目的と手段についての考察vo.28 〜手段たる条件〜

3月27日 曇り

春遠からじ。。

今年の第一四半期もあと4日で終わり、季節はすっかり春のはずですが、今日も暑い雲に覆われて肌寒い朝でした。伊川沿いの河川敷の千本桜の蕾も未だ固いまま、早くポカポカ陽気の春爛漫になってもらいたいものです。。

昨日の日曜日はひょうご木づかい王国学校にて、すみれの若手が子供向けのワークショップを行なっているとのことで、夕方のミーティングに先駆けて、早めにハーバーランドに行ってみました。
残念ながら私が到着した時にはもう店じまいの様相を呈しており、子供達にものづくりの楽しさを教えながら、「君才能あるねー、大きくなったら大工にならん?」と未来へのリクルート活動はできませんでした。(笑)

夕方からのMTGは期限まで残り1週間を切って、未だ33%までしか達成できていないひょうご木づかい王国学校の存続の為の資金集めのクラウドファンディングのラストスパートをどのようにするか、とヘビーな議題で年度末の忙しい時期、しかも日曜日の夕方という普通ならプライベートに使うべき時間を割いて熱心なメンバーの方々集まって頂きました。

 

 

目的はパラダイムが作る。

厳しい現実に直面しながら、残り少ない日にちでどのように目標を目指すか?と難しい話でしたが、とにかく、前を向いて進んでいくしかない。といつもの通り、ポジティブな着地となりました。ビジネスモデルの構築は問題解決と目標達成の繰り返し、難関をくぐってナンボです、たくさんの方のご協力を頂きながら月末まで頑張りたいと思います。

目標目標を掲げてその達成を目指す時、絶対に見誤ってはならないのはその目的だと思っています。そして、もう一つは手段。目的の為に手段を選ばずというのは結果的に本末転倒になってしまいます。目的と手段、どちらも見誤ることの無いように。このように書けば、非常に当たり前で簡単なことのように思えますが、この世はそんなに単純でありません。目的には大きな目的、その下の一回り小さな目的、もっと手前の目先の目的と何重にも目的が重なり合っている構造になっていることが少なくありません。

本来、目的は唯一無二のものでその目的を達成の為のマイルストーンは目標という位置付けになるはずで、目標達成を繰り返して目的を叶えるべき、日々の行動は目的を見越した目標達成の為の手段に他なりません。しかし、この単純な式が成り立つのは一人で目的を掲げた時のみで、複数の人が集まって何か事業を行おうとした時、本来一つであるはずの目的が解釈や立ち位置、パラダイムによって人それぞれ様変わりしたりします。そしてこれはいくら話し合ったところで完全に整合して一つになることはないと思っています。

 

 

大きな目的

今、私たちが必死になって取り組んでいる、ひょうご木づかい王国学校の存続に向けての取り組みは、兵庫県に豊富にある森林資源を適正な価格で利用する仕組みを作る為に行っています。50年以上の樹齢を迎えた杉やヒノキは子孫を残す為に花粉を撒き始めます。4人に1人が花粉症と言われる今の時代、成長した木を伐り、利用することが急がれます。しかし、地元の木を使うだけが目的ではないのは明らかで、50年、60年と何代にも渡って育ててきた木をバイオマス発電への利用など、単に燃料として消費してしまうのは勿体なさすぎるし、山主さんへ適正な金額の還元が出来なければ次の木を育てることができなくなります。やっぱり、大きく育った木は建築資材として真っ当な価格で取引されるべきなのです。

私たちの目的はあくまで地域を活性化する自立循環型社会への取り組みであり、これは地域の住人でもある私たち自身にも直結するメリットですし、次世代に引き継ぎ、残すべきものです。その為には木の産地とその木を使う建築業者が結びつき、共に経済的にも恩恵を受けながら何よりも最終的なコストを負担する消費者に地元の木を使う意味と意義を伝えることが目標であり手段です。

 

 

目的に近づいてこそ手段。

兵庫県と県木連が作った神戸ハーバーランドモザイクにあるひょうご木づかい王国学校では2年間、子供達に楽しんでもらいながらその啓蒙活動に取り組んできました。私たちすみれもその活動に賛同して、毎月欠かさず若手大工見習いによる木づかいワークショップを開催してきました。

しかし、実際のところ地元の木が建築資材として使われることに全く繋がらず、一向に目的に近づくことはありませんでした。地元の木の良さ、使う意義を伝えてもそこに経済が介在しないと全く機能しなかったのです。そこで私たち工務店がその施設、運営を引き継いでもっとリアルに家を建てる、地元の木を使ってもらうべく立ち上がった次第で、同じ目的を共有した企業が50社も集まって下さいました。絶対に無理だと思っていた運営資金も漸く目処が立ってきましたが、年間の予算を考えるとまだ少し足らないのが現状でその足らず分を補完する為に今回、クラウドファンディングを立ち上げて資金を募っているという訳です。

インターネット上で広く資金を募る一時凌ぎ的な事業予算の補填については一年後どうするねん、というご指摘もありますし、兵庫県と全く関係ない地域からのご支援を頂くことへの疑問なども正直あります。今回の目標設定自体に対する評価も様々ではありますが、それでも大きな目的を見失うことなく、一つずつ、そして次々に目標を設定して問題解決を積み重ねていきたいとおもいます。とにかく、目的に近づいてこそ手段足り得ると思うから。

そんな私たちの活動、ご賛同いただける方には、厚かましくご支援をお願いしています、、
宜しくお願い致します!

 

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期限はあと4日!
山と街をつなぐ活動を通して森林の保全を目指すクラウドファウンディング続々ご支援いただいております!
しかし、達成までは全然足りません!なんとかご支援宜しくお願い致します!

