をしている姿も見受けられます。決して悪気があってしっかりと挨拶をしていない訳ではありません。
私自身も経験があるのですが、ただ黙々と作業をして自分の世界に没頭してしまうと急に人が来て挨拶をされても、切り替えが効かず、おざなりな態度に取られてしまう事はモノづくりの世界に従事している人には少なからず(気持ちは)理解出来ると思います。

しかし、多くの人は、第一印象でその人の人となりを見ることがままあり、出会ったその時の挨拶の印象が悪ければ後々までそれをずっと引きずってしまったりします。挨拶をしっかりと出来ていないというのは、コミュニケーションの入口を閉ざしてしまうものであり、職業人としてもったいなさ過ぎる、自分のとっている態度を見つめなおすべきだと、厳しい口調で伝えました。

クレーム撲滅へのコミットメント。

夜からは社内研修会『職人起業塾』の補講、出張等で前回の勉強会に出席出来なかったスタッフを集めてヒアリングの研修を行ない前述の挨拶の件と同じような話、そしてワークを延々と夜遅くまで行ないました。

私たち、建築会社は当然、工事を行なうのを生業としているのですが、

どうやって作るか、よりも何を作るか。

そして、

何を作るかよりも、なんの為に作るか。

を考える事が重要です。

『なんの為に』という本質を探究する心をなくしたモノづくりは、単なる資材と時間、そしてお金の無駄遣いになってしまいがち。挙げ句の果てにこんなつもりじゃなかった、と依頼主からクレームを受ける事になってしまいます。

逆に、その大命題に対して真摯に向き合い、誠実に工事を進めれば、必ずお客様は喜んでくれますし、信頼関係を構築して未来への種を植えながら、作り手も満足感を得る事が出来ると考えています。

ここで必要となるのが『コミュニケーション力』であり、『聴く力』と『訊く力』です。

本質をつかみ取る事を目指して、お客様が本当に望んでいるのは何か。なんの為にこの工事を行なうかを『聴く』為に、積極的に『訊く』。そして話してもらえる場を作る事の重要性を延々と工務スタッフに説き続けました。

この意識がすべての現場の端々まで行き渡ると、些細なクレームも一切無くなるはずだと思っていますし、スタッフ達にも顧客との齟齬を完全に無くして、全ての現場でお客様に満足してもらうようにする事をコミットしてもらいました。

 

クレームの原因とその根本的解決法

私たちすみれも今まで数多くのクレーム、お客様からの苦言を呈されてきました。

技術的な事、品質の問題の指摘もモチロンあるのですが、その根本となる原因を探ると圧倒的に多いのはコミュニケーション不足であり、お客様の想いを私たちが汲み取れていなかったのが殆どです。

クレーム産業とも言われる建築業界に於いて、モグラたたきのような起きた問題に対する対処ではなく、根本的な原因を改善するのは結局『人』の『意識』を変えるしかありません。

これからも根気強く『なんの為に』という質問を自分自身にもスタッフにも繰り返し、スタッフと共に高い意識を持った施工集団になれる様に鋭意努力を積み重ねたいと思います。

これこそが、私が『マーケティング』と呼んでいる自然と事業が継続出来る様になるシクミの土台を構築すると信じつつ、、

 

対処では無く予防が未来を作る

とにかく、私たちが目指すべきは根本的な問題解決であるはずです。
クレームが発生して、何を置いてでも対処しなければならない『緊急且つ重要なタスク』になってしまう前に、そのリスクの根本的な原因に焦点をあて、『緊急になる前の重要な事』に時間を割き、リスクの芽を叩き潰すことにに対する意識を持つ事。
対処に追われ、忙しいだけの不毛な毎日に決別して、明るい未来を感じながら楽しく充実した毎日を送る為には、『予防』に如何に取り組めるかにかかっているかだと言っても過言ではありません。
そして、結局、企業は人なり。
スタッフみんなの意識がすみれの将来を作っていくのは間違いない訳で、、