オール・オア・ナッシング方式のクラウドファウンディングは目標額に達しなければ全額支援者に返金し、プロジェクトが消滅します。

神戸ハーバーランド木育施設「ひょうご木づかい王国学校」を存続させたい!https://camp-fire.jp/projects/view/21237

ひょうご木づかい王国学校クラウドファウンディング

ひょうご木づかい王国学校クラウドファウンディング

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振り子の法則。

6月30日  曇り後雨。

満開のシマトネリコ
満開のシマトネリコ

今年も今日で半分がおしまい。

歳をとるごとに、年々時の流れが速く感じるようになっていますが、今年もやっぱりあっという間に半期が終わってしまいました。

人老いやすく、光陰矢のごとしと、はうまく言ったものです。

ただ、時間の流れが速く感じれば感じるほど、一日を丁寧に生きないと、と思う想いも強くなる様で、自分自身の中で歳を追うごとに少しずつその意識は高まっているように思います。

人生に残された時間が徐々に少なくなってきたと感じているからなのかもしれませんが、、

 

人生がうまくいく法則

最近、よく思うのは、この世の中にはいくつかの真理や法則があり、自分が素晴らしいと思える人生を生きていくと言うのは、それらに1つずつ気づき、そして体得していくことではないかな、と。

一応、無宗教ですが、人生は魂を磨く為にある、と思っている派なので。。

それは古代の哲学者が発見したものもあれば、宗教の中にあるものもあり、身近な自然の営みの中で見いだせるものもあります。

50歳を前にして私もやっとこさそれらが少しずつわかってきた程度で、真理をつかんだと言うには程遠い状態ではありますが、自分自身の経験を振り返った時、「確かにあった!」と、いくつかの法則に気付く事があります。

 

振り子の法則

その一つが「振り子の法則」
科学的な言い方をすると作用と反作用になるのかもしれません。

物体が運動するときはその方向と逆の方向に同じだけの力が作用する。子供の頃に数学の時間で習った法則は今考えてみると、人生のあらゆる場面に真理として存在していたような気がします。

すごく悪いことがあれば、その後にすごくいいことがやってきて、それはまた逆に触れたりぶり返したりを繰り返すというあれです。

迷信のように言われがちですが、あながちそんなことないよなと私自身は思ってて、自分の人生を振り返ると結構振り子の法則に当てはまっていたりします。

子供の頃、勉強をしなさすぎた反動で、大人になってからずいぶん勉強することになったりとか、

同業者から「あほちゃう」と言われるビジネスモデルが今ではメディアに最先端と取り上げてもらったり、

時の流れが早いと感じるほど、いちにちを丁寧に過ごさねばと思う感情が芽生えるのもその一つかもしれません。

 

あたりまえすぎる自然の摂理

その他で毎日の仕事の中で特に留意しているのは、種をまかずに芽は出ないということ。ゴクゴク当たり前の自然の摂理のそのままですが、目先の忙しさだけにとらわれないようにして、緊急性がないけど重要なことを意識して行うようになってずいぶんと仕事のやり方が変わったのを実感として持っています。

こんな当たり前の簡単なことさえ理解して実践できるようになるまで50年近くかかるんですから、数多くあるこの世の真理をすべて理解し、手に入れるのは到底無理な話ではありますが、身近なところから1つずつ体得していくことが人生において非常に重要な意味を持つと最近思うようになりました。

そして、できることならば、若い人たちに一日も早くその法則や真理に気づいてもらい、すばらしい人生を送る糧にしてもらえればと思いますし、出来れば微力ながらもその手伝いが出来れば、とも。

しかし、、ありふれた日常の中の随所に潜んでいる真理や法則に気づくか気づかないかが人生にとって大きな影響を与える事は間違い無いのですが、残念なことに、煩雑な毎日を送っていると、大事なサインもつい見逃してしまいがち。

と言うよりも、そこに人生の真理や法則が『存在する』ということを知っているかがまず問題です。

自宅のリビングに赤いものがいくつある?と聞かれて、答えられないように人は意識をしていないものに対して認知をしないという習性があります。

車を買おうかな、と思ったらその車がやたら走っている(ように思う)というあの現象です。

 

教育とは人生の真理を知ってもらう事。

教育こそが世の中を、国を、世界を変えるとよく耳にしますが、今学校教育で行われているカリキュラムよりも、日常の中に素晴らしい学びや真理が隠れていることを認知してもらうことのほうがずっと大事な教育ではないのかな、なんて思います。

ま、私が子供の頃に全く学校になじめなかったからなのかもしれませんが…。

要は、先人の教えを知る事、伝える事であり、そんな学びの場を持つ事。
それが難しければ分かりやすく書いてある読書を奨めるのでも良いと思います。

とにかく、日常を通して学ぶべき事がたくさん有り、それらは真理や法則に繋がっているという認識を持ってもらう事だと思うのです。

 

7月1日

明日は今年の後半戦の始まりの日であり、すみれの創立記念日でもあり、娘の誕生日。
そんな想いをたまには父親ぶって娘に伝えてみようと思います。

とにかく明日から今年の後半戦、気持ちを新たにして、またすぐに年末がやって来る事を覚悟しつつ、日々丁寧に生きることを意識しながら過ごしたいと思います。

「キモっ」って娘に言われて終わってしまいません様に。。(苦笑)

自己限定解除のススメ。

5月1日快晴

まさに薫風香る季節、暦の上ではそろそろ夏がやってくる5月になりました。

いいことが起こる予感いっぱいの朝、いつものように近所の総社へお朔参りに行ってきました。

5月の総社
5月の総社

今日はゴールデンウィークを前にした貴重なウィークデーと言うことで朝から現場にて設計事務所の先生と打ち合わせをしたり、事務所に帰ってきて設計担当として店舗レイアウトのすり合わせをを2本行ったりと忙しく1日を過ごしました。

土留め工事進行中
土留め工事進行中

慣れないCADを使って疲れたわけではありませんが、(笑)夜は早めに仕事を切り上げて、娘がアルバイト、ではなく家業のお手伝いとして働く焼き鳥店へ。

別に心配なわけでは無いですが、、(苦笑)

店舗厨房レイアウト打ち合せ中!
店舗厨房レイアウト打ち合せ中!

お題目は、初々しく働く高校生の姿を見て思った事です。

親が店に客としてくるのは気恥ずかしいのか、どうもぶっきらぼうな接客をする娘を見て、いつもこんな事はないんやろうなぁ、、と心配に思いつつ、自分の若い頃を思い出しました。

【経験不足と自己限定の関係】

私の若かりし頃の事をご存じの方は皆さん口を揃えて言われます。「まるで別人になったよーや」と。

人間的に成長したと言うよりは、根本的に何かが変わったんじゃないか?とも言われます。

それは単に経験の積み重ねだけではなく、もっと根本的な目を向けて解決をはかってきたことが大きいと思っており、実はそれは自己限定を認識するところから始まりました。

人は成長するにしたがって、新しいことにチャレンジする機会が増えていきます。今までやった事ない事は、もちろん自信満々とはいかないでしょう。
そして自信がないままのチャレンジは失敗する可能性も高い。

もちろん、経験を積んでいけばできるようになっていくことがほとんどですが、その境目に『自己限定』の解除の瞬間ががあると思うのです。

やったことない→できない

から、

やったことない→教えてもらった→できる気がする

もしくは、

やったことない→やってみた→できた

そして、

やったことない→いつもできる→たぶんできる→できた

1つずつ経験を積み重ねていくことによって自分の可能性に目覚めていくというか、未知のものに対する向き合い方が変化していきます。

人は皆、生まれてきた時はおぎゃーと泣くこと以外、何1つの経験もなくこの世に出てきます。

そこからの人生は全てが新しい経験でありやったことがないこと、それを1つずつクリアして大人へと成長していきます。

小さな頃は、自分ができるとかできないとか考えることもなく何事もチャレンジするのに、だんだん大人に近づいていくと成功体験だけでなく、うまくいかなかった経験も記憶の中に埋め込まれ意識するしないにかかわらず自己限定が始まります。そして、その自己限定は自分では意識することがないまま徐々に強くなっていたりするようです。

【限定解除の必要性】

人の成長の定義はいろいろありますが、1番はやっぱり、できないことができるようになることだと思います。
仕事上で言うと、成果を上げれるようになること。
それは常に、新しい目標を設定してチャレンジし成功すると言う上向きのスパイラルの渦に身をおくこととなり、結果の積み重ねが大きな価値を生み出すのではないでしょうか。

それを阻害するのが「自己限定」です。
その解除の方法を身につけると今まで経験したことない難しいタスクに向き合える力が湧いてくるようになると考えています。

【自分では気付かない自己限定】

しかし、自己限定というものは非常に厄介で、全て自分で認識できているものばかりとは限りません。
いわゆるマインドブロックとか、セルフイメージの持ち方と言われたりしますが、知らず知らずに「自分はこういう人間だから」と言う思い込みを持ちそれを大前提として物事に向き合うようになったりします。

自分の大前提となった時点で、問題として認識はできなくなってしまいます。

かつて、私も非常に強いマインドブロックを持っており、それをヒプノセラピーを受けてはずしてもらうことに成功してからずいぶん物事に対する見方が変わりました。

いわゆる、限定解除の成功です(笑)

今になって思うのは、身の回りの物事がうまくいかない根源を一生懸命探し、考えた結果、その根本的な解決に向けてあらゆる手段を講じようと決意したのが幸いしたのだと思います。

ごくごく自然に、知らない間に身についてしまう自己限定を意識するのは簡単ではありませんが、なぜかうまくいかないなぁ、と思うようなことがあれば自分の心の奥底にブロックがないか確かめて見られるのがいいと思います。

【まとめとオススメ】

とかく人生はあらゆる問題に満ち溢れています。
人生を成功に導くには問題解決のスキルを高める事が非常に重要であり、それを身につける基本として自分自身の限定の解除方法を知っておくべきだと思います。

ただ、残念ながら認識出来ないことを解決はできません。このブログを読んで、

「やる気はあるし、努力もしている、しかし、原因が良く分からないが、うまく行かない・・」

と思われている方が、ひょっとしてうまく行かない原因はマインドブロックなんか?と意識を持つきっかけになれば幸いです。

私が主催する職人起業塾でも問題解決の方法論の一環として、ヒプノセラピーを受けてマインドブロックを外してみたら?とアドバイスすることも少なくありません。

受けられた方はそれぞれすっきりと自分の問題の根本を理解されるようですので、それなりの成果が上がっているようです。

ご興味がある方はやり手(美人)ヒプノセラピストさんをご紹介しまので、お気軽にお問い合わせくださいねー。

目的と手段についての考察vo.27  〜優柔不断のススメ〜

4月21日晴れのち曇り

朝、いつものように朝礼のラジオ体操しようとテラスに出ると何だか少し様子が変。。。

 

「何か静かやなぁ」

と思ってたら、アイドル間チャックがいなくなってて、どうやら1人でお散歩に行った様子でした。

「げっ!大変!」

と慌てふためいて探しに行こうかと用意をしていると、スタッフの「チャック~~」と呼ぶ声が聞こえたのか、近くの河川敷の木陰からひょっこりと顔をのぞかせ、みんなの顔を見るなり尻尾を振りまくりながら走って帰ってきました。

(親ばか丸出しで恥ずかしいですが、)ホント良い子です。(笑)

帰帰って来たアイドル犬チャック
帰って来たアイドル犬チャック

そんな些細なイレギュラーからスタートした今日は久しぶりに事務所に引きこもりの日。

新規事業のプラン作りと人事考課の準備など社内整備、内向きの仕事に時間を費やしました。

このところ、「やらないといけない、でもやれない。」と、ずっと気にかかっていた事です。

お題目は、そんなことをやりながら考えた『時間と本質との関係性』について。

 

【すべては限られた時間内での決断】

緊急性の低い重要な事は目の前の緊急性の高い事に押し流され勝ちです。

最近よく思うのは、無理してでも必ず時間を取る『習慣化』のマネジメントをするよりも、できない事は受け入れて、その上で頭の片隅に積み残したことをずっと残しておく事がひょっとしたら効果的ではないか?ということ。

特に、今日のようなスキーム作りとかプランを立てるなどという『考える時間を要する作業』は、意識と無意識の間位でぼんやりと考え続けていることで、いざ取り掛かった時にすんなりと短時間でサクサクまとまったりします。

『考える』という時間は即断即決とは逆のプロセスであり、ぼんやりとでも一定の時間をかけたほうがいいコトが多いような気がするのです。

あれこれと、思いを巡らしながら考えをまとめる様なことって、結局、いろんな立場からの検討であったり、自分のパラダイムが間違ってないかの確認の時間を持つという事でもあり、闇雲に集中すれば良いパフォーマンスが生まれるとは限らないのではないでしょうか。

 

【やりゃいいってもんじゃない。の本質】

私は建築屋であり、実務家です。

物を生み出す仕事に就いているということで、どうしても目の前の作業の精度という狭い範囲に目が向いてしまいがち。その精度を上げるとは、やはり一つのことに集中して打ち込むことだったりします。

しかし、一つ一つの工程が間違いなかったとしても本来目指すべき大きな方向を間違ってしまうとせっかく積み上げたものが一瞬にして無に帰してしまいます。

局所に集中するあまり、大局を見誤り、なんてコトは今まで何回も(というか数え切れない位、涙)ありました。

所謂、やりゃあええってもんじゃない。って結末です。。。

 

例をあげればきりがありませんが、例えば工期。

お客様との時間に対する約束を守るのは非常に重要であり、何を置いてでも守らねばならない最重要事項です。

そして、現場は多くの職方の作業の積み重ねであり、残念ながらそこはいつでもトラブルの宝庫です。

そんな中、工期を守ることだけに固執して職人に過度な負荷をかけたり、近隣に迷惑をかけたり、挙句、品質が落ちてしまうようなことも今まで何度となくありました。

本当に守るべきものは何か?