すみれスタッフ、協力業者会の皆さん、そこんとこ、くれぐれも宜しくお願いします。(^ ^)

社内版職人起業塾補講
社内版職人起業塾補講

 

おまけ、このところ、すみれで毎月開催している(緊急ではなく重要な事に取り組む)勉強会のレビューを多数頂いておりますので、コツコツと紹介させて頂きます。

職人起業塾参加者の声④

日々の経験を、経験で終わらせず、やってきたことを論理的に理解し仕組み化する。そのことが大切だと理解しながらも、なかなかその時間を確保することは大変な努力が必要になります。

職人起業塾では、自分の考えを声に出すことで、自分自身でも気づかなかったことに、あらためて気づくことができる。同時に、高い志をもち日々成長を続けていく仲間の意見を参考に、また新しい価値観や方法に気づくことができる。

日々、現場にいると無意識のうちに、「短期的」で「数値的」なことに目を奪われがちになってしまう。しかし、職人起業塾に参加することで、「長期的」で「本質的」にものごとを捉えられるようになったと実感しています。

神戸市 農業経営 O様

*****転載ここまで*****

O様、ありがとうございます。

私たちこそいつも畑での農作業で貴重な体験を通して学ばせて頂いている中で、身に余るご感想を頂き光栄です。(^^)
これからも強力なパートナーシップを組んで、共に成長していきたいと思っておりますので、引き続き宜しくお願い致します。

感謝致します。

HARSチャリティーコンペとあんしんリフォームセミナー。

9月16日雨

昔から女心となんとやら、秋になるとどうしても天気は崩れがち。
秋雨前線が北の方から降りてきて、関西も当分天気が崩れるようです。

先日の北関東の水災被害では、まとまって降ったときの雨の恐ろしさをまざまざと見せつけられましたが、同時に雨は作物を育てるためには欠かせない天の恵みであるのも事実。表裏一体、どんなに文明が進歩しようともコントロールすることができない自然に対して畏れと感謝を合わせて向き合わねばならないと改めて感じるこの頃です。

 

今日の(個人的)トピック

本日は第2回目となるHARS(NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会)のチャリティーゴルフコンペでした。会場は来月に日本オープンを控えた六甲國際ゴルフ倶楽部にて。

私も理事の末席に名前を連ねてさせていただいていることもあり、主催者側の一員として参加させていただきました。

委員会のメンバーさん、賛助会員さん、とそのお知り合いのゴルフ好き方々、5組20名もの方にお集まりいただき、(あいにく土砂降りの足元の悪い中となりましたが)これからのゴルフシーズンのスタートを飾るゴルフコンペとなりました。

ご参加いただきました皆様、有り難うございました。
また、チャリティーに多額のご協力頂きましたこと、重ねて御礼申し上げます。

 

第二回HARSチャリティーゴルフコンペ
第二回HARSチャリティーゴルフコンペ

安心してリフォームを頼めない環境を何とかしたい。

NPO法人ひょうごご安心リフォーム推進委員会は神戸市を中心として兵庫県における消費者が安心してリフォームできる環境作りを目指して地道な活動を行っています。

最近はずいぶんと改善された様に思いますが、一昔前まで、リフォーム業と言うと怪しげな業者のイメージで捉えられることがありました。

20年程前から存在感を示し始めたリフォーム業という業態は建設会社とはまた違うカテゴリーで、建設業の許可も取得しないまま開業できることもあり、業者の善し悪しを判断する基準があいまいで、それに乗じた悪徳リフォーム業者による被害が全国で相次いで、一時は社会問題として大きく取り上げられるようになりました。

私たちの日々の業務の中でも、紹介されたお客様先で以前おかしな業者に引っかかって酷い目にあった。と嘆かれることも少なくありませんで、個々の業者の問題とは別に業界全体の信頼を著しく損なわれるていると感じることもしばしばありました。