その答えは、顧客によって、現場によって、人によって多岐に渡りますし、それぞれの価値観によって変わるのかもしれませんが、全ての物事にあたる時、常に本質を問い続けることが必要なのだと思います。面倒ですが、そのプロセスを省略すると、『つい、やっちゃてしまう』リスクが高くなると。

そう考えると、『本質を考える』という緊急性の低い重要な事の代表選手と付き合うには、形に決まった習慣化や仕組み化と言う割り切った形のマネジメントではなくもっとwetにじわじわと考え続けるようなアプローチを身につける方が良いように思えます。

 

【目的と手段をはき違えない為の処方箋】

目的と手段を履き違えないためには、粘り強く、幅広く、集中しすぎない思考を持つことも重要なのかもしれません。

ま、この世の中はそんなに単純にできていなく、複雑怪奇なものと捉えると、そうそう割り切った判断が後々まで正しい判断として成り立たないような気もしますしね。。

即断、即決をしなくてもいい環境を作ること。普段からゆっくり、じっくり想いを巡らせながら様々なパラダイムを思いやり、選択を積み重ねる様に心がけることで、回避出来る間違いは多く有るのではないでしょうか。

結局は時間の使い方、タイムマネジメントの問題となってしまいますが、『時間』に対する向き合い方を見直し、正すことがその根本にアプローチ出来るのではないかと思います。

非常に分かりにくく、難しいことでは有りますが、『丁寧な時間の過ごし方』という東洋的な価値観を見直すことにそのヒントが有るような気がします。

『優柔不断』をポジティブに捉えるっていいますか、、

とにかく、人生は選択の連続です。少しでも正しい選択を重ねることが出来る様に、粘り強く前向きに取り組んで生きたいと思います。

 

 

おまけ、Salon de Fereel(サロン・ド・フェリール)さんからまたまたステキなカービングを施した贈り物を頂きました。

美しすぎて、正直食べれません。。(^^;

フルーツカービング メロン
フルーツカービング メロン

ニャロも甘い香りに酔ってました。(^ ^)

箱入りニャロ
箱入りニャロ

社名入りのリボンも頂いてすっかりご満悦。

image

ありがとうございました。

直感力を鍛える方法。

2月28日晴れ

 

2月の最終日はまるで春のような良い天気になりました。

淀川河川公園
淀川河川公園

今日で1年の6分の1が終わり。

2月は逃げるとよく言いますが時が経つのは本当に早いものです。

今日は工期に間に合わそうと必死になって現場を進めてくれているスタッフの負担を少しでも減らせればと、朝から作業服を着込んでダンプに乗って現場へ。

廃材積み込み
廃材積み込み

午前中はクライアントの管理物件の空き家を張くんと片付けて、昼からは大阪へ。

本日中に完工予定の現場に搬入する家具を引き取りに向かいました。

 

オーダーチェア積み込み完了!
オーダーチェア積み込み完了!

せっかく大阪に行くからついでに、と我孫子商店街のクライアントのお店のメンテナンスに行ったり、明日出場する淀川カ寛平マラソンのエントリーに立ち寄ったりといろいろと所用を片付けました。(笑)

とりのすけ我孫子店メンテナンス中
とりのすけ我孫子店メンテナンス中

神戸に住んでいると大阪の道は非常にわかりにくく、車の数も多くて非常に運転しにくいという印象で、渋滞も多いし、はっきり言って好きではありません。

なので大阪をうろうろする時は大体電車バスを利用するのですが、荷物の引き取りにそうも言っていられないし、とダンプに乗り込みましたがやっぱりなじめません。

やっぱり神戸の人はどこを走ってても山と海が見えないとあきませんね。(笑)

神戸牛 源吉工事完了前夜
神戸牛 源吉工事完了前夜

そんなどうでもいいぼやきはさておいて、、

お題目は最近、長距離の運転をする時にすっかりハマっているpodcastで聴く田坂広志先生のお話しの中で強く耳に残った言葉から。(youtubeの音声だけの番組をpodcastと言うのかは疑問ですが、、)

ネタもとはこれ、凄いですよ。

https://www.youtube.com/results?search_query=田坂広志+公式チャンネル

 

4時間以上にわたって熱心に聞き込んでしまったpodcast(?)では、量子力学の物理的見地から紐解いて人の心の在り方を説かれるという秀逸な内容でした。

備忘録と私なりのまとめを残しておきたいと思います。

この宇宙は全く何もない真空から元素が生まれ、ビックバンが起こり、地球ができて生物が誕生、進化してきました。それはシンプルなものが複雑なものへと進化していった軌跡でもあります。

そして現代のインターネットのインフラ整備、そしてスマートフォンの普及は誰もの手のひらの中にいつでも世界の情報があると言う凄まじい変革をもたらしました。

心理学者のロバートチャルディーニ博士は多すぎる選択肢を持てるようになった人間は逆に情報収集を諦めてしまう、とその著書「影響力の武器」に書かれました。

確かに、ほとんどの人は急激な情報収集力の高まりに対して分析力や判断力が伴っていないのかもしれません。

複雑化する社会の進化ここに極まる。と言う事でしょうか、、

陰極まれば陽となる。という陰陽学の言葉がありますが、結局これから重要になってくるのは論理的な判断力だけではなく「直感力」なのだと感じた次第です。

では、その直感力はどうすれば鍛えることができるのか?

その答えがが亀井勝一郎氏が残された言葉にあるのではないかと田坂先生は解説をされているように思いました。

『割り切りが魂を弱くする。』

という言葉は、「何を選ぶか」よりも「どう考えて選ぶか」というその思考と心情が重要であるということを指しているようです。

結果ではなくプロセスこそ重要だと、

そのプロセスこそが複雑化していく社会で対応できる力をつけてくれるのではないのかなと思いました。

世の中は矛盾に満ち溢れており、いくら考えても正解を見つけ出すことができない事はいくらでもあります。そもそも、正解自体が無いことも。

結局、最終的な判断は直感に頼るしかないのかもしれませんが、その直感とは言葉を変えると「魂が響く」 ということだと思った次第です。

普段から、「シンプルイズベスト!」と簡単に答えを出してしまうのではなく、考え、悩み、そしてその選択に対して後々まで心を残すことで魂が鍛えられていくような気がします。

武士道で言う「残心」というのはこんなことを教えてくれていたのかもしれません。

悩ましいこと、複雑なことこそ魂を鍛える絶好の機会だと、そんなふうに考えるようにしたいと思います。

それにしても、今日のロングドライブ、非常に良い勉強になりました。

忙しくさせて頂けるというのはいいことがいっぱいありますね。

心から感謝します。

心謝。

神戸牛源吉 完成目前
神戸牛源吉 完成目前

目的と手段についての考察vo.26 〜『在り方の鏡』〜

2月4日   立春  晴れ

暦の上では今日から春、新しい節が始まります。

春節を迎える南京町 長安門
春節を迎える南京町 長安門

気持ちを新たに張り切ってと思いつつ、今日は水曜日なのですみれ事務所は定休日。

といっても私と言えば、そんなことには一切関係なく現場回り、(^^;

 

基礎鉄筋、型枠施工
基礎鉄筋、型枠施工

マーケティング部会のランチミーティングを挟んで、

現場回り、

三宮にて店舗改装工事中
三宮にて店舗改装工事中

現場調査、

空き店舗物件調査
空き店舗物件調査

現場回り、

マンションリノベーション完工検査
マンションリノベーション完工検査

現場廻り。

南京町突貫工事中!
南京町突貫工事中!