そして、そんな悪徳リフォーム業者と言われるような業者が最近いなくなったかというと実は決してそんな事はありません。

訪問販売に関する法律が整備されて、それ以後はなりを潜めているように思われておりますが、いまだに、「近くで工事をしていますから」と屋根の無料点検(実は訪問販売)にやってきて大げさな調査報告をして高額の見積もりや請求をする業者は後を断たず、いなくなったどころか近年は逆に増加傾向にあるようです。

NPO法人ひょう安心リフォーム推進委員会の活動

これでは地域に密着して真面目にコツコツ頑張っているリフォーム外車や工務店が浮かばれないのと同時に、詐欺まがいで無駄な損失を出す消費者が後を断たず、その救済と予防を目指して、地域のリフォーム環境をなんとかしたい、と有志が集まって発足したのがこの「兵庫安心リフォーム推進委員会です」

現在では、地域で活躍するリフォーム事業者、住宅設備機器メーカー、商社などが集まって40社を超えるメンバーで地道な活動を行っており、最近メディアにも取り上げられる様になってきました。

その1つがこちら、

www.yomiuri.co.jp/adv/life/release/detail/00021625.html – キャッシュ
あんしんリフォームセミナー@三田市
あんしんリフォームセミナー@三田市

神戸市中央区、西区に続き、好評頂いているセミナー開催の第3弾を来週末三田市で行ないます。
まだ残席がございますので、ご興味がある方はお気軽に問い合わせいただければと思います。

もちろん、ゴルフコンペで楽しんで頂いたついでにいただいたチャリティーのお金はこのような消費者向けの啓蒙活動に利用させていただいております。

 

本日、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします(笑)

 

3名の受付オヤジ
3名の受付オヤジ

 

おまけ、このところ、すみれで毎月開催している勉強会のレビューを多数頂いておりますので、コツコツと紹介させて頂きます。

職人起業塾参加者の声③

私は半年間通わせていただいております。

そのおかげで、少しずつではありますが、自分のあり方を意識しながら、日々の仕事に取り組める様になってきています。

まだまだ至らない点は多々あるとは思います。しかし、以前に比べるとお客様との距離がぐっと縮まったように思えます。

そしてこのまま私のあり方を意識し続けることにより、高橋社長の言われる『卓越の戦略』を体現できるのではないかと思っています。

そして今私の思うそのあり方とは『関係する全ての人を笑顔にすること』です。

家を作り、守ることで、たくさんの笑顔を作ります。

京都府長岡京市 工務店経営 N様

*****転載ここまで*****

N社長、半年間欠かさずのご参加ありがとうございます。
『在り方』を見つめなおされることで、顧客との関係性の大きな変化、事業の方向性をしっかりと持たれたのをみて、私も学びなおすことしきりです。

これからも共に学び、考えてそれぞれの卓越の戦略の確立を目指して歩んでいきましょう!

引き続き宜しくお願い致します!

3つの初心、忘れるべからず。

9月15日 晴れ

朝夕は少し肌寒く感じるようになってきて、本格的な秋を感じる季節になりました。

9.15 伊川の空
9.15 伊川の空

今日の(個人的)トピック

昼からは三木市のお客様宅へエクステリアの着工前打ち合わせと一緒に軽トラに二連梯子を積んで行き屋根の10年点検を行いました。

屋根材は『カラーベスト』というスレート瓦で、外壁のガルバニウム鋼板に比べて、劣化スピードが速いのをお施主様は心配しておられましたが、さすがに10年程度では表面の塗膜もまだしっかりしており、塗り直しのメンテナンスが必要となるにはまだ5年程度時間がありそう、もう当分経過を見て他の部位のメンテナンスと一緒に工事をしましょうとご提案しておきました。

しかし、10年の歳月はそれなりで、点検してみると全く何もないわけではなくて、数枚のスレート瓦の割れと、雨押え板金を止めている釘の浮きを発見、雨が侵入し出す前に対処しておけば大きな問題にはならないので、エクステリアのリフォームの際に補修をしておくこととしました。

カラーベスト割れ
カラーベスト割れ

その後は同じ三木市の工場の事務所の建て替え、新築工事のラフプランと見積もりを提出。

川沿い(というかすぐそば)の建物ではありますが、省エネとイニシャルコスト、そして環境負荷の軽減を鑑みて木造建築で建ててみませんか、と提案させていただきました。

先日の北関東の水害で木造住宅が流される中、ヘーベルハウスだけが流されず建っていたと言うニュースが話題になりましたが、木造住宅もコンクリートの基礎ごと流されているわけではないのでホールダウン金物だけしっかり取り付けてメンテナンスを定期的に行なえば大丈夫、耐久性も鉄骨と変わらないと思います。と私の考えを述べさせていただきました。(減価償却の年数が違いますが、、)

敷地内に建っている周りの工場は全て重量鉄骨造ですし、お客様はずいぶん違和感を感じておられたようですが、、、

とにかく、体も家も定期検診、早期発見が非常に大事だということです。(笑)

三木の空
三木の空

経営者の仕事って?

さてお題目、今日はいい天気で張り切ったということもありますが、実は私、はしごをかけて屋根にのぼる事が結構、頻繁にあります。台風や豪雨の後の雨漏りの調査もありますし、今日のように予防の意味を兼ねた点検に登ることもしばしば。

自分自身でも経営者として軽トラにはしごを積んで走り回るのはどうか、と思いますし、実際、他にも行なうべきタスクをどっさり抱えて、焦る気持ちが無い訳ではありません。また、冷静になって周りを見渡してみれば私たちと同じ規模の会社で経営者が自ら軽トラで走り回って屋根に登ってるなんてあまり聞いたことがありません。(汗、)

「これって、どうなんやろ。」とつい考えてしまうのは、そもそも、(大企業ではなく)社員20名程度の中小企業経営者の仕事ってなんだという大変難しい命題が常に頭の片隅にあるからかも知れません。

経営者の仕事の1番はなんと言ってもやっぱり財務、その次は売り上げを作ること。
マーケティング、売上げを作る仕組みが出来上がっていなければ集客、クロージングとなるでしょうか。
モチロン、会社としてのミッションや理念の体現を捨て置いては事業そのものの意義を失ってしまいますが、『事業』として成り立つにはそもそも売上げ利益を上げて経営を継続させなければ意義の前に存在を無くしてしまうのも現実でして、、

その他にも人材育成、マネジメント、情報収集、地域の一員としての社会貢献活動と行なうべき重要な事は山のようにあり、挙げだすと枚挙に暇がありません。

そんな中で、私がいつも思うのは「本分」は何か?ということです。

江戸時代までの日本では、武士は本懐を遂げることが命をかけて貫くべきこと。との価値観があったとの事ですが、本懐とは本分という最も重要な在るべき姿を全うすることだと思います。

そんなことを思いつつ、建築会社、ものづくりを行う職人会社としての私たちの本文は、やはり建築業を通してご縁のあった方々の安心な暮らしを守ることだと思うのです。

それができなければ、山の様に積み上がる経営を継続する為の他の重要なタスクはすべて無意味となってしまいます。やもすれば卵と鶏、どっちが先か?というパラドックスに陥る話のようですが、存在意義とは存在と意義が両立して初めて叶うもので、違和感無く一体のモノだと思っています。

 

世阿弥の言葉、初心忘れるべからず。

能の世界を大成させた世阿弥の残した有名な言葉に、「初心忘れるべからず」というものがあります。何かに取り組んだ時の初心をずっと胸に抱き続けよ、と言う風にとられがちですが、実はもう少し奥が深く、世阿弥は3つの初心を忘れるな、と説いています。

それは、

是非初心不レ可レ忘。

時々初心不レ可レ忘。

老後初心不レ可レ忘。

というもので、初めはモチロンの事、成長するに従ってその時々に新たな出逢い、そして挑戦があるはずで、その時それぞれの初心、そして老いてなお、学び続け、その学びにも初心を持って謙虚にそして真摯にあたれとのこと。