(手前味噌ではありますが、)各現場の担当者は工期に追われながらも、クライアントの要望に耳を傾けつつ、自分たちが作り上げる価値を見据えてそれぞれ頑張ってくれているように感じました。

工事終了後に長く続く顧客満足が工事のゴール(目的)だと言う意識がずいぶん根付いて来ている気がしてとても嬉しく思った次第。

てか、現場でのものづくりはやっぱり楽しそうです。(笑)

 

 

さてお題目は、先週のプロジェクト会議や自主上映会のテーマとして皆さんに訴えてきた「あり方」について。

マーケティングの最も根本に「あり方」があるというのが事あるごとに口にする私の持論です。

そのつながりをあまりしっかりと説明できてないな〜と思い備忘録としてまとめておきたいと思います。

わかりやすい例を世界一のマーケターと言われるジェイ・エイブラハム氏の有名且つ代表的な著書『ハイパワーマーケティング』から引用すると、(てか、梶貴美男さんのブログから拝借しました、、スミマセン。。)

 ある父親が、六歳になる息子に初めての自転車を買おうと、あなたの店にやってきた。ここで、父親は何を求めているのだろうか?ただ、自転車が一台欲しいだけだろうか?

いや、違う。父親が求めているのは、わが子に自転車の乗り方を教えるという人生で最高に楽しい経験を二人で味わうことだ。ちょうど、自分が六歳のときに、父親に自転車の乗り方を教わったように。この父親は、自分と幼い息子の思い出づくりを求めている。息子が口を大きく開けて笑いながら通りを走り抜け、「お父さん、見て。ぼく自転車に乗ってるよ!」と叫ぶ瞬間を求めているのだ。そうとわかれば、あなたはこの親子に、最高級で、店で一番値の張る自転車をすすめるだろうか?あなたはその父親にぜひ、こういわなければならない。

 

「私は今まで、何百人もの父親がわが子の最初の自転車を買いに来たのを見てきました。そして、これからあなた方親子がいかにすばらしい経験をするかも、よくわかっているつもりです。だからこそ、息子さんには、安めのモデルの方がおすすめです。小さなお子さんが初めて乗る自転車なのですから、木に突っ込んだりもするでしょうからね。」これで、自転車は売れ、しかもその父親にとって、あなたは信頼できるアドバイザーになった。

 

父親は、あなたが、ただ製品を売るだけではなかったと気づくだろう。あなたは、自分を「守ってくれた」のだ。父親は、あなたの店のクライアントになった。数年のうちに、彼の息子には新しい自転車が必要になるだろう。そのとき、父親は、どこに自転車を買いに行くだろうか?そう、よきアドバイザーであるあなたの店に違いない。

そのときこそ、もっと値の張る、店で一番高価なモデルが必要になるかもしれない。ひょっとすると家族中が乗れるようにと、何台もの自転車が必要かもしれない。そして、その息子が父親になり、自分の息子に最初の自転車を買うときがきたら、どこに買いに行くと思うだろうか?

 

要するに人から信頼を得るにはまず『あり方』を正すことであり、それが全う出来ればそこにはおのずと信頼、そしてそれに伴う利益がついてくるというのが『マーケティング』の根本的な考え方だと思うのです。

小手先のテクニックやノウハウでこんなことをしたら売れる!とか儲かる!と言うような話がたくさんありますが、そんなものを一生懸命勉強して身につけたところで、長く続くわけはなく、花火のように一気に咲いて一気に散るようなビジネスになってしまいます。

「あり方」を正して心から人のためを思うところから始まるビジネスこそ世界一長く続く企業が多い日本が誇る江戸時代から脈々受け継がれてきたスタイルでは無いでしょうか。

近江商人の『三方良し』がその分かりやすい例ですよね。

残念なことに現在は、本来、日本発の『マーケティング理論』が逆輸入のようなカタチとなってしまっておりますが、上杉鷹山、渋沢栄一、松下幸之助、ご存命の経営者で言うと稲盛和夫氏など、その理論を守られて卓越した業績を上げられた方は枚挙に暇がありません。

そしてこれは大企業だけの話ではモチロン無く、高度成長期の終焉による量から質の転換、そして人口減によるマーケットの縮小は、我々中小企業にとってももう一度、根本から在り方を見直す時代になっているということだと思います。

社内のメンバーはもとより、私たちとチームを組んでくださる全ての方々とこんな議論を重ねて行く事が事業を継続持続する手がかり、足掛かりになるのではないかと思っています。

そして、いままで長い間考察を重ねて来た『目的』と『手段』の問題は『在り方』という鏡に照らしてみる事で解決するのかもしれません。。

今まで延々としてきたネチネチとした考察はこちら、(笑)

https://shokuninshinkaron.com/?s=目的と手段

やっと、答えの糸口が見えて来たような。。。

 

梶さん、良い気付きを頂きました、いつもありがとうございます。(^^)

心謝。

そもそも、そもそもが好き。(笑)

12月6日 晴時々霰

寒い週末となりました。

強い寒波の到来で、昨日は四国や日本海側では大雪が降り、交通麻痺を引き起こし大変な事になっていた模様。

山道で立ち往生のトラックの映像をみて、信州で働いていた頃、大雪に見舞われて中央道が閉鎖され神戸から24時間かけて白馬まで車を運転して廃人になりかけた事を思い出しました。

トラッカーの皆様、心からお見舞い申し上げます。。

寒いけどいい天気の神戸
寒いけどいい天気の神戸

今日は神戸でも霰が降り、強い風と相俟って骨身に沁みる寒さでした。体脂肪が一桁になると寒さを感じるのが一気に敏感になる、とfb上で画伯が教えてくれていましたが、まさにその通りだと納得しています。

身体を絞るのも善し悪し、(来年にはまたフルマラソンのエントリーが決まっていますが、)冬の間は5kg位太ろうかと悩んでいます、、(笑)