そして、世阿弥が言うところの初心の重要さは、結局、突き詰めれば向かうべき『本文』につながるのだと思います。本分=本質を目指す初心を忘れずに物事の道を極めれば本懐を遂げる事が叶うことを示唆していると。

とは言え、創業時の想いを胸に、いつまで経っても何でもかんでも自分でやればいいというもんではありませんが、いつまでも本分を守っているという実感だけは持ちながら仕事に向き合いたいと思います。

ま、屋根の上に登るのははそろそろ活きのいい若衆の誰か代わってくれると思いますが…。(笑)

とにかく、(色んな事をやってはおりますが、)創業時の想いだけではなく、それぞれのステージに於ける、建築屋(職人)の本懐、果たしたいと思います。

 

おまけ、このところ、すみれで毎月開催している勉強会のレビューを多数頂いておりますので、コツコツと紹介させて頂きます。

職人起業塾参加者の声②

職人起業塾に参加させていただき、約1年間、ほんと多くのことを学ばせていただきました。
目先の利益ではなく、長期的な視点で日々コツコツと取り組むことの大切さを学びました。

また、継続して学ぶことでじわじわと原理原則に沿ったマーケティング理論が身についてくる実感を得ています。

人生を変えるには、まずは、行動です。
ぜひ、一度職人起業塾を体験していただくことをオススメいたします。

西宮市 生命保険営業マン T様

******転載ここまで******

T様、約一年間、毎月欠かさぬご参加を頂きましてありがとうございます。

これからも『行動』そして未来の『結果』にコミットして共に学び続けましょう。
素晴らしすぎるレビューをありがとうございました。

 

鴨サブレーの功罪。

9月14日 晴れ

爽やかな秋晴れ、週末に引き続き気持ちのいい一週間の始まりとなりました。

 

昨日のトピック①

昨日、一昨日とTOTO西神ショールームで開催した秋の恒例イベントは、『TDYワンダーランド』と称して、終わり行く夏を惜しみつつ、子供達に最後に楽しい夏だった!と喜んでもらえるようなイベントをしよう!とTOTOリモデルクラブのメンバーさんと一緒に行ないました。
2日間でなんと1,000人を越える来場者にお越し頂いて、皆さんにずいぶん楽しんで頂けたようで、本当にいいイベントになったと思います。
企画頂いたイベント委員の皆様、本当にありがとうございました。

TDYワンダーランド!
TDYワンダーランド!

昨日のトピック②

実は私は昼過ぎまでイベント会場をスタッフに任せ、朝の間はいつも通りトレーニング、汗だくで帰って来て第3期生となる中国からの実習生の配属に立会い。

これから異国の地で学び、働く彼らに、日本で楽しく暮らせる為の心構えや、為すべき事をクンロク。昼食の後、作業服を買い出しにいったりと新たに一緒に働く仲間を迎えました。
もうすぐ中国に帰ってしまう2期生の王君、張くんのように充実した実習生生活を送ってもらいたいと思います。

第3期中国人実習生配属式
第3期中国人実習生配属式

昨日のトピック③

夏の暑さが厳しい間、1週間に一度の有酸素トレーニングはランニングをやめて、もっぱらチャリンコに変更していたのですが、9月も半ばに来てずいぶん涼しくなった事もあり、もうすぐ始まるマラソンシーズンへの準備もボチボチ始めないと、という事で、昨日の朝は久しぶりの10kmラン。
伊川沿いの田んぼでは稲穂がたわわに実り、頭を垂れている脇で、曼珠沙華が咲き始めていました。毎年、必ずお彼岸に時を合わせて毒々しいまでに真っ赤な花を咲かす彼岸花。季節の移ろいを感じながらのランは最高でした、いい季節の幕開けにテンションを上げてしまいました。(笑)

曼珠沙華
曼珠沙華

今日のトピックス

そんなアウトドアに最高のこれからの季節、淡路島一周や琵琶湖一周のサイクリング、登山にマラソン大会と計画がギッシリ(笑)私たち身体が資本の職のものは健康が何よりも大事という仕事での意味あいもあり、(ほんまかいな、笑)毎月の様にイベントに参加しようと目論んでおりまして、エントリーしたレースに全て当選したらエラい事になりそうですが、、
そんな事を思っていたら、本日!当選の通知がやってきました!

六甲全山縦走合格通知
六甲全山縦走合格通知

※六甲全山縦走とは、神戸に住む人は一度はチャレンジしたいと思う(ほんま?)神戸市の名物ハイキングコースで、西は須磨から、東は宝塚まで、六甲山系の尾根伝いを歩きます。コースの距離は公称56km、最も高い山は六甲山で、山頂の高さは931.3メートルです。

姫路のキヨちゃんも一緒にチャレンジする予定ですが、当落が未だ未確定、(てか、あかんのやろな、笑)若手大工の大ちゃんは残念ながら落選、エース大工のヨーヘーは当選した様なので、まずはここから二人してココロと身体、鍛えたいと思います。(笑)

 

大きな話題となった鳩サブレー

さて、お題目は本日わざわざ広島から来社頂き、JBN京阪神木造住宅協議会の研修事業としてもうすぐ開講する『職人起業塾』のテキスト本の打ち合せを行なっていた出版社のHさんとライターのMさんにめっちゃウケた件。

テキスト本には、職人向けマーケティングの概論と共に分かりやすく噛み砕いた説明を掲載するのですが、もっと具体的な事例を掲載した事例があった方が良いのでは?という事になり、今まで開催して来た勉強会でのコンテンツを整理する作業を行ないました。

毎月、すみれ本社で行なっている職人起業塾はグループコーチング形式で行なっており、事前に課題をお送りして参加者がそれに対する考えや所見を発表していく流れで、その中で以前、鎌倉のお土産で有名な『鳩サブレー』の話がありました。

鳩サブレーの話とは、鎌倉名物のお菓子である鳩サブレーの久保田社長が大金を出して獲得したネーミングライツの権利を放棄して地元の声通り、名前を変えなかったというニュースが大きな話題になった、と言うアレです。

1億2千万円で鎌倉海水浴場の命名権得た鳩サブレーの豊島屋が“名前はそのまま”と発表、絶賛される!

「1億2千万円もの大金を使ったにも拘らず、企業を育ててくれた地元住民の声を汲み取ってネーミングライツの権利を行使しなかった久保田社長の判断に対してどのように思うか?」

という勉強会での設問に対して参加者皆さんの意見も様々、賛否両論ありましたが、結局、美談として大きく話題になった事もあり、その後の製造元の豊島屋の売上げ利益は右肩上がりになっており、メデタシメデタシです。

狙って出来る事ではない、と思うと共に、『義』を重んじて目先の利益を追わない姿勢こそが市場の信頼を得てビジネスがうまく行く秘訣であり、これこそが日本式のマーケティングだと思う。というのが私のまとめなのですが、そんな話をしていた時に、すみれママ☆がお茶菓子に持って来てくれたのがコレ、

 

京都土産の鴨サブレ

鴨サブレー
鴨サブレー

鳩サブレーならぬ、鴨サブレーです。(笑)
鎌倉土産ではなく、京都土産に先週たまたま私が購入しておりました。

モチロン、今日の打ち合せの内容を見越してウケ狙いに買っていた訳ではありませんし、すみれママ☆のクリーンヒット(笑)も打ち合せの内容に小耳を立ててわざわざ持って来てくれた訳ではありません。

コレの製造元は京都の八つ橋で有名な井筒屋さんで、豊島屋さんとの間でどのような話が出来上がっているか知りませんが、あきらかに類似品ですね。

これをパロディーと捉えるか、知的資産侵害と捉えるかは鳩サブレーの豊島屋さん次第ですが、現在のところ訴訟にはなっていないところを見ると容認の方向なのかな?なんて思っています。

というか、既に全国各地に色んなサブレーが続々と登場している様子です。(笑)