ポートタワー
ポートタワー

先日、新潟に大建建設の高橋社長の結婚式に出席した際、全国から集まったジャックのメンバーさん達と久しぶりにお会いして何かと盛り上がりました。

その中で、面白かったのは地方によって(人によって、かも)言葉の使い方が違うと言う話が出て、八尾の人は『ぶっちゃけ』という言葉を頻繁に口にするという事実を知りました。

別にぶっちゃけてなくても『ぶっちゃけ』という単語を枕詞、もしくは接続詞のように使われるので、試しに違う言葉に置き換えて会話をしてみたら別にぶっちゃけてなくても全然話が通じるということがわかりました。

「ぶっちゃけ、八尾の街はアツいよねー」

でも、

「まじで、八尾の街はアツいよねー」

でも、

「ほんまに、八尾の街はアツいよねー」

でも、

「そもそも、八尾の街はアツいよねー」

でも、ニュアンスは違うのですが、会話の内容は同じ。(ようなもの、笑)

そこで敢えて『ぶっちゃけ』を連発するのはなかなか凄い、というか面白い特徴だと改めて気付かされました。

とにかく、『ぶっちゃけ』で会話を繋いでいく星野社長の話しは面白く、つい引き込まれてしまいます。(笑)

「皆さん、結構あるんですよね口癖って」と言う話になり高橋さんの場合は、と私にも水を向けられました。

私の場合は『そもそも』と言うらしいです。

もう一つは『要する』に。(笑)

自分ではあまり意識していませんでしたが、確かに会話の中で人の話をまとめにかかることが非常にたくさんあるような気がします。「てか、すぐにまとめにかかりますよね、」と指摘されることがチョイチョイ、、(汗、、)

物事は見方によっていろいろですが1つの切り口として、『程度の問題』or『本質は何か』という切り口があると思っています。

何かしらの問題が起こった時、その対処、対応を考える訳ですが、その際、

『本質は間違っていないが、程度の問題で悪い結果を生んでいる』

場合と、

『程度の問題ではなく、根本的に本質が間違っていて悪い結果を出している』

場合があると思うのです。

たとえば、険しい山に道を付けるとします。

木を切り倒して切り株を起こして道にしていくのですが、一本ずつ丁寧に抜いていくのに、根をきれいにさらえる為に深くまで掘り過ぎると、いつまでたっても道になりません。

『過ぎたるは及ばざるがごとし』

と言う、徳川家康が家訓にした有名な格言がありますが、足りないのは少しまずい、やりすぎると非常にまずいと言うのは大前提として、方向性が間違っていない場合の見方であり、木を見て森を見ずに局所に拘り過ぎているのが問題の場合は「過ぎるも過ぎないも無いわっ」という事だと思うのです。

こんなバカバカしい誤ちを起したくないものですが、その為に大事なのは、いつも『本質』や『根本』または『方向性』に対して注意を払い、意識する事だと思います。

程度の問題なのか、そもそも本質的な問題なのか。

『目的と手段』についての考察もアプローチは同じだと思っているのですが、その見極めをする為にはいつも、『そもそも』という原点に返る問いや、『要するに』という大きな方向性を見直す意識を持つべきだと思っています。

そんなこんなで、口癖になるくらい『そもそも』が思考に染み付いているのは個人的に大歓迎ですが、他人様の話しまでまとめにかかる(と、指摘される)性格は少し問題ですね。(苦笑)

いい加減、えー大人になってもいい歳ですし、これからは失礼が無い程度にオブラートに包める様になれる様に努力したいと思います。

そもそもね。(笑)

魂を鍛えるトレーニング。

10月18日 晴 すみれママの誕生日であり、阪神が巨人を倒して日本一への歩みをひとつ進めた日。

朝の散歩道
朝の散歩道

今日は朝から外回り、気持いい青空が広がり、うってつけの秋の一日となりました。

wan!
wan1

このところなぜか東の方の現場が続きます。

朝一番は今日から着工する東灘区のリノベーション工事現場へ、同じビルのテナントに計画されているバレエ教室の打ち合わせも済ませて、HAT神戸にマンションのリノベーション工事の調査。

岡本に戻って、完成間近の新築現場で進捗と左官の漆喰仕上の確認等。。

不思議なくらい、同じ地域での案件ばかり、かたまるときは固まるものですが、、、

漆喰と自然素材のsumika
漆喰と自然素材のsumika

さてお題目は、少し前から何かもやもやっとずーっと引っかかっていたことです。

それは台風19号が接近してきたときのJR西日本の対応。

台風の進路が西日本を通過するのが確定した時点で、前日から早々に夕方からの運休を決められました。

予定が前日に立ってよかったと言う声も多く、電車の遅延で振り回されることがないと喜ばれた方もたくさんおられたと思います。

決して悪い判断だったとは思いませんが、何となくモヤモヤした感じが残りました。

そんな中、最近読んだ本に「割り切りは魂を弱くする」という文章があり、以前に私もこのブログでも全く同じことを自分でも書いた記憶があったので目に留まりました。

その時の私のブログはこちら→

割り切りは魂を弱くする。

その本には、同じ結果を導いたとしても、割り切って判断するのと、悩みぬいたあげくに判断することの違いが書いてありました。

そして、難しい命題から逃げる様に、言い訳的な理由を付けて安易な割り切りをするのではなく、魂の声に耳を傾けて判断するのは『腹を決める』こと、だとも。

腹を決めた判断をした場合、その選択に全責任を持つ事が必然的についてきます。

JR西日本の判断はそのどちらであったかは知る由もありませんが、今までにあまり例を見ない大きな判断だった事は間違いないと思いました。

そして、判断に対する責任を持つという事は、結果を検証し、その検証結果に対して責任を持つ行動を持つ事。結果が成功したか失敗だったかを発表し、今後に活かす事をしなければ、割り切った判断だったと言われても致し方ないのではないかとも思います。

私個人としては、台風19号は確かに大型で強い台風でしたが、全ての便を止めてしまわなければならないほどだったとは正直思いませんでした。

元JRに勤められていた方に災害遅延時のダイヤの調整は未だにコンピューターではなく、手作業で調整しなければならず、 その時の管制室は戦場の様になる、と聞いた事もあり、前日からその状況を回避するのは非常に楽になる選択だったのは間違いないと容易に想像出来ます。

誰かが楽になる分、苦しくなる人が同じだけいる事を考えずにはおられません。

私が思ったのは、今回の判断が悩み抜いた上で、利用者の為を思っての事だったとしても、次から同じ規模の台風がくる度に同じ判断をする事になり、それは結局『割り切り』に繋がるのではないかと思うのです。