鳩サブレーならぬ鴨サブレ? 全国の「鳥形サブレ」まとめ – いまトピ

偶然と言えば偶然、しかし、必然と言えば必然。

今日の打ち合せの中で登場した事で、鳩サブレーはまたその知名度を増して、このまま東京に出張に行くと言われていた出版社のHさんはお土産に鳩サブレーを購入する事になるのだと思います。
そして、そのお土産を手渡す時に今日の出来事が話題に上るのではないでしょうか。
で、それを聞いた人がまた鳩サブレー、もしくはパロディーのサブレーをお土産に購入する。。

そんな風に考えると、鳩サブレーにとって鴨サブレーの登場は意匠をパクられて迷惑を被る、知的資産の侵害どころか、この話題が話題を呼び、廻り回ってまた自社の売上げに繋がる循環を形成している様にさえ思えて来ます。

これら全ては海岸のネーミングライツを辞退した久保田社長の在り方から派生したもので、その在り方が作り出す大きな影響の輪が何処までも広がっているという事なのだと思います。

自然と売上げが伸びていくって結局こんな事、やっぱり『在り方』に尽きるのだと再確認した次第です。

Hさん、Mさん、本日ははるばる神戸の片田舎までお越し頂きましてありがとうございました。
私が提唱しているマーケティング論を身近に感じて頂ける事が出来て密かに喜んでおります、引き続き宜しくお願いします!(笑)

 

おまけ、このところ、すみれで毎月開催している勉強会のレビューを多数頂いておりますので、コツコツと紹介させて頂きます。

職人起業塾参加者の声①

この塾に参加すると、人間の心深くにある『やる気スイッチ』がONになります。
途中参加の自分が参加した最初の課題が
『死ぬまでにしておきたいことを10個考えよう』でした。
些細で楽しい遊び、仕事上の目標など出てきましたが、考えているうちに、
『本当にしておきたいということ』=『絶対にしておかなくてはならないこと』
ということに気づかされました。

それはその人間が生まれもった使命を果たすということかもしれません。
社会人として、親として、あるいは反対に、親から生を授かった子供としても・・・。

マーケティングテクニックだけではなく、人間の『在り方』や『使命』など深いところから掘り下げて学べる希少な、そして熱い塾です。ありがとうございます。

神戸市 リフォーム会社経営 A様

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A様、熱いレビュー、誠にありがとうございました。
共に学びを重ねて、事業を通じてミッションの遂行に取り組んで参りましょう!
今月もご参加お待ちしています。(^ ^)

世阿弥の教えはマーケティングの真髄!?

9月12日晴れ時々曇り

今日、明日は年に2回、TOTO西神ショールームで行っている地域の同業者さん達との合同イベントです。

TDYワンダーランド!
TDYワンダーランド!

今日のトピック:『TDYワンダーランド!』

「TDYワンダーランド」と名付けて、お付き合いいただいているお客様先の子供たちを中心に一日楽しく遊んで過ごしていただく催しを開催しています。

TOTOリモデルクラブ11社のメンバーさんで協力しあって、縁日のような楽しんでいただけるブースをそれそれ受け持ちました。

キャンドルデコパージュ
キャンドルデコパージュ

すみれの担当は、キャンドルのデコパージュです。

常に1時間以上も待ち時間ができるほど、人気のブースとなり、ご参加いただいた方にはずいぶん喜んでいただけたようでした。

キャンドルデコパージュ
キャンドルデコパージュ

このような大々的なイベントを一社だけで開催するのは非常にハードルが高いですが、大勢の仲間達と力を合わせれば、いとも簡単に実現できます。

まぁ、優秀なイベント委員さん達のおかげっていうのもありますが。。。(^^)

岡本委員長はじめ、イベント委員会の皆様、素晴らしい企画をありがとうございました。

お陰で沢山の子供たちの笑顔に出会うことができました。

明日ももう一日よろしくお願いします!

手作りアクセサリーを作ろう!
手作りアクセサリーを作ろう!

 

知られざる能の世界

さて、お題目。

昨日は夕方から珍しく妻と夫婦水入らずで京都へ行きました。

この度、一般社団法人日本原史文化研究協会の理事に就任された顧問社労士の川西先生からのお誘いを頂き、新作能『祖神~SONOKAMI~』のお披露目発表会に参加させていただきました。

茶道、華道、書道、歌舞伎、文楽、日本舞踊にお琴や三味線のような楽器、相撲や剣術などの武道、日本人が古来から守り育ててきた伝統文化は非常に多岐に渡ります。

私たち建築の世界も在来工法、伝統工法とその一端を担っておりますが、次世代への技術の伝承は入職者の激減、市場ニーズの変容と大きな問題が山積みです。

今回鑑賞させていただいた能もその一つ、世界最古の舞踊とされ、世界無形文化遺産に登録されている日本独自の美学、幽玄の世界を表現する舞台芸術であり、織田信長が『人生五十年、下天のうちにくらぶれば、」と舞ったとされる「敦盛」が有名ですが、もともとは世に広まった室町時代の遥か昔に神事の際に神の世界と現世を結ぶ儀式として広まったものとのことです。

観阿弥、世阿弥が夢幻能として様式をまとめあげ大成した事は有名で、私のようなド素人でもぼんやりとした知識として持っていましたが、その辺りの起源的なお話を聞くのは初めてで、なるほど、幽玄の世界を表現するはずや、と妙に納得した次第です。

川村能舞台
川村能舞台

 

世阿弥の教えはマーケティングの真髄!?

今回、(大人になって)初めてじっくりと能舞台を鑑賞して感じたのは、やっぱり、日本独自の美学です。

余計なモノを極限まで削ぎ落とし、シンプルな笛の音と小鼓、大鼓を叩く音、シテ方の腹の奥底から湧き出て来たような発声は独特の空気感と言うよりは世界観を醸し出します。

言葉に表してしまうと陳腐極まりないですが(苦笑)、日本人として、今一度この世界観、美学を学びなおす必要が有る事をまざまざと見せつけられました。

世阿弥の有名な言葉に、
「家、家にあらず、継ぐを以て家とす。人、人に あらず、知るを以て人とす」
というものがあります。

この言葉を私たち自身に置き換えると、
「会社はただ続くから会社なのではなく、継ぐべきものがあるから会社であり、人もそこで働いているだけではそこの人とは言えない。その会社が守るべきものを知る人だけが、その会社の人と言える のだ。」
と聞き取れます。

演劇、舞踊を極限まで削ぎ落として、シンプルすぎる動きと楽器と人の声のみで能という独自の世界を作り上げた世阿弥の遺した教えというのは、結局、本質に何処まで迫る事が出来るかへの挑戦であり、在り方への回帰だと言えると思います。まさに私たちが取り組むマーケティングの根の部分と同じ。

 

祖神〜SONOKAMI〜
祖神〜SONOKAMI〜

目指すのは日本式マーケティング

今まで、全く関係のない世界の様に思っていた『能』でしたが、今回鑑賞させて頂いて、我々の事業、もしくは日々の暮らしにも少なからず通ずるモノがあるのではないか、なんて思いました。

私たちが目指す自立循環型の事業モデル、その価値観、美学の根源は日本古来から脈々と受け継がれた、自然と共に生きることを旨とした『共生』という日本的価値観、そして良心にあると思います。

私も、(遅ればせながら)これから少しずつでもそのあたりの日本の原史文化を学びたいと思いました。

川西先生、この度は素晴らしいご縁をありがとうございました。心から感謝申し上げます。

出来る事なら、50歳を迎えたとき、(おちゃらけでもいいので、)敦盛の一節を舞えようになってみたいものです。(笑)

心謝。

 

 

おまけ、

さて、何年ぶりかも分からない夫婦水入らずの京都デート。おかげさまで叶える事が出来ました。(笑)

image

 

ありがとうございました。

鴨川
鴨川