前日から電車が運休するのが分かっていれば、それに対応して当日の予定を変更する事が出来る人もでしょうが、どうしても予定を変えれない人もきっといるはずです。

「例え1時間に一本だけでも、ノロノロ運転でも動いて欲しい、」

そんな風に思われる方もきっとおられると思います。

このまま、『割り切り』が交通機関を運営する会社に定着してしまう様な事になると、公的な交通機関という立場で交通インフラを支えている企業としては大きな問題になるなるのではないかと、少し危惧を抱いています。

JR西日本には、本当に今回の全休という判断は正しかったか否か、しっかりと検証して腹を決めた選択であったことを示してもらいたいと思います。

 

生きる事は魂を磨く事。

右か左か、白か黒か、2者択一に見える設問も実はその他の数多くの選択肢を秘めています。

世界は常に矛盾と共にあり、答えの無い問いに満ちあふれています。

えいやっ、スパッと割り切ってしまうのではなく、最後まで最善の選択を探し続ける姿勢を保ちながら、魂の声に耳を傾けたいと思います。

大変ではありますが、それこそが魂を磨く、絶好のトレーニングになると思いつつ。

漆喰塗り
漆喰塗り

 

オッサン的エイトレンジャー考。

8月3日 曇り、風強し。

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今日は一日事務所に籠り切って、午前中は施工図のチェックやニュースレターのコラムを書いたりとデスクワークに没頭、昼からは新しく顧問契約を交わした会計士さんと延々とミーティング。

落ち着いて整理をする日、となりました。

忙しく走り回る事も大事ですが、足を止めて事業全体をしっかり検証するする時間も持たなければ、と思い、(いつまでたっても得意にならない)新たに顧問会計士を招聘して会計監査をガッツリとサポートして頂く事にしました。

自分の行なっている事業を違う目線、切り口で検証してもらう事できっと良い気付き、そして展開が生まれると思います。

H先生、大きく期待しておりますのでよろしくお願い致します。

 

 

目線を変える、というと、ここ最近は事業だけに限らず、いろんな事に対して意識する様にしています。

男性と女性、大人と子供、論理脳と感情脳、、なかなか解り合えなかったり、誤解を招いたり、受け入れられない事って世の中にたくさん有りますがそれらは見方、世界観、パラダイムの違いに起因する事が多くあり、思い切って見方を変えてみるだけで大きな変化があったりします。

相手を尊重してその立場に立って考えてみることで、今までの相手の印象がガラリと変わったり、、

自分が受け入れてもらえない理由が解ったり、、

長年解決出来なかった事の解決の糸口を見つけられたりします。

 

で、そんなことの一つに、関ジャニ∞があります。(笑)

一体、なにがえんやろ、と、オッサン的には思い続けてきましたが、あまりに娘が熱心なのを見ていて、少し前向きに彼らを見てみると、、

それはそれで結構おもろいやん、

しかも、歌の歌詞が結構前向きで良かったりするやん、

と、あまりというか、すっかり拒否反応を示す事が無くなりました。

おまけに、先日TVで彼らの映画の放送が有った時に、現在封切中の続編見てみようかな、とつぶやいたのをきっかけに昨日は久しぶりに娘と出掛ける事になりました。(笑)

エイトレンジャー2になじむオヤジ
エイトレンジャー2になじむオヤジ

しかもノリノリ、、

すっかり感化されてます、(笑)

 

映画の前にはスタッフミマッチが活躍する神戸学園都市吹奏楽団の夏のコンサートにも立ち寄る事が出来て、久しぶり、(というか一年ぶり)に親子でのゆっくりとした時間を持つ事が出来ました。

神戸学園都市吹奏楽団
神戸学園都市吹奏楽団

凝り固まった価値観。

偏狭な見方。

自分の常識こそ世界の常識だと思うとき、

自分の正義を振りかざし他人を排そう、もしくは正そうとするときに少し心をとめて、世の中にはいろんな考えがあり、いろんな人がそれぞれの常識や正義を持って生きている、という事を思い返すことで見方を変えること、パラダイムの転換を手に入れる事が出来るのだと思います。

ダイバーシティーというと難しく聞こえますが、結局、多様性を認め、誰とでも仲良く過ごせるだけで、しあわせな時を感じる事が出来るなら、相手のパラダイムに興味を持って積極的に理解するようにしないとね。

それも、ギャップが大きいと感じるときほど。

 

『理解してから、理解される。」

そういえば、心の師、スティーブン・R・コビー博士の人生を成功に導く7つの習慣にもありました、習慣に落とし込めているか、今一度よく気をつけてみたいと思います。

まあ、とにかく!良い休日でしたとさ。(笑)

目的と手段についての考察vo.25 〜目的と目標〜

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7月12日 すっかり夏の朝。

長年使い続けていたJUGEMからWard pressに引っ越してまだ不慣れな事もありなかなか苦戦しています。

特に、写真のアップ、試行錯誤を繰り返しております。。

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今日は結局、事務所から出れずに久しぶりの鉄骨工事の施工図とにらめっこしながら、鍛冶屋の真ちゃんと打ち合わせややっと中盤まで差しかかった半年に一度の個人面談など、内向きのようで外向きな一日となりました。

杭工事の着工等もあり、本当は現場廻りをしたかったのですが、たまにはデスクワークもしないとね。

個人面談では、個人や社内にある問題点を全員から聞いてその全てに改善の道をつけて次の面談までの半年間で改善をしよう。ということともう一つ、個人の目標設定に付いてマイルストーンを刻んでおこうという趣旨が有ります。

で、全員に半年間の目標と、長期的な目標をアンケートするのですが、どうもしっくり来ない回答というか、目標設定をするメンバーも多くて、社内のブログでそもそも目標設定とは、を定義し直す事にしました。

ここでも簡単に備忘録を兼ねてご紹介しておきたいと思います。

 

私が敬愛してやまないスティーブンRコヴィー博士の著書「7つの習慣」では、第二の習慣として、

 

「目的」を持って始める

というテーマを掲げています。
これは、決して「目標」を持って始めるではありません。
つまり、明確に「目的」と「目標」は違う、という事でもあります。
では、“目標”と“目的”の違いとは?
このブログでは目的と手段についての考察を繰り返し行なっていますが、目標はその下の改装の属します。
目的を達成する為の手段を高さ、大きさ等の数値化したレベルとそれを達成するべき時間に置き換えて具体的にイメージしやすくする。
で、行動に移して成果を計測するためのモノです。
目的と目標って似ているように思われがちですが、実は使い方がまったく異なります。
では、“目標”と“目的”の違いとは何か?
まず「目的」とは、
簡潔にまとめると、最終的に達成したいこと。
一方で、「目標」とは、数値的ベンチマークであり、抽象的になってしまいがちな「目的」を分かりやすく細分化したものです。
本当の目的は、と突き詰めて行くと人生をかけて手に入れたいもの、となり、究極は時間軸は死ぬまでとなります。
目標はそれを細分化して数値に置き換え、期間(時間)を区切る事によって抽象的な目的を具体的にして実際の行動に落とし込むためのマイルストーンという位置づけです。
ということは、本来、目的がはっきりしていなければ目標など立てれる訳が無いのです。
しかし、忙しく過ぎ去る日常の中ではなかなか『目的』について考える時間をとるのは簡単な事では有りません。
偶然、あるメルマガで同じようなコトを書かれていたので、そこに書かれていた例を転載させて頂きます。
****ここから転載****
例えば、あなたが5人家族だとします。そして、あなたは親です。
そして、配偶者である妻、もしくは夫がいて、子供が3人いる状況だと仮定します。
そして、あなたはこんな目標をたてました。
「来年の夏休みに家族5人でハワイ旅行に一週間行く」
このような目標をたてたあなたは、必死で仕事を頑張りました。
そして、お金を作り、実際にハワイ旅行に家族5人で行けることになったのです。
この時点であなたの「目標」は達成ということになります。
そして、一週間のスケジュールをきっちりたてたあなた。
家族が楽しめるようにと、家族の誰よりも張り切って、このスケジュールを作ったのです。
そして、
ハワイに着いて、翌日の朝、疲れて寝ている家族が誰も起きてきません。
あなたはスケジュールを守るために、早起きをしたのですが、家族が誰も起きてきません。
朝から子供たちが予定の時間に起きてこないために、あなたはだんだんイライラがつのって来ます。
「なんで起きてこないんだ」
「明日は早起きしろって言ったじゃないか」
「せっかくたてたスケジュールが台無しじゃないか」
どんどん不機嫌になっていきます。
そして、1時間遅れて起きてきた子供たちに対して、つい怒鳴ってしまいます。
「お前たち何やってるんだみんなのために立てたスケジュールが台無しじゃないか!」
すると、子供たちも不機嫌になりその日どころか、旅行中ずっと口もきいてくれません。
するとあなたはこんな風に思う訳です。
「なんでハワイまできてこんな嫌な気分にならなきゃいけないんだ。
みんなのために、大変な思いをして、せっかく仕事を休んで、高いお金を払って旅行に来たのに、
台無しじゃないか。
こんな事なら来なきゃ良かった」
と。
では、これは何が起きていると思いますか?
「家族5人でハワイ旅行に行く!」
という目標を立てましたね。
そして、あなたは「目標」を達成したわけです。
なぜなら、ハワイに実際に5人で行けたのですから、
「目標」は達成ということになります。
しかし、
残念なことに、「目標」を達成しているのにも関わらずそのせいで嫌な気分になってしまったのです。
ハワイに行ったことで、むしろ家族と仲が悪くなってしまっているのです。
では、ここで考えて欲しいんです。
そもそも、家族と旅行に行ったのは「何のため」だったのか?と。
さきほど、「目的」というのは、
“実現しようとしてめざす事柄”や“行動のねらい”といえますし、得たい結果の最終ゴールをあらわします。
と説明しましたよね。
つまり、
家族旅行という活動を通して、あなたはどんな結果が得たかったのかということです。
それは、単純な数値で測れるものではありません。
また、「目的」は達成して通過点とするというイメージではなく、常に意識をされるべきポイントというイメージ。
そして、「本当にあなたが欲しいもの」はこの「目的」の中に存在するということが、非常に大事なのです。
つまり、
あなたは旅行を通して、
・家族とどういう関係になりたかったのか?
・旅行で得たい感情はなんだったのか?
・何のために旅行に行こうと思ったのか?
これらの答えとなるものが、あなたが本当に欲しがっている結果なのです。
そもそも、なぜハワイ旅行に行きたかったのかといえば、
それは。
「家族への感謝の気持ち」
「家族に喜んでもらいたい。」
「自分もゆったりとした気分を味わいたい」
「子供とゆっくりと話が出来ていなかったし話を聞いてあげたい」
などなど、
分かりやすく計測できないけど、本当に大事な事柄が含まれていますよね。
これがそもそもハワイ旅行の「目的」と言うことに
なります。
しかし、
多くの人は、この「目的」のことを、あまり意識できていません。
「目的」と「目標」が違う、ということをあまり認識していません。
そして、世間では、表面的な成功者が「目標が大事」という言葉を連呼している現状。
「目標達成の技術」とか、「目標を明確にして成功する方法」みたいな事を言って、
「目標達成が成功の全て!」みたいな風に話をしていますが、あまりに表面的で、さも分かった風に話していることに驚きを覚えます。
そして、
そんなことが一般的に多く言われてしまうために、ハワイ旅行に行きさえすれば、必ず幸せに違いない、と勘違いをさせてしまうのです。
そして、スケジュールをきっちり守ること自体が目標となり、「本当の目的」に気づく事がないのです。
だからこそ、
せっかく努力して目標を達成しているのに「私はこんなに一生懸命してるのに、なんで家族は分かってくれなんだ!」という嘆きの声が残るだけなのです。
一番大事な「目的」である「家族との絆を深める」
とか「一緒にゆったりした気持ちを味わう」というメインの部分が追いやられ、「目標」達成がメインになってしまう。
本来は、家族に喜んでもらい、自分もゆったり過ごしたかった。
でも、スケジュールを守ることにこだわってしまって、本当に大事な「目的」を忘れていた。
そうすることで、
「目標」が達成したけど、「目的」が達成されない。
ハワイ旅行に行って、その場でケンカしてしまい「目標」を達成したら、不幸になってしまったというわけなのです。
出典:ジェームス事務所【7つの習慣メルマガ】
****転載ここまで****
私たちは建物を造る事を生業としていますが、決して単なる箱を作るとは思っておりません。
出来上がったハコでその後お客様がどのような暮らし、どのような楽しみを手に入れられるかに焦点を当てたプランニングやアドバイスを行なっています。
建物を建てるのは目的ではないはずだから。
この理屈は、企業だけに留まらず、個人レベルでもあらゆるステージでおなじ事が言える訳で、
『目的を持って始める』ことが、最終的な幸せを手に入れる入口だというコヴィー博士が唱えられ
た成功法則の根本的な部分です。
業務改善の為に行なっている個人面談では有りますが、これを人生の目的を考えてくれるきっかけ
にしてもらえればうれしく思います。
7つの習慣ガイド役の柴田さん、無断転載失礼致しました、いつもメルマガありがとうございます。
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